子 ども 手 当 は 所 得 制 限 を 設 けない 理 由 は 何 ですか 高 所 得 者 優 遇 となっていませんか 年 少 扶 養 控 除 (15 歳 以 下 に 適 用 )が 廃 止 されることとなり 子 ども 手 当 が 支 給 された 場 合 高 額 所 得 者 ほどその 手 取 りは 減 少 し 相 対 的 に 支 援 の 必 要 な 人 に 有 利 となる 仕 組 みです 子 ども 手 当 は 次 代 の 社 会 を 担 う 子 ども 一 人 ひとりの 育 ちを 社 会 全 体 で 応 援 すると いう 理 念 のもと 実 施 するものであり 家 計 の 収 入 の 如 何 にかかわらず 確 実 に 支 給 さ れるよう 所 得 制 限 を 設 けないこととしています なお 諸 外 国 の 制 度 においても 所 得 制 限 は 設 けないことが 一 般 的 です また 子 ども 手 当 の 創 設 とあわせて 年 少 扶 養 控 除 (15 歳 以 下 に 適 用 )が 廃 止 さ れることとなっていますが 所 得 控 除 は 同 額 の 所 得 を 控 除 した 場 合 高 所 得 者 に 適 用 される 税 率 が 高 いことから 高 所 得 者 の 負 担 軽 減 額 は 大 きい 一 方 で 低 い 税 率 の 適 用 される 低 所 得 者 の 負 担 軽 減 額 は 高 所 得 者 より 小 さくなります 子 ども 手 当 は 相 対 的 に 高 所 得 者 に 有 利 な 所 得 控 除 から 相 対 的 に 支 援 の 必 要 な 人 に 有 利 な 手 当 に 切 り 替 えるという 控 除 から 手 当 へ の 考 え 方 に 沿 って 実 施 する ものです このため 税 制 改 正 も 含 めた 全 体 の 政 策 をみた 場 合 高 所 得 者 優 遇 ということで はないと 考 えています
子 ども 手 当 の 支 給 対 象 や 支 給 額 等 の 仕 組 みはどのようになっていますか 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 は 中 学 校 修 了 までの 子 ども 一 人 に つき 月 額 1 万 3 千 円 を 父 母 等 に 支 給 します 支 給 要 件 は 子 どもを 監 護 し かつ 生 計 を 同 じくしている こと 等 です 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 は 中 学 校 修 了 までの 子 ども 一 人 につき 月 額 1 万 3 千 円 を 父 母 等 に 支 給 することとなっています 子 ども 手 当 の 支 給 要 件 は 子 どもを 監 護 し かつ 生 計 を 同 じくしていること 等 となっており 所 得 制 限 は 設 けられていません 子 ども 手 当 の 支 給 等 の 事 務 は 児 童 手 当 と 同 様 市 区 町 村 が 行 います ( 公 務 員 の 場 合 は お 勤 め 先 ( 所 属 庁 )にて 行 います ) 子 ども 手 当 を 受 給 するための 要 件 や 手 続 きは 児 童 手 当 と 同 様 であり 市 町 村 への 申 請 等 が 必 要 です ( 手 続 きの 詳 細 につ いては 次 の 一 問 一 答 をご 覧 ください) 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 のお 支 払 いは 基 本 的 には 年 3 回 ( 平 成 22 年 6 月 10 月 平 成 23 年 2 月 )です お 支 払 い 月 の 前 月 分 までの 手 当 をお 支 払 いすることとな ります なお 随 時 のお 支 払 いを 行 う 場 合 もありますので 詳 しくはお 住 まいの 市 区 町 村 へご 照 会 ください ( 基 本 的 なお 支 払 い) 平 成 22 年 6 月 4 月 分 5 月 分 の 2 か 月 分 平 成 22 年 10 月 6 月 分 7 月 分 8 月 分 9 月 分 の 4 カ 月 分 平 成 23 年 2 月 10 月 分 11 月 分 12 月 分 1 月 分 の 4 カ 月 分
子 ども 手 当 の 支 給 を 受 けるためにはどのような 手 続 きが 必 要 ですか 子 ども 手 当 の 支 給 を 受 けるためには 申 請 が 必 要 ですが 児 童 手 当 の 既 受 給 者 の 方 は 原 則 として 申 請 が 免 除 されます 子 ども 手 当 の 支 給 を 受 けるためには お 住 まいの 市 区 町 村 ( 公 務 員 の 場 合 にはお 勤 め 先 ( 所 属 庁 ))への 申 請 手 続 きが 必 要 です ただし 本 年 3 月 まで 児 童 手 当 を 受 給 されていた 方 については 新 たに 子 ども 手 当 の 対 象 となる 子 ども( 原 則 として 中 学 生 2 年 生 と 中 学 3 年 生 )がいない 場 合 は 申 請 が 免 除 されており 新 たな 申 請 手 続 きを 行 わなくとも 子 ども 手 当 の 支 給 を 受 けることができます ( 申 請 手 続 ) * 児 童 手 当 を 受 給 していない 方 で 子 ども 手 当 の 対 象 となる 子 どもがいる 場 合 子 ども 手 当 認 定 請 求 書 の 申 請 手 続 き * 児 童 手 当 を 受 給 していた 方 で 子 ども 手 当 の 対 象 となる 子 どもがいる 場 合 子 ども 手 当 額 改 定 認 定 請 求 書 の 手 続 き 市 町 村 においては 申 請 等 に 基 づき 受 給 資 格 に 該 当 していることを 確 認 のうえ 認 定 通 知 をお 送 りすることとなります 申 請 を 受 理 されただけでは 支 給 が 決 定 さ れたわけではありません なお 3 月 末 に 転 居 をした 場 合 は 申 請 手 続 が 必 要 となる 場 合 がありますのでご 注 意 ください その 他 の 手 続 きの 詳 細 については お 住 まいの 市 区 町 村 にお 問 い 合 わ せ 下 さい
子 ども 手 当 はいつ 支 給 が 受 けられますか 子 ども 手 当 の 支 給 は 年 3 回 となっており 最 初 の 支 給 月 は 6 月 です 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 は 年 3 回 (6 月 10 月 2 月 )となっており 最 初 の 支 給 月 は 6 月 (4 月 分 と 5 月 分 の 手 当 を 支 給 )です 子 ども 手 当 の 支 給 を 行 うお 住 まいの 各 市 区 町 村 において 手 当 の 支 給 に 向 けた 準 備 を 進 めているところであり 具 体 的 な 支 給 日 については 各 市 区 町 村 で 異 なります ので 各 市 区 町 村 における 広 報 等 でご 確 認 ください 子 ども 手 当 は 子 どものために 使 われないのではないですか 子 どもを 養 育 している 家 庭 は 確 実 にその 費 用 が 必 要 なので こ うした 養 育 費 用 について 子 ども 手 当 によってその 一 部 を 賄 っ ていただくこととなると 考 えます 子 ども 手 当 は 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもの 健 やかな 育 ちを 支 援 するために 支 給 する ものであり 子 ども 手 当 の 支 給 を 受 けた 父 母 等 は こうした 支 給 の 趣 旨 に 従 って 子 ども 手 当 を 使 用 しなければなりません このことは 法 律 上 も 受 給 者 の 責 務 として 規 定 されています 子 ども 手 当 が 一 人 ひとりの 子 どもの 健 やかな 育 ちのために 有 効 に 用 いられることは 制 度 の 意 義 にも 密 接 に 関 わるものであり 子 ども 手 当 の 趣 旨 や 受 給 者 の 責 務 が 十 分 に 周 知 徹 底 されるよう 広 報 等 に 努 めてまいります
児 童 養 護 施 設 に 入 所 している 子 どもにも 子 ども 手 当 は 支 給 されますか これまで 児 童 養 護 施 設 に 入 所 している 親 のいない 子 ども 等 に は 児 童 手 当 が 支 給 されていませんでしたが 平 成 22 年 度 に おいては 安 心 子 ども 基 金 を 活 用 し 子 ども 手 当 と 同 額 を 支 給 することとしました 子 ども 手 当 は 子 どもの 育 ちを 社 会 全 体 で 応 援 するという 理 念 のもとに 実 施 するも のであり 施 設 に 入 所 している 親 のいない 子 ども 等 に 対 しても 子 ども 手 当 の 恩 恵 が 行 き 渡 るべきと 考 えています しかしながら 今 までの 児 童 手 当 では 支 給 対 象 となっていなかったことから 平 成 22 年 度 においては 安 心 こども 基 金 の 活 用 により 施 設 に 入 所 している 親 のいない 子 ども 等 について 子 ども 手 当 相 当 額 が 行 き 渡 るよう 施 設 に 対 して 特 別 の 支 援 を 行 うこととしました なお 平 成 22 年 度 においては 子 どもを 監 護 し 生 計 を 同 じくする 父 母 等 に 手 当 を 支 給 するという 児 童 手 当 制 度 の 支 給 要 件 を 踏 襲 したことから 児 童 手 当 の 支 給 対 象 となっていなかった 児 童 養 護 施 設 に 入 所 している 親 のいない 子 ども 等 には 子 ど も 手 当 そのものは 支 給 されません 子 ども 手 当 は 在 日 外 国 人 の 子 どもが 海 外 に 居 住 する 場 合 にも 支 給 されるのですか 児 童 手 当 では 過 去 30 年 間 にわたり 日 本 人 の 海 外 に 居 住 す る 子 どもと 同 様 在 日 外 国 人 の 子 どもが 海 外 に 居 住 する 場 合 に も 支 給 されておりました 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 においては その 支 給 要 件 を 踏 襲 しましたが その 確 認 の 厳 格 化 を 図 りました また 平 成 23 年 度 以 降 の 子 ども 手 当 については 子 どもに も 日 本 国 内 居 住 要 件 を 課 すことを 検 討 します
児 童 手 当 制 度 においては 1981 年 の 難 民 の 地 位 に 関 する 条 約 の 加 入 に 当 たり 経 済 的 社 会 的 及 び 文 化 的 権 利 に 関 する 国 際 規 約 の 趣 旨 も 踏 まえ 他 の 国 内 関 係 法 と 同 様 国 籍 要 件 を 撤 廃 しました それ 以 来 国 籍 にかかわらず 親 等 が 日 本 国 内 に 居 住 している 場 合 には その 子 について 監 護 が 行 われ かつ 生 計 を 同 じく しているという 支 給 要 件 に 該 当 するときは その 子 が 国 外 に 居 住 していても 支 給 対 象 となっています 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 については このように 1981 年 以 来 約 30 年 間 にわたり 実 施 してきた 児 童 手 当 の 支 給 事 務 の 仕 組 みを 踏 襲 して 実 施 することとしていますが 子 どもが 国 外 に 居 住 する 場 合 については 支 給 要 件 の 確 認 の 厳 格 化 など 地 方 公 共 団 体 と 連 携 を 図 り 以 下 のような 運 用 面 での 強 化 を 図 っています 1 少 なくとも 年 2 回 以 上 子 どもと 面 会 が 行 われていること 2 親 と 子 どもの 間 で 生 活 費 学 資 金 等 の 送 金 が 概 ね4ヶ 月 に1 度 は 継 続 的 に 行 われて いること 3 来 日 前 は 親 と 子 どもが 同 居 していたことを 居 住 証 明 書 等 により 確 認 すること 4これらの 支 給 要 件 への 適 合 性 を 判 断 するために 提 出 を 求 める 証 明 書 類 について 統 一 化 5 日 本 国 内 に 居 住 している 翻 訳 者 による 日 本 語 の 翻 訳 書 の 添 付 を 求 め その 者 の 署 名 押 印 及 び 連 絡 先 の 記 載 を 求 めること なお 国 外 に 居 住 している 子 どもに 手 当 が 支 給 されることについては 平 成 23 年 度 に 向 けた 制 度 の 検 討 の 中 で 支 給 対 象 となる 子 どもに 日 本 国 内 居 住 要 件 を 課 すこ とを 検 討 します なぜ 平 成 22 年 度 の 子 ども 手 当 から 子 どもの 日 本 国 内 居 住 要 件 を 設 けないのですか 子 どもに 日 本 国 内 居 住 要 件 を 課 した 場 合 今 まで 児 童 手 当 が 支 給 されていた 日 本 人 の 海 外 に 居 住 している 子 どもが 支 給 対 象 か ら 外 れ 不 利 益 変 更 となることから 平 成 22 年 度 については 児 童 手 当 の 支 給 事 務 の 仕 組 みを 踏 襲 し 要 件 確 認 の 厳 格 化 を 図 ることとしました 平 成 23 年 度 以 降 の 子 ども 手 当 については 子 どもにも 日 本 国 内 居 住 要 件 を 課 すことを 検 討 します
母 国 で50 人 の 孤 児 と 養 子 縁 組 を 行 った 外 国 人 にも 子 ども 手 当 は 支 給 されますか 母 国 で50 人 の 孤 児 と 養 子 縁 組 を 行 った 外 国 人 については 支 給 要 件 を 満 たしませんので 子 ども 手 当 は 支 給 されません 子 ども 手 当 については 児 童 手 当 の 場 合 と 同 様 に 父 又 は 母 が 子 どもを 監 護 し か つ 生 計 を 同 じくすること 等 が 支 給 要 件 となっており 支 給 要 件 に 該 当 することにつ いて 個 別 に 市 町 村 の 認 定 を 受 ける 必 要 があります 監 護 とは 養 育 者 が 子 どもの 生 活 について 通 常 必 要 とされる 監 督 や 保 護 を 行 っ ていると 社 会 通 念 上 考 えられる 主 観 的 意 思 と 客 観 的 事 実 が 認 められることとなっ ており 養 育 者 と 子 どもの 間 で 定 期 的 に 面 接 連 絡 が 行 われている 必 要 があります また 生 計 を 同 じくする とは 子 どもと 親 の 間 に 生 活 の 一 体 性 があるというこ とです 基 本 的 には 子 どもと 親 が 同 居 していることで 認 められます しかしながら 勤 務 修 学 等 の 事 情 により 子 どもと 親 が 別 居 する 場 合 には 従 前 は 同 居 していると いう 事 案 が 確 認 できるとともに 生 活 費 等 の 送 金 が 継 続 的 に 行 われ 別 居 の 事 由 が 消 滅 したときは 再 び 同 居 すると 認 められる 必 要 があります 子 ども 手 当 の 実 施 に 当 たっては このような 支 給 要 件 について 確 認 を 厳 格 化 する など 運 用 面 の 強 化 を 図 ることとしました 上 記 の 支 給 要 件 に 照 らせば ご 指 摘 の ような 事 案 については 支 給 要 件 を 満 たしません
子 ども 手 当 の 実 施 によって 保 育 所 の 整 備 が 後 回 しにはなりませんか 子 ども 子 育 て 支 援 としては 子 ども 手 当 の 実 施 とともに 保 育 等 の 現 物 サービスの 充 実 が 車 の 両 輪 として 不 可 欠 であり 両 者 の 充 実 を 図 ります 子 ども 子 育 て 支 援 としては 子 ども 手 当 の 実 施 とともに 保 育 等 の 現 物 サービス の 充 実 が 車 の 両 輪 として 不 可 欠 であると 考 えています 子 ども 子 育 て 支 援 の 総 合 的 な 対 策 を 推 進 するため 本 年 1 月 には 子 ども 子 育 てビジョン を 政 府 として 決 定 したところであり この 中 で 平 成 26 年 度 に 向 け た 保 育 等 の 数 値 目 標 を 設 定 しているところです 保 育 所 については この 数 値 目 標 の 中 で 定 員 を 毎 年 5 万 人 増 やすことを 目 標 とし ており 平 成 22 年 度 予 算 でもそのための 予 算 を 確 保 しています 従 来 は 毎 年 定 員 を 2.5 万 人 増 やしていましたので この 目 標 値 は 従 来 の 倍 の 整 備 を 目 指 すものとな っています 子 ども 子 育 て 支 援 としては 子 ども 手 当 の 実 施 とともに 保 育 等 の 現 物 サービス や さらにワーク ライフ バランス( 仕 事 と 生 活 の 両 立 )を 三 本 柱 として 推 進 し 子 どもを 安 心 して 生 み 育 てることができる 社 会 の 構 築 に 向 けて 全 力 で 取 り 組 んで まいります