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1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

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Microsoft PowerPoint - 【資料6】生命保険協会提出資料

【資料3-1】投資信託協会提出資料

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運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資

Microsoft Word - 法令解釈通知(新旧)

2014(平成26)年度決算 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

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企業年金におけるスチュワードシップ・コード の受入れ促進に向けて

確定拠出年金(DC)における継続投資教育の効果

2015(平成27)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要).pdf

2016(平成28)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要).pdf

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個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大

基金通信

農中確定拠出年金 1 年定期 ( プラン名 : みずほ J 個人型プラン ) 相手方農林中央金庫種類定期預金預入機間 1 年 ( プラン名 : 四国みずほ ) ( 受付金融機関四国銀行 ) 5 71 株式会社みずほ銀行 (

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527

2013(平成25年度) 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

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平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

も は により が される があります 3 で が した には を に する の が です 1

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することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付

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リターン大2 運用商品を選ぼう 確定拠出年金は 自分で選んだ商品で運用し その運用結果によって将来の受け取り額が決まります なお 投資信託は預金とは異なり 運用の結果によっては損失が生じる可能性があります ご加入の方からの運用指図がないご資産は 未指図資産という現金相当の資産として管理されます 所定

ハッピーエイジング 30 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント バランス資産配分固定型信託報酬 ( 年率 税込 ) % 国内外の株式 ( 新興国含む ) 債券に分散投資 / 外貨建資産の為替ヘッジ 国内外の株式比率は 70% を基本とします 合成ベンチマークを上回る運用成果を目指しま

○ 問合せ先専用フリーダイヤル

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ご留意いただく事項

(4) リスク管理の徹底運用受託者は 運用ガイドライン及び組合との間で合意した目標リスク ( トラッキング エラー等 ) を遵守し リスク管理を徹底しなければならない (5) その他その他 組合から運用上の指示がある場合には 運用受託者はこれに従うものとする 3 個別の資産区分に関する運用上の遵守事

被用者年金一元化法による追加費用削減について 昨年 8 月に社会保障 税一体改革関連法の一つとして被用者年金一元化法が成立 一元化法では 追加費用財源の恩給期間にかかる給付について 以下の配慮措置を設けた上で 負担に見合った水準まで一律に 27% 減額することとし 本年 8 月まで ( 公布から 1

260401【厚生局宛て】施行通知

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

SBI証券、個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)についての個人投資家向けアンケート調査

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

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る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

上場有価証券等書面

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スライド 1

特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) 日本株式型 (M225) 組入投資信託:MHAM 株式インデックスファンド225VA 騰落率基準価額 世界債券型 (MGB1) 組入投資信託:DIAMグローバル ボンド

ることにより 例えば 掛金の年払いや半年払いが可能になるほか 賞与の支給月に通常月より多く拠出することも可能になる (2) ライフコースの多様化への対応働き方の多様化が進むなか 生涯にわたり継続的に老後に向けた自助努力を行う環境を整備するため 以下の改正が行われる a. 個人型 DCの加入対象者の拡

「つみたてNISA」専用商品の取扱開始について

さくらグループ厚生年金基金制度の今後について 安定した年金給付を継続していくため 厚生年金基金制度の見直しを進めています はじめに はじめに さくらグループ厚生年金基金は 平成 9 年 4 月に設立され これまで退職された多くの加入員の皆様に一時金給付や年金給付を行ってきました また 基金制度は当社

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

マネックス証券トレードステーションセミナー

運用商品ラインアップ 運用商品の詳細および最新の運用実績等については ホームページからご確認ください 区分 商品 コード パッシブ型 商品名 セレクション 日本インデックス 信託財産 信託報酬率 年率 税込 留保額 商品概要 主に日本のに投資します % 委託会社 商品 コード

第一の変額年金フェアウェイ災害 3 割加算型変額年金保険運用状況一覧 特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 10 月 ) ライフサイクル30 型 組入 :DIAMライフサイクル ファンドVA1( 安定型 ) 騰落率基準価額 ライ

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第一の変額年金フェアウェイ災害 3 割加算型変額年金保険運用状況一覧 特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) ライフサイクル30 型 組入 :DIAMライフサイクル ファンドVA1( 安定型 ) 騰落率基準価額 ライ

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

スライド 1

いとなります 年 9 月 12 日現在 マネックス証券調べ マネックス証券の ideco 取扱い商品ラインアップ 分類 ( 投資対象地域 ) パッシブ 名称 ( は ideco 初 ) [ 運用会社名 ] 実質的な運用管理報酬 ( 年率 税込 ) 国内株式 DIAM DC 国内株式イン


ファンド名説明 ifree 8 資産バランス 本を含む世界の 8 資産へ均等に分散投資します 株式および不動産投資信託に投資することで世界の経済成 の果実を享受するとともに これらとは値動きの異なる債券にも投資することで安定した収益の確保も期待できます これまで預貯 中 だったお客様が幅広く資産を分

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

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退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

(資料4)運用機関とのコミュニケーションの取り方や情報開示の方法等(案).pdf

年 12 月 厚生年金基金制度を解散して後継制度に資産を持込む場合の手続き 本資料は 平成 26 年 12 月 11 日に発出された事務連絡 解散存続厚生年金基金の残余財産を他の制度へ交付又は移換する際の取扱いについて 及び関連する法令等に基づきその要点を纏めたものです 作成時点にお

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

2 厚年基金付加支給利率を定める告示 解散する厚生年金基金から中退共へ資産を移換した場合 掛金納付月数へ通算するとともに 掛金納付月数へ通算されなかった残余の額については 予定運用利回り ( 年 1%) に厚生労働大臣が定める利率を加えた利率を乗じて得た額をとして支給することとしており 本告示で当該

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(別紙2)保険会社向けの総合的な監督指針(新旧対照表)

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

上場有価証券等書面

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

間 ) に係る譲渡益や配当等が非課税となる口座をいう (6) 事業主等民間企業等 官公庁等又はその他の事業体で 当該職場に所属する役職員等に対して職場積立 NISAを提供する主体をいう (7) 利用者職場積立 NISAを利用する役職員等をいう (8) 事務局職場積立 NISAの運営に係る以下の事務等

企業型確定拠出年金制度運営ハンドブック

する なお 年間資金運用計画には 次の事項を記載する (1) 資金収支見込みア収入予定額 ( ア ) 負担金 ( イ ) 掛金 ( ウ ) 利息 利金 ( エ ) その他の収入イ支出予定額 ( ア ) 退職給付金 ( イ ) 繰入金外 ( ウ ) その他の支出ウ短期運用額エ投資運用額 (2) 資金運

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

金融商品取引法の改正 ~ インサイダー取引規制に係る見直しについて 1. はじめに 2013 年 4 月 16 日に 金融商品取引法等の一部を改正する法律案 が第 183 回国会に提出され 同年 6 月 12 日に成立 同月 19 日に公布されました ( 平成 25 年法律第 45 号 以下 改正法

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受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

日本再興戦略 改訂 2015 平成 27 年 6 月 30 日に閣議決定された 日本再興戦略 改訂 2015 においては 企業が確定給付企業年金を実施しやすい環境を整備するため 確定給付企業年金の制度改善について検討することとされている - 日本再興戦略 改訂 2015( 平成 27 年 6 月 3

柔軟で弾力的な給付設計について

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

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柔軟で弾力的な給付設計について

第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ

社会保険診療報酬の所得計算の特例措置の概要 概要 医業又は歯科医業を営む個人及び医療法人が 年間の社会保険診療報酬が 5,000 万円以下であるときは 当該社会保険診療に係る実際経費にかかわらず 当該社会保険診療報酬を 4 段階の階層に区分し 各階層の金額に所定の割合を乗じた金額の合計額を社会保険診

投資信託のとは 投資信託のは 当期に獲得した収益等を決算日に投資家に還元する仕組みで す ただし 過去に獲得した収益を積み立てたもの等からも支払うことができます 投資信託でが支払われるイメージ 投 資信 託のは 投 資信 託 投資信託のとは P3 の純資産の中から支払われます はどのように支払われる

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2 資産 地域 時間等を分散して投資することを基本とし 短期的には市場価格の変動等はあるものの 長い投資期間を活かして より安定的に より効率的に収益を獲得し 併せて 年金給付に必要な流動性を確保する 分散投資 一つの籠に卵を盛るな という西洋のことわざがありますが 年金積立金の運用に限らず 一般に

新株予約権 取得請求権等が付された上場有価証券等については これらの権利を行使できる期間に制限がありますのでご留意ください また 新株予約権証券は あらかじめ定められた期限内に新株予約権を行使しないことにより 投資金額全額を失う場合があります 外国証券については 我が国の金融商品取引所に上場されてい

投資信託口座取引規程

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

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投資信託説明書(目論見書)訂正事項分

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Transcription:

2017-19 第 5 号 2017 年 5 月 19 日 団体年金事業部 確定拠出年金の運用に関する専門委員会 における検討状況について ( 第 7 回 ) 確定拠出年金の運用に関する専門委員会 について 第 7 回 (5 月 19 日 ) の検討状況をまとめましたの で 別紙のとおりご案内いたします 参考 確定拠出年金の運用に関する専門委員会資料 ( 厚生労働省 HP ) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=413946 以上

確定拠出年金の運用に関する専門委員会 における検討状況について ( 第 7 回 ) 2 0 1 7 年 5 月 1 9 日第一生命保険株式会社団体年金事業部

確定拠出年金の運用に関する専門委員会報告書 ( 案 ) について 2016 年 6 月 3 日に公布された確定拠出年金法改正のうち DC の運用の改善 ( 公布から 2 年以内に施行 ) について 確定拠出年金の運用に関する専門委員会 にて議論が行われています 5 月 19 日の第 7 回専門委員会において これまでの議論を踏まえ 専門委員会報告書の案が提示されました 専門委員会報告書 ( 案 ) の概要 5 月 19 日第 7 回専門委員会時点 1. 運用商品選択への支援 項目 (1) 運用商品提供数の上限 (2) 運用商品の数え方 (3) 運用商品の除外の際に実務上留意すべき事項 (4) 運用商品の提示にあたって併せて講じる措置 内容 企業型 DC および個人型 DC 双方とも 政令で定める上限数を 35 本 とする 事業主や運営管理機関等が運用商品を厳選するにあたり 次の点に留意する 1 運用商品全体のラインナップがバランスのとれたものであること 2 個々の運用商品の質 ( 手数料を含む ) を十分吟味すること 加入者の商品選択行動等をモニタリングし 法施行に伴う経過措置期間 (5 年間 ) 終了後 一定期間経過後に 法令上の上限数を再度検討する 加入者ごとに選択するものが一意に決まるターゲット イヤーだけが異なる商品 ( シリーズ ) をまとめて 1 本と数える 運用商品の除外にあたり 除外する商品を決定する考慮要素 ( 信託報酬の水準 運用成績 運用商品除外後の運用商品全体の構成 手数料 当該商品の指図者数等 ) や加入者への情報提供内容等に留意する 個別の運用商品の推奨禁止に留意しつつ 次のような提示の工夫を促す 投資信託の種類 パッシブ アクティブの区分を示す 基本的な運用商品 等 応用的な運用商品 等と示す 運用商品一覧表に手数料を示す 1

確定拠出年金の運用に関する専門委員会報告書 ( 案 ) について 専門委員会報告書 ( 案 ) の概要 ( 続き ) 5 月 19 日第 7 回専門委員会時点 2. 運用商品を選択しない者への支援 項目 (1) 指定運用方法の基本的な考え方と基準 (2) 指定運用方法の設定プロセス 内容 指定運用方法の基準を定めた改正 DC 法第 23 条の 2 第 2 項は 特定の運用商品を指定あるいは除外するものではなく 指定運用方法のあり方を定性的に示している 上記を踏まえ 指定運用方法は 次のような基準に照らし選定されることが適当 長期的な観点から 物価 為替相場 金利その他経済事情の変動 ( 価格変動リスク 信用リスク等 ) により生ずる損失に考慮がなされていること 上記の損失との均衡を失することがない範囲で適切な収益が見込まれることが明らかになっていること 手数料 信託報酬その他これらに類する費用の額が期待される収益の額に照らし 過大でないこと 次の着眼点を考慮 検討して 労使 運営管理機関等において指定運用方法を決定 主に加入者に係るもの加入者属性 金融商品への理解度 加入者ニーズ 想定利回りや掛金額等退職給付における位置づけ等 主に商品に係るもの ( リスク リターン特性 ) 期待収益率 価格変動の大きさ 元本が確保されるか 最終的に累積投資額を下回る可能性 実質価値の維持可能性 分散投資効果等 2

確定拠出年金の運用に関する専門委員会報告書 ( 案 ) について 専門委員会報告書 ( 案 ) の概要 ( 続き ) 5 月 19 日第 7 回専門委員会時点 2. 運用商品を選択しない者への支援 項目 (3) 加入者への情報提供等 3.DC 制度全体における運用全般の在り方について 内容 受託者責任を果たす観点から 次の措置を講ずることが適当である 施行日後の新規加入者から 指定運用方法が適用される旨を理解したことの確認を得るよう 運営管理機関等に対し奨励 運営管理機関等は 次の事項について加入者に情報提供を実施 損失が生じた場合の責任を加入者本人が負うこと ( 元本確保型商品が指定運用方法に選定されている場合 ) 投資機会を逃す可能性があること インフレ時に実質価値を維持できない可能性があること 指定運用方法適用後も 資産額通知や継続投資教育等 あらゆる機会を利用して 継続的な情報提供や働きかけを行っていくことが適当である 加入者の属性等によりふさわしい商品のあり方は異なりうるが 長期的な年金運用の観点からは分散投資効果が見込まれるような商品が有用であることが少なくない旨 加入者に対し投資教育などで積極的に働きかけていくことが必要 モニタリングを行いながら投資教育の実施率の向上や実効性を高めていく取組が必要 継続的な投資教育について 教育を行う側と受ける側との双方向の意識の共有を図りながら 効果的に実施することが求められる 4. 関係者の取組 加入者のために 労使や運営管理機関等が創意工夫をして取組を行うことが望まれる 国においても 必要なデータについて把握 確認を行い 必要に応じ措置を講じることが必要 3

第 7 回専門委員会における主な議論 報告書 ( 案 ) の方向性についての異論はなく 主に表現について各委員より意見があり 次回の専門委員会で改めて議論することとなりました ( 運用商品選択への支援 ) 大江委員より P3 の (1) 運用商品提供数の上限について において 運用商品の選定理由の説明の質を高めることについて追記の提案があり 事務局にて検討することとなりました 臼杵委員長代理より P4 の注記 2( 運用商品の選定にあたり アクティブファンドについて アクティブリターン獲得の蓋然性を示すべき ) を本文に記載することを求める意見があり 事務局にて検討することとなりました 山崎委員より P5 の (3) 運用商品の除外の際に実務上留意すべき事項 において 運用商品を定期的にモニタリングすることの重要性 および運用商品の評価にあたって第三者機関を活用することの有用性について追記の提案があり 事務局にて検討することとなりました ( 運用商品を選択しない者への支援 ) 臼杵委員長代理 山崎委員より P8 の 3 つ目の のうち 改正法第 23 条の 2 第 2 項が特定の運用商品を指定あるいは除外するものではない との記載について 将来の議論の選択肢を狭めない 等の理由から削除の提案がありましたが 事務局より DC 法改正に係る国会答弁の内容等を用いて改めて条文の趣旨の説明があり 原案どおり存置することとなりました 杉浦委員 臼杵委員長代理より P9 の 1 つ目の に記載された指定運用方法の基準のうち 適切な収益が見込まれることが 明らかになっていること に係る記載について 適切 や 明らか の意味内容が不明確等の意見があり 事務局にて検討することとなりました 臼杵委員長代理 杉浦委員 大江委員より P9の (2) 指定運用方法の設定プロセスについて に記載された指定運用方法選定の着眼点のうち 元本が確保されるかどうか との記載について 金融用語としての適切性の観点から 利回りが確定しているか 等の表現に修正することが提案され 事務局にて検討することとなりました また 山崎委員より 元本が確保されるかどうか 最終的に累積投資額を下回る可能性 との記載は不要ではないかとの意見があり 事務局にて検討することとなりました 4