各 位 平 成 19 年 3 月 16 日 東 京 都 港 区 南 青 山 七 丁 目 3 番 6 号 株 式 会 社 リンク セオリー ホールディングス 代 表 取 締 役 社 長 佐 々 木 力 ( コード 番 号 :3373 東 証 マザーズ) 問 合 せ 先 取 締 役 グループ CFO 大 西 秀 亜 TEL 03-3407-7502( 代 表 ) 特 別 損 失 の 発 生 平 成 19 年 8 月 期 中 間 期 および 通 期 ( 連 結 個 別 ) 業 績 予 想 の 修 正 及 び 配 当 予 想 の 修 正 に 関 するお 知 らせ 平 成 19 年 8 月 期 中 間 期 において 計 上 することとなりました 特 別 損 失 についてお 知 らせする とともに 平 成 19 年 8 月 期 中 間 期 ( 連 結 個 別 ) 及 び 通 期 ( 連 結 個 別 ) 業 績 予 想 並 びに 配 当 予 想 を 下 記 のとおり 修 正 いたしますのでお 知 らせいたします 記 1. 特 別 損 失 の 発 生 について 平 成 19 年 8 月 期 連 結 中 間 期 において ロースナー 社 (ドイツ)の 商 標 権 のれん 固 定 資 産 について 一 括 減 損 処 理 を 行 い 特 別 損 失 4,734 百 万 円 を 計 上 することといたしました 平 成 17 年 11 月 当 社 は 欧 州 市 場 におけるセオリー 事 業 の 成 長 加 速 を 目 的 として ロースナ ー 社 を 取 得 しました 買 収 時 の 事 業 計 画 において 同 社 が 安 定 的 に 収 益 をあげていくものと 予 想 し その 超 過 収 益 力 を 商 標 権 のれんなどとして 買 収 時 に 認 識 いたしました しかしながら ロースナー 事 業 は 売 上 減 少 により 買 収 後 2 期 目 となる 当 期 の 損 失 が 前 年 と 比 べ 拡 大 することが 予 想 されます したがって 買 収 時 に 認 識 した 超 過 収 益 力 は 現 時 点 で 喪 失 したと 判 断 せざるを 得 ず 上 記 商 標 権 等 について 一 括 減 損 処 理 を 実 施 することといたしました また 本 件 一 括 減 損 処 理 に 伴 い 当 社 個 別 財 務 諸 表 において 欧 州 子 会 社 向 け 投 融 資 等 に 対 す る 関 係 会 社 出 資 金 評 価 損 貸 倒 引 当 金 及 び 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 を 計 上 し 特 別 損 失 5,872 百 万 円 を 計 上 いたします 1
特 別 損 失 内 訳 ( 連 結 ) 科 目 名 金 額 減 損 損 失 4,734 ( 注 ) 上 記 減 損 損 失 の 対 象 となる 資 産 は 商 標 権 2,294 百 万 円 のれん 2,161 百 万 円 固 定 資 産 277 百 万 円 となります ( 個 別 ) 科 目 名 金 額 関 係 会 社 出 資 金 評 価 損 3,754 貸 倒 引 当 金 1,282 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 835 合 計 5,872 2. 業 績 予 想 の 修 正 について 上 記 減 損 処 理 に 伴 う 特 別 損 失 計 上 に 加 え 最 近 の 業 績 動 向 に 基 づき 平 成 19 年 8 月 期 中 間 期 および 通 期 の 業 績 予 想 を 修 正 いたします (1) 平 成 19 年 8 月 期 中 間 期 業 績 予 想 の 修 正 連 結 業 績 予 想 売 上 高 経 常 利 益 中 間 純 利 益 前 回 発 表 予 想 (A) 29,900 1,430 540 今 回 発 表 予 想 (B) 29,600 330 4,750 増 減 額 (B-A) 300 1,100 5,290 増 減 率 1.0% 76.9 % - 期 中 間 期 ) 実 績 21,365 2,660 1,499 2
個 別 業 績 予 想 売 上 高 経 常 利 益 中 間 純 利 益 前 回 発 表 予 想 (A) 1,094 689 605 今 回 発 表 予 想 (B) 1,050 680 5,270 増 減 額 (B-A) 44 9 5,875 増 減 率 4.0% 1.4% - 期 中 間 期 ) 実 績 1,050 549 523 連 結 業 績 予 想 修 正 の 理 由 ア) 米 国 における 粗 利 率 低 下 経 費 増 加 暖 冬 の 影 響 により 定 価 販 売 が 予 想 を 下 回 り 値 引 き 販 売 が 増 加 した 結 果 粗 利 率 が 低 下 しま した 本 社 移 転 直 営 店 出 店 などの 費 用 やデザイン 費 用 など 経 費 の 増 加 もあり 営 業 利 益 が 大 幅 未 達 となりました ( 売 上 4.8 億 円 超 過 粗 利 1.5 億 円 未 達 経 費 7.0 億 円 増 加 営 業 利 益 8.5 億 円 の 未 達 ) イ) 日 本 における 直 営 店 売 上 予 算 未 達 暖 冬 やファッショントレンドの 影 響 ( 当 社 主 力 アイテムであるジャケットの 不 振 )から 直 営 店 販 売 が 予 想 を 下 回 りました 秋 冬 シーズンの 立 ち 上 がりを 早 めることで 出 足 が 好 調 となった ものの 商 品 発 注 が 前 倒 しとなったこととあいまって 在 庫 が 過 多 となりました 経 費 は 予 算 を 下 回 ったものの 値 引 き 販 売 と 期 末 在 庫 の 評 価 減 により 粗 利 が 未 達 となり 営 業 利 益 は 予 算 を 下 回 りました ( 売 上 5.2 億 円 未 達 粗 利 6.7 億 円 未 達 経 費 3.7 億 円 削 減 営 業 利 益 3.0 億 円 未 達 ) ウ) 欧 州 子 会 社 業 績 不 振 に 伴 うのれん 商 標 権 の 一 括 減 損 処 理 上 記 のとおりロースナー 社 買 収 時 に 事 業 の 超 過 収 益 力 を 前 提 として 商 標 権 のれんなどを 計 上 しておりましたが 現 時 点 でその 超 過 収 益 力 は 失 われたものと 判 断 し 全 額 (47 億 円 )を 減 損 処 理 し 特 別 損 失 を 計 上 いたします なお 値 引 き 販 売 の 増 加 などにより 欧 州 事 業 の 中 間 期 営 業 損 失 は 当 初 予 算 比 1.4 億 円 増 加 し ました( 売 上 0.5 億 円 超 過 粗 利 3.0 億 円 の 未 達 経 費 1.6 億 円 削 減 営 業 利 益 1.4 億 円 未 達 ) なお 中 間 期 連 結 営 業 利 益 は 50 百 万 円 ( 買 収 プレミアム 償 却 額 :863 百 万 円 ) 中 間 期 末 の 連 結 純 資 産 は 130 億 円 を 見 込 んでおります 3
個 別 業 績 予 想 修 正 の 理 由 ロースナーに 関 連 する 商 標 権 のれんなどの 減 損 処 理 により 欧 州 子 会 社 Link Theory Holdings (Europe) GmbH は 債 務 超 過 会 社 となりました よって 当 社 個 別 財 務 諸 表 において 欧 州 子 会 社 向 け 投 融 資 等 に 対 する 関 係 会 社 出 資 金 評 価 損 貸 倒 引 当 金 及 び 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 を 計 上 いたします 結 果 として 中 間 期 の 税 引 き 後 当 期 損 益 が 赤 字 となります なお 中 間 期 末 の 純 資 産 は 115 億 円 を 見 込 んでおります (2) 平 成 19 年 8 月 期 通 期 業 績 予 想 の 修 正 連 結 業 績 予 想 売 上 高 経 常 利 益 当 期 純 利 益 前 回 発 表 予 想 (A) 61,300 3,450 1,650 今 回 発 表 予 想 (B) 60,000 0 6,000 増 減 額 (B-A) 1,300 3,450 7,650 増 減 率 2.1% 100.0% - 期 ) 実 績 47,707 3,248 1,551 個 別 業 績 予 想 売 上 高 経 常 利 益 当 期 純 利 益 前 回 発 表 予 想 (A) 2,188 1,318 1,171 今 回 発 表 予 想 (B) 2,100 1,150 6,500 増 減 額 (B-A) 88 168 7,671 増 減 率 4.0% 12.8% - 期 ) 実 績 2,100 1,036 1,044 連 結 業 績 予 想 修 正 の 理 由 ア) 欧 州 子 会 社 業 績 不 振 過 去 数 シーズンにわたる 小 売 実 績 の 低 下 により 卸 売 先 からの 受 注 が 減 少 しており 下 半 期 4
売 上 は 期 初 予 想 と 比 べ 18% 程 度 減 少 することが 予 想 され 下 半 期 の 営 業 損 失 は 11.6 億 円 と 当 初 予 算 から 10.1 億 円 の 増 加 となる 見 込 みです イ) 日 本 における 販 売 見 込 み 粗 利 率 の 修 正 日 本 市 場 では 2006 年 秋 冬 シーズンのファッショントレンド( 当 社 主 力 アイテムであるジャ ケットへの 需 要 低 下 )が 春 夏 シーズンにおいても 継 続 することが 予 想 されるため 日 本 の 売 上 予 想 を 下 方 修 正 しました また 秋 冬 シーズンの 残 在 庫 が 当 初 予 想 を 上 回 るため 下 半 期 の 在 庫 評 価 減 が 増 加 することなどにより 下 半 期 営 業 利 益 は 当 初 予 算 比 7.2 億 円 の 減 少 を 見 込 んでお ります ウ) 米 国 における 経 費 増 加 米 国 市 場 では 引 き 続 き 堅 調 な 売 上 を 予 想 しておりますが ヘルムート ラング 等 新 規 事 業 の 立 ち 上 げなどにより 経 費 が 下 半 期 の 当 初 見 込 みを 5.6 億 円 上 回 るため 下 半 期 営 業 利 益 が 当 初 予 算 比 4.6 億 円 減 少 する 見 込 みです なお 通 期 連 結 営 業 利 益 は 50 百 万 円 ( 下 半 期 連 結 営 業 利 益 はゼロ 通 期 の 買 収 プレミアム 償 却 額 :1,502 百 万 円 )を 見 込 んでおります また 下 半 期 の 米 国 子 会 社 向 け 円 建 て 親 子 ロー ンに 関 わる 為 替 評 価 損 約 2 億 円 (2007 年 6 月 末 の 想 定 為 替 レートを 117 円 / 米 ドルとしている) などにより 下 半 期 は 3.3 億 円 の 連 結 経 常 損 失 を 見 込 んでおります 個 別 業 績 予 想 修 正 の 理 由 上 述 の 中 間 期 における 当 社 個 別 財 務 諸 表 における 欧 州 子 会 社 向 け 投 融 資 等 に 対 する 関 係 会 社 出 資 金 評 価 損 貸 倒 引 当 金 及 び 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 の 計 上 および 欧 州 子 会 社 の 下 期 損 失 分 に 係 る 関 係 会 社 事 業 損 失 引 当 金 の 追 加 計 上 により 通 期 の 税 引 き 後 当 期 損 益 も 赤 字 となる 見 込 みです 3. 今 後 の 収 益 改 善 に 向 けた 取 組 み (1) 欧 州 ロースナー 事 業 の 建 て 直 しに 引 き 続 き 注 力 してまいります 特 に 現 地 経 営 体 制 強 化 のため ロースナー 社 COO の 更 迭 と CFO による COO 兼 務 欧 州 セオリー 事 業 責 任 者 の 採 用 などを 実 施 いたしました ロースナーの 商 品 政 策 については チーフデザイナーを 変 更 し 40 歳 以 上 の 女 性 という 元 来 の 顧 客 層 にフォーカスしたデザイン 品 揃 えを 進 め 販 売 強 化 につなげて 参 ります また 更 なる 経 費 削 減 努 力 を 継 続 します 5
(2) 日 本 2006 年 秋 冬 シーズンの 反 省 に 基 づき 製 造 販 売 のバランスに 基 づく 在 庫 管 理 の 強 化 と 既 存 店 売 上 の 回 復 に 注 力 してまいります 特 に セオリー 事 業 の 強 化 策 としてセオリー 誕 生 10 周 年 を 記 念 した Theory 10 プロモーションと パンツ ジャケットなどセオリーを 特 徴 付 け てきた 主 力 アイテムを 中 心 に 良 質 のベーシック 商 品 を 提 供 する 商 品 政 策 を 進 め お 客 様 にセオ リーブランドの 良 さを 再 認 識 していただくよう 努 力 してまいります アーバンホリックなどの 非 セオリー 事 業 は 着 実 に 損 益 改 善 が 進 んでおり 引 き 続 き 努 力 して まいります (3) 米 国 米 国 事 業 は 引 き 続 き 堅 調 な 売 上 状 況 ではありますが 在 庫 管 理 経 費 管 理 が 不 十 分 でありま した まず 経 費 管 理 の 強 化 策 として 各 事 業 部 門 に 財 務 マネージャーを 配 置 し 部 門 長 とと もに 部 門 損 益 に 責 任 をもつ 体 制 とします 新 規 事 業 については 立 ち 上 げ 期 を 過 ぎたことから 予 算 精 度 向 上 と 厳 格 な 経 費 管 理 を 進 めてまいります 在 庫 管 理 面 においては 小 売 事 業 の 拡 大 に 伴 い 卸 売 事 業 と 小 売 事 業 の 在 庫 責 任 分 担 ルールを 精 緻 化 し 在 庫 管 理 精 度 を 高 めてまいり ます 上 述 のとおり 各 地 域 の 課 題 解 決 に 向 け 全 力 を 尽 くしてまいりますと 同 時 に 現 在 のブラン ドポートフォリオの 見 直 しも 鋭 意 進 めてまいります なお 当 面 の 損 益 改 善 に 注 力 していくこ とを 前 提 とし 2006 年 1 月 に 発 表 いたしました LTH1000 億 円 構 想 の 見 直 しを 行 います 新 中 期 計 画 については 今 年 度 決 算 発 表 時 に 来 年 度 予 算 とともに 発 表 いたします 4. 取 締 役 報 酬 の 一 部 返 上 業 績 悪 化 の 責 任 として 代 表 取 締 役 佐 々 木 力 は 50% 取 締 役 畑 誠 および 大 西 秀 亜 は 30%の 役 員 報 酬 を 平 成 19 年 3 月 より 6 ヶ 月 間 返 上 いたします 5. 配 当 予 想 の 修 正 について 当 社 は 株 主 の 皆 様 への 利 益 還 元 を 経 営 の 重 要 課 題 のひとつと 考 えており 特 に 配 当 について は 上 場 以 来 実 施 してまいりました 今 期 につきましては 上 記 のとおり 当 期 純 損 失 を 計 上 する 見 通 しとなったことから 誠 に 遺 憾 ではありますが 当 期 の 配 当 につきましては 無 配 とさせて いただく 予 定 であります 株 主 の 皆 様 には 深 くお 詫 び 申 し 上 げるとともに 早 期 復 配 を 目 指 して 努 力 いたす 所 存 でござ いますので 何 卒 引 き 続 きご 支 援 を 賜 りますようお 願 い 申 し 上 げます 6
( 配 当 予 想 修 正 の 内 容 ) 1 株 当 たり 配 当 金 基 準 日 期 末 年 間 前 回 発 表 予 想 ( 平 成 18 年 10 月 11 日 発 表 ) 625 円 00 銭 625 円 00 銭 今 回 発 表 予 想 0 円 00 銭 0 円 00 銭 期 ) 実 績 625 円 00 銭 625 円 00 銭 (なお 上 記 予 想 につきましては 発 表 日 現 在 において 入 手 可 能 な 情 報 に 基 づいており 実 際 の 業 績 は 様 々な 要 因 により 予 想 数 値 と 異 なる 結 果 となる 可 能 性 があります ) 以 上 7