福 岡 市 電 子 納 品 の 手 引 き 土 木 工 事 編 平 成 26 年 4 月 財 政 局 技 術 監 理 部 技 術 監 理 課
1.はじめに 電 子 納 品 は 公 共 事 業 の 業 務 や 工 事 に 伴 って 作 成 される 情 報 成 果 を 電 子 成 果 の 形 態 で 管 理 し それを 活 用 することで 公 共 事 業 のコスト 縮 減 品 質 向 上 情 報 の 長 期 保 存 等 に 質 することを 目 的 とするもの であり 長 期 間 にわたって 異 なるシステム 間 のデータ 交 換 を 可 能 とする 観 点 から 受 注 者 が 問 題 なく 対 応 できるのであれば 国 の 基 準 に 準 拠 した 電 子 納 品 を 適 用 することが 望 ましい 近 年 のIT 技 術 の 進 歩 は 目 覚 ましく 福 岡 市 においても 電 子 納 品 の 普 及 展 開 は 必 要 不 可 欠 であるが 国 の 基 準 に 準 拠 した 電 子 納 品 の 適 用 は 受 注 者 の 負 担 増 が 懸 念 されるところである 本 手 引 きは 本 市 における 電 子 納 品 の 普 及 と 利 活 用 が 図 られるよう 電 子 納 品 の 実 施 にあたって 対 象 範 囲 や 適 用 基 準 類 受 発 注 者 が 留 意 すべき 事 項 等 を 示 したものである 2. 対 象 工 事 本 手 引 きは 設 計 金 額 7 千 万 円 以 上 の 土 木 工 事 の 電 子 納 品 に 適 用 する 3. 電 子 納 品 に 適 用 する 要 領 基 準 電 子 成 果 品 を 作 成 する 際 のフォルダ 構 成 やファイル 形 式 など 電 子 納 品 する 電 子 データの 仕 様 等 につ いては 原 則 として 本 手 引 きに 準 拠 すること ただし 本 手 引 きに 定 めのない 事 項 や 受 発 注 者 間 で 合 意 した 場 合 は 契 約 時 最 新 版 の 国 土 交 通 省 の 要 領 基 準 を 適 用 できるものとする 契 約 後 新 しい 要 領 基 準 が 発 行 された 場 合 は 受 発 注 者 間 で 協 議 して 決 定 する また 複 数 の 業 種 を 一 括 して 発 注 した 案 件 の 場 合 は 受 発 注 者 間 で 協 議 し 業 種 毎 に 別 の 要 領 基 準 を 適 用 してよい 要 領 基 準 などの 入 手 先 ( 掲 載 ホームページ) 電 子 納 品 に 関 する 要 領 基 準 ( 国 土 交 通 省 ) http://www.cals-ed.go.jp/cri_point/#civil 電 子 納 品 のモデル 案 と 考 え 方 ( 社 会 基 盤 情 報 標 準 化 委 員 会 ) http://www.jacic.or.jp/hyojun/densi_model1308.html 1
4. 電 子 納 品 の 作 業 の 流 れ 以 下 に 電 子 納 品 についての 作 業 の 流 れを 示 す 5. 積 算 上 の 考 え 方 電 子 納 品 の 成 果 品 に 係 わる 積 算 上 の 考 え 方 については 当 面 以 下 のとおりとする 工 事 完 成 図 書 の 電 子 納 品 に 係 わる 費 用 については 現 行 の 共 通 仮 設 費 で 対 応 する 2
6. 特 記 仕 様 書 の 作 成 電 子 納 品 を 求 める 場 合 電 子 納 品 に 関 する 事 項 を 特 記 仕 様 書 に 記 述 しておく 必 要 がある 以 下 に 特 記 仕 様 書 の 記 述 例 を 示 す 第 条 ( 電 子 納 品 ) 1 本 工 事 は 電 子 納 品 対 象 工 事 とする 電 子 納 品 とは 調 査 設 計 工 事 などの 各 業 務 段 階 の 最 終 成 果 を 電 子 データで 納 品 することをいう ここでいう 電 子 データとは 福 岡 市 電 子 納 品 の 手 引 き 土 木 工 事 編 ( 以 下 電 子 納 品 の 手 引 き という ) 及 び 事 前 協 議 に 基 づいて 作 成 された ものを 指 す 2 電 子 納 品 の 位 置 づけは 成 果 物 であり 電 子 媒 体 はCD-Rを 提 出 すること 3 電 子 媒 体 を 提 出 する 際 は 事 前 協 議 によって 決 定 した 成 果 品 が 正 しく 格 納 されているか 目 視 によるチェックを 行 い 不 備 がないことを 確 認 した 後 ウィルス 対 策 を 実 施 したうえで 提 出 す ること 3
7. 発 注 図 等 の 準 備 電 子 データの 受 け 渡 し 発 注 図 等 貸 与 資 料 の 引 き 渡 しフローを 下 図 に 示 す 設 計 段 階 の 成 果 として 発 注 図 等 が CAD 図 面 でなければ 原 図 で 受 注 者 へ 渡 す 発 注 図 等 が CAD 図 面 で 文 字 化 け 等 がない 場 合 はウィルスチェックのうえCD-Rを 受 注 者 に 渡 す 事 前 準 備 NO 貸 与 資 料 が CAD 図 面 原 図 で 渡 す YES 不 可 可 CAD 閲 覧 ソフトで 目 視 確 認 文 字 化 け 等 が ないか 確 認 する 不 備 なし CAD 図 面 の 形 式 は SXF 形 式 でもDWG(DXF) JWW 形 式 でもよい フォルダ 構 成 等 目 視 確 認 不 備 あり 貸 与 資 料 の 引 き 渡 しフロー ( 注 2) 不 備 の 修 正 ウィルスチェック ( 注 1)を 行 って CD-Rで 渡 す ( 注 1)ウィルスチェック 済 みのものを 渡 す 場 合 はあらためて 行 う 必 要 はないが 修 正 を 加 えた 場 合 は 必 ずチェックすること ウィルスチェックは 全 庁 OA 接 続 パソコンにはインストールされて いる インストールされていない 場 合 は 情 報 化 推 進 員 に 連 絡 すること ( 注 2) 基 本 設 計 等 の 成 果 として 受 領 した CAD 図 面 を 次 年 度 以 降 に 発 注 を 行 う 場 合 本 手 引 きの 年 版 の 変 更 や 監 督 員 が 受 領 したときに 認 めている 不 備 については 修 正 を 行 わなくても 可 とする 4
8. 事 前 協 議 契 約 後 速 やかに 電 子 納 品 対 象 物 の 決 定 および 確 認 を 行 う この 作 業 を 事 前 協 議 という 事 前 協 議 は 納 品 や 検 査 時 の 混 乱 を 避 けるため 非 常 に 重 要 な 作 業 であり 受 発 注 者 双 方 の 意 識 の 統 一 を 図 る 場 とし て 必 ず 十 分 な 時 間 を 取 って 実 施 すること 電 子 納 品 対 象 物 が 決 定 したら 発 注 者 が 事 前 協 議 チェックシートを 作 成 し 受 発 注 者 双 方 で 保 管 するこ と 8-1 電 子 納 品 対 象 物 1 必 須 成 果 品 本 手 引 きを 適 用 する 土 木 工 事 において 電 子 納 品 成 果 品 として 必 ず 提 出 が 必 要 となる 電 子 デー タのこと 必 須 成 果 品 は 原 則 として 電 子 成 果 品 のみの 提 出 となる 対 象 資 料 工 事 概 要 完 成 図 面 事 前 協 議 チェックシート 2 選 択 成 果 品 本 手 引 きを 適 用 する 土 木 工 事 において 電 子 納 品 成 果 品 として 受 発 注 者 間 協 議 により 提 出 が 必 要 となる 電 子 データのこと 選 択 成 果 品 の 対 象 は 工 事 で 作 成 する 文 書 のうち 必 須 成 果 品 以 外 のすべての 文 書 を 指 す 選 択 成 果 品 は 原 則 として 電 子 成 果 品 と 紙 成 果 品 の 両 方 を 提 出 する 対 象 資 料 工 事 写 真 施 工 計 画 書 5
9. 工 事 における 電 子 納 品 技 術 基 準 工 事 における 電 子 納 品 に 係 る 技 術 基 準 は 以 下 によるものとする 9-1 電 子 成 果 品 のフォルダ 構 成 電 子 成 果 品 のフォルダ 構 成 は 表 9-1 を 標 準 とする なお 電 子 成 果 品 の 作 成 にあたっては 市 ホームページよりダウンロードした 格 納 用 フォルダ ( 日 本 語 表 記 の 標 準 フォルダ 構 成 )の 利 用 を 推 奨 する 表 9-1 電 子 成 果 品 のフォルダ 構 成 例 項 目 フォルダ 名 サブフォルダ 名 備 考 工 事 概 要 ルートに 格 納 事 前 協 議 チェックシート ルートに 格 納 図 面 図 面 写 真 写 真 施 工 管 理 施 工 管 理 元 ファイル 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 代 表 写 真 代 表 写 真 のみの 場 合 はサブフォルダ 不 要 写 真 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 参 考 図 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 元 ファイル 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 地 質 地 質 国 基 準 準 拠 形 式 の 場 合 その 他 その 他 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 (フォルダの 名 称 について) 表 中 の におけるフォルダの 名 称 については 受 発 注 者 間 協 議 により 決 定 する フォルダ 名 は 表 9-1 に 示 す 日 本 語 表 記 を 標 準 とする 但 し 受 発 注 者 間 協 議 により 表 9-2 に 示 す 英 語 表 記 も 可 とする 受 発 注 者 間 協 議 によりサブフォルダを 作 成 する 場 合 は 表 9-1 に 示 す 日 本 語 サブフォルダ 名 を 標 準 と する 但 し 受 発 注 者 間 協 議 により 表 9-2 に 示 す 英 語 表 記 も 可 とする また 受 発 注 者 間 協 議 により 表 9-1 に 示 すサブフォルダ 以 外 のサブフォルダを 作 成 する 場 合 は 分 かりやすい 名 称 とする 6
表 9-2 電 子 成 果 品 のフォルダ 構 成 例 ( 英 語 表 記 ) 項 目 フォルダ 名 サブフォルダ 名 備 考 工 事 概 要 ルートに 格 納 事 前 協 議 チェックシート ルートに 格 納 図 面 DRAWING 写 真 施 工 管 理 PHOTO CONSTRUCT ORIGINAL 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 SELECTED 代 表 写 真 のみの 場 合 はサブフォルダ 不 要 PIC 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 DRA 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 MANAGEMENT ORIGINAL 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 地 質 BORING 国 基 準 準 拠 形 式 の 場 合 その 他 OTHRS 受 発 注 者 間 協 議 に 応 じて 作 成 (フォルダの 構 成 について) 受 発 注 者 間 協 議 により 図 面 や 施 工 管 理 関 連 資 料 におけるオリジナルファイルを 納 品 することを 推 奨 する その 場 合 には 図 面 フォルダ 施 工 管 理 フォルダの 配 下 に それぞれ 元 ファイル サブフォルダを 作 成 する 受 発 注 者 間 協 議 により 図 面 フォルダの 配 下 に 発 注 図 ( DRAWINGO ) 完 成 図 ( DRAWINGF )を 作 成 する 写 真 は デジタル 写 真 管 理 情 報 基 準 ( 国 土 交 通 省 平 成 22 年 9 月 )に 基 づいて 整 理 することを 推 奨 する 写 真 ファイルは 写 真 フォルダの 配 下 に 代 表 写 真 サブフォルダ 写 真 サブ フォルダ 参 考 図 サブフォルダを 作 成 する なお 代 表 写 真 のみとする 場 合 はサブフォルダの 作 成 は 不 要 とする 受 発 注 者 間 協 議 により 施 工 管 理 フォルダの 配 下 に 打 合 せ 簿 (MEET) 施 工 計 画 書 (PLAN) を 作 成 しても 良 い 地 質 フォルダは 受 発 注 者 間 協 議 により 地 質 土 質 調 査 成 果 電 子 納 品 要 領 ( 案 ) ( 国 土 交 通 省 平 成 20 年 12 月 )に 基 づいて 地 質 土 質 調 査 成 果 を 電 子 納 品 する 場 合 に 作 成 する その 他 フォルダは 受 発 注 者 間 協 議 によりその 他 の 成 果 を 電 子 納 品 する 場 合 に 作 成 する 電 子 納 品 対 象 データがない 場 合 は フォルダまたサブフォルダを 作 成 する 必 要 はない 補 足 デジタル 写 真 管 理 情 報 基 準 : 写 真 等 ( 工 事 測 量 調 査 地 質 広 報 設 計 )の 原 本 を 電 子 媒 体 で 提 出 する 場 合 の 属 性 情 報 等 の 標 準 仕 様 を 定 めている 撮 影 した 現 場 写 真 を 用 いて 電 子 成 果 品 を 作 成 する 際 に ファイル 名 や 属 性 情 報 の 記 入 方 法 などについて 記 載 した ものである 地 質 土 質 調 査 成 果 電 子 納 品 要 領 ( 案 ) : 地 質 土 質 調 査 の 電 子 成 果 品 を 作 成 する 際 のフォルダ 構 成 やファイル 形 式 等 電 子 成 果 品 の 仕 様 等 について 記 載 したものである 7
図 9-1 工事の電子成果品のフォルダ構成 補足 ルート 階層型ファイル構造における最上階層のディレクトリやフォルダのことをいう 8
9-2 電 子 納 品 対 象 項 目 電 子 成 果 品 として 納 品 する 情 報 項 目 は 表 9-3を 参 考 例 とし 受 発 注 者 間 の 事 前 協 議 で 決 定 する 事 前 協 議 により 表 9-3に 示 す 以 外 の 情 報 項 目 を 電 子 データで 納 品 する 場 合 は その 他 フォルダに 格 納 する 表 9-3 電 子 納 品 対 象 項 目 とファイル 形 式 の 適 用 の 適 用 例 項 目 格 納 対 象 ファイル フォルダ 形 式 ファイルの 名 称 例 備 考 工 事 概 要 ルート XLS 工 事 概 要.xls 標 準 XML 工 事 概 要.xml 受 発 注 者 間 協 議 で 指 定 の 場 合 図 面 目 次 図 面 XLS 図 面 目 次.xls 図 面 SXF 001 平 面 図.sfc SXFデータ 作 成 要 領 を 適 用 002 縦 断 図.sfc 003 測 量 図.sfc 004 地 質 図.sfc 写 真 目 次 写 真 XLS 写 真 目 次.xls 写 真 JPG 001 地 形 状 況 写 真.jpg 002 橋 脚 部 現 況.jpg 003BP1コア.jpg 施 工 目 次 施 工 管 理 XLS 施 工 管 理 目 次.xls 受 発 注 者 間 協 議 で 指 定 の 場 合 管 理 書 類 PDF 01 出 来 形 管 理 資 料.pdf 02 品 質 管 理.pdf 03 基 準 点 成 果 表.pdf 04 地 質 調 査 報 告 書.pdf 9
9-3 電 子 納 品 の 詳 細 9-3-1 工 事 概 要 ファイル 電 子 成 果 品 として 格 納 する 対 象 業 務 の 概 要 を 記 した 工 事 概 要 を 作 成 する 工 事 概 要 ファイルは 電 子 媒 体 のルート( 最 上 位 階 層 )に 格 納 する 工 事 概 要 ファイルは 基 本 的 には XLS(XLSX) 形 式 またはCSV 形 式 とする なお 受 発 注 者 間 協 議 により 国 の 基 準 に 準 拠 したXML 形 式 も 可 とする XLS(XLSX) 形 式 による 工 事 概 要 の 記 載 内 容 は 表 9-4 を 標 準 とする これに 追 加 事 項 がある 場 合 には 受 発 注 者 間 協 議 により 決 定 する 表 9-4 工 事 概 要 の 内 容 ( 例 ) 項 目 記 載 例 契 約 番 号 1234567890 工 事 名 平 成 年 度 工 事 履 行 場 所 福 岡 市 A 区 B 丁 目 番 地 発 注 部 署 局 部 課 監 督 員 福 岡 太 郎 受 注 者 名 株 式 会 社 現 場 代 理 人 電 子 太 郎 主 任 技 術 者 電 子 次 郎 契 約 年 月 日 平 成 年 月 日 当 初 契 約 金 額 ( 円 ) 10,000,000 最 終 契 約 金 額 ( 円 ) 12,000,000 履 行 期 間 着 手 ( 当 初 ) 平 成 年 月 日 履 行 期 間 完 了 ( 当 初 ) 平 成 年 月 日 履 行 期 間 着 手 ( 変 更 ) 平 成 年 月 日 履 行 期 間 完 了 ( 変 更 ) 平 成 年 月 日 完 了 年 月 日 平 成 年 月 日 本 工 事 は 市 道 N 号 線 C 区 D 丁 目 番 地 ~ 工 事 概 要 C 区 E 丁 目 番 地 までの 道 路 補 修 工 事 である 舗 装 面 積 500m 2 その 他 特 筆 すべき 事 項 例 ) 紙 媒 体 のみで 提 出 したものなどを 記 載 10
9-3-2 図 面 フォルダ 作 成 (フォルダ 格 納 ファイルについて) 図 面 ファイルは 電 子 媒 体 のルートに 図 面 と 命 名 したフォルダに 格 納 する 図 面 フォルダの 配 下 に 必 要 に 応 じてサブフォルダを 作 成 することができる 図 面 ファイルは SXF データ 作 成 要 領 ( 平 成 24 年 6 月, 社 会 基 盤 情 報 標 準 化 委 員 会 ) 本 編 に 基 づき 作 成 されたSXF(SFC 形 式 )ファイルとする 図 面 ファイルの 名 称 は 図 面 番 号 + 日 本 語 ファイル 名 +.sfc とし 日 本 語 ファイル 名 は 内 容 が 判 る 名 称 とする 閲 覧 性 を 踏 まえ 日 本 語 ファイル 名 の 先 頭 に 連 番 を 付 けることが 望 ましい ( 例 )001 平 面 図.sfc 拡 張 子 (SFC) 後 に 分 かるような 名 称 をつける 格 納 順 に,001~NNNと 連 番 で 整 理 するとよい 受 発 注 者 間 協 議 より 発 注 図 面 および 工 事 完 成 図 面 等 を 格 納 する 場 合 には 発 注 図 完 成 図 フォルダを 作 成 し それぞれ 対 象 ファイルを 格 納 する ( 図 面 目 次 の 作 成 について) 図 面 フォルダ 内 における 格 納 ファイルのリストを 図 面 目 次 として 作 成 し 図 面 フォルダ の 配 下 に 格 納 する ( 図 面 ファイルの 中 に 図 面 目 次 が 含 まれる 場 合, 別 途 作 成 は 不 要 とする ) 図 面 目 次 ファイルは 基 本 的 には Excel 等 によるXLS(XLSX) 形 式 またはCSV 形 式 とする なお 受 発 注 者 間 協 議 により 国 の 基 準 に 準 拠 したXML 形 式 も 可 とする 図 面 目 次 ファイルには 表 9-5 のように ファイル 名 図 面 名 備 考 を 記 載 する 必 要 に 応 じて 項 目 を 追 加 する 表 9-5 図 面 目 次 ファイル 記 載 例 平 成 年 度 工 事 図 面 枚 数 :NNN 枚 ファイル 名 図 面 名 備 考 001 平 面 図 平 面 図 002 縦 断 図 号 線 縦 断 図 003 標 準 断 面 図 号 線 標 準 断 面 図 004 横 断 図 横 断 図 ( 1~ 3) 005 ブロック 積 工 1 第 1 号 Jコンクリートブロック 積 み 006 舗 装 平 面 図 舗 装 平 面 図 (1) NNN 11
9-3-3 写 真 フォルダ 作 成 (フォルダ 格 納 ファイルについて) 写 真 ファイルは 電 子 媒 体 のルートに 写 真 と 命 名 したフォルダに 格 納 する 写 真 フォルダの 配 下 に 必 要 に 応 じてサブフォルダを 作 成 することができる 写 真 ファイルはJPEG 形 式 にて 格 納 する 代 表 写 真 のファイル 名 称 は 番 号 + 日 本 語 ファイル 名 +.jpg とし 日 本 語 ファイル 名 は 内 容 が 判 る 名 称 とする 閲 覧 性 を 踏 まえ 日 本 語 ファイル 名 の 先 頭 に 連 番 を 付 けることが 望 ましい ( 例 )001 BP1コア 写 真.jpg 拡 張 子 (JPG,JPEG) 後 に 分 かるような 名 称 をつける 格 納 順 に,001~NNNと 連 番 で 整 理 するとよい ( 写 真 目 次 の 作 成 について) 代 表 写 真 フォルダ 内 における 格 納 ファイルのリストを 写 真 目 次 として 作 成 し 写 真 フォル ダ または 代 表 写 真 サブフォルダの 配 下 に 格 納 する 写 真 目 次 ファイルは 基 本 的 には Excel 等 によるXLS (XLSX) 形 式 またはCSV 形 式 とする なお 受 発 注 者 間 協 議 により 国 の 基 準 に 準 拠 したXML 形 式 も 可 とする ( 格 納 ファイル 作 成 上 の 留 意 事 項 ) 写 真 の 有 効 画 素 数 は 100 万 画 素 程 度 を 標 準 とする 但 し ボーリングコア 写 真 の 場 合 は 200 万 画 素 以 上 を 標 準 とする 日 付 管 理 は デジタルカメラのExif 情 報 で 行 うことを 原 則 とする 撮 影 頻 度 は 原 則 として 福 岡 市 土 木 工 事 施 工 管 理 の 手 引 き の 写 真 管 理 基 準 に 従 うものとする 受 発 注 者 間 協 議 により 代 表 写 真 以 外 の 写 真 も 納 品 する 場 合 は 写 真 管 理 ソフトを 利 用 して 納 品 する 写 真 を 整 理 することも 可 とする この 場 合 XML 形 式 の 写 真 管 理 ファイル 及 び 写 真 の 撮 影 内 容 が 一 覧 で 表 示 できるスタイルシート 等 の 写 真 の 検 索 閲 覧 用 ソフトも 一 緒 に 納 品 するものとし ファイル 名 を 日 本 語 名 に 変 更 する 必 要 はない 補 足 Exif:Exchangeable image file formatの 略 語 日 本 電 子 工 業 振 興 協 会 (JEIDA)で 規 格 化 された デジタルカメラ 等 で 自 動 的 に 記 録 されるメタデータ( 撮 影 日 時 機 種 等 )を 含 む 画 像 ファイルフォーマットのことをいう 12
9-3-4 施 工 管 理 フォルダ 作 成 (1) 対 象 書 類 施 工 管 理 フォルダ 内 に 格 納 する 代 表 的 な 対 象 書 類 を 次 に 示 す 項 目 必 要 度 理 由 工 事 打 合 せ 簿 当 該 工 事 のプロセスを 記 録 するため 施 工 計 画 書 施 工 時 の 実 施 計 画 を 記 録 するため 品 質 管 理 資 料 材 料 の 品 質 試 験 結 果 や 施 工 状 況 写 真 などは 維 持 管 理 業 務 やア セットマネジメントの 参 照 資 料 として 利 用 するため 例 )コンクリート 配 合 書,ミルシート 施 工 時 の 鉄 筋 のかぶり 等 出 来 形 管 理 資 料 出 来 形 管 理 図 表 等 は 維 持 管 理 業 務 やアセットマネジメントの 参 照 資 料 として 利 用 するため( 出 来 形 図 は 図 面 フォルダ) 安 全 管 理 資 料 施 工 時 の 安 全 管 理 状 況 を 記 録 するため (2) 施 工 管 理 フォルダ 内 の 運 用 ルール (フォルダ 格 納 ファイルについて) 施 工 管 理 ファイルは 電 子 媒 体 のルートに 施 工 管 理 と 命 名 したフォルダに 格 納 する 施 工 管 理 フォルダの 配 下 に 必 要 に 応 じてサブフォルダを 作 成 することができる 施 工 管 理 ファイルはPDF 形 式 にて 格 納 する 施 工 管 理 ファイルは 原 則 として 報 告 書 作 成 ソフトから 直 接 PDF 形 式 へ 出 力 する 但 し 必 要 に 応 じて 紙 媒 体 のスキャンニングも 可 とする 施 工 管 理 ファイルの 名 称 は 日 本 語 ファイル 名 +.pdf とし 日 本 語 ファイル 名 は 内 容 が 判 る 名 称 とする 閲 覧 性 を 踏 まえ 日 本 語 ファイル 名 の 先 頭 に 連 番 を 付 けることが 望 ましい ( 例 )01 出 来 形 管 理 資 料.pdf 拡 張 子 (PDF) 後 に 分 かるような 名 称 をつける 格 納 順 に,01~NNと 連 番 で 整 理 するとよい ( 施 工 管 理 目 次 の 作 成 について) 施 工 管 理 フォルダ 内 における 格 納 ファイルのリストを 施 工 管 理 目 次 として 作 成 し 施 工 管 理 フォルダの 配 下 に 格 納 する 施 工 管 理 目 次 ファイルは 基 本 的 には Excel 等 によるXLS(XLSX) 形 式 またはCSV 形 式 とす る なお 受 発 注 者 間 協 議 により 国 の 基 準 に 準 拠 したXML 形 式 も 可 とする ( 格 納 ファイル 作 成 上 の 留 意 事 項 ) 用 紙 サイズは A4 縦 を 原 則 とする 但 し 必 要 に 応 じて A4 横 A3 縦 A3 横 等 を 用 いてよい 施 工 管 理 に 関 連 する 資 料 に 貼 付 する 図 表 写 真 等 は 原 則 として 印 刷 した 際 に 表 記 された 文 字 を 読 むことが 可 能 な 解 像 度 圧 縮 率 文 字 サイズ フォントとする 当 該 ファイル 以 外 のリンクは 作 成 しない 13
9-3-5 共 通 事 項 ( 元 ファイルの 取 り 扱 い) (フォルダ 格 納 ファイルについて) 受 発 注 者 間 協 議 により 図 面 や 施 工 管 理 のPDF 変 換 前 のオリジナルファイルを 納 品 する 場 合 は 図 面 フォルダ 施 工 管 理 フォルダの 配 下 に それぞれ 元 ファイル サブフォルダを 作 成 し その 中 に 格 納 する (その 他 留 意 事 項 について) 施 工 管 理 のオリジナルファイルのファイル 形 式 は 作 成 の 負 担 を 軽 減 するため 受 注 者 の 使 用 ソフ トウェアを 基 本 とし ファイル 容 量 等 についても 特 に 制 限 しない 10. 日 常 の 業 務 遂 行 納 品 時 期 に 電 子 データをとりまとめると 膨 大 な 時 間 がかかるため 受 注 者 は 日 常 業 務 のなかで 報 告 書 や 図 面 などの 電 子 データを 作 成 整 理 しておくこと 1 日 常 のデータ 整 理 納 品 時 にまとめて 電 子 化 を 行 うのではなく 日 常 業 務 において 少 しずつ 電 子 化 し 分 類 整 理 しておく こと 2データのバックアップ メモリーカードやハードディスク 等 は 故 障 などでデータを 消 失 する 場 合 があるので 必 ず 複 数 のバ ックアップを 行 うこと 3 情 報 共 有 現 場 情 報 等 の 共 有 には 電 子 メールを 積 極 的 に 活 用 すること ( 電 子 メール 容 量 は 受 信 で25MB/ 回 送 信 で20MB/ 回 ) 11. 電 子 媒 体 の 提 出 ( 基 本 事 項 ) 提 出 する 電 子 媒 体 の 部 数 は1 部 とする 電 子 媒 体 は 原 則 としてCD-Rとする 受 発 注 者 間 協 議 により DVD-Rも 可 とする 11-1 電 子 成 果 品 の 作 成 受 注 者 は 9-1 電 子 成 果 品 のフォルダ 構 成 に 基 づき 以 下 の 作 業 を 行 う 1 電 子 納 品 対 象 文 書 の 最 終 データを 集 める 2 電 子 データのファイル 形 式 が 発 注 者 の 指 定 に 適 合 しているかを 確 認 する 3 市 ホームページから 格 納 フォルダ をダウンロードし データを 格 納 する 4 工 事 概 要 ファイル 各 目 次 ファイルを 作 成 する 電 子 媒 体 へ 格 納 する 前 に 作 成 した 電 子 成 果 品 に 対 してウィルスチェックを 行 うこと なお ウィルスチェックソフトは 最 新 定 義 に 更 新 (アップデート)したものを 利 用 する 電 子 媒 体 へ 最 終 の 電 子 成 果 品 を 格 納 する 14
11-2 電 子 媒 体 の 提 出 監 督 員 と 受 注 者 側 の 現 場 代 理 人 が 相 互 に 内 容 を 確 認 した 上 で 電 子 媒 体 のラベル( 図 11-1に 様 式 の 例 を 示 す)に 直 接 署 名 (サイン)を 行 う 受 注 者 は 電 子 成 果 品 の 内 容 の 原 本 性 を 証 明 するために 電 子 媒 体 納 品 書 ( 図 11-2に 様 式 の 例 を 示 す)に 署 名 押 印 の 上 電 子 成 果 品 とともに 提 出 する 電 子 媒 体 納 品 書 枚 数 / 総 枚 工 事 名 称 : 工 事 平 成 年 月 様 受 注 者 ( 住 所 ) ( 氏 名 ) ( 現 場 代 理 人 ) 印 発 注 者 サイン 受 注 者 サイン 下 記 のとおり 電 子 媒 体 を 納 品 します 記 発 注 者 : 福 岡 市 局 部 課 受 注 者 : 建 設 ウイルス 対 策 ソフト 名 : ウイルス 定 義 : 年 月 日 版 工 事 件 名 電 子 媒 体 の 種 類 CD-R 契 約 番 号 単 位 数 量 作 成 年 月 日 備 考 枚 平 成 年 月 日 米 CD-Rが 複 数 枚 になる 場 合 は ラベルの 余 白 部 分 に 中 身 が 推 測 できるよう 補 足 を 追 記 すること 備 考 : 監 督 員 に 提 出 ( 例 :1/2 測 量 編 2/2 設 計 編 等 ) 図 11-1 電 子 成 果 品 のラベル( 例 ) 図 11-2 電 子 成 果 品 納 品 書 ( 例 ) 電 子 媒 体 (CD-R または DVD-R) 表 面 への 記 載 事 項 1 電 子 媒 体 の 枚 数 ( 何 枚 目 / 総 何 枚 ) 2 工 事 名 称 ( 契 約 件 名 ) 3 作 成 年 月 4 発 注 者 名 5 受 注 者 名 6 ウイルスチェックに 関 する 情 報 対 策 ソフト 名 ウイルス 定 義 年 月 日 7 署 名 欄 ( 発 注 者, 受 注 者 ) 発 注 者 欄 は 市 監 督 員 受 注 者 欄 は 現 場 代 理 人 が 油 性 マジックによりサインする 朱 肉 は 読 み 込 み 時 の 高 速 回 転 により 流 れて 機 器 を 汚 損 することがあるので 使 用 しな いこと 8 注 意 事 項 電 子 媒 体 表 面 への 記 載 は 専 用 のプリンタで 直 接 印 刷 するか 油 性 マジックで 手 書 きする こととし ラベルシールは 使 用 しないこと 15
11-3 電 子 成 果 品 の 確 認 監 督 員 は 受 注 者 より 提 出 された 仮 成 果 品 について その 内 容 中 身 を 確 認 する ( 注 ) 本 手 引 きにより 作 成 した 電 子 成 果 品 は 電 子 納 品 検 査 プログラムによる 整 合 チェックが 行 えな いため 電 子 媒 体 の 中 身 を 表 示 し 目 視 による 確 認 作 業 を 行 うことを 前 提 とする 確 認 事 項 a) 外 観 確 認 ( 電 子 媒 体 の 確 認 ) 受 領 した 電 子 媒 体 がCD-R(またはDVD-R)で 作 成 されているか 媒 体 に 傷 がないか ラベルの 表 示 項 目 が 正 しく 作 成 されているか 確 認 する b)ウィルスチェックの 確 認 受 注 者 側 において 実 施 されたウィルスチェックについて ラベルの 表 記 や 受 注 者 への 聞 き 取 りに より 正 しく 実 施 されているか 確 認 する c)ファイル 名 フォルダ 構 成 等 の 確 認 工 事 概 要 フォルダが 正 しく 作 成 されているか 確 認 する また ファイル 名 でファイルの 中 身 が 概 ね 分 かるか 確 認 する d) 対 象 書 類 の 確 認 電 子 納 品 の 対 象 書 類 がもれなく 格 納 されているか 確 認 する e) 図 面 ファイルの 確 認 図 面 ファイルが 正 しく 閲 覧 できることを 確 認 する また 図 面 の 中 身 を 確 認 する f) 写 真 ファイルの 確 認 ( 選 択 成 果 品 ) ファイル 名 で 代 表 写 真 の 内 容 が 概 ね 分 かるか 確 認 するとともに 写 真 の 中 身 を 確 認 する g) 施 工 管 理 ファイルの 確 認 ( 選 択 成 果 品 ) ファイル 名 で 施 工 管 理 の 内 容 が 概 ね 分 かるか 確 認 するとともに 施 工 管 理 関 連 資 料 の 中 身 を 確 認 する 16
12. 完 了 検 査 受 発 注 者 間 協 議 により 電 子 検 査 または 紙 検 査 のいずれかを 事 前 協 議 にて 決 定 する 1. 検 査 準 備 契 約 図 書 に 沿 った 成 果 物 を 準 備 する ( 例 ) 成 果 物 : 紙 資 料 (1 部 ) 電 子 成 果 物 (1 部 ) 検 査 に 用 いる 機 器 スペースを 準 備 する 検 査 に 用 いるパソコン 等 の 機 器 や 検 査 スペースは 原 則 として 発 注 課 が 準 備 する ( 検 査 実 施 パターンを 参 照 ) 機 器 が 発 注 課 にない 場 合 は 他 部 署 や 検 査 担 当 課 に 機 器 の 有 無 を 確 認 する 仮 に 機 器 や 検 査 スペースが 必 要 な 時 期 にそろわない 場 合 は 検 査 時 には 紙 資 料 のみで 検 査 し その 後 ( 検 査 すべき 期 間 内 に)あらためて 検 査 担 当 課 と 発 注 課 で 内 容 確 認 を 行 う データをハードディスクに 読 み 込 む 時 間 短 縮 のため あらかじめデータをCDからハードディスクに 読 み 込 んでおく 2. 検 査 資 料 の 提 出 成 果 物 を 検 査 員 に 提 出 する 検 査 員 は 成 果 物 の 数 量 に 記 入 漏 れがないか 確 認 する 3. 内 容 確 認 納 品 された 電 子 成 果 品 が 契 約 図 書 に 沿 った 成 果 物 となっているか 目 視 にて 確 認 する 検 査 の 結 果 内 容 に 不 備 があれば 修 正 を 行 う 紙 検 査 の 場 合 でも 電 子 成 果 品 の 修 正 が 確 実 に 行 われるよう 留 意 すること 17
< 検 査 実 施 パターン( 例 示 )> 以 下 に 検 査 実 施 パターンを4つ 例 示 しているが 準 備 可 能 な 機 器 やスペース 参 加 人 数 等 の 条 件 に より これらと 異 なるパターンも 考 えられる 個 別 の 条 件 に 応 じた 検 査 方 法 などについて 受 発 注 者 と 検 査 員 は 事 前 に 協 議 しておくこと 検 査 実 施 パターンA 検 査 実 施 パターンB 発 発 検 ノートパソコン 受 検 大 型 モニタ 受 検 受 検 ノートパソコン 受 < 使 用 機 器 > ノートパソコン(1 台 ) < 特 徴 > 少 人 数 での 閲 覧 に 有 効 細 部 の 閲 覧 性 が 低 い 検 査 実 施 パターンC スクリーン < 使 用 機 器 > ノートパソコン(1 台 ) 大 型 モニタ(1 台 ) < 特 徴 > 部 分 的 な 閲 覧 に 有 効 パターンAよりも 細 部 の 閲 覧 をしやすい 検 査 実 施 パターンD スクリーン 発 受 発 受 プロジェクタ ノートパソコン プロジェクタ 発 受 発 受 ノートパソコン 検 検 検 検 < 使 用 機 器 > ノートパソコン(1 台 ) プロジェクタ(1 台 ) スクリーン(1 張 ) < 特 徴 > 多 人 数 での 閲 覧 に 有 効 参 加 者 全 員 で 確 認 しやすい < 使 用 機 器 > ノートパソコン(2 台 ) プロジェクタ(2 台 ) スクリーン(2 張 ) < 特 徴 > 書 類 の 詳 細 な 閲 覧 に 有 効 参 加 者 全 員 で 確 認 しやすい 広 いスペースが 必 要 18
13. 保 管 管 理 (1)ロッカー 等 での 保 管 発 注 者 は 部 署 毎 に 電 子 成 果 品 を 集 約 し 直 射 日 光 が 当 たらず 温 度 管 理 ができる 場 所 へ 収 納 する (2)HDD やサーバによる 保 管 HDD やファイルサーバを 用 意 できる 場 合 には データ 管 理 のしやすさや 検 索 性 を 図 る 上 で HDD やファイルサーバによる 電 子 成 果 品 のデータ 蓄 積 保 管 が 望 ましい 電 子 媒 体 の 保 管 管 理 に 関 する 注 意 事 項 電 子 媒 体 は 発 注 者 にて 保 存 すること 電 子 媒 体 の 保 存 期 間 は 当 該 工 事 書 類 と 同 じ 期 間 と するが, 電 子 成 果 品 は 極 力 永 年 保 管 する ( 電 子 納 品 にかかる 紙 媒 体 の 書 類 の 保 存 期 間 は 当 該 工 事 書 類 と 同 期 間 とする) 発 注 者 においては 電 子 媒 体 が 紛 失 等 しないよう 保 管 場 所 や 保 管 方 法 について 配 慮 するこ と 電 子 媒 体 は, 年 数 の 経 過 により 読 み 込 みができなくなることがあるため 発 注 者 にて 適 切 にデータ 管 理 とメンテナンスを 行 うこと 14. 納 品 された 個 人 情 報 を 含 む 電 子 データの 取 扱 いに 関 する 注 意 選 択 成 果 品 の 中 には 技 術 者 届 や 施 工 計 画 書 の 作 業 員 名 簿 のように 個 人 情 報 を 含 む 文 書 や 受 注 者 が 保 有 する 特 許 等 を 含 む 文 書 がある 電 子 成 果 品 の 再 利 用 や 電 子 媒 体 の 処 分 ならびにネットワークに 接 続 したパソコン 等 にて 電 子 成 果 品 を 保 管 管 理 する 場 合 には 個 人 情 報 等 の 流 出 防 止 に 対 して 十 分 に 注 意 を 払 うこと 19