隈 元 柳 田 : 被 服 行 動 とライフスタイルの 関 連 性 欲 求 と 被 服 行 動 の 関 係 に 関 しては マズローの 欲 求 分 類 により 説 明 することができる 1) マズローは 欲 求 は 階 層 構 造 をなしており 第 一 段 階 の 生 理 的 欲 求 第 二 段 階

Similar documents
<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

23年度版 総社市様式外.xls

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

私 達 が 調 査 手 法 を 研 究 した 背 景 リクルートワークス 研 究 所 ワーキングパーソン 調 査 (2000 年 ~ 隔 年 実 施 ) 首 都 圏 在 住 の18~59 歳 で 働 く 個 人 6,500 人 ( )を 対 象 に 就 業 実 態 意 識 を 調 査 調 査 実 施

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2


(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

●幼児教育振興法案

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

資料8(第2回水害WG)

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

 

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

< E937895AA8CF6955C976C8EAE904588F58B8B975E2E786C73>

スライド 1

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

地域支援心理研究センター 紀要 第10号

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 年 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

調 査 結 果 トピック1: 性 年 代 別 利 用 率 の 利 用 率 は 男 女 ともに 各 年 代 で 大 きく 伸 長 している 2011 年 9 月 の 調 査 では の 年 代 別 利 用 率 は 男 女 とも が 最 も 高 く が 23.9% が 20.5%だったが 今 年 の 調

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

1

< F2D A C5817A C495B6817A>

Microsoft PowerPoint - エントリー04_結婚TextVoice

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

Microsoft Word - A6001A.doc

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

<4D F736F F D2088B089AE95F18D908F C8E DA8E9F >

波佐見町の給与・定員管理等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

Taro-学校だより学力調査号.jtd

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

第316回取締役会議案

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

スライド 1

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Taro-給与公表(H25).jtd

スライド 1

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

1_2013BS(0414)

18 国立高等専門学校機構

<4D F736F F D C8E DA8E9F E2E646F63>

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

別紙3


<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>


ニュースリリース

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

<4D F736F F D C668DDA8CB4967B816A837A815B B E518D6C817795CA8E E738BE692AC91BA2E646F63>

目 次 1. 方 針 1 2. 市 庁 舎 の 耐 震 化 事 業 計 画 2 [ 参 考 ] 建 物 の 現 状 5

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

<4D F736F F D2095CA8E A90DA91B18C9F93A289F1939A8F D8288B3816A5F E646F63>

< C8EAE81698E738BE692AC91BA94C5816A8CF6955C B835E2E786C73>

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

Microsoft Word - 目次.doc

< E9197BF A959A8CA98AEE91628E9197BF>

(5) 給 与 改 定 の 状 況 1 月 例 給 平 成 23 年 度 ( ).21 ( 注 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 は 事 委 員 会 勧 告 において 公 民 の4 月 分 の 給 与 額 をラス パイレス 比 較 した 平 均 給 与 月 額 である は 事 委 員 会 を

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

Transcription:

論 文 被 服 行 動 とライフスタイルの 関 連 性 隈 元 美 貴 子 1) 柳 田 元 継 2) キーワード: 被 服 行 動,ライフスタイル,クラスター 分 析 要 旨 : 被 服 行 動 を 規 定 する 要 因 には 感 覚 や 知 覚 感 情 や 気 分 パーソナリティや 自 己 概 念 欲 求 や 動 機 態 度 価 値 観 ライフスタイルなどがある これらは 被 服 行 動 を 説 明 す るための 概 念 としてみなされ これまでに こうした 概 念 と 被 服 行 動 の 関 係 性 に 関 する 多 くの 研 究 がおこなわれている しかし ライフスタイルと 被 服 行 動 との 関 連 性 にまで 言 及 した 報 告 は 少 ない そこで 本 研 究 では 現 代 の 若 者 の 被 服 行 動 をいくつかのパターンに 分 類 し それぞれのグループごとにライフスタイルに 違 いが 見 られるかどうかを 明 らかにす る 事 を 目 的 として 質 問 紙 調 査 を 行 い 検 討 を 行 った 被 服 行 動 を 測 定 する 20 項 目 への 反 応 を 因 子 分 析 ( 主 因 子 プロマックス 回 転 )し 固 有 値 1 以 上 の4 因 子 を 抽 出 した そ れぞれ 流 行 性 経 済 性 機 能 性 規 範 性 と 命 名 した 次 に 被 服 行 動 に 対 する 考 え 方 で 対 象 者 をクラスター 化 するために 因 子 得 点 をもとにクラスター 分 析 を 行 った そ の 結 果 流 行 性 が 高 い 値 を 示 す 流 行 追 従 型 流 行 性 規 範 性 が 高 く 経 済 性 が 低 い 値 を 示 す TPO 重 視 型 流 行 性 が 低 い 値 を 示 す 流 行 無 関 心 型 にクラスター 化 できた 次 に ライフスタイルに 対 する 各 質 問 の 回 答 の 分 布 を 一 元 分 散 分 析 し 多 重 比 較 を 行 った その 結 果 クラスター 間 でライフスタイルが 異 なることが 明 らかになり 被 服 行 動 からライフスタイルの 推 測 ができる 可 能 性 が 示 唆 された 緒 言 人 間 生 活 の 基 本 的 な 要 素 として 衣 食 住 が 挙 げられるが これらは 我 々の 生 命 を 守 るといった 原 始 的 な 必 要 を 満 たすだけではなく より 社 会 的 文 化 的 な 生 活 を 送 るうえ で 重 要 な 役 割 を 果 たしている 被 服 に 焦 点 を 当 ててみると 我 々が 日 常 的 に 行 っている 被 服 に 関 する 行 動 - 購 買 着 装 廃 棄 -は 被 服 行 動 として 定 義 されており 文 化 社 会 個 人 の3つの 水 準 に 大 別 して 規 定 されている 特 に 個 人 の 水 準 で 被 服 行 動 を 規 定 する 要 因 には 感 覚 や 知 覚 感 情 や 気 分 パーソナリティや 自 己 概 念 欲 求 や 動 機 態 度 価 値 観 ライフスタイルなどがある 1) これらは 被 服 行 動 を 説 明 するための 概 念 としてみなさ れ これまでに こうした 概 念 と 被 服 行 動 の 関 係 性 に 関 する 多 くの 研 究 がおこなわれてい る 1) 山 陽 学 園 大 学 総 合 人 間 学 部 生 活 心 理 2) 有 限 会 社 NTC 技 建 人 間 環 境 開 発 部 - 79 -

隈 元 柳 田 : 被 服 行 動 とライフスタイルの 関 連 性 欲 求 と 被 服 行 動 の 関 係 に 関 しては マズローの 欲 求 分 類 により 説 明 することができる 1) マズローは 欲 求 は 階 層 構 造 をなしており 第 一 段 階 の 生 理 的 欲 求 第 二 段 階 の 安 全 の 欲 求 第 三 段 階 の 所 属 と 親 和 の 欲 求 第 四 段 階 の 尊 敬 と 承 認 の 欲 求 第 五 段 階 の 自 己 現 実 の 欲 求 に 分 類 できるとしている これを 被 服 行 動 の 場 面 に 置 き 換 えてみると まず 人 は 寒 さから 身 を 守 り 生 命 を 維 持 するために 被 服 を 着 用 し( 生 理 的 欲 求 ) 続 いて 外 敵 や 危 険 な 状 況 において 外 傷 を 負 わないように 例 えば 長 袖 のシャツや 紫 外 線 を 遮 る 材 質 の 被 服 を 着 用 する( 安 全 の 欲 求 ) こうした 低 次 の 欲 求 が 満 たされると 次 に 人 並 み の 被 服 を 着 たいというエチケット 的 な 欲 求 に 気 持 ちが 移 り( 所 属 と 親 和 の 欲 求 ) さらには 集 団 の 中 において 人 よりもよい 被 服 を 纏 い 人 から 認 められたいという 気 持 ちが 生 じる( 尊 敬 と 承 認 の 欲 求 ) そして それらの 欲 求 が 十 分 満 たされた 場 合 に 自 己 実 現 の 欲 求 が 生 起 する 自 己 実 現 の 欲 求 とは 自 分 自 身 を 成 長 させ 豊 かにしていく 欲 求 であり 被 服 行 動 でいうならば 例 えば デザインをする 事 から それを 着 用 するまでの 一 連 の 行 為 がそれ に 当 たる また クリークモア(A.M.Creekmore)は マズローの 分 類 に 加 え 第 六 段 階 に 知 識 への 欲 求 第 七 段 階 に 審 美 的 動 機 第 八 段 階 に アクションに 対 する 欲 求 を 加 えて 着 装 動 機 の 研 究 を 行 っており 被 服 行 動 における 自 己 実 現 の 欲 求 は クリークモ アが 言 うところの 第 六 段 階 から 第 八 段 階 にあたると 考 えられる 2) 被 服 行 動 を 説 明 するための 概 念 のひとつの 態 度 は オルポートにより 定 義 されてい る 態 度 とは 個 人 がかかわりを 持 つあらゆる 対 象 や 状 況 への 個 人 の 反 応 に 指 示 的 あるい は 力 動 的 な 影 響 を 及 ぼす 経 験 を 通 じて 体 制 化 された 精 神 的 神 経 的 な 準 備 状 態 である と 定 義 されている 3) この 態 度 と 被 服 行 動 に 関 する 研 究 において 購 買 態 度 と 被 服 行 動 について 報 告 されてい る 被 服 に 対 する 購 買 態 度 は 一 般 の 商 品 全 体 に 対 する 購 買 態 度 によっても 規 定 されるし さらには 保 守 的 革 新 的 といった 生 活 態 度 や 目 的 合 理 的 価 値 合 理 的 といった 価 値 態 度 によっても 規 定 される 佐 々 木 らは 購 買 態 度 の 基 本 的 次 元 を 合 理 性 と 情 緒 性 という 二 次 元 で 測 定 する 尺 度 を 作 成 し 購 買 態 度 のプロフィールに 基 づく 商 品 の 分 類 を 行 っている 4) 被 服 に 対 する 購 買 態 度 も 大 きくはこのような 二 つの 次 元 でとらえる 事 ができ よう また 中 川 らは erc scale 尺 度 を 用 いて 購 買 態 度 を 測 定 し 被 服 の 購 買 行 動 との 関 連 を 見 出 している 5) また 着 装 態 度 について 天 野 らは 若 い 勤 労 者 を 対 象 に 着 装 態 度 のタイプと 被 服 行 動 特 性 の 関 係 を 検 討 している 6) その 結 果 ファッション 情 報 への 関 心 については 売 り 場 の 陳 列 商 品 を 注 意 してみる 他 人 の 服 装 をいつも 注 意 してみるなど 身 近 な 情 報 への 関 心 が 高 い そして 着 装 態 度 では 着 心 地 や 肌 触 り 動 きやすさに 加 えて 場 所 がらを 重 視 し 他 人 に 不 快 感 を 与 えない 服 装 清 楚 な 服 装 を 心 がけており 服 装 は 信 用 に 関 わるから おろそかにできないと 回 答 するなど 社 会 性 容 儀 性 を 重 視 している しかし 一 方 で 異 性 に 魅 力 的 に 見 られるような 服 装 がしたい 周 りに 縛 られず 自 分 の 好 きな 服 装 をしたい などおしゃれへの 関 心 が 強 いことが 報 告 されている そして 着 装 態 度 を 他 者 同 調 流 行 追 随 型 おしゃれ 軽 視 流 行 否 定 型 個 性 重 視 流 行 積 極 型 他 者 同 調 流 行 消 極 的 型 の 4 つのタ イプに 分 け 流 行 行 動 や 購 買 行 動 被 服 費 などにおいてタイプ 別 に 差 異 がみられることを 明 らかにしている 本 研 究 で 扱 う 概 念 である ライフスタイル は ある 種 の 文 化 もしくは 集 団 の 生 活 様 式 - 80 -

を 他 の 文 化 や 集 団 の 生 活 様 式 から 識 別 するような 特 有 な 構 成 要 素 もしくは 性 質 と 関 係 し ている そして ライフスタイルは 一 つの 社 会 における 生 活 の 動 学 から 発 達 し 現 れるパ ターンとして 具 体 化 される 従 ってライフスタイルとは 文 化 や 価 値 観 資 源 シンボル ライセンスとしての 力 の 結 果 として 現 れるものである 一 つの 見 方 を 示 せば 消 費 者 の 購 買 の 総 計 とそれらが 消 費 される 仕 方 も 社 会 のライフスタイルを 反 映 する このような 定 義 に 従 えば アメリカ 人 のライフスタイルや 家 族 のライフスタイル 消 費 者 のライフスタ イル 様 々な 社 会 階 層 のライフスタイル そして ライフサイクルの 異 なる 段 階 に 位 置 す る 特 定 の 集 団 のライフスタイルについて 語 ることができる(Lazer 1963) 7) ライフスタイルと 被 服 行 動 については 田 北 らの 報 告 8) があり 学 生 を 対 象 にライフス タイルを 調 査 したところ いろいろな 体 験 をしてみたい 旅 行 の 計 画 を 立 てるのは 楽 し い 将 来 にではなく 今 を 楽 しく 生 きたい の 平 均 値 が 高 く いろいろな 体 験 をし 旅 行 などを 好 む 行 動 力 的 であるとの 結 果 を 得 ている さらに できるだけ 多 くのものと 比 較 し たうえで 買 い 物 をする など 堅 実 な 生 活 志 向 が 伺 える また 家 事 育 児 は 女 性 に 任 せて おく 方 がよい は 低 いとのことから 家 庭 生 活 は 男 女 で 行 うことを 望 んでいると 分 析 し ている 一 方 で 衣 生 活 スタイル 項 目 は 会 社 訪 問 にはリクルートスーツを 着 る 社 会 的 地 位 や 立 場 にふさわしい 服 装 をすることは 大 切 である 普 段 着 を 着 てパーティ 会 場 へ 行 かない は 高 い 数 値 を 示 した また 環 境 にやさしく 着 用 感 などを 考 えて 健 康 を 意 識 し 堅 実 で 個 性 重 視 の 面 がみられた しかし この 研 究 では ライフスタイルと 被 服 行 動 との 関 係 性 にまで 言 及 していない そこで 本 研 究 では 現 代 の 若 者 の 被 服 行 動 をいくつかのパ ターンに 分 類 し それぞれのグループごとにライフスタイルに 違 いが 見 られるかどうかを 明 らかにする 事 を 目 的 として 質 問 紙 調 査 を 行 い 検 討 を 行 った 対 象 および 方 法 S 大 学 およびS 短 期 大 学 の 学 生 を 対 象 として 集 合 調 査 法 による 質 問 紙 調 査 を 行 った 実 施 時 期 は2013 年 12 月 対 象 は 日 本 人 195 名 回 収 数 は193 名 で 回 収 率 は99.0%であった 調 査 項 目 は 1 基 本 属 性 2ライフスタイルに 関 する25 項 目 9) 3 被 服 行 動 に 関 する20 項 目 10) から 構 成 されている 統 計 分 析 は 単 純 集 計 因 子 分 析 クラスター 分 析 一 元 分 散 分 析 をSPSSを 用 いて 行 った 結 果 および 考 察 (1) 基 本 属 性 の 単 純 集 計 ライフスタイルと 被 服 行 動 の 関 係 について 明 らかにするために 質 問 紙 調 査 を 行 った 回 収 した 質 問 紙 を 精 査 した 結 果 有 効 回 答 数 は 141 名 で 有 効 回 答 率 は 72.3%であった ま ず 対 象 者 の 所 属 学 科 の 割 合 は K 学 科 が 46.1%(65 名 ) Y 学 科 が 53.9%(76 名 )で あった( 図 1) 次 に 対 象 者 の 年 齢 は 18 歳 が 22.7%(32 名 ) 19 歳 が 71.6%(101 名 ) その 他 が 5.7%(8 名 )であった( 図 2) 性 別 は 男 性 が 12.8%(18 名 ) 女 性 が 87.2% (123 名 )であり 大 半 が 女 性 であった( 図 3) 住 居 形 態 は 自 宅 が 60.3%(85 名 ) ア パートが 29.1%(41 名 ) 寮 が 10.6%(15 名 )であった( 図 4) 出 身 地 は 岡 山 県 が 58.2% - 81 -

隈 元 柳 田 : 被 服 行 動 とライフスタイルの 関 連 性 (82 名 ) 広 島 県 が 12.1% (17 名 ) 島 根 県 が 7.1%(10 名 ) 沖 縄 県 が 4.3%(6 名 ) 鳥 取 県 が 3.5%(5 名 ) その 他 が 14.9%(21 名 )であった( 図 5) 一 か 月 の 小 遣 いは 三 千 円 未 満 3.5%(5 名 ) 三 千 円 以 上 五 千 円 未 満 8.5%(12 名 ) 五 千 円 以 上 一 万 未 満 12.1% (17 名 ) 一 万 円 以 上 二 万 円 未 満 31.9%( 45 名 ) 二 万 円 以 上 三 万 円 未 満 16.3%( 23 名 ) 三 万 以 上 四 万 未 満 14.9%(21 名 ) 四 万 以 上 五 万 未 満 8.5%(12 名 ) 五 万 以 上 七 万 未 満 2.8%(4 名 ) 七 万 以 上 十 万 未 満 0.7%(1 名 ) 十 万 以 上 0.7%(1 名 )であった( 図 6) 図 1 対 象 者 の 所 属 学 科 図 2 対 象 者 の 年 齢 図 3 対 象 者 の 性 別 図 4 対 象 者 の 住 居 形 態 図 5 対 象 者 の 出 身 地 図 6 対 象 者 の 一 カ 月 の 小 遣 い - 82 -

(2) 被 服 行 動 の 因 子 分 析 とクラスター 分 析 被 服 行 動 を 測 定 する20 項 目 への 反 応 を 因 子 分 析 ( 主 因 子 プロマックス 回 転 )し 固 有 値 1 以 上 の4 因 子 を 抽 出 した 因 子 分 析 の 結 果 を 表 1に 示 す 第 1 因 子 には 最 新 のフ ァッションについて 知 るために 多 くの 店 を 見 てまわる 最 新 のファッションを 着 るよう にいつも 心 がけている いまどのようなファッションがはやっているかについてよく 知 っている ファッション 雑 誌 をよく 読 む 周 囲 の 人 のファッションが 気 になる などの 項 目 の 因 子 負 荷 量 が 高 いことから 流 行 性 因 子 と 解 釈 した 第 2 因 子 には 衣 服 は 百 貨 店 より 低 価 格 なお 店 で 購 入 することが 多 い どんな 気 入 った 服 でも 高 ければ 買 わない などの 項 目 の 因 子 負 荷 量 が 高 いことから 経 済 性 因 子 と 解 釈 した 第 3 因 子 には 衣 服 のデザインよりはそれを 着 たときの 動 きやすさを 重 視 する 保 温 性 や 通 気 性 の 良 い 服 を 選 ぶ 華 美 さよりは 機 能 性 を 重 視 して 衣 服 を 選 ぶ 吸 水 性 の 良 い 生 地 の 服 を 選 ぶ など の 項 目 の 因 子 負 荷 量 が 高 いことから 機 能 性 因 子 と 解 釈 した 第 4 因 子 には その 場 に 合 った 服 装 というものは 必 要 であると 思 う 人 が 場 違 いな 服 装 をしているのを 見 ること は 耐 え 難 い その 場 にふさわしい 服 装 があると 思 う などの 項 目 の 因 子 負 荷 量 が 高 いこ 表 1 被 服 行 動 因 子 分 析 質 問 項 目 FACTOR Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 最 新 のファッションを 知 るために 多 くの 店 を 見 てまわる 0.779 0.012 0.109 0.056 今 どのようなファッションがはやっているかよく 知 ってい る 0.761 0.017 0.088 0.141 最 新 のファッションを 着 るようにいつもこころがけている 0.747 0.056 0.146 0.090 ファッション 雑 誌 をよく 読 む 0.703 0.026 0.054 0.153 周 囲 の 人 のファッションが 気 になる 0.503 0.245 0.239 0.178 衣 服 は 百 貨 店 より 低 価 格 なお 店 で 購 入 することが 多 い 0.038 0.779 0.075 0.077 多 少 値 段 が 高 くても 品 質 の 良 い 衣 服 を 選 ぶ 0.041-0.750 0.176 0.124 どんなに 気 に 入 った 服 でも 高 ければ 買 わない 0.021 0.654 0.048 0.058 保 温 性 や 通 気 性 の 良 い 服 を 選 ぶ 0.018 0.055 0.722 0.083 華 美 さよりは 機 能 性 を 重 視 して 衣 服 を 選 ぶ 0.189 0.227 0.686 0.018 吸 湿 性 の 良 い 生 地 の 服 を 選 ぶ 0.191 0.114 0.672 0.112 衣 服 のデザインより 着 たときの 動 きやすさを 重 視 する 0.052 0.300 0.507 0.038 その 場 にふさわしい 服 装 があると 思 う 0.069 0.016 0.080 0.680 その 場 に 合 った 服 装 というものは 必 要 であると 思 う 0.118 0.013 0.095 0.573 人 が 場 違 いな 服 装 をしているのを 見 ることは 耐 え 難 い 0.051 0.031 0.037 0.512 因 子 間 相 関 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ - -0.177 0.076 0.197 Ⅱ - 0.076-0.008 Ⅲ - 0.113 Ⅳ - - 83 -

隈 元 柳 田 : 被 服 行 動 とライフスタイルの 関 連 性 とから 規 範 性 因 子 と 解 釈 した 被 服 行 動 に 対 する 考 えの 似 たものをグループ 化 するために 被 服 行 動 を 規 定 する4 因 子 得 点 をもとにクラスター 分 析 を 行 った その 結 果 調 査 対 象 者 を3クラスターに 分 類 する ことができた それぞれのクラスターの 因 子 ごとの 平 均 因 子 得 点 を 図 7に 示 す 各 クラス ターの 特 徴 から 流 行 性 が 低 い 値 を 示 すクラスターに 流 行 無 関 心 型 流 行 性 が 高 い 値 を 示 すクラスターに 流 行 追 従 型 流 行 性 と 規 範 性 が 高 く 経 済 性 に 低 い 値 を 示 す TPO 重 視 型 と 命 名 した 図 7 クラスターごとの 平 均 因 子 得 点 (3)クラスター 間 におけるライフスタイルの 相 違 被 服 行 動 で 分 類 した3つのクラスター 間 でライフスタイルに 差 違 がみられるかどうか 一 元 分 散 分 析 を 行 い 有 意 差 (p<0.05)の 認 められた 質 問 項 目 に 関 してボンフェローニ 補 正 のマンホイットニーの 多 重 比 較 を 行 った その 結 果 TPO 重 視 型 と 流 行 無 関 心 型 の 間 で ライフスタイルの 質 問 項 目 いろいろな 体 験 をしてみたい (p<0.017)と 大 学 や 会 社 はできれば 一 流 のところに 入 りたい (p<0.017) 流 行 ( 音 楽 ファッションなど) についていく 方 だ (p<0.017) 何 かを 買 うとき 常 に 新 しい 店 を 探 して 買 う 方 だ (p<0.017)に 対 する 回 答 の 分 布 に 有 意 差 が 認 められ すべての 項 目 で TPO 重 視 型 が 高 かった また 流 行 追 従 型 と 流 行 無 関 心 型 の 間 で ライフスタイルの 質 問 項 目 人 から 注 目 されるようなことをしたい (p<0.017)と スマートフォン( 携 帯 電 話 を 含 む) がない 生 活 は 不 安 だ (p<0.017) 流 行 ( 音 楽 ファッションなど)についていく 方 だ (p<0.017) 何 かを 買 うとき 常 に 新 しい 店 を 探 して 買 う 方 だ (p<0.017) あまり 人 が 使 っていない 個 性 的 なものを 持 ちたい (p<0.017)に 対 する 回 答 の 分 布 に 有 意 差 が 認 めら れ すべての 項 目 で 流 行 追 従 型 が 高 かった 逆 に 友 人 といるよりは 一 人 でいること が 多 い に 対 する 回 答 の 分 布 は 流 行 無 関 心 型 の 方 が 有 意 に 高 かった(p<0.017) さ らに TPO 重 視 型 と 流 行 追 従 型 の 間 で 大 学 や 社 会 はできれば 一 流 のところに 入 りたい に 対 する 回 答 の 分 布 に 有 意 差 が 認 められ TPO 重 視 型 が 高 かった(p<0.017) 本 研 究 において 被 服 行 動 の 特 徴 によりグループ 化 されたクラスター 間 で ライフスタ イルが 異 なることが 明 らかになった このことは 被 服 行 動 からライフスタイルの 推 測 が できる 可 能 性 を 示 唆 し さらには 個 人 が 望 むライフスタイルに 調 和 するファッションを 提 案 するための 重 要 な 情 報 となりうると 考 えられる - 84 -

引 用 文 献 1) 小 林 茂 雄. 欲 求 と 被 服 の 着 装 動 機. 新 版 被 服 心 理 学. 中 川 早 苗 編. 日 本 繊 維 機 械 学 会,2004,46-48 2) 小 林 茂 雄. 被 服 の 選 択 動 機 と 欲 求. 被 服 心 理 学. 日 本 繊 維 機 械 学 会 被 服 心 理 学 研 究 分 科 会 編. 日 本 繊 維 機 械 学 会,1988,19-28 3) 中 川 早 苗. 態 度 と 被 服 行 動. 被 服 心 理 学. 日 本 繊 維 機 械 学 会 被 服 心 理 学 研 究 分 科 会 編. 日 本 繊 維 機 械 学 会,1988,52-71 4) 佐 々 木 土 師 二. 購 買 態 度 の 情 緒 性 と 合 理 性 に 関 する 新 尺 度 --erc scale の 提 案 と 構 造 分 析. 関 西 大 学 社 会 学 部 紀 要.1984,15(2), 31 5) 中 川 早 苗. ライフスタイル 分 析 の 実 際. 被 服 心 理 学 研 究 分 科 会 研 究 発 表 会 と 一 般 公 開 講 演 会 ライフスタイルと 被 服 行 動 -. 日 本 繊 維 機 械 学 会 被 服 心 理 学 研 究 分 科 会, 1987,39-58 6) 天 野 好 野, 白 井 佐 代 子, 中 川 早 苗. 勤 労 者 のライフスタイルと 被 服 行 動 に 関 する 調 査 研 究 ( 第 1 報 ) : 勤 労 者 のライフスタイルと 着 装 態 度 との 関 連 について : 愛 知 県 内 の 若 者 における 調 査 から. 家 政 学 研 究.1991,37(2), 86 7) Lazer, W. Life Style Concepts and Marketing. Toward Scientific Marketing. S. A. Greyser ed. AMA, 1963, 140-141 8) 田 北 智 端 子. 本 学 学 生 の 被 服 行 動 について. 福 岡 女 子 短 期 大 学 紀 要.2008,72, 1-8 9) 孫 珠 煕. 韓 国 ソウル 市 内 高 校 生 のライフスタイルの 特 徴. 日 本 家 政 学 会 誌.2008,59(2), 99-109 10) 永 野 光 明. 被 服 行 動 尺 度 の 作 成. 繊 維 製 品 消 費 科 学.1994,35, 468-473 - 85 -