2015 年 の 都 市 ガス について 資 料 2-3 平 成 28 年 3 月 14 日 経 済 産 業 省 ガ ス 安 全 室 ガス 事 業 法 第 46 条 の 規 定 に 基 づき 都 市 ガス 事 業 者 ( 一 般 ガス 事 業 者 及 び 簡 易 ガス 事 業 者 )が 各 産 業 保 安 監 督 部 に 対 して 行 った 2015 年 の 報 告 を 集 計 し 要 因 分 析 を 行 った 結 果 を 以 下 の とおりとりまとめました 注 :ガス に 該 当 するか 否 かを 含 め 調 査 中 のものを 含 んでおり 報 告 件 数 等 は 今 後 変 更 することがあります なお 大 口 ガス 事 業 者 ガス 導 管 事 業 者 については は 発 生 していません 1. 全 体 動 向 (1) 都 市 ガス 報 告 全 体 の 状 況 1 報 告 件 数 報 告 件 数 は 532 件 で 前 年 の 674 件 より 142 件 減 少 ( 注 1) した このうちB 級 以 上 の は 3 件 で 前 年 を 2 件 上 回 った ( 注 1)FF 式 レンジフード 型 給 湯 器 のケーシング 変 形 による が 2013 年 をピークに 減 少 に 転 じた メーカー 等 が 点 検 部 品 交 換 を 実 施 している 過 程 で 発 見 (2010 年 :2 件 2011 年 :6 件 2012 年 :18 件 2013 年 :305 件 2014 年 :116 件 2015 年 :26 件 ) [B 級 とは] 死 者 1 名 以 上 4 名 以 下 のもの 重 傷 者 2 名 以 上 9 名 以 下 のもの 負 傷 者 6 名 以 上 29 名 以 下 のもの 爆 発 火 災 等 により 大 規 模 な 建 物 又 は 構 造 物 の 損 傷 等 の 物 的 被 害 が 生 じたもの 大 規 模 な 供 給 支 障 に 該 当 するものである [2015 年 のB 級 ]( 概 要 は P4 を 参 照 ) 1 月 上 旬 一 般 集 合 住 宅 で 一 酸 化 炭 素 中 毒 が 発 生 し 1 名 が 死 亡 した 8 月 下 旬 団 地 内 敷 地 で 酸 欠 が 発 生 し 1 名 が 死 亡 した 12 月 中 旬 飲 食 店 で 一 酸 化 炭 素 中 毒 が 発 生 し 7 名 が 中 毒 となった 2 死 傷 者 数 死 亡 者 を 伴 う は 2 件 発 生 し 前 年 を 1 件 上 回 った 死 亡 者 数 は 2 人 で 前 年 を 1 人 上 回 った 負 傷 者 (CO 中 毒 を 含 む )を 伴 う は 31 件 発 生 し 前 年 を 6 件 下 回 った 負 傷 者 数 は 44 人 で 前 年 を 7 人 下 回 った 表 1 ガス 報 告 件 数 及 び 死 傷 者 数 ( 単 位 : 件 人 ) 発 生 年 01~05 年 平 均 06~10 年 平 均 11~15 年 平 均 製 造 段 階 件 数 14.0 14.6 10.8 11 17 10 8 9 5 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0.2(0.2) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 1.0(5.4) 2.0(14.6) 0.(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 供 給 段 階 件 数 114 149.2 189.3 171 159 185 184 229 258 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 1.2(1.8) 0.4(0.8) 1.0(1.0) 0(0) 3(3) 0(0) 1(1) 0(0) 1(1) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 17.8(33.4) 14.4(20.2) 16.0(28.0) 16(20) 24(50) 13(20) 15(25) 12(17) 15(20) 消 費 段 階 件 数 41.4 149.6 394.5 201 291 276 575 436 269 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 3.8(4.2) 2.4(2.8) 0.3(0.3) 1(1) 0(0) 0(0) 0(0) 1(1) 1(1) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 23.0(50.0) 29.0(56.4) 19.0(27.5) 18(34) 19(28) 20(34) 12(14) 25(34) 16(24) うち 不 完 全 燃 焼 7.8 13.4 5.0 9 8 2 1 9 5 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 3.2(3.6) 1.4(1.8) 0.3(0.3) 1(1) 0(0) 0(0) 0(0) 1(1) 1(1) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 15.2(39.8) 13.4(37.0) 4.8(11.5) 8(23) 8(14) 2(14) 1(3) 8(15) 4(12) 合 計 件 数 169.4 313.4 594.5 383 467 471 767 674 532 前 年 比 - +85.0% +89.7% +25.6% +21.9% +0.9% +62.8% -12.1% -21.1% 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 5.2(6.2) 2.8(3.6) 1.4(1.4) 1(1) 3(3) 0(0) 1(1) 1(1) 2(2) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 41.8(88.8) 44.2(78.6) 34.2(53.4) 34(54) 43(78) 33(54) 27(39) 37(51) 31(44) 1
グラフ1 ガス 報 告 件 数 の 推 移 (767) (674) (383) (467) (471) (532) 表 2 B 級 以 上 の 報 告 件 数 ( 単 位 : 件 ) B 級 以 上 の 報 告 件 数 2 5 1 2 1 3 うち 死 亡 報 告 件 数 1 3 0 1 1 2 2
(2) 近 年 の 報 告 件 数 の 推 移 近 年 の 都 市 ガス 全 体 を 見 ると 2010 年 2011 年 には 前 年 を 20% 程 度 上 回 る 状 態 が 続 き 2012 年 は 前 年 を 1% 程 度 上 回 る 状 態 に 留 まったものの 2013 年 は 前 年 に 比 べ 60% 程 度 大 幅 に 増 加 したが 2014 年 は 前 年 に 比 べ 10% 程 度 減 少 し 更 に 2015 年 は 前 年 に 比 べ 21% 程 度 減 少 している 2013 年 から 2015 年 の 増 減 は FF 式 レンジフード 型 給 湯 器 のケーシン グ 変 形 による 件 数 の 増 減 が 要 因 である なお 当 該 機 器 メーカー 等 が 積 極 的 に 点 検 部 品 交 換 を 実 施 している 過 程 で 多 く 発 見 されたもので 原 因 は 当 該 機 器 のガス 開 閉 弁 の 故 障 ( 経 年 劣 化 )により 機 器 内 に 滞 留 した 未 燃 ガスへの 異 常 着 火 によるものと 推 定 さ れている 他 方 の 被 害 程 度 については 人 身 件 数 及 び 死 傷 者 数 の 傾 向 をみると 2012 年 から 継 続 的 に 減 少 傾 向 であったが 2015 年 は 前 年 より 増 加 した 近 年 のガス 全 体 の 傾 向 として 都 市 ガス 報 告 件 数 は 2012 年 以 前 に 比 べ 増 加 して いるが 相 対 的 に 軽 微 な の 割 合 が 高 まっている これは 2006 年 に 顕 在 化 したガス 瞬 間 湯 沸 器 のCO 中 毒 等 を 踏 まえ 安 全 安 心 に 対 する 意 識 の 高 まりから に 対 し 敏 感 になり 従 前 に 比 べ 需 要 家 がガスの 異 常 等 に 対 して 事 業 者 等 に 積 極 的 に 通 報 するように なってきていることなどによるものと 考 えられる (3)ガス 安 全 高 度 化 計 画 の 指 標 の 達 成 状 況 過 去 5 年 (2011 年 ~2015 年 )の 発 生 状 況 及 び 指 標 に 対 する 達 成 状 況 は 以 下 のとお り 表 -3 ガス 安 全 高 度 化 計 画 の 指 標 の 達 成 状 況 過 去 の 発 生 状 況 (2010 年 時 点 / 年 ( 注 1)) 安 全 高 度 化 指 標 (2020 年 時 点 / 年 ) 2015 年 発 生 状 況 過 去 5 年 の 発 生 状 況 ( 平 均 )( 注 2) 指 標 に 対 する 達 成 状 況 全 体 消 費 段 階 供 給 段 階 死 亡 人 身 死 亡 人 身 死 亡 人 身 3.6 件 1 件 未 満 2 件 1.4 件 目 標 に 近 い 水 準 42.6 件 20 件 未 満 31 件 34.2 件 徐 々に 近 づきつつあ るが 指 標 と 開 きあり 2.8 件 0.5 件 未 満 1 件 0.4 件 指 標 達 成 排 ガスCO 中 毒 13.6 件 排 ガスCO 中 毒 以 外 15.4 件 排 ガスCO 中 毒 5 件 未 満 排 ガスCO 中 毒 以 外 10 件 未 満 排 ガスCO 中 毒 4 件 排 ガスCO 中 毒 以 外 13 件 排 ガスCO 中 毒 4.8 件 指 標 達 成 排 ガスCO 中 毒 以 外 13.8 件 徐 々に 近 づきつつあ るが 指 標 と 開 きあり 0.6 件 0.2 件 未 満 1 件 1.4 件 指 標 と 開 きあり 12.8 件 5 件 未 満 14 件 15.6 件 指 標 と 開 きあり 製 造 段 階 死 亡 人 身 0.2 件 0.2 件 未 満 0 件 0 件 指 標 達 成 0.8 件 0.5 件 未 満 0 件 0 件 指 標 達 成 自 殺 を 除 く また 数 値 は の 発 生 を 許 容 するものではない 注 1:2005 年 ~2009 年 までの5 年 の 件 数 の 平 均 注 2: 東 日 本 大 震 災 による を 除 く 3
( 参 考 )2015 年 に 発 生 した B 級 について 平 成 27 年 1 月 8 日 東 京 都 CO 中 毒 ( 死 亡 1 名 ) 需 要 家 が 需 要 家 宅 の 浴 室 内 で 死 亡 していることが 平 成 27 年 1 月 8 日 に 関 係 機 関 により 確 認 された その 後 関 係 機 関 による 調 査 の 結 果 何 らかの 原 因 で 一 酸 化 中 毒 (CO 中 毒 )に 至 っ たものと 推 定 建 物 全 景 建 物 内 部 平 成 27 年 8 月 27 日 広 島 県 酸 欠 ( 死 亡 1 名 ) 敷 地 内 において 灯 外 内 管 を 切 断 プラグ 止 め 作 業 をしていたところ 掘 削 穴 内 にてガスが 漏 えいし 作 業 員 1 名 が 酸 欠 により 死 亡 した 原 因 は 灯 外 内 管 切 断 工 事 の 手 順 書 に 記 載 されていたホースマスクの 使 用 防 爆 仕 様 の 送 風 機 の 使 用 複 数 名 による 作 業 を 実 施 していなかったため プラグ 止 め 作 業 中 に 漏 えいしたガス が 掘 削 穴 内 に 滞 留 し 作 業 中 に 酸 欠 となり 死 亡 したものと 推 定 解 体 中 の 家 屋 現 場 の 掘 削 平 成 27 年 12 月 12 日 静 岡 県 CO 中 毒 ( 中 毒 7 名 ) 宿 泊 施 設 の 個 室 において 業 務 用 こんろ 2 台 (ガスバーナー 付 しゃぶしゃぶ 鍋 )で 調 理 中 の 需 要 家 7 名 のうち 2 名 が 気 分 が 悪 くなり 1 名 が 救 急 車 で 搬 送 され 1 名 は 同 乗 他 の 5 名 も 病 院 へ 向 かい 7 名 とも 一 酸 化 炭 素 中 毒 (CO 中 毒 )と 診 断 された 原 因 は 業 務 用 こんろが 経 年 劣 化 により 不 完 全 燃 焼 を 起 こしており かつ 当 該 個 室 には 換 気 設 備 がなかったため 給 排 気 不 良 となり 一 酸 化 炭 素 を 含 む 排 気 ガスが 室 内 に 滞 留 し 一 酸 化 炭 素 中 毒 (CO 中 毒 )に 至 ったものと 推 定 現 地 室 内 業 務 用 こんろ 4
2. 各 段 階 別 の 状 況 (1) 製 造 段 階 1 製 造 段 階 全 体 の 状 況 報 告 件 数 は 5 件 で 前 年 と 比 べて4 件 減 少 した 死 傷 者 を 伴 う は 2010 年 から 6 年 連 続 して 発 生 しなかった 2015 年 は 前 年 と 同 じく 製 造 段 階 の 全 てが 簡 易 ガス 事 業 者 ( 特 定 製 造 所 )における である 表 -4 事 業 者 属 性 別 の 製 造 段 階 ( 単 位 : 件 人 ) 一 般 ガス 事 業 者 件 数 0 1 1 0 0 0 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 簡 易 ガス 事 業 者 件 数 11 16 9 8 9 5 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 製 造 段 階 件 数 合 計 11 17 10 8 9 5 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 0 0 0 0 0 0 2 製 造 段 階 の 要 因 ⅰ) 一 般 ガス 事 業 者 の 2015 年 は 一 般 ガス 事 業 者 の は 発 生 しなかった ⅱ) 簡 易 ガス 事 業 者 の 容 器 交 換 作 業 時 に 感 震 ガス 遮 断 装 置 を 誤 作 動 させてしまったものや 腐 食 配 管 の 取 替 え 工 事 の 際 に 閉 止 した 予 備 側 バルブを 工 事 後 に 開 け 忘 れ ガス 切 れとなるといった 単 純 な 人 為 的 ミスによるものが 多 数 を 占 めている 表 -5 特 定 製 造 所 における の 要 因 ( 単 位 : 件 ) ガス 切 れ 3 5 3 4 4 0 バルブの 開 放 忘 れ 1 3 0 1 1 1 感 震 ガス 遮 断 装 置 の 誤 作 動 ( 1) 4 4 4 2 1 3 ガス 工 作 物 の 不 備 3 4 2 1 3 0 外 的 要 因 ( 2) 0 0 0 0 0 0 保 安 閉 栓 ( 3) 0 0 0 0 0 1 その 他 ( 原 因 不 明 ) 0 0 0 0 0 0 合 計 9 16 9 8 9 5 1 感 震 ガス 遮 断 装 置 の 保 守 不 備 によるものや シリンダー 交 換 時 に 誤 って 感 震 ガス 遮 断 装 置 に 衝 撃 を 与 え たことにより 遮 断 されてしまったものなど 2 車 両 の 飛 び 込 み 外 部 の 者 によるいたずらと 思 われる 感 震 ガス 遮 断 装 置 の 作 動 など 3 自 然 災 害 や 火 災 等 により 導 管 からガスが 漏 えいした 場 合 において 災 害 の 発 生 拡 大 を 防 止 するためガ スの 供 給 を 停 止 したことなど 5
(2) 供 給 段 階 1 供 給 段 階 全 体 の 状 況 供 給 段 階 におけるガス 報 告 件 数 は 258 件 と 前 年 と 比 べて 29 件 増 加 し 2015 年 の 事 故 件 数 全 体 の 48%を 占 めた 原 因 別 にみると 例 年 と 同 様 に 他 社 工 事 による が 120 件 と 前 年 より 30 件 増 加 し 供 給 段 階 中 最 多 の5 割 弱 を 占 めた また 経 年 劣 化 による を 含 むガス 工 作 物 の 不 備 による は 16 件 減 少 して 55 件 導 管 工 事 等 の 自 社 工 事 による は2 件 増 加 して 18 件 となった 死 傷 者 を 伴 う については 死 亡 は 1 件 で 死 亡 者 数 は 1 人 負 傷 は 15 件 と 前 年 の 12 件 から 3 件 増 加 した 表 -6 原 因 別 の 供 給 段 階 ( 単 位 : 件 人 ) 自 社 工 事 による 20 12 17 14 16 18 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 1(1) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 8(12) 4(9) 7(13) 5(6) 10(15) 6(9) カ ス 工 作 物 の 不 備 による 45 44 54 53 71 55 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 3(3) 5(10) 0(0) 3(3) 0(0) 1(1) 他 社 工 事 による 61 61 70 72 90 120 事 前 照 会 有 り 12 17 18 14 20 38 事 前 照 会 なし 49 44 52 58 70 82 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 5(5) 11(16) 6(7) 6(8) 1(1) 8(10) その 他 45 42 44 45 52 65 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0(0) 3(3) 0(0) 1(1) 0(0) 0(0) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 0(0) 4(15) 0(0) 1(8) 1(1) 0(0) 供 給 段 階 合 計 171 159 185 184 229 258 死 亡 件 数 ( 死 亡 者 数 ) 0(0) 3(3) 0(0) 1(1) 0(0) 1(1) 負 傷 件 数 ( 負 傷 者 数 ) 16(20) 24(50) 13(20) 15(25) 12(17) 15(20) 2 供 給 段 階 の 原 因 別 の 詳 細 (ア) 自 社 工 事 による 自 社 工 事 による は 死 傷 が 前 年 より3 件 減 少 して7 件 となり 供 給 段 階 における 負 傷 の4 割 を 占 めている 現 象 別 にみると 漏 えい 着 火 爆 発 は6 件 としたものの 供 給 支 障 は8 件 生 ガス 中 毒 酸 欠 は1 件 避 難 交 通 困 難 は2 件 と 前 年 より 増 加 した 6
表 -7 現 象 別 自 社 工 事 による ( 単 位 : 件 ) 供 給 支 障 10 4 6 3 4 8 生 ガス 中 毒 酸 欠 1 0 2 2 0 1 漏 えい 着 火 爆 発 9 6 6 4 11 6 避 難 交 通 困 難 ( ) 3 3 3 5 0 2 その 他 0 0 0 0 1 1 自 社 工 事 計 20 12 17 14 16 18 交 通 困 難 は ガス 漏 えい 又 はそのおそれによる 周 囲 への 被 害 を 防 止 するための 措 置 として 何 らかの 交 通 規 制 を 行 った もの (イ)ガス 工 作 物 の 不 備 による ガス 工 作 物 の 不 備 による は 前 年 より 16 件 減 少 して 55 件 となり 供 給 段 階 の 約 2 割 を 占 めた また 死 亡 は 発 生 しなかったものの 負 傷 が1 件 発 生 した 現 象 別 に 見 ると 避 難 交 通 困 難 が 37 件 と 最 多 であり これと 供 給 支 障 の 13 件 で 約 9 割 を 占 めている また ガス 工 作 物 の 不 備 による の 要 因 としては 自 然 劣 化 が 52 件 と そのほとん どを 占 めている なお 発 生 箇 所 別 にガス 工 作 物 の 不 備 による を 見 ると 本 支 管 は 11 件 供 給 管 は 11 件 内 管 は 33 件 ガスメータは 0 件 となっており 2015 年 は 全 て 導 管 で 発 生 している 表 -8 現 象 別 ガス 工 作 物 の 不 備 による ( 単 位 : 件 ) 供 給 支 障 15 12 11 14 10 13 生 ガス 中 毒 酸 欠 0 0 0 0 0 0 着 火 爆 発 6 7 3 3 8 7 避 難 交 通 困 難 ( 1) 26 25 42 36 55 37 工 作 物 不 備 計 ( 2) 45 43 54 53 71 55 1 交 通 困 難 は ガス 漏 えい 又 はそのおそれによる 周 囲 への 被 害 を 防 止 するための 措 置 として 何 らかの 交 通 規 制 を 行 ったもの 2 現 象 については 重 複 があるため 合 計 とは 一 致 しない 表 -9 ガス 工 作 物 の 不 備 による の 要 因 ( 単 位 : 件 ) 自 然 劣 化 32 31 39 50 67 52 継 ぎ 手 緩 み 2 3 4 2 0 2 施 工 不 完 全 2 1 3 0 2 1 折 損 2 1 5 1 0 0 保 守 不 備 2 1 0 0 1 0 その 他 5 7 3 0 1 0 工 作 物 不 備 計 45 44 54 53 71 55 7
(ウ) 他 社 工 事 による 他 社 工 事 による 報 告 件 数 は 前 年 に 比 べて 30 件 増 加 して 120 件 となった また 負 傷 は 前 年 に 比 べて2 件 増 加 し3 件 となった 現 象 別 にみると 避 難 交 通 困 難 が 前 年 に 比 べ 22 件 増 加 し 86 件 と 引 き 続 き 最 多 となったほか 供 給 支 障 は 前 年 に 比 べ 11 件 増 加 し 29 件 となった 一 方 漏 えい 着 火 爆 発 は4 件 増 加 し 13 件 となった また ガス 会 社 に 対 する 事 前 照 会 がなかった 事 案 が 前 年 に 比 べて 12 件 増 加 して 82 件 となった なお 他 社 工 事 の 発 生 した 場 所 をみると 需 要 家 敷 地 内 で 発 生 した が 71 件 であり 他 社 工 事 全 体 の 約 6 割 を 占 めた 敷 地 内 で 発 生 した のうち 解 体 工 事 中 の が 31 件 と 最 も 多 く 次 いで 改 装 工 事 が 12 件 と 多 かった また 事 前 照 会 がなされたも のの が 起 こった 原 因 としては 事 前 照 会 時 の 協 議 内 容 どおりに 工 事 が 行 われなかっ たものが 最 も 多 かった 表 -10 現 象 別 他 社 工 事 による ( 単 位 : 件 ) 供 給 支 障 13 15 14 15 18 29 生 ガス 中 毒 酸 欠 0 0 0 0 0 0 漏 えい 着 火 爆 発 12 19 14 17 9 13 避 難 交 通 困 難 ( 1) 36 31 44 40 64 86 他 社 工 事 計 ( 2) 61 61 70 72 90 120 事 前 照 会 あり 12 17 18 14 20 38 事 前 照 会 なし 49 44 52 58 70 82 1 交 通 困 難 は ガス 漏 えい 又 はそのおそれによる 周 囲 への 被 害 を 防 止 するための 措 置 として 何 らかの 交 通 規 制 を 行 ったもの 2 現 象 については 重 複 があるため 合 計 とは 一 致 しない ( 参 考 ) 建 設 工 事 関 係 統 計 ( 国 土 交 通 省 ) 新 設 住 宅 着 工 戸 数 :987,254 戸 ( 平 成 25 年 度 ) 再 建 築 戸 数 :103,406 戸 ( 平 成 25 年 度 ) ( 注 ) 既 存 の 住 宅 の 全 部 又 は 一 部 を 除 去 し 引 き 続 き 当 該 敷 地 内 において 住 宅 を 着 工 建 築 物 リフォーム リニューアル 工 事 受 注 件 数 :3,795,776 件 ( 平 成 25 年 度 下 期 ) ( 注 ) 住 宅 に 係 るリフォーム リニューアル 工 事 受 注 件 数 (3) 消 費 段 階 1 消 費 段 階 全 体 の 動 向 消 費 段 階 は 前 記 1.(2)で 述 べた 安 全 安 心 に 対 する 意 識 の 高 まり 等 を 背 景 に 近 年 (2009 年 以 降 )その 件 数 は 増 加 傾 向 にあり 2013 年 は 前 年 に 比 べ 2 倍 以 上 に 増 加 した が 2014 年 は 前 年 に 比 べ 26% 程 度 減 少 し 2015 年 は 前 年 に 比 べ 38% 程 度 減 少 している 2013 年 から 2015 年 の 増 減 は FF 式 レンジフード 型 給 湯 器 のケーシング 変 形 による 件 数 の 増 減 が 主 な 要 因 である なお 本 件 は ガス 事 業 者 および 機 器 メーカーが 積 極 的 に 点 検 部 品 交 換 を 実 施 している 過 程 で 多 く 発 見 されたもので 原 因 は 当 該 機 器 のガス 開 閉 弁 の 故 障 ( 経 年 劣 化 )により 機 器 内 に 滞 留 した 未 燃 ガスへの 異 常 着 火 によるものと 推 定 されている 死 傷 者 を 伴 う については 2011 年 から 2013 年 までは 死 亡 は 発 生 しなかったが 2014 年 には1 件 発 生 ( 一 酸 化 炭 素 中 毒 )し 2015 年 にも1 件 発 生 ( 一 酸 化 炭 素 中 毒 事 故 )している また 人 身 の 件 数 は 前 年 より9 件 減 少 し 17 件 であった 一 酸 化 炭 素 中 毒 は 前 年 より4 件 減 少 している 8
2 現 象 別 にみた 消 費 段 階 の 状 況 2015 年 に 発 生 した 消 費 段 階 の について 現 象 別 にみると 件 数 は 漏 えい 着 火 に 係 るものが 264 件 ( 消 費 段 階 総 数 の 98.1%) 不 完 全 燃 焼 (CO 中 毒 )に 係 るもの が5 件 ( 消 費 段 階 総 数 の 1.9%)となっており 漏 えい 着 火 に 係 るものがそのほ とんどを 占 めている 一 方 人 身 は 漏 えい 着 火 に 係 るものが 12 件 ( 消 費 段 階 件 数 の 4.5%) CO 中 毒 が5 件 ( 消 費 段 階 件 数 の 1.9%)であった 表 -11 現 象 別 消 費 段 階 ( 単 位 : 件 人 ) 漏 えい 着 火 191 283 270 574 426 264 うち 人 身 10 11 15 11 16 12 死 亡 者 数 0 0 0 0 0 0 負 傷 者 数 11 14 16 11 18 12 不 完 全 燃 焼 (CO 中 毒 ) 9 8 2 1 9 5 うち 人 身 9 8 2 1 9 5 死 亡 者 数 1 0 0 0 1 1 負 傷 者 数 ( 1) 23 14 14 3 15 12 その 他 不 明 1 0 4 0 1 0 うち 人 身 0 0 3 0 1 0 死 亡 者 数 0 0 0 0 0 0 負 傷 者 数 ( 1) 0 0 4 0 1 0 消 費 段 階 計 201 291 276 575 436 269 うち 人 身 19 19 20 12 26 17 死 亡 者 数 1 0 0 0 1 1 負 傷 者 数 ( 1) 34 28 34 14 34 24 1 負 傷 者 には 中 毒 者 を 含 む 発 生 件 数 を 分 母 として 1 件 あたりの 死 傷 者 数 で 見 てみると 2015 年 は 漏 えい 着 火 に 係 るものは 0.05 人 / 件 CO 中 毒 に 係 るものは 2.6 人 / 件 であり CO 中 毒 の 方 が 非 常 に 多 い このようにCO 中 毒 は 発 生 件 数 自 体 は 少 なくても が 発 生 した 場 合 に は 多 数 の 死 傷 者 を 発 生 させる 重 大 な 結 果 に 至 る 場 合 が 多 い 表 -12 現 象 別 にみた 一 件 当 たりの 死 傷 者 数 ( 単 位 : 件 人 人 / 件 ) 漏 えい 着 火 死 傷 者 数 11 14 16 11 18 12 件 数 191 283 270 574 426 264 一 件 当 たりの 死 傷 者 数 0.06 0.05 0.06 0.02 0.04 0.05 CO 中 毒 死 傷 者 数 24 14 14 3 16 13 件 数 9 8 2 1 9 5 一 件 当 たりの 死 傷 者 数 2.7 1.8 7.0 3.0 1.8 2.6 9
3 不 完 全 燃 焼 によるCO 中 毒 について (ア)CO 中 毒 の 発 生 件 数 と 被 害 状 況 2015 年 のCO 中 毒 の 発 生 状 況 は 件 数 は5 件 であり 前 年 の9 件 から4 件 減 少 した 2008 年 以 降 2013 年 までは 減 少 傾 向 が 見 られていたが 2014 年 は 増 加 に 転 じ 2015 年 は 減 少 した CO 中 毒 は 定 義 上 いずれも 死 傷 となるが 死 亡 者 については 2011 年 から3 年 連 続 発 生 していなかったが 2014 年 は 死 亡 者 が1 人 発 生 し 負 傷 者 につ いても 15 人 で 前 年 から 12 人 増 加 した 2015 年 は 死 亡 者 が1 人 発 生 し 負 傷 者 について は 12 人 で 前 年 から3 人 減 少 した (イ) 場 所 別 の 発 生 状 況 2015 年 のCO 中 毒 は 一 般 需 要 家 において3 件 が 発 生 し 業 務 用 需 要 家 において 2 件 が 発 生 した 表 -13 需 要 家 の 属 性 別 にみたCO 中 毒 件 数 及 び 死 傷 者 数 ( 単 位 : 件 人 ) 業 務 用 需 要 家 6 8 2 0 5 2 死 亡 者 数 0 0 0 0 0 0 中 毒 者 数 20 14 14 0 8 9 うち 厨 房 内 5 6 1 0 4 1 死 亡 者 数 0 0 0 0 0 0 中 毒 者 数 13 10 1 0 7 2 一 般 需 要 家 用 その 他 3 0 0 1 4 3 死 亡 者 数 1 0 0 0 1 1 中 毒 者 数 3 0 0 3 7 3 参 考 -2 不 完 全 燃 焼 によるCO 中 毒 の 発 生 場 所 別 の 件 数 及 び 死 傷 者 数 ( 単 位 : 件 人 ) 件 数 件 数 件 数 件 数 件 数 件 数 死 傷 者 数 死 傷 者 数 住 居 3 4 0 0 0 0 1 3 4 8 3 4 飲 食 店 4 9 4 6 2 14 0 0 2 3 2 9 食 堂 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 工 場 等 0 0 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 学 校 等 1 4 1 2 0 0 0 0 2 4 0 0 その 他 1 7 2 3 0 0 0 0 1 1 0 0 合 計 9 24 8 14 2 14 1 3 9 16 5 13 2015 年 の 業 務 用 需 要 家 における 負 傷 者 は 漏 えい 着 火 爆 発 が 10 人 CO 中 毒 が9 人 で CO 中 毒 の 負 傷 者 数 は 業 務 用 需 要 家 全 体 の 47%を 占 めた なお 2012 年 以 前 CO 中 毒 に よる 負 傷 者 数 は 業 務 用 需 要 家 における 負 傷 者 数 の6 割 ~9 割 を 占 めている 死 傷 者 数 死 傷 者 数 死 傷 者 数 死 傷 者 数 10
参 考 -3 業 務 用 需 要 家 の 死 傷 者 数 総 数 に 対 するCO 中 毒 者 の 割 合 ( 単 位 : 人 ) 死 亡 人 数 0 0 0 0 0 0 漏 えい 着 負 傷 人 数 3 8 7 4 10 10 火 爆 発 合 計 3 8 7 4 10 10 死 亡 人 数 0 0 0 0 0 0 CO 中 毒 負 傷 人 数 20 14 14 0 8 9 合 計 20 14 14 0 8 9 死 傷 者 総 数 23 22 21 4 18 19 死 傷 者 総 数 に 対 するCO 中 毒 者 の 割 合 87.0% 63.6% 66.7% 0% 44.4% 47.4% 参 考 -4 給 排 気 方 式 別 のCO 中 毒 件 数 及 び 死 傷 者 数 ( 一 般 需 要 家 )( 単 位 : 件 人 ) 01-05 06-10 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 開 放 式 2.4 0.8 1 1 0 0 0 0 2 1 半 密 閉 式 3.6 2.6 4 2 0 0 0 1 0 1 密 閉 式 0.8 0.6 0 1 0 0 0 0 0 0 屋 外 式 1.6 1.2 1 2 3 0 0 0 2 1 その 他 0.4 0.4 1 1 0 0 0 0 0 0 件 数 計 8.8 6.0 7 7 3 0 0 1 4 3 死 亡 者 数 3.0 1.6 1 2 1 0 0 0 1 1 中 毒 者 数 11.8 9.2 13 10 3 0 0 3 7 3 ( 注 ) は 死 亡 が 発 生 したカテゴリー 参 考 -5 都 市 ガス 及 びLPガスの 業 務 用 厨 房 内 におけるCO 中 毒 件 数 ( 単 位 : 件 ) 都 市 ガス 需 要 家 5 6 1 0 4 2 LPガス 需 要 家 6 4 5 3 1 4 業 務 用 厨 房 内 合 計 11 10 6 3 5 4 4 発 生 箇 所 別 にみた 消 費 段 階 の 状 況 消 費 段 階 について 発 生 箇 所 別 にみると 2014 年 までは FF 式 レンジフード 型 給 湯 器 のケーシング 変 形 による が 2013 年 305 件 2014 年 116 件 発 生 したことにより 小 型 湯 沸 器 で 発 生 した が 最 も 多 かったが 2015 年 は 26 件 と ほぼ 一 巡 したと 思 われる 替 わって 2015 年 に 発 生 した 消 費 段 階 発 生 箇 所 別 で 最 も 多 かったのが 風 呂 釜 で 発 生 した で 66 件 ( 消 費 段 階 の 25%) 次 いで 大 型 湯 沸 器 の が 59 件 ( 消 費 段 階 の 22%)となっている また ガス 栓 から 器 具 接 続 部 まで(ガス 栓 ゴム 管 ガスコ ード 接 続 具 )が 消 費 段 階 の 25%を 占 めている 11
表 -14 発 生 箇 所 別 消 費 段 階 ( 単 位 : 件 ) ガス 栓 18 23 26 15 23 17 ゴム 管 36 26 24 27 36 20 ガスコード 7 6 6 6 5 7 接 続 具 12 19 7 9 10 10 風 呂 釜 57 112 111 91 95 66 大 型 湯 沸 器 ( 1) 26 47 38 69 90 59 小 型 湯 沸 器 ( 1) 7 12 25 314 117 30 家 庭 用 ガスこんろ 10 12 14 22 21 23 業 務 用 厨 房 機 器 11 17 12 10 19 19 その 他 ( 2) 15 17 13 12 20 18 消 費 段 階 合 計 201 291 276 575 436 269 1 大 型 湯 沸 器 は 12kW を 超 えるもの 小 型 湯 沸 器 は 12kW 以 下 のもの 2 その 他 には 不 明 調 査 中 のものを 含 む 参 考 -6 発 生 箇 所 別 報 告 件 数 ( 業 務 用 厨 房 機 器 ) ( 単 位 : 件 ) 業 務 用 こんろ 0 2 2 0 1 2 業 務 用 レンジ 0 2 1 1 0 4 業 務 用 オーブン 0 4 3 1 2 0 業 務 用 オーブンレンジ 6 1 3 3 5 5 業 務 用 めんゆで 器 0 3 1 1 4 1 業 務 用 フライヤー 1 0 0 0 0 0 業 務 用 食 器 洗 浄 機 1 1 1 0 2 1 その 他 3 4 1 4 5 6 合 計 11 17 12 10 19 19 (ア) 風 呂 釜 における が 発 生 した 風 呂 釜 の 給 排 気 方 式 を 比 較 したところ 昨 年 に 引 き 続 きBF 式 風 呂 釜 が 53 件 ( 前 年 と 比 べ 19 件 減 少 )と 最 も 多 い また 屋 外 式 風 呂 釜 が 前 年 と 比 べ 13 件 減 少 し 8 件 となっている 2015 年 における は 一 酸 化 炭 素 中 毒 により1 人 が 死 亡 する が 発 生 したが そ れ 以 外 は 人 身 の 発 生 はなく 全 て 機 器 が 変 形 する 程 度 の 軽 微 なものだった 12
表 -15 給 排 気 方 式 別 風 呂 釜 件 数 ( 単 位 : 件 人 ) 半 密 閉 式 CF 式 3 9 1 2 2 5 FE 式 0 0 0 0 0 0 密 閉 式 BF 式 47 91 91 73 72 53 FF 式 0 0 0 1 0 0 屋 外 式 7 12 19 15 21 8 合 計 57 112 111 91 95 66 うち 人 身 件 数 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 死 亡 者 数 負 傷 者 数 1 1 0 0 0 1 半 密 閉 式 : 燃 焼 用 空 気 ( 給 気 )を 屋 内 からとり 燃 焼 排 ガス( 排 気 )を 屋 外 に 排 出 する 方 式 密 閉 式 : 燃 焼 用 空 気 ( 給 気 )を 屋 外 からとり 燃 焼 排 ガス( 排 気 )を 屋 外 に 排 出 する 方 式 屋 外 式 : 屋 外 に 設 置 し 給 排 気 を 屋 外 で 行 うもの CF 式 : 自 然 排 気 式 (Conventional Flue) 自 然 通 気 力 により 燃 焼 排 ガスを 屋 外 に 排 出 するもの FE 式 : 強 制 排 気 式 (Forced Exhaust) 燃 焼 排 ガスを 排 気 用 送 風 機 を 用 いて 屋 外 に 排 出 するもの BF 式 : 自 然 給 排 気 式 (Balanced Flue) 自 然 通 気 力 により 給 排 気 を 行 うもの FF 式 : 強 制 給 排 気 式 (Forced Draft Balanced Flue) 給 排 気 用 送 風 機 により 給 排 気 を 行 うもの 2 屋 外 式 には 実 際 に 屋 外 に 設 置 しているCF 式 を 含 めている 風 呂 釜 における の 原 因 は 点 火 の 繰 返 し 点 火 つまみ 誤 操 作 等 により 未 燃 ガスが 機 器 内 に 滞 留 した 結 果 異 常 着 火 が 生 じたものが 全 体 の 約 6 割 を 占 めている 1 0 表 -16 原 因 別 風 呂 釜 ( 単 位 : 件 ) 未 燃 ガスの 異 常 着 火 45 90 83 65 60 42 点 火 繰 返 し/ 点 火 つまみ 誤 操 作 40 66 65 44 41 22 冠 水 5 24 18 21 19 20 不 完 全 燃 焼 ( 養 生 他 ) 0 0 1 0 0 1 劣 化 損 傷 6 7 9 7 6 7 機 器 製 作 不 完 全 4 8 0 14 11 4 作 業 ミス( 設 置 時 修 理 時 ) 1 0 1 1 2 0 その 他 1 7 8 4 16 12 風 呂 釜 計 57 112 111 91 95 66 (イ) 湯 沸 器 における 2015 年 の 湯 沸 器 の 件 数 は 89 件 で 前 年 より 118 件 と 大 幅 に 減 少 した これは FF 式 レ ンジフード 型 給 湯 器 のケーシング 変 形 による 件 数 が 大 幅 に 減 少 したことが 要 因 である が 引 き 続 き 26 件 の が 発 生 している この を 除 く 原 因 としては 給 排 気 口 閉 塞 によるものが 35 件 と 多 数 を 占 めている 中 でも 塗 装 を 行 う 際 に 給 排 気 口 を 養 生 シート で 塞 いでしまうこと 等 によるものが 20 件 と 給 排 気 口 閉 塞 による の 57%を 占 めている また 落 雪 により 排 気 部 ( 排 気 カバー)が 閉 塞 された 状 態 で 機 器 を 運 転 させたことにより 機 器 内 部 に 滞 留 した 未 燃 ガスに 点 火 時 のスパークが 引 火 したことによる 物 損 が 11 件 と 前 年 から 17 件 減 少 している 13
表 -17 ガス 消 費 機 器 の 給 排 気 口 閉 塞 に 係 る 件 数 ( 単 位 : 件 ) 湯 沸 器 における 33 59 64 383 207 89 うち 給 排 気 口 閉 塞 9 19 24 52 68 35 うち RF 式 大 型 湯 沸 器 の 16 35 28 61 81 49 うち 給 排 気 口 閉 塞 8 19 15 48 65 33 うち 養 生 6 13 10 23 30 18 参 考 -7 給 排 気 別 原 因 別 にみた 湯 沸 器 の 件 数 (2015 年 ) ( 単 位 : 件 ) 給 排 気 方 式 小 型 湯 沸 器 大 型 湯 沸 器 原 因 合 計 開 放 式 FF 式 RF 式 FF 式 その 他 点 火 繰 り 返 し 3 0 2 0 1 6 腐 食 劣 化 1 0 11 5 0 17 給 排 気 設 備 異 常 0 0 34 3 0 37 うち 給 排 気 口 閉 塞 0 0 33 2 0 35 うち 養 生 0 0 18 2 0 20 作 業 ミス 0 0 1 0 0 1 機 器 製 作 不 完 全 0 26 0 0 0 26 その 他 不 明 0 0 1 0 1 2 合 計 4 26 49 8 2 89 (ウ) 風 呂 釜 湯 沸 器 以 外 の 消 費 機 器 における 風 呂 釜 及 び 湯 沸 器 以 外 の 消 費 機 器 の 原 因 は それぞれ 以 下 のとおり < 家 庭 用 ガスこんろ> 23 件 発 生 しており 原 因 としては 劣 化 損 傷 (13 件 )が 多 かった <ガス 栓 > 17 件 発 生 しており 原 因 としては 消 費 者 の 誤 開 放 (13 件 )が 多 かった <ゴム 管 > 20 件 発 生 しており 原 因 としては 接 続 不 良 (9 件 ) 及 び 劣 化 損 傷 (8 件 )が 多 か った < 接 続 具 > 10 件 発 生 しており 原 因 は 不 適 切 な 使 用 (6 件 )が 多 かった < 業 務 用 厨 房 機 器 > 19 件 発 生 しており 原 因 としては 誤 操 作 (10 件 )が 多 かった <ガスコード> 7 件 発 生 しており 原 因 は 接 続 不 良 (5 件 )が 多 かった 14