資 料 編 2. ( 生 物 多 様 性 定 量 化 操 作 マニュアル) 地 域 管 理 経 営 計 画 の 参 考 資 料 ( 多 様 性 定 量 化 ) 作 成 マニュアル 109
1. 計 算 指 標 の 一 覧 と 使 用 するソフトウェア 指 標 を 算 出 するにあたっては 国 有 林 GIS 上 のデータを 利 用 します また それらのデータを 下 表 に 示 すソフトウェアを 使 用 して 処 理 し 指 標 を 算 出 します ソフトウェア 名 販 売 会 社 特 徴 ArcView ESRI ジャパン GIS ソフト Fragstat フリーウェア 無 料 でダウンロードできるソフト ArcView と 共 用 で 用 いるのが 前 提 である Excel Microsoft 表 計 算 ソフト Access Microsoft データベースソフト 2. 事 前 準 備 ( 指 標 計 算 用 テーブルの 作 成 ) 個 々の 指 標 の 計 算 に 移 る 前 に 国 有 林 GIS のテーブルを 基 に 指 標 計 算 用 テーブル を 作 成 し ます 指 標 計 算 用 テーブル を 用 いて 地 域 森 林 管 理 経 営 計 画 樹 立 直 前 のデータと 次 期 経 営 計 画 樹 立 直 前 の 指 標 を 比 較 します さらに このテーブルを 小 班 区 画 shp ファイルと 結 合 させる 手 順 が 必 要 です はじめに 指 標 計 算 用 テーブル を 以 下 の 手 順 で 作 成 します 国 有 林 GIS のデータベースが 入 っているアクセスのファイルをコピーし ファイル 名 を 生 物 多 様 性 指 標 計 算 用 DB に 変 更 します これを 開 くと 以 下 の 図 のような 構 成 になっていま す この 中 から 必 要 のないテーブルを 削 除 します 図 の 中 では 造 林 樹 種 別 簿 テーブル 調 査 簿 雑 面 積 情 報 テーブル 調 査 簿 地 位 情 報 テーブル 調 査 簿 保 安 林 情 報 テーブル 調 査 簿 法 令 等 情 報 テーブル 伐 造 簿 テーブル が 必 要 のないテーブルとなります 必 要 のないテーブルは 必 要 のないテーブルにポインタを 合 わせて 右 クリックし 削 除 をク 110
リックするか DELETE ボタンを 押 したあと OK ボタンを 押 すと 削 除 されます 削 除 したいテーブ ルの 名 称 をアクテ ィブにして 右 クリ ックすると 赤 枠 で 囲 まれたボックス が 出 てきます そこ で ボックス 内 の 削 除 をクリック します 削 除 をクリックすると 上 のダイアログボックスが 出 てきますので はい をクリックす ると テーブルが 削 除 されます 必 要 のないテーブルを 全 て 削 除 すると 以 下 のようになります 111
必 要 のないフィールドを 全 て 削 除 します フィールドとは テーブル 内 の 属 性 情 報 のことで す 残 すフィールドは 下 表 に 挙 げるとおりです 生 物 多 様 性 指 標 計 算 用 DB 作 成 に 必 要 なフィールド 一 覧 全 てのテーブルで 残 す 必 要 のあるフィールド 森 林 管 理 局 コード 森 林 管 理 署 コード 官 行 造 林 地 コード 林 班 主 番 林 班 枝 番 小 班 主 番 コード 小 班 枝 番 調 査 簿 テーブルと 樹 種 別 調 査 簿 テーブル で 残 す 必 要 のあ るフィールド 樹 種 調 査 簿 テーブルで 残 す 必 要 のあるフィールド 森 林 計 画 区 コード 林 種 細 分 コード 林 地 面 積 保 護 林 区 分 コード 林 相 コード 伐 年 度 間 樹 種 別 調 査 簿 テーブルで 残 す 必 要 のあるフィールド 林 齢 コード 成 長 量 林 齢 齢 級 伐 採 樹 種 別 簿 テーブルで 残 す 必 要 のあるフィールド 伐 採 材 積 伐 採 方 法 コード 調 査 簿 テーブルをアクティブにした 状 態 で デザイン ボタンをクリックすると 属 性 情 112
報 の 一 覧 が 出 ますので ここから 必 要 のない 属 性 情 報 を 削 除 します この 例 では 調 査 簿 テ ーブルがアクティブに なっている 状 態 で デ ザイン ボタンをクリ ック 以 下 のようなテーブルのフィールド 名 が 一 覧 として 出 てきます この 中 から 必 要 のないフィー ルドを 削 除 します テーブル 削 除 のときと 同 様 削 除 したいフィールド 上 で 右 クリックし 削 除 をクリックすると 削 除 していいかどうか 問 い 合 わせてきますので はい をクリックします 必 要 のないフィールドを 全 て 削 除 したら クエリの 作 成 に 移 ります クエリとは 現 在 ある 表 から 必 要 な 情 報 を 抜 き 出 したり 新 しい 形 の 表 を 作 成 したりする 機 能 のことです まず 樹 種 別 調 査 簿 テーブルから 重 複 しているデータを 削 除 します 樹 種 別 調 査 簿 テー ブルのうち 樹 種 面 積 フィールドが 最 大 の 行 のみ 残 します これによって 樹 種 別 調 査 簿 テーブルのレコードが 全 てユニークになります 次 ぎに 新 しくできた 樹 種 別 調 査 簿 テーブルと 調 査 簿 テーブル 伐 採 樹 種 別 テーブ ル 結 合 します 113
2 1 3 1の 箇 所 の クエリ をクリックし 続 いて2の 箇 所 の 新 規 作 成 をクリックすると 3の ボックスが 出 てきます ボックス 内 のデザインビュー 白 抜 き 状 態 のまま(つまりアクティブな 状 態 のまま)で OK ボタンをクリックします OK ボタンをクリックすると 以 下 のような 画 面 が 出 てきます テーブルの 表 示 ボックス 内 に 樹 種 別 調 査 簿 調 査 簿 伐 採 樹 種 別 が 見 えますが これらを 全 て 追 加 ( 赤 枠 部 分 をク リック)します テーブルを 追 加 後 以 下 のような 画 面 になります 便 宜 的 に 左 から 調 査 簿 樹 種 別 調 査 簿 114
伐 採 樹 種 別 と 並 べています この 後 各 テーブルで 同 じ 名 称 のフィールドを 結 合 します 結 合 するフィールドは 表 5のとお りです 結 合 の 方 法 です 例 えば 上 図 の 調 査 簿 ボックスの 中 に 森 林 管 理 局 コード があります これをアクティブにした 状 態 で ポインタを 森 林 管 理 局 コード の 上 に 合 わせ マウスの 左 ボ タンを 押 したままにすると 四 角 い 棒 状 のものが 出 てきます これをゆっくり 隣 の 樹 種 別 調 査 簿 ボックスの 中 の 森 林 管 理 局 コード の 上 に 持 っていき 指 をボタンから 離 します 結 合 フィールド 調 査 簿 と 樹 種 別 調 査 簿 間 で 結 合 するフィールド 樹 種 別 調 査 簿 と 伐 採 樹 種 別 間 で 結 合 するフィールド 森 林 管 理 局 コード 森 林 管 理 局 コード 森 林 管 理 署 コード 森 林 管 理 署 コード 官 行 造 林 地 コード 官 行 造 林 地 コード 林 班 主 番 林 班 主 番 林 班 枝 番 林 班 枝 番 小 班 主 番 コード 小 班 主 番 コード 小 班 枝 番 小 班 枝 番 樹 種 すると 調 査 簿 ボックスの 森 林 管 理 局 コード と 樹 種 別 調 査 簿 ボックスの 森 林 管 理 局 コード の 間 に 線 が 作 成 されます 表 5のルールにしたがい フィールド 同 士 を 結 合 させると 下 図 のようになります 115
ここで 作 成 された 線 上 で 右 クリックをすると 結 合 プロパティ という 表 示 がされます こ れをクリックすると 以 下 のようなダイアログボックスが 出 現 します ここで 作 成 された 線 上 で 右 クリックをすると 結 合 プロパティ という 表 示 がされます こ れをクリックすると 以 下 のようなダイアログボックスが 出 現 します ここでは2のボタンに チェックを 入 れる まずは 調 査 簿 と 樹 種 別 調 査 簿 の 間 の 結 合 を 成 立 させます 2のボタンにチェックを 入 れた 状 態 で OK ボタンを 押 します 調 査 簿 の 全 レコードと 同 様 に 樹 種 別 調 査 簿 と 伐 採 樹 種 別 の 間 の 結 合 を 成 立 させます こちらは 2のボタン にチェックを 入 れます 要 は 樹 種 別 調 査 簿 の 全 レコードと 伐 採 樹 種 別 のレコードを 相 手 方 の テーブルのレコードを 結 合 させるように 設 定 します ここでは2のボタンに チェックを 入 れる 116
これらの 作 業 を 終 えた 後 全 フィールドを 赤 枠 内 に 入 れると 下 図 のような 表 示 となります 以 上 の 作 業 を 終 えたら テーブルの 作 成 に 移 ります 下 図 のツールバーにクエリという 項 目 が ありますので ここをクリックすると 下 にメニューが 出 ます この 中 にテーブル 作 成 という 項 目 がありますので ここをクリックします 117
すると テーブルの 作 成 というダイアログボックスが 現 れます 指 標 計 算 用 テーブルと 書 き 込 み OK ボタンを 押 します これで テーブル 作 成 の 準 備 は 完 了 です ツールバーの 赤 いエクスクラメーションマークのボタンを 押 すと テーブルが 作 成 されます このとき 新 しいテーブルが 作 成 されますがよろしいですか と 問 い 合 わせがありますが はい を 押 してください オブジェクトの テーブル の 箇 所 をクリックすると 新 しく 指 標 計 算 用 テーブル が 作 成 されているのが 分 かります 次 の 段 階 に 移 ります 指 標 計 算 用 テーブル に 新 しいフィールドを 作 ります 指 標 計 算 用 テーブル をアクティブ にして デザインボタンを 押 すと 次 図 のような 画 面 になります 118
ここに 新 たに ID フィールド 林 齢 5 年 後 フィールド 齢 級 5 年 後 フィールド 林 相 コード 5 年 後 フィールド 林 種 の 細 分 5 年 後 フィールドを 追 加 します 各 フィールドの 考 え 方 や 計 算 式 を 以 下 に 示 します ID フィールド ユニークな ID を 作 成 します ID は 一 つの 値 でユニークになるように 下 式 で 算 出 します 森 林 管 理 局 コード 10,000,000,000,000,000+ 森 林 管 理 署 コード 1,000,000,000,000+ 官 行 造 林 地 コード 1,000,000,000+ 林 班 主 番 100,000+ 林 班 枝 番 10,000+ 小 班 主 番 コード 100+ 小 班 枝 番 この ID フィールドは Arcview の shp ファイルのテーブルと 結 合 させるときに 用 います 林 齢 5 年 後 フィールド 伐 採 方 法 コード のコードが 100( 主 伐 を 示 します) 以 外 のレコードの 林 齢 に 5 を 足 したも のを 更 新 する また 伐 採 方 法 コード のコードが 100 のレコードについては 林 齢 をリセット し 0 とします SQL は 以 下 のとおりです UPDATE 指 標 計 算 用 テーブル SET 指 標 計 算 用 テーブル. 林 齢 5 年 後 = iif( 指 標 計 算 用 テーブ ル.[" 伐 採 方 法 コード"]=100,0, 指 標 計 算 用 テーブル.[" 林 齢 "]+5); 齢 級 5 年 後 フィールド 齢 級 に 1 を 足 したものを 更 新 する ただし 主 伐 により 林 齢 が 0 となったレコードについては 齢 級 を 1 とします SQL は 以 下 のとおりです UPDATE 指 標 計 算 用 テーブル SET 指 標 計 算 用 テーブル. 齢 級 5 年 後 = iif( 指 標 計 算 用 テーブ ル.[" 伐 採 方 法 コード"]=100,1, 指 標 計 算 用 テーブル.[" 齢 級 "]+1); 林 相 コード 5 年 後 フィールド 伐 採 方 法 コード の 200 あるいは 300 の 箇 所 を 針 広 混 交 林 (つまり 林 相 コード 3)としたフ ィールドとします それ 以 外 は 林 相 コード の 値 と 同 じになります SQL は 以 下 のとおりです UPDATE 指 標 計 算 用 テーブル SET 指 標 計 算 用 テーブル. 林 相 コード 5 年 後 = iif( 指 標 計 算 用 テ ーブル.[" 伐 採 方 法 コード"]=200,3,iif( 指 標 計 算 用 テーブル.[" 伐 採 方 法 コード"]=300,3, 指 標 計 算 用 テーブル. 林 相 コード)); 林 種 の 細 分 5 年 後 フィールド 伐 採 方 法 コード の 400 の 箇 所 を 育 成 複 層 林 として 林 種 の 細 分 のコード 21 としたフィー ルドとします それ 以 外 は 林 種 の 細 分 コードの 値 と 同 じになります SQL は 以 下 のとおりです 119
UPDATE 指 標 計 算 用 テーブル SET 指 標 計 算 用 テーブル. 林 種 の 細 分 5 年 後 = iif( 指 標 計 算 用 テ ーブル.[" 伐 採 方 法 コード"]=400,21, 指 標 計 算 用 テーブル. 林 種 細 分 コード); なお 新 しいフィールドを 作 成 するクエリを 実 行 する 際 に 以 下 のような 忠 告 が 出 てきますが は い をクリックして 処 理 の 実 行 を 続 けてください ここまでで 指 標 計 算 用 のデータベースができあがりました 次 に 図 面 関 係 の 準 備 をしましょう 120
3. 事 前 準 備 (ArcGIS を 用 いた 地 図 関 連 の 準 備 ) Accesess で 作 成 した 指 標 計 算 用 DB を 国 有 林 GIS の 小 班 ポリゴンと 結 合 させます ArcView を 立 ち 上 げる 小 班 ポリンゴンを 読 み 込 む 属 性 のフィールドの ID と 指 標 計 算 用 DB のフィールド ID( 注! dfb 形 式 の 必 要 があります) を 結 合 キーとして 結 合 させます テーブル 結 合 するフィールドは 同 一 のものが 必 要 です 例 示 では ID というフィールドが GIS デ ータ mdb ともに 同 じものが 格 納 されています 121
リンクが 終 わったら データをエクスポートします( 確 定 データの 作 成 ) 122
確 かに 各 小 班 ごとに 属 性 が 連 結 していることが 分 かります 下 記 の 表 に 基 づいて 評 価 のフィールドを 作 成 します 基 本 操 作 は 1.フィールドを 作 成 2. 条 件 検 索 3. 検 索 されたレコードを 対 象 にフィールド 値 を 入 力 です この 指 標 を 算 定 するために 使 用 するフィールドは 以 下 の 考 え 方 を 使 用 します 指 標 の 算 定 に 用 いる 森 林 タイプ 区 分 林 種 の 細 分 齢 級 区 分 ( 一 部 間 伐 の 有 無 を 加 味 ) 仮 称 育 成 単 層 林 若 齢 林 1~20 年 未 満 間 伐 あり 育 単 若 間 間 伐 なし 育 単 若 無 壮 齢 林 20~60 年 未 満 間 伐 あり 育 単 壮 間 間 伐 なし 育 単 壮 無 高 齢 林 60~ 間 伐 あり 育 単 高 間 間 伐 なし 育 単 高 無 育 成 複 層 林 育 複 育 成 天 然 林 育 天 天 然 生 林 天 生 未 立 木 地 伐 採 跡 地 等 伐 跡 林 地 外 林 地 外 123
1.5 年 後 のデータのために 林 齢 5 年 後 のフィールドを 作 成 します オプション フィールドの 追 加 林 齢 5 年 後 ShortInteger 3 桁 2. 林 齢 5 年 後 のフィールドに 対 して 現 状 の 林 齢 に 5 年 を 加 算 します 林 齢 5 年 後 フィールド 演 算 林 齢 +5 を 入 力 3. 伐 採 樹 種 簿 の 伐 採 方 法 のフィールドで 100 の 場 合 が 主 伐 です これに 該 当 する 部 分 を 林 齢 0にリセットします 属 性 テーブルを 開 く 伐 採 方 法 のフィールド 降 順 に 並 び 替 え 124
100 の 箇 所 を 選 択 伐 採 5 年 後 のフィールドを 選 択 フィールド 演 算 0を 入 力 4. 調 査 簿 で 伐 年 度 間 のフィールドで 2009 から 2005 までの 分 を 間 伐 有 りと 定 義 しま す これは 評 価 に 使 います なお 評 価 基 準 は 以 下 の 通 りです 上 記 の 評 価 を 行 う 場 合 評 価 のフィールドを ArcView 上 で 作 成 して 作 業 します 作 業 方 法 は 条 件 で 絞 り 込 んで 評 価 フィールドに 評 価 項 目 を 手 入 力 するという 方 法 です 125
4. 評 価 1( 林 分 配 置 齢 級 構 成 の 多 様 化 ) 4.1. 評 価 指 標 1-1( 散 在 度 ) 本 指 標 の 計 算 には 調 査 簿 上 での 森 林 タイプわけ GIS によるデータの 変 換 Fragstats による 定 量 化 の 3 つの 段 階 によって 行 われます 調 査 簿 等 から 必 要 な 情 報 を 抜 き 出 し 表 2のタイプに 分 ける Arc/GISを 使 って 表 2のタイプ 別 ラスタ-データを 作 成 する Fragstatsを 使 って Interspersionを 計 算 する 図 散 在 度 の 計 算 概 要 のフロー 事 前 準 備 データベースを 使 って 判 断 基 準 に 基 づいて 新 しいフィールドを 作 成 しておきます 126
************ここからは ArcView の 世 界 です************ まず ArcView を 用 いて ポリゴンデータをラスターデータに 変 換 して Fragstats で 使 用 可 能 なデータ 形 式 にします ArcView の Spacial Analyst 変 換 フィーチャーをラスタに 変 換 を 選 択 します ラスタ 変 換 の 設 定 を 行 います フィールド: 変 化 に 使 用 する 項 目 は 判 断 基 準 に 基 づいて 作 成 したフィールド 名 出 力 セルサイズ: 現 在 20( 単 位 はメートル)を 採 用 しています 細 かく 分 析 する 場 合 は この 値 を 小 さくします 出 力 ラスター: 出 力 するファイル 名 を 指 定 します ファイルタイプは ESRI GRID を 選 択 してください これで Fragstats で 使 用 できるデータが 完 成 です 127
************ここから Fragstats の 世 界 になります************ 初 期 画 面 :この 画 面 には 作 業 した 内 容 が 記 録 されます 何 時 ファイルを 読 み 込 んだか? 読 み 込 んだ 時 のエラー 計 算 を 命 令 した 時 間 計 算 が 終 わった 時 間 などがその 一 例 です このよ うな 作 業 (Action) 自 体 を Event と 称 します この Event の Log がこの 画 面 に 表 示 される 仕 組 みです まず 初 期 設 定 を 行 います メインメニューの Fragstats Set Run Parameters を 戦 選 択 しま す Run Parameter のウィンドウでは 主 に 以 下 の 点 を 設 定 します Input Data Type:Grid Grid Name: 使 用 する Grid ファイルを 指 定 Output File: 保 存 する 先 ( 設 定 値 などが 保 存 されます) Output statistics: 本 作 業 では Landscape Metrics にチェックしておきます (その 他 のパラメータはデフォルトのままで 計 算 します) 128
上 記 の 初 期 設 定 が 終 わると 初 期 画 面 に 戻 ります Output Statistics で Landscape Metrics にチェックをすると 初 期 画 面 上 で Landscape Metrics の 設 定 ができるようにアクティブに なります 129
散 在 度 の 計 算 では Contagion/Interspersion Interspersion_Juxtaposition Index にチェッ クを 入 れます ************ここから 計 算 実 行 と 結 果 確 認 になります************ ここまで 設 定 が 終 わった 段 階 で 初 期 画 面 Execute( 実 行 )を 選 択 します 計 算 が 終 了 すると 終 了 のメッセージが 出 ます 次 に 計 算 結 果 を 確 認 します 確 認 はメインメニュー 1Browse results を 選 択 します 130
Results のウィンドウから Land のタブを 選 択 してください ここに 計 算 結 果 が 表 示 されます 131
4.2. 評 価 指 標 1-2 多 様 度 指 数 本 指 標 の 計 算 には 調 査 簿 上 での 森 林 タイプわけ GIS によるデータの 変 換 Fragstats による 定 量 化 の 3 つの 段 階 によって 行 われます 調 査 簿 等 から 必 要 な 情 報 を 抜 き 出 し 表 2のタイプに 分 ける Arc/GISを 使 って 表 2のタイプ 別 ラスタ-データを 作 成 する Fragstatsを 使 って 多 様 性 指 数 を 計 算 する 図 多 様 性 指 数 の 計 算 概 要 のフロー 事 前 準 備 データベースを 使 って 判 断 基 準 に 基 づいて 新 しいフィールドを 作 成 しておきます 132
************ここからは ArcView の 世 界 です************ まず ArcView を 用 いて ポリゴンデータをラスターデータに 変 換 して Fragstats で 使 用 可 能 なデータ 形 式 にします ArcView の Spacial Analyst 変 換 フィーチャーをラスタに 変 換 を 選 択 します ラスタ 変 換 の 設 定 を 行 います フィールド: 変 化 に 使 用 する 項 目 は 判 断 基 準 に 基 づいて 作 成 したフィールド 名 出 力 セルサイズ: 現 在 20( 単 位 はメートル)を 採 用 しています 細 かく 分 析 する 場 合 は この 値 を 小 さくします 出 力 ラスター: 出 力 するファイル 名 を 指 定 します ファイルタイプは ESRI GRID を 選 択 してください これで Fragstats で 使 用 できるデータが 完 成 です 133
************ここから Fragstats の 世 界 になります************ 初 期 画 面 :この 画 面 には 作 業 した 内 容 が 記 録 されます 何 時 ファイルを 読 み 込 んだか? 読 み 込 んだ 時 のエラー 計 算 を 命 令 した 時 間 計 算 が 終 わった 時 間 などがその 一 例 です このよ うな 作 業 (Action) 自 体 を Event と 称 します この Event の Log がこの 画 面 に 表 示 される 仕 組 みです まず 初 期 設 定 を 行 います メインメニューの Fragstats Set Run Parameters を 戦 選 択 しま す Run Parameter のウィンドウでは 主 に 以 下 の 点 を 設 定 します Input Data Type:Grid Grid Name: 使 用 する Grid ファイルを 指 定 Output File: 保 存 する 先 ( 設 定 値 などが 保 存 されます) Output statistics: 本 作 業 では Landscape Metrics にチェックしておきます (その 他 のパラメータはデフォルトのままで 計 算 します) 134
上 記 の 初 期 設 定 が 終 わると 初 期 画 面 に 戻 ります Output Statistics で Landscape Metrics にチェックをすると 初 期 画 面 上 で Landscape Metrics の 設 定 ができるようにアクティブに なります 多 様 度 の 計 算 では Diversity Shannon s Diversity Index と Simpson s Diversity Index にチ ェックを 入 れます 135
************ここから 計 算 実 行 と 結 果 確 認 になります************ ここまで 設 定 が 終 わった 段 階 で 初 期 画 面 Execute( 実 行 )を 選 択 します 計 算 が 終 了 すると 終 了 のメッセージが 出 ます 次 に 計 算 結 果 を 確 認 します 確 認 はメインメニュー 1Browse results を 選 択 します Results のウィンドウから Land のタブを 選 択 してください ここに 計 算 結 果 が 表 示 されます 136
4.3. 評 価 指 標 1-3( 齢 級 構 成 の 偏 り 度 ) 本 指 標 は 育 成 単 層 林 に 該 当 する 林 分 の 林 齢 を 使 って 計 算 する 計 画 後 については 主 伐 予 定 の 林 分 のみ 1~5 年 生 の 林 分 となる ただし ある 年 度 にどれだけの 量 の 主 伐 が 実 行 されるか 不 明 であることから 計 画 後 の 1~5 年 生 の 林 齢 構 成 は 均 等 に 構 成 されると 仮 定 して 計 算 することと する 例 えば 100 の 小 班 が 主 伐 予 定 であるとすると 毎 年 20 の 小 班 が 主 伐 後 植 林 されると 仮 定 して 林 齢 1 20 小 班 林 齢 2 20 小 班 林 齢 3 20 小 班 林 齢 4 20 小 班 林 齢 5 20 小 班 という 構 成 になるとする 本 評 価 指 標 では 不 偏 分 散 を 用 いる 計 画 前 の 分 散 は 以 下 のクエリで 算 出 できる 計 画 後 の 分 散 は 以 下 のクエリで 算 出 できる また 本 評 価 指 標 で 用 いる 尖 度 は 正 規 分 布 における 尖 度 を 0 と 定 義 したものを 用 いる こととし 以 下 の 式 より 算 出 する n n( n + 1) xi 尖 度 = ( ( n 1)( n 2)( n 3) x ) s 4 2 3( n 1) ( n 2)( 3) i= 1 n n = サンプル 数 xi= 各 サンプルの 値 x= 平 均 値 s= 標 準 偏 差 アクセス 上 では 以 下 のクエリを 実 行 することにより 育 成 単 層 林 における 林 齢 ごとの 小 班 ( 枝 番 ) 数 の 一 覧 表 が 作 成 される 上 図 クエリを 実 行 すると 次 表 が 得 られる これをエクセルに 貼 り 付 ける 137
表 全 体 をエクセルへ コピーペースト 1 2 3 4 5 6 15 7 8 9 10 11 12 13 14 16 1セル 内 の 式 は =B2*C2 2セル 内 の 式 は =B2-$E$104 138
3セル 内 の 式 は =E2^4 4セル 内 の 式 は =F2*C2 5セル 内 の 式 は =E2^2 6セル 内 の 式 は =H2*C2 7セル 内 の 式 は =I102/(C104-1) ここで 分 散 が 求 まる 8セル 内 の 式 は =SUM(C2:C101) ここで 小 班 ( 枝 番 ) 数 が 求 まる 9セル 内 の 式 は =SUM(D2:D101) 10セル 内 の 式 は =D104/C104 ここで 平 均 林 齢 が 求 まる 11セル 内 の 式 は =SUM(F2:F101) 12セル 内 の 式 は =SUM(G2:G101) 13セル 内 の 式 は =B104^2 14セル 内 の 式 は =G104/B104/B104 15セル 内 の 式 は =SUM(I2:I101) 16セル 内 の 式 は =(C104*(C104+1))/((C104-1)*(C104-2)*(C104-3))*I104-3*((C104-1)*(C104-1))/((C104-2) *(C104-3)) これにより 尖 度 が 求 められる 計 画 後 のデータも 同 様 に 処 理 する 以 下 のクエリにより 育 成 単 層 林 における 5 年 後 の 林 齢 ごとの 小 班 ( 枝 番 ) 数 の 一 覧 表 が 作 成 される 後 の 処 理 手 順 は 計 画 前 と 同 様 である 139
5. 評 価 2( 森 林 施 業 の 適 切 な 実 施 ) 5.1. 評 価 指 標 2-1( 間 伐 面 積 の 計 ) 伐 年 度 間 フィールドの 2005 2006 2007 2008 2009 に 該 当 する 林 分 の 林 地 面 積 を 合 計 する 計 画 後 は 伐 採 方 法 コード が 0 のものが 間 伐 されるとして 該 当 する 林 分 の 林 地 面 積 を 合 計 する 140
5.2. 評 価 指 標 2-2( 複 層 林 針 広 混 交 林 面 積 の 計 ) 複 層 林 は 育 成 複 層 林 ( 林 種 細 コード 21)に 該 当 する 林 分 の 林 地 面 積 から 計 算 する 計 画 前 クエリ 計 画 後 は 伐 採 方 法 コード の 400 ( 複 層 伐 )に 該 当 する 林 分 を 複 層 林 に 変 化 したとして 計 算 する 林 種 の 細 分 変 更 後 フィールドの 21 に 該 当 する 林 分 の 林 地 面 積 から 計 算 する 計 画 後 クエリ 針 広 混 交 林 は 針 広 混 交 林 ( 林 相 コード3)に 該 当 する 林 分 の 林 地 面 積 から 計 算 する 計 画 前 クエリ 計 画 後 は 伐 採 樹 種 別 テーブルの 伐 採 方 法 コード の 200 ( 漸 伐 )および 300 ( 択 伐 ) に 該 当 する 林 分 を 針 広 混 交 林 に 変 化 したとして 計 算 する その 後 変 更 した 林 相 コードを 基 に 計 算 を 行 う 計 画 後 クエリ 141
5.3. 評 価 指 標 2-3( 成 長 量 と 伐 採 量 の 差 ) まず 成 長 量 フィールドの 合 計 を 算 出 する これは 単 年 度 の 成 長 量 であるため これを 5 倍 し 伐 採 量 と 比 較 することとする 成 長 量 クエリ 伐 採 材 積 フィールドを 合 計 する これは 最 初 から 5 年 間 の 伐 採 量 である 成 長 量 から 伐 採 量 を 差 し 引 いて 求 める 伐 採 量 クエリ 作 成 された 表 の 値 を 基 に エクセルで 成 長 量 と 伐 採 量 の 差 分 を 計 算 する 142
6. 評 価 3( 森 林 生 態 系 の 連 続 性 多 様 性 の 確 保 ) 6.1. 評 価 指 標 3-1( 天 然 生 林 育 成 天 然 林 の 連 結 指 数 ) 本 指 標 の 計 算 には 調 査 簿 上 での 森 林 タイプわけ GIS によるデータの 変 換 Fragstats による 定 量 化 の 3 つの 段 階 によって 行 われます 調 査 簿 等 から 天 然 生 林 育 成 天 然 林 を 抜 き 出 す Arc/GISを 使 って 表 2のタイプ 別 ラスタ-データを 作 成 する Fragstatsを 使 って 連 結 性 指 標 を 計 算 する 図 天 然 生 林 育 成 天 然 林 の 計 算 概 要 のフロー 事 前 準 備 データベースを 使 って 天 然 生 林 育 成 天 然 林 を 抜 き 出 しておきます 143
************ここからは ArcView の 世 界 です************ まず ArcView を 用 いて ポリゴンデータをラスターデータに 変 換 して Fragstats で 使 用 可 能 なデータ 形 式 にします ArcView の Spacial Analyst 変 換 フィーチャーをラスタに 変 換 を 選 択 します ラスタ 変 換 の 設 定 を 行 います フィールド: 変 化 に 使 用 する 項 目 は 判 断 基 準 に 基 づいて 作 成 したフィールド 名 出 力 セルサイズ: 現 在 20( 単 位 はメートル)を 採 用 しています 細 かく 分 析 する 場 合 は この 値 を 小 さくします 出 力 ラスター: 出 力 するファイル 名 を 指 定 します ファイルタイプは ESRI GRID を 選 択 してください これで Fragstats で 使 用 できるデータが 完 成 です 144
************ここから Fragstats の 世 界 になります************ 初 期 画 面 :この 画 面 には 作 業 した 内 容 が 記 録 されます 何 時 ファイルを 読 み 込 んだか? 読 み 込 んだ 時 のエラー 計 算 を 命 令 した 時 間 計 算 が 終 わった 時 間 などがその 一 例 です このよ うな 作 業 (Action) 自 体 を Event と 称 します この Event の Log がこの 画 面 に 表 示 される 仕 組 みです まず 初 期 設 定 を 行 います メインメニューの Fragstats Set Run Parameters を 選 択 します Run Parameter のウィンドウでは 主 に 以 下 の 点 を 設 定 します Input Data Type:Grid Grid Name: 使 用 する Grid ファイルを 指 定 Output File: 保 存 する 先 ( 設 定 値 などが 保 存 されます) Output statistics: 本 作 業 では Landscape Metrics にチェックしておきます (その 他 のパラメータはデフォルトのままで 計 算 します) 145
146
上 記 の 初 期 設 定 が 終 わると 初 期 画 面 に 戻 ります Output Statistics で Landscape Metrics にチェックをすると 初 期 画 面 上 で Landscape Metrics の 設 定 ができるようにアクティブに なります 連 結 性 の 計 算 では Connectivity Patch Cohesion Index にチェックを 入 れます ************ここから 計 算 実 行 と 結 果 確 認 になります************ ここまで 設 定 が 終 わった 段 階 で 初 期 画 面 Execute( 実 行 )を 選 択 します 計 算 が 終 了 すると 終 了 のメッセージが 出 ます 次 に 計 算 結 果 を 確 認 します 147
確 認 はメインメニュー 1Browse results を 選 択 します Results のウィンドウから Land のタブを 選 択 してください ここに 計 算 結 果 が 表 示 されます 148
6.2. 評 価 指 標 3-2 高 齢 級 林 分 面 積 の 計 林 齢 61 年 生 以 上 の 林 分 を 高 齢 林 とする 育 成 単 層 林 ( 林 種 細 分 コード 11)に 該 当 する 林 分 の み 使 用 して 林 地 面 積 を 合 計 する 計 画 前 クエリ 計 画 後 の 林 齢 は 伐 採 方 法 コード 100 の 主 伐 以 外 の 林 齢 を 5 年 プラスしたものとする 主 伐 したものは 林 齢 0 とする 計 画 後 クエリ 149
6.3. 評 価 指 標 3-3 若 齢 林 分 面 積 の 計 林 齢 20 年 生 以 下 の 林 分 を 若 齢 林 とする 育 成 単 層 林 ( 林 種 細 分 コード 11)に 該 当 する 林 分 の み 使 用 して 林 地 面 積 を 合 計 する 計 画 前 クエリ 計 画 後 の 林 齢 は 伐 採 方 法 コード 100 の 主 伐 以 外 の 林 齢 を 5 年 プラスしたものとする 主 伐 したものは 林 齢 0 とし これも 若 齢 林 に 含 める その 後 計 画 前 と 同 様 に 林 種 の 細 分 変 更 後 フ ィールドから 育 成 単 層 林 に 該 当 する 林 分 のみ 使 用 して 林 地 面 積 を 合 計 する 計 画 後 クエリ 150
7. 評 価 4 希 少 種 の 生 息 生 育 環 境 の 保 全 7.1. 評 価 指 標 4-1 保 護 林 面 積 の 計 保 護 林 区 分 コードで 0 以 外 に 該 当 する 林 分 (すなわち 何 らかの 保 護 林 に 該 当 するもの)の 林 地 面 積 を 合 計 する 7.2. 評 価 指 標 4-2 保 護 林 の 分 断 度 本 指 標 の 計 算 には 調 査 簿 上 での 森 林 タイプわけ GIS によるデータの 変 換 Fragstats による 定 量 化 の 3 つの 段 階 によって 行 われます 調 査 簿 等 から 保 護 林 を 抜 き 出 す Arc/GISを 使 って 表 2のタイプ 別 ラスタ-データを 作 成 する Fragstatsを 使 って 分 断 度 指 標 を 計 算 する 図 散 在 度 の 計 算 概 要 のフロー 事 前 準 備 データベースを 使 って 保 護 林 を 抜 き 出 しておきます 151
************ここからは ArcView の 世 界 です************ まず ArcView を 用 いて ポリゴンデータをラスターデータに 変 換 して Fragstats で 使 用 可 能 なデータ 形 式 にします ArcView の Spacial Analyst 変 換 フィーチャーをラスタに 変 換 を 選 択 します ラスタ 変 換 の 設 定 を 行 います フィールド: 変 化 に 使 用 する 項 目 は 判 断 基 準 に 基 づいて 作 成 したフィールド 名 出 力 セルサイズ: 現 在 20( 単 位 はメートル)を 採 用 しています 細 かく 分 析 する 場 合 は この 値 を 小 さくします 出 力 ラスター: 出 力 するファイル 名 を 指 定 します ファイルタイプは ESRI GRID を 選 択 してください これで Fragstats で 使 用 できるデータが 完 成 です 152
************ここから Fragstats の 世 界 になります************ 初 期 画 面 :この 画 面 には 作 業 した 内 容 が 記 録 されます 何 時 ファイルを 読 み 込 んだか? 読 み 込 んだ 時 のエラー 計 算 を 命 令 した 時 間 計 算 が 終 わった 時 間 などがその 一 例 です このよ うな 作 業 (Action) 自 体 を Event と 称 します この Event の Log がこの 画 面 に 表 示 される 仕 組 みです まず 初 期 設 定 を 行 います メインメニューの Fragstats Set Run Parameters を 戦 選 択 しま す Run Parameter のウィンドウでは 主 に 以 下 の 点 を 設 定 します Input Data Type:Grid Grid Name: 使 用 する Grid ファイルを 指 定 Output File: 保 存 する 先 ( 設 定 値 などが 保 存 されます) Output statistics: 本 作 業 では Landscape Metrics にチェックしておきます (その 他 のパラメータはデフォルトのままで 計 算 します) 153
上 記 の 初 期 設 定 が 終 わると 初 期 画 面 に 戻 ります Output Statistics で Landscape Metrics にチェックをすると 初 期 画 面 上 で Landscape Metrics の 設 定 ができるようにアクティブに なります 分 断 度 の 計 算 では Contagion/Interspersion Splitting Index にチェックを 入 れます 154
************ここから 計 算 実 行 と 結 果 確 認 になります************ ここまで 設 定 が 終 わった 段 階 で 初 期 画 面 Execute( 実 行 )を 選 択 します 計 算 が 終 了 すると 終 了 のメッセージが 出 ます 次 に 計 算 結 果 を 確 認 します 確 認 はメインメニュー 1Browse results を 選 択 します Results のウィンドウから Land のタブを 選 択 してください ここに 計 算 結 果 が 表 示 されます 155
参 考 資 料 1 FAQ この Q&A は 本 マニュアル 作 成 の 過 程 で 3 つの 森 林 管 理 局 へのヒアリングした 結 果 を 項 目 別 に 整 理 したものであり 多 様 性 という 概 念 の 理 解 から 本 マニュアルの 使 用 に 際 しての 留 意 事 項 まで の 疑 問 点 が 整 理 されています 本 作 業 の 結 果 を 公 表 した 際 に 外 部 から 様 々な 問 いかけがあることが 予 想 され このような 問 いかけに 対 して 適 切 に 回 答 できる ことも 意 図 しています 多 様 性 の 定 義 について Q: 連 続 性 や 分 断 度 の 数 値 化 のように 多 様 性 の 定 量 化 は 天 然 林 を 中 心 として 考 えるものなのか? A: 多 様 性 とは 本 マニュアルの 基 本 方 針 で 述 べたように 様 々な 価 値 の 側 面 があります その 意 味 では 天 然 林 も 重 要 な 要 素 の 一 つですが 人 工 林 も 別 の 観 点 から 重 要 な 要 素 と 言 えます つまり 多 様 性 の 定 量 化 は 天 然 林 のみに 着 目 すれば 良 いというわけではありません 同 様 に 人 工 林 におけ る 多 様 な 齢 級 構 成 の 林 分 配 置 に 配 慮 することも 重 要 です Q: 保 護 林 の 面 積 などが 項 目 に 挙 がっていますが ほとんど 変 更 ないものですが 必 要 でしょうか? A: 今 回 の 定 量 化 に 挙 げた 項 目 は 短 期 的 に 変 化 するものや 時 間 軸 上 長 い 期 間 で 変 わるものなど が 混 在 しています 例 えば 齢 級 構 成 の 平 準 化 は 数 年 レベルでは 到 達 できない 項 目 です 一 方 間 伐 などは 比 較 的 短 時 間 で 実 施 される 施 業 です また 保 護 林 の 面 積 などは 必 要 な 保 護 対 象 につい ての 措 置 がなされれば その 面 積 はほとんど 変 わらないものです しかし 定 量 化 の 項 目 に 入 れ た 意 図 は 値 が 変 化 していないことも 重 要 な 結 果 と 認 識 する 必 要 があるからです 基 本 的 にこの 定 量 化 作 業 では 多 様 性 に 関 係 する 現 状 を 把 握 することが 目 的 であり 数 値 自 体 を 無 理 に 上 昇 させる などの 取 組 を 意 図 したものではありません 現 状 認 識 が 第 一 歩 です 定 量 化 の 結 果 について Q: 定 量 化 された 結 果 の 数 値 が 持 つ 具 体 的 意 味 は 何 ですか? A: 定 量 化 に 用 いている 計 算 式 は 算 術 的 な 意 味 を 持 たない 指 数 化 された 結 果 を 出 す 内 容 になっ ています 例 えば 多 様 な 林 分 配 置 を 定 量 化 する 散 在 度 の 計 算 結 果 が 60 の 場 合 と 61 の 場 合 に どの 程 度 の 違 いがあるかという 議 論 はできません 61 の 方 が 散 在 度 が 高 い=61 の 方 が 林 分 配 置 が 多 様 であるということを 示 唆 しているに 過 ぎません Q: 定 量 化 された 結 果 の 比 較 は 他 の 計 画 区 と 比 較 可 能 でしょうか? A: 定 量 化 の 結 果 を 他 の 地 域 と 比 較 することはできません それぞれの 地 域 にはそれぞれの 地 域 特 有 の 環 境 があり それが 地 域 景 観 を 作 り 出 しています 同 時 にこれらの 複 合 要 因 は 生 物 相 や 森 林 管 理 の 違 いなどの 結 果 を 生 み 出 しています このように 異 なる 条 件 下 にある 地 域 を 比 較 するこ とは 適 切 ではありません 一 方 同 一 地 域 において 異 なる 時 点 を 比 較 することは 可 能 です こ の 比 較 では 多 様 性 の 様 々な 側 面 がどのように 変 化 したかを 理 解 することができます 156
Q: 定 量 化 された 結 果 の 妥 当 性 判 断 についての 手 段 がありますか? A: 先 にも 述 べたように この 計 算 結 果 は 指 数 化 されたものなのでその 値 を 見 ても 妥 当 であるか 判 断 できません 従 って 計 算 結 果 から 元 データのエラーや 作 業 上 のミスを 発 見 することができな いので 注 意 が 必 要 です この 定 量 化 作 業 は 2 時 点 における 地 域 管 理 経 営 計 画 を 対 象 として 実 施 す るので 2 つの 値 を 見 比 べてみることで 作 業 経 過 の 妥 当 性 を 総 合 的 に 判 断 することができると 考 えられます Q:2 期 を 比 較 した 場 合 定 量 化 の 結 果 が 多 様 性 保 全 上 望 ましい 方 向 性 に 推 移 しなかった 場 合 は 計 画 の 見 直 しが 必 要 でしょうか? A: 多 様 性 の 定 義 に 述 べたように 多 様 性 の 定 量 化 項 目 の 一 部 は 背 反 の 関 係 にある 場 合 もありま す 極 端 な 例 で 示 すと 全 ての 区 域 を 保 護 林 にしてしまうと 保 護 林 の 面 積 は 増 大 するものの 多 様 な 林 分 配 置 の 指 標 は 低 下 します つまり 一 つの 項 目 の 定 量 化 結 果 だけを 取 り 出 して 多 様 性 保 全 上 の 合 否 を 問 うことは 適 切 とは 言 えません 多 様 性 を 捉 える 側 面 はお 互 いが 補 完 しあう 関 係 にあるためです ただし どのような 管 理 結 果 がそのような 結 果 を 生 じさせたかということを 認 識 しておくことは 必 要 だと 考 えます 本 作 業 と 計 画 樹 立 の 関 係 Q: 定 量 化 の 作 業 は 地 域 管 理 経 営 計 画 の 樹 立 の 作 業 上 どのタイミングで 行 うものでしょうか? A:この 定 量 化 作 業 は 地 域 管 理 経 営 計 画 の 樹 立 案 ができた 段 階 で 実 施 することができます つま り 策 定 した 計 画 の 事 後 定 量 化 とも 言 えます 定 量 化 した 後 に 前 期 計 画 の 値 と 比 較 してそれぞれ の 定 量 化 項 目 の 値 がどのように 変 わったかを 理 解 することができます 157
参 考 資 料 2 入 力 フォーム 158
平 成 22 年 度 国 有 林 野 における 生 物 多 様 性 の 保 全 に 向 けたデータベース 運 用 等 請 負 事 業 報 告 書 平 成 23 年 3 月 林 野 庁 経 営 企 画 課 100-8952 東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 1-2-1 請 負 機 関 : 社 団 法 人 日 本 森 林 技 術 協 会 102-0085 東 京 都 千 代 田 区 六 番 町 7 番 地 03-3261-5281( 代 表 ) ( 担 当 部 署 ) 森 林 情 報 グループ 金 森 匡 彦 159