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牛肉等畜産物の輸出について 2016 年 4 月 21 日 ( 木 ) 1

目次 農林水産物 食品の輸出戦略 動物検疫の現状 畜産物の輸出検疫協議 相互認証 お土産事業 2

農林水産物 食品の輸出戦略 3

食文化 食産業のグローバル展開 4

農林水産物 食品の国別 品目別輸出戦略 5

農林水産物 食品の輸出額の推移 農林水産物 食品の輸出は 3 年連続で伸びており 平成 27 年は 昭和 30 年に輸出額の統計を取り始めて以来の最高値である 7,452 億円となった これにより 平成 28 年に 7,000 億円という中間目標を 1 年前倒しで達成した 輸出額の推移 ( 年別 ) 輸出目標 2020 年 1 兆円 の前倒しを目指す 11,000 10,000 1 兆円 ( 億円 ) 農産物 林産物 水産物 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 4,490 2,040 90 2,359 5,160 2,378 2,077 104 5,078 118 2,678 2,883 4,454 1,724 93 4,920 1,950 106 4,511 4,497 1,736 1,698 123 118 2,637 2,865 2,652 2,680 5,505 2,216 152 3,136 +21.8% ( 対前年比 ) 6,117 2,337 211 3,569 7,452 2,757 263 4,432 中間目標 7,000 億円を 1 年前倒しで達成! 7,000 中間目標 前倒しを目指す 1 兆円 0 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 32 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2020 年 為替レートの推移 年 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年 円 / ドル 110 116 118 104 94 88 80 80 97 105 円 / ユーロ 137 145 161 154 130 117 111 102 129 140 出典 : 税関 税関長公示レート を基に農林水産省作成 6

平成 2 7 年度牛肉の輸出拡大方針 ( 平成 27 年 1 月決定 ) 牛肉のオールジャパンでの輸出拡大を図るため 牛肉の輸出団体を設立し この団体に対して 農林水産省 ジェトロ 農畜産業振興機構等がそれぞれの立場から各種サポートを行う体制を構築する 輸出団体が中心となって 国内検討会の開催 海外マーケット調査 国内外での日本産牛肉の PR 和牛統一マークの管理 輸出環境整備等に取り組み ジャパン ブランドでの牛肉輸出を推進する 輸出の現状 300 ( 億円 ) 250 200 150 100 50 0 2014 年 1~11 月の輸出額は 71 億円 ( 前年同期比 41.4% 増 ) 34.6 50.6 57.7 中間目標 113 目標 250 2011 年 2012 年 2013 年 2016 年 2020 年 その他ラオスマカオシンガポール米国カンボジア香港 重点国 地域 新興市場 米国 EU カナダ 香港 マカオ シンガポール タイ フィリピン UAE カタール ロシア メキシコ インドネシア NZ ベトナム 検疫に係る協議が調い 輸出する牛肉に係る衛生証明書の発行が開始されることとなった国 地域を順次追加する 有望市場 中国 台湾 イスラム圏 ( マレーシア サウジアラビア他 ) 等 輸出戦略上の対応方向 輸出拡大方針 ( 案 ) 輸出解禁 輸出条件緩和に向けた検疫協議の進展 国は 有望市場の解禁を目指して検疫協議を継続するとともに 既存の輸出先国についても輸出条件の緩和を実現 国は 航空手荷物としての輸出が可能となるよう まずは米国との協議を進展 国は 関係事業者の要望や都道府県等の実情を踏まえ 現在の認定施設外に立地する施設においてスライス等の加工や冷凍 冷蔵保管を行って輸出する上での課題を整理 分析し 輸出の可能性を検討 平成 25 年 8 月公表の 農林水産物 食品の国別 品目別輸出戦略 7

平成 2 7 年度牛肉の輸出拡大方針 輸出戦略上の対応方向 輸出拡大方針 輸出施設認定に係る国内手続きの加速化 事業者に対して 施設認定に係る相手国の要求事項等の情報を分かりやすく適時適切に提供するとともに 引き続き施設整備を支援 ハラール対応 ( ハラール認証の取得や産地食肉センターの整備等 ) 日本食文化と一体的なプロモーション 国内外のイスラム市場を取り込むため 食肉処理施設の整備に対する支援等により ハラール牛肉生産を支援 また ジェトロのセミナー等を通じて ハラール制度に関する情報を普及させるとともに 他国のハラール製品の生産 輸出に関する調査を実施 輸出先国のマーケット調査結果等を踏まえ 外国産 Wagyu との差別化を図りつつ 日本食文化と一体的な和牛プロモーションを引き続き実施 海外のシェフ 小売店 消費者 食肉関係事業者等を対象に 対象毎に最適な時期 場所及び手法で 日本産牛肉に関する啓蒙 PR 活動を効果的に実施 和牛統一マーク について 効果的な使用 普及方法等について検討し 適切な管理を実施 商談会開催や見本市出展等の支援 輸出団体を設立 育成し 農林水産省 ジェトロ 農畜産業振興機構等がそれぞれの立場から各種サポートを行う体制を構築 ジェトロによる酒類などと一体的な日本食材の販売促進 国際的に影響力がある海外見本市において 関係者と連携し 牛肉ブースを設営する等 オールジャパンでの販促活動を実施 8

牛肉の輸出戦略 牛肉の輸出戦略時点更新版平成 28 年 3 月 24 日現在 輸出の現状分析 2020 年目標と対応方向 2015 年の輸出額は 110 億円 輸出量は 1,611 トンといずれも過去最高 前年同期比数量 :129% 金額 :135% ( トン ) ( 億円 ) 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 輸出量輸出額 541 570 863 908 1251 1611 22 23 24 25 26 27 出典 : 財務省貿易統計 ( 27 年次は速報値 ) 110 2012 年 8 月に対米輸出が再開 香港 マカオ シンガポール 米国 タイ カナダ UAE 等への輸出が可能 2014 年には メキシコ フィリピン NZ ベトナム EU カタール インドネシアへの輸出が可能となった 〇 2015 年には ロシア バーレーン ベラルーシ ミャンマーへの輸出が可能となっている 120 100 80 60 40 20 0 市場の大きい米国や EU で重点的に活動する必要 米国 EU の牛肉消費量及び輸入量 ( 単位 :1,000 トン ( 枝肉ベース )) 米国 EU 消費量 11,608 7,516 輸入量 1,020 376 出典 : 米国農務省 HP(2013 年 ) ロース ヒレ等の高級部位だけでなく バラ等多様な部位の販売促進が必要 牛肉需要が見込まれる国 地域 ( 台湾 中国等 ) への輸出解禁に向けた働きかけが必要 相手国の要求する HACCP やハラール認証等に対応した食肉処理施設の整備が必要 輸出国 地域別の施設認定状況 (2016 年 3 月現在 ) 米国カナタ メキシコ EU ロシア ヘ ラルーシ NZ 香港 UAE カタールハ ーレーン シンガ ポール フィリヒ ンマカオタイヘ トナムミャンマーインドネシア 施設数 10 8 7 4 2 10 10 4 2 2 10 7 58 54 58 40 1 輸出額目標 :250 億円 (4 千トン相当 ) 新興市場 米国 EU カナダ 香港 マカオ シンガポール タイ フィリピン UAE カタール ロシア メキシコ インドネシア NZ ベトナム ミャンマー 有望市場 中国 台湾 イスラム圏 ( マレーシア サウジアラビア他 ) 等 具体的な輸出拡大策 日本畜産物輸出促進協議会によるオールジャパン体制での取組の推進 焼肉等の日本食文化と一体的なプロモーション 商談会開催や見本市出展等を支援 ジェトロによる酒類などと一体的な日本食材の販売促進 和牛統一マーク 輸出環境整備 焼肉店の海外進出 輸出解禁に向けた衛生協議 ( 台湾 中国 マレーシア 豪州等と協議中 ) HACCP 等施設整備を支援 ハラール認証を取得しようとする取組に対し きめ細やかに支援 9

豚肉の輸出戦略 時点更新版平成 28 年 3 月 24 日現在 輸出の現状分析 2020 年目標と対応方向 2015 年 豚肉 ( 豚足等のくず肉を除く ) の輸出量は 467 トン 輸出額は 6.4 憶円 ( トン ) 500 400 300 200 100 0 輸出量 輸出額 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 ( 単位 : トン 億円 ) 輸出量 輸出額 2011 年 166 1.9 2012 年 168 2.0 2013 年 247 2.6 2014 年 429 5.1 2015 年 467 6.4 ( 億円 ) 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 輸出実績のある香港 シンガポール等の市場で 日本産豚肉の需要を拡大させる必要 新たな輸出先国の市場を開拓する必要 課題 香港 シンガポールへの豚肉の輸出状況 ( 単位 : トン 百万円 ) 香港 シンガポール 輸出量 輸出額 輸出量 輸出額 2011 年 119.1 153.5 22.0 26.0 2012 年 150.2 173.3 18.1 22.6 2013 年 181.1 201.5 38.2 46.8 2014 年 347.0 424.3 54.1 74.3 2015 年 353.0 468.1 66.2 92.3 香港やシンガポールをはじめ 輸出先国において 日本産豚肉に対する評価の向上 需要拡大 創出に向けたマーケット分析 日本産豚肉の需要が見込まれる国 地域への輸出解禁に向けた働きかけ 相手国の要求する HACCP 等に対応した食肉処理施設の整備 日本産豚肉の展開に併せた銘柄豚肉の PR 輸出目標 :12 億円 (1,000 トン相当 ) 新興市場 香港 シンガポール [ 需要拡大 ] 台湾 ベトナム マカオ等のアジア各国 [ 需要拡大 創出 ] 有望市場 米国 EU 等 具体的な輸出拡大策オールジャパン体制により 豚統一マーク を活用した輸出の展開 現地での試食会 商談会の開催 見本市等の出店等の取組を推進 しゃぶしゃぶ トンカツ等の日本食文化と一体的なプロモーション活動を推進 日本産豚肉の特徴 ( 柔らかさと甘さ ) や生産者が実施しているトレサの取組等を PR 輸出先国におけるマーケット調査と分析 豚統一マーク 現在 香港 シンガポール マカオ ベトナム 台湾 ドバイ等への輸出が可能 輸出国 地域別の施設認定状況 (2016 年 2 月現在 ) 香港 台湾 シンガポール ベトナム 施設数 99 13 4 32 輸出環境整備 輸出解禁に向けた衛生協議の推進 ( 米国 EU タイ フィリピン等と協議中 ) HACCP 等施設整備の支援 10

鶏肉の輸出戦略 時点更新版平成 28 年 3 月 24 日現在 輸出の現状分析 2020 年目標と対応方向 輸出の現状 2015 年の輸出額は約 17 億円 輸出量は 9,031 トン ( トン ) 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 2.9 2,412 8.6 5,781 資料 : 貿易統計 輸出量 ( トン ) 輸出額 ( 億円 ) 9.9 6,927 鶏肉の輸出実績 10.9 8,699 13.9 10,679 対前年比数量 :83% 金額 :98% 現在 香港 ベトナム カンボジアへの輸出が可能 ( モンゴル パキスタンは 我が国における鳥インフルエンザ発生により輸出停止 ) 平均単価 (184 円 /kg) から見て その大宗 (9 割程度 ) はモミジ等の不需要部位とみられる 6.1 4,206 9.9 7,048 13.3 8,940 17.0 10,823 ( 億円 16.6) 18.0 9,031 16.0 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 検疫上輸出可能な国を対象に活動 正肉等の販売促進に重点化 資料 : 貿易統計 課題 香港 鶏肉の国別輸出実績 ( 単位トン 百万円 ) 輸出量輸出額輸出量輸出額輸出量輸出額輸出量輸出額 H24 4,790 634 1,881 305 232 35 - - H25 5,466 787 1,261 246 940 137 854 121 H26 7,574 1,111 1,282 254 379 67 1,514 264 H27 6,448 1,142 1,864 384 475 89 244 45 当面は 検疫上輸出可能な国を対象に活動する予定 モミジ等の不需要部位だけでなく 正肉等の販売促進に重点化する必要 長期的には 市場規模が大きい国 ( 中国 インド イスラム圏諸国 ) への輸入解禁に向けた働きかけが必要 相手国の要求する HACCP ハラール等に対応した食鳥処理施設の整備が必要 輸出国 地域別の施設認定状況 (2016 年 1 月現在 ) 香港 ベトナム 施設数 70 76 資料 : 厚生労働省 HP カンボジア ベトナム モンゴル 輸出額目標 :35 億円 (14 千トン相当 ) 新興市場 香港 ベトナム カンボジア 有望市場 中国 インド イスラム圏諸国 ( インドネシア マレーシア サウジアラビア他 ) 具体的な輸出拡大策 焼き鳥 鶏スキ等日本食文化と一体的なプロモーション 商談会 見本市等における日本産チキンのおいしさ 安全性の PR 活動 定時定量販売を前提とした在留邦人 現地富裕層をターゲットとしたアンテナショップや日本料理店への安定供給体制の整備 ジェトロや現地日本大使館と連携した日本食材の販売促進 鶏肉統一マーク 輸出環境整備 輸出解禁に向けた衛生協議 ( 中国 インド イスラム圏諸国等 ) HACCP ハラール等対応施設整備 11

鶏卵の輸出戦略 時点更新版平成 28 年 3 月 24 日現在 輸出の現状分析 2020 年目標と対応方向 2015 年の輸出額は約 6 億円 輸出量は 2,335 トンといずれも過去最高 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 0.6 0.8 207 247 資料 : 貿易統計 殻付き鶏卵の輸出実績 輸出量 ( トン ) 輸出額 ( 億円 ) 1.2 380 2.0 2.4 683 872 現在 香港 シンガポール 台湾への輸出が可能 平成 23 年は 我が国での鳥インフルエンザ発生等の影響により輸出量は減少したが 平成 24 年以降は回復基調で推移し 平成 27 年には輸出額 輸出量とも過去最高 0.8 290 1.5 587 2.6 1,032 3.9 1,527 6.2 2,335 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 生鮮品としての 日本のたまご の良さを発揮するためには 移動距離の短い近隣諸国への働きかけが必要 資料 : 貿易統計 課題 近隣国の状況 殻付き鶏卵の国別輸出実績 ( 単位 : トン 百万円 ) 対前年比香港シンガポール数量 :153% 金額 :158% 輸出量輸出額輸出量輸出額 H24 583 141 - - H25 1,027 250 0.2 0.2 H26 1,521 385 1.5 1.8 H27 2,331 617 0.0 0.0 アヒル農場が多く 高病原性鳥インフルエンザが頻発している中国等の国については 潜在的に外国産の鶏卵への需要があり それに対応するため これらの国への輸出解禁に向けた働きかけが必要 輸出国 地域別の施設認定状況 (2016 年 1 月現在 ) 香港 出典 : 厚生労働省 HP シンガポール 103 5 輸出額目標 :26 億円 (1 万トン相当 ) 新興市場 香港 シンガポール 台湾 有望市場 マカオ 中国 フィリピン 韓国 ロシア 米国 具体的な輸出拡大策 日本畜産物輸出促進協議会によるオールジャパン体制での取組の推進 すき焼き用和牛とのコンビネーションによる市場開拓 他の日本食材との一体的な販売促進 ジェトロや現地日本大使館と連携した日本食材の販売促進 鶏卵統一マーク 輸出環境整備 輸出解禁に向けた衛生協議 ( 中国 ロシア 米国等 ) 12

180 160 140 120 100 近年 牛乳 乳製品の輸出は 香港 台湾など 近隣諸国等向けが増加傾向で推移しており 2014 年の輸出額は 68 億円 しかし 口蹄疫 (2010 年 ) や原発事故 (2011 年 ) に伴い 各国 地域の輸入規制措置や安全性への信頼低下等から 輸出額は大幅に減少 80 60 40 20 0 64.5 140.9 輸出の現状 ( 億円 ) 品目別輸出金額の推移 159.6 60.4 LL 牛乳育児用粉乳チーズアイスクリームその他氷菓その他 27.3 36.6 67.8 2008 20 年 2009 21 年 2010 22 年 2011 23 年 2012 24 年 2013 25 年 2014 26 年 年 年 年 年 資料 : 財務省 貿易統計 輸出品の大半は 大手又は中堅乳業 ( 及びそれらの子会社 ) による製品であり 企業体力の問題等から小規模な乳業による輸出の取組は低調 牛乳 乳製品の輸出戦略 急増するアジアの牛乳 乳製品需要を取り込めれば 国内の酪農 乳業の発展のチャンス 輸出する乳製品の戦略的な検討が必要 チーズ等 付加価値の高い乳製品 アジア市場との近さを活かしたフレッシュな乳製品 日本ブランド を活かせる乳製品等 中小乳業に対して販路の確保等の初期の事業展開への支援が必要 中国 台湾 香港における牛乳 乳製品の輸入額の推移 ( 百万ト ル ) 3,000 香港 2,500 228 台湾 228 186 2,000 中華人民共和国 224 1,500 177 150 190 1,000 138 179 2,187 116 161 1,858 128 127 141 1,303 500 473 680 800 1,031 0 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014( 年 ) 出典 : 米国 GTI 社 Global Trade Atlas ( 注 :LL 牛乳 育児用粉乳 チーズの輸入額の合計 ) 課題 分析 輸入規制 ( 原発事故 口蹄疫 ) への対応 協議の加速化が必要 低下した信頼やブランドイメージの回復が必要 時点更新版平成 28 年 3 月 24 日現在 2020 年目標と対応方向 輸出額目標 :140 億円 新興市場 ベトナム マレーシア シンガポール 有望市場 香港 台湾 中国 具体的な輸出拡大対策 牛乳 乳製品の輸出について 乳業メーカー ( 特に中小乳業 ) の理解を啓発 意欲のある乳業メーカーに対して 商談会への参加やマーケティング活動など 輸出の取組を支援 特にチーズについては チーズ工房等における情報交換等を推進 日本製品の信頼やブランドイメージの回復に向け 主要な輸出先国 地域において安全性や品質等の情報を発信 輸出環境整備 輸入規制の撤廃 緩和に向け科学的根拠を示しつつ協議を推進 13

動物検疫の現状 14

日本産畜産物の安全性向上 家畜の伝染性疾病の侵入 まん延防止 口蹄疫清浄国 2011 年 2 月 ~ 無視できる BSE リスク国 2013 年 5 月 ~ HPAI 清浄化宣言 2015 年 4 月 ~ 豚コレラ清浄国 2015 年 5 月 ~ 15

輸出環境の整備 検疫協議の戦略的実施 農林水産物 食品の国別 品目別輸出戦略 (2013 年 8 月公表 ) 牛肉の輸出拡大方針 (2015 年 1 月公表 ) 豚肉 鶏肉 鶏卵 乳製品の輸出戦略 (2015 年 10 月策定 ) 畜産物の輸出先国 品目の拡大 2014 年 6 月 EU 向け牛肉 ( 輸出開始 ) 7 月カタール向け牛肉 11 月インドネシア向け牛肉 12 月ロシア向け牛肉 2015 年 1 月香港向け牛肉 ( 月齢制限撤廃 ) 3 月バーレーン向け牛肉 7 月ベラルーシ向け牛肉 10 月台湾向け卵 卵製品 ミャンマー向け牛肉 11 月豪州向け常温保存可能製品 12 月ブラジル向け牛肉 ( 条件合意 ) 2016 年 1 月シンガポール向け牛肉 豚肉及び牛肉 豚肉製品 ( 携帯持ち込み ) 16

日本からの畜産物の輸出に関する動物検疫の現状 1. 輸出が可能な主な品目及び国 地域 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 牛肉 品目国 地域貿易量 ( 平成 27 年 ) 香港 マカオ タイ シンガポール フィリピン ベトナム カンボジア ミャンマー インドネシア タジキスタン モンゴル UAE カタール バーレーン EU ロシア 米国 カナダ メキシコ ブラジル 1 ニュージーランド 豪州 ( 常温保存可能牛肉製品 ) 2 等 1,611 トン (110 億円 ) 豚肉香港 マカオ 台湾 シンガポール ベトナム カンボジア ドバイ等 1,497 トン (8 億円 ) 家きん肉香港 ベトナム カンボジア等 9,031 トン (17 億円 ) 殻付き家きん卵香港 台湾 シンガポール等 2,308 トン (6 億円 ) 育児用粉乳香港 マカオ 台湾 ベトナム パキスタン等 3,243 トン (53 億円 ) 牛皮香港 台湾 韓国 タイ ベトナム 8,738 トン (25 億円 ) 豚皮香港 台湾 韓国 タイ フィリピン ベトナム 65,638 トン (90 億円 ) 1 地方自治体及び動物検疫所への通知後 証明書の発行が開始され 実際の輸出が可能となる 2 牛肉の貿易量には含まない 2. 輸入解禁を要請し 協議中の国 地域 牛肉 : 豪州 台湾 中国 韓国 マレーシア ブルネイ トルコ イスラエル サウジアラビア クウェート レバノン 南アフリカ ペルー チリ アルゼンチン ウルグアイ 豚肉 :EU 米国 韓国 タイ フィリピン 家きん肉 : EU 米国 ロシア 台湾 中国 韓国 マカオ シンガポール インドネシア フィリピン マレーシア モンゴル パキスタン 家きん卵 : EU 米国 ロシア マカオ 韓国 インドネシア フィリピン マレーシア 乳 乳製品 :EU 中国 牛 豚原皮 : 中国 資料 : 財務省 貿易統計 17

日本から輸出される食肉の受け入れ状況一覧 ( 配布資料 ) 動物検疫所ホームページ http://www.maff.go.jp/aqs/hou/require/pdf/ex.pdf 18 17

畜産物が輸出できない理由 日本の動物衛生に係る総合的な評価を必要としている場合 ( 食品ならば 食品安全に係る評価も加わる ) これまで輸出されていない国 品目については 相手国の評価が終わらないと 輸出できない 我が国の疾病発生を理由に 輸入を禁止している場合例 ) 台湾:BSEによる輸入規制 中国: 口蹄疫 BSE HPAIによる輸入規制 韓国:BSE HPAIによる輸入規制等 こうした場合は 政府間の検疫協議が必要 19

畜産物の輸出検疫協議 20

輸出解禁 条件緩和に向けた検疫協議 輸出先国における日本産農畜産物の輸入解禁や条件の緩和にあたっては 事前に具体的輸出条件について協議する必要 輸出条件の取り決めに当たっては 科学的知見に基づくリスク評価等が行われ 要請から合意に至るまで数年以上を要するのが通例であり 双方の合意が得られなければ 協議が長期に及ぶ場合もある 1 輸入解禁又は条件緩和の要請 輸出国側 2 輸入国による疾病のリスク評価 疾病の発生状況や輸出検疫措置に関する資料作成 提供 追加データへの要求 対応 輸入国側による現地査察 輸入国側では 複数の機関で評価を行う場合もある 3 輸出条件の合意 具体的検疫措置等の合意 輸入国側では規則改正が必要 輸入国側 21

輸出検疫協議の状況 畜産物 ジャパンブランドによるマーケティングを行う観点から 産地 商社など輸出関連事業者及び関係府省から構成される輸出戦略実行委員会において優先順位付けを行い 科学的知見に基づき戦略的に検疫交渉を実施 輸出解禁に係る動物検疫協議の流れ ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) 相手国への解禁要請案件 相手国における疾病のリスク評価等の実施 検疫条件の協議 輸出解禁 ペルー牛肉 チリ牛肉 EU 豚肉 米国豚肉 マレーシア鶏肉 インドネシア鶏肉 中国鶏肉 フィリピン鶏卵 ロシア鶏卵 EU 鶏肉 鶏卵 インド鶏肉 サウジアラビア鶏肉 中国鶏卵等 解禁要請予定 豪州牛肉 イスラム圏牛肉 ( マレーシア サウジアラビア ) 中国牛肉 マカオ牛肉 ( 月齢制限撤廃 ) ブルネイ牛肉 米国鶏卵 米国鶏肉 タイ牛肉 ( 月齢制限撤廃 ) マカオ鶏卵 韓国鶏卵 中国乳製品 台湾牛肉 ロシア牛肉 ( 施設追加 ) 太字 : 輸出環境課題 輸出戦略における優先的に対応する国 品目 等 等 (27 年度の実績 ) 台湾鶏卵 豪州常温保存可能牛肉製品 ミャンマー牛肉 ブラジル牛肉 赤字 :TPP 加盟国 22

相互認証 23

相互承認に向けた取組 政府の取組 日本再興戦略改訂 2015 ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) 輸出の環境整備輸出先国の規制など輸出促進の阻害要因となっている課題を洗い出し 改善に向けた対応状況を明らかにした農林水産物 食品輸出課題レポートを毎年作成し 課題解決に向けた取組を優先順位を付けながら計画的に推進する また 疾病発生時でも畜産物輸出を継続できる体制を構築する 動物衛生課の課題 EU 米国に対し 家畜疾病が発生した場合に輸入停止地域を発生地域に限定する動物検疫システムの相互承認に向けた専門家協議を開始する 万が一 国内で家畜疾病が発生した場合でも 我が国からの畜産物輸出の全面ストップを回避 24

動物検疫システムの相互認証体制の構築 EU 米国に対し 家畜疾病が発生した場合に輸入停止地域を発生地域に限定する動物検疫システムの相互認証に向けた専門家協議を開始 ( 日 EU EPA 交渉と切り離して協議 ) 輸出 輸入 日本疾病の発生していない地域 疾病の発生している地域 輸入側 輸入停止地域を限定 EU 米国 輸入側 疾病の発生していない地域 疾病の発生している地域 万が一 国内で家畜疾病が発生した場合でも 我が国からの畜産物輸出の全面ストップを回避 25

お土産事業 26

シンガポール向け畜産物の携帯品 ( おみやげ等 ) 輸出について 本年 1 月 15 日から日本産の畜産物 ( 牛肉 牛肉製品 豚肉及び豚肉製品 ) を携帯品としてシンガポールに持ち込むことが解禁 5kg 以内かつ個人消費用 ( 携行品 ) であれば 我が国で市販されている牛肉 豚肉等については 携帯品としてシンガポールに持ち込むことが可能 ただし 動物検疫所が交付する簡易証明書の添付が必要 日 本 空港や海港販売店 日本産の牛肉 豚肉等〇〇産牛肉ステーキ 〇〇産ローストビーフ 〇〇産豚肉ブロック 〇〇産焼豚 産ビーフ使用カレー等 1 人当たり 5kg 以内 動物検疫所発行の簡易証明書を添付 ( 空港 海港に所在する動物検疫所においても即時交付可能 ) 黒毛和牛 個人用であり 販売用ではないこと 日本国内で出生 飼養 と畜された牛 豚であり と殺前後検査に合格していること 家畜の疾病を広げるおそれがないこと シンガポール < 簡易証明書様式 > 27

ありがとうございました 28