第 11 章 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ( 都 市 計 画 法 第 41 条 ) 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ( 都 市 計 画 法 第 41 条 ) 法 律 ( 建 築 物 の 建 ぺい 率 等 の 指 定 ) 第 四 十 一 条 都 道 府 県 知 事 は 用 途 地 域 の 定 められていない 土 地 の 区 域 における 開 発 行 為 につい て 開 発 許 可 をする 場 合 において 必 要 があると 認 めるときは 当 該 開 発 区 域 内 の 土 地 について 建 築 物 の 建 ぺい 率 建 築 物 の 高 さ 壁 面 の 位 置 その 他 建 築 物 の 敷 地 構 造 及 び 設 備 に 関 する 制 限 を 定 めることができる 2 前 項 の 規 定 により 建 築 物 の 敷 地 構 造 及 び 設 備 に 関 する 制 限 が 定 められた 土 地 の 区 域 内 にお いては 建 築 物 は これらの 制 限 に 違 反 して 建 築 してはならない ただし 都 道 府 県 知 事 が 当 該 区 域 及 びその 周 辺 の 地 域 における 環 境 の 保 全 上 支 障 がないと 認 め 又 は 公 益 上 やむを 得 ない と 認 めて 許 可 したときは この 限 りでない 都 市 計 画 法 等 施 行 取 扱 規 則 ( 建 築 物 特 例 許 可 申 請 書 ) 第 13 条 法 第 41 条 第 2 項 ただし 書 ( 法 第 35 条 の2 第 4 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) の 規 定 による 許 可 の 申 請 は 建 築 物 特 例 許 可 申 請 書 ( 第 16 号 様 式 )によらなければならな い 都 市 計 画 法 等 施 行 取 扱 規 則 ( 添 付 書 類 ) 第 15 条 第 13 条 の 申 請 書 及 び 前 条 の 申 請 書 には 次 に 掲 げる 図 書 を 添 付 しなければならない (1) 建 築 物 ( 等 ) 概 要 書 ( 第 18 号 様 式 ) (2) 付 近 見 取 図 ( 方 位 敷 地 の 位 置 及 び 敷 地 の 周 辺 の 公 共 施 設 を 明 示 すること ) (3) 敷 地 現 況 図 ( 敷 地 の 境 界 及 び 建 築 物 の 位 置 を 明 示 すること ) (4) 建 築 物 平 面 図 (5) 建 築 物 立 面 図 ( 許 可 の 申 請 が 建 築 物 の 高 さに 係 る 場 合 に 限 る ) (6)その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 申 請 様 式 一 覧 建 築 物 特 例 許 可 申 請 書 : 第 16 号 様 式 ( 取 扱 規 則 第 13 条 関 係 ) 建 築 物 ( 等 ) 概 要 書 : 第 18 号 様 式 ( 取 扱 規 則 第 15 条 関 係 ) - 222 -
市 街 化 調 整 区 域 内 の 都 市 計 画 法 第 29 条 等 に 基 づく 許 可 に 係 る 建 築 物 の 形 態 制 限 市 街 化 調 整 区 域 内 において 法 第 29 条 第 42 条 及 び 第 43 条 に 基 づく 許 可 を 行 う 場 合 の 建 築 物 の 形 態 制 限 は 原 則 として 次 のとおりとする 1 建 築 物 の 高 さ : 地 盤 面 から 10 メートル 以 内 とする 2 建 築 物 の 真 北 方 向 における : 第 1 種 低 層 住 居 専 用 地 域 に 規 定 する 建 築 物 の 真 北 方 向 の 各 部 分 の 高 さ 各 部 分 の 高 さ 以 内 とする ( 建 築 基 準 法 第 56 条 第 1 項 第 3 号 に 規 定 する 第 1 種 低 層 住 居 専 用 地 域 における 北 側 斜 線 制 限 を 準 用 する ) 3 建 築 物 の 外 壁 面 の 後 退 : 敷 地 境 界 線 から1メートル 以 上 とする ただし 附 属 建 築 物 の 自 動 車 車 庫 については この 限 りでない 4 斜 面 地 建 築 物 の 階 数 の 限 度 : 建 築 物 が 接 する 地 表 面 の 高 低 差 が3メートルを 超 える 斜 面 地 建 築 物 が 地 面 と 接 する 最 下 位 から 上 部 の 階 ( 階 の 一 部 が 地 表 面 下 にあるものを 含 む)は4を 限 度 とする - 223 -
市 街 化 調 整 区 域 における 建 築 物 の 形 態 の 運 用 基 準 平 成 10 年 5 月 20 日 施 行 平 成 11 年 12 月 13 日 一 部 改 正 平 成 16 年 5 月 28 日 一 部 改 正 平 成 19 年 6 月 22 日 一 部 改 正 平 成 19 年 11 月 30 日 一 部 改 正 平 成 26 年 9 月 17 日 一 部 改 正 市 街 化 調 整 区 域 において 都 市 計 画 法 ( 昭 和 43 年 法 律 第 100 号 以 下 法 という )による 開 発 許 可 等 を 行 う 際 に 付 す 建 築 物 に 関 わる 制 限 条 件 又 は 開 発 許 可 等 を 得 ることなく 建 築 物 を 建 築 する 際 の 建 築 物 に 関 わる 形 態 の 指 導 は 本 基 準 により 行 うものとする (1) 建 築 物 の 形 態 を 制 限 等 する 理 由 市 街 化 調 整 区 域 は 法 第 7 条 第 3 項 で 市 街 化 を 抑 制 すべき 区 域 と 定 義 付 けている 都 市 計 画 区 域 内 にある 当 該 区 域 の 土 地 利 用 を 理 念 に 基 づきコントロールし 無 秩 序 な 市 街 化 を 防 止 する 観 点 から 建 築 物 の 形 態 を 制 限 等 するものである ちなみに 当 該 区 域 の 形 態 制 限 は 平 成 12 年 建 築 基 準 法 の 改 正 に 伴 い 建 ぺい 率 容 積 率 が 指 定 ( 平 成 16 年 4 月 1 日 施 行 )されている (2) 市 街 化 調 整 区 域 の 開 発 許 可 制 度 における 建 築 物 の 形 態 の 取 り 扱 いは 次 のとおりである ア 法 第 29 条 の 開 発 許 可 開 発 許 可 を 行 う 際 法 第 41 条 第 1 項 の 規 定 により 建 築 物 の 形 態 等 について 制 限 するこ とができ 予 定 建 築 物 は 同 条 第 2 項 の 規 定 により この 制 限 に 適 合 させねばならない 違 反 した 場 合 は 法 第 81 条 による 監 督 処 分 の 対 象 となる イ 法 第 42 条 第 43 条 の 建 築 許 可 建 築 許 可 を 行 う 際 法 第 79 条 の 規 定 により 建 築 物 の 形 態 等 について 条 件 を 課 すことが でき 予 定 建 築 物 は この 条 件 に 適 合 させねばならない 違 反 した 場 合 は 法 第 81 条 に よる 監 督 処 分 の 対 象 となる ウ 法 第 41 条 第 2 項 ただし 書 きの 特 例 許 可 同 条 第 1 項 の 規 定 による 制 限 が 課 せられている 土 地 内 で 特 例 を 受 けて 建 築 物 を 建 築 し たい 場 合 は 当 該 調 整 区 域 周 辺 の 環 境 の 保 全 上 支 障 がないと 認 められるものは 本 許 可 を もって 当 初 の 制 限 によらず 建 築 することができる ( 形 態 は 特 例 許 可 の 制 限 内 容 に 適 合 させ ることとなる ) エ 法 第 29 条 及 び 第 42 条 第 43 条 の 許 可 を 要 しない 建 築 物 の 建 築 ( 法 規 則 第 60 条 による 証 明 ) 法 規 則 第 60 条 の 規 定 による 証 明 書 交 付 では 開 発 許 可 等 が 不 要 であることを 明 記 しているが 建 築 物 の 形 態 等 については 法 制 度 上 制 限 条 件 を 付 すことができないため 指 導 で 対 応 することとなる 指 導 に 従 わなくとも 監 督 処 分 を 受 けることはない - 224 -
1 建 築 物 の 最 高 高 さ 1. 建 築 物 の 最 高 高 さは 地 盤 面 から 10m 以 内 とする ただし 次 の 表 の 左 欄 に 揚 げるものに あっては 同 表 右 欄 に 揚 げる 数 値 以 内 とする 法 第 29 条 第 3 号 に 規 定 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 ( 政 令 第 21 条 ア 第 26 号 のイからホの 施 設 を 含 む) 及 び 法 第 34 条 の2に 規 定 する 国 又 は 地 方 公 共 団 体 等 が 行 う 建 築 物 の 建 築 昭 和 49 年 4 月 21 日 以 前 から 存 している 建 築 物 及 び 同 日 以 前 に 20m 建 築 基 準 法 第 6 条 第 4 項 の 規 定 による 確 認 を 受 けた 建 築 物 若 しく イ は 同 日 以 前 に 法 第 29 条 及 び 第 43 条 の 許 可 を 受 けた 土 地 内 に 存 し ている 建 築 物 の 増 築 改 築 建 替 え 市 街 化 区 域 へ 編 入 されることが 確 実 である 土 地 で 行 う 建 築 物 予 定 用 途 地 域 ウ の 建 築 に 定 める 数 値 2.アイウ 以 外 のその 他 法 第 41 条 第 2 項 ただし 書 きの 特 例 許 可 を 受 ける 建 築 物 の 最 高 高 さは 地 盤 面 から20m 以 内 とする 本 市 建 築 基 準 条 例 第 51 条 の6では 市 街 化 調 整 区 域 にも 日 影 規 制 が 適 用 されているた め 特 例 を 認 めても 当 該 地 域 の 環 境 を 悪 化 させるおそれはない 建 築 物 の 最 高 高 さ20mの 根 拠 は 学 校 施 設 体 育 館 各 種 社 会 福 祉 施 設 公 共 施 設 及 び 工 場 等 への 配 慮 である この 高 さならば これら 施 設 を 機 能 させるに 支 障 がないと 思 われる 通 常 の 建 築 物 ならば 6 階 程 度 の 建 築 物 が 可 能 である (1)イの 項 目 について 昭 和 49 年 4 月 21 日 以 前 の 建 築 物 は 建 ぺい 率 は 敷 地 面 積 から 30 m2を 減 じて 60% 高 さは 20mと 指 導 等 していたので 実 情 からやむを 得 ないものは 特 例 を 認 めること とした - 225 -
2 建 築 物 の 外 壁 面 の 後 退 1. 敷 地 境 界 線 から1m 以 上 とする ただし 次 の 表 の 左 欄 に 掲 げるものにあっては 同 表 右 欄 に 掲 げる 数 値 以 上 とする ア イ ウ 狭 小 な 建 築 敷 地 ( 有 効 な 敷 地 面 積 が 100m 2 未 満 )で 建 築 するもので 建 築 物 の 真 北 方 向 における 各 部 分 の 高 さが 確 保 できない 等 の 理 由 があるもの なお 有 効 な 敷 地 とは 専 用 通 路 部 やブロック 積 み 擁 壁 等 で 実 際 に 建 築 不 可 能 な 部 分 を 除 いた 面 積 とする 元 々 敷 地 の 形 状 が 歪 んでいる 状 況 等 その 他 周 辺 の 状 況 を 考 慮 したうえで 支 障 がないもの イの 理 由 に 該 当 するもので 幅 員 が6メートル 以 上 の 道 路 に 接 道 し 且 つ 敷 地 周 辺 における 空 間 及 び 良 好 な 環 境 等 が 確 保 されているもの 道 路 境 界 線 から1m 隣 地 境 界 線 から 0.5m 幅 員 6.0m 以 上 の 道 路 境 界 線 に 接 する 部 分 については 対 象 外 それ 以 外 は 隣 地 道 路 境 界 線 から 0.5m 2.アイウ 以 外 のその 他 法 第 41 条 第 2 項 ただし 書 きの 特 例 許 可 が 必 要 な 建 築 物 の 外 壁 面 の 後 退 距 離 は 道 路 境 界 線 から1m 隣 地 境 界 線 から 0.5mとする 本 市 の 市 街 化 調 整 区 域 は 比 較 的 狭 あい 道 路 (2 項 道 路 )に 面 した 建 築 計 画 が 多 いこ とから 道 路 境 界 線 から 壁 面 を 後 退 することによって 空 間 の 確 保 が 可 能 になり 道 路 沿 いの 緑 も 豊 かになる 等 良 好 な 環 境 の 確 保 が 期 待 できる 敷 地 境 界 線 から1mとは 道 路 境 界 及 び 隣 地 境 界 から1mという 意 味 であり 隣 地 境 界 線 のみ 0.5m 以 上 でやむを 得 ないとしたものである 隣 地 境 界 後 退 0.5mの 根 拠 は 既 に 都 市 計 画 において 地 区 計 画 決 定 された 地 区 整 備 計 画 において 壁 面 の 位 置 の 制 限 は 隣 地 境 界 線 までの 距 離 は 0.5m 以 上 が 最 小 数 値 として 採 用 されているためである また ウの 項 目 については 敷 地 形 状 等 の 理 由 で 外 壁 面 を 後 退 することによって 土 地 利 用 が 図 れないケースも 想 定 されることから 上 表 に 示 す 理 由 及 び 敷 地 周 辺 の 状 況 等 に ついて 総 合 的 に 判 断 し 外 壁 面 を 後 退 させなくても 特 に 環 境 空 間 等 を 悪 化 させる 恐 れ のないものについては 表 の 右 欄 の 数 値 を 採 用 するものとする さらに 6メートル 以 上 の 道 路 に 接 することとした 根 拠 については 法 第 34 条 各 号 の 運 用 基 準 の 中 で 接 道 要 件 として 最 も 厳 しい 値 を 採 用 したためである なお 付 属 建 築 物 の 自 動 車 車 庫 及 び 物 置 その 他 これらに 類 する 用 途 に 供 する 付 属 建 築 物 は 壁 面 後 退 の 対 象 としない - 226 -
3 適 用 除 外 次 の 各 項 に 該 当 する 場 合 は 本 基 準 を 適 用 しない (1) 非 常 災 害 のため 必 要 な 応 急 措 置 として 行 う 建 築 物 及 び 仮 設 建 築 物 を 建 築 するもの (2) 都 市 計 画 に 適 合 して 建 築 するもの (3) 平 成 16 年 4 月 1 日 以 前 から 存 している 建 築 物 及 び 同 日 以 前 に 建 築 基 準 法 第 6 条 第 4 項 の 規 定 による 確 認 を 受 けた 建 築 物 若 しくは 同 日 以 前 に 法 第 29 条 及 び 第 43 条 の 許 可 を 受 けた 土 地 内 に 存 している 建 築 物 の 増 築 に 関 わる 許 可 等 で 形 態 制 限 に 適 合 していないもの 法 第 29 条 第 1 項 第 10 号 第 43 条 第 1 項 第 2 号 同 条 同 項 第 3 号 に 規 定 する 非 常 災 害 のため 必 要 な 応 急 措 置 として 行 う 建 築 物 の 建 築 及 び 仮 設 建 築 物 の 建 築 については 開 発 許 可 並 びに 建 築 許 可 は 不 要 である 応 急 措 置 や 一 時 的 なものは 目 的 を 達 成 すればこれ らは 除 去 等 される このようなものにまで 建 築 物 の 形 態 を 指 導 することは 不 合 理 である ので 適 用 除 外 とした 4 その 他 の 事 項 法 第 29 条 の 開 発 許 可 又 は 第 43 条 の 建 築 許 可 をする 場 合 において 必 要 があると 認 めるときは 建 築 物 の 最 高 高 さ 建 築 物 の 外 壁 面 の 後 退 等 現 在 制 定 済 みの 形 態 制 限 以 外 に 建 築 物 の 敷 地 構 造 及 び 設 備 に 関 する 制 限 又 は 条 件 を 付 すことができるものとする 市 街 化 調 整 区 域 の 整 備 保 全 の 方 針 等 に 合 致 させるべく 必 要 がある 場 合 には 法 第 41 条 第 1 項 及 び 第 79 条 の 規 定 で 制 限 を 付 することができることとした - 227 -