議 事 の 経 過 会 議 記 録 の 概 要 会 議 名 : 第 5 回 河 内 長 野 市 生 活 保 護 費 不 正 支 出 事 件 外 部 調 査 委 員 会 日 時 : 平 成 26 年 1 月 15 日 ( 水 曜 日 )13:00~16:30 場 所 : 河 内 長 野 市 役 所 3 階 庁 議 室 出 席 者 :< 委 員 会 委 員 > 新 倉 委 員 長 中 村 副 委 員 長 井 川 委 員 < 事 務 局 > 小 西 総 務 課 長 吉 川 総 務 課 主 査 < 聴 取 対 象 者 > 生 活 保 護 業 務 の 経 理 担 当 職 員 1 名 1 関 係 者 聴 取 の 主 な 内 容 委 員 から 生 活 保 護 の 経 理 事 務 に 関 する 次 の 点 について 聴 取 が 行 われ 出 席 した 生 活 保 護 業 務 の 経 理 担 当 職 員 (1 名 )が 回 答 した 内 容 経 理 担 当 の 事 務 量 について 当 時 の 事 務 量 として 生 活 保 護 の 経 理 担 当 とは 別 に 生 活 福 祉 課 の 庶 務 業 務 生 活 福 祉 課 は 地 域 福 祉 部 の 庶 務 も 所 管 業 務 になっており 地 域 福 祉 部 の 庶 務 業 務 も 担 当 していた ただし これらの 庶 務 業 務 は それほどのウエイトではなく 業 務 の 大 半 は 生 活 保 護 の 経 理 事 務 が 占 めている 経 理 事 務 の 流 れと 生 活 保 護 決 定 調 書 ( 稟 議 書 )の 決 裁 時 における 経 理 担 当 の 役 割 と 決 裁 のチェックの 内 容 について 当 市 では 経 理 担 当 は ケースワーカーが 起 案 する 生 活 保 護 決 定 調 書 ( 稟 議 書 )について 査 察 指 導 員 ( 主 幹 )の 前 に 押 印 して 生 活 保 護 決 定 調 書 ( 稟 議 書 )の 確 認 をしていること 経 理 担 当 者 には 生 活 保 護 の 内 容 に 関 する 権 限 を 有 していないので 被 保 護 者 に 対 する 生 活 保
護 の 内 容 に 対 して 審 査 を 行 っている 訳 ではなく 生 活 保 護 費 が 支 給 日 に 支 払 うことができるように 主 に 扶 助 の 費 目 と 支 給 日 を 支 給 事 務 手 続 きのために 確 認 している また 追 加 支 給 に 関 しては 決 裁 時 の 生 活 保 護 決 定 調 書 ( 稟 議 書 ) から 金 額 や 支 払 方 法 等 を 転 記 した 追 給 整 理 簿 というものを 経 理 事 務 として 任 意 に 作 成 していること 以 前 は 手 書 きで 作 成 をしていたが 現 在 はエクセルで 作 成 している また 追 給 整 理 簿 には 戻 入 の 内 容 についても 記 載 している これらに 関 して 実 際 の 生 活 保 護 決 定 調 書 や 追 給 整 理 簿 等 を 提 示 し ながら 委 員 に 説 明 が 行 われた 生 活 保 護 電 算 システムと 経 理 担 当 の 事 務 について 生 活 保 護 決 定 調 書 の 決 裁 は 紙 ベースの 稟 議 書 で 行 っており 決 裁 時 には 経 理 担 当 は 生 活 保 護 電 算 システム 上 での 確 認 は 行 わず 生 活 保 護 決 定 調 書 ( 稟 議 書 )の 決 裁 を 終 えて 査 察 指 導 員 が 生 活 保 護 電 算 シ ステム 上 で 決 定 ( 承 認 )の 処 理 を 行 っている 追 加 支 給 に 関 しては 締 め 処 理 の 段 階 で 生 活 保 護 電 算 システム 上 で 決 定 処 理 された 内 容 と 任 意 で 作 成 した 追 給 整 理 簿 に 転 記 された 内 容 が 合 致 しているか 等 を 確 認 している また 定 例 支 給 に 関 しては 締 め 処 理 の 段 階 で 生 活 保 護 支 給 明 細 書 点 検 用 の 書 類 を 生 活 保 護 電 算 システムから 各 担 当 ケースワーカー 別 に 打 ち 出 して 各 担 当 ケースワーカーに 確 認 をしてもらい その 後 に 締 め 処 理 を 行 っている 各 担 当 ケースワーカーへの 振 り 分 けは 生 活 保 護 電 算 システムにおいて 各 被 保 護 者 に 地 区 担 当 の 設 定 がされているこ とから 振 り 分 けが 可 能 となっている なお 生 活 保 護 電 算 システム 上 の 締 め 処 理 の 操 作 について 生 活 保
護 電 算 システムを 用 いて 操 作 内 容 について 確 認 が 行 われ バージョン アップ 前 と 後 のシステム 上 の 違 いについても 説 明 がされた 生 活 保 護 費 の 窓 口 払 い 分 の 出 金 を いつ どのように 行 い 支 給 して いるのか まず 追 加 支 給 に 関 しては 毎 月 初 日 に 生 活 福 祉 課 長 名 義 の 口 座 に 概 算 額 の 資 金 前 渡 を 預 け 入 れし 経 理 担 当 が 支 給 日 の 当 日 に 通 帳 とキ ャッシュカードを 用 いて 市 役 所 内 のATM 機 で 口 座 から 引 き 下 ろし ている なお 当 日 支 給 分 の 総 額 ではなく 1 件 ごとに 出 金 している 通 帳 には 対 象 者 の 氏 名 を 記 載 し 誰 の 支 給 分 かを 明 確 にしている 追 加 支 給 の 窓 口 払 いでは ケースワーカーと 経 理 担 当 が 立 ち 会 って 被 保 護 者 に 保 護 費 を 手 渡 している その 場 で 被 保 護 者 に 金 額 を 確 認 し てもらい 領 収 書 を 徴 している なお 定 例 支 給 の 窓 口 払 い 分 に 関 しては 前 日 に 各 被 保 護 者 ごとに 封 筒 に 保 護 費 を 入 れておき 毎 月 の 支 給 日 に 窓 口 で 渡 している その 際 一 覧 表 になった 領 収 書 に 職 員 が 被 保 護 者 から 印 鑑 を 預 かって 押 印 し 封 筒 には 支 給 金 額 の 明 細 書 を 入 れて 被 保 護 者 に 渡 している このことについて 実 際 の 明 細 書 等 を 提 示 しながら 確 認 が 行 われ た また 生 活 福 祉 課 が 追 加 支 給 について 行 った 改 善 措 置 として 追 加 支 給 日 を 月 に3 回 設 定 すること( 追 加 支 給 の 定 例 支 給 化 )により 概 算 額 での 資 金 前 渡 を 減 らす 取 り 組 みを 行 っている 資 金 前 渡 と 精 算 手 続 きについて 資 金 前 渡 については 市 の 会 計 事 務 規 則 で 精 算 の 手 続 きが 規 定 され ており 10 日 以 内 に 精 算 を 行 わなければならないとされている 資
金 前 渡 の 精 算 には 領 収 書 を 添 付 しており 精 算 手 続 きを 行 うまでの 間 経 理 担 当 が 預 かっておき 領 収 書 の 束 を 精 算 伝 票 に 添 付 している なお 定 例 支 給 において 被 保 護 者 が 生 活 保 護 費 を 受 け 取 りに 来 て いない 場 合 は ケースワーカーから 被 保 護 者 に 取 りに 来 るよう 催 促 を してもらっている 支 給 が 不 要 となったものは 精 算 戻 入 という 処 理 が 必 要 となってくる 戻 入 が 必 要 なのは 支 給 決 定 後 支 給 日 までに 被 保 護 者 が 亡 くなるような 場 合 や 収 入 の 増 加 等 により 保 護 が 必 要 なく なる 場 合 などである 戻 入 については 追 加 支 給 用 の 資 金 前 渡 金 の 口 座 とは 別 に 戻 入 用 の 生 活 福 祉 課 長 名 義 の 口 座 を 設 けており そこに 支 給 しなかった 保 護 費 を 入 れておき 精 算 手 続 きの 中 で 返 納 通 知 書 とと もに 戻 入 口 座 に 入 っていたお 金 を 市 役 所 内 の 指 定 金 融 機 関 窓 口 にて 支 払 って 戻 入 している なお 精 算 書 の 決 裁 は 経 理 担 当 が 起 案 し 主 幹 を 経 て 課 長 が 決 裁 している 資 金 前 渡 の 精 算 方 法 を1 年 単 位 から1 月 単 位 に 変 更 した 点 について 従 前 年 度 当 初 に600 万 円 の 資 金 前 渡 を 受 け その 後 順 次 支 給 して 減 った 金 額 を 補 充 する 形 で 資 金 前 渡 を 続 け 1 年 度 の 終 了 時 に 600 万 円 を 精 算 するというような1 年 単 位 での 精 算 を 行 っていた が 以 前 監 査 で 指 摘 があったことから1 月 単 位 での 精 算 方 式 としてい る 経 理 担 当 が 作 成 する 生 活 保 護 費 扶 助 別 整 理 簿 と 生 活 保 護 電 算 システム や 生 活 保 護 電 算 システムと 財 務 会 計 システムとの 関 係 について 経 理 担 当 は 生 活 保 護 の 統 計 業 務 については 担 当 していない 経 理 担 当 の 業 務 の 一 つとして 国 から 作 成 するよう 指 導 されている 生 活
保 護 費 扶 助 別 整 理 簿 を 月 別 に 作 成 している 生 活 保 護 電 算 システム と 財 務 会 計 システムについては 連 動 しておらず 別 々のシステムであ り 毎 月 の 執 行 額 を 合 わせる 作 業 のためにこの 生 活 保 護 費 扶 助 別 整 理 簿 を 用 いている この 生 活 保 護 費 扶 助 別 整 理 簿 は 被 保 護 者 に 支 払 う 生 活 保 護 費 だけでなく 診 療 報 酬 や 眼 鏡 代 等 の 治 療 材 料 費 な ど 業 者 や 医 療 機 関 等 に 直 接 支 払 う 扶 助 費 も 記 載 しており 財 務 会 計 シ ステムの 執 行 額 と 合 致 しているものである これと 生 活 保 護 電 算 シス テムで 出 力 した 集 計 表 (システム 上 の 名 称 は 経 理 状 況 調 )を 照 ら し 合 わせることで その 月 の 執 行 額 の 確 認 を 行 っている この 作 業 で 確 認 できた 集 計 表 を 毎 月 国 と 府 に 報 告 する 経 理 状 況 報 告 書 の 決 裁 に 添 付 をしている このような 業 務 の 内 容 について 産 前 産 後 休 暇 育 児 休 業 前 に 引 継 ぎをしていたが 宮 本 元 職 員 が 経 理 担 当 をしていた 間 はこの 生 活 保 護 費 扶 助 別 整 理 簿 が 作 成 されていなかった 生 活 保 護 電 算 システムの 集 計 表 は 国 が 定 めた 経 理 状 況 報 告 書 の 様 式 とは 異 なるので 改 めて 経 理 担 当 がエクセルの 様 式 に 値 を 入 力 しなけ ればならない 宮 本 元 職 員 からの 引 継 ぎ 状 況 等 について 宮 本 元 職 員 は 平 成 23 年 4 月 1 日 に 他 の 部 署 に 異 動 し その 直 後 に 産 前 産 後 休 暇 育 児 休 業 から 復 帰 して 改 めて 経 理 担 当 として 業 務 を 行 うこととなった 復 帰 後 宮 本 元 職 員 から 引 継 ぎを 受 ける 中 で 平 成 22 年 度 の 処 理 は 全 て 自 分 ( 宮 本 元 職 員 )がするので 平 成 22 年 度 の 経 理 事 務 には 触 らないよう 言 われていた このため 引 継 後 も 平 成 22 年 度 の 経 理 事 務 の 内 容 で 処 理 されていない 事 案 があったが それは 上 司 の 主 幹 に 内 容 を 報 告 等 した 上 で 宮 本 元 職 員 に 連 絡 をする などして 宮 本 元 職 員 が 事 務 処 理 を 行 っていた なお 5 月 末 の 出 納
閉 鎖 までは 出 納 整 理 期 間 として 旧 年 度 の 事 務 処 理 は 可 能 である 平 成 24 年 8 月 に 生 活 保 護 電 算 システムのバージョンアップをし ていた 際 に 従 来 の 旧 電 算 システムでは 直 近 の 分 しか 表 示 されなかっ たが 新 電 算 システムとなってこれまでの 過 去 の 生 活 保 護 費 の 支 給 決 定 の 処 理 が 未 決 裁 となっているものが 全 てエラーとして 出 てくるよ うになり 不 自 然 な 処 理 として 発 覚 した 2 次 回 の 河 内 長 野 市 生 活 保 護 費 不 正 支 出 事 件 外 部 調 査 委 員 会 について 次 回 の 河 内 長 野 市 生 活 保 護 費 不 正 支 出 事 件 外 部 調 査 委 員 会 は 委 員 長 から 生 活 福 祉 課 長 から 聴 取 したい 旨 の 発 言 があり 次 回 の 関 係 者 聴 取 に 関 しても 非 公 開 で 行 うことについて 委 員 長 が 委 員 に 諮 って 決 定 された また 委 員 から 聴 取 を 受 ける 関 係 者 が 自 由 に 発 言 できる 環 境 に 配 慮 するようにとの 指 示 があった 以 上