情 報 処 理 科 目 補 助 テキスト 008 6. Sma4 の 起 動 と 終 了 0 富 山 大 学 情 報 処 理 科 目 補 助 テキスト 008 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 ( 第. 版 ) 平 成 0 年 (008 年 )4 月 富 山 大 学 総 合 情 報 基 盤 センター Information Technology Center University of Toyama
6. Sma4 の 起 動 と 終 了 目 次 6. 次 元 グラフ 描 画 ツール SMA4 の 使 い 方 6. Sma4 の 起 動 と 終 了 6. データファイルの 作 成 6.. Sma4 によるデータファイルの 作 成 6.. エディタ( 秀 丸 )によるデータファイルの 作 成 6..3 エクセルによるデータファイルの 作 成 6.3 データファイルによるグラフの 作 成 3 6.3. データファイルの 入 力 とプロット 設 定 3 6.3. 軸 の 設 定 4 6.3.3 軸 タイトルおよびその 他 の 文 字 列 の 入 力 4 6.3.4 フレームの 設 定 (グラフの 大 きさ 等 の 設 定 ) 5 6.4 グラフの 保 存 と 印 刷 5 6.4. グラフの 保 存 5 6.4. グラフの 印 刷 5 6.5 グラフの MS-Word への 貼 り 付 け 6 6.6 提 出 課 題 6 6.7 参 考 8
6. Sma4 の 起 動 と 終 了 6. 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 この 章 の 目 標 : この 章 では, 科 学 技 術 の 世 界 で 広 く 利 用 されている 次 元 散 布 図 を 描 画 するソフトである Sma4 for Windows ( 以 下 Sma4 と 称 する)の 使 用 法 を 学 んでいきます. 次 元 グラフは 先 に 学 んだ Excel でも 作 成 できますが, 科 学 技 術 系 の 論 文 やレポートに 利 用 するための 高 品 位 の 次 元 グラフは Sma4 を 利 用 した 方 が 効 率 的 に 作 成 できます.この 章 では Sma4 を 利 用 したグラフの 作 成 方 法 並 び に MS-Word への 貼 り 付 け 方 法 を 学 びます. 6. Sma4 の 起 動 と 終 了 Sma4 を 起 動 するには, 右 図 のアイコンをダブルクリックするか,スタート ボタンか らメニューで[プログラム]を 選 択 し,[Sma4]を 選 んで,クリックします. しばらくすると, 下 図 の 画 面 が 現 れます. Sma4 の 終 了 するには,[ファイル]メニューから[ 終 了 ] 又 は[ 全 終 了 ]を 選 択 します. 図 6.. アイコン 図 6.. Sma4 起 動 画 面 ( 参 考 : 英 語 版 の 場 合 )
6 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 6. データファイルの 作 成 Sma4 によるグラフ 作 成 作 業 の 流 れは,データファイルの 作 成 グラフ 作 成 印 刷 の 順 である.ここでは, 作 図 に 使 用 するデータファイル 作 成 方 法 について 説 明 します. データの 作 成 方 法 には 以 下 の3 種 類 の 方 法 があります.どの 方 法 選 択 しても 良 いが, 実 験 データ 等 の 計 算 結 果 をグラフにする 場 合 Excel によるデータファイルの 作 成 が 便 利 です. 6.. Sma4 によるデータファイルの 作 成 () Sma4 を 起 動 します. ()プルダウンメニューの データ データファイルの 新 規 作 成 を 選 び, 保 存 する 場 所 と ファイ ル 名 を 入 力 した 後, 保 存 をクリックします. ( 例 ) 保 存 する 場 所 :Zドライブ 又 はフロッピ,USB ドライブ ファイル 名 : 後 で 識 別 できるような 名 前 (3) プロット のタグをクリックします. Fig. 5. の Window が 出 たら 以 下 のように 設 定 [ 基 本 的 な 設 定 ] プロットタイプ: 線 種 : 線 なし ドット 色 : 黒 中 塗 り 色 : 白 線 色 : 黒 サイズ:4 線 幅 :0.4 ピッチ:3 ドットのブラシ: 中 塗 り 図 6.. Property 設 定 (4) OK をクリック,0 (5)エディタが 起 動 するので 右 図 のように 入 力 します.,0 ( 左 側 :x 座 標, 右 側 :y 座 標,データの 間 はカンマ(,)または Tab) 3,30 (6) 入 力 が 終 わったら,プルダウンメニューの ファイル 終 了 4,40 5,50 図 6.. エディタ 画 面 6.. エディタ( 秀 丸 )によるデータファイルの 作 成 () 秀 丸 を 起 動 します. () 図 6.. のようにデータを 入 力 します. ( 左 側 :x 座 標, 右 側 :y 座 標,データの 間 はカンマ(,)または Tab) (3) 自 分 のディスク(zドライブまたはフロッピ,USB メモリ 等 )に 保 存. ファイル 名 は 後 で 解 るような 名 前 にします. 拡 張 子 は[.csv] 又 は[.txt](???.csv 又 は???.txt) 6..3 エクセルによるデータファイルの 作 成 ()エクセルを 起 動 します. () 右 図 のようにデータを 入 力 します. (3)エクセル 用 データを 保 存 ( 後 で 再 計 算 するときのため)します. メニュー の ファイル 名 前 を 付 けて 保 存 を 選 びます. 保 存 先 :zドライブまたはフロッピ,ファイル 名 : 適 当, ファイルの 種 類 :Microsoft Excel ブック. (4)Sma4 での 作 図 用 データを 保 存 します. 図 5..3 Excel 画 面 メニュー の ファイル 名 前 を 付 けて 保 存 を 選 びます. 保 存 先 :zドライブまたはフロッピ,ファイル 名 : 適 当, ファイルの 種 類 :CSV(カンマ 区 切 り)またはテキスト(タブ 区 切 り)を 選 びます.
6.3 データファイルによるグラフの 作 成 3 6.3 データファイルによるグラフの 作 成 6.3. データファイルの 入 力 とプロット 設 定 () Sma4 を 起 動 します. () プルダウンメニューの データ(D) を 選 び, データファ イルを 開 く(O) を 選 択 します. (3) Fig.6.3. の Window が 開 くので, ファイルの 場 所 (I): か らデータファイルの 保 存 場 所 (zドライブ,フロッピ 等 ) を 選 択 し, ファイルの 種 類 (T): から すべてのファイル (*.*) を 選 択 します. (4) 目 的 のファイルをダブルクリックします(あるいは,ファ イルを 選 択 し, 開 く(O) をクリックします). (5) Fig.6.3. の 様 な Property Window が 開 くので,X 軸 およびY 軸 の Column を 設 定 します.(Column は 縦 の 列 を 示 す. 左 から 何 列 目 をX 座 標 にして, 何 列 目 をY 座 標 にす るかを 指 定 します) (6) プロット のタグをクリックします. (7) Fig.6.3.3 の Window になったら, プロットタイプ P を 選 択 [ 基 本 的 な 設 定 ] プロットタイプ: 線 種 : 線 なし ドット 色 : 黒 中 塗 り 色 : 白 線 色 : 黒 サイズ:4 線 幅 :0.4 ピッチ:3 ドットのブラシ: 中 塗 り (8) 3 高 度 のタグをクリックします. (9) Fig.6.3.4 の Window になったら, 先 頭 スキップ S および 読 込 行 数 を 設 定 します. (0) OK をクリックします. () プルダウンメニューの グラフ Clear All Scale を 選 択. 入 力 したデータが 全 て 表 示 されるような 軸 設 定 になる. 図 6.3. ファイルを 開 く 図 6.3. Property 画 面 3 図 6.3.3 Property 画 面 注 ) 先 頭 スキップ 何 行 読 み 飛 ばすかを 設 定 します. 通 常 は 0. 読 込 行 数 何 行 読 み 込 むかを 設 定 します. - に 設 定 すると, すべての 行 を 読 み 込 む. 通 常 は -. 図 5.3.4 Property 画 面
4 6 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 6.3. 軸 の 設 定 ()プルダウンメニューの グラフ(G) を 選 び, X-Axis ある いは Y-Axis を 選 択 します.( 又 は,グラフの 設 定 したい 軸 を 4 5 3 ダブルクリックします.) () Fig. 6.3.5Window が 現 れたら, From: の 欄 に 軸 の 最 小 値 を, To: の 欄 に 最 大 値 を 入 力 します. (3) 目 盛 の 間 隔 の 設 定 をするには, Auto step のチェック をはずし(チェックの 入 っているところをクリックします), 3 Increment: および Division: の 欄 に 適 当 な 数 値 を 入 力 します. (4) 目 盛 の 線 種, 位 置, 色, 線 幅, 長 さ 等 を 設 定 図 6.3.5 X 軸 設 定 画 面 する 場 合 は,4 目 盛 のタグをクリックし, 対 応 する 欄 に 適 当 な 数 値 等 を 設 定 します.( in, out は 各 自 で 試 すこと.) (5) 軸 の 数 字 の フォント, 色, サイズ, 位 置 等 を 設 定 する 場 合 は,5 数 字 のタグをクリックし,Fig. 8 の 様 な Window になったら, 対 応 する 欄 に 適 当 な 数 値 等 を 設 定 しま す. 他 の 項 目 は 各 自 で 試 すこと. 図 6.3.6 軸 設 定 画 面 Increment: 大 きな 目 盛 ( 主 目 盛 )の 間 隔 を 指 定 します. ( 0 とすれば,-0, 0, 0, 0 というに 数 字 と 主 目 盛 が 表 示 される.) Division: 主 目 盛 の 間 を 何 等 分 して, 小 さな 目 盛 ( 副 目 盛 )を 表 示 かを 指 定 します. ( 5 とすれば, 主 目 盛 の 間 が5 等 分 され,4つの 副 目 盛 が 表 示 される.) 6.3.3 軸 タイトルおよびその 他 の 文 字 列 の 入 力 () プルダウンメニューの 挿 入 (I) を 選 び, X 軸 タイトル(X) あるいは Y 軸 タイトル(Y) を 選 択 します. () Fig.6.3.7 の Title Window が 現 れたら, 文 字 列 (R) の 欄 にタイトルを 入 力 します. (3) フォント, スタイル, サイズ, 色 を 設 定 します. (4) 3 OK をクリックします. (5) 軸 タイトルをマウスでドラッグし,グラフの 適 当 な 位 置 に 移 動 します. (6) グラフのタイトル( 図?? 関 係 図 等 ) を 付 けるときは,プ ルダウンメニューの 挿 入 (I) を 選 び, その 他 の 文 字 列 (O) を 選 択 します.(あるいは,ツールバーのボタンをクリックします.) (7) もし,Fig.6.3.8 の 様 な Window が 現 れたら, 新 規 を クリックします. (8) Fig.6.3.7 と 同 じ Window が 現 れたら, 文 字 列 (R) の 欄 にタ イトルを 入 力 し, 描 画 方 向, フォント, スタイル, サイ 3 図 6.3.7 Tytle 画 面 図 6.3.8 修 正 する 文 字 列 の 選 択 画 面 ズ, 色 を 設 定 し, OK をクリックします.その 後 に,マウスで 適 当 な 位 置 に 移 動 します.
6.4 グラフの 保 存 と 印 刷 5 (9) その 他 の 文 字 列 を 挿 入 したい 場 合 は,(6) - (8)を 行 う. (0) 文 字 列 の 内 容 を 変 更 するには, 変 更 したい 文 字 列 をダブルクリックします.すると Fig. 6.3.7 と 同 じ Window が 現 れるので,そこで 変 更 します. 上 つき 文 字, 下 付 文 字 の 入 力 kgf/mm と 入 力 したい 場 合 kgf/mm^@ と 入 力 (^と@で 囲 まれた 文 字 が 上 付 になる) A と 入 力 したい 場 合 A_@ と 入 力 ( _と@で 囲 まれた 文 字 が 下 付 になる) ギリシャ 文 字 の 入 力 σ と 入 力 したい 場 合 %Gs%A と 入 力 (%G 以 後 の 文 字 がギリシャ 文 字 (シンボルフォント)になる.%A で 元 に 戻 す) 6.3.4 フレームの 設 定 (グラフの 大 きさ 等 の 設 定 ) () プルダウンメニューの グラフ(G) を 選 び, Frame を 選 択 します. () Fig.6.3.9 の 様 な Window が 現 れたら, 線 幅, 線 色, 背 景 色, Type を 設 定 します.( Type は 各 自 で 試 すこと) (3)グラフ 全 体 の 移 動 が 必 要 ならば, Left margin (mm):, Top margin (mm): の 欄 に 適 当 な 数 値 を 入 れる. (4)グラフの 大 きさの 変 更 は3 Width (mm), Height (mm) の 欄 に 適 当 な 数 値 を 入 れる. (5) 4 OK をクリックします. 6.4 グラフの 保 存 と 印 刷 3 4 図 5.3.9 Graph Property 画 面 6.4. グラフの 保 存 () プルダウンメニューの ファイル(F) を 選 び, 名 前 を 付 けて 保 存 (A) を 選 択 します. () Fig. 6.4. の 様 な Window が 現 れたら, 保 存 する 場 所 (I): をグラフを 保 存 する 場 所 (Zドライブ 又 はフロッピ 等 ))に 設 定 します. (3) ファイル 名 (N): を 入 力 します.(なるべく, 半 角 英 数 字 8 文 字 以 内 のファイル 名 にします. 拡 張 子 (.SMP)を 入 力 する 必 要 はない.) (4) 3 データも 一 緒 に 保 存 します がチェックをされてい ることを 確 認. (5) 4 保 存 (S) をクリックします. 4 3 図 5.4. 名 前 を 付 けて 保 存 6.4. グラフの 印 刷 () プルダウンメニューの ファイル(F) プリンタの 設 定 で 出 力 プリンタを 確 認. () プルダウンメニューの ファイル(F) 印 刷 で 印 刷
6 6 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 6.5 グラフの MS-Word への 貼 り 付 け レポート 等 ををワープロソフト(MS-Word 等 )で 作 成 する 場 合, Sma4 で 作 った 図 面 を, 以 下 の 方 法 で 貼 付 ける 事 ができます. () プルダウンメニューの 編 集 (E) 図 面 コピー を 選 択 OK (Enhanced Metafile のチェック(レ)をはずした 方 がいい 場 合 もある.) () MS-Word を 立 ち 上 げ( 既 に 立 ち 上 がっていれば,マウスや Ctrl-ESC キー, Alt-TAB キーなど でワープロソフトにタスクを 移 す),MS-Word 上 のプルダウンメニューの 編 集 (E) 張 り 付 け 6.6 提 出 課 題 実 験 により 下 記 種 類 のデータが 得 られたとして, 次 ページを 作 成 せよ. 鋼 ひずみ 応 力 (%) (MPa) 0 0 0.0 40 0.04 85 0.06 5 0.08 85 0.5 0. 50 0490 アルミ ひずみ 応 力 (%) (MPa) 0 0 0.0 5 0.04 30 0.06 40 0.08 60 0.70 0. 85 0.4 00 0.6 5 0.8 30 0.40
SMA4 確 認 課 題 3. 実 験 結 果 6.6 提 出 課 題 7 学 籍 番 号 : 名 前 : 本 実 験 で 得 られた 鋼 とアルミの 応 力 とひずみとの 関 係 を 表 および 図 に 示 す. 図 中 の 直 線 は 各 材 の 応 力 ひ ずみ 関 係 を 最 小 乗 近 似 することにより 得 た. 図 より 両 材 とも 応 力 とひずみとの 間 には 比 例 関 係 があり, 傾 きはアルミと 比 較 して 鋼 の 方 が 大 きいことが 分 か る. 表 鋼 とアルミのひずみと 応 力 の 関 係 鋼 アルミ ひずみ ε(%) 応 力 σ(mpa) 応 力 σ(mpa) 0.00 0 0 0.0 40 5 0.04 85 30 0.06 5 40 0.08 85 60 0.0 5 70 40.00 400 応 力 σ, MPa 300 00 00 鋼 アルミ 挿 入 ー 凡 例 で 記 入 直 径 4mm 解 析 ー 最 小 二 乗 ー 多 項 式 ー 次 直 径 4mm 00 0 図 0. 0. ひずみ ε, (%) 応 力 ーひずみ 関 係 挿 入 ーX 軸 タイトルで 記 入 挿 入 ーその 他 の 文 字 で 記 入
8 6 次 元 グラフ 描 画 ツール Sma4 の 使 い 方 6.7 参 考 () エクセルで 右 図 のように 入 力. () エクセル 形 式 で 保 存. (Zドライブ 又 はフロッピ) (3) テキスト 形 式 (タブ 区 切 り)で 保 存. (Zドライブ 又 はフロッピ) (4) Sma4 起 動. (5) データ データファイルを 開 く データファイル 指 定. (6) X 軸 :カラム Y 軸 :カラム プロットタイプ サイズ 4 OK (7) グラフ Clear All Scale (8) グラフ X-Axis X 軸 の 設 定. グラフ Y-Axis Y 軸 の 設 定. (9) データ データファイルを 開 く データファイル 指 定 ((5)と 同 じファイル). (0) X 軸 :カラム Y 軸 :3カラム プロットタイプ サイズ 4 OK () グラフ Frame Width 40 Hight 00 () 解 析 最 小 二 乗 多 項 式 データ 選 択 次 数 次 OK (3) 挿 入 X 軸 タイトル (ひずみ ε, %) 挿 入 Y 軸 タイトル ( 応 力 σ, MPa) 挿 入 その 他 の 文 字 ( 図 応 力 ひずみ 関 係 ) (4) 挿 入 凡 例 つのデータを 選 択 する- 選 択 右 図 の 様 に 表 示 されます. 文 字 列 の 意 味 %0E: 番 目 のデータのプロット %0N: 番 目 のデータファイル 名 文 字 列 を 下 記 のように 修 正 文 字 列 %0E%0N %0E 鋼 %0E%0N %0E アルミ 図 6.4. 名 前 を 付 けて 保 存 図 6.4. その 他 の 文 字 列 マウスで 適 当 なところへ 移 動 (5) ファイル 名 前 を 付 けて 保 存 保 存 する 場 所 :Zドライブ 又 はフロッピ ファイル 名 : 後 でわかるように ファイル 種 類 :*.SMP データも 一 緒 に 保 存 :レ 保 存