( 別 紙 1) 紹 介 状 病 院 担 当 医 様 この 度, 患 者 様 の 体 液 によって, 当 院 の 職 員 が, 皮 内 粘 膜 及 び 傷 のある 皮 膚 への 曝 露 事 故 を 起 こしました ついては, 必 要 な 検 査, 予 防 内 服 の 処 方 及 び 指 導 について, 御 検 討 いただきますようお 願 いしま す 職 員 名 所 属 部 署 連 絡 先 平 成 年 月 日 医 療 機 関 名 所 在 地 医 師 印
( 別 紙 2) 抗 HIV 薬 による 予 防 内 服 についての 説 明 書 1 予 防 内 服 は 次 のとおり 行 います 事 故 発 生 から,できるだけ 速 やかに(CDCでは 遅 くとも72 時 間 以 内 としている) 内 服 を 開 始 します 内 服 薬 は,ツルバダ or ( ) とアイセントレス or ( )です 4 週 間 の 内 服 が 推 奨 されています 事 故 発 生 後,6 週 間 後,3 ヵ 月 後 に HIV (ヒト 免 疫 不 全 ウイルス) 感 染 の 有 無 について 確 認 が 必 要 です 2 HIV 感 染 血 液 による 針 刺 しなどの 職 業 曝 露 から,HIV の 感 染 が 成 立 する 危 険 性 は 非 常 に 低 く, 次 のとおり 報 告 されています HIV 汚 染 血 液 の 針 刺 し 事 故 によって 感 染 する 確 率 は,0.3% HIV 汚 染 血 液 の 粘 膜 への 曝 露 によって 感 染 する 確 率 は,0.09% HIV 汚 染 血 液 の 血 中 ウイルス 量 が 1000 コヒ ー/ml 以 下 では, 感 染 する 確 率 は,ほとんど0に 近 い 3 予 防 内 服 の 効 果 は 次 のとおりです 予 防 内 服 により100% 感 染 が 防 止 できるものではありません それでも, 予 防 内 服 を 勧 める 理 由 は,さらに 感 染 のリスクを 減 らすことが 証 明 されているからです HIV 専 門 医 の 多 くは 耐 性 ウイルスの 懸 念 から, 抗 HIV 薬 を 3 剤 ( 成 分 ) 内 服 することを 推 奨 しています 内 服 するか 否 かについて,どうしてよいかわからない 場 合 は,HIV 専 門 医 の 多 くは,とりあえず 第 1 回 目 の 内 服 をすることを 推 奨 しています その 後 12 時 間 の 時 間 的 余 裕 ができますので,その 時 点 で 拠 点 病 院 の 専 門 医 に 相 談 してよりよい 方 法 を 考 慮 することが 可 能 になります 4 その 他 妊 娠 初 期 での 胎 児 への 安 全 性 は 確 認 されていません しかし, 胎 児 へのHIV 感 染 予 防 のために DHHS ガイドライン( 注 )で HIV 抗 体 陽 性 の 妊 婦 に 対 して 抗 HIV 薬 内 服 が 推 奨 されています ( 注 )DHHS(アメリカ 合 衆 国 保 健 社 会 福 祉 省 ) Guidelines for the use of Antiretroviral Agents in HIV-1-Infected Adult and Adolescents, 05/01/2014 (http://aidsinfo.nih.gov) 妊 娠 していても 抗 HIV 薬 の 内 服 は 可 能 ですが,その 場 合 は,ブロック 拠 点 病 院 ( 広 島 大 学 病 院, 県 立 広 島 病 院, 広 島 市 立 広 島 市 民 病 院 )の 専 門 医 に 受 診 または 相 談 してください 抗 HIV 薬 は,B 型 肝 炎 の 治 療 薬 として 使 われているものがあります B 型 肝 炎 の 既 往 がある 場 合 は, 専 門 医 への 相 談 が 必 要 です
( 別 紙 3) 患 者 への HIV 検 査 の 説 明 事 項 ( 患 者 に 対 し HIV 検 査 の 同 意 を 得 る 場 合 に, 必 要 な 説 明 内 容 ) 以 下 の 内 容 を,プライバシーが 守 れる 環 境 で 説 明 する この 度, 医 療 行 為 または 看 護 ケアを 行 う 過 程 で, 当 院 職 員 が 患 者 の 体 液 に 曝 露 したことによる 事 故 を 起 こしたこと 一 般 に, 体 液 からは HIV(ヒト 免 疫 不 全 ウイルス) 感 染 症 等 を 起 こすことが 知 られているので, 職 員 への 感 染 予 防 のため, HIV 迅 速 検 査 をさせていただきたいこと 検 査 結 果 は, 分 かり 次 第, 後 日 お 伝 えすること 検 査 結 果 には 偽 陽 性 の 場 合 もあり, 確 定 診 断 がでるまでは 時 間 がかかること 万 一 感 染 されている 場 合 でも, 現 在 は 良 い 治 療 法 や 社 会 支 援 制 度 があること 当 院 職 員 が 予 防 内 服 治 療 を 行 う 場 合 に 必 要 となるため,HBs 抗 原 及 び HCV 抗 体 の 検 査 も 併 せて 行 いたいこと 検 査 のために, 約 2ml と 約 5mlの 採 血 を 行 うこと 検 査 の 費 用 は, 全 て 当 方 で 負 担 すること 個 人 情 報 ( 検 査 の 実 施, 結 果 等 )については, 患 者 への 報 告 および 当 院 職 員 の 感 染 予 防 の 目 的 以 外 には 使 用 しないこと
( 別 紙 4) HIV 検 査 等 に 関 する 同 意 書 ( 患 者 用 ) 様 この 度,あなたの 医 療 行 為 または 看 護 ケアを 行 う 過 程 で, 当 院 職 員 が,あなたの 体 液 ( 血 液 その 他 : )に 曝 露 するという 事 故 を 起 こしました 一 般 に, 体 液 による 事 故 で 肝 炎 ウイルスや HIV(ヒト 免 疫 不 全 ウイルス)の 感 染 が 起 こることがあります 職 員 への 感 染 の 危 険 性 を 知 り, 予 防 的 治 療 の 必 要 性 を 判 断 するために,あなたの 血 液 を 採 血 して 検 査 をさせてください 検 査 の 項 目 は,B 型 肝 炎 ウイルス 検 査 (HBs 抗 原 検 査 ),C 型 肝 炎 ウイルス 検 査 (HCV 抗 体 検 査 ), HIV 検 査 (HIV 抗 原 抗 体 検 査 )です 検 査 の 費 用 は 病 院 が 負 担 いたします また, 検 査 の 結 果 は, 後 日,ご 報 告 させていただきます なお, 個 人 情 報 ( 検 査 の 実 施, 結 果 等 )については, 当 院 職 員 の 感 染 予 防 の 目 的 以 外 には 使 用 いたし ません 平 成 年 月 日 説 明 者 上 記 の 説 明 を 受 け, 採 血 検 査 を 受 けることに 同 意 します 平 成 年 月 日 署 名
( 別 紙 5) HIV 検 査 等 に 関 する 同 意 書 ( 被 曝 露 者 用 ) 様 この 度, 発 生 した 体 液 曝 露 事 故 において,あなたが 予 防 内 服 をすることについての 必 要 性 を 検 討 する 上 で,あなたの HIV(ヒト 免 疫 不 全 ウイルス) 検 査 (HIV 抗 体 迅 速 検 査 )を 実 施 する 必 要 が あります HIV 抗 体 が 作 られるまで 2~3 ヵ 月 かかると 言 われています 真 の 結 果 を 得 るため,HIV 検 査 を 複 数 回 行 うことになります 目 安 として, 事 故 発 生 後,6 週 間 後,3 ヵ 月 後 に 検 査 を 行 います また, 抗 HIV 薬 を 選 択 する 上 で,B 型 肝 炎 (HBs 抗 原 抗 原 検 査 )についても, 必 要 であれば 検 査 します 個 人 情 報 ( 検 査 の 実 施, 結 果 等 )については,あなたの HIV 感 染 予 防 の 目 的 以 外 には 使 用 しま せん 担 当 医 平 成 年 月 日 病 院 上 記 の 説 明 を 受 け, 複 数 回 の 採 血 検 査 を 受 けることに 同 意 します 名 前 平 成 年 月 日
( 別 紙 6) 予 防 内 服 に 関 する 同 意 書 病 院 長 様 この 度, 私 は 体 液 曝 露 事 故 により HIV(ヒト 免 疫 不 全 ウイルス)に 感 染 する 危 険 性 と, 抗 HIV 剤 を 服 用 することによる 感 染 予 防 の 利 益, 抗 HIV 剤 による 副 作 用 の 発 生 リスクについて 説 明 書 を 読 み, 医 師 から 説 明 を 受 けました また, 妊 婦 への 安 全 性 が 確 認 されていないことを 含 め, 説 明 を 十 分 理 解 した 上 で, 自 らの 意 思 で, 抗 HIV 剤 による 予 防 内 服 ( 多 剤 併 用 療 法 )を 行 うことを 決 めましたので, 下 記 の 投 薬 を 希 望 しま す 服 用 希 望 薬 剤 ( 必 ず 本 人 がチェックすること) ツルバダ(テノホビルとエムトリシタビンの 合 剤 ) アイセントレス 平 成 年 月 日 名 前 ( 医 療 機 関 名 : )