Title 京 大 東 アジアセンターニュースレター 第 609 号 Author(s) Citation 京 大 東 アジアセンターニュースレター (2016), 609 Issue Date 2016-02-29 URL http://hdl.handle.net/2433/208993 Right Type Others Textversion publisher Kyoto University
2016 年 2 月 29 日 発 行 第 609 号 CONTENTS 高 齢 化 大 国 中 国 < 福 喜 多 俊 夫 >... 2 中 国 経 済 最 新 統 計... 7 1
高 齢 化 大 国 中 国 社 団 法 人 大 阪 能 率 協 会 常 任 理 事 順 利 包 装 集 団 董 事 ( 在 上 海 ) 福 喜 多 技 術 士 事 務 所 所 長 東 アジアセンター 外 部 研 究 員 福 喜 多 俊 夫 2016 年 1 月 22 日 中 国 人 力 資 源 社 会 保 障 部 ( 人 社 部 )は 記 者 会 見 を 開 き 60 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 は 2014 年 時 点 で 2 億 1000 万 人 に 達 していると 指 摘 した 全 人 口 に 占 める 割 合 は 15.5%で 2035 年 には 4 億 人 に 増 えるとの 予 測 が 出 ている ( 中 国 新 聞 網 1 月 23 日 ) 中 国 の 高 齢 化 問 題 については 日 本 でも 多 くの 研 究 や 調 査 結 果 が 報 告 されているが 私 は 中 国 人 口 問 題 の 専 門 家 では 無 いし 系 統 だった 調 査 をしているわけではない ここ では 中 国 メディアが 報 じる( 中 国 国 民 に 発 信 している) 情 報 をレビューし 私 の 周 辺 の 友 人 達 がこの 高 齢 化 問 題 にどのように 立 ち 向 かっているのか 眺 めてみた 1. 中 国 の 高 齢 化 の 実 態 中 国 政 府 は 2015 年 11 月 10 日 1979 年 から 実 施 してきた 人 口 抑 制 策 いわゆる 一 人 っ 子 政 策 を 廃 止 すると 発 表 国 家 衛 生 計 画 出 産 委 員 会 によると 一 人 っ 子 政 策 廃 止 によって 新 生 児 が 年 間 300 万 人 増 え 2050 年 には 労 働 人 口 が 3400 万 人 増 加 し 急 速 な 高 齢 化 社 会 への 流 れに 歯 止 めがかけられるとした しかし これには 多 く の 人 が 疑 問 を 投 げかけている 中 国 国 家 発 展 改 革 委 員 会 社 会 発 展 委 員 会 社 会 発 展 研 究 所 の 楊 宣 勇 所 長 は 人 口 が 10 億 人 を 下 回 った 場 合 中 国 政 府 は 出 産 を 奨 励 するとの 考 えを 示 した 楊 所 長 は 一 人 っ 子 政 策 を 完 全 に 廃 止 しても 人 口 が 激 増 することはない としている 国 家 統 計 局 のデータでは 2030 年 に 中 国 の 人 口 はピークを 迎 え 14 億 5000 万 人 になると 推 計 されている 楊 所 長 は 一 人 っ 子 政 策 を 完 全 に 撤 廃 したのは 子 供 を 産 みたいと 思 っている 家 庭 が 少 ないから おそらく 今 後 10 年 もかからずに 出 生 制 限 が 完 全 に なくなるだろう そうなっても 出 生 率 は 上 がらず 人 口 が 10 億 人 を 下 回 った 場 合 は 出 産 を 奨 励 することになる と 話 している ( 中 国 経 済 網 2015 年 11 月 10 日 ) 中 国 国 家 統 計 局 のデータによると 中 国 本 土 の 2015 年 末 の 総 人 口 は 13 億 7462 万 人 うち 労 働 人 口 (16~60 歳 )は 9 億 1096 万 人 で 前 年 から 487 万 人 減 ってい る 現 在 は 4.34 人 で 1 人 の 高 齢 者 を 支 える 構 図 となっているが 2035 年 には 2 人 で1 人 を 支 えるようになるとみられる 人 社 部 の 報 道 官 も 1 月 22 日 の 会 見 で 高 齢 者 の 介 護 費 用 を 主 に 負 担 するのは 各 家 庭 だと 指 摘 この 問 題 解 決 を 訴 える 声 が 日 増 しに 高 まっている と 述 べた そして 最 も 重 要 な 措 置 として 長 期 的 な 介 護 保 険 制 度 を 挙 げている 2. 中 国 の 養 老 保 険 制 度 2
中 国 の 養 老 保 険 制 度 は 3 本 柱 で 構 成 されている 第 1 の 柱 は 公 的 年 金 で 政 府 が 主 導 するものである 公 的 年 金 は 大 きく 分 けて4つの 年 金 制 度 がある 1 公 務 員 年 金 : 公 務 員 や 政 府 系 事 業 組 織 に 勤 めるものが 対 象 個 人 負 担 なし すべ て 政 府 統 一 財 政 より 支 出 年 金 額 は 退 職 前 賃 金 の 80%~90% 2 都 市 企 業 従 業 員 年 金 : 都 市 部 の 企 業 に 勤 めるものが 対 象 掛 金 は 企 業 が 賃 金 の 20% 個 人 が 賃 金 の 8% 支 給 方 式 は 基 礎 年 金 部 分 と 個 人 口 座 積 立 金 の 2 部 分 から 支 給 支 給 額 は 退 職 前 賃 金 の 40%~50% 3 農 村 居 住 者 年 金 : 都 市 就 業 者 年 金 に 加 入 していない 農 村 部 の 住 民 が 任 意 で 加 入 できる 年 金 掛 金 は 中 央 政 府 地 方 政 府 が 拠 出 する 部 分 ( 一 階 部 分 ) と 個 人 で 積 み 立 てる 部 分 ( 積 立 方 式 は 100 元 ~500 元 で 100 元 ごとに 積 立 額 を 選 べる 二 階 部 分 )に 分 かれる 4 都 市 居 住 者 年 金 : 都 市 就 業 者 年 金 に 加 入 していない 都 市 部 の 住 民 が 任 意 で 加 入 できる 年 金 掛 金 は 中 央 政 府 地 方 政 府 が 拠 出 する 部 分 ( 一 階 部 分 ) と 個 人 で 積 み 立 てる 部 分 ( 積 立 方 式 は 100~1,000 元 で 100 元 ご とに 積 立 額 を 選 べる 二 階 部 分 )に 分 かれる 第 2の 柱 は 企 業 年 金 で 各 企 業 が 従 業 員 のために 自 発 的 に 組 織 している 第 3の 柱 は 個 人 的 に 加 入 する 商 業 性 個 人 保 険 であるが 第 2の 柱 は 特 定 の 大 企 業 第 3の 柱 は 富 裕 層 に 限 られている 中 国 における 年 金 の 官 民 格 差 は 大 きく この 問 題 を 解 消 するため 2012 年 6 月 国 務 院 は 社 会 保 障 の 第 12 次 5カ 年 計 画 を 公 布 し 年 金 制 度 一 元 化 の 研 究 を 開 始 した しかし 現 在 に 至 るまで 年 金 改 革 に 関 する 具 体 的 な 方 法 は 発 表 されていな い なお 社 会 科 学 院 の 調 査 では 公 務 員 の90% 以 上 が 月 額 4000 元 以 上 の 年 金 を 受 給 している(2000 元 以 下 の 受 給 者 はいない) また 都 市 企 業 従 業 員 年 金 の 全 国 平 均 は2013 年 度 で1893 元 と 予 測 されている 中 国 の 年 金 財 政 に 関 しては 公 式 には2015 年 3 月 10 日 全 人 代 で 中 国 人 力 資 源 社 会 保 障 部 の 尹 蔚 民 部 長 が 記 者 会 見 で 述 べている 数 字 がある 公 務 員 を 除 く 都 市 の 企 業 就 業 者 と 個 人 事 業 者 を 対 象 とした 都 市 就 業 者 年 金 の14 年 の 総 収 入 は2 兆 3300 億 元 支 出 は1 兆 9800 億 円 差 し 引 き3458 億 元 の 黒 字 で 累 計 の 残 高 は3 兆 600 億 元 また 都 市 住 民 年 金 の14 年 の 総 収 入 は2315 億 元 支 出 は1572 億 元 黒 字 額 は 743 億 元 で 累 計 の 残 高 は3843 億 元 となっている 尹 蔚 民 部 長 は 2014 年 の60 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 は15.5%であるが 2020 年 にはこの 割 合 が19.3% 50 年 には 38.6%に 達 する と 予 測 し 今 後 巨 大 な 圧 力 に 直 面 することが 予 想 されると 述 べて いる 3. 高 齢 化 ビジネスの 実 態 新 華 網 (2015 年 11 月 24 日 )は 中 国 の 老 人 ホームの 現 状 について 現 在 国 営 の 老 人 ホームは 満 杯 の 状 態 が 続 いている 北 京 で 最 も 人 気 の 老 人 ホームは 100 年 待 ちとも 言 われている 全 国 の 老 人 ホームのベッド 数 は 老 齢 人 口 1000 人 あた 3
り 平 均 で 20 床 ほど と 伝 えている 高 齢 化 社 会 を 迎 えた 中 国 では 老 人 ホームや 高 齢 者 介 護 サービスといった シル バー 産 業 に 商 機 があるとして 注 目 が 集 まっている しかし 現 状 では 対 象 は 富 裕 層 で 介 護 保 険 制 度 がないため 年 金 を 介 護 サービスに 回 すほど 豊 かではない 中 間 層 以 下 は 恩 恵 に 浴 することはできない 日 系 企 業 も 数 多 く 中 国 高 齢 化 ビジネス に 進 出 しているが 当 面 は 都 市 部 の 富 裕 層 を 対 象 としたサービス 提 供 に 限 定 され ると 思 われる また 中 国 の 大 学 には 福 祉 に 関 する 専 門 学 部 がなく 介 護 に 携 わる 人 材 不 足 は 深 刻 である 民 営 老 人 ホームの 9 割 が 自 分 で 身 の 回 りのことができる 老 人 しか 受 け 入 れないと 新 華 網 は 伝 えている 4. 高 齢 者 を 抱 える 庶 民 の 生 活 中 国 では 2013 年 7 月 1 日 に 中 華 人 民 共 和 国 老 年 人 権 益 保 障 法 ( 日 本 語 では 通 常 高 齢 者 権 益 補 償 法 と 翻 訳 されている)が 改 訂 施 行 された 旧 法 は 1996 年 に 制 定 された 6 章 50 条 からなる 法 律 であったが 改 正 法 は 9 章 85 条 に 大 幅 拡 充 され た 第 1 章 総 則 ( 第 1-12 条 ) 第 2 章 家 族 膽 養 (せんよう)と 扶 養 ( 第 13-27 条 ) 第 3 章 社 会 保 障 ( 第 28-36 条 ) 第 4 章 社 会 サービス( 第 37-51 条 ) 第 5 章 社 会 優 待 ( 第 52-59 条 ) 第 6 章 居 住 環 境 ( 第 60-64 条 第 7 章 社 会 発 展 への 参 与 ( 第 65-71 条 ) 第 8 章 法 律 責 任 ( 第 72-82 条 ) 第 9 章 附 則 ( 第 83-85 条 ) 第 1 条 では 法 律 の 目 的 を 高 齢 者 の 合 法 的 権 益 を 保 障 し 老 齢 事 業 を 発 展 させ 中 華 民 族 の 敬 老 養 老 助 老 の 美 徳 を 発 揚 し 憲 法 に 基 づき 本 法 を 定 める としている また 第 9 条 では 旧 暦 9 月 9 日 を 老 年 節 と 制 定 し 新 たな 祝 日 とした 特 記 点 は 家 族 による 扶 養 義 務 と 国 家 による 介 護 体 制 の 強 化 を 謳 っていることで 扶 養 義 務 については 多 くの 裁 判 例 で 老 人 側 が 勝 訴 している 法 律 では 子 供 は 父 母 が 60 歳 になったときには 経 済 的 支 援 生 活 の 世 話 かつ 精 神 的 な 支 援 をしなければな らない と 規 定 していることが 判 決 根 拠 になっている また 国 家 による 介 護 体 制 の 強 化 については 地 方 政 府 の 財 政 上 の 問 題 で 実 効 が 疑 われている 人 民 網 (2012 年 8 月 7 日 )によれば 中 国 全 土 の 13.2%の 家 庭 が 子 供 と 一 緒 に 暮 らしておらず 両 親 と 同 居 する 夫 婦 は 3 割 という 高 齢 化 社 会 は 老 人 にとっても 子 供 にとっても 重 い 課 題 である 中 国 の 中 でも 老 人 大 国 の 先 頭 を 走 る 上 海 では 週 日 週 末 を 問 わず 都 市 部 の 公 園 4
には 大 勢 の 老 人 が 集 まり カード 中 国 将 棋 に 興 じている 二 胡 などの 楽 器 を 演 奏 し ているグループもいる しかし 上 海 の 都 市 部 に 住 む 老 齢 者 は 幸 せな 部 類 に 入 る 人 が 多 いと 思 う 今 65 歳 以 上 の 人 々の 多 くは 国 営 企 業 で 働 いていた また 教 師 や 公 務 員 は 住 宅 の 払 い 下 げを 受 けた 人 が 多 い 狭 いながらも 住 むところに 困 らず 90% 以 上 の 人 が 4000 元 以 上 の 年 金 を 受 けている 病 気 や 高 齢 で 寝 たきりにならないかぎり 暇 をもてあましているかも 知 れないが 生 活 には 困 らない 私 の 上 海 の 友 人 の 半 分 く らいは 両 親 と 同 居 していないが 近 所 に 住 んでおり 60 歳 代 の 両 親 は 子 育 て 支 援 が 主 たる 仕 事 だ しかし 両 親 が 老 いてくると 介 護 の 問 題 が 発 生 する 日 系 企 業 の 総 経 理 を 務 めるAさんは 夫 婦 と 子 供 一 人 上 海 郊 外 の 一 戸 建 ての 家 に 住 んでいる Aさんの 両 親 は 上 海 中 心 部 のアパートで 暮 らしていた 数 年 前 から 父 親 の 老 化 が 進 み 母 親 が 身 の 回 りの 世 話 をしていたが とうとう 父 親 が 寝 たきりと なり 母 親 ひとりでは 負 担 が 大 きくなった 夫 婦 は 自 分 のキャリアも 大 事 にしたい ので 父 親 を 有 料 老 人 ホームに 入 れ 母 親 は 同 居 することにした ある 程 度 の 財 産 があったこと 両 親 が 住 んでいたアパートは 賃 貸 に 出 し 家 賃 は 老 人 ホームの 経 費 にあてることにしたので 金 銭 的 には 問 題 ないという Aさんの 奥 さんの 両 親 は 上 の 兄 が 引 き 取 っており 問 題 はない 富 裕 層 はかなりの 程 度 までお 金 で 解 決 できる という 例 だ Bさんは 夫 婦 別 々に 事 業 をやっており 70 歳 代 後 半 の 奥 さんの 両 親 と 同 居 してい る 娘 さんは 大 学 院 生 で 家 から 通 学 している 母 親 は 孫 と 海 外 旅 行 を 楽 しむくらい 元 気 だが 父 親 は 目 が 不 自 由 で 1 人 では 外 出 できない フルタイムのお 手 伝 いさ んがいるので 日 常 生 活 での 不 便 はない 家 には 車 が 3 台 あるので 父 親 が 外 出 し たいときは 手 の 空 いている 誰 かが 面 倒 を 見 ている 夫 婦 も 両 親 の 老 後 については あまり 心 配 していない Bさんの 両 親 は 香 港 で 暮 らしており 姉 と 同 居 している これも 富 裕 層 は 恵 まれているという 一 例 Cさんは 50 歳 代 前 半 で 上 海 市 内 のアパートに 夫 婦 子 供 一 人 と 住 んでいる 両 親 は 上 海 郊 外 に 住 んでいる 今 のところは 両 親 とも 元 気 だが すでにふたりとも 80 歳 を 超 えているので 介 護 問 題 は 目 の 前 に 来 ている 家 族 での 結 論 は 両 親 のどちら かが 介 護 が 必 要 になった 場 合 は 二 つのアパートを 売 って 少 し 広 いアパートに 住 みかえ 同 居 すること 奥 さんの 両 親 はすでに 他 界 している Dさん 夫 婦 はまだ 30 歳 中 頃 両 方 の 両 親 の 家 の 中 間 にアパートを 購 入 したという 上 海 人 の 典 型 的 な 一 家 両 方 の 両 親 はまだ 70 歳 前 後 で 元 気 で 交 代 で 子 供 の 面 倒 を 見 てくれている 食 事 もどちらかの 親 の 家 で 食 べることが 多 い 今 は 何 も 問 題 は ないが 時 々 双 方 の 両 親 の 老 後 について 漠 然 とした 不 安 を 感 じるという Eさんは 昨 年 末 60 歳 となり 20 年 以 上 勤 めていた 民 間 会 社 を 定 年 退 職 した 息 子 夫 婦 が 住 んでいる 安 徽 省 の 田 舎 へ 帰 って 家 庭 菜 園 でもやりながら 年 金 暮 らしをす 5
るつもりで 役 所 に 都 市 企 業 従 業 員 年 金 の 移 動 申 請 に 行 ったところ 個 人 積 立 分 は 移 動 できるが 基 礎 部 分 は 上 海 から 外 に 移 動 出 来 ないと 言 われた 60 歳 を 過 ぎた 人 間 が 上 海 で 仕 事 を 探 すことは 至 難 の 業 で 結 局 個 人 積 立 分 だけを 持 って 故 郷 へ 帰 っていった Eさんの 息 子 は 両 親 が 故 郷 に 戻 ってきて 孫 の 面 倒 を 見 てくれるように なれば 都 会 に 出 て 働 きたいと 言 っているそうだ 中 国 は 高 齢 者 が 働 く 社 会 構 造 になっていない 私 は 中 国 で 70 歳 までフルタイムで 働 いていたが 中 国 では 定 年 後 ( 男 子 60 歳 女 子 50 歳 ( 幹 部 は 55 歳 ))も 働 く 人 は 1%にも 満 たないという 私 も アシスタントから 中 国 で 60 歳 を 過 ぎても 働 いてい るのは 共 産 党 の 幹 部 だけ 福 喜 多 さんは 幹 部 級 だな とからかわれた 国 営 企 業 や 公 務 員 は 年 金 だけで 十 分 生 活 できるので 定 年 が 待 ち 遠 しい 定 年 後 は 旅 行 や 趣 味 に 生 きようと 思 っている 人 が 多 い また それが 出 来 る 境 遇 にある 民 間 企 業 の 定 年 退 職 者 もアンケートを 取 ると 定 年 延 長 には 反 対 者 が 多 い 今 の 都 市 従 業 員 は 定 年 後 も 何 とか 年 金 で 生 活 できると 考 えているので 定 年 後 働 くつもり はない 一 番 割 を 食 っているのが 60 歳 を 超 えた 国 営 企 業 公 務 員 以 外 の 層 混 乱 期 に 青 年 時 代 を 過 ごしてきているので 高 度 な 教 育 を 受 けている 人 は 少 なく 定 年 後 に 生 か せる 技 術 をもっていない 年 金 は 少 なく 働 こうと 思 っても 効 率 主 義 に 方 向 転 換 して いる 職 場 では 高 齢 者 を 受 け 入 れる 場 所 がない 働 きたくても 働 く 場 所 がないという のが 実 態 だ 以 上 6
中 国 経 済 最 新 統 計 1 実 質 GDP 2 工 業 付 加 価 値 3 消 費 財 小 売 総 額 増 加 率 4 消 費 者 物 価 指 数 上 昇 率 5 都 市 固 定 資 産 投 資 増 加 率 6 貿 易 収 支 ( 億 ト ル) 7 輸 出 8 輸 入 9 外 国 直 接 投 資 件 数 の 10 外 国 直 接 投 資 金 額 増 加 率 11 貨 幣 供 給 量 増 加 率 M2 12 人 民 元 貸 出 残 高 増 加 率 2005 年 10.4 12.9 1.8 27.2 1020 28.4 17.6 0.8 0.5 17.6 9.3 2006 年 11.6 13.7 1.5 24.3 1775 27.2 19.9 5.7 4.5 15.7 15.7 2007 年 13.0 18.5 16.8 4.8 25.8 2618 25.7 20.8 8.7 18.7 16.7 16.1 2008 年 9.0 12.9 21.6 5.9 26.1 2955 17.2 18.5 27.4 23.6 17.8 15.9 2009 年 9.1 11.0 15.5 0.7 31.0 1961 15.9 11.3 14.9 16.9 27.6 31.7 2010 年 10.3 15.7 18.4 3.3 24.5 1831 31.3 38.7 16.9 17.4 19.7 19.8 2011 年 9.2 13.9 17.1 5.4 24.0 1549 20.3 24.9 1.1 9.7 13.6 14.3 2012 年 7.7 10.0 14.3 2.7 20.7 2303 7.9 4.3 10.1 3.7 13.8 15.0 2013 年 7.7 9.7 11.4 2.6 19.4 2590 7.8 7.2 8.6 5.3 13.6 14.1 2014 年 7.4 8.3 12.0 2.0 15.2 3824 6.1 0.4 4.41 14.2 12.2 13.6 1 月 2.5 19.8 319 10.5 10.8-8.6-4.5 13.2 14.3 2 月 2.0-230 -18.1 10.4 1.3 4.0 13.3 14.2 3 月 7.4 8.8 12.2 2.4 17.3 77-6.6-11.3 6.1-1.5 12.1 13.9 4 月 8.7 11.9 1.8 16.6 185 0.8 0.7 0.5 3.4 13.2 13.7 5 月 8.8 12.5 2.5 16.9 359 7.0-1.7 8.4-6.6 13.4 13.9 6 月 7.5 9.2 12.4 2.3 17.9 316 7.2 5.5 10.3 0.2 14.7 14.0 7 月 9.0 12.2 2.3 15.6 473 14.5-1.5 14.0-17.0 13.5 13.4 8 月 6.9 11.9 2.0 13.3 498 9.4-2.1 5.2-14.0 12.8 13.3 9 月 7.3 8.0 11.6 1.6 11.5 310 15.1 7.2 9.4 1.9 11.6 13.2 10 月 7.7 11.5 1.6 13.9 454 11.6 4.6 8.7 1.3 12.1 13.2 11 月 7.2 11.7 1.4 13.4 545 4.7-6.7-8.6 22.2 12.0 13.4 12 月 7.3 7.9 11.9 1.5 12.6 496 9.5-2.3 6.1 10.3 11.0 13.6 2015 年 6.9 5.9 10.7 1.4 9.7 6024-9.8-14.4 11.0 0.8 11.9 15.0 1 月 0.8 600-3.3-20.0 2.2-1.1 10.6 14.3 2 月 1.4 606 48.3-20.8 49.8 0.1 11.1 14.7 3 月 7.0 5.6 10.2 1.4 13.1 31-15.0-12.9 0.3 1.3 9.9 14.7 4 月 5.9 10.0 1.5 9.6 341-6.5-16.4 2.9 10.2 9.6 14.4 5 月 6.1 10.1 1.2 9.9 595-2.4-17.7-14.0 8.1 10.6 14.3 6 月 7.0 6.8 10.6 1.4 11.6 465 2.8-6.3 4.6 1.1 10.2 14.4 7 月 6.0 10.5 1.6 9.9 430-8.4-8.2 9.6 5.2 13.3 15.7 8 月 6.1 10.8 2.0 9.1 602-5.6-13.9 23.9 20.9 13.3 15.7 9 月 6.9 5.7 10.9 1.6 6.8 603-3.8-20.5 5.2 6.1 13.1 15.8 10 月 5.6 11.0 1.3 9.3 616-7.0-19.0 2.5 2.9 13.5 15.6 11 月 6.2 11.2 1.5 10.8 541-7.2-9.2 27.7 0.0 13.7 15.3 12 月 6.8 5.9 11.1 1.6 6.8 594-1.7-7.6 17.2-45.1 13.3 15.0 2016 年 1 月 1.8 18.0 633-11.5-18.8 14.1-2.1 14.0 15.2 注 :1.1 実 質 GDP は 前 年 同 期 ( 四 半 期 ) 比 その 他 の はいずれも 前 年 同 月 比 である 2. 中 国 では 旧 正 月 休 みは 年 によって 月 が 変 わるため 1 月 と 2 月 の 前 年 同 月 比 は 比 較 できない 場 合 があるので 注 意 されたい また ( ) 内 の 数 字 は 1 月 から 当 該 月 までの 合 計 の 前 年 同 期 に 対 する を 示 している 3. 3 消 費 財 小 売 総 額 は 中 国 における 社 会 消 費 財 小 売 総 額 4 消 費 者 物 価 指 数 は 住 民 消 費 価 格 指 数 に 対 応 している 5 都 市 固 定 資 産 投 資 は 全 国 総 投 資 額 の 86%(2007 年 )を 占 めている 6 8はいずれもモノの 貿 易 である 9と10は 実 施 ベースである 出 所 :1 5は 国 家 統 計 局 統 計 678は 海 関 統 計 910は 商 務 部 統 計 1112は 中 国 人 民 銀 行 統 計 による 7