宅 都 市 として 狛 江 が 発 展 してきた 過 程 を 視 野 に 入 れた 歴 史 变 述 を 目 指 します さら に 政 治 史 行 政 史 からの 視 点 だけではなく 地 域 における 生 活 史 社 会 史 的 な 視 点 や 地 域 の 人 々の 営 みと 自 然 環 境 災 害



Similar documents
●幼児教育振興法案

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

スライド 1

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

目 標 を 達 成 するための 指 標 第 4 章 計 画 における 環 境 施 策 世 界 遺 産 への 登 録 早 期 登 録 の 実 現 史 跡 の 公 有 地 化 平 成 27 年 度 (2015 年 度 )までに 235,022.30m 2 施 策 の 体 系 1 歴 史 的 遺 産 とこ

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

財政再計算結果_色変更.indd

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

学校安全の推進に関する計画の取組事例

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

マーケティングに 要 する 経 費 技 術 指 導 受 入 れに 要 する 経 費

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

市街化区域と市街化調整区域との区分

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

弁護士報酬規定(抜粋)

<4D F736F F D2081A188EA8B7B8E7391CF906B89FC8F4391A390698C7689E E646F63>

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

Taro-事務処理要綱250820

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

スライド 1

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

による 共 同 作 業 を 行 い 同 時 に 分 科 会 幹 事 会 を 組 織 して 幹 事 会 による 分 科 会 間 の 広 域 的 かつ 継 続 的 な 価 格 形 成 要 因 の 分 析 検 討 を 行 うことで 均 衡 のとれた 成 果 を 確 保 する (2) 市 町 村 の 固 定

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

Microsoft Word 第1章 定款.doc

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

目 次 整 備 方 針 の 策 定 目 的 P1 公 民 館 の 現 状 P2~P4 1 公 民 館 の 施 設 概 要 P2~P3 2 施 設 の 老 朽 化 について P3 3 公 民 館 の 耐 震 化 について P3 4 施 設 の 利 便 性 について P3~P4 公 民 館 整 備 の

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

< F31332D91CF906B89BB8C7689E68F912E6A7464>

一般競争入札について

Microsoft Word - 目次.doc

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

老発第    第 号

jissiyouryou

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則

10【交付要綱】様式第5-1~13

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

PowerPoint プレゼンテーション

数 値 も 目 標 事 業 赤 米 PR 事 業 赤 米 PR 事 業 KPI 赤 米 生 産 量 増 赤 米 製 品 売 上 額 年 月 申 請 時 28 俵 4 万 円 H28.3 初 年 度 30 俵 100 万 円 H 年 目 32 俵 125 万 円 H 年 目 3

< F2D C93FA967B91E5906B8DD082CC94ED8DD0>

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

Microsoft Word - 概要版.doc

慶應義塾利益相反対処規程

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

2 出 願 資 格 審 査 前 記 1の 出 願 資 格 (5) 又 は(6) により 出 願 を 希 望 する 者 には, 出 願 に 先 立 ち 出 願 資 格 審 査 を 行 いますので, 次 の 書 類 を 以 下 の 期 間 に 岡 山 大 学 大 学 院 自 然 科 学 研 究 科 等

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

に 認 める 者 を 含 む 以 下 同 じ )であること (2) 町 税 を 滞 納 していない 者 であること ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 4 条 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は 補 助 事 業 者 が 行 う 町 内

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

大田市固定資産台帳整備業務(プロポーザル審査要項)

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

Taro-07-1提言概要.jtd

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上


川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

主要生活道路について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

資料2 利用者負担(保育費用)

教育資金管理約款

PowerPoint プレゼンテーション

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

Contents 第 1 章 国 土 調 査 法 19 条 5 項 指 定 とは? 国 土 調 査 法 19 条 5 項 指 定 とは? 1 指 定 の 意 義 メリット 1 指 定 の 対 象 は? 2 対 象 となる 事 業 2 国 土 調 査 法 19 条 5 項 指 定 までの 流 れ 3

Transcription:

狛 江 市 市 史 編 さん 事 業 方 針 1.はじめに 狛 江 市 では 平 成 32 年 度 に 市 制 50 周 年 を 迎 えることを 契 機 に 新 たな 市 史 を 編 さん することになりました 昭 和 60 年 に 狛 江 市 史 を 刊 行 して 以 降 四 半 世 紀 が 経 過 し 市 内 の 自 然 環 境 景 観 人 々の 生 活 様 式 も 大 きく 変 化 してきました 狛 江 市 史 刊 行 後 に 発 見 された 資 料 や これまで 蓄 積 してきた 調 査 研 究 成 果 を 踏 まえ 新 狛 江 市 史 を 編 さんすることは 狛 江 の 自 然 や 歴 史 文 化 財 伝 統 文 化 等 を 見 直 し 市 民 共 有 の 財 産 とすることによって 今 後 の 狛 江 市 の 発 展 を 見 とおすために 大 変 意 義 あることと 考 えま す 狛 江 市 では 平 成 25 年 4 月 17 日 に 狛 江 市 市 史 編 さん 委 員 会 からの 答 申 を 受 け 市 史 編 さん 事 業 の 基 本 構 想 事 業 の 基 本 方 針 基 本 計 画 編 さんの 基 本 方 針 を 定 め 新 狛 江 市 史 の 編 さん 事 業 を 推 進 していくことにしました 2. 市 史 編 さん 事 業 の 基 本 構 想 狛 江 市 では 昭 和 45 年 10 月 の 市 制 施 行 を 契 機 として 市 史 編 さんを 行 いました そ の 成 果 は 史 料 集 15 巻 に 結 実 するとともに 約 15 年 の 歳 月 をかけて 昭 和 60 年 3 月 に 狛 江 市 史 を 刊 行 しました これを 第 1 次 市 史 編 さん 事 業 とすれば 今 回 の 編 さん 事 業 は 第 2 次 編 さん 事 業 になります 今 回 の 編 さん 事 業 では 第 1 次 編 さん 事 業 の 過 程 で 蓄 積 された 資 料 その 後 蓄 積 され てきた 資 料 や 調 査 研 究 の 成 果 を 十 分 に 活 用 するとともに 地 域 に 埋 もれているであろ う 未 発 見 の 資 料 を 掘 り 起 こし 新 たな 視 点 から 狛 江 地 域 の 歴 史 文 化 財 を 体 系 的 に 取 りまとめ その 成 果 を 新 狛 江 市 史 として 刊 行 します 編 さん 事 業 の 推 進 にあたっては 市 民 の 地 域 の 歴 史 に 関 する 関 心 と 理 解 を 高 め 結 果 として 市 民 の 地 域 に 対 する 理 解 と 愛 着 を 喚 起 し 次 世 代 への 継 承 と 地 域 文 化 の 創 造 へ 繋 げる 便 とする ことを 事 業 の 基 本 構 想 とします また 編 さん 事 業 を 狛 江 市 第 3 次 基 本 構 想 に 盛 り 込 んだ 施 策 のうち 生 涯 を 通 じて 学 び 合 うまち 文 化 を 創 造 するま ち の 具 体 化 に 向 けた 事 業 のひとつとして 位 置 づけます なお この 基 本 構 想 を 支 える 柱 を 以 下 の3 点 とします (1) 第 1 次 編 さん 事 業 が 終 了 した 昭 和 60 年 以 降 市 内 の 都 市 化 は 進 み それと 引 換 えに 旧 来 からの 自 然 環 境 景 観 生 活 様 式 は 大 きく 変 化 してきました その 間 地 域 にと って 貴 重 な 資 料 の 散 逸 を 防 ぐため 古 文 書 や 民 俗 資 料 など 大 量 の 地 域 史 資 料 を 蓄 積 し てきました また 開 発 の 進 展 とともに 遺 跡 の 発 掘 調 査 も 増 え 考 古 資 料 も 数 多 く 蓄 積 されてきています 第 2 次 編 さん 事 業 にあたる 今 回 の 市 史 編 さん 事 業 では 第 1 次 編 さん 事 業 が 終 了 した 後 蓄 積 されてきた 地 域 史 資 料 を 整 理 し その 保 存 と 継 承 に 向 けた 位 置 付 けを 検 討 し 市 民 共 有 の 財 産 とすることを 第 1の 柱 とします (2) 第 1 次 編 さん 事 業 において 十 分 に 消 化 できなかった 近 現 代 部 分 を 充 実 させ 近 郊 住 1

宅 都 市 として 狛 江 が 発 展 してきた 過 程 を 視 野 に 入 れた 歴 史 变 述 を 目 指 します さら に 政 治 史 行 政 史 からの 視 点 だけではなく 地 域 における 生 活 史 社 会 史 的 な 視 点 や 地 域 の 人 々の 営 みと 自 然 環 境 災 害 との 向 き 合 い 方 新 旧 住 民 の 境 界 解 体 均 質 化 など 地 域 を 核 として 多 角 的 かつ 広 い 視 野 で 地 域 史 を 变 述 することを 第 2の 柱 と します (3)これまで 蓄 積 されてきた 地 域 史 資 料 だけではなく 現 在 も 急 速 に 失 われつつある 地 域 の 記 憶 を 記 録 に 留 めるとともに 市 内 に 埋 もれている 未 発 見 の 資 料 を 掘 り 起 こし その 記 録 化 と 将 来 に 向 けた 保 存 に 十 分 配 慮 します これらは 現 在 も 急 速 に 失 われつ つある 資 料 を 保 全 し 将 来 行 われるであろう 第 3 次 市 史 編 さん 事 業 に 継 続 する 営 みと なります これを 第 3の 柱 とします 3. 事 業 の 基 本 方 針 編 さん 事 業 の 中 核 をなすのは 新 狛 江 市 史 とその 準 備 過 程 となる 資 料 編 の 編 さん 作 業 ですが 上 に 定 めた 基 本 構 想 を 達 成 するため 以 下 のとおり 事 業 の 基 本 方 針 を 定 めま す (1) 狛 江 市 史 狛 江 市 史 料 集 第 1~ 第 15 狛 江 語 りつぐむかし 狛 江 今 は むかし 狛 江 市 文 化 財 調 査 報 告 書 など これまで 市 や 教 育 委 員 会 が 刊 行 してきた 調 査 研 究 の 成 果 や 市 内 外 において 蓄 積 されてきた 様 々な 調 査 研 究 成 果 を 活 用 し 各 学 問 分 野 における 最 新 の 成 果 を 盛 り 込 み 地 域 の 視 点 から 改 めて 市 史 を 編 さんしま す (2) 古 文 書 の 調 査 のみに 留 まらず 民 俗 調 査 や 伝 統 的 な 建 築 物 美 術 工 芸 品 等 について も 教 育 委 員 会 文 化 財 担 当 部 署 と 連 携 して 総 合 的 な 調 査 研 究 を 行 い 成 果 を 十 分 に 活 用 します (3)かつての 景 観 や 生 活 を 窺 うことができる 写 真 方 言 アクセントや 伝 統 文 化 伝 統 芸 能 等 を 音 声 や 映 像 資 料 として 記 録 化 します また 市 史 本 編 には 写 真 図 版 を 多 く 取 り 入 れるなど 多 様 な 表 現 手 段 を 工 夫 するほか DVD 等 のメディアの 活 用 に 配 慮 するなど 市 民 が 親 しみやすい 市 史 にします (4) 編 さんの 過 程 で 得 られた 最 新 成 果 をいち 早 く 市 民 に 提 供 するため 市 史 研 究 を 定 期 的 に 刊 行 します また ホームページにおける 情 報 発 信 講 演 会 各 種 講 座 展 示 会 などを 行 い 市 民 に 対 して 積 極 的 に 情 報 を 発 信 します さらに 旧 村 や 町 会 などの 小 地 域 を 単 位 とした 座 談 会 や 聞 き 取 りの 会 などを 行 います 地 域 の 歴 史 に 対 する 市 民 の 理 解 関 心 を 高 めることで 新 たな 情 報 提 供 や 資 料 の 発 見 に 繋 がり そのことがよ り 充 実 した 市 史 編 さんへ 繋 がるといったサイクルづくりに 努 めます (5) 地 域 の 歴 史 や 文 化 財 に 関 心 を 持 ち まちのあり 方 等 について 活 動 を 続 ける 市 民 グル ープや 団 体 との 連 携 を 図 ります また 市 民 によるボランティアの 活 用 を 図 るなど 市 民 参 加 の 機 会 の 拡 大 に 努 めます あわせて 地 域 の 歴 史 文 化 財 の 継 承 と 地 域 文 化 の 創 造 に 向 け 次 世 代 に 向 けた 人 材 の 育 成 を 図 るため 子 どもを 含 めた 広 い 世 代 に 2

地 域 に 対 する 関 心 と 理 解 を 深 める 機 会 を 提 供 します (6) 市 史 編 さん 事 業 にあわせて 歴 史 的 公 文 書 の 選 別 保 存 公 開 活 用 に 関 する 考 え 方 を 整 理 します また 歴 史 的 公 文 書 の 管 理 活 用 等 に 関 して 常 に 点 検 し より 良 いあり 方 を 検 証 して 行 きます さらに 編 さんの 過 程 で 収 集 した 資 料 を 適 切 に 保 存 管 理 し 将 来 にわたって 効 果 的 に 活 用 するための 拠 点 となる 施 設 のあり 方 編 さん 事 業 完 了 後 の 資 料 の 保 管 管 理 や 調 査 研 究 のあり 方 についても 検 討 していきます 4. 事 業 の 基 本 計 画 (1) 新 市 史 編 さん 事 業 の 期 間 編 さん 事 業 の 期 間 は 狛 江 市 が 市 制 施 行 50 周 年 を 迎 える 平 成 32 年 10 月 に 新 市 史 本 編 を 刊 行 することとし 市 史 普 及 版 年 表 編 の 刊 行 を 含 め 平 成 33 年 度 までを 事 業 期 間 とします (2) 編 さん 事 業 の 体 制 1 事 業 の 推 進 にあたっては 市 長 からの 諮 問 に 応 じて 編 さん 事 業 の 基 本 構 想 基 本 方 針 基 本 計 画 及 び 編 さんの 基 本 方 針 等 について 審 議 し 答 申 するための 機 関 とし て 市 史 編 さん 委 員 会 を 設 置 します 2 市 史 編 さんの 基 本 方 針 に 基 づき 資 料 の 収 集 整 理 専 門 的 調 査 研 究 の 方 向 性 を 検 討 し 市 史 及 び 資 料 編 などの 執 筆 編 集 を 行 う 市 史 編 集 専 門 委 員 会 を 置 き 各 専 門 分 野 に 応 じた 委 員 を 委 嘱 して 編 さん 事 業 を 進 めます 3 市 史 編 集 専 門 委 員 会 のもと 編 さんに 必 要 な 資 料 の 収 集 整 理 専 門 的 な 調 査 研 究 を 行 うため 市 史 編 さん 専 門 調 査 員 調 査 員 を 必 要 に 応 じて 配 置 します 4 市 民 に 開 かれた 市 史 編 さん 事 業 とし 市 民 協 働 を 見 据 え 資 料 の 収 集 調 査 研 究 編 集 等 の 協 力 を 行 う 市 史 編 さん 協 力 員 を 設 置 します 5 本 事 業 を 推 進 するための 事 務 局 として 企 画 財 政 部 に 市 史 編 さん 室 を 設 置 します (3) 付 帯 事 業 編 さん 事 業 の 根 幹 は 新 市 史 本 編 及 びその 前 提 となる 資 料 編 の 編 さん 作 業 ですが 事 業 の 目 的 及 び 事 業 の 基 本 方 針 を 受 けて 以 下 のような 付 帯 事 業 を 推 進 します 1 編 さんの 過 程 で 得 られた 最 新 の 成 果 をいち 早 く 市 民 に 還 元 するために 市 史 研 究 を 平 成 25 年 度 以 降 毎 年 度 1 回 程 度 定 期 的 に 刊 行 します 2 教 育 委 員 会 文 化 財 担 当 部 署 と 連 携 し 歴 史 文 化 財 に 関 するホームページを 充 実 さ せつつ 市 史 編 さん 事 業 に 関 する 情 報 を 積 極 的 に 発 信 するために ホームページ 等 を 積 極 的 に 活 用 します 3 市 史 に 関 連 した 講 演 会 や 各 専 門 分 野 に 応 じた 各 種 講 座 編 さん 事 業 の 過 程 で 収 集 し た 資 料 の 展 示 会 などを 毎 年 度 定 期 的 に 実 施 します そのなかでは 市 史 編 さん 協 力 員 の 養 成 など 関 心 を 持 った 市 民 が 編 さん 事 業 に 参 加 できる 機 会 を 提 供 します 3

4 編 さん 事 業 の 前 半 期 を 中 心 に 旧 村 や 町 会 などの 小 地 域 を 単 位 とした 座 談 会 や 聞 き 取 りの 会 などを 集 中 的 に 実 施 し 市 民 から 広 く 情 報 を 得 るとともに 情 報 を 交 換 す る 場 を 設 けます 5. 編 さんの 基 本 方 針 (1) 編 さんにあたっての 基 本 方 針 1 基 本 となる 資 料 の 収 集 整 理 調 査 研 究 に 努 め 市 の 内 外 を 問 わず 狛 江 地 域 に 関 わる 資 料 を 広 く 収 集 します 2これまで 蓄 積 されてきた 調 査 研 究 成 果 だけではなく 市 民 活 動 の 成 果 等 について も 十 分 活 用 します 3 資 料 の 収 集 整 理 資 料 編 の 執 筆 などの 過 程 が 専 門 分 野 ごとの 請 負 作 業 にならな いよう 編 さんを 進 めます 各 時 代 の 記 述 にあたっても 専 門 分 野 ごとの 切 り 分 けに ならないよう 狛 江 という 地 域 を 核 として 様 々な 専 門 分 野 間 の 連 携 のうえに 広 い 視 野 から 地 域 史 を 構 成 することを 目 指 します 4 本 編 は なるべく 平 易 な 文 章 で 記 述 し 写 真 図 版 を 活 用 するなど 市 民 が 気 軽 に 手 に 取 れるものとすることに 努 めますが 内 容 については 最 新 の 学 問 的 成 果 や 調 査 研 究 の 結 果 を 踏 まえ 具 体 的 な 資 料 に 基 づいた 精 度 の 高 い 内 容 とします 5 本 編 における 記 述 を 裏 付 ける 基 礎 資 料 は 資 料 編 として 充 実 させます また 編 さ んの 過 程 で 調 査 収 集 した 資 料 及 び 前 回 の 史 料 集 に 掲 載 をした 資 料 の 活 用 を 図 るた めに 史 料 目 録 を 作 成 します 6 市 史 の 執 筆 資 料 編 の 編 さんにあたっては 市 史 編 集 専 門 委 員 を 中 心 に 専 門 調 査 員 調 査 員 を 含 め 各 専 門 分 野 の 最 新 の 成 果 を 反 映 できるような 執 筆 者 に 依 頼 して 進 めます (2) 内 容 と 構 成 新 市 史 は 本 編 普 及 版 年 表 資 料 編 史 料 目 録 編 で 構 成 し 名 称 は 本 編 を 新 狛 江 市 史 とし 資 料 集 は 新 狛 江 市 史 資 料 編 とします なお 現 時 点 までに 収 集 されている 資 料 の 内 容 分 量 などに 基 づき 資 料 編 は 10 冊 程 度 ( 近 世 1 近 世 2 近 世 3 近 現 代 1 近 現 代 2 近 現 代 3 近 現 代 4 近 現 代 5 考 古 民 俗 )とします また 前 回 の 編 さん 事 業 において 刊 行 した 史 料 集 と 今 回 刊 行 する 資 料 編 とを 合 わせて 活 用 することに 配 慮 し 新 狛 江 市 史 の 刊 行 後 に 史 料 索 引 を 兼 ねた 史 料 目 録 を 刊 行 します なお 今 後 編 さん 事 業 の 過 程 で 新 たな 資 料 の 発 見 や 蓄 積 の 状 況 調 査 の 進 捗 状 況 等 に 応 じて 資 料 編 の 構 成 を 変 更 する 必 要 が 生 じることが 想 定 されます したがって 作 業 の 進 捗 状 況 や 刊 行 計 画 の 調 整 変 更 等 について 常 に 市 史 編 さん 委 員 会 へ 諮 りなが ら 編 さん 作 業 を 進 めていきます 4

(3) 編 さんの 基 本 計 画 本 編 資 料 編 年 度 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 新 狛 江 市 史 本 編 普 及 版 年 表 史 料 目 録 編 近 世 1 近 世 2 近 世 3 近 現 代 1 近 現 代 2 近 現 代 3 近 現 代 4 近 現 代 5 考 古 民 俗 市 史 研 究 (4) 刊 行 物 の 体 裁 頒 布 方 法 等 1 新 狛 江 市 史 本 編 及 び 普 及 版 年 表 は A5 判 を 基 本 とし 市 民 が 手 に 取 りやす い 体 裁 とします 普 及 版 年 表 の 刊 行 物 名 称 等 については 引 続 き 市 史 編 さん 委 員 会 に 検 討 を 委 ねます 2 新 狛 江 市 史 資 料 編 のうち 近 世 及 び 近 現 代 についてはA5 判 2 段 組 とし 中 性 紙 を 用 いるなど 資 料 集 としての 刊 行 意 義 を 尊 重 するような 体 裁 に 努 め 表 紙 は 硬 表 紙 とします なお 民 俗 及 び 考 古 資 料 編 はA4 判 とするなど 各 巻 に 掲 載 する 資 料 の 特 性 に 応 じた 体 裁 とします 3 本 編 及 び 資 料 編 の 発 行 部 数 頒 布 価 格 等 については 発 行 の 都 度 別 に 定 めるもの としますが これら 頒 布 にあたっては 市 民 が 購 入 しやすい 方 法 価 格 設 定 に 配 慮 します 4 市 史 研 究 については A5 判 とし 編 さん 委 員 及 び 編 集 専 門 委 員 専 門 調 査 員 調 査 員 らによる 論 文 資 料 紹 介 調 査 報 告 などを 基 本 とし 編 さん 事 業 の 進 捗 状 況 な どについて 掲 載 するものとします 刊 行 物 としての 名 称 については 市 民 に 親 しま れやすく 手 に 取 りやすいものとするため 引 続 き 市 史 編 さん 委 員 会 に 検 討 をお 願 いします 5

6. 歴 史 的 資 源 の 取 扱 方 針 について (1) 狛 江 市 における 歴 史 的 公 文 書 の 現 状 今 回 の 市 史 編 さんにおいては 近 現 代 史 の 变 述 について 充 実 することが 大 きなひと つの 柱 であり 過 去 に 行 政 が 作 成 した 文 書 や 行 政 と 市 民 とのやり 取 りが 記 録 された 文 書 等 を 歴 史 資 料 として 活 用 することが 想 定 されます また 今 後 将 来 的 に 第 3 次 編 さん 事 業 が 行 われるであろうことを 考 えれば 現 在 市 役 所 内 において 作 成 保 管 されている 行 政 文 書 も 市 の 活 動 や 市 内 における 歴 史 的 事 象 を 記 録 した 歴 史 的 資 源 となるものです また 平 成 23 年 4 月 に 施 行 された 公 文 書 管 理 法 によれば 自 治 体 は 行 政 文 書 のうち 将 来 歴 史 的 資 源 となる 可 能 性 があるものを 市 民 共 有 の 知 的 財 産 として 永 続 的 に 保 管 管 理 し 市 民 が 広 く 活 用 できるよう 適 正 な 管 理 体 制 を 構 築 していく 努 力 義 務 があります しかし 現 在 狛 江 市 における 行 政 文 書 の 取 り 扱 いは 保 存 期 限 満 了 後 どのような 文 書 が 歴 史 的 公 文 書 に 該 当 するのかという 選 別 の 基 準 がなく 行 政 文 書 は 保 存 期 限 満 了 後 廃 棄 されるか 主 管 課 において 適 宜 保 存 されているといった 状 況 です (2) 歴 史 的 公 文 書 の 整 理 保 管 公 開 に 向 けて 今 回 市 史 編 さん 事 業 にあわせて 行 政 文 書 についても 将 来 にわたって 活 用 できる 歴 史 的 資 源 として 適 切 に 蓄 積 するため 選 別 の 基 準 保 管 公 開 の 方 法 等 について 検 討 し ていきます まずは 何 よりも 資 源 の 蓄 積 をはじめることが 重 要 であるため 先 行 する 自 治 体 等 における 選 別 基 準 を 参 考 に 保 存 期 限 が 満 了 した 行 政 文 書 のなかから 歴 史 的 資 源 となりうる 文 書 を 歴 史 的 公 文 書 として 選 別 するための 基 準 を 設 け 選 別 した 文 書 を 歴 史 的 公 文 書 としての 分 類 に 沿 って 分 類 保 管 管 理 を 行 います なお 選 別 の 基 準 方 法 等 については 具 体 的 な 文 書 の 蓄 積 をはじめたうえで 適 宜 見 直 しを 行 います また 選 別 された 歴 史 的 公 文 書 の 保 管 管 理 については その 保 全 に 十 分 留 意 すること さらに 歴 史 的 公 文 書 の 蓄 積 と 基 礎 的 な 整 理 にかかる 一 定 の 経 過 期 間 を 設 けた 後 には 公 開 に 向 けた 施 設 体 制 等 の 整 備 についても 検 討 していきます 6