独立行政法人国際観光振興機構第四期中期目標 平成 30 年 2 月 28 日 国土交通省

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JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

平成27年規程第20号_内部統制基本方針

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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4-(1)-ウ①

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

はじめに スノーリゾート地域の活性化は 国内外の旅行者がともに減少する冬期の観光振興を進める上で極めて重要であり 観光庁では平成 27 年から スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会 を開催し スノーリゾート地域を取り巻く状況の調査 分析等を通じて 本年 4 月に今後の取組の方向性等について最終報

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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5 農業信用保険業務及び漁業信用保険業務の対象資金については 民でできることは民で という考え方を踏まえつつ 引き続き 検討を行う 2 信用リスクに応じた保証 保険料率の導入農業信用保証保険業務について 借入者の信用リスクに応じた保証 保険料率の中期目標期間内の速やかな導入に向けて 検討する 3 業

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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平成18年度標準調査票

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

資料3

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160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

事務ガイドライン ( 第三分冊 )13 指定信用情報機関関係新旧対照表 Ⅰ-2 業務の適切性 現行改正後 ( 案 ) Ⅰ-2 業務の適切性 Ⅰ-2-4 信用情報提供等業務の委託業務の効率化の観点から 内閣総理大臣 ( 金融庁長官 ) の承認を受けて信用情報提供等業務の一部を委託することが可能とされて

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

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三沢市行政経営推進プラン

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

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が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

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5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

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【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

平成22 年 11月 15日

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

注 : 平成 年度募集研究種目 国際的に評価の高い研究の推進 研究費の規模 / 研究の発展 H には 新たに基盤研究 (B) 若手研究 (A) の 種目に基金化を導入 若手研究 9 歳以下 ~ 年 (A) 500~,000 万円 (B) ~500 万円 研究活動スタート支援 年以内年間 50 万円以

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学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

2018年度事業計画

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

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( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

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Ⅲ 第 43 期監査報告書等 監査報告書 私たち監事は 平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までの第 43 期事業年度にお ける理事の職務の執行を監査いたしました その方法及び結果につき以下のとおり報告い たします 1. 監査の方法及びその内容私たち監事は 理事及び使用

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

6光産業振興に向けた現状と課題 ( 東京の魅力の発信と多様な旅行者誘致の展開 ) 東京の旅行地としての魅力を効果の高い手法で海外に発信し その浸透を図ることが重要となっている そのため 国や地域ごとに旅行者の特性に応じた東京の魅力のPRと多様な形での旅行者誘致活動 ( プロモーション ) を進めるこ

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参考資料 1-1 本年次報告の位置付け サイバーセキュリティ戦略 (2015 年 9 月 4 日閣議決定 ) に基づく二期目の年次報告 2016 年度のサイバーセキュリティに関する情勢及び年次計画に掲げられた施策の実施状況を取りまとめたもの ウェブアプリケーション (Apache Struts 等

別紙 2 様式第十八 ( 第 13 条関係 ) 認定事業再編計画の内容の公表 1. 認定をした年月日平成 27 年 7 月 6 日 2. 認定事業者名 WAKUWAKU JAPAN 株式会社 3. 認定事業再編計画の目標 (1) 事業再編に係る事業の目標スカパー JSAT グループ ( 以下 スカパ

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厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

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Transcription:

独立行政法人国際観光振興機構第四期中期目標 平成 30 年 2 月 28 日 国土交通省

独立行政法人通則法 ( 平成 11 年法律第 103 号 ) 第 29 条の規定により 独立行政法人国際観光 振興機構 ( 以下 機構 という ) が達成すべき業務運営に関する目標 ( 以下 中期目標 という ) を定める 1. 政策体系における法人の位置付け及び役割 ( ミッション ) 外国人旅行者の来訪を促進することは 我が国経済社会の発展及び地域経済の活性化のために 重要な課題であるとともに 我が国に対する理解を増進し 国際交流の拡大に資するものである 平成 28 年 3 月 30 日には 安倍内閣総理大臣を議長とする 明日の日本を支える観光ビジョン構想会議 において 訪日外国人旅行者数を 2020 年 4,000 万人 2030 年 6,000 万人 訪日外国人旅行消費額を 2020 年 8 兆円 2030 年 15 兆円とするなど 従来の政府目標を大幅に前倒しし かつ 質の高い観光交流を加速させるべく 以下のような新たな目標を設定するとともに これらの目標の実現のため 3 つの視点を柱とする 10 の改革を掲げた 明日の日本を支える観光ビジョン が取りまとめられた さらに これを踏まえ 世界が訪れたくなる 観光先進国 日本 への飛躍を図ることを目的として 観光立国推進基本計画 も改定されたところである ( 平成 29 年 3 月 28 日閣議決定 ) 明日の日本を支える観光ビジョン に掲げられた目標 訪日外国人旅行者数(2020 年 :4,000 万人 2030 年 :6,000 万人 ) 訪日外国人旅行消費額(2020 年 :8 兆円 2030 年 :15 兆円 ) 訪日外国人リピーター数(2020 年 :2,400 万人 2030 年 :3,600 万人 ) 訪日外国人旅行者の地方部における延べ宿泊者数 (2020 年 :7,000 万人泊 2030 年 :1 億 3,000 万人泊 ) 観光先進国の実現は 地方創生の切り札 成長戦略の柱として これまで以上の大きな期待が寄せられており 訪日外国人旅行者数 2020 年 4,000 万人 その先の 2030 年 6,000 万人等の政府目標達成のためには 今後更に増加する観光需要に対し より高次元な観光施策を展開し 特定の地域に集中している旅行者の全国各地への来訪 滞在の更なる拡大 旅行ニーズの多様化へ対応するなど 新たなチャレンジに踏み切る覚悟が必要である 機構については 訪日プロモーション事業の実施主体として インバウンド拡大における中核的な役割を果たし 観光先進国の実現に向けて 政府が掲げる目標の達成に貢献することが期待されており 適時適切な組織や体制の強化を図りつつ 以下を柱とする大胆な改革を進めていく必要がある 国別戦略に基づく訪日プロモーションの徹底 デジタルマーケティングの本格導入 1

訪日外国人旅行者の戦略的誘客の実現 また 国際会議等の誘致 開催支援や国内の受入環境整備支援においても これまで以上に業 務を的確に遂行していくことが求められているところである 特に 戦略的誘客の実現のためには 訪日外国人旅行者のトラベルライフサイクルにおける段階 ( 認知 関心向上 知る 比較 検討 選ぶ 予約 購入 訪日する 体験 消費 滞在する 帰国 再来日 ) ごとに 様々なツールを駆使して トレンドやニーズに対応した効果的な情報発信を行うことが重要である また 地方への誘客や消費拡大の観点から 地方自治体をはじめインバウンドに取り組む関係団体 民間企業等とより一層緊密な連携を図る体制を構築しなければならない あわせて 機構の持つノウハウ 情報を提供するなど 地方が行うプロモーションの質の向上のための支援を強化することも必要である 機構は訪日プロモーションに係るそれぞれの取組の目的や必要性 その成果について ホームページ等を通じて国民にわかりやすく説明するとともに 政府が掲げる目標の達成のために どのような貢献をしているのかが明確となるような指標の設定に向けた取組に努めなければならない また アジア 欧米豪に展開している海外事務所においては 現地目線での情報の発信 最新の訪日ニーズの入手等により訪日プロモーションのノウハウの蓄積をさらに進めるとともに 例えば 個々の事業計画段階において事業類型ごとの費用対効果を海外事務所間で比較するなど 目標と結果を適切に評価し 今後に活かすための仕組みづくりを検討すべきである その上で 海外事務所においては 成果指標に基づき毎年度厳格に評価を実施し 国のインバウンド政策及び市場の動向も踏まえつつ 予算や人員等の経営資源の配分等について不断の見直しを行うことが必要である この点において 理事長のリーダーシップが十分発揮され また 職員の創意工夫により 機構の政策実施機能が最大化され より高みを目指す好循環が生じることを期待するものである 以上の基本的考え方を踏まえ 機構は 自らの役割と使命をしっかりと自覚し 本中期目標に 従って 戦略的 効率的かつ効果的に業務を行うものとする ( 別添 ) 政策体系図 2. 中期目標の期間 中期目標の期間は平成 30 年 4 月 1 日から平成 35 年 3 月 31 日までの 5 年間とする 2

3. 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項 独立行政法人の目標の策定に関する指針 ( 平成 26 年 9 月 2 日策定 平成 27 年 5 月 25 日改定 ) における 一定の事業等のまとまり は 訪日プロモーション等業務 ( 本章中の (1) 及び (2) ) 及び国内受入環境整備支援業務 ( 本章中の (3) ) の 2 つとする 政策評価の事前分析表 ( 国土交通省 29-20) 政策目標 6 国際競争力 観光交流 広域 地域間連携等の確保 強化 施策目標 20 観光立国を推進する (1) 訪日プロモーション業務 明日の日本を支える観光ビジョン や 観光立国推進基本計画 において掲げられた政府目標を達成するため 機構はウェブサイトやソーシャルネットワークを活用して日本の認知度を高め 訪日旅行商品の造成支援を通じ 実際の訪日につなげるとともに コンサルティングやセミナーの開催により 地方への誘客を図る等 訪日プロモーション事業の実施主体として以下の取組を進める なお 取組を進める上では 政府目標に係る指標等の動向 ( 月別 市場別の訪日外国人旅行者数の増減等 ) を踏まえ プロモーション業務における個別事業の効果の検証を行い 必要な見直しに努めるものとする また 訪日プロモーションの成果等について ホームページ等を通じて国民にわかりやすく説明する 1 国別戦略に基づくプロモーションの徹底現地目線のきめ細かなプロモーションを推進するため 訪日プロモーション重点市場毎に 最新旅行トレンドを把握し ターゲット層等を明確にした国別戦略を策定するとともに 個々の事業ごとに目標 (KPI) を設定し 事業成果の厳格な管理 PDCA サイクル化を更に徹底する また 各国の状況に精通している外国人有識者の知見を活用する さらに 滞在期間が長く 旅行消費額も多い欧米豪旅行者の旅行意欲をかき立てる魅力的なコンテンツを発掘し インターネットなどの様々なツールを駆使して発信することにより 日本を旅行先として認知 意識していない層を取り込むプロモーションを実施する 指標 機構のソーシャルネットワークページのファン数( 平成 28 年度実績値 :555 万人 ) 機構が作成するウェブサイト等のユーザー数 機構の訪日旅行商品の販売 造成のための商談件数( 平成 28 年度実績値 :28,170 件 ) 商談参加者の評価( 平成 28 年度実績値 :4 段階評価で上位 2 つの評価を得る割合 95.0%) 機構が招請したメディアが作成した番組 記事の接触者数 3

2 デジタルマーケティングの本格導入訪日外国人旅行者の旅行に関する主要な情報収集の手段がウェブサイトや SNS 等に移行していることを踏まえ デジタルマーケティングの専任部署の体制を強化するとともに ICT 専門人材を配置し 訪日外国人旅行者の移動履歴等ビックデータの解析により旅行トレンドを把握する等データ分析に基づくマーケティングの実施や 外国人視点によるウェブサイト等のコンテンツの充実を進める 指標 機構のソーシャルネットワークページのファン数 ( 平成 28 年度実績値 :555 万人 )( 再掲 ) 機構が作成するウェブサイト等のユーザー数 ( 再掲 ) 3 訪日外国人旅行者の戦略的誘客の実現海外現地目線の訪日プロモーションを推進するため 本部 海外事務所においてマーケティングなどの専門人材を配置し より効果的な訪日外国人旅行者の誘客を行う また 海外における現地関係者や民間企業との連携を強化することにより イベントやセミナーの開催 情報発信等オールジャパン体制での誘客を図る さらに 地方への訪日外国人旅行者の誘客のために 地方自治体 DMO 等との連携の促進や地方支援を専任とする部署の体制強化により 地域への誘客 消費につながる外国人目線のニーズ等の的確かつ迅速な情報提供や地域の観光資源を掘り起こしプロモーションしていくためのノウハウの提供などを通じて 地方が行うプロモーションの質の向上を支援する 指標 機構の個別コンサルティング件数( 平成 28 年度実績値 :3,605 件 ) 機構からの情報提供に対する事業パートナー( 地方公共団体 民間企業等 ) の評価 ( 平成 28 年度実績値 :4 段階評価で上位 2 つの評価を得る割合 99.5%) 機構が地方自治体 DMO 等を支援するために実施したワークショップ セミナー件数 重要度 : 高 明日の日本を支える観光ビジョン や 観光立国推進基本計画 において掲げられた政府目 標を達成するための取組であるため 重要度は高い 想定される外部要因 急激な為替変動 自然災害 テロや伝染病等様々な外部要因がないことを前提とし これらの 要因に変化があった場合には評価において考慮するものとする (2) 国際会議等の誘致 開催支援業務 我が国の MICE (Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibition/Event の総称 ) 推進に 4

おいては 観光立国推進基本計画 に位置づけられている アジア主要国における国際会議の開催件数に占める割合 3 割以上 アジア最大の開催国 を達成するため 引き続き国際会議誘致に関する取組を強化する また 今後これまで以上にインバウンドを伸ばしていくためには 国際会議のみならず MICE 全体に対する誘致策を促進する必要があることから 国際会議以外の分野についても取組を強化する これらの取組に際しては 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年の東京オリンピック パラリンピック 2021 年のワールドマスターズという大型スポーツイベントが集中的に日本で開催され 日本への注目が集まる機会を捉え 効果的なプロモーション活動を行い 大型スポーツイベント開催後も見据えた MICE の誘致につなげる必要がある 上記を踏まえ 具体的な活動としては 海外においては各種 MICE 関連団体等との国際ネットワークを活用し 世界の MICE 市場の動向及び競合する都市や団体による誘致活動に関する情報の収集力 分析力を強化し 今後の市場トレンドの把握や課題の整理 解決を図るとともに デスティネーションとしての日本への関心を喚起するコンテンツの作成や デジタルマーケティングを活用したプロモーションを展開するなどの取組を実施する また 国際会議の誘致に関しては 大学 産業界等国内主催者との一層の関係強化 支援強化に取り組む これらの活動に際し 地域のコンベンションビューローとの役割分担を明確にして効率化を図る一方 我が国のナショナルコンベンションビューローとしての機能を強化する 更に ミーティング インセンティブについては プロモーションに際し デスティネーションとしての日本の認知度向上に訴求力のあるイベントや媒体との連携により 露出効果の最大化を図る 加えて産業界と連携し 海外に対する訴求を強化する なお これらの各種取組に当たっては 成果の最大化の観点から 支援対象等の選択と集中の徹底及び効率的な実施に留意することとする (3) 国内受入環境整備支援業務訪日外国人旅行者の利便性 満足度を向上させるため 国内における受入環境整備として 外国人観光案内所の認定 支援を行う 特に 地方部においては 多言語で案内が行える観光案内所を増やすとともに 都市部の観光案内所を含む観光案内所間における密接な情報共有が可能な仕組みの構築 ネットワークの拡充により 案内機能の質の向上を図る また 認定 更新については簡略化 円滑化に向けた改善を積極的に行う 上記の取組に当たっては 認定案内所からの評価を踏まえ 課題の改善に取り組むこととする 機構が運営するツーリスト インフォメーション センター (TIC) については 機構のネットワークや民間のノウハウを取り入れた効果的な運営により 対面による質の高い情報提供を行うとともに 案内所支援業務の中核として全国の案内所との連携を強化する さらに ウェブ モバイル等の ICT を活用した訪日外国人旅行者にとって利便性の高い観光情報提供機能の拡充を図る 通訳案内士制度については 訪日外国人旅行者の増加とニーズの多様化に対応するため 通訳 案内士法 ( 昭和 24 年法律第 210 号 ) を改正し 通訳案内士の業務独占規制を廃止するとともに 全国通訳案内士試験においては 試験科目に通訳案内の実務を加える等の試験科目 内容の見直 5

しを行うこととしている そのため 機構は 受験者の数の増加や試験業務の効率化に努めてき たが 新たな制度の元で安定的に実施していくため 更なる事務の効率化等を図りながら 試験 業務等を実施することとする 4. 業務運営の効率化に関する事項 (1) 組織運営の効率化 明日の日本を支える観光ビジョン 及び 観光立国推進基本計画 を踏まえ 欧米豪を中心とした組織の強化を図るとともに 平成 28 年度以降に新設した事務所については体制整備をさらに進めるほか 市場の動向を見極めつつ プロモーション効果の最大化を図る観点から 本部の組織強化や海外事務所新設の必要性についても 随時検討を行う また 市場のニーズに即応し 現地目線のきめ細かな訪日プロモーションを推進していくため 海外事務所に一定の権限を与え 迅速な意思決定を可能にするとともに 海外事業者のより一層の活用 ( 海外契約 ) に努める 職員の意欲向上を図り 組織を活性化させるため 能力と実績に基づく人事評価を行い これに応じた処遇を行うとともに 能力の啓発に努める なお 中途採用職員の増加に伴い その能力が十分発揮されるよう 適材適所の人事配置を行うとともに プロパー職員との相乗効果により 組織の力が最大化するよう 適切な措置を講ずる あわせて 地方自治体 民間事業者等からの専門人材を活用するとともに 現地採用職員についても 有能な人材の登用や処遇改善を進める 海外事務所については 成果指標に基づき毎年度厳格に評価を実施し 国のインバウンド政策及び市場の動向も踏まえつつ 予算や人員等の経営資源の配分等について不断の見直しを行う (2) 業務運営の効率化 1 効率化目標の設定等運営費交付金を充当して行う業務については 今中期目標期間中 一般管理費 ( 人件費 公租公課等の所要額計上を必要とする経費及び特殊要因により増減する経費を除く ) 及び業務経費 ( 公租公課等の所要額計上を必要とする経費及び特殊要因により増減する経費を除く ) の合計について 毎年度平均で前年度比 1.25% 以上の効率化を行うものとする ( ただし 新規に追加される業務 拡充業務は対象外 ) 給与水準については 国家公務員の給与水準も十分考慮し 手当を含め役職員給与の在り方について検証した上で その適正化に取り組むとともに その検証結果や取組状況を公表するものとする 6

2 調達等合理化の取組 独立行政法人における調達等合理化の取組の推進について ( 平成 27 年 5 月 25 日総務大臣決定 ) 等を踏まえ 公正かつ透明な調達手続による適切で 迅速かつ効果的な調達を実現する観点から 外部有識者及び監事から構成される契約監視委員会を活用するとともに 毎年度策定する 調達等合理化計画 に基づき 一者応札の改善等の取組を着実に実施する (3) 業務の電子化及びシステムの最適化 業務運営の簡素化及び効率化を図るため ICT の活用等により 業務の電子化及びシステムの 最適化を推進する 5. 財務内容の改善に関する事項 (1) 財務運営の適正化中期目標期間における予算 収支計画及び資金計画について 適正に計画し健全な財務体質の維持を図る 独立行政法人会計基準 ( 平成 12 年 2 月 16 日独立行政法人会計基準研究会策定 平成 27 年 1 月 27 日改訂 ) 等により 運営費交付金の会計処理として 業務達成基準による収益化が原則とされたことを踏まえ 引き続き 収益化単位としての業務ごとに予算と実績を管理する また 独立行政法人会計基準等を遵守し 適正な会計処理に努める なお 毎年度の運営費交付金額の算定については 運営費交付金債務残高の発生状況にも留意した上で 厳格に行う (2) 自己収入等の拡大賛助団体 会員制度について 日本を代表する幅広い業種とのパートナーシップを構築するとともに デジタルマーケティングをはじめとした新たに取り組む事業等を通じて 自己収入の拡大に努める 6. その他業務運営に関する重要事項 (1) 内部統制の充実内部統制については 独立行政法人の業務の適正を確保するための体制等の整備 ( 平成 26 年 11 月 28 日付け総務省行政管理局長通知 ) を踏まえ 内部規程の整備 業務運営方針や組織 業務目標の明確化を行い 役職員による共有を図るとともに 定期的に業務実績や課題を整理し 改善を行うなど 内部統制の仕組みが有効に機能することを確保する 法令等について 職員等に対する周知を行い 機構全体の職員のコンプライアンスの更なる徹 7

底を図る また 内部監査を行い 監査結果に基づくフォローアップを適切に行う (2) 情報セキュリティ対策の推進 サイバーセキュリティ戦略 ( 平成 27 年 9 月 4 日閣議決定 ) 等の政府方針を踏まえ 関連する規程類の策定 見直しを行うとともに 情報セキュリティインシデント対応の訓練や保有個人情報の保護を含む情報セキュリティ対策に関する教育などの対策を講じ 情報システムに対するサイバー攻撃への防御力 攻撃に対する組織的対応能力の強化に取り組む また 上記の対策の実施状況を毎年度把握し PDCA サイクルにより情報セキュリティ対策の改善を図る (3) 活動成果等の発信訪日プロモーションに係る取組の目的や必要性 その成果について ホームページ等を通じて国民にわかりやすく説明するとともに 政府が掲げる目標の達成のために どのような貢献をしているのかが明確となるような情報発信に努める (4) 関係機関との連携強化在外公館をはじめとする関係省庁 事務所の共用化 近接化を進めている独立行政法人国際交流基金 独立行政法人国際協力機構及び独立行政法人日本貿易振興機構等の政府関係法人 地方自治体やインバウンドに取り組む関係団体 民間企業等とより一層緊密な連携を図る体制を構築し 在外公館等連携事業を活用した海外におけるイベントやセミナーの開催 官民連携事業を活用した情報発信等 オールジャパンで 戦略的 効率的かつ効果的な訪日プロモーションを実施する 8