文部科学省科学技術・学術政策研究所 第10回科学技術予測調査(サービス化社会分野 速報第1版)

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第 10 回科学技術予測調査集計結果速報 サービス化社会分野 2014 年年 11 月 文部科学省省 科学技術 学術政策研究所 科学技術動向研究センター

サービス化社会分野 概要 n 科学技術予測調査とは? u 第五期科学技術基本計画やイノベーション総合戦略略等の議論論に資する 基礎データの収集などを念念頭に 行行う, アンケート調査の 一種 n サービス化社会分野とは? u 第 9 回まで調査における 製造 分野を置換する形で新設 u インダストリー 4.0 や,PSS(Product- Service Systems), それらを包括する サービス学 を意識識 製品を含む様々なサービスの製造 提供 利利 用プロセスや, デザイン, サービス利利 用時に 生成 交換される価値などを分析し, 構成する学問 u 製造 vs. サービス ではなく Servitization, サービスを通じて様々なモノ, コトが繫がるという意味で サービス化 と設定 u 政策 や 教育 もサービスとして, 本分野に包含 n 調査結果概要 u サービスロボットやセンシングは重要性が 高く国際競争 力力もあるが 今後も優位を保つために資源配分が必要 u PSS や経営 政策については重要性は 高いが競争 力力でおとっており, 人材育成や制度度などソフト 面での対応が喫緊の課題 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 2

第 10 回科学技術予測調査 (2013-14 年年度度実施 ) ビジョン 科学技術 2013 年年 11 月 2014 年年 3 月 将来社会ビジョンに関する調査 u 多様な参加者によるワークショップ u 将来社会の構造化 ビジョン実現のための科学技術の役割検討 2014 年年 4 月 2014 年年 9 月 将来科学技術の抽出と評価 u 将来実現が期待される科学技術の抽出 u 科学技術の重要性 国際競争 力力等の専 門家評価 シナリオ 2014 年年 10 月 2015 年年 3 月 将来シナリオの作成 u 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 3

調査の 目的 n 科学技術イノベーション関連政策 戦略略の策定に向けた議論論に資することを 目的として 科学技術発展の今後の 方向性の 一つと考えられる 目指すべき社会の実現に向けた科学技術の発展について検討を 行行う 併せて アカデミア ロードマップや企業のロードマップ等への展開可能性を 高めることを 目指す n この 目的を達成するため 目指すべき社会の実現に必要となる科学技術の中 長期的発展 ( 今後 30 年年間 ) の 方向性や必要となる社会システム等について専 門家の 見見解を収集 分析する n 分析の結果 我が国の将来にとって重要であり かつ潜在的可能性の 高い科学技術を抽出する 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 4

実施体制 科学技術 学術政策研究所 協 力力要請 学会 協会等専 門家集団 分野別委員会 1 ICT アナリティクス 2 健康 医療療 生命科学 3 農林林 水産 食品 バイオテクノロジー 4 宇宙 海洋 地球 科学基盤 5 環境 資源 エネルギー 6 マテリアル デバイス プロセス 7 社会基盤 8 サービス化社会 シナリオ分析委員会 将来社会ビジョン検討 WS(H25 年年度度 ) 健康 長寿社会実現に向けた 生活習慣病 (2 型糖尿尿病 ) に係る試 行行的分析 (H25 年年度度 ) 科学技術課題の提 示 重要性等の評価 各分野の専 門家 Web アンケートへの回答 再 生可能エネルギーに係る産業連関分析 ( ~ H25 年年度度 ) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 5

実施概要 1 n アンケート概要 u 期間 1 回 目 (R1):2014 年年 9 月 1 日 ~ 30 日 2 回 目 (R2):2014 年年 10 月 7 日 ~ 24 日 本資料料データは R1 に基づく u 方法 Web アンケート 専 門家への回答協 力力依頼 NISTEP 専 門家調査員 ( 約 2000 名 ) 関連学協会等の会員 ( メーリングリストによる配信 / サイト掲載 ) u 回答状況 登録者 5237 名, うち 4309 名が回答 (R1 終了了時点,82%) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 6

実施概要 2 n 各分野の細 目と課題数 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 7

実施概要 3; 質問項 目 [ 研究開発特性 ] 項 目 定義 選択肢 重要性 科学技術と社会の両 面からみた総合的な重要度度 非常に 高い / 高い / 低い / 非 不不確実性 研究開発において確率率率的要素が多く 失敗の許容 複数 手法の検討が必 常に低い から 一つ選択 要であること 非連続性 倫倫理理性 国際競争 力力 [ 実現予測時期 ] 研究開発の成果が現在の延 長ではなく 市場破壊的 革新的であること 研究開発において倫倫理理性の考慮 社会受容の考慮が必要であること 日本が外国に 比べて国際競争 力力を有すること 項 目 定義 選択肢 技術的実現 社会実装 技術的な実現予測時期 ( 日本を含む世界のどこかでの実現 ) 所期の性能を得るなど技術的な環境が整う時期 ( 例例えば 研究室段階で技術開発の 見見通しがつく時期 ) 基礎的な課題であれば 原理理 現象が科学的に明らかにされる時期 日本社会での適 用 あるいは 日本が主体となって 行行う国際社会での適 用時期 実現された技術が製品やサービスなどとして利利 用可能な時期 ( または普及の時期 ) 科学技術以外の課題であれば 制度度が確 立立する 倫倫理理規範が確 立立する 価値観が形成される 社会的合意が形成されるなどの時期 * 非常に 高い :4 点 高い :3 点 低い :2 点 非常に低い :1 点としてスコアを算出し ランキングを作成 実現済 / 実現する / 実現しない / わからない ) から 一つ選択 実現する を選択した場合 2015 ~ 2050 年年のうちのいずれかの年年を回答 [ 重点施策 ] 項 目 技術的実現のため最も重点を置くべき施策 社会実装のため最も重点を置くべき施策 選択肢 人材戦略略 / 資源配分 / 内外の連携 協 力力 / 環境整備 / その他 から 一つ選択 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 8

細 目間の関係性 (PSS) 1 H25 3.1.2-1 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 9

0.4 0.3 0.2 0.1 0.0-0.1-0.1 0.0 0.1 未来技術俯瞰マップ ( 全体 ) 1. ICT 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 健康 医療療 生命科学 ( 赤点線内 ) は, 他分野からの独 立立性が 高い _ ICT BDCPSIoT HPC _ Sv Sv Sv PSS ICT DB _ 次ページに拡 大図 科学技術課題 の名詞出現頻度度を基に, 細 目の類似性を算出細 目間距離離が近いほど類似度度が 高い軸や位置 ( 上下左右 ) に数理理的意味はない 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 10

0.050 0.025 0.000-0.025-0.050-0.075-0.1 0.0 0.1 0.2 未来技術俯瞰マップ ( 拡 大 1) 1. ICT 2. 3. 4. 5. 計測 観測 モデリング _ 6. 7. 8. 人 工物 ICT 国 土 資源 _ HPC Sv BDCPSIoT Sv Sv _ PSS ICT 情報 DB 左下は,ICT アナリティクス, サービスなどの無形物 右上は, 国 土 環境保全 資源など有形物 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 11

未来技術俯瞰マップ ( 拡 大 2) 1. ICT 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. _ HPC Sv BDCPSIoT Sv Sv PSS ICT 無形物 概念念 プロセスも取り扱うという点で サービス化社会分野はICTとの親和性が 高い DB ICT が要素技術, サービスが構成技術と考えるとわかりやすい 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 12

回答者属性 : 全分野 人数 大学等 企業 その他 公的機関 研究 開発に従事 管理理 運営に従事 その他 ICT アナリティクス 936 52% 40% 7% 82% 11% 6% 健康 医療療 生命科学 877 51% 42% 8% 71% 16% 13% 農林林 水産 食品 バイオ 496 44% 25% 31% 79% 16% 6% 宇宙 海洋 地球 科学基盤 1431 49% 34% 17% 84% 11% 5% 環境 資源 エネルギー 833 47% 38% 16% 73% 19% 9% マテリアル デバイス プロセス 672 58% 29% 13% 86% 10% 4% 社会基盤 509 42% 43% 15% 70% 20% 10% サービス化社会 324 43% 42% 15% 75% 16% 9% 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 - 未回答 ICT アナリティクス 4% 24% 26% 23% 7% 1% 15% 健康 医療療 生命科学 2% 28% 26% 23% 7% 1% 13% 農林林 水産 食品 バイオ 2% 25% 27% 23% 9% 2% 12% 宇宙 海洋 地球 科学基盤 3% 25% 26% 22% 10% 1% 12% 環境 資源 エネルギー 2% 25% 24% 22% 14% 3% 11% マテリアル デバイス プロセス 2% 36% 25% 17% 10% 1% 8% 社会基盤 1% 25% 26% 23% 15% 2% 8% サービス化社会 2% 22% 27% 25% 10% 2% 10% 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 13

研究開発特性 : 全分野ー全体傾向 重要度度上位 1/3 課題の分野別割合 0% 20% 40% 60% 1. ICT 2. 健康医療 3. 農林水産 4. 未踏 5. 環境資源 6. 材料 7. 社会基盤 8. サービス不不確実性上位 1/3 課題の分野別割合 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1. ICT 2. 健康医療 3. 農林水産 4. 未踏 5. 環境資源 6. 材料 7. 社会基盤 8. サービス 国際競争 力力上位 1/3 課題の分野別割合 0% 20% 40% 60% 80% 1. ICT 2. 健康医療 3. 農林水産 4. 未踏 5. 環境資源 6. 材料 7. 社会基盤 8. サービス 非連続性上位 1/3 課題の分野別割合 0% 20% 40% 60% 1. ICT 2. 健康医療 3. 農林水産 4. 未踏 5. 環境資源 6. 材料 7. 社会基盤 8. サービス 各特性の回答を数値化 ( 非常に 高い :4 点 高い 3 点 低い 2 点 非常に低い 1 点 ) 各特性上位 1/3 に当たる 310 課題を抽出し 分野毎に当該課題の占める割合を表 示 1. ICT 2. 健康医療 3. 農林水産 4. 未踏 5. 環境資源 6. 材料 7. 社会基盤 8. サービス 倫倫理理性上位 1/3 課題の分野別割合 0% 20% 40% 60% 80% サービス分野の特徴 : 他の分野に 比べて全般的に重要性は低く, 競争 力力も無いその 一 方, 実現 見見通しは不不確実で, 倫倫理理的なハードルは 非常に 高い 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 14

0.02 0.00-0.02-0.02 0.00 0.02 0.04 共起関係マップ ( 全体 ) 1. ICT 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 基本的には特定分野の細 目に回答する傾向 環境, マテリアル, 社会基盤は回答者が混合する傾向も PSS HPC CPSIoT 次ページに拡 大図 ICT ICT _ 複数細 目回答者のデータに基づいて算出細 目間距離離が近いほど共起しやすい軸や位置 ( 上下左右 ) に意味はない 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 15

0.01 0.00-0.01-0.02-0.01 0.00 0.01 共起関係マップ ( 拡 大 ) HPC CPSIoT 1. ICT 2. 3. 4. 5. ICT 6. 7. 8. PSS ICT サービス化社会分野内では, 人 文系基礎研究 の回答者がやや異異質 1. サービスデザイン, ロボット, アナリティクス, 理理論論 2. 社会設計 シミュ,PSS, センシング 3. 経営 政策, 知識識マネジメント は回答者が混合する傾向も 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 16

参考 : 回答細 目数頻度度表 2000 1500 count 1000 8 分野 86 細 目完答者 :16 名 500 0 0 20 40 60 80 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 17

0.050 0.025 0.000-0.025-0.050-0.075-0.1 0.0 0.1 0.2 0.02 0.00-0.02-0.02 0.00 0.02 0.04 未来技術俯瞰マップと共起マップの関係 1. ICT 1. ICT 2. 3. 4. 5. _ 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. _ 6. 7. 8. _ ICT HPC CPSIoT ICT _ HPC Sv BDCPSIoT Sv Sv PSS ICT DB _ PSS ICT _ 未来技術俯瞰マップ ( 拡 大 ) 共起マップ ( 全体 ) n 課題レベルでは類似するものがあっても, 分野の間には壁 n ICT サービスなどの融合領領域における 人事交流流を より積極化させる仕組みを作ることでブレイクスルーが 生じる可能性は 高い 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 18

サービス化社会分野 : 回答者属性 大学以外が 5 割程度度存在する点に特徴 組織としても主要拠点は網羅羅 機関種別については, 登録時のメールアドレス (ac.jp, go.jp) で判別 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 19

回答者数概要 n 人 文社会系の 経営 政策, 知識識マネジメント は多くの 回答者を得ており, 注 目の度度合いがうかがえる n アナリティクスは他の分野にも類似の項 目があること, 出 口が ある程度度定まっていることを反映し, 回答数が少ない傾向 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 20

課題ごとの回答者数 ( 基準 ; 重要性回答者 ) 01. 02. 03. (PSS) 04. 60 05. 06. 07. 08. 09. 10. 回答者数 val 40 20 質問紙の設計により, 前にある細 目 課題は回答が多い傾向 PSS とセンシングの落落ち込みは特異異な傾向? 0 0 25 50 75 100 kid 課題 ID 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 21

研究開発特性 1: 細 目 比較 3.00 2.75 2.50 01. 02. 03. (PSS) 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 47 66 99 センシングやロボットは優勢 88 80 63 41 100 基礎理理論論や PSS では劣劣勢 98 14 20 センシング社会設計 75 60 93 87 43 82 68 18 85 97 40 91 74 44 56 84 6 76 95 4 45 83 72 2 15 79 96 5 78 28 48 37 58 1233 89 92 77 42 29 38 51 9 19 10 30 32 54 16 24 17 55 86 36 53 90 8 35 52 101 81 11 49 34 1 7 27 21 31 73 71 50 57 23 46 3 22 人 文系基礎経営 政策 59 39 65 62 64 67 61 13 26 69 70 ロボット 25 PSS 2.25 重要度度 / 国際競争 力力 : 選択肢を点数化し, スコアを算出. (4 点 : 非常に 高い,3 点 : 高い,2 点 : 低い,1 点 : 非常に低い ) 94 3.0 2.4 2.8 3.2 3.6 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 22

回答傾向分析 : 主成分分析 (PCA) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 23

20 0-20 -40-60 -60-30 0 30 60 回答傾向分類マップ :PCA ベース. 70. 62 59 ロボット 65 知識識マネジメント 1 79 76 PSS 57 22 77 71 26 58.30. 17 2 10.. 87 89 37 13 81 51 21 18 25.. 98 50 12 86 34 16 15. 69. 54 11 73 45...................... 68 66 23 43 60 46 63 28 67 82 55 7 84. 35 78.. 95 74 75 52 96 27 53 91 92 72 49 29 3 93 20 42... 100.. 14 サービス理理論論 サービスデザイン. 101 44 4 6 56 アナリティクス 97 人 文系基礎 経営 政策 80 64 センシング 社会設計 31 24 61 48 39 38 40 32 33. 90 85 5 83 89 36 88 94 99 01. 02. 03. (PSS) 04. 05.. 19. 47 06. 07. 08. 41 09. 10. 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 24

細 目ごと特徴のまとめ n サービスロボット u 技術 社会実現の確度度は 非常に 高く, 技術実現にむけた資源配分が特に重要 n 製品サービスシステム (PSS) u 技術 社会実現の確度度は 高いが, 技術 社会実現両 面において資源配分が重要, また, 内外連携 ( 国際標準化など ) も重要 n サービスセンシング, 社会設計 シミュレーション u 技術 社会実現の確度度は 高いが, 技術 社会実現両 面において環境整備が重要 n アナリティクス, 人 文系基礎, 経営政策 u 非連続型領領域で実現確度度の 見見積もりは困難, 人材育成と環境整備が重要 n サービス理理論論 u 実現確度度の分布は多様, 主に内外連携が重要 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 25

課題ごと実現年年 ( 平均値 ) の分布 2022 2026 count 30 20 count 30 20 01. 02. 03.(PSS) 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 10 10 0 0 2015 2020 2025 2030 2035 2015 2020 2025 2030 2035 n 基本的に, 比較的短期に実現できるとの 見見込み u 過去の調査では専 門性に 比例例して実現年年が遠くなる傾向 u サービス化社会分野の Proper 研究者がほとんど存在しないことが影響した可能性 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 26

課題ごと実現年年 ( 平均値 ) の分布 : 別図 2035 2030 01. 02. 03. (PSS) 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 76 34 37 95 74 92 78 n 技術実現 u 2020 年年 : センシング系技術が実現 u 2021 年年 : アナリティクス技術が実現 u 2022 年年 : ロボット,PSS 技術が実現 2025 41 12 64 67 66 593 65 29 43 9714101 70 45 4 28 6 42 68 18 27 44 52 3 35 69 100 962 8936 10 591351 60 90 15 8 17 98 7 57 50 53 84 330 11 16 82 48 86 61 87 47 55 88 38 39 19 3231 49 80 46 83 85 22 72 58 21 54 7971 26 81 23 73 20 24 2 7577 56 25 91 99 1 94 63 96 2026 u 2024 年年 : サービス理理論論も整いはじめる n 社会実装 u 2024 年年 : アナリティクスが活 用される u 2026 年年 : ロボットが普及しはじめる 40 u 2028 年年 :PSS が浸透する 2020 2022 u 2030 年年 : サービス理理論論や 人 文基礎研究の成果が認知 活 用されはじめる 2020 2024 2028 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 27

参考資料料 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 28

コメント分析概況 : トピックベース n LDA(Latent Dirichlet Allocation) によるトピック分類を試 行行 n 課題ごとにコメントをとりまとめ u 数を稼ぐ & 課題単位での傾向を 見見るため u 一部ユーザを除去 u 名詞, 動詞, 形容詞, 副詞に限定 動詞の接尾, 非 自 立立, する は対象外 名詞の代名詞, 非 自 立立は対象外 名詞が続く場合は連結してある程度度意味のある形に修正 遺伝 子 情報 は 遺伝 子情報 にする n トピック数は 5 を設定 u 感覚的に解釈しやすい粒粒度度として設定 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 29

トピックと所属単語 ( 上位 20) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 30

コメントのトピック分類結果 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 31

トピックと課題の対応例例 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 32

研究開発特性 2: 重要度度 u 分野内で, 重要度度上位 1/5 課題 (19 課題, スコア 3.4 以上 ) のうち, サービスロボット は 7 課題と, 総じて重要度度が 高い PSS, センシングが 4 課題,2 課題と後に続く u 経営 政策 からは 政策 立立案の際, 従来の統計データに加え, 機械学習を 用いたビッグデータ解析など, データマイニング技術の成果も活 用されるようになる といった課題も重要度度上位にランク スコア : 選択肢を点数化して算出.(4 点 : 非常に 高い,3 点 : 高い,2 点 : 低い,1 点 : 非常に低い ) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 33

研究開発特性 3: 国際競争 力力 u 国際競争 力力は基本的に低い ( 最 高で 3.2,3.0 以上が 22 課題 ) u 上位にランクされたのは, ロボット関連の課題 u PSS をはじめとする多くの課題ですでに出遅れており, 情報産業に引き続いて欧 米の後塵を拝している状況 スコア : 選択肢を点数化して算出.(4 点 : 非常に 高い,3 点 : 高い,2 点 : 低い,1 点 : 非常に低い ) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 34

研究開発特性 4: 不不確実性 u 全般的な傾向として不不確実性は低い ( 最 高で 3.3) 人 文社会系基礎, サービス理理論論など, 非 工学系細 目については研究特性を反映し, 不不確実性が 大きい 工学系にも, 満 足度度など 人間の主観に関連する課題については不不確実性が 大きい スコア : 選択肢を点数化して算出.(4 点 : 非常に 高い,3 点 : 高い,2 点 : 低い,1 点 : 非常に低い ) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 35

研究開発特性 5: 倫倫理理性 u 高齢者介護やパーソナルデータ関連の課題に 高い倫倫理理性 個 人の情報を, 誰が, どういう形で管理理するのかを考えたときに, 国の果たす役割は 非常に 大きい スコア : 選択肢を点数化して算出.(4 点 : 非常に 高い,3 点 : 高い,2 点 : 低い,1 点 : 非常に低い ) 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 36

重点を置くべき施策 1: 人材戦略略 技術実現 n 人 文系基礎や経営 政策など 非 工学系 理理論論系の課題が上位に集中 u 理理論論など知識識集約型分野がメインとなっており, リーズナブルな結果 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 37

重点を置くべき施策 2: 資源配分 技術実現 n ロボット, 社会設計などの分野では資源配分が必要 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 38

重点を置くべき施策 3: 内外連携 協 力力 技術実現 n 製品サービスシステム (PSS) に関する課題が上位に位置 u 標準化に関わる話題が多いという意味においてリーズナブル スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 39

重点を置くべき施策 4: 環境整備 技術実現 n 個 人情報など, パーソナルデータに関連して, サービスセンシング系の課題が上位に位置 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 40

重点を置くべき施策 1: 人材戦略略 社会実装 n 技術実装とほぼ同様 n 人 文系基礎や経営 政策など 非 工学系 理理論論系の課題が上位に集中 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 41

重点を置くべき施策 2: 資源配分 社会実装 n サービス理理論論はじめ, 人 文系課題がランクインしている点に特徴 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 42

重点を置くべき施策 3: 内外連携 協 力力 社会実装 n 製品サービスシステム (PSS) に加え, 経営 政策が上位に位置 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 43

重点を置くべき施策 4: 環境整備 社会実装 n 個 人情報など, パーソナルデータに関連課題が上位に位置 n おおむね技術実現と同様の傾向 スコア : 回答者の割合 (%) で表 示 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 44

直近課題 技術実現 30 n 多くの課題が 2020 年年に集中 u センシング, アナリティクス系はとくに 2020 年年以前課題も数件存在 count 20 10 2020 年年 0 2015 2020 2025 2030 2035 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 45

長期課題 技術実現 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 46

直近課題 社会実装 n 基本的には技術実現に類似する傾向 u センシング, アナリティクス系は早期に社会実装もされるとの 見見込み 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 47

2030 年年以降降の課題 社会実装 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 48

課題ごと実現年年 ( 中央値 ) の分布 count 30 20 count 30 20 01. 02. 03.(PSS) 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 10 10 0 0 2015 2020 2025 2030 2035 2015 2020 2025 2030 2035 n 基本的に, 比較的短期に実現できるとの 見見込み u 過去の調査では専 門性に 比例例して実現年年が遠くなる傾向 u サービス化社会分野の Proper 研究者がほとんど存在しないことが影響した可能性 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 49

課題ごと実現年年 ( 中央値 ) の分布 : 別図 2035 2030 01. 02. 03. (PSS) 04. 05. 06. 07. 08. 09. 10. 7681 58 95 91 74 96 34 56 92 7578 37 65 n 技術実現 u 2020 年年 : センシング系技術が実現 u 2021 年年 : アナリティクス技術が実現 u 2022 年年 : ロボット,PSS 技術が実現 72 64 23 35 29 79 66 93 63 97 101 99 25 u 2024 年年 : サービス理理論論も整いはじめる n 社会実装 2025 88 84 22 43 45 20 18 15 16 31 59 13 2 1 7 8 3 4 9 52 62 33 69 46 17 27 5 11 12 6 14 21 38 32 53 61 87 77 60 42 44 70 67 71 98 48 26 51 80 50 54 90 2857 24 36 100 73 68 94 89 u 2024 年年 : アナリティクスが活 用される 4982 47 86 55 u 2026 年年 : ロボットが普及しはじめる 85 30 39 u 2028 年年 :PSS が浸透する 2020 41 83 40 19 u 2030 年年 : サービス理理論論や 人 文基礎研究の成果が認知 活 用されはじめる 2015 2020 2025 2030 文部科学省省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( サービス化社会分野速報第 1 版 ) 50

( 参考 ) 全体実施概要 将来に実現が期待される科学技術 ( 課題 と呼ぶ ) の研究開発特性等に関する専門家アンケートを実施 展望期間 2050 年まで ただし 2020 年 2030 年 2050 年がターゲットイヤー 対象分野 1ICT アナリティクス 2 健康 医療 生命科学 3 農林水産 食品 バイオテクノロジー 4 宇宙 海洋 地球 科学基盤 5 環境 資源 エネルギー 6 マテリアル デバイス プロセス 7 社会基盤 8 サービス化社会 科学技術課題 分野別委員会にて細目及び課題を検討 計 932 課題を設定 アンケート実施 期間 : 2014 年 9 月 1 日 ~9 月 30 日 方法 : webアンケート 科学技術 学術政策研究所の持つ専門家ネットワークの専門調査員 ( 約 2000 名 ) 及び関連学協会会員に協力を依頼 回答状況 : 登録 5237 名 うち4309 名が回答 所属 : 大学等 49.1% 企業 その他 36.4% 公的機関 14.5% 年代 : ~30 代 30% 40 代 26% 50 代 22% 60 代 ~ 12% 不明 11% 文部科学省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( 速報第一版 )

( 参考 ) 質問項目 [ 研究開発特性 ] 項目定義選択肢 重要度 科学技術と社会の両面からみた総合的な重要度 非常に高い / 高い / 低い / 非 不確実性 研究開発において確率的要素が多く 失敗の許容 複数手法の検討が必要で 常に低い から一つ選択 あること 非連続性 倫理性 国際競争力 [ 実現予測時期 ] 研究開発の成果が現在の延長ではなく 市場破壊的 革新的であること 研究開発において倫理性の考慮 社会受容の考慮が必要であること 日本が外国に比べて国際競争力を有すること 項目定義選択肢 技術実現技術的な実現予測時期 ( 日本を含む世界のどこかでの実現 ) 所期の性能を得るなど技術的な環境が整う時期 ( 例えば 研究室段階で技術開発の見通しがつく時期 ) 基礎的な課題であれば 原理 現象が科学的に明らかにされる時期 社会実装 [ 重点施策 ] 項目 日本社会での適用 あるいは日本が主体となって行う国際社会での適用時期 実現された技術が製品やサービスなどとして利用可能な時期 ( または普及の時期 ) 科学技術以外の課題であれば 制度が確立する 倫理規範が確立する 価値観が形成される 社会的合意が形成されるなどの時期 技術実現のため最も重点を置くべき施策 社会実装のため最も重点を置くべき施策 選択肢 人材戦略 / 資源配分 / 内外の連携 協力 / 環境整備 / その他 から一つ選択 文部科学省科学技術 学術政策研究所第 10 回科学技術予測調査 ( 速報第一版 ) * 選択肢を数値化し スコアを算出 ( 非常に高い :4 点 高い :3 点 低い :2 点 非常に低い :1 点 ) 実現済 / 実現する / 実現しない / わからない から一つ選択 実現する を選択した場合 実現年として 2015~2050 年の間のある年を回答