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Transcription:

CASSIOPEIA DT-10 ライブラリマニュアル for C# Bluetooth 編 Ver 1.00

変更履歴 No Revision 更新日 項 改訂内容 1 1.00 05/2/22 初版初版発行 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

目次 1. 概要...1 2. 動作環境...1 3. 開発環境...1 4. 提供ファイル...1 5. Bluetooth C# 用ライブラリ...2 5-1. 使用方法...2 5-2. ライブラリ一覧...2 5-3. 構造体リファレンス...2 BTST_LOCALINFO 構造体...3 BTST_DEVICEINFO 構造体...3 5-4. 関数リファレンス...4 BTInitialize...5 BTDeInitialize...6 BTGetLocalInfo...7 BTSetLocalInfo...8 BTInquiry...9 BTGetDeviceInfo...10 BTGetServiceInfo...11 BTSelectDevice...12 BTSetPassKey...13 BTTrustDevice...14 BTGetLastError...15 BTRegisterLocalInfo...16 BTRegisterDeviceInfo...17 BTSearchDeviceInfo...18 BTDeleteDeviceInfo...19 BTGetDefaultDeviceInfo...20 BTSetDefaultDevice...21

1. 概要 このライブラリはモバイル抽象化 API の Bluetooth.NET クラスライブラリです VisualStudio.NET2003 C# 開発環境で利用するためのクラスライブラリ仕様について述べたものです 2. 動作環境 機種 DT-10 OS Windows Mobile 2003 Second Edition Software fot PocketPC 3. 開発環境 Microsoft Visual Studio 2003 + Windows CE Utilities for Visual Studio.NET 2003 アドオンパック 4. 提供ファイル クラスライブラリとして 以下のライブラリを提供します ライブラリ名 Bluetooth C# 用クラスライブラリ Bluetooth ライブラリ Bluetooth ライブラリ クラスライブラリ BluetoothLibNet.dll BluetoothLib.dll BTLib.dll 1

5. Bluetooth C# 用ライブラリ 5-1. 使用方法 開発環境において 参照設定に BluetoothLibNet.dll を追加し 関数は CalibCs. BluetoothLibNet.Api. 関数名として呼び出し 定義値は CalibCs.BluetoothLibNet.Def. 定義値と呼び出しアプリケーションを作成します また BluetoothLibNet.dll は実行時にも作成したアプリケーションと同一のフォルダ内に入れます 事前に BTLib.dll BluetoothLib.dll を DT-10 の Windows フォルダにコピーしてください 5-2. ライブラリ一覧 関数名 BTInitialize BTDeinitialize BTGetLocalInfo BTSetLocalInfo BTInquiry BTGetDeviceInfo BTGetServiceInfo BTSelectDevice BTSetPassKey BTTrustDevice BTGetLasterror BTRegisterLocalInfo BTRegisterDeviceInfo BTSearchDeviceInfo BTDeleteDeviceInfo BTGetDefaultDeviceInfo BTSetDefaultDevice Bluetooth プロトコルスタックを初期化します Bluetooth プロトコルスタックのリソースを解放します 本体の Bluetooth デバイス情報を取得します 本体の Bluetooth デバイス情報を設定します Bluetooth 機器の Inquiry( 問い合わせ ) を実行します 接続する Bluetooth 機器の情報を取得します 接続する Bluetooth 機器のサービス情報を取得します 接続する Bluetooth 機器を指定します 本体の PassKey を設定します 指定した Bluetooth 機器に対してデバイスの信頼を行います エラーが発生した場合に詳細情報を取得します 本体の Bluetooth デバイス情報をレジストリに登録します Bluetooth 機器の情報をレジストリに登録します Bluetooth 機器の情報をレジストリから検索して取得します Bluetooth 機器の情報をレジストリから削除します デフォルトで通信する Bluetooth 機器の情報を取得します デフォルトで通信する Bluetooth 機器を設定します 5-3. 構造体リファレンス 次ページより関数で利用する構造体について説明します 構造体以外の設定値詳細については ライブラリマニュアル for C++(Bluetooth 編 ) を参照願います 2

BTST_LOCALINFO 構造体 DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報を格納する構造体です struct _btlocalinfo { TCHAR LocalName[82]; Bluetooth 機器名 TCHAR LocalAddress[18]; Bluetooth 機器アドレス LONG LocalDeviceMode; Bluetooth デバイスモード LONG LocalClass1 Bluetooth デバイスクラス 1( ローカル ) LONG LocalClass2 Bluetooth デバイスクラス 2( ローカル ) LONG LocalClass3 Bluetooth デバイスクラス 3( ローカル ) BOOL Authentication; Bluetooth 認証設定フラグ BOOL Encryption; 暗号設定フラグ } BTST_LOCALINFO; BTST_LOCALINFO 構造体を使用する関数は以下の通りです BTGetLocalInfo BTSetLocalInfo BTST_DEVICEINFO 構造体 通信する Bluetooth デバイスの情報を格納する構造体です struct _btdeviceinfo { LONG DeviceErrorFlag; エラーフラグ HANDLE DeviceHandle; デバイスハンドル TCHAR DeviceName[82]; Bluetooth 機器名 TCHAR DeviceAddress[18]; Bluetooth 機器アドレス LONG DeviceClass1; Bluetooth デバイスクラス 1( 通信先 ) LONG DeviceClass2; Bluetooth デバイスクラス 2( 通信先 ) LONG DeviceClass 3; Bluetooth デバイスクラス 3( 通信先 ) DWORD ProfileNumber; 使用可能なプロファイルの数 WORD ProfileUUID[16]; 使用可能なプロファイルの種類 } BTST_DEVICEINFO; BTST_DEVICEINFO 構造体を使用する関数は以下の通りです BTGetDeviceInfo 3

BTGetServiceInfo BTSelectDevice BTTrustDevice BTRegisterDeviceInfo BTSearchDeviceInfo BTDeleteDeviceInfo BTGetDefaultDeviceInfo BTSetDefaultDevice BTCreateBond 5-4. 関数リファレンス 次ページより関数リファレンスを説明します 4

BTInitialize DT-10 本体の Bluetooth デバイスの使用を開始します Bluetooth 仮想 COM ポートも初期化されます 他の Bluetooth 機器との接続および通信を行う前に 最初にこの関数を必ず実行してください 書式 Int32 BTInitialize (void) ハ ラメータ なし 初期化に失敗 FUNCTION_UNSUPPORT サポートエラー 5

BTDeInitialize DT-10 本体の Bluetooth デバイスの使用を終了します Bluetooth 仮想 COM ポートも使用できなくな ります 他の Bluetooth 機器との通信終了後 最後にこの関数を必ず実行してください 書式 Int32 BTDeInitialize (void) ハ ラメータ なし リソース解放に失敗 備考本関数を実行しないでユーザアプリケーションを終了した場合 次回 BTInitialize 関数を実行したときに エラーが発生して DT-10 本体の Bluetooth デバイスが使用できなくなる可能性があります 6

BTGetLocalInfo DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報を取得します 本関数では BTST_LOCALINFO 構造体の全てのメンバが取得されます Bluetoothデバイスモードおよび Bluetoothデバイスクラスにおいて取得可能なパラメータについては ライブラリマニュアル for C++(Bluetooth 編 ) を参照してください 書式 Int32 BTGetLocalInfo (BTST_LOCALINFO LocalInfo) ハ ラメータ LocalInfo [out] DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報 デバイス情報取得失敗 7

BTSetLocalInfo DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報を設定します 本関数を実行する前に BTGetLocalInfo 関数を実行して 現在の Bluetooth デバイス情報を取得してください 本関数では BTST_LOCALINFO 構造体のメンバのうち Bluetooth アドレスを除く全てのデバイス情報が設定されます Bluetooth デバイスモードおよび Bluetooth デバイスクラスにおいて設定可能なパラメータについては ライブラリマニュアル for C++(Bluetooth 編 7-2) を参照してください 書式 Int32 BTSetLocalInfo (BTST_LOCALINFO LocalInfo) ハ ラメータ LocalInfo [in] 設定する DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報 デバイス情報設定失敗 備考 Bluetooth デバイス情報のうち Bluetooth 機器アドレスは変更しないでください Bluetooth 機器アドレスを変更して本関数を実行すると エラーとなります 暗号設定フラグは Bluetooth 認証フラグが有効の場合のみ 設定が可能です Bluetooth 認証フラグが無効の場合は 暗号設定フラグを無効に設定してください 8

BTInquiry Bluetooth 機器の Inquiry( 問い合わせ ) を実行します 書式 Int32 BTInquiry (IntPtr[] DeviceHandle, ref int DeviceNumber, int InquiryTime) ハ ラメータ DeviceHandle [in] IntPtr[] の配列を用意する ( ダミー ) DeviceNumber [out] Inquiry で発見された Bluetooth 機器の数を格納する変数 InquiryTime [in] 常に 0 を設定してください Bluetooth 機器の Inquiry 失敗 備考 本関数を実行した後 BTGetDeviceInfo 関数を実行して Bluetooth 機器のデバイス情報を取得してく ださい 9

BTGetDeviceInfo BTInquiry 関数で発見された Bluetooth 機器のデバイス情報を取得します BTInquiry 関数を実行後 必ず本関数を実行して Bluetooth 機器情報を取得してください 本関数で取得できるデバイス情報は 以下の通りです Bluetooth デバイスクラスにおいて取得可能なパラメータについては ライブラリマニュアル for C++(Bluetooth 編 7-2) を参照してください Bluetooth 機器名 Bluetooth 機器アドレス Bluetooth デバイスクラス 書式 Int32 BTGetDeviceInfo (BTST_DEVICEINFO[] DeviceInfo, int DeviceNumber, IntPtr DeviceHandle) ハ ラメータ DeviceInfo [out]bluetooth 機器情報を格納する構造体変数 BTInquiry 関数で取得した Bluetooth 機器の数分 配列として用意して ください DeviceNumber [in]btinquiry 関数で取得した Bluetooth 機器の数 DeviceHandle [in] 常に 0 を設定してください Bluetooth 機器情報取得失敗 10

BTGetServiceInfo 通信する Bluetooth 機器のサービス情報を取得します 取得可能なサービスクラスパラメータについては ライブラリマニュアル for C++(Bluetooth 編 7-2) を参照してください 本関数を実行する前に BTGetDeviceInfo 関数を実行して サービス情報以外のデバイス情報をあらかじめ取得してください 書式 Int32 BTGetServiceInfo ( BTST_DEVICEINFO DeviceInfo) ハ ラメータ DeviceInfo [in / out] Bluetooth 機器情報 Bluetooth 機器サービス情報取得失敗 備考 本関数を実行しなくても Bluetooth 機器との接続を行うことは可能です サポートしている通信プロファイルの種類をチェックする場合に使用してください Bluetooth 機器によっては SDP(Service Discovery Profile) をサポートしない等の理由で 使用可能なプロファイルの情報をを取得できない場合があります 本関数を実行後 再び BTGetDeviceInfo 関数を実行すると 引数に格納された Bluetooth サービス情報は消去されてしまいます 11

BTSelectDevice 接続する Bluetooth 機器を指定します Bluetooth 通信を開始する前にこの関数を実行して 接続する Bluetooth 機器を選択してください 書式 Int32 BTSelectDevice (BTST_DEVICEINFO DeviceInfo, string PortName) ハ ラメータ DeviceInfo [in] 接続する Bluetooth 機器の情報デフォルトの Bluetooth 機器を指定する場合 NULL を指定する PortName [in] 接続する通信ポート 以下の中から一つを指定する BTPORT_SERIAL 仮想シリアル BTPORT_DIALUP ダイヤルアップ Bluetooth 機器の指定に失敗 備考この関数を実行しない場合 BTSetDefaultDevice 関数で設定したデフォルトの Bluetooth 機器が 接続す る Bluetooth 機器として指定されます 12

BTSetPassKey DT-10 本体の PassKey を設定します PassKey は DT-10 本体で他の Bluetooth 機器とのボンドを実行する場合 および他の Bluetooth 機器から PassKey 要求があったときに使用されます パラメータの設定により 他の Bluetooth 機器からの PassKey 要求を拒否することが可能です 設定した PassKey は BTSetPassKey 関数および BTDeInitialize 関数を実行するまで有効です 書式 Int32 BTSetPassKey (string PassKey) ハ ラメータ PassKey [in] 設定するパスキー NULL または空文字列 ( ) を指定した場合 他の Bluetooth 機器からの PassKey 要求 を拒否する PassKey の設定に失敗 備考 BTTrustDevice 関数を実行する前に 必ず本関数を実行してください 他の Bluetooth 機器から DT-10 へ PassKey 要求が必要となる場合は 事前に本関数を実行して PassKey を設定してください 13

BTTrustDevice DT-10 本体から 指定した Bluetooth 機器との信頼を行います 書式 Int32 BTTrustDevice (BTST_DEVICEINFO DeviceInfo, string PortName) ハ ラメータ DeviceInfo [in] デバイスの信頼を実行する Bluetooth 機器の情報 NULLを指定した場合 デフォルトの Bluetooth 機器とのデバイスの信頼を実行する PortName [in] デフォルトで通信する設定をした通信ポート DeviceInfo で NULL を指定した場合のみ 以下の中から一つを指定する BTPORT_SERIAL 仮想シリアル BTPORT_DIALUP ダイヤルアップ Bluetooth 機器とのボンドに失敗 備考 関数を実行する前に BTSetPassKey 関数を必ず実行して ボンド実行時に使用される PassKey を設定しておいてください PassKey を設定していない場合 または BTSetPassKey 関数でパラメータに NULL または空文字列 ( ) を指定した場合 本関数はエラーを返します 通信先の Bluetooth 機器からボンド要求があった場合 BTSetPassKey で設定した PassKey を自動的に送信するので 本関数を実行する必要はありません 14

BTGetLastError Bluetooth ライブラリ関数呼び出しで発生したエラー詳細を取得します この関数で取得したエラー詳細は機種により異なります システムライブラリの SysGetModelName 関 数で機種を確認する必要があります 書式 Int32 BTGetLastError(void) ハ ラメータ なし 戻り値 エラーコード詳細が 戻ります FUNCTION_UNSUPPORT 未サポートエラー 15

BTRegisterLocalInfo DT-10 本体の Bluetooth デバイス情報をレジストリに登録します 登録したデバイス情報は 次回 BTInitialize 関数を実行したときに再設定されます 書式 Int32 BTRegisterLocalInfo (void) ハ ラメータ なし デバイス情報登録失敗 備考 Bluetooth デバイス情報を変更してレジストリに登録する場合は 本関数を実行する前に BTSetLocalInfo 関数を実行して Bluetooth デバイス情報を変更してください 16

BTRegisterDeviceInfo Bluetooth 機器の情報をレジストリに登録します 書式 Int32 BTRegisterDeviceInfo (BTST_DEVICEINFO DeviceInfo) ハ ラメータ DeviceInfo [in] 登録する Bluetooth 機器の情報 Bluetooth 機器情報のレジストリへの登録失敗 備考 登録する Bluetooth 機器情報の Bluetooth アドレスがすでにレジストリに登録されている場合 以前登 録した Bluetooth 機器情報は上書きされます 17

BTSearchDeviceInfo 検索キーを指定して Bluetooth 機器の情報をレジストリから検索して取得します 検索キーと一致する Bluetooth 機器情報の数のみを取得することも可能です 書式 Int32 BTSearchDeviceInfo (BTST_DEVICEINFO[] DeviceInfo, ref int DeviceNumber, string SearchKey) ハ ラメータ DeviceInfo [in / out] キーと一致した Bluetooth 機器の情報 DeviceNumberで指定した数以上の配列を用意する NULL を指定した場合 キーと一致した Bluetooth 機器の数のみを返す DeviceNumber [in / out] 取得する Bluetooth 機器情報の最大値を設定する実行後 キーと一致した Bluetooth 機器の数が格納される SearchKey [in] Bluetooth 機器情報検索キー Bluetoothアドレスまたは Bluetooth 機器名を指定する NULL を指定した場合 レジストリに登録されている全ての Bluetooth 機器の情報を返す Bluetooth 機器情報のレジストリからの検索失敗 備考 Bluetooth 機器情報を格納する構造体の変数は 配列として用意してください DeviceNumber で小さい値を指定すると キーと一致した Bluetooth 機器情報が完全には取得できない場合があります キーと一致すると想定される Bluetooth デバイスの個数よりも大きい値を指定してください 検索キーと一致する Bluetooth 機器情報の数が予想できない場合には 最初に検索キーと一致する Bluetooth 機器情報の数のみを取得してください その後 Bluetooth 機器情報を格納する構造体の変数を動的に確保し 再度同じ検索キーを使用して Bluetooth 機器情報を取得してください 18

BTDeleteDeviceInfo 指定した Bluetooth 機器の情報をレジストリから削除します 書式 Int32 BTDeleteDeviceInfo (BT_DEVICEINFO DeviceInfo) ハ ラメータ DeviceInfo [in] 削除する Bluetooth 機器の情報を格納する構造体 Bluetooth 機器情報のレジストリからの削除失敗 備考 指定する Bluetooth 機器情報は BTSearchDeviceInfo 関数を使用して取得してください 引数として使用する Bluetooth 機器情報が レジストリに登録されている Bluetooth 機器情報と一致し ない場合 エラーとなります 19

BTGetDefaultDeviceInfo デフォルトで通信する Bluetooth 機器の情報を取得します 書式 Int32 BTGetDefaultDeviceInfo (BTST_DEVICEINFO DeviceInfo, string PortName) ハ ラメータ DeviceInfo [out] デフォルトの Bluetooth 機器の情報を取得する構造体 PortName [in] デフォルトの Bluetooth 機器と通信するときの通信ポート以下の中から一つを指定する BTPORT_SERIAL 仮想シリアル BTPORT_DIALUP ダイヤルアップ デフォルトで通信する Bluetooth 機器情報の取得失敗 備考 デフォルトで通信する Bluetooth 機器を設定していない場合 エラーとなります 20

BTSetDefaultDevice デフォルトで通信する Bluetooth 機器を設定します 本関数で設定したデフォルトの Bluetooth 機器は 次回 BTInitialize 関数を実行したときに有効となり ます 書式 Int32 BTSetDefaultDevice (BTST_DEVICEINFO DeviceInfo, string PortName) ハ ラメータ DeviceInfo [in] デフォルトに設定する Bluetooth 機器の情報を格納する構造体 NULL を指定した場合 デフォルトで通信するデバイスを設定しない PortName [in] デフォルトの Bluetooth 機器と通信するときの通信ポート以下の中から一つを指定する BTPORT_SERIAL 仮想シリアル BTPORT_DIALUP ダイヤルアップ デフォルトで通信する Bluetooth 機器情報の設定失敗 備考 本関数を実行しても BTSelectDevice 関数を使用して接続先として指定した Bluetooth 機器は変更されません 関数を実行する前に BTRegistDeviceInfo 関数を実行して Bluetooth 機器情報をレジストリに登録しておく必要ががあります 関数で使用する Bluetooth 機器情報は BTSearchDeviceInfo 関数を使用して取得してください Bluetooth 機器情報がレジストリに登録されている Bluetooth 機器情報と一致しない場合 エラーとなります 21

DT-10 ライブラリマニュアル for C# Bluetooth 編 Ver1.00 発行元 : カシオ計算機株式会社 162-8543 東京都渋谷区本町 1-6-2 システムソリューション営業統轄部 22