目 次 1. TS-590 シリーズの USB オーディオ 機 能 について... 2 2. USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 のしくみ... 3 3. ARUA-10 のインストール... 4 3.1 システム 要 件... 4 3.2 インストール... 4 3.3 仮 想 COM ポートドライバーについて... 5 4. 設 定 方 法... 6 4.1 無 線 機 の 設 定... 6 4.1.1 背 面 端 子 からの 音 声 入 力 経 路 の 設 定... 6 4.1.2 オーディオの 入 出 力 レベルの 設 定... 6 4.1.3 外 部 オーディオ 出 力 へのビープ 混 合 設 定... 6 4.1.4 データ VOX 設 定... 7 4.1.5 データ VOX ディレイ タイム 設 定... 7 4.1.6 データ VOX ゲイン 設 定... 7 4.1.7 PF キーへの DATA SEND 機 能 の 割 り 当 て... 7 4.2 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 の 送 信 手 段 の 設 定... 8 4.3 ARUA-10 の 設 定... 9 5. 制 限 事 項 重 要!... 12 5.1 USB 端 子 から 接 続 したときの 制 限 事 項... 12 免 責 事 項 : ドキュメントに 記 載 された 内 容 の 正 確 性 について 万 全 を 期 しておりますが 誤 解 を 生 む 可 能 性 の ある 記 載 や 誤 植 を 含 む 可 能 性 があります それらによって 生 じたいかなる 損 害 に 関 しても 株 式 会 社 JVC ケンウッドは 一 切 の 責 任 を 負 いません 株 式 会 社 JVC ケンウッドは 本 ドキュメントに 記 載 された 製 品 情 報 などを 予 告 なしに 修 正 や 改 善 を 行 うことがあります それらによって 生 じたいかなる 損 害 に 関 しても 株 式 会 社 JVC ケンウッドは 一 切 の 責 任 を 負 いません Windows は Microsoft Corporation の 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です Bluetooth は 米 国 Bluetooth SIG, Inc.の 登 録 商 標 または 商 標 です これ 以 降 に 記 されている 全 ての 商 品 の 名 称 は それぞれのメーカーの 商 標 または 登 録 商 標 です 本 文 中 では や を 省 略 しています 1
1. TS-590 シリーズの USB オーディオ 機 能 について TS-590 シリーズ(TS-590S/ D/ V: 以 降 TS-590 と 記 します )は PC と USB ケーブルで 接 続 したときに USB オーディオ 機 能 を 使 って PC のスピーカーから 受 信 音 声 を 出 力 させたり PC のマイクに 入 力 する 音 声 を 送 信 することができます この 設 定 ガイドは USB オーディオ 機 能 を 使 うための TS-590 の 設 定 と PC 側 で USB オーデ ィオ 信 号 の 入 出 力 経 路 を 制 御 するソフトウェア ARUA-10 についての 説 明 をします 重 要 USB オーディオは 原 理 上 避 けられない 遅 延 が 発 生 します このため 遅 延 が 問 題 と なるような 運 用 ( 例 :コンテストやパイルアップなど クイックレスポンスが 必 要 な 運 用 )に はお 使 いいただけません その 他 の 制 限 事 項 は 6. 制 限 事 項 の 章 を 参 照 してください USB オーディオ 機 能 を 使 うためには 無 線 機 だけでなく PC に 関 する 知 識 が 必 要 です 弊 社 では PC の 導 入 やお 客 様 の PC に 関 するサポートは 一 切 行 いませんのでご 承 知 おきください 株 式 会 社 ケンウッドは 本 ドキュメントや ARUA-10 ソフトウェアを 使 用 した 結 果 お 客 様 の 誤 った 設 定 不 具 合 や 誤 動 作 などによって 通 信 や 通 話 の 機 会 を 逸 したために 発 生 した 損 害 などの 付 随 的 な 損 害 に 対 する 責 任 を 負 わないものとします 2
2. USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 のしくみ 下 の 図 を 用 いて USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 のしくみを 説 明 します 図 1:USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 のしくみ 左 側 にあるのが TS-590 で 右 側 の 大 きな 四 角 で 囲 った 部 分 が PC を 示 しています TS-590 と PC は USB ケーブルで 接 続 されています 右 端 にあるのは PC に 接 続 されているマイクとス ピーカーです まず 受 信 音 声 について 説 明 します TS-590 からの 受 信 音 声 は USB ケーブルを 経 由 して PC に 入 力 され PC に 接 続 されているスピーカーに 出 力 されます PC の 内 部 では USB オーディオデバイスからの 入 力 信 号 を スピーカーが 接 続 されているオ ーディオデバイスに 出 力 するための 信 号 経 路 の 橋 渡 しが 必 要 です 次 に 送 信 音 声 について 説 明 します PC に 接 続 されているマイクに 入 力 した 音 声 は USB ケ ーブルを 経 由 して TS-590 に 入 力 され 送 信 されます PC 内 部 では マイクが 接 続 されているオーディオデバイスの 入 力 信 号 を USB オーディオデ バイスの 出 力 するための 信 号 経 路 の 橋 渡 しが 必 要 です この PC 内 部 における 信 号 経 路 の 橋 渡 しの 役 目 をするソフトウェアが ARUA-10 です PC に 接 続 されたスピーカーやマイクロフォンが 複 数 ある 場 合 でも ARUA-10 を 使 うことによっ て どのスピーカーとマイクロフォンを 使 って 無 線 機 の 運 用 をするかを 決 めることができます 3
3. ARUA-10 のインストール 3.1 システム 要 件 ARUA-10 を 使 うためには PC が 以 下 の 要 件 を 満 たしている 必 要 があります 項 目 CPU メモリー HDD CD-ROM/ DVD-ROM ドライ ブ USB ポート 入 出 力 機 器 ディスプレイ サウンド 機 能 OS 表 1 PC 必 要 要 件 仕 様 各 OS で 推 奨 されている CPU 以 上 各 OS が 推 奨 するシステム メモリー 以 上 100 [MB] 以 上 の 空 き 容 量 必 要 ありません 上 記 システム 構 成 1 の 場 合 1 つの USB2.0 ポート キーボード マウス マイクロフォン スピーカー XGA(1024 768) 以 上 の 解 像 度 のディスプレイ 必 須 Windows Vista (Service Pack 2 以 降 ) (32-bit) Windows 7 (Service Pack 1 以 降 ) (32-bit または 64-bit) Windows 8 (RTM 以 降 ) (32-bitまたは 64-bit) Windows 8.1 (RTM 以 降 ) (32-bit または 64-bit) 3.2 インストール 弊 社 ウェブサイト http://www2.jvckenwood.com/faq/com/ts_590/index.html から ARUA-10 をダウンロードし PC へインストールします USB オーディオ 機 能 に 必 要 なドライバーは TS-590 を USB ケーブルで PC にはじめて 接 続 し たときに 自 動 的 にインストールされます TS-590 を USB ケーブルで 接 続 して ARCP-590 や PC コントロールコマンドを 使 用 する 場 合 は 仮 想 COM ポートドライバー のインストールが 必 要 です http://www2.jvckenwood.com/faq/com/ts_590/index.html からダウンロードし PC へインス トールします 4
3.3 仮 想 COM ポートドライバーについて TS-590 を USB ケーブルで PC にはじめて 接 続 したときに PC の 画 面 に 新 しいハードウェア の 検 出 ウィザード が 表 示 されます これは 仮 想 COM ポート のインストールを 促 すもので す ARCP-590 や PC コントロールコマンドを 使 用 しない 場 合 仮 想 COM ポートドライバー のイ ンストールは 不 要 ですが インストールしておかないと USB ケーブルを 接 続 するたびに 毎 回 このウィザードが 表 示 されますので インストールされることをおすすめします 新 しいハードウェアの 検 出 ウィザード が 表 示 されたときに 仮 想 COM ポートドライバー を まだインストールしていない 場 合 は 一 旦 キャンセル をクリックして 仮 想 COM ポートドライ バー を 先 にインストールしてください 仮 想 COM ポートドライバー のインストール 方 法 の 詳 細 については 上 記 のダウンロード ページの 内 容 を 参 照 してください 5
4. 設 定 方 法 4.1 無 線 機 の 設 定 USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 をするために 必 要 な 無 線 機 側 (TS-590)の 設 定 をします (TS-590 の 操 作 方 法 については 取 扱 説 明 書 を 参 照 してください ) 4.1.1 背 面 端 子 からの 音 声 入 力 経 路 の 設 定 背 面 端 子 から 入 力 される 音 声 には ACC2 コネクターから 入 力 される 経 路 と USB コネクタ ーから USB オーディオ 機 能 によって 入 力 される 経 路 の 2 種 類 があります USB コネクター に 入 力 される 音 声 を 送 信 するためには 以 下 のメニューを 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 する 値 63 データ 通 信 用 のオーディオ 入 力 端 子 の 設 定 USB 初 期 設 定 は ACC2 です 4.1.2 オーディオの 入 出 力 レベルの 設 定 PC からの 送 信 音 声 の 入 力 レベル PC への 受 信 音 声 の 出 力 レベルは 以 下 のメニューで 調 整 します メニューNo. 機 能 設 定 範 囲 64 USB オーディオの 入 力 レベル 設 定 0~9 65 USB オーディオの 出 力 レベル 設 定 0~9 初 期 設 定 は 全 て 4 です 4.1.3 外 部 オーディオ 出 力 へのビープ 混 合 設 定 TS-590 の 初 期 状 態 では ACC2 コネクターから 出 力 される 音 声 と USB コネクターから 出 力 される USB オーディオ 信 号 には ビープ 音 やサイドトーンなどを 含 まない 受 信 信 号 音 声 のみ が 出 力 されます ビープ 音 やサイドトーンなどを 含 んだ 無 線 機 のスピーカーから 出 力 されるものと 同 じ 音 声 を 外 部 に 出 力 するためには 以 下 のメニューを 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 する 値 68 外 部 オーディオ 出 力 へのビープ 混 合 ON 初 期 設 定 は OFF です 参 考 : データ 通 信 を 行 うには この 機 能 を OFF にします 6
4.1.4 データ VOX 設 定 背 面 端 子 から 入 力 される 音 声 によって VOX 機 能 をはたらかせるかどうかを 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 する 値 69 データ VOX ON または OFF 初 期 設 定 は OFF です 注 意 : この 機 能 が ON になっているときは 目 的 の 送 信 音 声 以 外 にも PC が 発 する 全 ての 音 によって 送 信 されますので 十 分 ご 注 意 ください 初 めてこの 機 能 を 使 うときは TS-590 にダミーロードを 接 続 して 確 認 調 整 されること をお 勧 めします 4.1.5 データ VOX ディレイ タイム 設 定 データ VOX 機 能 を 使 う 場 合 の VOX ディレイ タイムを 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 範 囲 70 データ VOX ディレイ タイム 0~100 初 期 設 定 は 50 です 4.1.6 データ VOX ゲイン 設 定 データ VOX 機 能 を 使 う 場 合 の VOX ゲインを 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 範 囲 71 データ VOX ゲイン 0~100 初 期 設 定 は 50 です 4.1.7 PF キーへの DATA SEND 機 能 の 割 り 当 て 背 面 端 子 から 入 力 される 音 声 の 送 信 をテストするときのために PF キーに DATA SEND 機 能 を 設 定 しておきます ここでは 例 として PF A キーに 設 定 します メニューNo. 機 能 設 定 する 値 79 前 面 パネルキーの PF A キー 205 初 期 設 定 は 200(VOICE1)です DATA SEND 機 能 を 設 定 した[PF] キーにより 背 面 端 子 から 入 力 される 音 声 の 送 信 状 態 と 受 信 状 態 を 切 り 替 えることができます 7
4.2 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 の 送 信 手 段 の 設 定 TS-590 に 接 続 されたマイクの PTT や TS-590 の 操 作 パネルにある SEND キーは TS-590 に 接 続 されたマイクに 入 力 される 音 声 の 送 信 手 段 になっているため これらを 操 作 しても USB オーディオ 信 号 で 入 力 される 音 声 を 送 信 することができません USB オーディオ 信 号 で 入 力 される 音 声 を 送 信 させるためには 以 下 のいずれかの 方 法 を 選 択 してください ARCP-590 を 使 って 送 信 する ARCP-590 では 画 面 上 の SEND キーを 操 作 したときに 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 を 送 信 させるようにするための 設 定 があります ARCP-590 の ツール メニューから 送 信 制 御 の 設 定 を 選 択 すると 送 信 制 御 の 設 定 ウィンドウが 表 示 されます 上 記 ウィンドウ 内 の 変 調 ライン 設 定 で ACC2/ USB を 選 び さらに USB を 選 択 します 詳 細 は ARCP-590 のヘルプを 参 照 してください (ARCP-590 は 弊 社 ウェブサイトから ダウンロードすることができます ) ACC2 コネクター 内 の PKS 端 子 を 使 って 送 信 する TS-590 の 背 面 の ACC2 コネクター 内 にある PKS 端 子 を Low レベルにすることで 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 を 送 信 することができます コネクターおよび 端 子 の 詳 細 は TS-590 の 取 扱 説 明 書 をご 参 照 ください DATA SEND 機 能 に 割 り 当 てた PF キーを 使 って 送 信 する PF キーに DATA SEND 機 能 を 割 り 当 てると PF キーを 操 作 したときに 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 を 送 信 することができます 詳 細 は 4.1.7 PF キーへの DATA SEND 機 能 割 り 当 て を 参 照 してください 8
4.3 ARUA-10 の 設 定 以 下 の 手 順 に 従 って ARUA-10 の 設 定 をします 1 TS-590 と PC を USB ケーブルで 接 続 しておきます 2 スタートボタン > プログラム > Kenwood > ARUA-10 と 選 択 し ARUA-10 を 起 動 します 3 ARUA-10 が 起 動 すると タスク トレイに アイコン が 表 示 されます このアイコンを 右 ク リックして 表 示 されるメニューから デバイスの 設 定 を 選 択 すると 以 下 のウィンドウが 開 きます このウィンドウでは 無 線 機 の 受 信 音 声 出 力 と 変 調 音 声 入 力 が どのサウンドデバイスに 該 当 しているかの 指 定 と PC に 接 続 されているマイクロフォンとスピーカーのサウンドデ バイスのうち どれを 使 うかの 指 定 をします 上 記 の 例 では PC に 認 識 されている 入 力 用 サウンドデバイスとして 以 下 の 3 種 類 があ ります マイク(USB オーディオデバイス) マイク(High Definition Audio) ライン 入 力 (High Definition Audio) 出 力 用 サウンドデバイスとしては 以 下 の 2 種 類 があります スピーカー(USB オーディオデバイス) 9
スピーカー(High Definition Audio) 表 示 される 内 容 は OS や 使 用 しているサウンドデバイスによって 異 なります 4 ウィンドウ 内 の 一 番 左 にある 無 線 機 の 受 信 出 力 の 部 分 を 設 定 します ここは 無 線 機 から 出 力 される 受 信 音 声 の 入 口 を 決 める 箇 所 です 受 信 音 声 は USB オーディオとして PC に 入 力 されるので マイク(USB オーディオデバイス) を 選 択 します 5 ウィンドウ 内 の 左 から 2 番 目 にある 無 線 機 の 変 調 入 力 の 部 分 を 設 定 します ここは 無 線 機 に 入 力 する 送 信 音 声 の 出 口 を 決 める 箇 所 です 送 信 音 声 は USB オーディオとして 無 線 機 に 出 力 されるので スピーカー(USB オーディオデバイス) を 選 択 します 6 ウィンドウ 内 の 左 から 3 番 目 にある パソコン の マイク の 部 分 を 設 定 します ここは 送 信 音 声 の 入 力 に 使 用 する PC のマイクロフォンを 指 定 する 箇 所 です 上 記 の 例 では マイク (High Definition Audio) を 選 択 します 7 ウィンドウ 内 の 一 番 右 にある パソコン の スピーカー の 部 分 を 設 定 します ここは 受 信 音 声 の 出 力 に 使 用 する PC のスピーカーを 指 定 する 箇 所 です 上 記 の 例 では スピーカー (High Definition Audio) を 選 択 します 受 信 音 声 テスト ボタンをクリックすると 選 択 したスピーカーからテスト 信 号 が 出 力 されま す 続 いて 以 下 の 手 順 に 従 って 送 信 音 声 の 経 路 が 意 図 したとおりに 設 定 されているかを 確 認 し ます 8 TS-590 にダミーロードを 接 続 します 9 TS-590 がスプリットモードになっているときはシンプレックスモードに 切 り 替 えて モードを SSB(USB または LSB)にします 10 送 信 モニター 機 能 を 有 効 にします 11 DATA SEND 機 能 を 設 定 した PF キーを 押 して 送 信 状 態 にします 12 ARUA-10 の 上 記 のウィンドウで 送 信 音 声 テスト ボタンをクリックします TS-590 の 内 蔵 スピーカーからテスト 信 号 が 出 力 されれば 正 常 に 設 定 されていることになります DATA SEND 機 能 を 設 定 した PF キーを 押 して 受 信 状 態 に 戻 します テスト 信 号 が 出 力 されなかった 場 合 は 設 定 内 容 を 確 認 してやりなおしてください 13 ARUA-10 の 上 記 のウィンドウで 保 存 ボタンをクリックして 設 定 を 登 録 します 14 ARUA-10 の 上 記 のウィンドウで 閉 じる ボタンをクリックして 設 定 を 完 了 します 10
15 タスク トレイに 表 示 されているアイコン を 右 クリックしてメニューを 表 示 させます その 中 から 開 始 を 選 択 します タスクトレイのアイコンが に 変 わり ARUA-10 が 動 作 を 開 始 します 11
5. 制 限 事 項 重 要! 5.1 USB 端 子 から 接 続 したときの 制 限 事 項 PC と TS-590 を USB ケーブルで 接 続 した 場 合 は USB オーディオ 機 能 を 使 って 送 受 信 音 を 伝 送 することができます しかし USB オーディオの 信 号 は 原 理 的 に 遅 延 が 発 生 することに 加 えて PC の 性 能 や 負 荷 状 態 などにより 更 なる 遅 延 や 音 切 れが 発 生 することがあります し たがいまして 遅 延 が 問 題 となるような 運 用 (コンテストやパイルアップなど 素 早 い 応 答 が 必 要 な 通 信 など)にはお 使 いいただけません また USB ケーブルで 接 続 しているときは 他 のソフトウェアが 発 する 警 告 音 や 音 楽 や 動 画 の 音 声 が PC のスピーカーから 出 力 されないことがあります さらに 無 線 機 の DATA VOX 機 能 が ON のときは USB ケーブルで PC と 無 線 機 を 接 続 した ままにしておくと PC から 発 する 音 により 無 線 機 が 送 信 を 開 始 する 場 合 があります 接 続 した ままにしておく 場 合 には 意 図 しない 送 信 を 防 ぐために DATA VOX 機 能 を OFF にしてくださ い PC や サウンド 機 能 の 組 合 せによっては USB オーディオ 機 能 が 正 しく 動 作 しないことがあり ます 弊 社 では お 客 様 の PC に 関 するサポートは 一 切 行 いませんのでご 承 知 おきください 12
6. よくある 質 問 以 下 に 過 去 に 寄 せられたご 質 問 弊 社 で 確 認 している 事 象 などをご 紹 介 します 導 入 質 問 USB オーディオのドライバーは ど こで 入 手 できますか 回 答 ドライバーの 入 手 は 不 要 です TS-590 と PC を USB ケーブルではじめて 接 続 したときに OS 標 準 のドライバーが 自 動 的 にインストールされます 制 約 事 項 が 多 数 ありますが USB オーディオ 機 能 を 使 った 運 用 は 実 際 にできるのでしょうか 通 常 の 運 用 と 全 く 同 じとはいきませんが 慣 れれば 一 般 的 な 交 信 においては 実 用 的 なレベルで 運 用 が 可 能 です ポイントは USB オーディオ 特 有 の 遅 延 に 慣 れることです スタンバイのタイミングなど 最 初 は 戸 惑 うことがあるかもしれません USB ヘッドセット Bluetooth ヘッド セットは 使 えますか お 使 いいただけますが USB ヘッドセット や Bluetooth ヘッドセットは 原 理 上 避 けら れない 遅 延 があるため マイクに 入 力 した 声 が 実 際 に 送 信 されるまでに 時 間 が 掛 かるこ とが 想 定 されます 受 信 した 音 声 も ヘッドホ ンに 出 力 されるまでには 少 し 時 間 が 掛 かりま す 遅 延 が 問 題 になる 運 用 をする 場 合 は 避 け たほうが 良 いかと 思 われます 13
運 用 質 問 送 / 受 信 音 がノイズっぽい また は 送 / 受 信 音 が 小 さいのです が どこを 確 認 調 整 すればよいで しょうか 回 答 USB オーディオの 入 出 力 レベルが 適 正 でな いかもしれません TS-590 のメニュー No.64, 65 を 調 整 してみてください 現 在 ご 使 用 中 の PC のサウンドデバイスの 仕 様 によることもありますので 別 のサウン ドカードや USB サウンドデバイスをお 試 しく ださい サウンドデバイスのドライバーが 更 新 されて いる 場 合 もありますので 確 認 してバージョ ンアップを 試 してみてください 無 線 機 からの 受 信 音 が PC のスピ ーカーから 聞 こえません TS-590 の USB オーディオ 出 力 レベルが 小 さすぎる 可 能 性 がありますので メニュー No.65 を 調 整 してみてください ARUA-10 の 設 定 が 間 違 っていると USB オ ーディオで PC 入 力 される 受 信 音 声 が PC の スピーカーから 出 力 されません 4.3 ARUA-10 の 設 定 を 参 照 して 設 定 を 確 認 してください PC のスピーカーやヘッドセットの 音 量 が 小 さ すぎる 可 能 性 があります 音 量 レベルを 確 認 してみてください またスピーカーやヘッドセットが 正 しく 接 続 さ れているか 確 認 してみてください 14
運 用 質 問 無 線 機 を 送 信 状 態 にしても PC の マイクに 入 力 した 音 声 が 送 信 され ません 回 答 TS-590 で 背 面 端 子 からの 音 声 入 力 経 路 の 設 定 が ACC2 になっていると USB オーデ ィオで TS-590 に 入 力 される 音 声 は 送 信 され ません 4.1.1 背 面 端 子 からの 音 声 入 力 経 路 の 設 定 を 参 照 して 設 定 を 確 認 してください TS-590 のマイク PTT SEND キーによる 送 信 では USB オーディオで TS-590 に 入 力 される 音 声 は 送 信 されません また ARCP-590 を 使 う 場 合 は 送 信 制 御 の 設 定 が 必 要 です 4.2 背 面 端 子 に 入 力 される 音 声 の 送 信 手 段 の 設 定 を 参 照 して 設 定 を 確 認 してくださ い ARUA-10 の 設 定 が 間 違 っていると USB オ ーディオで TS-590 に 入 力 される 音 声 は 送 信 されません 4.3 ARUA-10 の 設 定 を 参 照 して 設 定 を 確 認 してください PC のマイクや ヘッドセットがミュートされて いると 送 信 音 声 が PC から 出 力 されませ ん PC のサウンド 機 能 の 設 定 を 確 認 してくださ い PC のマイクに 入 力 した 音 声 で 無 線 機 が VOX 送 信 しません 背 面 端 子 からの 音 声 入 力 で VOX 送 信 をす るためには メニュー 設 定 が 必 要 です 4.1.4 データ VOX 設 定 4.1.6 データ VOX ゲイン 設 定 を 参 照 して 設 定 を 確 認 し てください 15
運 用 質 問 送 信 音 声 の 終 わりの 部 分 が 切 れ てしまいます 送 信 音 声 が 最 後 まで 出 力 されずに 受 信 に 戻 ってしまいます 回 答 ARCP-590 を 使 った 運 用 で PC のマイクを 使 って 送 信 しているときに 話 し 終 わってか らすぐに 受 信 に 戻 す 操 作 をすると USB オ ーディオ 信 号 の 伝 達 の 遅 延 により 送 信 音 声 が 伝 達 し 終 わるよりも 先 に 受 信 に 戻 って しまうことがあります このようなときは 以 下 にあげる 例 のように 運 用 方 法 を 少 し 変 えることで 回 避 できる 場 合 があります 送 信 終 了 時 は パワーや ALC メータを 見 ながら 無 線 機 に 音 声 の 入 力 が 無 くな ったところで 受 信 に 戻 すようする DATA VOX 機 能 を 使 用 する USB ヘッドセットや Bluetooth ヘッドセ ットは 使 用 せず 一 般 的 なステレオプラ グタイプのものを 使 う 16
運 用 質 問 DATA VOX 機 能 を ON にするだけ で マイクから 音 声 を 入 力 しなくて も 無 線 機 が 勝 手 に 送 信 してしまい ます マイクを 接 続 していなくても DATA VOX を ON にするだけで 無 線 機 が 送 信 することがあります 知 らないうちに 無 線 機 が 送 信 して います 回 答 DATA VOX 機 能 が ON のときは マイクが 内 蔵 されているノート PC などでは PC の 周 辺 で VOX 動 作 させるレベル 以 上 の 音 がある とその 音 声 が 無 線 機 に 伝 わり VOX 送 信 す ることがあります また 他 のソフトが 鳴 らす 音 が 無 線 機 に 伝 わり VOX 送 信 することが あります 以 下 の 方 法 をお 試 しください 4.1.6 データ VOX ゲイン 設 定 を 参 照 して VOX ゲインを 調 整 する ヘッドセットを 使 用 する 無 線 機 を 運 用 している 間 は 他 のソフト を 使 用 しない これらの 方 法 で 回 避 できない 場 合 は DATA VOX 機 能 を OFF にしてください また USB ケーブルで 無 線 機 と PC を 接 続 し たままにしておくと PC 上 の 他 のソフトが 鳴 らす 音 や 音 楽 や 動 画 を 再 生 したときに そ の 音 が 無 線 機 に 伝 わり 意 図 しないときに VOX 送 信 する 場 合 があります USB ケーブルで 無 線 機 と PC を 接 続 したま まにする 場 合 は DATA VOX 機 能 を OFF に してご 使 用 ください 受 信 音 質 が 実 機 と 異 なります 音 声 は 音 声 符 号 化 の 影 響 を 受 けるため に 本 来 の 受 信 音 質 とは 異 なった 音 質 にな ります これは USB サウンド 機 能 の 仕 様 の ため 回 避 できません 無 線 機 が 発 するビープ 音 や ボイ スガイド 音 声 を PC のスピーカーか ら 聞 きたいのですが 聞 こえるよう になりますか 無 線 機 のメニューで 設 定 できます 4.1.3 外 部 オーディオ 出 力 へのビープ 混 合 設 定 を 参 照 してください 17
その 他 質 問 ARUA-10 は KNS(ネットワーク 経 由 での 遠 隔 操 作 ) 運 用 時 にも 必 要 ですか 回 答 ARUA-10 は KNS(ネットワーク 経 由 での 遠 隔 操 作 ) 運 用 時 には 使 用 しません USB オーディオ 機 能 を 使 って TS-590 を 運 用 していると 普 段 PC から 出 ていた 音 が 聞 こえなくな ってしまいました ARUA-10 が 動 作 しているときは 無 線 機 か らの 受 信 音 声 が PC のスピーカーに 出 力 さ れます 受 信 音 声 を 止 めるために ARUA-10 の 動 作 を 停 止 させてください また TS-590 を 使 用 していないときは TS-590 に 接 続 されている USB ケーブルを PC から 抜 いておくことをおすすめします 18