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科 目 番 号 : 4-1 授 業 名 称 : シ ラ バ ス 概 要 自 治 体 EAを 中 心 として 業 務 分 析 の 手 法 について 解 説 するとともに 実 際 のEAに 向 けた 初 歩 的 な 作 業 を 通 じて 業 務 分 析 に 係 る 理 解 を 深 める 学 習 目 標 1 自 治 体 EAに 基 づく 業 務 分 析 について 概 要 を 理 解 する (ア)EAの 考 え 方 について 理 解 する (イ)EAドキュメントについて 概 要 を 理 解 する 2 業 務 分 析 手 法 のうち WFAを 中 心 に DMM DFD 等 を 活 用 して 業 務 シ ステムの 現 状 把 握 分 析 ( 見 える 化 )ができる 3 EAを 踏 まえた 業 務 プロセスの 改 善 (BPM)について 概 要 を 理 解 する (ア)BPRの 考 え 方 及 び 進 め 方 について 概 要 を 理 解 する (イ)BPRの 事 例 から 具 体 的 なイメージについて 理 解 する テキストの 主 な 内 容 業 務 分 析 の 必 要 性 自 治 体 EAの 概 要 EAドキュメントについて 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 業 務 説 明 書 DMM DFD WFA 業 務 の 見 える 化 の 重 要 性 業 務 プロセスの 改 善 概 要 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より 教 育 手 法 講 義 及 び 実 習 担 当 講 師 及 び 講 師 の 必 要 要 件 自 治 体 のおける 住 民 向 け 行 政 サービスに 一 定 の 理 解 があること また 業 務 分 析 手 法 (EAドキュメント 作 成 活 用 BPM)や 総 合 窓 口 に 係 る 先 進 事 例 等 の 業 務 プロセス 1

改 革 に 一 定 の 理 解 があること 参 考 資 料 1 佐 賀 県 ホームページ (http://www.pref.saga.lg.jp/web/kensei/_1363/ict-kikou/jititaikuraudo.ht ml) 2 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 成 果 報 告 書 (http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/platform.html) 2

4-1 住 民 視 点 の 行 政 サービス 提 供 に 向 けた 業 務 分 析 手 法 1. 本 講 義 の 学 習 目 標 自 治 体 EAに 基 づく 業 務 分 析 について 概 要 を 理 解 する EAの 考 え 方 について 理 解 する EAドキュメントについて 概 要 を 理 解 する 業 務 分 析 手 法 のうち WFAを 中 心 に DMM DFD 等 を 活 用 して 業 務 システムの 現 状 把 握 分 析 ( 見 える 化 ) ができる EAを 踏 まえた 業 務 プロセスの 改 善 (BPM)について 概 要 を 理 解 する BPRの 考 え 方 及 び 進 め 方 について 概 要 を 理 解 する BPRの 事 例 から 具 体 的 なイメージについて 理 解 する 1 1

2. 本 講 義 の 構 成 業 務 分 析 の 必 要 性 自 治 体 EAの 概 要 EAドキュメントについて 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 業 務 説 明 書 DMM DFD WFA 業 務 の 見 える 化 の 重 要 性 業 務 プロセスの 改 善 概 要 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より 2 3. 本 講 義 の 範 囲 Phase 0 事 前 検 討 本 研 修 の 対 象 本 研 修 の 対 象 外 1-1 推 進 体 制 の 立 ち 上 げ 合 意 形 成 推 進 組 織 の 形 態 規 約 等 の 整 備 役 割 分 担 検 討 の 予 算 Phase2 2-5 ベンダ 選 定 契 約 締 結 選 定 委 員 会 設 置 要 綱 評 価 基 準 契 約 書 SLA Phase 1 計 画 立 案 1-2 現 行 システム 概 要 調 査 現 行 システム 内 容 契 約 関 連 経 費 現 行 課 題 1-3 導 入 計 画 の 策 定 基 本 方 針 対 象 範 囲 クラウド 形 態 体 制 費 用 負 担 計 画 等 策 定 2-1 現 行 業 務 システムの 棚 卸 し システムの 把 握 業 務 分 析 改 善 要 望 2-2 業 務 標 準 化 の 検 討 自 治 体 間 の 業 務 プロセスの 分 析 カスタマイズ 率 を 下 げるための 分 析 (FIT&GAP 等 ) Phase 3 導 入 移 行 3-1 システム 設 計 2-4の 要 件 個 々における 設 計 の 実 施 テスト 研 修 計 画 3-2 データ 移 行 作 業 分 担 中 間 ファイルレイアウト データクレンジング 3-3 テスト 研 修 運 用 テスト 操 作 者 研 修 の 実 施 4-1 サービスレベル 評 価 SLAに 基 づく 評 価 の 定 期 的 な 実 施 ベ ン ダ 等 に 依 頼 す る 範 囲 Phase 2 仕 様 検 討 調 達 2-3 条 例 規 則 等 の 影 響 調 査 改 正 事 務 分 掌 ( 組 織 ) 帳 票 各 種 申 請 様 式 2-4 新 システム 調 達 仕 様 書 の 作 成 各 種 要 件 定 義 ( 機 能 帳 票 基 盤 data 移 行 外 部 連 携 保 守 ) Phase 4 運 用 4-2 法 制 度 改 正 対 応 機 能 強 化 / 改 修 に 係 る 適 用 評 価 費 用 調 整 4-3 サービス 継 続 切 替 サービス 継 続 切 替 の 判 断 の 実 施 3 2

4. 業 務 分 析 の 必 要 性 業 務 分 析 なくして 最 適 化 なし 業 務 分 析 は 最 適 化 の 前 提 となる 業 務 分 析 は 日 頃 の 業 務 を 違 う 立 ち 位 置 から 見 直 すこと 業 務 の 改 善 を 目 指 すためには どのような 業 務 があり どのように 実 施 し ているか 真 の 姿 を 把 握 することが 非 常 に 重 要 システムの 導 入 は 業 務 改 善 の 手 段 に 過 ぎない 業 務 を 見 直 し どこに 課 題 があるのか 分 析 した 結 果 改 善 の 手 段 としてシ ステムを 導 入 することもある ただし 正 しい 現 状 把 握 ができていなければ いくらシステムを 導 入 しても 業 務 の 改 善 にはつながらない 自 治 体 業 務 の 体 系 的 な 業 務 分 析 自 治 体 EA 4 5. 自 治 体 EAの 概 要 ~ 自 治 体 EAとは1~ EA(エンタープライズアーキテクチャ)とは 組 織 全 体 を 通 じた 業 務 システムの 最 適 化 を 図 る 設 計 手 法 情 報 システム 担 当 部 門 だけでなく 首 長 から 原 課 担 当 者 まで 参 加 する 全 庁 横 断 的 な 検 討 組 織 の 中 で 外 部 の 支 援 企 業 に 任 せきりにすることなく 地 方 自 治 体 の 職 員 が 自 ら 実 施 住 民 満 足 度 の 向 上 を 目 的 とし 行 政 改 革 の 視 点 を 取 り 入 れることにより 業 務 とシステムを 一 体 とした 改 革 を 目 指 す 4 階 層 の 体 系 について 現 状 (AsIs)と 理 想 (ToBe)を 整 理 業 務 システムを (1) 政 策 業 務 体 系 (BA) (2)データ 体 系 (DA) (3) 適 用 処 理 体 系 (AA) (4) 技 術 体 系 (TA) の4つの 階 層 に 区 分 業 務 とシステムの 現 状 (AsIs) と 理 想 (ToBe) を 整 理 5 3

5. 自 治 体 EAの 概 要 ~ 自 治 体 EAとは2~ EAでは 4 階 層 の 体 系 について 現 状 (AsIs)と 理 想 (ToBe)を 整 理 市 民 課 福 祉 課 水 道 課 現 状 (AsIs) 住 民 基 本 台 帳 事 務 医 療 業 務 水 道 業 務 業 務 フロー システム DB 業 務 フロー システム DB 業 務 フロー システム DB AsIs 版 4 階 層 の 体 系 政 策 業 務 体 系 データ 体 系 適 用 処 理 体 系 技 術 体 系 EAの 導 入 法 律 規 則 等 のしばりによる 無 駄 な 業 務 フロー システム 連 携 が 出 来 ていないため システム 間 で 重 複 したデータ 管 理 業 務 の 見 える 化 知 識 の 共 有 最 適 化 ToBe 版 市 民 課 4 階 層 の 体 系 福 祉 課 政 策 業 務 体 系 データ 体 系 水 道 課 適 用 処 理 体 系 技 術 体 系 理 想 (ToBe) 住 民 基 本 台 帳 事 務 医 療 業 務 水 道 業 務 シ ス テ ム 業 務 フ ロ ー 全 体 最 適 による 重 複 の 排 除 欠 落 の 補 強 を 行 なった 理 想 の 業 務 システム( 事 務 効 率 サービスレベルの 向 上 ) 顧 客 志 向 や 技 術 変 化 に 応 じて 随 時 業 務 システムを 最 適 化 DB 1 政 策 業 務 体 系 (BA): 政 策 業 務 の 企 画 立 案 処 理 過 程 情 報 及 び 情 報 の 流 れを 示 すモデル 2データ 体 系 (DA) : 情 報 処 理 を 行 うために 利 用 されるデータの 構 成 として 業 務 を 遂 行 するための 情 報 処 理 に 必 要 となるデータ 間 の 関 係 を 示 すモデル 3 適 用 処 理 体 系 (AA) : 業 務 の 遂 行 に 必 要 なアプリケーションシステムの 構 成 について データ 処 理 と 業 務 の 関 係 を 示 すモデル 4 技 術 体 系 (TA) : 業 務 を 遂 行 するための 情 報 処 理 に 関 して 必 要 となるハードやソフトの 技 術 基 盤 やセキュリティ 基 盤 の 構 成 を 示 すモデル 6 6.EAドキュメントについて ~ 全 体 ~ EAドキュメント(EA 成 果 物 ) 政 策 業 務 体 系 (BA) データ 体 系 (DA) 適 用 処 理 体 系 (AA) 技 術 体 系 (TA) 種 類 業 務 説 明 書 機 能 構 成 図 (DMM) 機 能 情 報 関 連 図 (DFD) 業 務 流 れ 図 (WFA) 内 容 目 的 プロジェクトの 憲 章 業 務 システム 管 理 運 用 責 任 体 制 業 務 機 能 一 覧 各 階 層 機 能 間 の 主 要 データ 情 報 の 流 れの 可 視 化 システム 化 対 象 業 務 におけるデータ 処 理 の 組 織 場 所 順 序 情 報 体 系 整 理 図 (UMLクラス 図 ) 情 報 間 の 関 連 と 構 造 の 論 理 モデル CRUD 作 成 を 奨 励 実 体 関 連 図 (ERD) データ 定 義 表 情 報 システム 関 連 図 情 報 システム 機 能 構 成 図 ネットワーク 構 成 図 ソフトウェア 構 成 図 ハードウェア 構 成 図 システム 実 装 レベルのデータモデル データ 属 性 定 義 一 覧 情 報 システム 間 のデータ 交 換 種 類 と 方 向 ハード ソフトで 実 装 する 機 能 構 成 の 図 式 化 サーバ 等 の 機 器 の 物 理 的 論 理 的 な 接 続 関 係 サーバ クライアント 等 機 器 に 実 装 するソフト 構 成 機 器 のCPU メモリ HD 等 機 器 構 成 実 施 範 囲 自 治 体 で 行 うべき 範 囲 外 部 発 注 等 で 実 施 できる 範 囲 7 4

1-1 1-2 1-3 2-1 2-2 2-3 3-1 3-2 3-3 実 態 調 査 関 連 事 業 調 整 計 画 策 定 受 付 調 査 支 援 方 法 検 討 申 込 受 付 審 査 結 果 通 知 1-8 1 1-4 2-8 2 2-4 3-8 3 3-4 育 成 支 援 行 動 パブ リック コ メント 家 庭 児 童 相 談 支 援 児 童 保 育 請 求 処 理 計 画 策 定 募 集 ( 1) 1-7 1-6 1-5 2-7 2-6 2-5 3-7 3-6 3-5 公 開 計 画 調 整 支 援 結 果 記 録 状 況 把 握 滞 納 通 知 収 納 情 報 取 得 8-1 8-2 8-3 1 2 3 4-1 4-2 4-3 育 成 支 援 行 動 家 庭 児 童 相 談 児 童 保 育 制 度 周 知 申 請 届 出 受 付 審 査 計 画 策 定 ( 1) 8-8 8 8-4 8 0 4 4-8 4 4-4 児 童 福 祉 手 当 給 付 手 当 給 付 認 定 結 果 通 知 8-7 8-6 8-5 7 6 5 4-7 4-6 4-5 支 給 結 果 通 知 報 告 請 求 医 療 給 付 現 況 届 通 知 支 給 ( 2) 7-1 7-2 7-3 6-1 6-2 6-3 5-1 5-2 5-3 デー タ 収 集 資 料 作 成 報 告 申 請 届 出 受 付 審 査 交 付 7-8 7 7-4 6-8 6 6-4 5-8 5 5-4 医 療 費 支 給 申 請 受 報 告 請 求 請 求 医 療 給 付 理 7-7 7-6 7-5 6-7 6-6 6-5 5-7 5-6 5-5 現 況 届 通 知 支 給 医 療 費 支 給 審 査 住 民 調 査 依 頼 調 査 結 果 調 査 結 果 (1-1 ) 実 態 調 査 住 民 調 整 内 容 計 画 (1-6 ) 公 開 育 成 支 援 行 動 計 画 地 域 協 議 会 (1-2) 関 連 事 業 調 整 調 査 結 果 育 成 支 援 行 動 計 画 調 整 内 容 事 業 調 整 結 果 育 成 支 援 行 動 計 画 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 1-3 ) 計 画 策 定 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 案 ) (1-5) 計 画 調 整 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 案 ) (1-4 ) パブ リッ クコ メ ント 募 集 意 見 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 案 ) 住 民 6.EAドキュメントについて ~ 進 め 方 との 関 係 ~ 全 体 の 進 め 方 とドキュメントの 関 係 業 務 説 明 書 対 象 範 囲 構 成 する 業 務 機 能 を 明 確 化 機 能 構 成 図 (DMM) 業 務 機 能 の 処 理 過 程 と 情 報 の 流 れを 明 確 化 機 能 情 報 関 連 図 (DFD) 処 理 過 程 に 沿 って 処 理 される 組 織 場 所 順 序 を 明 確 化 業 務 流 れ 図 (WFA) 業 務 分 析 現 状 体 系 (As Is) 将 来 体 系 (To Be) 機 能 構 成 図 (DMM) 機 能 情 報 関 連 図 (DFD) 業 務 流 れ 図 (WFA) BPR 方 向 性 が 決 定 各 情 報 間 の 関 連 お よび 構 造 を 明 確 化 情 報 体 系 整 理 図 (UMLクラス 図 ) UMLクラス 図 を システム 実 装 を 意 識 したデータ 構 造 モデルに 変 換 実 体 関 連 図 (ERD) 個 々のデータ 属 性 定 義 を 一 覧 にして 整 理 データ 定 義 表 情 報 システム 間 の 情 報 の 種 類 および 方 向 を 図 式 化 情 報 システム 関 連 図 ネットワーク 構 成 図 ハードウェア 構 成 図 ソフトウェア 構 成 図 実 装 する 機 能 の 構 成 を 明 確 化 情 報 システム 機 能 関 連 図 情 報 システムの 物 理 的 / 論 理 的 な 接 続 関 係 を 明 確 化 機 器 のCPU メモリ ハードディ スク 等 の 機 能 構 成 を 明 確 化 サーバ 等 の 機 器 に 実 装 するソ フトウェアの 構 成 を 明 確 化 具 体 化 の 工 程 8 6.EAドキュメントについて ~ドキュメントのイメージ1~ EAドキュメント( 例 ) 業 務 説 明 書 業 務 流 れ 図 (WFA) 機 能 情 報 関 連 図 (DFD) 機 能 構 成 図 (DMM) 情 報 体 系 整 理 図 (UMLクラス 図 ) 実 体 関 連 図 (ERD) 9 5

6.EAドキュメントについて ~ドキュメントのイメージ2~ EAドキュメント( 例 ) データ 定 義 表 情 報 システム 関 連 図 情 報 システム 機 能 関 連 図 ネットワーク 構 成 図 ハードウェア 構 成 図 ソフトウェア 構 成 図 10 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~ 業 務 説 明 書 1~ 業 務 説 明 書 の 記 載 事 項 目 的 業 務 システムの 目 的 機 能 情 報 システムの 管 理 運 用 体 制 を 明 らかにする 記 述 内 容 目 的 機 能 当 該 業 務 システムの 目 的 及 び 機 能 を 記 述 する 管 理 運 用 体 制 図 業 務 システムで 用 いる 情 報 システムの 管 理 運 用 に 係 る 現 行 の 体 制 を 図 式 化 する 11 6

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~ 業 務 説 明 書 2~ 業 務 説 明 書 の 作 成 方 法 目 的 機 能 の 記 載 例 業 務 は 県 で 実 施 する 及 び に 係 る 申 請 届 出 等 の 処 理 料 の 徴 収 に 係 る 監 督 の 管 理 の 障 害 防 止 技 術 計 算 統 計 作 成 電 子 情 報 提 供 等 の 及 び に 係 る 業 務 であり システムにより これらに 係 る 一 連 の 事 務 を 処 理 する ポイント 管 理 運 用 体 制 の 記 載 例 システム 企 画 担 当 者 XX 係 長 総 括 担 当 者 XX 課 長 補 佐 調 達 担 当 者 XX 係 長 情 報 システム 管 理 者 XX 課 長 業 務 システムの 範 囲 を 明 確 にする 業 務 システムの 目 的 を 政 策 との 関 係 を 明 ら かにする データ 整 備 担 当 者 XX 係 長 運 用 担 当 者 XX 課 長 補 佐 機 器 等 整 備 担 当 者 XX 係 長 ポイント 責 任 の 所 在 が 曖 昧 にならな いよう 役 割 分 担 担 当 課 係 職 員 の 役 職 を 記 載 する 組 織 変 更 等 により 変 更 があ れば 改 訂 する 12 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DMM1~ 機 能 構 成 図 (DMM)の 記 載 事 項 目 的 対 象 とする 業 務 の 枠 組 みを 明 確 化 するために 機 能 を 階 層 化 する 記 述 内 容 3 行 3 列 の 格 子 様 式 を 用 い 業 務 システムの 機 能 を 階 層 的 に 分 析 し 業 務 システムの 対 象 範 囲 を 明 ら かする 13 7

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DMM2~ 機 能 構 成 図 (DMM)の 作 成 方 法 ( 概 要 ) 階 層 0 1 真 ん 中 に 対 象 となる 業 務 を 記 載 する 2 業 務 を8つの 機 能 に 分 け 左 上 のマス(1)から 時 計 廻 りに 機 能 名 を 記 載 する ( 最 大 8つ) 階 層 1 3 階 層 0のマス 目 のひとつの 機 能 をさらに 機 能 に 分 け 階 層 0と 同 様 に 左 上 のマス 目 から 時 計 まわりに 機 能 名 を 記 載 する ポイント マス 目 に 記 載 するものは 機 能 の 名 称 となるようにする ( 帳 票 の 名 前 や 情 報 名 で はダメ) 14 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DMM3~ 機 能 構 成 図 (DMM)の 作 成 方 法 ( 詳 細 1) 個 人 住 民 税 の 処 理 ( 業 務 作 業 )を 分 解 する 課 税 情 報 収 集 課 税 情 報 収 集 賦 課 申 告 内 容 調 査 更 正 督 促 異 動 調 査 報 告 3 3のマスに 記 載 する 中 央 は 対 象 となる 機 能 を 記 載 8 個 を 超 えるようであれば 分 解 レベルが 細 かすぎるので より 大 括 りで 分 解 機 能 ( 階 層 0) 15 8

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DMM4~ 機 能 構 成 図 (DMM)の 作 成 方 法 ( 詳 細 2) 個 人 住 民 税 階 層 0の 機 能 についてさ らに 細 かく 分 解 する 課 税 情 報 収 集 支 払 情 報 収 集 申 告 情 報 収 集 生 活 本 拠 地 課 税 情 報 収 集 家 屋 敷 課 税 情 報 収 集 課 税 情 報 収 集 支 払 情 報 登 録 申 告 情 報 登 録 家 屋 敷 課 税 情 報 登 録 生 活 本 拠 地 課 税 情 報 登 録 登 録 内 容 確 認 扶 養 状 況 調 査 賦 課 機 能 ( 階 層 1) 展 開 先 の3 3に 記 入 さらに 階 層 2を 記 載 する 場 合 は 別 紙 に 階 層 1を 中 心 にして 同 様 に 記 載 ( 以 降 同 様 ) 展 開 先 の3 3の 中 心 に 転 記 16 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DFD1~ 機 能 情 報 関 連 図 (DFD)の 記 載 事 項 目 的 対 象 とする 業 務 システムの 機 能 と 情 報 の 流 れを 明 確 化 する 記 述 内 容 機 能 構 成 図 (DMM)を 参 照 し 機 能 群 毎 に 各 機 能 に ついて 情 報 の 発 生 源 と 到 達 点 処 理 とそれらの 間 を 流 れるデータを 統 一 記 述 規 則 に 基 づき 表 現 する 17 9

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DFD2~ 機 能 情 報 関 連 図 (DFD)の 作 成 方 法 ( 概 要 ) 1DMMで 詳 細 化 した 機 能 名 称 とDMMの 機 能 番 号 を 楕 円 の 中 に 配 置 する 2 機 能 と 機 能 で 受 け 渡 される 情 報 を 矢 印 で 示 す 3 業 務 処 理 上 情 報 が 一 時 的 に 滞 留 さ れる 場 合 滞 留 情 報 とする 4 情 報 が 他 の 組 織 または 他 の 機 能 に 渡 される 場 合 は 楕 円 の 外 に 記 載 する ポイント 機 能 は 起 因 する 情 報 なし に 起 動 することはない また 機 能 の 実 施 後 は 必 ず 情 報 を 出 力 する 18 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~DFD2~ 機 能 情 報 関 連 図 (DFD)の 作 成 方 法 ( 詳 細 ) 1-1 受 付 1-2 審 査 1-3 転 出 証 明 書 情 報 授 受 DMMで 整 理 した 機 能 を 転 記 ( 位 置 自 由 ) この 枠 の 内 側 対 象 機 能 1-8 転 入 通 知 1-7 交 付 通 知 1 新 規 登 録 1-6 照 合 1-4 台 帳 記 載 1-5 附 表 記 載 分 析 対 象 としている 機 能 名 を 転 記 外 部 機 能 ( 対 象 機 能 以 外 や 外 部 システム)との 関 連 は 点 線 枠 の 外 に 記 載 DMM ( 対 象 機 能 : 新 規 登 録 ( 階 層 1)) DMMで 整 理 した 機 能 と の 間 の 情 報 の 流 れ ( 矢 印 )を 記 載 する 基 本 的 にDMMで 整 理 した 機 能 す べてについてDFDを 記 載 する 蓄 積 された 情 報 をもとに 起 因 することもある その 場 合 はこ の 表 記 対 象 機 能 以 外 の 機 能 名 は 対 象 機 能 と 同 一 階 層 の 名 称 を 記 載 する 原 則 : 機 能 には 必 ず 起 因 する 情 報 と 出 力 する 情 報 がある 19 10

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~WFA1~ 業 務 流 れ 図 (WFA)の 記 載 事 項 目 的 トップダウン 的 視 点 から 機 能 の 概 念 的 範 囲 を 捕 捉 整 理 する 機 能 情 報 関 連 図 とは 異 なり 実 際 の 業 務 処 理 を 把 握 し 分 析 する 記 述 内 容 業 務 処 理 過 程 における 業 務 主 体 ( 人 組 織 情 報 システム 等 ) 業 務 処 理 順 序 情 報 等 を 明 確 化 する ため 統 一 記 述 規 則 に 基 づき 業 務 の 流 れを 記 述 す る 20 7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~WFA2~ 業 務 流 れ 図 (WFA)の 作 成 方 法 1その 業 務 に 登 場 する 人 組 織 情 報 システム を 記 載 する 2 処 理 の 順 番 に 主 体 が 実 施 する 作 業 を 統 一 規 則 ( )に 従 って 記 載 する 3 業 務 の 処 理 順 に 左 から 右 ( 縦 書 きと した 場 合 は 上 から 下 )へ 流 れるように 矢 印 でつなぐ 4 業 務 が 分 岐 する 場 合 は 分 岐 条 件 を 記 載 する 5 業 務 が 複 数 枚 にまたがる 場 合 は 端 子 でつなぐ 統 一 規 則 とは WFAを 作 成 する 上 で 示 される 規 則 のこと 例 : システム 処 理 を 示 す 手 作 業 を 示 す 21 11

7. 主 なEAドキュメントの 作 成 方 法 ~ 手 引 き 等 の 活 用 ~ 参 照 モデルの 活 用 1 自 治 体 EA- 業 務 システム 刷 新 化 の 手 引 き- 第 二 版 はじめに 前 説 編 : なぜ 自 治 体 で 業 務 システムの 刷 新 化 が 必 要 になるのか? 基 礎 編 : 業 務 システムの 刷 新 化 で 必 要 となる 自 治 体 EAの 基 礎 知 識 の 説 明 実 践 編 : 想 定 例 に 沿 った 業 務 システムの 刷 新 化 作 業 の 実 施 方 法 の 説 明 拡 張 編 : 広 範 囲 な 業 務 システムの 刷 新 化 の 実 施 に 向 けて( 必 要 な 体 制 予 算 等 ) 資 料 編 : EA 図 表 の 表 記 作 成 方 法 参 照 モデル( 第 2 版 ) 事 例 集 用 語 集 自 治 体 への 冊 子 (CD-ROM 付 き)の 配 布 総 務 省 ホームページ 上 での 公 開 2 参 照 モデル( 第 二 版 ) 業 務 参 照 モデル 機 能 分 析 表 (DMM) 情 報 参 照 モデル データ 参 照 モデル 情 報 実 体 関 連 図 (ERD) 情 報 体 系 整 理 図 (UML Class) データ 定 義 表 機 能 情 報 関 連 図 (DFD) XMLスキーマ ( 業 務 間 連 携 部 分 ) 業 務 システム 刷 新 化 ガイドライン の 付 録 として 編 集 可 能 な 電 子 ファイルで 提 供 外 部 事 業 者 の 活 用 EAドキュメントの 作 成 は 外 部 事 業 者 への 委 託 も 可 能 だが 正 確 にイメージを 伝 えることが 重 要 DMM DFD WFAは 自 治 体 で 作 成 するのが 基 本 だが それが 難 しい 場 合 でも 最 低 限 業 務 の 見 える 化 ( 実 際 の 業 務 を 調 査 してフローに 記 載 する 等 )は 実 施 すべき 22 8. 業 務 の 見 える 化 の 重 要 性 分 析 ツールを 利 用 した 業 務 の 見 える 化 DMM DFD: 業 務 を 抽 象 化 概 念 的 に 整 理 全 体 最 適 化 に 利 用 WFA: 実 際 の 業 務 の 流 れを 忠 実 に 再 現 組 織 内 業 務 改 善 に 利 用 まずは 現 状 業 務 のWFA( 業 務 流 れ 図 )を 作 成 し 業 務 の 見 える 化 を 実 践! 調 査 対 象 業 務 の 決 定 共 通 の 記 載 ルールを 作 成 共 通 の 様 式 として 関 係 者 全 員 が 理 解 で きるようにする 業 務 担 当 者 へ のヒアリング 業 務 流 れ 図 (WFA)の 作 成 ヒアリング 結 果 のまとめ 現 状 業 務 の 分 析 ディスカッション 23 12

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 概 要 1~ 現 状 業 務 の 分 析 に 引 き 続 き 業 務 の 最 適 化 を 目 指 す BPRの 実 施 BPR(Buisiness Process Reengineering)とは? 住 民 サービス 向 上 という 最 終 目 的 を 達 成 するため 組 織 の 構 造 や 業 務 内 容 業 務 の 流 れを 見 直 し 効 率 化 を 図 ること BPRがなぜ 必 要 なのか? 地 方 自 治 体 の 財 政 の 逼 迫 コストの 適 正 化 職 員 の 定 員 削 減 業 務 品 質 の 確 保 業 務 の 効 率 化 自 治 体 サービスに 対 する 不 満 住 民 満 足 度 の 向 上 業 務 の 根 本 的 な 見 直 し による 効 率 化 が 必 要 BPR 24 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 概 要 2~ BPRの 進 め 方 ~ 計 画 を 策 定 して 終 わりではない~ BPRは 改 革 案 を 策 定 して 実 行 するだけでなく それを 評 価 して 再 度 目 標 設 定 に 反 映 し 改 善 を 図 る いわゆるPDCAサイクルを 取 り 入 れることが 特 徴 である PDCAサイクル 1 目 標 の 設 定 2 現 状 分 析 3 改 革 案 策 定 4 実 行 5 評 価 対 象 とする 業 務 範 囲 目 標 を 設 定 する 業 務 内 容 業 務 流 れ 図 等 により 課 題 を 把 握 改 善 方 針 の 策 定 実 施 方 法 の 検 討 改 善 の 実 施 効 果 把 握 25 13

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より1~ 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 ( 総 務 省 ) - 佐 賀 県 参 加 市 町 の 業 務 プロセスの 改 善 (BPR)を 推 進 した 上 で 住 民 サービスの 向 上 市 町 の 業 務 効 率 化 及 び 抜 本 的 なコスト 削 減 等 を 図 ることのできる 市 町 の 共 同 利 用 システムの 開 発 実 証 等 を 行 い 質 の 高 い 住 民 サービスを 享 受 することができる 環 境 整 備 を 推 進 参 加 市 町 村 : 武 雄 市 鹿 島 市 嬉 野 市 大 町 町 江 北 町 白 石 町 対 象 業 務 システム: 基 幹 系 業 務 システム( 住 民 情 報 税 国 保 ) 実 施 期 間 : 平 成 21 年 度 ~22 年 度 出 典 ) 総 務 省 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 報 告 書 26 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より2~ 業 務 プロセスの 改 善 (BPR)と 共 同 利 用 型 情 報 システムの 開 発 各 目 標 に 対 し 成 果 指 標 を 設 定 して 成 果 を 計 測 し 評 価 を 行 う 目 標 成 果 指 標 成 果 A. 住 民 サービス 向 上 手 続 きを 早 く 簡 単 に 手 続 きをきめ 細 やかに サービスを 継 続 的 に 手 続 きに 要 する 時 間 信 頼 性 安 全 性 手 続 きに 要 する 住 民 の 待 ち 時 間 が 約 31%の 削 減 重 点 調 査 領 域 19 手 続 測 定 対 象 市 町 の 数 値 による B. 業 務 の 効 率 化 業 務 をより 効 率 的 に ( 正 確 に 早 く 簡 単 に) 事 務 処 理 に 要 す る 時 間 職 員 の 業 務 処 理 時 間 が 約 30%の 削 減 重 点 調 査 領 域 測 定 対 象 の 市 町 の 数 値 による C. 抜 本 的 コスト 削 減 導 入 コストを 削 減 運 用 コストを 削 減 ライフサイクルコ スト( 稼 働 後 10 年 間 の 費 用 総 計 ) ( 導 入 一 時 費 用 を 全 て 含 んだ 場 合 ) 約 27%の 削 減 ( 導 入 一 時 費 用 を 含 まない 場 合 ) 約 40%の 削 減 今 回 調 査 したシステム( 住 税 国 )の みで 比 較 した 場 合 の 試 算 による 27 14

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より3~ BPRの 実 施 手 順 Step1 業 務 フロー 業 務 説 明 書 で 業 務 プロセスを 見 える 化 現 行 モデル 業 務 全 体 を 見 渡 し 5つの 視 点 で 改 善 を 検 討 Step2 改 善 方 針 ( 視 点 1 紙 ベースの 手 作 業 をシステム 化 2 紙 人 ベースの 情 報 連 携 をオンライン 化 3 紙 保 存 から 電 子 データ 保 存 へ 4 業 務 の 外 部 委 託 (アウトソーシング) 5 その 他 ( 業 務 手 順 の 合 理 化 住 民 サービス 向 上 等 ) 担 受 当 託 職 事 員 業 の 者 意 提 見 案 将 来 モデル 次 期 モデル Step3 ) 業 務 の 処 理 時 間 を 試 算 し 開 発 したシステムで 効 果 を 検 証 実 証 実 験 ( 効 果 検 証 ) 28 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より4~ BPRによる 改 善 の 事 例 1 ~ 所 得 照 会 ( 住 登 外 ) 所 得 照 会 ( 施 設 入 所 者 ) の 業 務 を 自 治 体 間 の 情 報 共 有 により 実 施 ~ 現 行 体 系 税 担 当 組 織 他 自 治 体 将 来 体 系 税 担 当 組 織 他 自 治 体 所 得 照 会 受 領 郵 送 郵 送 所 得 調 査 回 答 所 得 照 会 回 答 結 果 ク ラ ウ ド シ ス テ ム 情 報 連 携 ク ラ ウ ド シ ス テ ム 回 答 郵 送 で 照 会 するため 手 間 と 時 間 がかかる 同 様 のシステムを 導 入 する 他 自 治 体 と 情 報 連 携 29 15

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 1: 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 より5~ BPRによる 改 善 の 事 例 2 ~ 転 出 手 続 き 時 の 滞 納 状 況 確 認 ~ 現 行 体 系 住 民 窓 口 担 当 将 来 体 系 住 民 窓 口 担 当 転 出 登 録 住 基 システム 戸 籍 情 報 転 出 登 録 次 期 システム 戸 籍 情 報 住 民 情 報 住 民 情 報 滞 納 状 況 確 認 課 税 システム 課 税 情 報 情 報 連 携 課 税 情 報 転 出 登 録 は 住 基 システ ムに 入 力 し 滞 納 状 況 は 課 税 システムで 確 認 情 報 連 携 により 転 出 登 録 時 に 滞 納 状 況 を 確 認 できる 30 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より1~ 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 様 々なシステム 間 の 連 携 を 可 能 にするための 標 準 仕 様 である 地 域 情 報 プラットフォームを 活 用 地 方 公 共 団 体 間 等 における 効 率 的 な 業 務 システム 連 携 と 最 適 な 業 務 プロセスに 向 けた 業 務 改 革 を 行 うことにより 住 民 の 利 便 性 向 上 と 行 政 業 務 の 効 率 化 を 実 現 することを 目 指 し その 実 現 のために 必 要 な 検 討 実 証 を 実 施 参 加 団 体 ( 主 フィールド); 福 岡 県 田 川 市 香 春 町 対 象 業 務 システム; 一 般 の 個 人 住 民 に 関 係 する21 業 務 実 施 期 間 ; 平 成 22 年 度 出 典 ) 総 務 省 平 成 22 年 度 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 成 果 報 告 書 31 16

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より2~ 業 務 改 革 パターン 現 状 業 務 における 問 題 点 要 望 を 解 決 するために 機 能 情 報 の 組 み 換 え を 実 施 するパターンを 整 理 32 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より3~ 業 務 改 革 パターンの 具 体 例 ~ 住 民 経 由 の 情 報 連 携 を 組 織 間 で 直 接 連 携 とする~ 現 状 交 付 申 請 書 住 民 税 担 当 課 X 市 所 得 証 明 書 所 得 交 付 証 明 書 申 請 書 乳 幼 児 医 療 担 当 課 Y 市 住 民 が 必 要 な 書 類 を 入 手 して 添 付 する 実 現 イメージ 住 民 が 書 類 を 添 付 する 代 わりに 必 要 な 情 報 は 組 織 間 で 直 接 照 会 する X 市 所 得 情 報 は 直 接 所 得 情 報 は 直 接 他 の 市 町 村 から 照 会 する 認 定 申 請 書 Y 市 所 得 証 明 書 の 添 付 は 不 要 住 民 税 担 当 課 個 人 住 民 税 ユニット 庁 内 連 携 基 盤 照 会 依 頼 照 会 応 答 ( 所 得 情 報 ) バックオフィス 連 携 基 盤 乳 幼 児 医 療 担 当 課 乳 幼 児 医 療 ユニット 庁 内 連 携 基 盤 33 17

9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より4~ 例 ) 納 税 通 知 の 返 戻 対 応 の 効 率 化 ( 現 行 体 系 ) 現 行 体 系 Z 県 X 市 住 民 基 本 台 帳 1 転 居 により 台 帳 が 更 新 されないため 正 しい 住 所 が 把 握 できず 納 税 通 知 書 の 返 戻 が 発 生 Aさん Z 県 X 市 在 住 Z 県 Y 市 より 転 居 固 定 資 産 自 動 車 納 税 通 知 書 納 税 通 知 書 Z 県 Y 市 Z 県 固 定 資 産 税 自 動 車 税 台 帳 台 帳 台 帳 照 会 賦 課 時 期 に 発 送 されるが 現 住 所 が 異 なるので 返 戻 照 会 賦 課 時 期 に 発 送 されるが 現 住 所 が 異 なるので 返 戻 照 会 応 答 住 所 照 会 住 所 照 会 照 会 結 果 照 会 結 果 2 書 類 や 電 話 で 正 しい 住 所 を 現 住 所 の 自 治 体 へ 照 会 する 必 要 が ある 34 9. 業 務 プロセスの 改 善 ~ 事 例 2: 地 域 情 報 プラットフォーム 活 用 推 進 事 業 より5~ 例 ) 納 税 通 知 の 返 戻 対 応 の 効 率 化 ( 将 来 体 系 ) 将 来 体 系 Z 県 X 市 住 民 基 本 台 帳 1 正 しい 住 所 情 報 を 把 握 しているため 納 税 通 知 書 の 返 戻 がなくなる Aさん Z 県 X 市 在 住 Z 県 Y 市 より 転 居 固 定 資 産 自 動 車 納 税 通 知 書 Z 県 Y 市 Z 県 固 定 資 産 税 自 動 車 税 台 帳 台 帳 賦 課 時 期 に 発 送 されたものが 確 実 に 届 く 納 税 通 知 書 台 帳 賦 課 時 期 に 発 送 されたものが 確 実 に 届 く 情 報 連 携 情 報 連 携 情 報 連 携 2バックオフィ ス 連 携 基 盤 を 用 いて 住 所 の 異 動 情 報 を 通 知 し 照 会 の 手 間 をなくす 35 18

10. 本 講 義 のまとめ 業 務 分 析 に 用 いられる 手 法 であるEAとは 組 織 全 体 を 通 じた 業 務 システムの 最 適 化 を 図 る 設 計 手 法 であり 4 階 層 の 体 系 があり それぞれについて 現 状 (AsIs)と 理 想 (ToBe)がある 現 状 の 業 務 の 整 理 (DMM DFD WFAの 現 行 体 系 作 成 )とそれに 基 づく 課 題 分 析 業 務 プロセスの 改 善 案 の 検 討 (BPR)と 策 定 ( 将 来 体 系 作 成 )は 自 治 体 にて 行 う ことが 望 ましい 総 務 省 自 治 体 EA 事 業 の 成 果 や 他 団 体 のサンプルが 活 用 可 能 である 36 19