RSNA2017 CANON MEDICAL SYSTEMS 2018 年 1 月 4 日にキヤノンメディカルシステムズへ社名変更 をした 東芝メディカルシステムズ名での最後の出展 Together, we make it possible. をキャッチフレーズに キヤノンブランドとの親和性を表現されたブース内では 医療 の効率化を可能とするヘルスケア IT ソリューションや多彩な新 製品を展示し 進化するキヤノンメディカルの存在感を示した 超高精細 CT:Aquilion Precision TM 検出器ピクセルサイズが従来の 4 分の 1(0.25 mm 1792 ch 160 row) となり かつ焦点サイズの極小化 (0.4 0.5 mm) と架台の振動対策および寝台の制御精度を向上させることで 面内空間分解能を 0.15mm まで飛躍させた (50lp/ cm) 2017 年 10 月より逐次近似再構成 FIRST の適用が可能となり さらなるノイズ低減と空間分解能を最大限引き出した臨床画像が紹介された ( 現在 日本国内で 9 台 海外にて 1 台稼働中 ) MRI:Vantage Galan TM 3T Saturn X Gradient を搭載した新しい Vantage Galan 3 T を発表 ( 日本国内薬機法未承認 FDA 申請中 ) Saturn X Gradient によって傾斜磁場の最大強度が従来のG-max30から45にアップ Diffusion 強調画像の分解能が向上し Multi Band 技術によって全脳のテンソル撮像なども短時間で撮像可能になる さらに ワークステーション Vitrea を用いることで 撮像部位に依存しない解析が可能な Olea Nova + も使用可能 パラメータを任意に設定して目的に合わせた画像を短時間で得ることができ 臨床での応用が期待される Angio CT:Infinix Celeve TM -i INFX-8000C / Aquilion ONE TM /ViSION Edition RSNA では 2014 年に初展示した Angio CT その後 日本以外で 20 台以上の納入が進み 世界各国で運用が始まっている 動作範囲が広い天井走行式 C アームは CT 単独で使用する際も C アームが邪魔にならない横手方向に退避することが可能で CT ガイド下 IVR で作業性の良い空間を提供する 面検出器搭載の Aquilion ONE/ViSION Edition は 1 回転で体軸方向に 16 cm もの広い範囲を撮影でき 穿刺を伴う非血管系 IVR で真価を発揮する 超音波診断装置 :Aplio TM i800 Aplio i 800 では浅部から深部まで均一で高密度なビームを送受信し さらに理想的な波形を送信することで 断層像の厚みを均一に薄くでき アーチファクトが少ない鮮明な画像をつくり出す ibeam Forming による基本画質が高い 低速で微細な血流も描出できる独自技術 SMI Shear Wave を用いて肝臓の Elasticity を簡便に得られる特長が注目された 24 MHz の超高周波リニアプローブでは 表在の血管領域に加え 関節リウマチや筋肉 腱などをクリアに描出できることを PR した 66 映像情報メディカル 2018 年 2 月
Technical T Exhibits E ReportR Carestream Health North Hall 入り口付近に位置した コーポレートカラーのオレンジを基調としたブースでは 日本国内で注力しているヘルスケア IT 関連製品をはじめ X 線診断装置 四肢用コーンビーム CT 超音波診断装置まで幅広く展示した クリニカル コラボレーション プラットフォームヘルスケア IT 製品の核となるのが Clinical Collaboration Platform と呼ばれるプラットフォームである 放射線科医師 技師のみならず 各科医師や医療情報部門をはじめとするあらゆる部門 そして患者を密に連携させることを目的としている このプラットフォームの上に Workflow Management Clinical Repository Diagnostic Image Sharing さらに Analytics といったソリューションが提供され 各ソリューションは複数のモジュールで構成される 今回の RSNA では 読影用ビューアアプリケーションをはじめとする多くのモジュールが 近い将来ゼロフットプリントで提供可能であり コラボレーション ( 連携 ) をさらに推進することを紹介した AI ツール近年注目を集めている AI に関しては 画像解析アルゴリズム (Zebra Medical Vision 社製 ) を読影ビューアとインテグレーションしたデモを実演 放射線診断医の所見作成時における効率および質の向上を目的としている ワークフロー オーケストレーター AI ツールを用いることで 画像上に解析結果を表示するのみにとどまらず 読影ビューア内の Bookmark として自動で解析結果を保存可能 また緊急読影が必要なケースは ワークリスト上に優先順位を高めて表示するなど より洗練されたインテグレーションを将来実現予定である スポンサープレゼンテーション今回 機械学習やディープラーニングといった話題が豊富であった 当社がスポンサーの 1 社となった Machine Learning Theater における企業プレゼンテーションも注目を集めた 当社のプレゼンテーションでは AI による画像解析のみならず 自然言語処理を用いた所見作成時の不整合抽出や過去類似所見の分析といった機能を併用することが さらなる読影効率と質の向上につながることを言及した Vol.50 No.2 67
RSNA2017 Hitachi Healthcare Group 日立は今回で 103 回を迎える RSNA 併設展示会に Innovating Healthcare, Embracing the Future を テーマに 放射線科分野の製品 技術に関する最前線の取 り組みを 超音波診断装置 MRI システム CT システム 粒子線治療システム などグローバルに展開する製品ライ ンナップと各種アプリケーションを揃え 幅広く展示した 超音波診断装置 :ARIETTA 850 と 4G CMUT ARIETTA シリーズの最上位機種である ARIETTA 850 は 2009 年に日立が世界で初めて実用化した半導体探触子 CMUT(Capacitive Micro-machined Ultrasound Transducer) の機能を強化した 4 G CMUT のほか 新たに開発した日立独自の超音波送受信技術である e Focusing により 浅部から深部まで鮮明な画像を描出することができる また 人間工学に基づいて設計したモニタアーム ワークフローを改善する機能 肝がん治療をサポートする最新アプリケーションの搭載など 検査者の負担軽減や治療の質向上に貢献する 磁気共鳴診断装置 :ECHELON Smart MR ブースでは北米初展示となる 1.5T 超電導 MRI 装置 ECHELON Smart を展示した 日立の永久磁石 MRI 装置から継承された設置性とコストパフォーマンスに重点を置きながらも 画像診断に必要な確かなクオリティとスピードを併せ持つ装置であることをアピールしていた また 大幅な画質変化がなく 検査時間の延長の少ないルーチン検査に活用できる静音技術も紹介されていた 特別なハードウェアが不要で 撮像音を最大 94% 低減する日立独自の静音技術 SmartCOMFORT に多くの関心を集め ECHELON Smart は超電導 MRI の新たな選択肢として注目を浴びていた コンピュータ断層診断装置 :SCENARIA SE と Supria True64 CT ブースでは 2 台の 64 列 CT 装置 SCENARIA SE と Supria True64 を展示した 心臓を含むすべての領域をカバーする SCENARIA SE は 寝台が左右 160 mm 移動する横スライド機構に注目が集まった この機構は 被検者を動かさずに寝台自体を動かし 冠動脈などの撮影対象を空間分解能の高いアイソセンターにポジショニングできる さらに 心臓以外の無効被ばくを低減する専用の Bow-tie フィルタを組み合わせ X 線曝露を抑えることが可能である 実際に寝台が左右に動く様子に驚かれ 何枚もの写真を撮影している方もいた RSNA 初展示となる Supria True64 は SCENARIA SE と同じ 64 列 CT 装置でありながらコンパクトなサイズで 本当に 64 列 CT か? との質問があったほど ユーザに強い印象を与えていた 多くの方が 小さくても全身 0.625mm 64ch のワイドカバレッジ撮影ができることに関心を示していた 粒子線治療システム (PBT) 粒子線治療システムは 陽子線治療と重粒子線治療の両方が 1 つのシステムで可能なハイブリッドシステムを 1 /40 模型で展示 また 今後需要が見込まれる一般病院向けの粒子線治療システムのニーズに応えるため 従来のシステムに比べ 設置スペースが小さく 設置費用や設置期間を抑えた治療室 (360 度回転ガントリ型治療室 )1 室に特化した小型陽子線治療システムを紹介 さらに米国で治療開始した 2 サイトのプロジェクト紹介映像とともに 日立と北海道大学で共同開発した動体追跡粒子線がん治療装置に関する発明で 平成 29 年度全国発明表彰で最も優れた発明に贈られる 恩賜発明賞 の受賞について紹介していた 68 映像情報メディカル 2018 年 2 月
Technical T Exhibits E ReportR JVCKENWOOD JVC ケンウッドの今年度の RSNA 展示では 基本性能をはじめ デザイン 機能を一新した PACS 向け医用画像表示モニタの新 i3 シリーズ モデルやマンモグラフィ / トモシンセシス医用画像表示モニタの新商品等 画像 / 映像処理技術を生かしたさまざまな医用画像ソリューションが提案された 新 i3 シリーズ 300 万画素カラー医用画像表示モニタ CL-S300 医用画像表示モニタの新 i3 シリーズ の 300 万画素カラー医用画像表示モニタ CL-S300 を展示 今までの医用画像表示モニタシリーズからデザインを一新 背面色はスタンドを含めモダリティ機器との調和を考慮したグレイッシュホワイトを採用 モニタ全体の省スペース化も実現した またモニタに同梱されている精度管理ソフトウェア ( 機能制限版 ) により 輝度 階調 色度の簡易校正が行え DICOM に準拠したモノクローム撮影画像のグレースケール階調を高精度に表示する 従来モデルから搭載され好評を得てきた JVC ケンウッド独自のダイナミックガンマ機能も i3 シリーズ用に最適化された モノクローム画像 / カラー画像それぞれの高精細かつ最適な階調表示の安定化に磨きを掛けるとともに 画面の見やすさや使いやすさにこだわり さまざまな作業環境での使用に対応する 新マンモグラフィ / トモシンセシス画像表示用 500 万画素モノクローム医用画像表示モニタ MS55i2plus マンモグラフィ / トモシンセシス画像表示用の 500 万画素モノクロームモニタ MS55i2plus はキャリブレーション輝度 1,000cd/m 2 の高輝度表示を実現し 独自の解像度 3 倍化技術 ISD(Independent subpixel drive) との併用により視覚コントラスト分解能が向上 より高精細で高品位なマンモグラフィ / トモシンセシスの画像表示が可能となっている 本モデルは米国食品医薬品局 (FDA) よりブレストトモシンセシス / デジタルマンモグラフィ用としての認証を取得している マルチモダリティ画像表示に対応した 500 万画素カラー医用画像表示モニタ CCL550i2 マンモグラフィ / トモシンセシスのモノクローム画像だけでなく カラーで解析された超音波診断装置 CT/MRI 病理画像など モノクローム画像とカラー画像の階調表示を自動的に最適表示するダイナミックガンマ機能を搭載 近年のマルチモダリティ環境下における読影効率の向上に貢献する 本モデルも米国食品医薬品局 (FDA) よりブレストトモシンセシス / デジタルマンモグラフィ用としての認証を取得している 視線計測技術を用いた X 線胸部画像に対する注視点可視化システム ( 参考出展 ) 視線計測装置 Gazefinder( ゲイズファインダー ) を応用し 読影医のエキスパートがどのような視点で X 線胸部画像を診ているのか その注視点を可視化することで読影教育をサポートするシステムを参考出品した Vol.50 No.2 69
RSNA2017 Philips フィリップスは No Silos. No Limits. を RSNA 展示テーマに掲げ 垣根を越えてシームレスにつながるという考え方を示した フィリップ ス ジャパンへと社名を変更し デジタル化を進めることでイノベーシ ョンのさらなる加速に取り組んでおり RSNA ブースの中心には Healthcare Informatics のセクションを置き デジタル技術を活用 してさまざまなデータをつなぎ新たな価値創造を生み出す方針を出した フィリップスブースの中心に No Silos. No Limits. を掲げた MRI MRIは 1.5 T MRI 新製品として Prodiva 1.5 T CX を RSNA で初展示した Prodiva 1.5 T CX はフルデジタルdSyncをプラットフォームとし 高画質化と高速化を実現しコンパクトマグネットを採用し テーブル最低高も 47cm と従来装置より大幅に改善した 最新のアプリケーションは Compressed SENSEと APTの臨床画像を紹介した Compressed SENSE は全身領域 2 D 3 D に対応しシーケンスの制限無く (EPIを除く) 適用可能になっている また ATPは研究サイトからのエビデンスを基に脳腫瘍の鑑別の有用性を提示した 1.5T MRI 新製品 Prodiva 1.5T CX Image Guided Therapy Image Guided Therapyは 2017 年に発表した Azurion7 C20を実機展示 新たにバイプレーンもラインナップに加わり フルラインナップが出揃った Azurionに搭載しているワークフローイノベーションは St.Antius 病院の Efficiency Study の結果 手技時間を 17 % 削減 術後の患者退出時間を 28 % 削減 時間外に計画された手技で 25% 削減を実現 クリニカルエクセレンスとワークフローイノベーションを一体化し 質の高い治療とパフォーマンスの向上が期待できる新たな血管撮影システムとして好評を博した Azurion7C20( 薬機法の承認を取得 ) CT CT は Diagnostic certainty をキーワードに スペクトラルCT 装置の最新機種 IQon Elite Spectral CT( 薬機法未承認 ) を中心とした展示を行った そこでは 単に臨床的有用性を紹介するだけでなく スペクトラルイメージングが正しい診断を提供し さまざまな診断システムの選択肢から第一選択となることを訴求した さらに 新しく追加されたイメージングでは Electron density( 電子密度画像 ) による軟部組織の評価や Calcium Suppression における骨髄イメージングも可能となり 臨床領域の適応拡大と将来性を提示した IQon Elite Spectral CT( 薬機法未承認 ) 核医学核医学は 2017 年 10 月より国内販売を開始したフルデジタル PET/CT Vereos の実機を展示 Reveal more Faster Scans, Less Dose Leading the Future をキーワードに 画質 効率性 低被ばく そしてPET/CTの将来性について臨床画像とともに提示した フルデジタル PET/CT Vereos X 線撮影装置 X 線撮影装置は 移動型 X 線撮影装置プレミアム製品として 動く一般撮影室 をコンセプトに MobileDiagnost wdr を販売している この製品は 40kwの高出力 X 線ジェネレータ 軽量かつ高い量子検出効率 (DQE) を誇るワイヤレスフラットパネルディテクタである SkyPlate 多様な臨床ニーズに対応可能な画質調整機構であるマルチ周波数処理アルゴリズム UNIQUE などのフィリップスのデジタル一般撮影装置 DigitalDiagnost で培われた性能 機能を踏襲したフラットパネル一体型の移動型 X 線撮影装置である 動く一般撮影室をコンセプトに MobileDiagnost wdr を展示 70 映像情報メディカル 2018 年 2 月
Technical T Exhibits E ReportR SHIMADZU With Your Stories- lifetime healthcare support- をテーマに 最新システムの数々を紹介した 2017 年 島津製作所は X 線画像診断機器に関する世界戦略や製品展開などが評価され 一般撮影システム 回診用 X 線撮影装置 X 線 TVシステムをはじめとする機器について 米国の Frost & Sullivan 社より 2017 Global General Radiography Product Line Strategy Leadership Award を受賞した 今後も X 線装置の線量低減や画質向上を目指すとともに さまざまな検査や診断をサポートする革新的なアプリケーションをグローバルに提供し続ける 本展示会でも当社の最新技術を駆使した製品やアプリケーションの数々を多くのユーザにご高覧いただいた Trinias C16 unity edition さらなる低侵襲化と機能強化を目指した新シリーズ Trinias series unity edition を 下肢領域など広範囲な撮影に有効な 16 12 インチの大視野 FPD 搭載タイプにて初出展した 多彩なテーブルポジショニングが行えるチルト機能搭載型多機能カテーテルテーブルとの連携で 高度な手技や手法に柔軟に対応できる点を披露した また 観察部位の動きにより発生するアーチファクトを 3 次元で自動補正する新技術 Flex-APS や 一度の造影で得られた画像を瞬時につなぎ合わせて下肢全体を表示する SCORE Chase など最新の画像処理技術にも高い評価をいただいた MobileDaRt Evolution MX8 version 全世界で 3,400 台以上の実績 (2017 年 10 月現在 ) を誇る FPD 搭載回診車 MobileDaRt の最新シリーズとなる MobileDaRt Evolution MX8 version を展示した デザインを一新した本モデルは 支柱に伸縮機構をもうけ 筐体を小型化することで走行時の前方の視野確認が向上した 内蔵モニタを 19 インチに拡大して視認性を高め さらにフルフラットとすることでメンテナンスしやすく デザインも洗練した ワイヤレスタイプのばく射スイッチなど 操作性にこだわった設計を実機にてお確かめいただいた SONIALVISION G4 消化管検査をはじめ 整形領域 泌尿器領域 DSA 検査 ( オプション ) まで幅広い検査に柔軟に対応可能な多目的なシステムデザインと さまざまな領域で検査の可能性を広げる各種アプリケーションを臨床画像とともに紹介した 整形領域で高い評価をいただいているトモシンセシス T-smart の THA 症例において金属近辺の骨梁が明瞭に描出された点や 低線量化 操作性の向上を図った長尺撮影 SLOT Advance の画像が注目を集めた 内視鏡手技において画質やリアルタイム性を保ちながら被ばく線量を約 60% 低減できる新機能 SUREengine FAST を すい胆管造影検査で有用であった例で紹介した RADspeed Pro EDGE package 当社の X 線撮影システムは安定した基本性能と高い操作性に加え トモシンセシスやデュアルエナジーサブトラクション 自動長尺撮影など豊富なアプリケーション ( すべてオプション ) により高い付加価値を提供する 医療現場で必須とされる X 線撮影システムの水準を高めることで 日々の診療にもたらすさまざまなメリットについて提案した Vol.50 No.2 71
RSNA2017 SIEMENS Siemens Healthineers は Let's shape the future of imaging. together. を展示テーマに 掲げ 医療従事者のパートナーとして共に医療の 未来図を描くことができるさまざまな装置や 多 くのソリューションを紹介していた MRI MRI コーナーで最も注目を集めたのは 国内でも 2017 年 11 月に販売を開始した 3 テスラ MRI 装置 MAGNETOM Vida である MAGNETOM Vida に搭載された BioMatrix Technology は被検者の体格 年齢などの特性にかかわらず 高精細な画像を提供する新しい技術コンセプトで BioMatrix Sensors と BioMatrix Tuners と BioMatrix Interfaces という 3 つの特徴をもつ BioMatrixSensors では これまで必要だった呼吸ベルトや呼吸センサのセッティング ナビゲーターエコーの設定などの作業が不要になる BioMatrix Tuners は安定した脂肪抑制が難しい頭頸部検査でも優れた脂肪抑制効果が可能となる BioMatrix Interfaces の Select&Go は ガントリに搭載されているタッチパネルでスキャン部位の選択などの操作が可能になるため 被検者に寄り添った安心感のある検査に貢献する Image-guided Therapy Image-guided Therapy コーナーでは 新たな外科的治療向けソリューションとなる nexaris Therapy Suites が紹介された 世界中で高齢化が進むなか 外科的治療の分野ではこれまで以上に安全で患者の負担が少ない治療が必要とされている こうした医療現場のニーズに対応するため nexaris Therapy Suites では nexaris Angio-CT nexaris Angio-MR さらにはアンギオ装置と CT MRI を統合した nexaris Angio-MR-CT もラインナップし 施設にとって最適な治療支援ソリューションを提供することが可能となった Ultrasound 超音波画像診断装置のコーナーでは Personalized Ultrasound をテーマに掲げ 腹部 循環器 乳腺 整形外科など幅広い領域におけるソリューションを紹介した CT や MR で撮像した画像を超音波装置に取り込み 重ねて表示する esie Fusion Imaging やエラストグラフィ機能 Virtual Touch Quantification のハンズオンも行われていた 日本においては 2017 年 10 月に肝臓のエラストグラフィ対応装置として アキュソン S 2000 e が薬機法承認を得たことで この領域での超音波診断に対する期待が高まっている 72 映像情報メディカル 2018 年 2 月