( 旧 ) 日本弁護士連合会弁護士報酬基準 法律相談等 2 民事事件 2 1. 訴訟事件 ( 手形 小切手訴訟事件を除く ) 非訟事件 家事審判事件 行政事件 仲裁事件 2 2. 調停事件及び示談交渉事件 2 3. 契約締結交渉 3 4. 督促手続事件 3 5. 離婚事件 4 6. 保全命令申立事件

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2 調停事件及び示談交渉事件 3 契約締結交渉 4 督促手続事件 5 手形 小切手訴訟事件 及び 1に準ずる ただし, それぞれの額を 3 分の 2 に減額することができる 示談交渉から調停, 示談交渉または調停から訴訟その他の事件を受任するときのは,1 又は5の額の 2 分の 1 の最低額は 10

大阪京橋法律事務所 報酬基準

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Taro-報酬規程(トキワ法律事務所

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報酬基準

弁護士報酬基準

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弁護士報酬基準

弁護士報酬基準

LAC資料

弁護士報酬基準


第 3 条 ( 着手金及び報酬金の定め方 ) 1 弁護士費用のうち 着手金及び報酬金は 委任契約ごとに定める 2 裁判上の事件等は審級ごとに 1 件とする ただし 第 3 章第 1 節において 同一の弁護士が引き続き上訴審を受任したときの報酬金は 特に定めのない限り 最終審のみの支払いを受ける 3

企業法務相談料 30 分ごと5,000 円から2 万 5,000 円までの範囲で, 相談者と協議のうえ決める 2 前項の市民法律相談とは, 個人 ( 個人事業者又はこれに準じる事業者を含む ) から受ける法律相談であって, 企業法務に関する相談を除くものをいい, 企業法務相談とは, 企業からのその企

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弁護士報酬基準

(5) 手数料原則として1~2 回程度の手続き又は委任事務処理で終了する事件等についての委任事務処理の対価 (6) 顧問料契約によって継続的に行う一定の法律事務の対価 (7) 日当弁護士が, 委任事務処理のために事務所所在地を離れ, 移動によってその事件等の委任事務処理に要した拘束 ( 列車 飛行機


弁護士報酬規程 あさみ法律事務所 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は あさみ法律事務所に所属する弁護士の報酬に関する標準を示すこと を目的とする ( 趣旨 ) 第 2 条あさみ法律事務所に所属する弁護士がその職務に関して受ける弁護士報酬及び実費等の標準は この規程の定めるところによる

をした場合において, 同一弁護士が引き続き上訴審を受任したときの報酬金については, 特に定めのない限り, 最終審の報酬金のみを受ける 2 裁判外の事件等が裁判上の事件に移行したときは, 別件とする ( 複数の弁護士が関与する場合 ) 第 6 条受任した事件の処理について, 弁護士の側の事由により,

( 注記 ) 1 価格は 税別とする 2 事件の難易度等諸事情を勘案して増減可能であるものとする その場合も 可能な限り事前に書面にて見積もりを出すことに努める 3 内容に疑義が生じた場合には 旧日弁連報酬規定を参考にする 4 別途経費実費が発生する 5 顧問先の案件で顧問契約に定めのないものについ

(9) 着手前調査費用弁護士が, 受任前に法律関係や 事実関係につき, 事前処理を行なったが, 受任に至らなかった場合の対価をいいます (10) その他の報酬上記のいずれの項目にも該当しない報酬のことをいいます 第 3 条 弁護士報酬の支払時期 1 弁護士報酬の支払時期は 委任契約において定められた

(5) 手数料原則として1~2 回程度の手続又は委任事務処理で終了する事件等についての委任事務処理の対価 (6) 顧問料契約によって継続的に行う一定の法律事務の対価 (7) 日当弁護士が 委任事務処理のために事務所所在地を離れて移動し その事件等の委任事務処理に要した拘束 ( 列車 飛行機等による移

養育費 2 年分の合計額相手方の請求から減額された金額の2 年分の合計額慰謝料 解決金得られた金額相手方の請求から減額された金額 ⑸ 離婚調停代理着 30 万報 30 万 + 経済的利益の 10% 但し親権について争いがある場合には, 着手金及び報酬金はそれぞれ 5 万円を加算します 離婚協議の代理

弁護士報酬基準

報 酬 規 定

(5) 手数料原則として1~2 回程度の手続き又は委任事務処理で終了する事件等についての委任事務処理の対価 (6) 顧問料契約によって継続的に行う一定の法律事務の対価 (7) 日当弁護士が 委任事務処理のために事務所所在地を離れて移動し その事件等の委任事務処理に要した拘束 ( 列車 飛行機等による

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Microsoft Word - 1-2報酬基準( 改訂)

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Microsoft Word - カクイ法律事務所報酬基準 doc

第 4 条弁護士費用は 一件ごとに定めるものとし 裁判上の事件も裁判外の事件等も 当初依頼を受けた事務の範囲をもって 一件とする 裁判上の事件は 審級ごとに一件とする 但し 引き続き上訴審を受任したときは 着手金は別にして 審級ごとに成功報酬金が発生するものではなく 最終審の成功報酬金のみとする (

案の内容 訴 額 実費着手金報酬金立替支出額備考立替支出額備考立替支出額備考 6 家審判 ( 甲 ) 成年後見等を除く 10,000 円 ~20,000 円 31,500 円 ~42,000 円 原則としてなしとする ただし 案が複雑困難な場合 家審判 ( 甲 ) は 離婚 認知等請求に準ずる (6

( 督促 ) 第 6 条市長等は 市の債権について 履行期限までに履行しない者があるときは 法令 条例又は規則の定めるところにより 期限を指定してこれを督促しなければならない 2 市長等は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 2 31 条の3 第 1 項に規定す

手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会

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会社更生法 1. 会社更生とは? 破産とはどう違うの? 破産手続は 経済的に破たんした企業等の財産をすべて換価し 債権者に配当等を行う清算型の手続ですが 会社更生手続は 経済的苦境にある企業等について債務の減免等を行うことにより その経済的な立ち直りを図る再建型の手続です さらに 再建型の手続には民

2006 年度 民事執行 保全法講義 第 4 回 関西大学法学部教授栗田隆

4 申立前2間に 何らかの理由 就職先の変更など により 収の額が それま での額に比べて5分の1以上変動 例えば それまで収300万であれば 6 0万以上の増減 したこと 無 有 その具体的事情は次のとおりです 5 事業の具体的内容 事業収入を得ている場合 6 今後の収入の見込み等 事業収入を得て

民法 ( 債権関係 ) の改正における経過措置に関して 現段階で検討中の基本的な方針 及び経過措置案の骨子は 概ね以下のとおりである ( 定型約款に関するものを除く ) 第 1 民法総則 ( 時効を除く ) の規定の改正に関する経過措置 民法総則 ( 時効を除く ) における改正後の規定 ( 部会資

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民事訴訟費用等に関する規則(原文は縦書き)

(2) B 社に係る破産事件等東京地方裁判所は, 平成 21 年 2 月 24 日,B 社を再生債務者として, 再生手続開始の決定をした しかし, 東京地方裁判所は, 同年 3 月 24 日,B 社の事業継続を不可能とする事実が明らかになったとして, 再生手続廃止の決定をするとともに, 再生手続廃止

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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

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税金の時効 税務では 時効のことを更正 決定処分の期間制限 = 除斥期間 といいます その概要は 以下の通りです 1. 国税側の除斥期間 ( 通則法 70) 1 期限内申告書を提出している場合の所得税 相続税 消費税 税額の増額更正 決定処分の可能期間 : 法定申告期限から 3 年 2 無申告の場合

スポンサー企業 増減資により 再生会社をスポンサー企業の子会社としたうえで 継続事業を新設分割により切り分ける 100% 新株発行 承継会社 ( 新設会社 ) 整理予定の事業 (A 事業 ) 継続事業 会社分割 移転事業 以下 分社型分割により事業再生を行う場合の具体的な仕組みを解説する の株主 整

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

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5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

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日商協規程集

20 第 2 章 遺留分減殺請求権の行使 遺留分侵害行為の特定 () 遺言遺言のうち 相続分の指定 相続させる遺言 包括遺贈 特定遺贈 が遺留分を侵害する行為です (2) 生前贈与生前贈与のうち 相続開始前 年間になされた贈与 遺留分権利者に損害を与えることを知ってなされた贈与 特別受益 不相当な対

政令で定める障害の程度に該当するものであるときは, その者の請求に基づき, 公害健康被害認定審査会の意見を聴いて, その障害の程度に応じた支給をする旨を定めている (2) 公健法 13 条 1 項は, 補償給付を受けることができる者に対し, 同一の事由について, 損害の塡補がされた場合 ( 同法 1

二いて 同法第二十八条の規定により記録した事項の訂正がなされた上でこの法律の施行の日(以下 施行日 という )以後に当該保険給付を受ける権利に係る裁定が行われた場合においては その裁定による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき支払うものとされる保険給付(当該裁定前に生じた保険給付

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世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

請求時効について

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Microsoft PowerPoint - procedure210

借地権及び法定地上権の評価 ( 競売編 ) 出典 : 株式会社判例タイムズ出版 別冊判例タイムズ第 30 号 借地権の評価 第 1 意義 借地権とは 建物所有を目的とする地上権又は土地の賃借権をいう ( 借地法 1 条 借地 借家法 2 条 1 号 ) 第 2 評価方法 借地権の評価は 建付地価格に

債務整理事件における報酬に関する指針)

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- 2 - 二一の遺言書は 法務省令で定める様式に従って作成した無封のものでなければならないものとすること (第四条第二項関係)三一の申請は 遺言者の住所地若しくは本籍地又は遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所(遺言者の作成した他の遺言書が現に遺言書保管所に保管されている場合にあって

級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

1 納税義務者ご本人が窓口に来られる場合 3 申請者欄に ご本人の住所 ( 運転免許証等の本人確認書類で確認できる住所 ) 氏名 連絡先電話番号をご記入ください ( 使者欄はご記入不要です ) 4 証明 閲覧の対象となる固定資産の納税義務者が ご本人である場合は 申請者に同じ のチェックボックス (

平成16年版 真島のわかる社労士

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松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

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に含まれるノウハウ コンセプト アイディアその他の知的財産権は すべて乙に帰属するに同意する 2 乙は 本契約第 5 条の秘密保持契約および第 6 条の競業避止義務に違反しない限度で 本件成果物 自他およびこれに含まれるノウハウ コンセプトまたはアイディア等を 甲以外の第三者に対する本件業務と同一ま

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

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法律学入門12

〔問 1〕 Aは自己所有の建物をBに賃貸した

業務委託基本契約書

7 という ) が定める場合に該当しないとして却下処分 ( 以下 本件処分 という ) を受けたため, 被控訴人に対し, 厚年法施行令 3 条の12の7が上記改定請求の期間を第 1 号改定者及び第 2 号改定者の一方が死亡した日から起算して1 月以内に限定しているのは, 厚年法 78 条の12による

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( 旧 ) 日本弁護士連合会弁護士報酬基準 法律相談等 2 民事事件 2 1. 訴訟事件 ( 手形 小切手訴訟事件を除く ) 非訟事件 家事審判事件 行政事件 仲裁事件 2 2. 調停事件及び示談交渉事件 2 3. 契約締結交渉 3 4. 督促手続事件 3 5. 離婚事件 4 6. 保全命令申立事件等 4 7. 民事執行事件 5 8-1. 破産 会社整理 特別清算, 会社更生の申立事件 5 8-2. 民事再生事件 6 9. 行政上の審査請求 異議申立 再審査請求その他の不服申立事件 7 刑事事件 8 1. 起訴前及び起訴後 ( 第一審及び上訴審をいう 以下同じ ) の事案簡明な刑事事件 8 2. 起訴前及び起訴後の1 以外の事件及び再審事件 8 3. 告訴 告発 検察審査の申立て 仮釈放 仮出獄 恩赦等の手続 9 裁判外の手数料 10 1. 契約書類及びこれに準ずる書類の作成 10 2. 内容証明郵便作成 10 3. 遺言書作成 11 4. 遺言執行 11 5. 任意後見及び財産管理 身上監護 12 その他 13 1. 顧問料 13 2. 日当 13 備考 14 1

法律相談等報酬の種類初回市民法律相談料一般法律相談料 弁護士報酬の額 30 分ごとに 5000 円から1 万円の範囲内の一定額 30 分ごとに 5000 円から2 万 5000 円以下 ( 専門の場合 ) 民事事件 1. 訴訟事件 ( 手形 小切手訴訟事件を除く ) 非訟事件 家事審判事件 行政事件 仲裁 事件 報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金 事件の経済的利益の額が300 万円以下の場合 8% 1 300 万円を超え3000 万円以下の場合 5%+9 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 3%+69 万円 3 億円を超える場合 2%+369 万円 着手金の最低額は10 万円 報酬金 事件の経済的利益の額が300 万円以下の場合 16% 300 万円を超え3000 万円以下の場合 10%+18 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 6%+138 万円 3 億円を超える場合 4%+738 万円 2. 調停事件及び示談交渉事件報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金報酬金 1に準ずる ただし, それぞれの額を3 分の2 に減額することができる 示談交渉から調停, 示談交渉または調停から訴訟その他の事件を受任するときの着手金は,1の2 分の1 着手金の最低額は10 万円 1 2

3. 契約締結交渉報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金 事件の経済的利益の額が300 万円以下の場合 2% 1 300 万円を超え3000 万円以下の場合 1%+3 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 0.5%+18 万円 3 億円を超える場合 0.3%+78 万円 着手金の最低額は10 万円 報酬金 事件の経済的利益の額が300 万円以下の場合 4% 300 万円を超え3000 万円以下の場合 2%+6 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 1%+36 万円 3 億円を超える場合 0.6%+156 万円 4. 督促手続事件報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金 事件の経済的利益の額が300 万円以下の場合 2% 1 300 万円を超え3000 万円以下の場合 1%+3 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 0.5%+18 万円 3 億円を超える場合 0.3%+78 万円 訴訟に移行したときの着手金は,1の額と上記の額の差額とする 着手金の最低額は5 万円 報酬金 1の額の2 分の1 報酬金は金銭等の具体的な回収をしたときに限って請求ができ る 3

5. 離婚事件事件報酬の等種類調停着手金事件報酬金交渉事件訴訟着手金事件報酬金 弁護士報酬の額それぞれ20 万円から50 万円の範囲内の額 離婚交渉から離婚調停を受任するときの着手金は, 上記の額の2 分の1 財産分与, 慰謝料等の請求は, 上記とは別に,1 又は2による 上記の額は, 依頼者の経済的資力, 事案の複雑さ及び事件処理に要する手数の繁簡等を考慮し増減額することができる それぞれ30 万円から60 万円の範囲内の額 離婚調停から離婚訴訟を受任するときの着手金は, 上記の額の2 分の1 財産分与, 慰謝料等の請求は, 上記とは別に,1 又は2による 上記の額は, 依頼者の経済的資力, 事案の複雑さ及び事件処理に要する手数の繁簡等を考慮し増減額することができる 備考 1 6. 保全命令申立事件等報酬の種類弁護士報酬の額着手金 1の着手金の額の2 分の1. 審尋又は口頭弁論を経たときは,1 の着手金の額の 3 分の2. 着手金の最低額は10 万円報酬金事件が重大又は複雑なとき 1の報酬金の額の4 分の1 審尋又は口頭弁論を経たとき 1の報酬金の額の3 分の1 本案の目的を達したとき 1の報酬金に準じて受けることができる 本案事件と併せて受任したときでも本案事件とは別に受けることができる 4

7. 民事執行事件 事件等 報酬の種 弁護士報酬の額 類 民事執行事件 着手金報酬金 1の着手金の額の2 分の1 1の報酬金の額の4 分の1 本案事件と併せて受任したときでも本案事件とは別に受けることがで 執行停止事件 着手金 1の着手金の額の2 分の1 きる この場合の着手金は,1の3 分の1 着手金の最低額 報酬金事件が重大又は複雑なとき 1の報酬金の4 分の1 は5 万円 8-1. 破産 会社整理 特別清算, 会社更生の申立事件報酬の種類弁護士報酬の額着手金資本金, 資産及び負債の額, 関係人の数等事件の規模並びに事件処理に要する執務量に応じ, それぞれ次に掲げる額 (1) 事業者の自己破産 50 万円以上 (2) 非事業者の自己破産 20 万円以上 (3) 自己破産以外の破産 50 万円以上 (4) 会社整理 100 万円以上 (5) 特別清算 100 万円以上 (6) 会社更生 200 万円以上報酬金 1に準ずる ( この場合の経済的利益の額は, 配当資産, 免除債権額, 延払いによる利益, 企業継続による利益等を考慮して算定する ) ただし, 前記 (1)(2) の自己破産事件の報酬金は免責決定を受けたときに限る 保全事件の弁護士報酬は着手金に含まれる 免責申立事件 ( 免責異議申立事件を含む ) のみを受任した場合の着手金は左の着手金の2 分の1, 報酬金は左の報酬金の算定方法を準用する 5

8-2. 民事再生事件報酬の種類着手金執務報酬報酬金 弁護士報酬の額資本金, 資産及び負債の額, 関係人の数等事件の規模並びに事件処理に要する執務量に応じ, それぞれ次に掲げる額 (1) 事業者 100 万円以上 (2) 非事業者 30 万円以上 (1) 小規模個人及び給与所得者等 20 万円以上再生手続開始決定を受けた後, 民事再生手続が終了するまでの執務の対価として, 協議により, 執務量及び着手金又は報酬金の額を考慮した上で, 月額で定める報酬を受けることができる 1に準ずる ( この場合の経済的利益の額は, 弁済額, 免除債権額, 延払いによる利益, 及び企業継続による利益等を考慮して算定する なお, 具体的な算定にあたっては執務報酬の額を考慮する ) ただし, 再生計画認可決定を受けたときに限り受けることができる 保全事件の弁護士報酬は着手金に含まれる 民事再生法 235 条に基づく免責申立事件 ( 免責異議申立事件を含む ) の着手金は, 左の着手金 (2),(3) の2 分の1, 報酬金は, 左の報酬金の算定方法を準用する 6

9. 行政上の審査請求 異議申立 再審査請求その他の不服申立事件 報酬の種類 弁護士報酬の額 着手金報酬金 1の着手金の額の3 分の2 の額 1の報酬金の額の2 分の1 の額 審尋又は口頭審理等を経たときは, 1に準ずる 着手金の最低額は10 万円 7

刑事事件 1. 起訴前及び起訴後 ( 第一審及び上訴審をいう 以下同じ ) の事案簡明な刑事事件 報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金 それぞれ20 万円から50 万円の範囲内の額 2 報酬金 起 不起訴 20 万円から50 万円の範囲内の額 訴 求略式命令 上記の額を超えない額 前 起 刑の執行猶予 20 万円から50 万円の範囲内の額 訴後 求刑された刑が軽減された場合 上記の額を超えない額 2. 起訴前及び起訴後の1 以外の事件及び再審事件 報酬の種類 弁護士報酬の額 備考 着手金 それぞれ20 万円から50 万円の範囲内額の一定額以上 2 報酬金 起訴 不起訴 それぞれ20 万円から50 万円の範囲内額の一定額以上 前 求略式命令 それぞれ20 万円から50 万円の範囲内額の一定額以上 起 無罪 50 万円を最低額とする一定額以上 訴後 刑の執行猶予 20 万円から50 万円の範囲内の一定額以上 求刑された刑が軽 軽減の程度による相当額 減された場合 検察官上訴が棄却された場合 20 万円から50 万円の範囲内の一定額以上 8

3. 告訴 告発 検察審査の申立て 仮釈放 仮出獄 恩赦等の手続 報酬の種類 弁護士報酬の額 着手金 1 件につき10 万円以上 報酬金 依頼者との協議により受けることができる 9

裁判外の手数料 1. 契約書類及びこれに準ずる書類の作成 分類 弁護士報酬の額 ( 手数料の額 ) 定型 経済的利益の額が1000 万円未満 5 万円から10 万円の範囲内の額 のもの 経済的利益の額が1000 万円以上 10 万円から30 万円の範囲内の額 1 億円未満のもの 経済的利益の額が1 億円以上のも 30 万円以上 の 非定型 基本 経済的な利益の額が 300 万円以下の場合 10 万円 300 万円を超え3000 万円以下の場合 1%+7 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 0.3%+28 万円 3 億円を超える場合 0.1%+88 万円 特に複雑又は特殊な事情がある場合 弁護士と依頼者との協議により定める額 公正証書にする場合 上記の手数料に3 万円を加算する 2. 内容証明郵便作成 分類 弁護士報酬の額 ( 手数料の額 ) 弁護士の 基本 1 万円から3 万円の範囲内の額 名の表示 特に複雑又は特殊な事情がある 弁護士と依頼者との協議により定める額 なし 場合 弁護士の 基本 3 万円から5 万円の範囲内の額 表示あり 特に複雑又は特殊な事情がある場合 弁護士と依頼者との協議により定める額 10

3. 遺言書作成 分類 弁護士報酬の額 ( 手数料の額 ) 定型 10 万円から20 万円の範囲内の額 非定型 基本 経済的な利益の額が 300 万円以下の場合 20 万円 300 万円を超え3000 万円以下の場合 1%+17 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 0.3%+38 万円 3 億円を超える場合 0.1%+98 万円 特に複雑又は特殊な事情がある場合 弁護士と依頼者との協議により定める額 公正証書にする場合 上記の手数料に3 万円を加算する 4. 遺言執行分類弁護士報酬の額 ( 手数料の額 ) 基本経済的な利益の額が 300 万円以下の場合 30 万円 300 万円を超え3000 万円以下の場合 2%+24 万円 3000 万円を超え3 億円以下の場合 1%+54 万円 3 億円を超える場合 0.5%+204 万円特に複雑又は特殊な事情がある場合弁護士と受遺者との協議により定める額遺言執行に裁判手続を要する場合遺言執行手数料とは別に 裁判手続に要する弁護士報酬を請求できる 11

5. 任意後見及び財産管理 身上監護 (1) 契約の締結に先立って 依頼者の事理弁識能力の有無 程度及び財産状況その他 ( 依頼者の財産管理または身上監護にあたって ) 把握すべき事情等を調査する場合の手数料 1を準用する (2) 契約締結後 委任事務処理を開始した場合の弁護士報酬 ( イ ) 日常生活を営むのに必要な基本的事務の処理を行う場合 月額 5000 円から5 万円の範囲内 ( ロ ) 上記に加えて 収益不動産の管理その他の継続的な事務の処理を行う場合 月額 3 万円から10 万円の範囲内ただし 不動産の処分等日常的若しくは継続的委任事務処理に該当しない事務処理を要した場合又は委任事務処理のために裁判手続等を要した場合は 月額で定める弁護士報酬とは別にこの規定により算定された報酬を受け取ることができる (3) 契約締結 その効力が生じるまでの間 依頼者の事理弁識能力を確認するなどのために訪問して面談する場合の手数料 1 回あたり5000 円から3 万円の範囲内 12

その他 1. 顧問料区分事業者の場合非事業者の場合 月額 5 万円以上 年額 6 万円 ( 月額 5000 円 ) 以上 弁護士報酬の額 2. 日当 区分 弁護士報酬の額 備考 半日 3 万円以上 5 万円以下 3 一日 5 万円以上 10 万円以下 13

備考 1 特に定めのない限り, 着手金は事件等の対象の経済的利益の額を, 報酬金は委任事務処理により確保した経済的利益の額をそれぞれ基準として算定する 算定可能な場合の算定基準イ金銭債権債権総額 ( 利息及び遅延損害金を含む ) ロ将来の債権債権総額から中間利息を控除した額ハ継続的給付債権債権総額の 10 分の 7 の額 ただし, 期間不定のものは,7 年分の額ニ賃料増減額請求事件増減額分の 7 年分の額ホ所有権対象たる物の時価相当額へ占有権, 地上権, 永小作権, 賃貸権及び使用借権対象たる物の時価の 2 分の 1 の額 ただし, 権利の時価がその時価を超えるときは, 権利の時価相当額ト建物についての所有権に関する事件建物の時価相当額に敷地の時価の 3 分の 1 の額を加算した額建物についての占有権 賃借権及び使用借権に関する事件 へ にその敷地の時価の 3 分の 1 の額を加算した額チ地役権承役地の時価の 2 分の 1 の額リ担保権被担保債権額 ただし, 担保物の時価が債権額に達しないときは, 担保物の時価相当額ヌ不動産についての所有権, 地上権, 永小作権, 地役権, 賃借権及び担保権等の登記手続請求事件ホ, ヘ, チ及びリに準じた額ル詐害行為取消請求事件取消請求債権額 ただし, 取り消される法律行為の目的の価額が債権額に達しないときは, 法律行為の目的の価額オ共有物分割請求事件対象となる特分の時価の 3 分の 1 の額 ただし, 分割の対象となる財産の範囲又は特分に争いがある部分については, 対象となる財産の範囲又は特分の額ワ遺産分割請求事件対象となる相続分の時価相当額 ただし, 分割に対象となる財産の範囲又は相続分についての争いのない部分については, 相続分の時価の 3 分の 1 の額カ遺留分減殺請求事件対象となる遺留分の時価相当額ヨ金銭債権についての民亊執行事件請求債権額 ただし, 執行対象物件の時価相当額 ( 担保権設定, 仮差押等の負担があるときは, その負担を斟酌した時価相当額 ) 算定不能な場合の算定基準 800 万円とする ただし, 事件等の難易, 軽重, 手数の繁簡及び依頼者の受ける利益等を考慮して増減額することができる 経済的利益の額と紛争の実態又は依頼者の受ける額とに齟齬があるときは増減額しなければならない 2 事案簡明な事件とは, 特段の事件の複雑さ, 困難さ又は頻雑さが予想されず, 委任事務処理に特段の労力又は時間を要しないと見込まれる事件であって, 起訴前については事実関係に争いがない情状事件, 起訴後については公開法定数が 2 ないし 3 回程度と見込まれる情状事件 ( 上告事件を除く ) をいう 14

同一弁護士が起訴前に受任した事件を起訴後も引き続き受任するときは 1 の着手金を受けることができる ただし, 事案簡明な事件については, 起訴前の事件の着手金の 2 分の 1 とする 同一弁護士が引き続き上訴事件を受任するときは着手金及び報酬金を減額することができる 追加して受任する事件が同種であることにより, 追加件数の割合に比して一件あたりの執務量が軽減されるときは着手金及び報酬金を減額することができる 検察官上訴の取下げ又は免訴, 公訴棄却, 刑の免除, 破棄差戻若しくは破棄移送の言渡しがあったときの報酬金は, 費やした時間 執務量を考慮したうえで,1 による 3 半日 ( 往復 2 時間を超え 4 時間まで ) 一日 ( 往復 4 時間を超える場合 ) 15