中期経営戦略 年度

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2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

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決算概要

2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

中期経営計画の前提となる環境認識 1 日本経済の予測 年初からの円高や株安の進行により 消費マインドは伸び悩み 景気動向は停滞している 今後は 消費税増税による駆け込み需要の発生とその反動減による景気縮小が予想される 中長期的には成熟社会として 多様な価値観とともに これまでとは異なる市場が生まれる

中期経営計画

目次 Review グループ経営方針 グループ経営方針 2016 の目指す方向性... 4 経営目標 新たなポートフォリオマネジメントの導入... 8 プロジェクト遂行体制の強化 グループ共通機能の強化 事業領域の目指す方向性... 13

大和証券グループ中期経営計画 Passion for the Best 年 4 月 3 日 大和証券グループ本社

2017年度 決算説明会資料

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2017 中期経営計画総括 (2015 年度 2017 年度 )

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大和証券グループ中期経営計画 Passion for the Best 年 4 月 6 日大和証券グループ本社

CO-CEO 4/1 4/1 4/1 IR 2

2009年3月期 第2四半期決算説明会

経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

今年度の情報セキュリティ対策 の進め方について

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決算概要

企画書タイトル - 企画書サブタイトル -

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

目次 2011 年度業界需要動向 1 日経代販価格推移 2 主要原燃料価格の推移 年度連結業績概要 4 主要製品品種別売上実績 5 連結営業利益増減益内訳 (2010 年度対 2011 年度 ) 年度連結業績予想 7 連結営業利益増減益内訳 (2011 年度対 2012

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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

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(3) 企業像農業情勢や経営環境の変化に的確に対応することが求められるなか 統合効果をさらに追及し競争力を強化します 2020 年に創立 100 周年を迎え 1 研究開発型企業 2 地域貢献型企業 3 環境共生型企業として 真に顧客から信頼される存在感のある企業を目指します (4) 資本政策の基本的

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中期経営目標 経営目標数値 ( 連結ベース ) 2016 年度 (2017 年 3 月期 ) 実績 2017 年度 (2018 年 3 月期 ) 予想 2020 年度 (2021 年 3 月期 ) 目標 売上高 447 億円 470 億円 550 億円 経常利益 10 億円 11 億円 20 億円

2018年度第1四半期 決算説明資料

カプコン (9697) 平成 25 年 3 月期 決算短信 ( セグメント情報等 ) ( セグメント情報 ) 1. 報告セグメントの概要 (1) 報告セグメントの決定方法 当社の報告セグメントは 当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり 取締役会が経営資源の配分の決定および業績を評価す

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目次 Brand-new Deal 2017 総括レビュー いざ 次世代商人へ Brand-new Deal 2017 総括レビュー p.3 ステートメント p.8 セグメント別連結純利益 基礎収益力 p.4 目指す姿 p.9 B/S キャッシュフロー p.5 基本方針 p.10 投資実績 p.6

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第 45 期 3Q 決算補足説明資料 第 45 期 (2019 年 4 月期 ) 第 3 四半期決算補足説明資料 ヤーマン株式会社 Copyright C YA-MAN LTD. All Rights Reserved.

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第10次3カ年計画および2019年度事業計画

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

ブロードメディア株式会社 経営近況報告会 2016 年 6 月 24 日

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

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07 SDGsとCSV演習

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

はじめに 本年 4 月の電力分野に続き 来年 4 月には都市ガス分野においても小売全面自由化がスタートします いよいよエネルギー業界も大競争時代に突入します これは130 年を超える当社の歴史において 特に戦後長らく続いてきた経営 事業の構造 基盤を一変させる極めて大きな出来事となります 当社はこの

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

2.MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針の策定 公表 MUFG は お客さま本位の取組みの徹底を図るため グループ共通の指針となる MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 を策定 公表します 本方針の下 グループ各社がお客

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損益概要 ( 連結 ) 単位 : 億円 下段は利益率または増減率 (%) 通 期 前期当期 (2016 年度 ) 増減 受注高 4, , % 売上高 3, , % 売上総利益 (17.3

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平成 年 月 日

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03社長IR

責任ある行動 環境にやさしいしくみの提供 ととらえ 経営戦略と CSR が一体となった事業運営 を推進し 企業価値向上を図ります 3. 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 における基本戦略本中期経営計画において 2018 年度を創業的出直しの年として位置づけ 東洋製罐グループの成長戦略とその成長戦略

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2015年1月期 決算概要

2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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3. 平成 31 年 3 月期の連結業績予想 ( 平成 304 年月 1 日 ~ 平成 313 年月 31 日 ) 売上高営業利益経常利益 (% 表示は 通期は対前期 四半期は対前年同四半期増減率 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 1 株当たり当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円

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CHIBA KOGYO BANK REPORT Contents Profile 01 CHIBA KOGYO BANK REPORT 2016

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決算短信

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平成 18 年 3 月期中間決算短信 ( 連結 ) 平成 17 年 11 月 上場会社名住友金属工業株式会社上場取引所東大名札福 コード番号 5405 本社所在都道府県大阪府 (URL ) 代表者役職名代表取締役社長氏名友野宏問合せ先

2) 策定方法の変更課題である 外部環境変化への対応 及び 戦略重視の体制づくり に対応するため 19 中経においては次のように策定方法を変更致しました 従来の財務計画主体の 中期経営計画 から 成長戦略の立案 実行に重点を置いた 中期経営戦略 に名称を含め変更致します 戦略重視の体制とするため 財


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平成 13 年度 決算概要と今後の計画について 平成 14 年 5 月 20 日 東京通信ネットワーク株式会社

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中期経営戦略 2019-2021 年度

contents 長期的な経営の方向性 (2030 年に向けて ) 丸紅グループが目指す長期的な方向性経営戦略の基本方針 ( 企業価値向上と成長ホライゾン ) 中期経営戦略 GC2021(2019-2021 年度 ) キャッシュ フロー経営 ( 資本配分方針 ) 事業指針成長戦略 1( 推進体制 :2019 年 4 月機構改革 ) 成長戦略 2( 事業戦略の進化 ) 成長戦略 3(White Space) サステナビリティとガバナンスグループ人財戦略経営指標 定量目標株主還元方針 2

長期的な 経営の方向性 2030 年に向けて 3

丸紅グループが目指す長期的な方向性 丸紅グループの在り姿 Global crossvalue platform 商社の枠組みを超える価値創造企業グループへ 社会 顧客の課題と向き合いタテの進化とヨコの拡張により成長エンジンを追求し新たなビジネスモデルを創出する 2030 年を見据えた世界の変化 大きな潮流 ミレニアルズの時代 価値観の変容 技術革新 デジタルトランスフォーメーション 地政学リスク 国際秩序の変化 産業構造の水平化 複層化 新たなエコシステム出現 機会 と 脅威 が同時に到来 機会 変化に伴う新たな成長オポチュニティ 脅威 既存ビジネスモデルの陳腐化リスク 商品軸をベースとしたソリューション創出の限界 非連続な変化 既成概念のディスラプション 機会と脅威への洞察力 先を読む力 変革力 4

経営戦略の基本方針 ( 企業価値向上と成長ホライゾン ) 2030 年に向けた長期的な企業価値向上を追求する 成長の土台となる強固な財務基盤の構築 維持 既存事業基盤の強化による持続的成長 10 年先を見据えた新たなビジネスモデル創出による爆発的成長 3 つの成長ホライゾンを同時に推進 ホライゾン 3 White Space 現状では取り込めていない成長領域 新たなビジネスモデル 2030 年に向けた 爆発的成長 企業価値 GC2021 ( 第一段階 ) ホライゾン 2 既存事業領域の戦略追求 ホライゾン 1 既存事業の充実 足元の収益を支える持続的成長 2019 2021 2030... 5

中期経営戦略 2019-2021 年度 6

キャッシュ フロー経営 ( 資本配分方針 ) 基礎営業 CF の極大化を追求し 3 ヵ年累計 12,000 億円を創出 3 ヵ年累計の株主還元後 FCF を黒字化 (+1,000 億円以上 ) することで財務規律を維持し つつ 成長への資本配分が基礎営業 CF の長期的な極大化に繋がる正のサイクルを実現 キャッシュイン <3 ヵ年累計 CF 計画 > キャッシュアウト 財務基盤の更なる強化株主還元の充実 回収 2,500 億円 債務返済 株主還元 株主還元後 FCF( 債務返済 ) を +1,000 億円以上創出 ネット DE レシオ 0.8 倍程度を 2019 年度末に 1 年前倒しで達成 株主還元方針については 07 株主還元方針 参照 基礎営業 CF 運転資金 ホライゾン 3 2,000 億円 成長への資本配分 戦略的な新規投資 CAPEX へ優先的に配分 12,000 億円 新規投資 CAPEX 9,000 億円 ホライゾン 2 5,000 億円 ホライゾン1に2,000 億円 ホライゾン2に5,000 億円配分し 既存事業基盤を強化 ホライゾン3への投資 (2,000 億円 ) が将来の基礎営業 CFの ホライゾン 1 2,000 億円 極大化に寄与 7

事業指針 新たな事業指針 SPP: Strategy Prime Platform 本事業指針に則り新規投資を戦略的に厳選すると共に事業モニタリングを通じた既存事業の強化 Strategy 戦略とは 在り姿を定め現状とのギャップを埋めること と定義し戦略ありきを徹底 営業本部による事業戦略は実行 実現ステージへ 回収 資産リサイクルの促進を図り 事業ポートフォリオの 価値最大化へ Prime 丸紅グループによる主体的な事業戦略の実行 マジョリティ投資 もしくはパートナーとの相互補完による主体的な事業価値向上を追求 事業指針 Platform 丸紅グループの Platform を拡充 活用し 社内外の知の掛け合わせにより価値を創造 地域 分野 商品等の拡がりが見込める事業を Platform とした長期的な事業価値向上を追求 8

成長戦略 1( 推進体制 :2019 年 4 月機構改革 ) 営業本部 ホライゾン 1 ホライゾン 2 ホライゾン 3 生活産業 食料アグリ化学品 電力エネルギー金属 社会産業金融 ライフスタイル 情報 不動産 フォレストプロダクツ 食料 アグリ事業 化学品 電力 エネルギー 金属 プラント 航空 船舶 金融 リース事業 建機 自動車 産機 次世代事業開発 人的リソースを再配置 ( 総勢約 100 名の陣容 ) 既存事業の充実既存事業領域の戦略追求 機構改革のポイント 営業の業務執行体制を 4 階層から 3 階層へとフラット化し 営業本部がスピード感をもって戦略実行できる体制へ ( 組織再編 ) アグリインプット事業と北米集荷事業を集約し アグリ事業 領域で更なる成長を追求 電力本部とエネルギー本部を同じ営業グループ傘下に再編し 総合エネルギーソリューションを追求 金融 リース事業を一つの本部に集約し 商品軸を超えた 金融ソリューションを追求 全社最適の観点より 新たなビジネスモデル創出を目的とし た新営業本部 ( 次世代事業開発本部 ) を創設 White Space 丸紅グループ全体で White Space を追求 9

成長戦略 2( 事業戦略の進化 ) ホライゾン 1 既存事業の充実 ホライゾン 2 既存事業領域の戦略追求 ホライゾン 3 White Space 既存 13 営業本部の事業戦略 ( 既存事業領域 +White Space) 生活産業電力 エネルギー 金属 ライフスタイル情報 不動産フォレストプロダクツ電力エネルギー金属 グローバル SPA 向け ODM 事業の強化 消費者向け直販ビジネス SPA EC 事業の展開 ICT 事業基盤の強化 国内外住宅開発販売 アセットマネジメント事業の拡充 5G 等技術を活用したソリューションの開発 マンション等顧客向け付加価値サービス事業の展開 ムシパルプ事業の競争力 収益力強化 海外パッケージ製造販売事業への参入 発電事業から総合エネルギーソリューション事業への進化 低炭素社会を見据えた再生可能エネルギー事業 ガス 新エネルギーバリューチェーン事業への取組み強化 国内外の電力小売 サービス事業の強化拡大 地域密着型ユーティリティサービス 分散電源およびエネルギー事業への拡張 優良上流権益の拡充 環境 循環型ビジネスへの取組み強化 食料 アグリ 化学品 食料 化学品分野におけるスペシャリティ商品の販売 マーケティング強化 特に化学品においてはライフサイエンス分野への取組み拡大 製造 メーカー機能の強化 ヘレナ事業の成長拡大 アグリインプット事業のアジア 南米等へのグローバル展開 北米穀物集荷事業の強化 社会産業 金融 食料アグリ事業化学品プラント航空 船舶金融 リース事業 建機 自動車 産機 社会インフラ事業への取組み強化 インフラファンドビジネスへの参入 資産価値の最大化 商品軸を超えた金融 リース事業の展開 次世代型金融サービス事業への参入 社会産業領域における高付加価値サービス 機能の強化 10

成長戦略 3(White Space) ホライゾン 3 White Space: 現状では取り込めていない成長領域 新たなビジネスモデル ~ 既存 13 営業本部 次世代事業開発本部 ~ 巨大なアジア中間層の台頭 ヘルスケア & ウェルネス 次世代社会基盤の拡大 2030 年に向けた爆発的成長へ 消費者接点構築マーケティング機能強化リアル & バーチャル 環境低炭素社会 都市化 スマート化ソリューション & アグリゲーション スペシャリティライフサイエンス分野次世代金融サービス事業 5G デジタル技術ブロックチェーン 地域密着型ユーティリティサービス分散電源教育 スポーツエンターテインメント 社会 顧客の課題と向き合い成長エンジンを追求する アジア アフリカ地域のインフォーマルセクター プラットフォーム構築機能強化 ビジネスプランコンテスト イノベーション イニシアティブ ビジネスモデルキャンバス 15% ルール アイデアボックス 丸紅アカデミア 既存事業基盤 商物流 中立性 当社の機能 リソースグローバルネットワーク 事業ノウハウ 信用力 信頼 プロジェクトマネジメント 外部提携 自社機能強化 ディストリビューション マーケティング 商品開発 技術 CVC 11

サステナビリティとガバナンス サステナビリティの実践 ガバナンスの更なる充実 2019 年 2 月に Sustainable Development Report を公表 3 つの基盤マテリアリティ 4 つの環境 社会マテリアリティを特定 基盤マテリアリティ マーケットバリューの高い人財揺るがない経営基盤社会と共生するガバナンス 環境 社会マテリアリティ 気候変動対策への貢献持続可能な森林経営 森林保全への貢献人権を尊重し コミュニティとの共発展に貢献持続可能で強靭なサプライチェーン構築 取引先との協働 実効性 取締役会の実効性 経営監督機能一層の充実 透明性 情報開示の充実 多様なステークホルダーとのエンゲージメント強化 グループガバナンス 丸紅グループガバナンスポリシーによる事業会社とのガバナンス方針の共有 事業会社と株主 ( オーナー ) の役割明確化による事業会社経営の強化 Global crossvalue platform の発展 長期的な企業価値の向上 12

グループ人財戦略 丸紅グループ社員一人ひとりが Global crossvalue platformの一員として 新たな価値創造を担う丸紅グループ人財戦略を推進する マーケットバリューの高い人財 新たな価値を創造する人財 重点施策 社会 顧客に評価され 必要とされる人財 経営戦略と人事制度のアライメント強化 人財育成の強化 多様な人財が活きる仕組みの構築 健康経営 働き方改革の推進 企業 組織を越えた繋がる場の形成 多様性 多様な価値観の尊重 多様な個の力を活用 価値創造力を向上 丸紅人財エコシステム 人が活き 繋がる風土 人財が活きる働き方 環境の創出 社内外の知が結集するオープンイノベーション 13

経営指標 定量目標 連結純利益 2021 年度 3,000 億円 キャッシュ フロー 基礎営業 CF 3 ヵ年累計 12,000 億円 株主還元後 FCF 3ヵ年累計 +1,000 億円以上 ネットDEレシオ 2021 年度末 0.7 倍程度 新規投資 ( 含む CAPEX) 3 ヵ年累計 9,000 億円程度 ホライゾン3 ホライゾン2 ホライゾン1 2,000 億円 5,000 億円 2,000 億円 ( 株主還元後 FCF 目標達成が前提 ) ROE 10% 以上 長期的な時価総額の向上を追求 14

株主還元方針 現行の連結配当性向 25% 以上は維持し 各年度における配当金は 期初に公表する予想配当金を下限とする 追加株主還元策としてネットDEレシオ0.8 倍程度達成後 資本配分の根源的な原資である基礎営業キャッシュ フローの創出力や成長投資パイプラインの状況等を踏まえて 機動的に自己株式の取得を実施する 株主還元 連結配当性向 25% 以上 株価上昇 連結配当性向 25% 以上 機動的な 自己株式取得 株価上昇 GC2018 ネット DE レシオ 0.8 倍程度達成 GC2021 15

将来見通しに関する注意事項 : 本資料に掲載された予測および将来の見通しに関する記述等は 本資料の発表日現在における入手可能な情報 一定の前提や予期に基づくものです よって 実際の業績 結果 パフォーマンス等は 経済動向 市場価格の状況 為替の変動等 様々なリスクや不確定要素により大きく異なる結果となる可能性がありますが 当社は 本資料の情報の利用により生じたいかなる損害に関し 一切責任を負うものではありません また 当社は 本資料に掲載された予測および将来の見通しに関する記述等についてアップデートする義務を負うものではありません