そこが 知 りたい! IBM Bluemix テクニカル セミナー Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 日 本 アイ ビー エム システムズ エンジニアリング 株 式 会 社 Web & Securityソリューション 松 井 学 1
ご 注 意 この 資 料 は 日 本 アイ ビー エム 株 式 会 社 および 日 本 アイ ビー エム システムズ エンジニアリング 株 式 会 社 の 正 式 なレビューを 受 けておりません 資 料 の 内 容 には 正 確 を 期 するよう 注 意 しておりますが この 資 料 の 内 容 は2014 年 09 月 現 在 の 情 報 であり 製 品 の 新 しいリリース 修 正 などによって 動 作 / 仕 様 が 変 わる 可 能 性 があります 当 資 料 は 資 料 内 で 説 明 されている 製 品 の 仕 様 を 保 証 するものではありません 従 って この 情 報 の 利 用 またはこれらの 技 法 の 実 施 はひとえに 使 用 者 の 責 任 において 為 されるものであり 資 料 の 内 容 によって 受 けたいかなる 被 害 に 関 しても 一 切 の 補 償 をするものではありません また IBM IBMロゴおよびibm.comは 世 界 の 多 くの 国 で 登 録 されたInternational Business Machines Corporationの 商 標 です 他 の 製 品 名 およびサービス 名 等 は それぞれIBMまたは 各 社 の 商 標 である 場 合 があります 現 時 点 でのIBMの 商 標 リストについては http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご 覧 ください 2
アジェンダ 既 存 システムとの 連 携 の 必 要 性 Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 形 態 Cloud Integrationアドオン まとめ 3 Bluemixと 既 存 システムとを 連 携 する 必 要 がなぜあるのかを 解 説 した 後 に Bluemixが 提 供 するCloud Integrationアドオンを 利 用 した 接 続 方 法 について 解 説 します 3
既 存 システムとの 連 携 の 必 要 性 4 まずはじめに Bluemixと 既 存 システムとを 連 携 させる 必 要 性 について ITシステム の 動 向 や 調 査 結 果 などからまとめます 4
IBM Bluemix これからの企業システム新たなビジネス領域 Systems of Interaction 相互に関わりあうシステム Internet of Things モノ のインターネット クラウド ベース サービス Systems of Engagement 協働のための情報活用システム 5 Systems of Record 定型業務処理システム 従来 各企業はERPやCRM 人事システムなどのSystems of Record 定型業務 処理システム と呼ばれるシステムを構築してきました 最近では モバイルやソーシャルを活用し 顧客との新しい接点から新しい価値を 創造するSystems of Engagement 協働のための情報活用システム の構築へと シフトしています また 各種デバイスのセンサーを活用したInternet of Things モノ のインターネッ ト も注目を浴びています 今まではSystems of RecordやSystems of Engagement Internet of Thingsを 個々で活用していましたが よりいっそう価値を高めるためには これらを相互に連 携させるSystems of Interactionと呼ばれる領域に企業システムはシフトする必要 があります 5
バックオフィス システムとの 統 合 は 課 題 顧 客 向 けシステムとバックオフィス システムと の 統 合 は 大 きな 課 題 になっている 効 果 的 な 顧 客 向 けシステム 構 築 にあたり 最 も 技 術 的 な 課 題 となっているものは? バックオフィス システムとの 不 分 な 統 合 42% 不 分 なセキュリティー 35% 不 分 なマスター データ 管 理 34% 不 分 なコンテンツ 管 理 30% 予 測 不 可 能 なパフォーマンス 30% 出 典 :A commissioned study conducted by Forrester Consulting on behalf of IBM, Q1 2013 6 こちらのグラフは 効 果 的 な 顧 客 向 けシステム 構 築 にあたり 技 術 的 な 課 題 となっ ているものを 調 査 した 結 果 です セキュリティーやマスター データの 管 理 パフォーマンスといった 課 題 よりも 顧 客 システムとバックオフィス システムとの 統 合 に 課 題 を 感 じている 企 業 が 多 いという 結 果 になっています 顧 客 システムとバックオフィス システムとを 連 携 させてより 価 値 のあるシステムを 作 りたいと 考 えている 企 業 が 多 いからこそ 課 題 と 考 えている 企 業 が 多 いとも 読 み 取 ることができるのではないでしょうか? ニーズの 変 化 が 激 しい 顧 客 向 けシステムはBluemix 上 に 構 築 し 顧 客 管 理 や 商 品 管 理 といったシステムは 既 存 システムのものを 活 用 すると 考 えると Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 が 重 要 であることがこの 調 査 結 果 からわかるかと 思 います 6
既 存 システムとの 連 携 の 必 要 性 既 存 資 産 の 有 効 活 用 (1/2) SoRのデータをSoEでも 利 用 したい CRMなどの 顧 客 情 報 システムのデータ 活 用 し 特 定 の 顧 客 に 特 化 したモバイル サービスを 提 供 する ソーシャル メディアのデータと 顧 客 データを 利 用 し アナリティクスの 技 術 により 顧 客 動 向 をより 詳 細 に 分 析 する ユーザー ユーザー お 客 様 センター 顧 客 向 けサイト CRM 7 Bluemix 環 境 Bluemixと 既 存 システムとを 連 携 させる 目 的 から 必 要 性 を 考 えてみます 1つ 目 の 目 的 は Systems of Record(SoR)のデータをSystems of Engagement (SoE)でも 利 用 し 新 しいサービスを 提 供 するということです 顧 客 向 けのサービスを 向 上 させるために モバイルを 活 用 し 特 定 の 顧 客 に 特 化 し たキャンペーンなどを 展 開 するサービスを 新 規 に 展 開 するとします このとき 顧 客 の 情 報 は 従 来 からあるCRMなどのシステムに 蓄 積 されているため このデータを 活 用 することが 重 要 です 一 方 で モバイルのサービスは 新 しい 技 術 を 取 り 入 れ 次 々と 改 良 を 加 える 必 要 があるため Bluemixのような 柔 軟 な 実 行 基 盤 を 活 用 することが 重 要 です そのため 既 存 システムとBluemixとを 連 携 させる 必 要 がでてきます また アナリティクスの 精 度 をより 向 上 させるために 既 存 システムの 顧 客 データだ けでなく ソーシャルメディアのデータを 活 用 することもあるでしょう ここでも 既 存 シ ステムとデータを 連 携 させる 必 要 があります 7
既 存 システムとの 連 携 の 必 要 性 既 存 資 産 の 有 効 活 用 (2/2) フロントエンド システムで 取 得 した 情 報 をSoRに 保 管 顧 客 ニーズの 変 化 が 激 しい 部 分 は Bluemixで 迅 速 かつ 柔 軟 にアプリケーションを 開 発 する 重 要 なデータは 堅 牢 な 既 存 システムに 保 管 する ユーザー ユーザー お 客 様 センター モバイル アプリケーション 顧 客 DB 8 キャンペーンサイト Bluemix 環 境 2つ 目 の 目 的 は データを 保 管 するために 堅 牢 なSoRを 活 用 するということです キャンペーンサイトのような 一 時 的 なWebサイトや 顧 客 の 反 応 をみながら 改 善 す るアプリケーション 新 しい 技 術 を 試 すシステムはBluemixの 柔 軟 さが 価 値 を 発 揮 し ます ここで 作 成 したシステムで 取 得 したデータは 将 来 にわたって 保 管 し 活 用 することになるでしょう このような 場 合 では データは 堅 牢 な 既 存 システムに 保 管 し たほうがよいでしょう そのため フロントエンド システムで 取 得 した 情 報 を 既 存 システムに 連 携 する 仕 組 みが 必 要 となります 8
Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 形 態 9 Bluemixと 既 存 システムを 連 携 させる 際 の 接 続 形 態 について 記 載 します 接 続 の 形 態 として Bluemixから 既 存 システムに 接 続 する 場 合 と 既 存 システムから Bluemixへと 接 続 する 場 合 および その 両 方 を 合 わせた 双 方 向 の 接 続 が 考 えら れます 9
Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 形 態 (1/2) Bluemixから 既 存 システムに 接 続 する 想 定 用 途 : 既 存 システムに 保 管 されたデータを 活 用 したい Salesfoceなどの 他 クラウドサービスを 活 用 したい 連 携 方 式 : 既 存 システムが 提 供 するREST APIの 利 用 する Cloud Integrationアドオンの 利 用 する REST APIによる 連 携 お 客 様 データセンター APサーバー ランタイム Bluemix 環 境 Cloud Integration による 連 携 Azure DB 10 Salesforce Google Bluemixから 既 存 システムに 接 続 する 場 合 ですが こちらは 既 存 システムとの 連 携 の 必 要 性 でも 記 載 したとおり SoRのデータを 活 用 したい 場 合 です Salesforceのような 他 クラウドサービスをすでに 活 用 されている 場 合 は クラウドサ ービス 上 のシステムを 既 存 システムとみなすと 同 じようにクラウドサービス 上 のデ ータやサービスを 活 用 した 場 合 も 含 まれるでしょう 既 存 システムにRESTインタフェースがすでに 用 意 されていれば そのインタフェー スを 活 用 し Bluemix 上 のアプリケーションからREST APIを 呼 び 出 せばよいでしょ う ただ RESTインタフェースが 用 意 されているシステムは 多 くないと 考 えられます そのような 場 合 は Bluemixが 提 供 する Cloud Integrationアドオン による 連 携 を 利 用 できます 本 資 料 の 後 半 では Cloud Integrationを 利 用 した 連 携 について 解 説 します 10
Bluemixと 既 存 システムとの 連 携 形 態 (2/2) 既 存 システムからBluemixに 接 続 する 想 定 用 途 : 外 部 サービスのMashup 基 盤 としてBluemixを 利 用 し そこで 構 築 したサービスを 既 存 システムから 利 用 したい 連 携 方 式 : Bluemix 上 のサービスをREST APIで 公 開 し 利 用 する 1. 各 種 サービスに 対 して RESTインターフェースを 作 成 する お 客 様 データセンター REST APIによる 連 携 APサーバー 11 ランタイム Bluemix 環 境 Cloudant 2.RESTインターフェースを 持 つ サービスを 利 用 する 既 存 システムからBluemixに 接 続 する 場 合 についてです 想 定 される 用 途 として インターネット 上 に 多 数 公 開 されている 外 部 サービスの Mashupの 基 盤 としてBluemixを 活 用 し そこで 構 築 したサービスを 既 存 システムか ら 利 用 することが 考 えられます 外 部 サービスは 変 化 や 新 規 追 加 の 頻 度 が 高 いため その 変 化 に 追 随 できる 柔 軟 性 が 必 要 となります また 多 数 の 外 部 システムとの 連 携 をオンプレミス 環 境 で 実 施 すると ファイアウォールの 設 定 などセキュリティへの 考 慮 も 欠 かせません 柔 軟 性 とセキュリティへの 考 慮 に 対 応 するために Mashup 基 盤 としてBluemixを 利 用 する ことが 適 切 と 考 えられます Bluemix 上 のシステムはこれからの 新 規 開 発 になるケースがほとんどと 思 いますの で RESTインタフェースを 用 意 し 既 存 システムから 接 続 する 方 法 がよいでしょう Cloudantのように Bluemixが 提 供 するサービスの 中 にはRESTインタフェースを 持 つものがありますので こちらの 活 用 も 考 えられます Cloudantにデータを 保 管 す ることで アプリケーション 側 にAPIを 作 成 することなく 既 存 システムと 連 携 すること も 可 能 です 11
Cloud Integrationアドオン 12 Cloud Integrationアドオンを 利 用 したBluemixと 既 存 システムとの 連 携 方 法 につい て 解 説 します 12
Cloud Integration Bluemix 上 で 稼 動 するアプリケーションから 既 存 システムへアクセスする 手 段 を 提 供 するアドオン 実 績 豊 富 なクラウド 統 合 製 品 Cast Ironの 技 術 を 利 用 既 存 システムに 対 してHTTPベースのRESTfulなアクセス を 実 現 お 客 様 データセンター ランタイム Cloud Integration Cast Iron Live セキュア コネクター Salesforce DB Bluemix 環 境 Google 13 Azure Cloud Integrationは Bluemix 上 で 稼 動 するアプリケーションから 既 存 システムへ アクセスする 手 段 を 提 供 するアドオンです Bluemix 上 の 他 のアプリケーションが 提 供 するREST APIを 管 理 する 機 能 も 提 供 します Cloud Integrationは IBMのクラウド 統 合 製 品 であるCast Ironをベースとしていま す 既 存 システムに 対 して HTTPベースのRESTfulなアクセスを 実 現 する 機 能 を 提 供 します 13
Cloud Integrationアドオン Bluemixのランタイムに 関 連 付 け クラウド 統 合 に 必 要 な 設 定 情 報 を 管 理 クラウド 統 合 API セキュア コネクター: 既 存 システム 統 合 に 利 用 Integration: クラウド 環 境 統 合 に 利 用 3 種 類 のクラウド 統 合 APIの 作 成 方 法 を 提 供 作 成 方 法 により 連 携 可 能 なシステムが 異 なる エンタープライズ エンドポイント からの 生 成 Cast Iron Live Orchestration からの 生 成 Bluemixアプリ からの 生 成 14 Cloud Integrationアドオンは 他 のサービスと 同 じくBluemixのランタイムに 関 連 付 けて 使 用 します クラウド 統 合 APIと 呼 ばれる 既 存 システムにアクセスするためのREST APIや 既 存 システムに 対 してセキュアな 接 続 を 提 供 するセキュアコネクター クラウド 統 合 のた めの 設 定 を 管 理 します Cloud Integrationは3 種 類 のクラウド 統 合 APIの 作 成 方 法 を 提 供 しますが 作 成 方 法 により 連 携 可 能 なシステムが 異 なります 14
Cloud Integrationのシステム 連 携 パターン 1. エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 既 存 システムのデータベース(DB2, Oracle)と SAPに 対 するCRUD 操 作 テーブルの 結 合 など 複 雑 な 操 作 は 実 できない 2. Cast Iron Live 管 理 のエンドポイントとの 連 携 データベースに 加 え FTPやDomino Salesforce などCast Ironが 接 続 できる 多 様 なシステムと 連 携 DB2やOracleに 対 して 複 雑 なクエリーを 実 可 能 3. Bluemix 上 のRESTアプリケーションとの 連 携 RESTアプリケーションのAPIをカタログとして 管 理 15 クラウド 統 合 APIの 作 成 方 法 の 違 いによる システム 連 携 のパターンをまとめました 1つ 目 は エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 です この 連 携 方 法 を 利 用 する と DB2とOracle SAPに 対 してCRUD 操 作 ができるAPIを 作 成 できます ただし 単 純 なCRUD 操 作 のみで テーブル 結 合 など 複 雑 な 操 作 は 実 行 できません 2つ 目 は Cast Iron Live 管 理 のエンドポイントとの 連 携 です この 連 携 方 法 を 利 用 すると 1つ 目 の 連 携 方 法 ではできなかった 複 雑 なクエリーの 実 行 が 可 能 となります また Cast Ironが 接 続 できるFTPやDomino Salesforceといった 多 様 なシステム と 連 携 することが 可 能 となります 3つ 目 は Bluemix 上 のRESTアプリケーションとの 連 携 です こちらはAPIを 新 規 に 作 成 するのではなく すでに 作 成 済 みのBluemix 上 のRESTアプリケーションのAPI を 管 理 するためのカタログを 提 供 し 後 述 するVCAP_SERVICESによりAPI 接 続 情 報 を 取 得 できるようになります 15
Cloud Integration 利 用 の 流 れ システム 連 携 パターンにより 流 れが 異 なる エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 Bluemix 上 の RESTアプリケーション との 連 携 セキュア コネクターの 導 入 と 設 定 オーケストレーションの 定 義 とデプロイ エンドポイントの 定 義 クラウド 統 合 APIの 作 成 16 ランタイムへのバインド アプリケーションのコーディング Cloud Integration 利 用 の 流 れをフローチャートとしてまとめました システム 連 携 パターンにより 実 施 すべき 作 業 が 異 なります このフローチャートを 見 ながら 必 要 な 作 業 手 順 についてBluemixが 提 供 するガイドをご 参 照 ください 16
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 既 存 システムのデータベース(DB2, Oracle)と SAPに 対 するCRUD 操 作 のAPIを 簡 単 に 作 成 可 能 テーブルの 結 合 など 複 雑 な 操 作 は 実 できない Cast Iron Liveで 手 動 設 定 する 箇 所 を Cloud Integrationアドオンが 隠 蔽 してくれる セキュア コネクターの 管 理 エンドポイントの 生 成 システム 連 携 処 理 (オーケストレーション)の 生 成 具 体 的 な 設 定 方 法 は 参 考 資 料 を 参 照 17 1つ 目 のエンタープライズ エンドポイントとの 連 携 について 解 説 します この 連 携 方 法 を 利 用 すると DB2とOracle SAPに 対 してCRUD 操 作 ができるAPI を 作 成 できます ただし 単 純 なCRUD 操 作 のみで テーブル 結 合 など 複 雑 な 操 作 は 実 行 できません 一 方 で 2つ 目 のCast Iron Liveとの 連 携 で 開 発 者 が 個 々に 実 施 しなければならな い 以 下 の3 点 をCloud Integrationアドオンが 隠 蔽 してくれます セキュア コネクターの 管 理 エンドポイントの 生 成 システム 連 携 処 理 (オーケストレーション)の 生 成 そのため 単 純 なCRUD 操 作 のみの 要 件 であれば 非 常 に 簡 単 に 連 携 用 のAPIを 作 成 することができます まずは 連 携 を 試 してみたいというのであれば この 方 法 を 採 用 するとよいでしょう 17
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 セキュア コネクター 既 存 システムのデータにセキュアに 接 続 するための コンポーネントであり 2 種 類 存 在 する Standardセキュア コネクター(Basicセキュア コネクター) CastIron Secure Connector データを 保 持 する 既 存 システム(Endpoint)にアクセス 可 能 なノードに 導 入 するエージェント 型 プロキシー コンポーネント Bluemixアドオンの 管 理 ページからダウンロードして 導 入 Linux/Windowsの32bit/64bit 環 境 をサポート Endpoint 自 体 のノードには 導 入 する 必 要 はない Enterpriseセキュア コネクター IBM WebSphere DataPowerアプライアンス データセンター 内 の 既 存 システムのフロントエンドに 配 置 高 可 用 性 構 成 や 負 荷 分 散 をサポート DataPowerのCloud Gateway Serviceを 利 用 DataPower v7.0 以 上 をサポート 18 エンタープライズ エンドポイントと 連 携 するためには セキュア コネクターの 導 入 が 必 要 となります セキュア コネクターは 既 存 システムのデータにセキュアに 接 続 するためのコンポー ネントであり Standardセキュア コネクターとEnterpriseセキュア コネクターの2 種 類 が 存 在 します Standardセキュア コネクターはCast Iron Secure Connectorを 利 用 しています Cloud Integrationの 管 理 画 面 よりインストーラーと 設 定 用 ファイルをダウンロードし 導 入 します WindowsとLinuxのインストーラーが 提 供 されており データを 保 持 するシステムにアクセスできるノードに 導 入 します Enterpriseセキュア コネクターはIBM WebSphere DataPowerアプライアンスで す すでにDataPowerを 利 用 されていたり DataPowerの 高 可 用 性 や 負 荷 分 散 の 機 能 を 使 用 したい 場 合 に 利 用 します 18
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 セキュア コネクターの 通 信 セキュア コネクターは Cast Iron Live Gatewayの 443 番 ポートに 対 してSSLで 接 続 する セキュア コネクターがProxyとして 動 作 し この 接 続 を 利 用 してCloud Integrationからの 要 求 をエンドポイントに 送 信 セキュア コネクターからCast Iron Live Gatewayに 対 する アウトバウンド 通 信 のみ ファイアウォールで 許 可 すればよい お 客 様 データセンター 19 ランタイム Bluemix 環 境 Cloud Integration Cast Iron Live Cast Iron Live Gateway 443 番 ポート セキュア コネクター DB セキュア コネクターは Cast Iron Live Gatewayの443 番 ポートに 対 してSSLで 接 続 します この 接 続 を 利 用 して JDBCなどの 処 理 をCast Iron Live 側 からエンドポ イントに 対 して 送 信 します Proxyのようにセキュア コネクターが 動 作 するとみなす ことができます 接 続 の 開 始 がセキュア コネクターからCast Iron Live Gatewayであるため 既 存 システム 側 のファイアウォールは Cast Iron Live Gatewayに 対 するアウトバウンド 通 信 のみを 許 可 すればよいことになります 19
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 [ 参 考 ] 自 動 生 成 したクラウド 統 合 APIの 例 DB2 上 に 定 義 したCUSTOMERテーブル EMAIL FIRST_NAME LAST_NAME ADDRESS TEL a@b.c xxx yyy zzz 0123 GETメソッドは select * from CUSTOMER where EMAIL = xxx and に 相 当 する 処 理 APIの 生 成 20 エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 で 作 成 したクラウド 統 合 APIの 例 です DB2 上 に 定 義 したCUSTOMERテーブルに 対 して GET(データの 取 得 ) POST( データの 新 規 登 録 ) PUT(データの 更 新 ) DELETE(データの 削 除 )の 各 メソッド が 提 供 されています GETメソッドの 場 合 は select * from CUSTOMER where EMAIL= xxx and というクエリーに 相 当 する 処 理 が 実 行 されます なお GETメソッドは 特 定 のカラムのデータのみを 取 得 するメソッドと テーブルの 全 データを 取 得 するメソッドの2 種 類 を 利 用 できます 20
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 [デモ]キャンペーン 応 募 用 の 特 設 Webサイト 一 時 的 なサイトのため Bluemix 上 で 稼 動 させる 顧 客 情 報 は 既 存 システムにて 永 続 的 に 保 管 ユーザー お 客 様 センター Bluemix 環 境 Node.js Cloud Integration Secure Connector DB2 Bluemix2014TechWS_08-1_CloudIntegration.mp4をご 覧 ください 21 エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 のデモを 用 意 しました Bluemix2014TechWS_08-1_CloudIntegration.mp4をご 覧 ください こちらのデモは キャンペーン 応 募 用 の 一 時 的 なWebサイトをBluemix 上 で 稼 動 さ せ 顧 客 情 報 は 既 存 システムに 永 続 的 に 保 管 するというシナリオを 想 定 しています 21
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 データベースへの 複 雑 な 操 作 や DB2/Oracle 以 外 のDBへの 接 続 FTPや 他 クラウドサービスと 連 携 するAPIを 作 成 可 能 オーケストレーションを 手 動 で 作 成 し Cast Ironへデプロイするためのスキルが 必 要 具 体 的 な 設 定 方 法 は 参 考 資 料 を 参 照 22 2つ 目 のCast Iron Live 管 理 のエンドポイントとの 連 携 について 解 説 します この 連 携 方 法 を 利 用 すると 1つ 目 の 連 携 方 法 ではできなかった 複 雑 なクエリーの 実 行 が 可 能 となります また Cast Ironが 接 続 できるFTPやDomino Salesforceと いった 多 様 なシステムと 連 携 することが 可 能 となります オーケストレーションを 開 発 者 が 作 成 する 必 要 があるため Cast Iron Liveのスキル が 必 要 となります ただ 多 様 なシステムと 柔 軟 な 連 携 を 実 現 できるという 点 で 非 常 に 強 力 な 手 法 であるため 取 り 組 む 価 値 があると 言 えます 22
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 WebSphere Cast Iron Liveサービス クラウド 統 合 機 能 を 提 供 するIBMのSaaSソリューション IBM IDを 利 用 し 評 価 版 (30 日 間 無 料 )にSign Up 可 能 別 途 CastIron Live 用 のアカウントがアサインされる Cast Iron Studioで 統 合 処 理 (オーケストレーション) を 記 載 23 Cast Iron Liveは クラウド 統 合 機 能 を 提 供 するIBMのSaaSソリューションです Cloud Integrationの 管 理 コンソールから30 日 間 無 料 の 評 価 用 ライセンスを 発 行 す ることが 可 能 です システム 連 携 のためのオーケストレーションと 呼 ばれる 統 合 処 理 は Cast Iron Studioを 利 用 して 作 成 します 23
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 [デモ]オーケストレーションの 例 必 須 Cast Iron Liveと 接 続 するための HTTPエンドポイント 任 意 既 存 システムと 接 続 するための データベースエンドポイント 必 須 Cast Iron Liveからの 要 求 を 受 信 必 須 Cast Iron Liveへ 結 果 を 送 信 24 任 意 データベースに 対 するselect 文 を 定 義 照 会 結 果 をJSON 形 式 に 変 換 Bluemix2014TechWS_08-2_CastIron.mp4をご 覧 ください オーケストレーションのデモを 用 意 しました Bluemix2014TechWS_08-2_CastIron.mp4をご 覧 ください 24
3.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 既 存 のBluemixアプリケーションのREST APIを Cloud Integrationで 管 理 するための 操 作 APIのカタログをACE UIで 管 理 できる 接 続 情 報 をVCAP_SERVICESから 取 得 できるようになる 管 理 対 象 とするREST APIのURIを 指 定 使 用 するメソッドの 指 定 APIの 説 明 を 記 述 管 理 対 象 とするREST APIの 入 パラメーターを 指 定 25 3つ 目 のBluemix 上 のRESTアプリケーションとの 連 携 について 解 説 します こちらはAPIを 新 規 に 作 成 するのではなく すでに 作 成 済 みのBluemix 上 のREST アプリケーションのAPIを 管 理 するためのカタログを 提 供 し 後 述 する VCAP_SERVICESによりAPI 接 続 情 報 を 取 得 できるようになります 25
共 通.クラウド 統 合 APIの 利 用 VCAP_SERVICESに 登 録 された 接 続 情 報 を 利 用 Cloud Integrationをランタイムにバインドすると 接 続 情 報 がVCAP_SERVICESに 登 録 される 26 3つの 方 法 のいずれかでクラウド 統 合 APIを 作 成 した 後 に Cloud Integrationサー ビスをランタイムにバインドすると クラウド 統 合 APIに 接 続 するための 情 報 が VCAP_SERVICES 変 数 に 登 録 されます 26
共 通.クラウド 統 合 APIの 利 用 HTTPリクエスト ヘッダーに 認 証 情 報 を 付 与 API_SECRET: 接 続 情 報 のAPI_SECRETを 使 用 する Authorization:ベーシック 認 証 の 情 報 を 付 与 する var env = JSON.parse(process.env.VCAP_SERVICES); env_cloudint = env['cloudintegration']['0'].credentials; var user = env_cloudint.userid; var password = env_cloudint.password; var myurl = url.parse(env_cloudint.apis[0].baseurl); var apikey = env_cloudint.apis[0].api_secret; var options = { host: myurl.hostname, auth: user + ':' + password, headers: { 'API_SECRET': apikey } }; 27 ( 略 ) Bluemix 上 のアプリケーションからは VCAP_SERVICESを 参 照 し クラウド 統 合 API 利 用 に 必 要 な 接 続 情 報 や 認 証 情 報 を 取 得 し 利 用 します こちらの 例 は Node.jsでの 実 装 例 です API_SECRETとベーシック 認 証 の 情 報 を HTTPヘッダーに 付 与 し APIへのアクセス 時 に 使 用 します 27
Cloud Integrationのシステム 連 携 3 種 類 の 連 携 パターンとAPI 生 成 方 法 を 紹 介 1. エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 既 存 システムのデータベース(DB2, Oracle)とSAPに 対 する CRUD 操 作 2. Cast Iron Live 管 理 のエンドポイントとの 連 携 データベースに 加 え FTPやDomino Salesforceなど Cast Ironが 接 続 できる 多 様 なシステムと 連 携 3. Bluemix 上 のRESTアプリケーションとの 連 携 RESTアプリケーションのAPIをカタログとして 管 理 VCAP_SERVICESから 接 続 情 報 を 取 得 し 生 成 したAPIを 利 用 28 Cloud Integrationを 利 用 したシステム 連 携 について 3 種 類 の 連 携 パターンについ て 解 説 しました 28
まとめ 29
まとめ 顧 客 向 けシステムは バックオフィス システム ( 既 存 システム)との 連 携 が 重 要 BluemixはCloud Integrationアドオンを 提 供 し システム 連 携 を 実 現 既 存 システムだけでなく 他 クラウドサービスや Bluemix 上 のRESTアプリケーションとも 連 携 可 能 システム 連 携 方 式 に 応 じたクラウド 連 携 APIの 生 成 VCAP_SERVICESから 接 続 情 報 を 取 得 し APIを 利 用 30 本 セッションでは Bluemixと 既 存 システムの 連 携 について 解 説 しました 効 果 的 な 顧 客 システム 構 築 においては バックオフィス システムとの 連 携 が 重 要 で あることを 最 初 に 説 明 し その 後 にBluemixのCloud Integrationアドオンを 利 用 し たシステム 連 携 方 法 について 解 説 しました 価 値 あるシステム 構 築 に 向 けて Cloud Integrationアドオンをぜひ 一 度 試 してみて ください 30
参 考 資 料 31 参 考 資 料 として 各 連 携 パターンでのAPI 作 成 時 の 画 面 キャプチャーを 添 付 します 実 際 に 作 業 される 際 の 参 考 としてご 利 用 ください 31
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 :Step1 セキュア コネクターの 構 成 Enterpriseセキュア コネクター 構 成 Standardセキュア コネクター 構 成 1コネクター 名 を 指 定 し Add and Install をクリック 32 2コネクター 一 覧 から Install をクリック 3 表 示 されたダウンロード 構 成 ページの リンクからダウンロード 導 入 ( 注 意 )ブラウザの 言 語 設 定 を 英 語 にすること
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 :Step2 エンドポイントの 生 成 1API 名 を 入 2APIの 説 明 を 入 3 Generate from an Enterprise Endpoint を 選 択 33 ( 注 意 )ブラウザの 言 語 設 定 を 英 語 にすること
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 :Step2 エンドポイントの 生 成 1 Connect to your first Enterprise Endpoint を 選 択 2データベース 名 ホスト 名 ポート 接 続 ユーザー 名 接 続 ユーザーパスワードを 入 34 ( 注 意 )ブラウザの 言 語 設 定 を 英 語 にすること
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 :Step3 クラウド 統 合 APIの 作 成 1データベースの スキーマを 選 択 2データベースの テーブルを 選 択 35 ( 注 意 )ブラウザの 言 語 設 定 を 英 語 にすること
1.エンタープライズ エンドポイントとの 連 携 :Step3 クラウド 統 合 APIの 作 成 APIを 生 成 するメソッドを 選 択 36 ( 注 意 )ブラウザの 言 語 設 定 を 英 語 にすること
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step1 Cast Iron Liveの 利 用 1 評 価 版 ライセンスに 同 意 2Cast Iron Liveの 画 面 に 遷 移 37
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step2 Createタブ:プロジェクトの 作 成 スクラッチ 開 発 または テンプレートを 検 索 して 作 成 1ソースとなるデータ(またはターゲット)を 指 定 2 検 索 を 実 3 目 的 に 近 い テンプレート を 選 択 38 4テンプレート に 基 づいて プロジェクトを 作 成
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step3 Modifyタブ:プロジェクトの 編 集 プロジェクトの 連 携 処 理 (オーケストレーション)を 各 環 境 のシナリオにあわせて 修 正 編 集 1 編 集 ボタンを クリックして プロジェクトを 編 集 初 回 のDesigner 起 動 は ダウンロードのため 時 間 がかかる 2CastIron Studio (Designer)を 利 用 して 連 携 処 理 (オーケスト レーション)を 編 集 39
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step3 オーケストレーション 作 成 時 の 注 意 点 Cast Iron Liveと 接 続 するHTTPエンドポイントを 作 成 オーケストレーションの 開 始 と 終 了 を 必 ず 以 下 とする 開 始 : 要 求 の 受 信 終 了 : 応 答 の 送 信 Cast Iron Liveと 接 続 するための HTTPエンドポイント 40 Cast Iron Liveからの 要 求 を 受 信 Cast Iron Liveへ 結 果 を 送 信
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step4 プロジェクトのデプロイと 実 1 実 ボタンをクリック 2Runningとなっていることを 確 認 41
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step5 クラウド 統 合 APIを 作 成 ACE UIよりクラウド 統 合 APIを 作 成 2Cast Iron Liveのアカウントを 入 し ログイン 42 1APIの 名 前 と 説 明 を 入 し Create from CastIron Live Orchestrations を 選 択
2.Cast Iron Live 管 理 の エンドポイントとの 連 携 :Step5 クラウド 統 合 APIを 作 成 ACE UIよりクラウド 統 合 APIを 作 成 1 作 成 した オーケストレーションを 選 択 2メソッドを 選 択 し APIの 説 明 を 記 入 3パラメータを 入 43
IBM Bluemix 44