試 験 試 験 問 題 1 試 験 開 始 の 合 図 があるまで,この 問 題 冊 子 や 筆 記 用 具 に 触 れないでください 触 れた 場 合 は, 不 正 受 験 とみなすことがあります 注 意 事 項 2 試 験 中 の 使 用 が 認 められたもの 以 外 は, 全 てかばん 等 の 中 にしまい, 足 元 に 置 いてください 衣 服 のポケット 等 にも 入 れないでください 試 験 中 の 使 用 が 認 められているものは, 次 のとおりです 筆 記 用 具, 算 盤 又 は 電 卓 ( 基 準 に 適 合 したものに 限 る ), 時 計 又 はストップウォッチ( 計 時 機 能 のみを 有 するものに 限 る ), ホッチキス, 定 規 及 び 耳 栓 使 用 が 認 められたもの 以 外 を 机 上 及 び 机 の 中 に 置 いている 場 合 は, 不 正 受 験 とみなすことが あります 試 験 中, 試 験 官 が 必 要 と 認 めた 場 合 は 携 行 品 の 確 認 をすることがあります 3 携 帯 電 話 等 の 通 信 機 器 の 取 扱 いについては, 試 験 官 の 指 示 に 従 ってください 指 示 に 従 わな い 場 合 は, 不 正 受 験 とみなすことがあります 4 試 験 官 の 指 示 に 従 わない 場 合,また, 周 囲 に 迷 惑 をかける 等, 適 正 な 試 験 の 実 施 に 支 障 を 来 す 行 為 を 行 った 場 合 は, 不 正 受 験 とみなすことがあります 5 不 正 受 験 と 認 めた 場 合, 直 ちに 退 室 を 命 ずることがあります 6 試 験 時 間 は 1 時 間 です 7 試 験 開 始 の 合 図 により, 試 験 を 始 めてください 8 試 験 問 題 及 び 案 用 紙 は 必 ず 机 上 に 置 いてください 椅 子 や 机 の 下 等 には 置 かないでください 9 この 問 題 冊 子 には, 問 題 20 問 が 掲 載 されており, 1 頁 から 20 頁 までとなっています 試 験 開 始 の 合 図 の 後,まず 頁 を 調 べて, 印 刷 不 鮮 明, 落 丁 等 があれば 黙 って 挙 手 し, 試 験 官 に 申 し 出 てください 10 案 は 配 付 した 案 用 紙 (マークシート)で 作 してください 11 案 作 に 当 たっては,B 又 は HB の 黒 鉛 筆 (シャープペンシルも 可 ), プラスチック 製 の 消 しゴムを 使 用 してください 12 案 用 紙 の 所 定 欄 に1 受 験 番 号 2 氏 名 を 正 しく 記 入 し,かつ, 受 験 番 号 を 正 しくマークして ください 正 しく 記 載 されていない 場 合 には, 採 点 されないことがあります 13 各 問 題 とも 解 は 複 数 の 選 択 肢 の 中 から 最 も 適 切 なものを 一 つ 選 び, 案 用 紙 の 解 欄 に 正 しくマークしてください 解 欄 に 複 数 マークしている 場 合 は,その 問 題 は 不 正 解 になります 14 問 題 に 関 する 質 問 には 一 切 応 じません 15 については, 試 験 途 中 での 案 用 紙 の 提 出 及 び 試 験 室 からの 退 室 はできません 16 試 験 中,やむを 得 ない 事 情 で 席 を 離 れる 場 合 は, 挙 手 の 上, 試 験 官 の 指 示 に 従 ってください 17 試 験 終 了 の 合 図 とともに 直 ちに 筆 記 用 具 を 置 き, 案 用 紙 を 裏 返 してください 試 験 終 了 後 に 案 用 紙 や 筆 記 用 具 に 触 れた 場 合 は, 不 正 受 験 とみなすことがあります 試 験 官 が 案 用 紙 を 集 め 終 わり 指 示 するまで 絶 対 に 席 を 立 たないでください 18 問 題 冊 子 は, 試 験 終 了 後, 持 ち 帰 ることができます 満 点 100 点 ( 問 題 1 20 各 5 点 ) 時 間 1 時 間 M4 1
問 題 1 個 人 商 人 の 商 号 又 は 営 譲 渡 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 自 己 の 商 号 を 使 用 して 営 を 行 うことを 他 人 に 許 諾 した 商 人 は, 当 該 商 人 が 当 該 営 を 行 うものと 誤 認 して 当 該 他 人 と 取 引 をした 者 に 対 し, 当 該 他 人 と 連 帯 して, 当 該 取 引 によって 生 じた 債 務 を 弁 済 する 責 任 を 負 う イ. 商 人 がその 氏, 氏 名 その 他 の 名 称 を 商 号 として 選 定 した 場 合 には,これを 登 記 しなけ ればならない ウ. 営 を 譲 渡 した 商 人 が 負 う 商 上 の 競 避 止 義 務 は, 当 事 者 の 特 約 によって 排 除 する ことはできない エ. 営 を 譲 り 受 けた 商 人 が 譲 渡 人 の 商 号 を 引 き 続 き 使 用 する 場 合 には, 当 該 譲 渡 人 の 営 によって 生 じた 債 権 について, 当 該 商 人 にした 弁 済 は, 弁 済 者 が 善 意 でありかつ 重 大 な 過 失 がないときは,その 効 力 を 有 する 1 M4 5
問 題 2 商 行 為 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 び なさい ( 5 点 ) ア. 商 行 為 の 委 任 による 代 理 権 は, 本 人 の 死 亡 によって 消 滅 する イ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 商 事 定 利 率 に 関 する 商 の 規 定 は, 債 務 者 にとって 商 行 為 となる 行 為 により 生 じた 債 務 に 限 り 適 用 され, 債 権 者 にとってのみ 商 行 為 となる 行 為 により 生 じた 債 権 には 適 用 されない ウ. 商 人 が 常 取 引 をする 者 からその 営 の 部 類 に 属 する 契 約 の 申 込 みを 受 けたときは, 遅 滞 なく, 契 約 の 申 込 みに 対 する 諾 否 の 通 知 を 発 しなければならず, 当 該 商 人 がその 通 知 を 発 することを 怠 ったときは, 当 該 契 約 の 申 込 みを 承 諾 したものとみなされる エ. 商 人 がその 営 の 範 囲 内 において 他 人 のために 行 為 をしたときは, 相 当 な 報 酬 を 請 求 することができる 2 M4 6
問 題 3 株 会 社 の 設 立 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 発 起 人 でない 者 は, 設 立 時 募 集 株 の 募 集 の 広 告 に 自 己 の 氏 名 及 び 株 会 社 の 設 立 を 賛 助 する 旨 を 記 載 することを 承 諾 した 場 合 には, 会 社 上 の 発 起 人 としての 責 任 を 負 う イ. 設 立 時 取 締 役 は, 株 会 社 の 設 立 の 手 続 が 令 又 は 定 款 に 違 反 していないかどうかを 調 査 しなければならない ウ. 株 会 社 の 設 立 の 無 効 の 訴 えに 係 る 請 求 を 認 容 する 確 定 判 決 は, 三 者 に 対 してその 効 力 を 有 しない エ. 株 会 社 の 債 権 者 は, 当 該 株 会 社 の 立 の 日 から 2 年 以 内 に, 当 該 株 会 社 の 設 立 の 無 効 の 訴 えを 提 起 することができる 3 M4 7
問 題 4 株 会 社 の 設 立 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 発 起 人 は, 設 立 時 発 行 株 の 引 受 け 後 遅 滞 なく,その 引 き 受 けた 設 立 時 発 行 株 につ き,その 出 資 に 係 る 金 銭 の 全 額 を 払 い 込 み, 又 はその 出 資 に 係 る 金 銭 以 外 の 財 産 の 全 部 を 給 付 しなければならない イ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 発 起 人 が 株 会 社 の 立 後 に 特 定 の 財 産 を 譲 り 受 けるこ とを 約 する 契 約 を 締 結 した 場 合, 定 款 に 定 の 事 項 の 記 載 がなければ, 当 該 契 約 は 無 効 であるが, 立 後 の 当 該 株 会 社 は 当 該 契 約 を 追 認 することができる ウ. 出 資 に 係 る 金 銭 の 払 込 みが 仮 装 された 設 立 時 発 行 株 を 善 意 でかつ 重 大 な 過 失 なく 譲 り 受 けた 者 は, 当 該 株 について 株 主 の 権 利 を 行 使 することができる エ. 人 は 発 起 人 となることができない 4 M4 8
問 題 5 公 開 会 社 の 募 集 株 の 発 行 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 公 開 会 社 は, 一 定 の 場 合 を 除 いて, 取 締 役 会 決 議 によって 募 集 事 項 を 決 定 することが できる イ. 公 開 会 社 は, 株 主 にその 持 株 数 に 応 じて 株 の 割 当 てを 受 ける 権 利 を 与 える 方 で 募 集 株 の 発 行 を 行 う 場 合, 株 主 に 対 して 募 集 事 項 を 通 知 しなければならないが, 当 該 通 知 は 公 告 をもってこれに 代 えることができる ウ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 取 締 役 会 決 議 によって 募 集 事 項 を 決 定 すべき 場 合 におい て, 代 表 取 締 役 が 取 締 役 会 決 議 を 経 ずに 募 集 事 項 を 決 定 して 募 集 株 の 発 行 を 行 うこと は, 当 該 募 集 株 の 発 行 の 無 効 原 因 とならない エ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 払 込 金 額 が 募 集 株 の 引 受 人 に 特 に 有 利 な 金 額 であるた めに 株 主 総 会 決 議 が 必 要 である 場 合 において, 代 表 取 締 役 が 株 主 総 会 決 議 を 経 ずに 募 集 事 項 を 決 定 して 募 集 株 の 発 行 を 行 うことは, 当 該 募 集 株 の 発 行 の 無 効 原 因 となる 5 M4 9
問 題 6 株 の 譲 渡 又 は 株 主 名 簿 の 名 義 書 換 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとし て 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお, 解 に 当 たり, 譲 渡 制 限 株 及 び 振 替 株 に ついては 考 慮 しないものとする ( 5 点 ) ア. 株 券 発 行 会 社 であるか 否 かを 問 わず, 株 会 社 の 株 の 譲 渡 は, 当 事 者 の 意 思 表 示 の みによって 効 力 が 生 じる イ. 株 券 発 行 会 社 であるか 否 かを 問 わず, 株 会 社 の 株 の 譲 渡 を 当 該 株 会 社 を 除 く 三 者 に 対 抗 するためには, 株 主 名 簿 の 名 義 書 換 が 必 要 である ウ. 株 券 発 行 会 社 であるか 否 かを 問 わず, 株 会 社 の 株 の 譲 渡 を 当 該 株 会 社 に 対 抗 す るためには, 株 主 名 簿 の 名 義 書 換 が 必 要 である エ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 株 券 発 行 会 社 であるか 否 かを 問 わず, 株 会 社 が 株 譲 受 人 による 名 義 書 換 請 求 を 不 当 に 拒 絶 した 場 合 には, 当 該 株 会 社 は 当 該 株 譲 受 人 を 株 主 として 取 り 扱 わなければならない 6 M4 10
問 題 7 株 会 社 による 自 己 の 株 の 取 得 又 は 自 己 株 の 取 扱 いに 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 し いものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 株 会 社 が, 金 融 商 品 取 引 上 の 公 開 買 付 けの 方 により 自 己 の 株 を 有 償 で 取 得 す るには, 株 主 総 会 の 特 別 決 議 によって, 取 得 する 株 の 数 や 株 を 取 得 することができ る 期 間 などの 事 項 を 決 定 しなければならない イ. 株 会 社 がその 子 会 社 の 有 する 当 該 株 会 社 の 株 を 有 償 で 取 得 する 場 合, 当 該 取 得 の 対 価 として 支 払 う 金 額 の 総 額 は, 当 該 取 得 がその 効 力 を 生 ずる 日 における 分 配 可 能 額 を 超 えてはならない ウ. 株 会 社 は, 自 己 の 株 を 取 得 した 場 合 には, 当 該 株 を 相 当 の 期 間 内 に 消 却 又 は 処 分 しなければならない エ. 取 締 役 会 設 置 会 社 が 自 己 株 を 消 却 する 場 合, 消 却 する 自 己 株 の 数 の 決 定 は, 取 締 役 会 の 決 議 によらなければならない 7 M4 11
問 題 8 株 主 総 会 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 取 締 役 は, 株 主 総 会 において 株 主 から 説 明 を 求 められた 場 合 には, 株 主 が 当 該 株 主 総 会 において 実 質 的 に 同 一 の 事 項 について 繰 り 返 して 説 明 を 求 めていることを 理 由 に, 説 明 を 拒 否 することはできない イ. 裁 判 所 の 許 可 を 得 て 株 主 により 招 集 された 株 主 総 会 においては,その 決 議 によって, 株 会 社 の 務 及 び 財 産 の 状 況 を 調 査 する 者 を 選 任 することができる ウ. 株 会 社 は, 株 主 総 会 の 日 から 定 の 期 間, 当 該 株 主 総 会 の 議 事 録 をその 本 店 に 備 え 置 かなければならない エ. 子 会 社 の 社 員 は,その 権 利 を 行 使 するため 必 要 があるときは, 親 会 社 の 営 時 間 内 は, いつでも, 当 該 親 会 社 の 株 主 総 会 の 議 事 録 の 閲 覧 又 は 謄 写 を 請 求 することができる 8 M4 12
問 題 9 取 締 役 会 設 置 会 社 の 株 主 総 会 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 株 主 総 会 は, 会 社 に 規 定 する 事 項 及 び 定 款 で 定 めた 事 項 に 限 り, 決 議 をすることが できる イ. 株 会 社 は, 株 主 総 会 の 招 集 の 通 知 を 任 意 の 方 で 行 うことができる ウ. 株 主 は,その 有 する 株 の 数 にかかわらず, 取 締 役 に 対 し, 一 定 の 事 項 を 株 主 総 会 の 目 的 とすることを 請 求 することができる エ. 公 開 会 社 でない 株 会 社 においては, 総 株 主 の 議 決 権 の 100 分 の 1 以 上 の 議 決 権 又 は 300 個 以 上 の 議 決 権 を 有 する 株 主 は, 取 締 役 に 対 し, 株 主 総 会 の 目 的 である 事 項 につき 当 該 株 主 が 提 出 しようとする 議 案 の 要 領 を 株 主 に 通 知 することを 請 求 することができ る 9 M4 13
問 題 10 株 主 総 会 の 議 決 権 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 甲 株 会 社 が 乙 株 会 社 の 総 株 主 の 議 決 権 の 4 分 の 1 以 上 を 有 する 株 主 である 場 合 に は, 乙 株 会 社 の 有 する 甲 株 会 社 の 株 について, 乙 株 会 社 は 議 決 権 を 有 しない イ. 取 締 役 会 設 置 会 社 以 外 の 会 社 では, 他 人 のために 株 を 有 する 株 主 は, 事 前 の 通 知 を しなくても 議 決 権 の 不 統 一 行 使 ができる ウ. 株 会 社 は, 自 己 株 について 議 決 権 を 有 する エ. 株 会 社 は, 定 款 の 定 めにより, 株 主 が 代 理 人 によってその 議 決 権 を 行 使 することを 禁 ずることができる 10 M4 14
問 題 11 取 締 役 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 び なさい ( 5 点 ) ア. 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない 外 国 人 が 株 会 社 の 取 締 役 となる 場 合, 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する 代 理 人 を 指 定 しなければならない イ. 株 会 社 の 社 外 取 締 役 は, 当 該 株 会 社 の 子 会 社 の 社 外 取 締 役 となることができな い ウ. 株 会 社 の 株 主 総 会 において 取 締 役 の 選 任 決 議 を 行 う 場 合, 当 該 株 会 社 は,あらか じめ 取 締 役 就 任 につき 候 補 者 の 承 諾 を 得 ておかなければならない エ. 裁 判 所 が 利 害 関 係 人 の 申 立 てにより 一 時 取 締 役 の 職 務 を 行 うべき 者 を 選 任 した 場 合, 裁 判 所 は, 株 会 社 がその 者 に 対 して 支 払 う 報 酬 の 額 を 定 めることができる 11 M4 15
問 題 12 取 締 役 の 競 及 び 利 益 相 反 取 引 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお,それぞれの 記 述 において 株 会 社 とは 指 名 委 員 会 等 設 置 会 社 でない 取 締 役 会 設 置 会 社 をいうものとし, 定 款 に 別 段 の 定 めはないものとす る ( 5 点 ) ア. 取 締 役 が, 自 己 のために 競 取 引 をすることについて 当 該 取 引 につき 重 要 な 事 実 を 開 示 して 取 締 役 会 の 承 認 を 受 けた 場 合, 当 該 取 締 役 の 株 会 社 に 対 する 任 務 懈 怠 責 任 の 追 及 において, 当 該 取 引 によって 当 該 取 締 役 が 得 た 利 益 の 額 は, 当 該 取 締 役 の 任 務 懈 怠 に よって 当 該 株 会 社 に 生 じた 損 害 の 額 と 推 定 される イ. 甲 株 会 社 の 代 表 権 のない 取 締 役 Aが, 三 者 のために 甲 株 会 社 と 取 引 をする 場 合,A 以 外 の 者 が 甲 株 会 社 を 代 表 して 当 該 取 引 をするときには, 当 該 取 引 については 甲 株 会 社 の 取 締 役 会 による 承 認 が 必 要 である ウ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 株 会 社 に 対 し 取 締 役 が 無 利 息, 無 担 保 で 金 銭 を 貸 し 付 ける 行 為 は, 取 締 役 会 による 承 認 を 必 要 としない エ. 最 高 裁 判 所 の 判 例 によれば, 取 締 役 を 債 務 者 とし, 株 会 社 を 債 権 者 とする 金 銭 消 費 貸 借 契 約 が 取 締 役 会 の 承 認 を 受 けていない 場 合, 当 該 取 締 役 は 当 該 取 引 が 無 効 であるこ とを 当 該 株 会 社 に 対 して 主 張 することができる 12 M4 16
問 題 13 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 において, 監 査 等 委 員 である 取 締 役 は 当 該 会 社 の 代 表 取 締 役 と なることができない イ. 監 査 等 委 員 である 取 締 役 の 任 期 は, 定 款 の 定 めにより 定 の 任 期 よりも 縮 すること ができる ウ. 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 は,その 定 款 において, 支 店 その 他 重 要 な 組 織 の 設 置, 変 更 及 び 廃 止 に 係 る 決 定 を, 取 締 役 会 の 決 議 によって 取 締 役 に 委 任 することができる 旨 を 定 め ることができる エ. 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 において, 会 計 監 査 人 の 報 酬 等 の 内 容 は 監 査 等 委 員 会 が 決 定 す る 13 M4 17
問 題 14 株 会 社 の 作 する 計 算 書 類 等 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお, 清 算 株 会 社 及 び 金 融 商 品 取 引 24 条 1 項 の 規 定 により 有 価 証 券 報 告 書 を 内 閣 総 理 大 臣 に 提 出 しなければならない 株 会 社 を 除 くも のとする ( 5 点 ) ア. 取 締 役 会 設 置 会 社 においては, 取 締 役 は, 定 時 株 主 総 会 の 招 集 の 通 知 に 際 して, 務 省 令 で 定 めるところにより, 株 主 に 対 し, 計 算 書 類 及 び 事 報 告 を 提 供 しなければなら ない イ. 株 会 社 がその 株 主 又 は 債 権 者 から 計 算 書 類 の 閲 覧 請 求 を 受 けたとき, 請 求 者 が 当 該 株 会 社 の 務 と 実 質 的 に 競 争 関 係 にある 事 を 営 むものであることを 理 由 に 当 該 株 会 社 が 閲 覧 請 求 を 拒 むことは 許 されない ウ. 官 報 に 掲 載 する 方 又 は 時 事 に 関 する 事 項 を 掲 載 する 日 刊 新 聞 紙 に 掲 載 する 方 を 公 告 方 としている 株 会 社 は, 貸 借 対 照 表 の 内 容 である 情 報 を 電 磁 的 方 により 開 示 す ることで, 貸 借 対 照 表 に 係 る 公 告 の 義 務 を 免 れることができない エ. 電 子 公 告 を 公 告 方 としている 株 会 社 では, 貸 借 対 照 表 の 公 告 についての 調 査 を 電 子 公 告 調 査 機 関 に 請 求 しなければならない 14 M4 18
問 題 15 株 会 社 ( 監 査 等 委 員 会 設 置 会 社 を 除 く )の 行 う 剰 余 金 の 配 当 等 に 関 する 次 の 記 述 のう ち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 株 会 社 は, 当 該 株 会 社 の 株 を 配 当 財 産 とすることができる イ. 株 会 社 が, 剰 余 金 の 配 当 ( 金 銭 分 配 請 求 権 を 与 えない 現 物 配 当 を 除 く )に 関 する 事 項 を 取 締 役 会 が 定 めることができる 旨 の 定 款 の 定 めを 置 く 場 合, 当 該 株 会 社 の 取 締 役 の 任 期 の 末 日 は, 選 任 後 1 年 以 内 に 終 了 する 事 年 度 のうち 最 終 のものに 関 する 定 時 株 主 総 会 の 終 結 の 日 後 の 日 とすることができない ウ. 株 会 社 は, 純 資 産 額 が 300 万 円 未 満 の 場 合 には 剰 余 金 の 配 当 をすることができな い エ. 株 会 社 が 全 部 取 得 条 項 付 種 類 株 の 全 部 を 取 得 する 対 価 として 交 付 する 金 銭 等 の 帳 簿 価 額 の 総 額 が, 株 の 全 部 取 得 がその 効 力 を 生 ずる 日 における 分 配 可 能 額 を 超 えた 場 合,これにより 金 銭 等 の 交 付 を 受 けた 者 は, 当 該 株 会 社 に 対 し, 一 定 の 額 の 金 銭 を 支 払 う 義 務 を 負 わない 15 M4 19
問 題 16 社 債 権 者 集 会 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい ( 5 点 ) ア. 社 債 権 者 集 会 は, 社 債 の 種 類 ごとに 組 織 される イ. 社 債 権 者 集 会 に 関 する 費 用 は, 社 債 発 行 会 社 が 負 担 する ウ. 社 債 発 行 会 社 は,その 有 する 自 己 の 社 債 について 議 決 権 を 行 使 することができる エ. 社 債 権 者 集 会 の 招 集 の 手 続 が 令 に 違 反 する 場 合 には, 社 債 権 者 は, 訴 えをもって 当 該 社 債 権 者 集 会 の 決 議 の 取 消 しを 請 求 することができる 16 M4 20
問 題 17 株 会 社 の 事 又 は 子 会 社 株 の 譲 渡 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せと して 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお, 定 款 に 別 段 の 定 めはないものとする ( 5 点 ) ア. 事 の 一 部 の 譲 渡 において, 譲 渡 する 資 産 の 帳 簿 価 額 が 株 会 社 の 総 資 産 額 として 務 省 令 で 定 める 方 により 算 定 される 額 の 5 分 の 1 を 超 える 場 合 は, 当 該 事 の 一 部 が 重 要 でないときも, 当 該 株 会 社 では 当 該 事 の 譲 渡 に 係 る 契 約 を 承 認 する 株 主 総 会 の 決 議 を 要 する イ. 親 会 社 が 子 会 社 株 の 一 部 を 譲 渡 する 場 合 において, 譲 渡 株 の 帳 簿 価 額 が 当 該 親 会 社 の 総 資 産 額 として 務 省 令 で 定 める 方 により 算 定 される 額 の 5 分 の 1 を 超 えるが, 譲 渡 の 効 力 発 生 日 においてもなお 当 該 親 会 社 が 当 該 子 会 社 の 議 決 権 の 総 数 の 過 半 数 を 有 するときは, 当 該 親 会 社 では 当 該 株 の 譲 渡 に 係 る 契 約 を 承 認 する 株 主 総 会 の 決 議 を 要 しない ウ. 株 会 社 がその 事 の 全 部 を 譲 渡 する 場 合, 当 該 株 会 社 は, 債 権 者 に 異 議 を 述 べる 機 会 を 与 える 手 続 をとらなければならない エ. 事 の 全 部 の 譲 渡 において, 譲 受 会 社 が 譲 渡 会 社 の 特 別 支 配 会 社 であるときは, 当 該 譲 渡 会 社 では 当 該 事 の 譲 渡 に 係 る 契 約 を 承 認 する 株 主 総 会 の 決 議 を 要 しない 17 M4 21
問 題 18 持 分 会 社 に 関 する 次 の 記 述 のうち, 正 しいものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお, 定 款 に 別 段 の 定 めはないものとする ( 5 点 ) ア. 持 分 会 社 の 有 限 責 任 社 員 が 当 該 持 分 会 社 の 債 務 を 弁 済 する 責 任 を 負 うとき,その 責 任 は 未 履 行 の 出 資 の 価 額 を 限 度 とする イ. 人 は 持 分 会 社 の 務 を 執 行 する 社 員 となることができない ウ. 務 を 執 行 する 社 員 は, 当 該 社 員 以 外 の 社 員 の 全 員 の 承 認 を 受 けなければ, 自 己 又 は 三 者 のために 持 分 会 社 の 事 の 部 類 に 属 する 取 引 をすることができない エ. 合 同 会 社 の 社 員 は, 資 本 剰 余 金 の 額 と 利 益 剰 余 金 の 額 の 合 計 額 を 限 度 として, 利 益 の 配 当 を 当 該 合 同 会 社 に 請 求 することができる 18 M4 22
問 題 19 次 の 記 述 のうち, 有 価 証 券 報 告 書 を 提 出 しなければならない 会 社 が, 臨 時 報 告 書 を 提 出 しなければならない 場 合 に 該 当 するものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさ い ( 5 点 ) ア. 当 該 会 社 の 主 要 株 主 の 異 動 があった 場 合 イ. 当 該 会 社 の 社 外 取 締 役 又 は 社 外 監 査 役 が 辞 任 した 場 合 ウ. 当 該 会 社 の 親 会 社 に 重 要 な 災 害 が 発 生 した 場 合 エ. 当 該 会 社 の 株 主 総 会 において 決 議 事 項 が 決 議 された 場 合 19 M4 23
問 題 20 次 の 記 述 のうち, 有 価 証 券 報 告 書 を 提 出 しなければならない 会 社 の 株 券 等 の 買 付 け( 当 該 会 社 によるものを 除 く )を 原 則 として 公 開 買 付 けにより 行 わなければならない 場 合 に 該 当 するものの 組 合 せとして 最 も 適 切 な 番 号 を 一 つ 選 びなさい なお, 当 該 会 社 は 種 類 株 発 行 会 社 でなく, 新 株 予 約 権 を 発 行 しておらず,かつ, 自 己 株 を 保 有 していないものと する ( 5 点 ) ア. 取 引 所 金 融 商 品 市 場 内 における 競 売 買 の 方 により 株 券 等 を 買 い 付 け,その 買 付 け 後 における 株 券 等 所 有 割 合 が 100 分 の 5 を 超 える 場 合 イ. 取 引 所 金 融 商 品 市 場 外 において, 政 令 で 定 める 著 しく 少 数 の 者 から 株 券 等 を 買 い 付 け,その 買 付 け 後 における 株 券 等 所 有 割 合 が 3 分 の 1 を 超 える 場 合 ウ. 3 か 月 の 間 に, 取 引 所 金 融 商 品 市 場 において 発 行 済 株 の 総 数 の 100 分 の 3 に 相 当 す る 株 券 等 を 買 い 付 けるとともに, 取 引 所 金 融 商 品 市 場 外 において 発 行 済 株 の 総 数 の 100 分 の 3 に 相 当 する 株 券 等 を 買 い 付 けることにより,その 買 付 け 後 における 株 券 等 所 有 割 合 が 3 分 の 1 を 超 える 場 合 エ. 当 該 株 券 等 につき 公 開 買 付 けが 行 われている 場 合 において, 当 該 株 券 等 の 発 行 者 以 外 の 者 で,その 者 の 所 有 に 係 る 株 券 の 株 券 等 所 有 割 合 が 3 分 の 1 を 超 える 者 が, 公 開 買 付 期 間 中 に, 発 行 済 株 の 総 数 の 100 分 の 5 を 超 える 株 券 等 の 買 付 けを 行 う 場 合 20 M4 24