2019 AMOLED ディスプレイ 年間レポート サンプル 168 ページ 1
目次 1. 概要 2. 2019 年 OLED 産業のホットイシュー分析 2.1 フォルダブルOLED 2.2 QD-OLED 2.3 8K OLED 2.4 ローラーブルOLED TV 2.5 サムスンディスプレイ稼働率低下の理由 3. OLEDの適用製品の動向 3.1 OLED TV 5. OLEDパネルの開発動向 5.1 TV 用 OLED 5.2 スマートフォン用 OLED 5.3 車載用 OLED 5.4 モニター / ノートブック / タブレットPC 用 OLED 5.5 AR/VR 用 OLED 5.6その他 6. OLEDパネルメーカーの開発履歴 6.1サムスンディスプレイ 8. 9. 四半期 OLED 市場の分析 8.1 全体の市場 8.2 メーカー別の市場 8.3 応用製品別市場 8.4 ASP 年度別 OLED 市場の分析 9.1 全体の市場 9.2 メーカー別の市場 9.3 応用製品別市場 3.2 OLEDスマートフォン 3.3 OLEDスマートウォッチ 3.4 その他 4. OLEDパネルメーカー事業の現状分析 4.1 サムスンディスプレイ 6.2 LGディスプレイ 6.3 BOE 6.4 CSOT 6.5 Tianma 6.6 Visionox 10. 需要供給分析 10.1 スマートフォン用 OLED 需要供給分析 10.2 TV 用 OLEDの需要供給分析 11. OLEDパネル市場の展望 11.1 全体の市場 4.2 LGディスプレイサンプル 6.7 EverDisplay Optronics 11.2 応用製品別市場展望 4.3 BOE 6.8 ジャパンディスプレイ 11.3 基板別市場展望 4.4 CSOT 6.9 JOLED 11.4 国別市場展望 4.5 Tianma 6.10 総合 12. 付録 4.6 Visionox 7. 生産キャパ分析と展望 12.1 2018 年に発売されたOLED TV 4.7 Royole 4.8 EverDisplay Optronics 4.9 Truly 4.10 ジャパンディスプレイ 4.11 JOLED 7.1 年間基板面積 7.2 四半期基板面積 12.2 2018 年に発売されたOLEDのスマートフォン 12.3 2018 年に発売されたOLEDスマートウォッチ 2
2. 2019 年 OLED 産業ホットイシュー分析 2.2 QD-OLED QD-OLED の予想構造 サムスンディスプレイは プレミアム TV 市場で WRGB OLED と競争するために 大面積 blue OLED+ quantum dot color filter(qdcf, 量子ドットカラーフィルタ ) の開発に着手した Blue OLED+ QDCF(QD-OLED) は青色 OLED に赤と緑の QDCF を適用する技術である 赤と緑の QD は青色光を red と green に変換させる役割をする QD-OLED は 3 層構造にトップエミッション方式になると考えられる 充填剤は シリコン系 epoxy で blue OLED と QDCF を合着する役割をする QD-OLED の青色材料はすべて蛍光材料が適用されるものと予想される 偏光板が使用される場合 封止層上部に位置するものとみられ 使用ができない場合 QDCF が偏光板の役割をすると考えられる E d g e s e a l Glass CF CF CF RED Red QD BM Bank Optical film Green QD Passivation layer Filling material Encapsulation Bank Cathode B B a a n n k k HIL HIL HIL Anode Anode Anode Oxide TFT Oxide TFT Oxide TFT Glass BM E d g e s e a l Source: UBI Research DB 3
3. OLED の適用製品の動向 3.2 OLED スマートフォン 2018 年発売された OLED スマートフォン動向 22018 年に発売された OLED のスマートフォンを解像度別に分類してみると FHD 級品が 53 種で 73% を占めた QHD 級品が 13 種で 18% であり HD 級製品は 6 種で 8% である ppi 別に分類してみると 400 499ppi の製品が 45 種で 62% を占めた 500ppi 以上の製品は 12 種 16% であり 399ppi 以下の製品は 16 種に 22% である 解像度別 2018 年 OLED スマートフォン製品数 2018 年発売された OLED スマートフォンのサイズと ppi 現況 Source: UBI Research DB Source: UBI Research DB 4
4. OLED パネルメーカー事業の現状分析 4.3 BOE フレキシブル OLED 成都 B7 工場が 2018 年 10 月から量産を開始し 上半期まで一桁の収率にとどまっていたが 第 4 四半期には 35% まで急上昇した Huawei の最高級モデルである Mate Pro20 に LG ディスプレーとフレキシブル OLED を供給している 歩留まりの向上と顧客の獲得に支えられ BOE は 2018 年 12 月にさらに重慶と福清に第 6 世代 48K フレキシブル OLED 工場の建設を同時に推進することに決定した 装置搬入を開始した綿陽工場を含めると 6 世代生産キャパシティが総 192K となる サムスンディスプレイの次に世界 2 番目の大規模な生産能力を確保することになる 綿陽工場は Y-OCTA 製造ラインが含まれている サムスンディスプレイに次いで 2 番目に確保された専用 Y-OCTA ラインは サムスンディスプレイを追撃するための最初のラインで考えられる ソリューションプロセス OLED BOE は合肥の第 8 世代始生代サンラインで WRGB OLED を開発してきたが 2018 年の後半にプロジェクトを停止し ソリューションプロセス OLED に置き換えた BOE はすでにカチバー (Kateeva) のインクジェット装置を導入し パネルの開発をしている 昨年 BOE が大型パネルの開発方式を完全に変更したのは 中国政府の支援政策が将来の新技術に限定されてサポートされるためである WRGB OLED は すでに製品が生産されているが TV 用 soluble OLED パネルはまだ生産されていないからである 5
5. OLED パネルの開発動向 5.3 車載用 OLED LG ディスプレイ 車載用 2 スタック RGB OLED が IMID2018 で導入された 2 スタック RGB OLED は多層構造に CGL(charge generation layer) 層が加わり厚くなる可能性があるため を従来よりも薄く形成して 発光層のチャージバランスを最適化したと説明した 2 スタックを適用した結果 1 スタックよりも 1.5 倍から 2 倍の発光効率と寿命が T 80 で 4 倍以上に増加する効果が現れたと発表した 次の目標は 駆動電圧を下げて消費電力を改善と言及した LG ディスプレイの車載用 OLED 構造 Cathode R G B Anode Organic emitting layer p-doped layer n-doped layer Organic emitting layer Cathode R G B CGL R G B Anode RGB OLED Tandem structure Tandem RGB OLED Source: UBI Research DB 6
6. OLED パネルメーカーの開発履歴 6.3 BOE フレキシブル OLED 4.35 inch Smart phone - HWVGA(280ppi) - Foldable - Brightness: 350nits - Bending radius: 5 mm - Thin film encapsulation 4.35 inch - HWVGA(280ppi) - Bendable - Brightness: 350nits - Bending radius: 15 mm - Super thin and light 4.8 inch - WVGA(194ppi) - Bendable - Thickness: 0.13 mm - Bending radius: <10 mm - Weight: 3.1g - FHD(403ppi) - Foldable - Brightness: 350nits - Thickness: 0.23 mm - Bending radius: 6 mm - Panel Border(L/R/U/D): 0.85/0.85/0.85/4.2mm - WQHD(538ppi) - Foldable - Brightness: 380nits - Thickness: 0.5 mm - Bending radius: 4 mm - LTPS TFT - Thin film encapsulation - Bezel(L/R/U/D): 1.0/1.0/1.0/5.3 mm - New pixel configuration and algorithm -.Narrow bezel TFE design - WQHD(538ppi) - S-shaped - Brightness: 380nits - Thickness: 0.23 mm - Bezel(L/R/U/D): 1.0/1.0/1.0/5.3 mm - GGRG pixel arrangement & algorithm - WQHD(538ppi) - Edge bended - Brightness: 380nits - Thickness: 1.1 mm - Bending radius: 4 mm - LTPS TFT - Thin film encapsulation - Bezel(L/R/U/D): 1.0/1.0/1.0/5.3 mm - GGRG pixel arrangement & algorithm -.2.5D MDL Laminate Technology - 1440 x 2560(538ppi) - Brightness: 380nits - Thickness: 0.48 mm - Bezel(L/R/U/D): 1.0/1.0/1.0/5.3 mm - 1080 x 1920(538ppi) - S-shaped - Brightness: 380nits - Thickness: 0.23 mm - Bezel(L/R/U/D): 1.0/1.0/1.0/5.3 mm 6.2 inch - 1440 x 2992(538ppi) - Thickness: 0.21 mm - Bending radius : 1 mm - Bending times : 100K - Touch points : 5-1080 x 1920(400ppi) - Solution process OLED - Contrast ratio : 100,000 : 1 - Thickness : 0.3 mm 2016 2017 2018 2019 Source: UBI Research DB 7
7. 生産キャパ分析と展望 7.2 四半期基板面積 Glass Area by Generation [million m 2 ] c 2019 UBI Research 18 16 14 12 10 8 Gen10.5 Gen8 Gen6 Gen5.5 6 4 2 0 1Q16 2Q16 3Q16 4Q16 1Q17 2Q17 3Q17 4Q17 1Q18 2Q18 3Q18 4Q18 1Q19 2Q19 3Q19 4Q19 1Q20 2Q20 3Q20 4Q20 1Q21 2Q21 3Q21 4Q21 1Q22 2Q22 3Q22 4Q22 8
8. 四半期 OLED 市場の分析 8.1 全体の市場 売上高 2018 年の世界 AMOLED の売上規模は四半期別には騰落幅が激しかった 2018 年第 3 四半期売上高は 82 億ドルで 2017 年第 3 四半期と比較すると 41.8% も急増し 四半期ごとの最大売上額を達成した しかし 第 4 四半期は 79 億ドルで 第 3 四半期 82 億ドルに比べると 3.7% 減少し 2017 年第 4 四半期 88 億ドルと比較すると 10.4% 減少した 9
11. OLED パネル市場の展望 11.3 基板別市場展望 売上高展望 2019 年フレキシブル OLED 市場は約 *** 億ドルで 61.5% を占めるものと見込まれる 中国のパネルメーカーのフレキシブル OLED 生産の増加が主な要因である パネルメーカーはスマートフォン用リジッド OLED を製造するための装置の発注はしていないので リジッド OLED 市場は TV 用 OLED の売り上げが牽引すると判断される 2021 年からはサムスンディスプレイも QD-OLED 生産を開始すると予想されるが 急激な投資が期待されていないので 成長は緩やかに行われると思われる 10