1 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 に 向 けた 取 組 状 況

資 料 3-1 防 災 情 報 の 活 用 に 関 する 情 報 通 信 分 野 の 取 組 平 成 24 年 6 月 7 日 総 務 省 総 合 通 信 基 盤 局 政 策 統 括 官 ( 情 報 通 信 担 当 )

1 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 に 向 けた 取 組 状 況

東 日 本 大 震 災 における 通 信 の 被 災 輻 輳 状 況 2 東 日 本 大 震 災 では 広 範 囲 にわたり 通 信 途 絶 の 状 態 や 輻 輳 ( 通 信 集 中 による 混 雑 )が 発 生 被 災 状 況 最 大 で 合 計 約 190 万 回 線 の 通 信 回 線 が 被 災 各 社 とも 一 部 エリアを 除 き 平 成 23 年 4 月 末 までに 復 旧 済 < 最 大 被 災 回 線 数 > 固 定 通 信 ( 大 半 は 東 北 地 方 の 回 線 なお 東 北 関 東 の 総 回 線 契 約 数 は 約 2,400 万 回 線 ) 移 動 通 信 最 大 で 合 計 約 2 万 9 千 局 1 の 基 地 局 が 停 止 各 社 とも 一 部 のエリアを 除 き 平 成 23 年 4 月 末 までに 復 旧 済 2 ( 1 大 半 は 東 北 地 方 の 基 地 局 なお 東 北 関 東 の 総 基 地 局 数 は 約 13 万 2 千 局 ) ( 2 イー モバイルは 全 サービスエリアで 復 旧 済 ) < 最 大 停 止 基 地 局 数 > 15000 ~~ NTT 東 NTT 東 KDDI KDDI ソフトバンク ( 万 回 線 ) ( 固 定 電 話 ) (FTTH) ( 固 定 電 話 ) (FTTH ADSL) テレコム ソフトバンク ( 固 定 電 話 ) ( 局 ) ドコモ au モバイル イー モバイル ウィルコム 通 信 集 中 に よ る 混 雑 ( 輻 輳 ) 各 社 で 固 定 電 話 について 最 大 80%~90%の 制 御 ( 規 制 )を 実 施 < 最 大 発 信 規 制 値 > (%) NTT 東 ( NTT 東 日 本 では 通 常 時 の 約 4~9 倍 の 通 信 量 が 発 生 ) KDDI ソフトバンク テレコム 各 社 で 音 声 では 最 大 70%~95%の 制 御 ( 規 制 )を 実 施 他 方 パケットは 非 制 御 又 は 音 声 に 比 べ 低 い 割 合 < 最 大 発 信 規 制 値 > (%) ドコモ ( 音 声 ) ドコモ (パケット) ( NTTドコモでは 通 常 時 の 約 50~60 倍 の 通 信 量 が 発 生 イー モバイルは 音 声 パケットとも 制 御 を 非 実 施 ) au ( 音 声 ) au (パケット) ソフトバンク ( 音 声 ) ソフトバンク (パケット)

東 日 本 大 震 災 を 受 けた 検 討 会 の 開 催 対 策 の 取 りまとめ( 平 成 23 年 12 月 ) 3 総 務 省 は 東 日 本 大 震 災 の 発 生 を 受 け 平 成 23 年 4 月 から 緊 急 事 態 における 通 信 手 段 の 確 保 の 在 り 方 について 検 討 会 を 開 催 同 年 12 月 の 最 終 取 りまとめでは 国 電 気 通 信 事 業 者 等 の 各 主 体 ごとに 今 後 取 り 組 むべき 事 項 を 整 理 総 務 省 及 び 電 気 通 信 事 業 者 等 は 当 該 取 りまとめに 基 づき 具 体 的 な 取 組 を 推 進 最 終 取 りまとめに 基 づき 今 後 取 り 組 むべき 事 項 1. 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 1. 音 声 通 話 の 確 保 < 例 > 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 見 直 し 等 による 疎 通 能 力 の 向 上 災 害 時 優 先 電 話 の 安 定 的 な 利 用 確 保 国 等 2. 音 声 通 話 以 外 の 通 話 手 段 の 充 実 改 善 < 例 > 災 害 用 伝 言 サービスの 高 度 化 ( 横 断 的 な 検 索 ) 3. 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 利 用 者 等 への 情 報 提 供 < 例 > 輻 輳 時 に 音 声 ガイダンスによる 災 害 用 伝 言 板 等 への 誘 導 4. 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 < 例 > 耐 輻 輳 性 を 重 視 した 新 技 術 の 開 発 検 証 1.ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 < 例 >ネットワークの 安 全 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 についての 検 討 結 果 を 技 術 基 準 に 反 映 国 等 ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 のための 研 究 開 発 国 等 2. 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 < 例 > 非 常 通 信 協 議 会 の 見 直 し 国 等 国 事 業 者 国 等 国 事 業 者 事 業 者 事 業 者 3. 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 2. 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 1. 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 対 応 < 例 > 緊 急 通 報 のローミングの 早 期 実 現 に 向 け 課 題 の 解 決 等 を 図 るための 検 討 2. 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 < 例 > 自 治 体 等 への 衛 星 携 帯 電 話 等 の 速 やかな 貸 与 国 等 災 害 時 等 における 通 信 手 段 として 重 要 な 公 衆 電 話 についての 取 組 3. 電 源 の 安 定 的 な 確 保 < 例 > 燃 料 確 保 輸 送 に 関 する 関 係 行 政 機 関 の 連 携 国 等 4. 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 < 例 > 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールの 有 効 活 用 事 業 者 4. 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 活 用 の 在 り 方 1.インターネット 接 続 機 能 の 確 保 < 例 > 通 信 全 体 の 疎 通 性 の 確 保 のため 帯 域 制 御 の 運 用 基 準 に 関 するガイドラインの 見 直 し 2.インターネットの 効 果 的 な 活 用 < 例 >インターネットの 効 果 的 な 活 用 事 例 の 収 集 共 有 3.クラウドサービスの 活 用 < 例 > 自 治 体 クラウドへの 移 行 支 援 国 等 国 事 業 者 国 事 業 者 国 事 業 者 国 事 業 者 4. 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 の 構 築 < 例 > 異 なる 通 信 サービス 間 での 効 率 的 かつ 即 時 の 通 信 リソース 融 通 のための 研 究 開 発 国 等

電 気 通 信 事 業 者 による 災 害 対 策 の 取 組 4 電 気 通 信 事 業 者 は 輻 輳 の 軽 減 に 向 けた 取 組 や 通 信 設 備 の 被 災 に 備 えた 取 組 などを 実 施 又 は 実 施 予 定 輻 輳 の 軽 減 音 声 メッセージをファイル 化 してデータ 送 信 網 で 送 音 声 信 メッセージをファイル するサービスの 提 供 化 してデータ 送 信 網 で 送 信 す るサービスの 提 供 音 声 メッセージをファイル 化 してデータ 通 信 網 で 送 信 する 災 害 用 音 声 お 届 けサービス の 提 供 が 開 始 (NTTドコモは 本 年 3 月 1 日 より K DDIは 同 年 6 月 4 日 より 提 供 開 始 他 は 今 後 提 供 予 定 ) 今 後 異 なる 事 業 者 間 でも 送 受 信 可 能 となる 予 定 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 連 携 の 検 討 災 害 用 伝 言 サービスの 高 度 化 ( 横 断 的 な 検 索 ) (p5 参 照 ) 携 帯 電 話 話 の の 緊 緊 急 急 速 報 メールの 有 効 活 用 (p6 参 照 ) 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 復 旧 エリアマップの 充 実 改 善 NTTドコモは 復 旧 エリアマップの 公 開 時 期 を 短 縮 (6 時 間 2 時 間 ) するとともに より 細 かい 縮 尺 での 確 認 を 可 能 とするなど 視 認 性 の 向 上 等 を 実 施 KDDIは 復 旧 エリアマップの 掲 載 までの 期 間 を 短 縮 (2 日 当 日 掲 載 ) ソフトバンクモバイルは 災 害 用 エリアマップを 順 次 公 開 可 能 な 体 制 を 整 備 通 信 設 備 の 被 災 への 備 え 大 大 ゾーン ゾーン 基 地 基 局 地 の 局 設 の 置 設 置 NTTドコモは 基 地 局 が 被 災 した 場 合 であっても より 広 域 をカバー する 大 ゾーン 基 地 局 を 昨 年 9 月 から 順 次 設 置 本 年 2 月 末 で104 局 の 設 置 が 完 了 衛 衛 星 星 回 回 線 の 線 活 の 用 活 用 各 電 気 通 信 事 業 者 は 衛 星 エントランス 搭 載 移 動 基 地 局 車 や 可 搬 型 衛 星 エントランス 基 地 局 等 の 追 加 配 備 を 実 施 中 非 非 常 常 用 用 電 源 電 確 源 保 確 対 保 策 対 の 策 実 の 施 実 施 各 電 気 通 信 事 業 者 は 基 地 局 の 無 停 電 化 移 動 電 源 車 の 増 加 燃 料 備 蓄 設 備 の 設 置 等 を 実 施 中 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 公 衆 電 話 の 配 備 公 衆 電 話 の 配 備 NTT 東 西 は 避 難 所 指 定 場 所 ( 学 校 等 )などにおける 事 前 の 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 等 の 取 組 を 実 施 中

災 害 用 伝 言 サービスの 高 度 化 ( 横 断 的 な 検 索 ) 5 災 害 用 伝 言 サービス( 災 害 用 伝 言 ダイヤル 災 害 用 ブロードバンド 伝 言 板 災 害 用 伝 言 板 )の 間 の 横 断 的 な 伝 言 検 索 の 実 現 に 向 けて 電 気 通 信 事 業 者 協 会 (TCA)において 検 討 が 進 められているところ 伝 言 ( 安 否 )の 登 録 登 録 数 :57 万 件 伝 言 ( 安 否 )の 確 認 災 害 用 伝 言 ダイヤル(171) 閲 覧 数 :276 万 件 音 声 に よ る 伝 言 ( 安 否 ) 録 音 * 伝 言 蓄 積 装 置 50 ( 全 国 50 箇 所 ) 固 定 電 話 網 固 定 電 話 番 号 (10 (10 桁 )で )で 登 録 伝 言 蓄 積 装 置 音 声 による 伝 言 ( 安 否 ) 再 生 災 害 用 ブロードバンド 伝 言 板 (web171) A 避 難 所 Webによる 伝 言 ( 安 否 ) 登 録 登 録 数 :11 万 件 閲 覧 数 :18 万 件 * 伝 言 サーバ (web171) Webによる 伝 言 ( 安 否 ) 確 認 避 難 所 以 外 インターネット イ ン タ ー ネ ッ ト 被 災 被 地 災 内 地 の 内 固 の 定 固 電 定 話 電 番 話 号 番 で 号 登 で 録 登 録 (なお 携 帯 電 携 話 帯 やIP 電 話 電 やIP 話 番 電 号 話 等 番 も 号 利 等 用 も 可 利 能 用 ) 可 能 ) パソコン 等 携 帯 電 話 PHSの 災 害 用 伝 言 板 テキスト 音 声 (ファイル 貼 付 ) 画 像 (ファイル 貼 付 ) 登 録 数 :350 万 件 閲 覧 数 :281 万 件 * https://www.web171.jp 各 社 の 伝 言 サーバーへ 伝 言 ( 安 否 ) 登 録 * 平 成 23 年 5 月 末 の 利 用 実 績 各 社 携 帯 電 話 網 携 帯 電 話 番 電 号 話 (11 番 号 桁 (11 )で 桁 登 )で 録 登 録 伝 言 サーバー 伝 言 サーバー 伝 言 サーバー 伝 言 サーバー 伝 言 サーバー 各 社 の 伝 言 板 サービスより 伝 言 ( 安 否 ) 閲 覧

携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールの 有 効 活 用 6 エリアメールに 代 表 される 緊 急 速 報 メールについては 既 に 導 入 済 であったNTTドコモのほか KDDI 及 び ソフトバンクモバイルにおいても 本 年 1 月 末 より 導 入 また 気 象 庁 と 連 携 して 緊 急 地 震 速 報 以 外 にも 津 波 警 報 についてもNTTドコモが 本 年 2 月 24 日 から KDDIは 本 年 3 月 30 日 から それぞれ 導 入 しており ソフトバンクモバイルは 本 年 中 に 導 入 予 定 気 象 庁 専 用 線 システムにより 全 自 動 で 配 信 津 波 警 報 を 同 じ 仕 組 みで 配 信 エリアメールセンター 配 信 されてきた 文 章 を ポップアップ 表 示 します 緊 急 地 震 速 報 やエリア メールの 専 用 音 と 振 動 に より 着 信 を 知 らせます インターネット 自 治 体 Webサイトへアクセスし 手 入 力 で 配 信 を 行 う 一 定 エリアの 携 帯 基 地 局 配 下 にある 携 帯 電 話 に 同 時 配 信 通 信 輻 輳 の 影 響 を 受 けずに 配 信 可 能 緊 急 地 震 速 報 で 地 震 発 生 強 い 揺 れ に 備 えて 下 さい ( 気 象 庁 )

総 務 省 の 取 組 - 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 備 蓄 貸 出 7 総 務 省 では 被 災 地 域 の 通 信 確 保 を 目 的 に 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 として 簡 易 無 線 (200 台 ) MCA 無 線 (180 台 )を 備 蓄 東 日 本 大 震 災 を 受 け 簡 易 無 線 (1300 台 ) 及 びMCA 無 線 (100 台 )を 追 加 調 達 また 新 たに 衛 星 携 帯 電 話 300 台 を 緊 急 調 達 これらの 通 信 機 器 ( 簡 易 無 線 1500 台 MCA 無 線 280 台 衛 星 携 帯 電 話 300 台 )を 被 災 地 域 に 対 し 速 やかに 無 償 貸 与 する 取 組 を 実 施 2 貸 出 指 示 ( 簡 易 無 線 MCA 衛 星 携 帯 電 話 ) 3 被 災 地 へ 運 搬 衛 星 携 帯 備 蓄 基 地 等 簡 易 無 線 1500 台 MCA 280 台 衛 星 携 帯 電 話 300 台 災 害 発 生 河 川 の 状 況 は? MCA 総 務 省 総 合 通 信 局 等 1 貸 し 出 し 要 請 地 方 自 治 体 災 害 対 策 本 部 等 了 解 関 係 機 関 等 準 備 完 了 です 簡 易 無 線 氾 濫 してま せん 既 存 の 通 信 インフラが 途 絶 等 した 場 合 の 被 災 自 治 体 等 における 緊 急 の 連 絡 手 段 として 使 用 ( 復 旧 状 況 把 握 現 場 作 業 連 絡 被 災 者 安 否 確 認 等 ) 被 災 地

総 務 省 の 取 組 - 非 常 通 信 協 議 会 の 見 直 し 8 非 常 通 信 協 議 会 ( 中 央 非 常 協 : 会 長 総 務 省 総 合 通 信 基 盤 局 長 )は 電 波 法 の 規 定 ( 人 命 の 救 助 災 害 の 救 援 交 通 通 信 の 確 保 又 は 秩 序 の 維 持 のために 必 要 な 通 信 の 円 滑 な 確 保 ) 等 を 踏 まえ 非 常 の 場 合 の 無 線 通 信 の 円 滑 な 確 保 を 図 ることを 目 的 として 設 置 東 日 本 大 震 災 や 台 風 12 号 被 害 等 を 踏 まえ 大 規 模 広 域 災 害 への 備 えを 今 後 充 実 させていくことが 必 要 見 直 し 方 針 非 常 の 場 合 の 無 線 通 信 の 円 滑 な 確 保 に 向 けた 迅 速 な 情 報 収 集 集 約 や 連 絡 調 整 等 の 機 能 実 現 大 規 模 災 害 時 等 を 想 定 した 非 常 通 信 手 段 の 整 備 促 進 等 に 向 け その 組 織 構 成 活 動 内 容 の 発 展 強 化 を 図 る 1. 協 議 会 構 成 等 の 拡 充 鉄 道 道 路 交 通 燃 料 供 給 関 係 等 の 重 要 インフラ 関 係 機 関 に 参 加 呼 び 掛 け 2. 活 動 内 容 の 強 化 見 直 し (1) 情 報 共 有 伝 達 体 制 の 整 備 Webベースの 情 報 共 有 システムを 構 築 し 自 治 体 の 通 信 設 備 に 係 る 被 災 情 報 等 を 集 約 (2) 情 報 共 有 等 に 基 づく 相 互 支 援 災 害 対 応 機 器 等 のリソース 集 約 情 報 共 有 と 貸 出 し 運 用 等 の 相 互 支 援 体 制 を 構 築 (3) 非 常 通 信 ルートの 見 直 し 1 様 々な 被 災 ケースを 想 定 し 出 来 る 限 り 柔 軟 に 複 数 のルートを 検 証 設 定 2 比 較 的 簡 易 な 無 線 設 備 等 による 地 域 の 無 線 ネットワークの 積 極 活 用 情 報 収 集 共 有 システムのイメージ 情 報 共 有 データベース 3 衛 星 携 帯 電 話 や 衛 星 回 線 等 の 災 害 に 強 い 一 定 の 通 信 ルートの 確 保 の 推 進 (4) 非 常 通 信 対 応 マニュアル( 仮 称 )の 作 成 訓 練 強 化 等 各 地 方 にて 非 常 通 信 対 応 マニュアルを 作 成 し 被 災 時 の 非 常 通 信 の 確 保 訓 練 を 実 施 (5) 防 災 行 政 無 線 の 耐 災 害 性 向 上 新 たな 防 災 ICTの 活 用 等 総 務 省 で 標 準 仕 様 やガイドライン 等 を 検 討 公 共 ブロードバンド 移 動 通 信 システム 等 の 新 たな 防 災 ICTの 整 備 活 用 の 推 進 県 庁 総 合 通 信 局 県 内 の 状 況 を 参 照 管 内 の 被 災 情 報 を 集 約 被 災 状 況 を 登 録 被 災 状 況 の 把 握 総 務 省 ( 本 省 ) 提 供 可 能 な 支 援 機 器 を 提 示 A 市 B 町 C 村 D 電 力 会 社 E 鉄 道 会 社 F 社

公 共 情 報 コモンズ について 9

公 共 情 報 コモンズ のねらい 10 情 報 発 信 者 情 報 伝 達 者 情 報 発 信 者 情 報 伝 達 者 NHK 民 放 ラジオ CATV 新 聞 携 帯 電 話 ポータル サイト 公 共 情 報 コモンズ NHK 民 放 ラジオ CATV 新 聞 携 帯 電 話 ポータル サイト n 対 nモデル( 既 存 モデル) 公 共 情 報 コモンズ

公 共 情 報 コモンズ の 概 要 11 住 民 テレビ ラジオ 携 帯 電 話 等 多 様 なメディ アを 通 じて いつでも どこでも 迅 速 に 正 確 な 情 報 を 入 手 できる 自 治 体 住 民 の 居 場 所 にかかわらず 多 様 なメディ アを 通 じて 情 報 を 迅 速 かつ 確 実 に 伝 える ことができる コモンズへの 入 力 のみで 多 様 なメディア への 同 時 情 報 伝 達 が 可 能 となり 情 報 入 力 の 作 業 の 負 荷 を 軽 減 できる 隣 接 する 自 治 体 や 他 地 域 の 情 報 も 入 手 す ることができ 県 境 の 自 治 体 など 他 県 の 自 治 体 の 状 況 を 把 握 することができ 避 難 勧 告 の 発 令 などに 際 し 的 確 な 判 断 をし やすくなる メディア テレビ 局 に 限 らず コミュニティFM 事 業 者 やCATV 事 業 者 にとっても 詳 細 な 情 報 を 入 手 でき 効 率 的 効 果 的 に 地 域 の 実 情 に 合 った 情 報 を 提 供 することができる 情 報 発 信 主 体 地 方 公 共 団 体 避 難 情 報 ( 準 備 勧 告 指 示 ) 避 難 所 情 報 災 害 対 策 本 部 設 置 情 報 被 害 情 報 土 砂 災 害 警 戒 情 報 お 知 らせ (イベント) 情 報 情 報 発 信 を 検 討 中 交 通 関 連 事 業 者 [ 例 : 交 通 機 関 運 行 ( 運 航 ) 情 報 ] ライフライン 事 業 者 (ガス 水 道 等 ) [ 例 :ライフライン 復 旧 見 通 し 情 報 ] 情 報 を 収 集 フォーマット 変 換 データの 交 換 方 式 の 統 一 公 共 情 報 コモンズ 多 様 なメディア から 情 報 提 供 災 害 情 報 等 の 授 受 を 共 通 化 する 仕 組 みとして 1 情 報 の 収 集 配 信 等 の 機 能 2 データの 出 力 方 式 に 合 わせた 変 換 機 能 を 有 する 災 害 情 報 基 盤 システム パソコン ( 調 整 中 ) ( 調 整 中 ) 情 報 を 提 供 生 活 者 ( 住 民 ) デジタルTV パソコン 携 帯 電 話

公 共 情 報 コモンズ の 利 用 条 件 12 運 営 主 体 ( 一 財 )マルチメディア 振 興 センターが 中 立 的 な 立 場 で 公 正 に 運 営 運 営 の 公 営 性 を 確 保 するために 運 営 諮 問 委 員 会 を 設 置 利 用 資 格 発 信 者 は 国 地 方 公 共 団 体 及 びライフライン 事 業 者 等 の 法 人 伝 達 者 は 放 送 事 業 者 等 であり 公 共 情 報 の 最 終 的 な 伝 達 先 である 地 域 住 民 が 直 接 利 用 することはできない 利 用 料 利 用 料 は 無 料 接 続 するための 通 信 費 用 連 携 システムの 開 発 等 の 費 用 は 自 己 負 担 利 用 ルール 公 共 情 報 コモンズ 利 用 規 約 等 取 り 扱 える 情 報 種 別 1 緊 急 時 避 難 情 報 ( 準 備 勧 告 指 示 ) 避 難 所 情 報 災 害 対 策 本 部 設 置 状 況 被 害 情 報 気 象 警 報 注 意 報 土 砂 災 害 警 戒 情 報 指 定 河 川 洪 水 予 報 水 位 周 知 河 川 2 平 常 時 河 川 水 位 雨 量 情 報 イベント(お 知 らせ) 情 報

公 共 情 報 コモンズ 参 加 者 リスト( 本 年 6 月 4 日 現 在 ) 情 報 発 信 者 (65 団 体 ) 都 道 府 県 埼 玉 県 新 潟 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 三 重 県 滋 賀 県 大 阪 府 兵 庫 県 鳥 取 県 広 島 県 徳 島 県 (1 府 11 県 ) 市 町 村 一 関 市 ( 岩 手 県 ) 喜 多 方 市 ( 福 島 県 ) 大 熊 町 ( 福 島 県 ) 長 岡 市 ( 新 潟 県 ) 三 条 市 ( 新 潟 県 ) 名 古 屋 市 ( 愛 知 県 ) 瀬 戸 市 ( 愛 知 県 ) 小 牧 市 ( 愛 知 県 ) 大 阪 市 ( 大 阪 府 ) 兵 庫 県 下 41 全 市 町 宗 像 市 ( 福 岡 市 ) (51 市 町 村 ) 民 間 東 邦 ガス ( 愛 知 県 ) JR 東 海 ( 愛 知 県 ) (2 団 体 ) 本 運 用 は 県 単 位 では 長 野 県 滋 賀 県 兵 庫 県 広 島 県 うち 地 元 メディアと 連 携 して 自 動 化 されているのは 兵 庫 県 と 広 島 県 情 報 伝 達 者 (32 団 体 ) テレビ テレビ 埼 玉 日 本 放 送 協 会 静 岡 放 送 テレビ 愛 知 中 京 テレビ 放 送 中 部 日 本 放 送 東 海 テレビ 放 送 名 古 屋 テレビ 放 送 三 重 テレビ 放 送 テレビ 大 阪 毎 日 放 送 朝 日 放 送 サンテレビジョン RKB 毎 日 放 送 ラジオ ラジオ 福 島 喜 多 方 シティエフエム 文 化 放 送 エフエム 愛 知 伊 丹 コミュニティ 放 送 エフエムわいわい ラジオ 関 西 姫 路 シティFM21 CATV ケーブルテレビ 可 児 飛 騨 高 山 ケーフ ルネットワーク ク リーンシティケーフ ルテレヒ BAN-BANネットワークス 姫 路 ケーブルテレビ 新 聞 静 岡 新 聞 社 中 日 新 聞 社 神 戸 新 聞 社 中 国 新 聞 社 ホ ータル サイト フューチャーリンクネットワーク

資 料 3-2 - BCPって 何? - 災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 における 検 討 状 況 について 2012 年 6 月 総 務 省 地 域 力 創 造 グループ 地 域 情 報 政 策 室

地 方 公 共 団 体 におけるICT 部 門 のBCP 策 定 状 況 -2- ICT-BCPの 策 定 率 の 推 移 (%) 40 31.9 34.0 30 20 21.3 都 道 府 県 市 区 町 村 10 6.4 4.1 5.8 6.5 市 区 町 村 における 策 定 状 況 (H23 年 度 ) 0 2.3 平 成 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 (%) 60 50 50.0 26.5 (%) 30 40 7.5 20 30 20 10 0 指 定 都 市 17.9 10 万 人 以 上 ( 指 定 都 市 以 外 ) 3.7 1 万 人 以 上 10 万 人 未 満 1.3 1 万 人 未 満 0 10 万 人 以 上 1 万 人 ~10 万 人 1 万 人 未 満 2.2 3.8 1.3 0.4 未 満 2.4 6.2 0.4~0.8 未 満 0 0.8 以 上 10 0 ( 出 展 ) 地 方 自 治 情 報 管 理 概 要 災 害 発 生 時 の 業 務 継 続 及 びICT 利 活 用 等 に 関 する 調 査 結 果 報 告 書 より 作 成

災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 -3- 概 要 東 日 本 大 震 災 のような 大 災 害 が 発 生 した 場 合 地 方 公 共 団 体 の 業 務 継 続 を 確 保 するとともに 地 域 住 民 に 対 して 適 切 かつ 迅 速 なサービスの 提 供 が 行 われることが 重 要 このため 有 識 者 及 び 行 政 実 務 者 による 研 究 会 を 開 催 し 東 日 本 大 震 災 発 生 時 等 の 教 訓 を 踏 まえ 業 務 継 続 及 びサービス 提 供 の 観 点 から 地 域 における 災 害 発 生 時 のICT 利 活 用 に 関 する 検 討 を 行 う 検 討 スケジュール 検 討 体 制 H24 年 1~3 月 H24 年 4~12 月 H25 年 1~3 月 研 究 会 1/31 3/26 7 月 頃 論 点 整 理 WG 1/31 2/21 3/26 4/23 5/28 最 終 とりまとめ 結 果 公 表 災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 ( 事 務 局 : 総 務 省 地 域 情 報 政 策 室 ) 須 藤 修 東 京 大 学 大 学 院 情 報 学 環 長 國 領 二 郎 慶 應 義 塾 大 学 総 合 政 策 学 部 教 授 伊 藤 毅 NPO 法 人 事 業 継 続 推 進 機 構 副 理 事 長 久 住 時 男 新 潟 県 見 附 市 長 佐 々 木 良 一 東 京 電 機 大 学 未 来 科 学 部 教 授 中 貝 宗 治 兵 庫 県 豊 岡 市 長 田 村 圭 子 新 潟 大 学 危 機 管 理 室 災 害 復 興 科 学 センター 教 授 災 害 発 生 時 のICT 利 活 用 WG ICT 部 門 の 事 業 継 続 セキュリティWG 須 藤 修 川 島 宏 一 白 木 貞 二 郎 今 井 建 彦 光 延 裕 司 齋 藤 義 男 前 田 みゆき 東 京 大 学 大 学 院 情 報 学 環 長 佐 賀 県 特 別 顧 問 京 都 市 行 財 政 局 防 災 危 機 管 理 室 防 災 課 長 仙 台 市 総 務 企 画 局 情 報 政 策 部 長 日 本 マイクロソフト( 株 ) 公 共 営 業 本 部 長 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 理 事 ビジネス&オフィス 事 業 推 進 本 部 公 共 営 業 部 長 ( 株 ) 日 立 製 作 所 自 治 体 クラウド 推 進 センターセンター 長 伊 藤 毅 NPO 法 人 事 業 継 続 推 進 機 構 副 理 事 長 佐 々 木 良 一 東 京 電 機 大 学 未 来 科 学 部 教 授 林 繁 幸 防 災 危 機 管 理 アドバイザー( 元 松 江 市 消 防 長 ) 大 高 利 夫 藤 沢 市 総 務 部 参 事 兼 IT 推 進 課 長 浅 見 良 雄 埼 玉 県 小 鹿 野 町 総 合 政 策 課 副 課 長 小 屋 晋 吾 トレンドマイクロ( 株 ) 戦 略 企 画 室 統 合 政 策 担 当 部 長 佐 々 木 忍 日 本 電 気 ( 株 )サービス 事 業 本 部 グローバルサービス 事 業 部 シニアエキスパート 今 井 建 彦 仙 台 市 総 務 企 画 局 情 報 政 策 部 長

東 日 本 大 震 災 の 被 害 -4- ( 被 災 により 生 じた 状 況 ) 今 回 の 震 災 では 庁 舎 が 津 波 で 壊 滅 したり 原 子 力 災 害 により 移 転 を 余 儀 なくされている 市 町 村 が 多 数 本 庁 舎 が 使 用 できず 行 政 機 能 を 移 転 した 市 町 村 (35 団 体 ) 行 政 機 能 を 区 域 内 の 他 の 場 所 に 移 転 岩 手 県 宮 古 市 遠 野 市 陸 前 高 田 市 釜 石 市 大 槌 町 宮 城 県 塩 竃 市 気 仙 沼 市 亘 理 町 山 元 町 (6 月 末 に 移 転 予 定 ) 女 川 町 南 三 陸 町 福 島 県 郡 山 市 いわき 市 須 賀 川 市 相 馬 市 国 見 町 川 俣 町 茨 城 県 水 戸 市 石 岡 市 常 総 市 高 萩 市 かすみがうら 市 行 方 市 城 里 町 栃 木 県 大 田 原 市 那 珂 川 町 計 行 政 機 能 を 区 域 外 に 移 転 福 島 県 広 野 町 楢 葉 町 富 岡 町 川 内 村 大 熊 町 双 葉 町 浪 江 町 葛 尾 村 飯 舘 村 (26 団 体 ) (9 団 体 ) 東 日 本 大 震 災 財 特 法 に 規 定 する 特 定 被 災 区 域 内 の 市 町 村 につき 都 道 府 県 に 対 して 聞 き 取 りを 行 った 結 果 をまとめたもの ( 平 成 23 年 6 月 23 日 現 在 ) 情 報 システムが 壊 滅 又 は 使 用 できなくなった 市 町 村 (12 団 体 ) 岩 手 県 陸 前 高 田 市 大 槌 町 宮 城 県 女 川 町 南 三 陸 町 福 島 県 広 野 町 楢 葉 町 富 岡 町 川 内 村 大 熊 町 双 葉 町 浪 江 町 葛 尾 村 1 東 日 本 大 震 災 財 特 法 に 規 定 する 特 定 被 災 区 域 内 の 市 町 村 につき 都 道 府 県 に 対 して 聞 き 取 りを 行 った 結 果 をまとめたもの ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 2 情 報 システム とは 住 基 システム 戸 籍 事 務 システム 課 税 台 帳 システムを 指 す

発 災 時 からの 対 応 経 過 陸 前 高 田 市 のケース 3/11 3/12 3/14 3/15 3/18 3/20 3/29 4/15 4/27 5/29 経 過 日 数 発 災 当 日 1 日 3 日 4 日 7 日 9 日 18 日 1ヶ 月 1.5ヶ 月 2.5ヶ 月 住 民 の 安 否 確 認 証 明 各 事 種 務 連 外 絡 部 手 と 段 の 災 害 対 策 本 部 設 置 津 波 発 生 後 学 校 給 食 セ ンターに 移 設 突 合 作 業 避 難 所 設 置 2 月 末 の 住 基 台 帳 名 簿 記 入 依 頼 ( 業 者 紙 CD) 壁 に 掲 載 ( 手 作 業 紙 の 表 ) 入 力 ノートPC(エクセル) 住 民 データの 速 やかな 入 手 が 課 題 衛 星 移 動 携 帯 2 台 ( 本 部 に 運 び 込 み) 復 旧 不 可 能 なデータ の 確 保 が 課 題 D/B 構 築 簡 易 な 安 否 照 会 システムの 運 (フリーソフト) 用 終 了 住 基, 税 B/Uデータ 取 り 出 し(HDD) 復 旧 ( 業 者 ) 被 害 : 津 波 により 庁 舎 壊 滅 震 度 6 弱 仮 設 庁 舎 設 置 住 民 票 死 亡 届 3/23 住 基 システム 財 務 会 計 システム 仮 運 用 携 帯 電 話 一 部 復 旧 エリア 拡 大 税 関 係 証 明 4/5 戸 籍 謄 本 抄 本 り 災 証 明 5/10 印 鑑 登 録 5/16 支 援 金 義 援 金 申 請 受 付 ( 独 自 システム) 通 信 衛 星 インターネット 接 続 機 器 ( 本 部 ) 衛 星 移 動 携 帯 インターネット 接 続 機 器 ( 仮 設 庁 舎 に 設 置 総 務 省 より 貸 与 ) 5 5/24 住 民 異 動 情 住 報 民 提 へ 供 の 携 帯 のワンセグ ラジオ( 電 池 が 続 く 限 り) 市 広 報 臨 時 発 行 (1 枚 紙 ) 自 衛 隊 員 が 避 難 所 へ 配 布 (ほぼ 毎 日 ) HP 再 開 ( 一 関 市 の 協 力 ) 備 考 停 電 停 電 時 のB/Uが 課 題 7 月 8 月 90 台 PC 支 援 住 基 NWと 接 続 ( 必 要 台 数 300 台 ) LGWANを 接 続 ( 職 員 間 メールはGメール 対 応 ) 本 部 周 辺 復 電 + 非 常 用 発 動 発 電 機 で 補 助 4/22 名 古 屋 市 2 名 応 援 通 電 ( 通 常 ) ( 高 圧 ) 5/1 八 幡 平 市 1 名 応 援 ( 出 展 ) ( 財 ) 地 方 自 治 情 報 センター 東 日 本 大 震 災 における 地 方 公 共 団 体 情 報 部 門 の 被 災 時 の 取 組 みと 今 後 の 対 応 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 ( 現 地 調 査 報 告 書 )を 基 に 作 成

発 災 時 からの 対 応 経 過 宮 古 市 のケース 被 害 : 津 波 により 本 庁 舎 一 階 水 没 震 度 5 強 6 3/11 3/12 3/14 3/20 3/26 3/27 3/28 4 月 5 月 中 旬 5 月 下 旬 経 過 日 数 発 災 当 日 1 日 3 日 9 日 15 日 16 日 17 日 1ヶ 月 2ヶ 月 2.5ヶ 月 安 住 否 民 確 の 認 証 明 各 事 種 務 連 外 絡 部 手 と 段 の データ 損 失 なし (B/Uを 本 庁 舎 金 庫 に 保 管 ) 固 定 電 話 不 通 衛 星 携 帯 なし 携 帯 電 話 ( 通 話 困 難 ) 市 内 全 域 の 公 共 施 設 に 避 難 所 を 設 置 3/12 総 合 窓 口 部 署 から 住 民 情 報 シス テムの 稼 働 要 請 があり3/14 に 再 開 再 開 時 には 金 融 機 関 へ 提 出 する 本 人 確 認 書 類 として 住 民 票 又 は 保 険 証 の 発 行 業 務 が 多 数 を 占 める 出 先 事 務 所 にサーバ 移 転 大 型 非 常 発 電 機 あり ( 証 明 発 行 再 開 ) 他 の 施 設 はスタンド アローンPCで 受 付 り 災 証 明 発 行 開 始 ( 手 書 き 処 理 ) 本 庁 舎 へ 移 転 窓 口 復 旧 作 業 本 庁 窓 口 業 務 再 開 全 窓 口 オンライン 異 動 処 理 再 開 本 庁 舎 電 話 復 旧 被 災 者 支 援 システム 構 築 運 用 義 援 金 交 付 (4 回 目 以 降 ) 情 住 報 民 提 へ 供 の 衛 星 携 帯 数 台 調 達 備 考 停 電 停 電 により 本 庁 舎 NW 停 止 遠 隔 地 のバックアップが 使 えない データの 取 り 出 し 方 法 が 課 題 復 電 庁 内 LAN 復 旧 FOMA 網 のVLAN 仮 設 事 務 所 へ 移 転 施 設 で 回 線 確 保 5/20,5/25,6/1 イントラ 復 旧 各 総 合 事 務 所 各 出 張 所 ( 出 展 ) ( 財 ) 地 方 自 治 情 報 センター 東 日 本 大 震 災 における 地 方 公 共 団 体 情 報 部 門 の 被 災 時 の 取 組 みと 今 後 の 対 応 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 ( 現 地 調 査 報 告 書 )を 基 に 作 成

発 災 時 からの 対 応 経 過 双 葉 町 のケース 3/11 3/12 3/18 3/19 3/20 3/31 4/11 4/18 6/22 9/XX 経 過 日 数 発 災 当 日 1 日 7 日 8 日 9 日 20 日 1ヶ 月 38 日 3ヶ 月 6ヶ 月 住 民 の 安 否 確 認 町 内 の 小 中 学 校 に 避 難 避 難 指 示 ( 原 発 1 号 機 半 径 3km) 川 俣 町 に 避 難 (11か 所 ) 災 害 対 策 本 部 設 置 避 難 範 囲 が 半 径 10kmに 拡 大 避 難 者 名 簿 作 成 ( 紙 ) ( 不 完 全 ) パソコンにエクセル 入 力 (USBメモリに 保 存 ) (プリンタ PCを 川 俣 町 より 借 用 ) 避 難 者 さいたまスーパーアリーナへ 移 転 ( 移 動 バス 内 で 紙 の 避 難 者 名 簿 作 成 ) 終 了 委 託 業 者 が 住 基 B/Uデータ 持 参 エクセルでの 閲 覧 開 始 ( 業 者 による 設 定 ) 突 合 作 業 被 害 : 原 子 力 災 害 により 全 住 民 避 難 震 度 6 強 埼 玉 県 加 須 市 の 旧 高 校 内 へ 行 政 機 能 を 移 転 ( 埼 玉 支 所 ) ( 民 間 からPC80 台 譲 受 ) 庁 舎 から 住 基 戸 籍 データ 取 出 し (B/Uデータ) システム 仮 復 旧 7 いわきのデータ センタと 契 約 (ホスティング) 証 明 各 事 種 務 システムB/U 用 DATをセット 避 難 者 が 避 難 所 を 転 々と 移 動 したため 正 確 な 避 難 者 名 簿 が 作 成 できなかった 刈 羽 村 からプリンタ PCを10 台 譲 受 被 災 証 明 の 発 行 窓 口 業 務 再 開 ( 埼 玉 支 所 ) 住 民 票 税 証 明 り 災 証 明 の 発 行 ( 紙 で 管 理 ) 連 外 絡 部 手 と 段 の 情 住 報 民 提 へ 供 の インターネット( 発 災 2 時 間 後 復 旧 ) 携 帯 メール( 途 切 れ 途 切 れ) 携 帯 電 話 ( 通 話 不 可 ) 固 定 電 話 FAX OK 衛 星 移 動 携 帯 はなし 埼 玉 県 が 固 定 電 話 を 手 配 携 帯 電 話 つながり 始 める ( 携 帯 充 電 器 支 援 ) 災 害 版 ホームページ 立 上 げ (NTTの 支 援 ) 備 考 応 援 要 員 ( 島 根 県 山 口 県 5~6 名 ) コールセンターシステム 導 入 ( 出 展 ) ( 財 ) 地 方 自 治 情 報 センター 東 日 本 大 震 災 における 地 方 公 共 団 体 情 報 部 門 の 被 災 時 の 取 組 みと 今 後 の 対 応 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 ( 現 地 調 査 報 告 書 )を 基 に 作 成

東 日 本 大 震 災 被 災 団 体 における 発 災 直 後 の 状 況 -8- 被 災 団 体 宮 古 市 ( 岩 手 県 ) 陸 前 高 田 市 ( 岩 手 県 ) 双 葉 町 ( 福 島 県 ) 人 口 (H22/10/1) 避 難 場 所 59,430 人 23,300 人 6,932 人 市 内 全 域 の 公 共 施 設 市 内 全 域 の 公 共 施 設 3/12 学 校 給 食 センターに 災 対 本 部 設 置 電 源 3/26 復 電 3/14 復 電 ( 災 対 本 部 地 域 のみ) 5/29 仮 庁 舎 復 電 ネットワーク 復 電 (3/26)まで 使 用 不 可 システム 喪 失 7/23 稼 働 開 始 復 電 (3/26)まで 使 用 不 可 サーバ 水 没 3/23 仮 サーバによる 運 用 5/16 仮 庁 舎 へ 移 転 7/25 本 サーバ 運 用 開 始 データ 金 庫 にB/Uデータ 保 管 喪 失 (B/Uデータ 再 生 不 能 ) 4 月 下 旬 以 降 HDDから 復 旧 庁 舎 外 部 との 連 絡 手 段 住 民 への 情 報 提 供 手 段 ベンダの 対 応 1 階 は 津 波 で 水 没 2 階 サーバルームは 無 事 携 帯 電 話 (つながりにく い) 固 定 電 話 (4 月 に 復 旧 ) 衛 星 移 動 携 帯 電 話 ( 配 備 なし) 壊 滅 3/12 学 校 給 食 センター( 災 害 対 策 本 部 設 置 ) 5/16 仮 庁 舎 衛 星 移 動 携 帯 電 話 2 台 携 帯 電 話 (3/18 一 部 復 旧 ) 記 述 なし 3/18からほぼ 毎 日 市 広 報 臨 時 発 行 (1 枚 紙 ) 情 報 源 はワンセグ 放 送 とラジオ 停 電 のため3/13まで 連 絡 不 能 3/11 川 俣 町 3/19 さいたまスーパーアリーナ 4 月 埼 玉 支 所 内 NW 敷 設 3 月 末 庁 舎 から 持 出 し 3/11 川 俣 町 3/19 さいたまスーパーアリーナ 3/31 埼 玉 県 加 須 市 ( 埼 玉 支 所 ) 固 定 電 話 携 帯 メール( 一 部 可 ) インターネット(2 時 間 不 通 ) 携 帯 電 話 (3/18 復 旧 ) 3/20 災 害 版 HP 立 上 げ 3/15 住 基 データ 持 込 み 当 初 いわき 市 のベンダーと 連 絡 不 通 3/20 住 基 データ 持 込 み ( 出 展 ) ( 財 ) 地 方 自 治 情 報 センター 東 日 本 大 震 災 における 地 方 公 共 団 体 情 報 部 門 の 被 災 時 の 取 組 みと 今 後 の 対 応 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 ( 現 地 調 査 報 告 書 )を 基 に 作 成

災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 からの 論 点 -9- 基 本 的 な 考 え 方 ICT-BCPの 位 置 づけ 防 災 法 制 との 関 係 ガイドラインの 射 程 のあり 方 (ICT 部 門 の 責 任 範 囲 ) 優 先 順 位 の 高 い 業 務 に 重 点 化 して 初 めの 一 歩 として 切 り 出 し 等 住 民 の 安 否 確 認 発 災 直 後 の 住 民 情 報 の 必 要 性 ( 避 難 住 民 名 簿 と 住 民 情 報 との 突 合 など) 住 民 情 報 の 管 理 のあり 方 システムからのデータ 抽 出 等 外 部 との 連 絡 手 段 確 保 衛 星 携 帯 電 話 の 準 備 の 可 能 性 等 住 民 への 情 報 提 供 ホームページ ワンセグ FMラジオ 紙 媒 体 本 人 確 認 証 明 り 災 証 明 等 の 発 行 近 隣 自 治 体 の 応 援 による 証 明 書 発 行 の 可 能 性 等 ( 被 災 したサーバ 室 陸 前 高 田 市 提 供 写 真 ) ( 出 典 ) 災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 第 4 回 合 同 WG 資 料 4より 作 成

現 時 点 における 論 点 整 理 ( 抄 ) - 初 動 対 応 の 支 援 に 焦 点 を 当 てて - -10- 事 務 局 で 考 える 初 動 とは? 非 常 時 優 先 業 務 ( 災 害 応 急 対 策 業 務 及 び 被 災 状 況 に 応 じて 速 やかな 実 施 が 必 要 となる 緊 急 業 務 のほか 通 常 業 務 の 中 で 業 務 継 続 の 優 先 度 の 高 い 業 務 を 指 す)のうち 災 害 発 生 時 から 概 ね72 時 間 が 経 過 する までの 間 に 行 うべきものをいう 1 基 本 的 な 考 え 方 (1) 現 行 ガイドラインの 中 から 最 優 先 で 取 り 組 むべき 事 項 として 初 動 対 応 の 支 援 ( 事 前 対 策 を 含 む)を 切 り 出 し できるだけ 具 体 化 することとし てはどうか P10からP12は 研 究 会 における 議 論 によって 変 更 される 可 能 性 がある

現 時 点 における 論 点 整 理 ( 抄 ) - 初 動 対 応 の 支 援 に 焦 点 を 当 てて - -11-2 初 動 の 範 囲 初 動 対 応 として 考 えられる 業 務 範 囲 ICT 部 門 ( 情 報 システム)と 関 連 する 初 動 対 応 業 務 として 考 えられる 範 囲 については 次 のよ うなものが 想 定 される 地 域 防 災 計 画 において 求 められる 業 務 ICT 部 門 の 役 割 (ICT-BCP) 防 災 危 機 管 理 に 関 わるもの 1 災 害 直 後 の 広 報 ( 住 民 の 避 難 誘 導 ) 情 報 提 供 のための 情 報 システムの 稼 働 支 援 など 地 域 防 災 計 画 の 初 動 対 応 人 命 に 関 わるもの 2 住 民 の 安 否 確 認 3 職 員 等 ( 特 に 非 常 参 集 要 員 )の 安 否 確 認 外 部 との 連 絡 ( 衛 星 移 動 携 帯 電 話 など 4 による 通 信 など) 5 災 害 対 策 本 部 の 運 営 ( 防 災 危 機 管 理 部 門 の 業 務 実 施 を 円 滑 に 進 める) 6 ( 避 難 所 ) 住 民 外 部 に 対 する 情 報 提 供 住 民 情 報 システム 等 の 点 検 稼 働 安 否 確 認 に 必 要 なデータの 入 手 OA 機 電 源 や 通 信 回 線 の 確 保 PCやプリンターなどOA 機 器 の 確 保 再 設 定 作 業 ブルやOA 消 耗 品 の 確 保 ベンダーとの 連 絡 調 整 など ベンダー 要 員 の 安 否 確 認 安 否 確 認 システムの 導 入 及 び 稼 働 支 援 など インターネット 回 線 の 確 保 通 信 に 必 要 な 設 定 作 業 など 災 害 対 策 本 部 の 設 置 に 必 要 なPC プリンターなどのOA 機 器 の 確 保 設 定 トワーク( 通 信 回 線 を 含 む)の 構 築 及 び 設 定 電 源 の 確 保 Webサーバの 点 検 稼 働 避 難 所 等 で 運 用 するPC プリンターなどOA 機 確 保 再 設 定 作 業 インターネットなど 外 部 との 通 信 回 線 の 確 保 設 定 作 ケーブルやOA 消 耗 品 の 確 保 その 他 ICTツールの 確 保 など 人 命 に 関 わるとまでは 言 えないもの 7 8 情 報 システム(2 5に 係 る 情 報 シス テムを 除 く)の 点 検 再 稼 働 本 人 確 認 資 料 等 < 住 民 票 国 民 健 康 保 険 証 所 得 証 明 >の 発 行 初 動 対 応 が 終 わった 後 に 必 要 な 情 報 システムの 点 検 再 稼 働 不 足 機 器 の 確 保 再 設 定 など 情 報 システムの 稼 働 など

現 時 点 における 論 点 整 理 ( 抄 ) - 初 動 対 応 の 支 援 に 焦 点 を 当 てて - -12-2 初 動 の 範 囲 (つづき) ICT 部 門 ( 情 報 システム)と 関 連 する 初 動 の 範 囲 は 地 域 防 災 計 画 の 初 動 に 対 応 し しかも 人 命 に 関 わる 業 務 のうち 2 3 4 5 6が 考 えられ これを 支 えるICTインフラの 確 保 がICT 部 門 が 果 たすべき 役 割 なのではないか 9の り 災 証 明 の 発 行 支 援 については り 災 証 明 は 家 屋 等 の 現 地 調 査 を 行 った 後 の 発 行 となるので 初 動 行 動 と 位 置 付 けるのは 無 理 があることから 対 象 から 除 くこととしてよいか 一 方 7 8は 人 命 にかかわるとまでは 言 えないため 2 3 4 5 6よりも 優 先 度 は 劣 後 すると 考 えられる 7 8はそれぞれ 初 動 業 務 と 位 置 付 けるべきではないと 考 えるがどうか 検 討 すべき 初 動 の 業 務 に 漏 れはないか 3 被 害 想 定 被 害 想 定 については 各 地 方 公 共 団 体 がそれぞれの 実 情 に 応 じて 定 める 必 要 があるものの LASDECより 例 示 のあった3つのケース( 陸 前 高 田 市 宮 古 市 < 本 庁 舎 の 倒 壊 代 替 拠 点 での 暫 定 的 サービス 提 供 電 源 及 びネットワークの 喪 失 のケース> 双 葉 町 < 住 民 が 行 政 区 域 から 避 難 する ケース>)で 概 ね 網 羅 していることから 地 方 公 共 団 体 のリソースの 被 害 が 甚 大 なケースを 中 心 に 以 下 の 観 点 でバリエーションを 考 えればよいのではないか a) どのような 災 害 脅 威 ( 又 はボトルネック)が 発 生 するのかを 想 定 し 当 該 地 方 公 共 団 体 の 技 術 水 準 や 人 的 リソースを 勘 案 しどのような 対 応 を 取 ればよいか b) a)では 対 応 できない 場 合 どういう 対 応 をとるのか c) さらに 住 民 ごと 別 の 場 所 に 避 難 する 場 合 どういう 対 応 をとるのか 建 築 物 の 耐 震 基 準 については 中 央 防 災 会 議 において 想 定 すべき 最 大 クラスの 対 象 地 震 の 設 定 方 針 の 変 更 が 検 討 されているので 少 なくともその 検 討 結 果 を 踏 まえたうえでの 被 害 想 定 が 必 要 となるの ではないか

自 治 体 クラウドとは -13- 地 方 公 共 団 体 がシステムのハードウェア ソフトウェア データなどを 外 部 のデータセンターにおいて 保 有 管 理 し ネットワーク 経 由 で 利 用 複 数 の 地 方 公 共 団 体 の 業 務 システムの 集 約 と 共 同 利 用 を 通 じ 各 団 体 における 負 担 の 軽 減 や 業 務 の 標 準 化 を 実 現 A 市 役 所 A 市 役 所 A 市 所 有 アプリケーション クラウドサーバ B 市 役 所 B 市 役 所 共 通 アプリケーション B 市 所 有 アプリケーション C 市 役 所 C 市 役 所 クラウドサーバ C 市 所 有 アプリケーション 共 通 アプリケーション

自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 ( 平 成 21 22 年 度 )の 成 果 :バックアップ -14- LGWANを 使 用 したバックアップデータの 分 散 配 置 データセンタにおいて 大 規 模 な 災 害 や 事 故 が 発 生 し 壊 滅 的 打 撃 を 受 けた 場 合 においても 個 人 情 報 等 の 重 要 なデータの 消 失 を 回 避 することを 目 的 としてバックアップデータを 遠 隔 地 に 分 散 配 置 する 実 証 を 実 施 実 証 内 容 宮 崎 のデータセンタから 佐 賀 のデータセンタに 対 して バックアップを 実 施 380GBのデータベースを 使 用 したオフサイトバック アップの 結 果 : 工 程 バックアップ 工 程 INPUT OUTPUT 総 数 ( 本 ) 容 量 (MB) 総 数 ( 本 ) 容 量 (MB) 処 理 時 間 1 データベース~ダンプファイルLTO 退 避 672 380,000 1 54 20m34s 2 差 分 ログデータ 取 得 ~アーカイブファイル 圧 縮 1 10.8 1 1.2 27s 3 アーカイブ 圧 縮 ファイルの 佐 賀 データセンタへの 転 送 1 1.2 1 1.2 5s 結 論 今 回 の 実 証 実 験 の 参 加 団 体 で 人 口 規 模 が 大 きい 延 岡 市 (1 日 あたりの 差 分 ログは300MB 程 度 )では 20 分 以 内 にバックアップが 終 了 ( ) 日 次 の 差 分 を 夜 間 (6 時 間 )にバックアップするとすれば 延 岡 市 の 規 模 の 団 体 で18 団 体 分 のバックアップが 可 能 ( )300(MB) 10.8(MB) (27(s)+5(s)) 14m48s

自 治 体 クラウド 開 発 実 証 事 業 ( 平 成 21 22 年 度 )の 成 果 パッケージソフトのノンカスタマイズ 共 同 利 用 -15- 大 分 県 宮 崎 県 は 基 幹 系 を 含 む 多 くの 業 務 システムの 共 同 利 用 を 実 証 共 同 利 用 に 当 たり 利 用 団 体 がシステムをカスタマイズしないよう 事 前 に 事 務 の 共 同 化 を 実 施 事 業 者 が 提 供 するパッケージソフトに 対 するカスタマイズを 抑 えることにより 費 用 削 減 を 実 現 共 同 化 のプロセス 1 2 3 4 5 6 参 加 した 市 町 から ( 今 回 の 実 証 実 験 で 調 達 する)パッケージソフトに 対 する 要 求 事 項 を 収 集 調 達 におけるパッケージソフトの 要 件 定 義 を 確 定 パッケージソフトの 調 達 先 が 確 定 した 時 点 で 各 団 体 の 要 求 事 項 がそのパッケージソフトの 標 準 機 能 に 該 当 しないものを 抽 出 協 議 の 対 象 となる 要 求 事 項 のうち 実 証 外 業 務 を 除 いた 件 数 大 分 宮 崎 合 計 を 追 加 機 能 の 素 案 とし 事 務 の 統 一 化 に 向 けて 協 議 要 求 事 項 (A) 3,590 4,544 8,134 作 業 部 会 の 下 部 組 織 である 業 務 部 会 において 事 務 の 統 一 化 実 証 外 機 能 (B) 215 210 425 に 向 けた 更 なる 検 討 を 実 施 実 証 対 象 機 能 (A)-(B) 3,375 4,334 7,709 業 務 部 会 においてサービス 種 別 を 整 理 し 事 業 者 側 が 標 準 機 能 3,132 3,964 7,096 パッケージの 標 準 機 能 に 追 加 するか 県 版 機 能 とするか 最 終 判 定 標 準 機 能 ( 追 加 ) 102 212 314 判 定 結 果 については 作 業 部 会 及 び 本 会 に 諮 った 上 で 最 終 的 に 調 達 するパッケージソフトを 確 定 県 版 機 能 3 14 17 個 別 機 能 138 144 282 < 機 能 の 分 類 > 標 準 機 能 :パッケージソフトに 備 わっていた 機 能 又 は 業 務 をパッケージソフトに 合 わせることができた 要 件 標 準 機 能 ( 追 加 ): 参 加 団 体 による 事 務 統 一 の 協 議 を 経 て 共 通 の 機 能 として 追 加 された 機 能 県 版 機 能 : 県 の 条 例 または 様 式 など 県 ごとに 違 いのある 要 件 個 別 機 能 : 市 町 村 条 例 など 市 町 固 有 の 要 件 で 事 務 統 一 できなかった 要 件

大 分 県 宮 崎 県 パッケージ 機 能 の 適 用 状 況 -16- 県 版 機 能 標 準 機 能 ( 追 加 ) 標 準 機 能 ( 出 典 ) 自 治 体 クラウド 開 発 実 証 調 査 研 究 報 告 書 ( 平 成 23 年 3 月 総 務 省 )

災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 実 証 実 験 の 考 え 方 -17- 目 的 東 日 本 大 震 災 で 得 られた 教 訓 をもとに 発 災 後 の 段 階 に 応 じた 業 務 継 続 のあり 方 情 報 提 供 の 実 施 方 法 を 検 討 するとともに 有 効 性 あるICTの 活 用 方 法 について 複 数 自 治 体 による 実 証 実 験 を 通 して 検 証 すること 基 本 的 考 え 方 今 回 の 震 災 において 特 徴 的 かつ 多 くの 被 災 団 体 で 生 じた 事 象 を 教 訓 とする ICTが 利 用 できない 場 合 も 想 定 し 訓 練 も 含 めた 実 証 とする 一 部 の 先 進 団 体 のみではなく 全 国 の 団 体 にとって 参 考 となる 実 証 とする 汎 用 性 実 効 性 のある ICT BCPガイドラインへ 東 日 本 大 震 災 の 事 象 行 政 自 らの 被 災 行 政 機 能 の 移 転 住 民 データの 喪 失 主 な 検 証 ポイント 団 体 間 連 携 業 務 標 準 化 遠 隔 バックアップ クラウド 利 用 実 証 実 験 の 内 容 複 数 団 体 の 連 携 によるり 災 証 明 等 の 発 行 ( 実 証 実 験 1) A 市 が 被 災 したとの 想 定 で B 町 の 住 民 窓 口 にてA 市 民 のり 災 証 明 等 を 発 行 汎 用 的 なバックアップフォーマットとして 中 間 標 準 レイアウ ト の 利 用 可 能 性 の 検 証 業 務 支 援 システムの 有 効 性 の 検 証 電 源 通 信 インフラの 喪 失 住 民 への 情 報 提 供 手 段 住 民 へのシームレスな 情 報 提 供 ( 実 証 実 験 2) 被 災 によりA 市 HPがダウンしたとの 想 定 代 替 手 段 (クラウドサービス 等 )による 災 害 時 情 報 発 信 サイト の 運 用 コンテンツ 作 成 発 信 に 至 る 一 連 の 手 順 の 評 価 住 民 による 災 害 時 情 報 発 信 サイトへのアクセスが 困 難 な 状 況 を 想 定 した 机 上 検 討 ( 出 典 ) 災 害 に 強 い 電 子 自 治 体 に 関 する 研 究 会 第 4 回 合 同 WG 資 料 5より 作 成

個 人 情 報 保 護 法 制 の 体 系 -18- 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 個 人 情 報 取 扱 事 業 者 の 義 務 等 各 事 業 の 所 管 省 庁 ガイドラインの 作 成 指 導 監 督 基 本 理 念 国 等 の 責 務 施 策 基 本 方 針 の 策 定 等 国 の 行 政 機 関 ( 法 律 ) 注 1 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 基 本 方 針 ( 平 成 16 年 4 月 2 日 閣 議 決 定 ) ( 注 1) 行 政 機 関 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 注 2) 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 民 間 部 門 公 的 部 門

利 用 目 的 以 外 の 利 用 提 供 についての 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 の 規 定 と 仙 台 市 条 例 の 規 定 との 比 較 -19-1. 行 政 機 関 ( 実 施 機 関 )における 内 部 利 用 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 行 政 機 関 が 法 令 の 定 める 所 掌 事 務 の 遂 行 に 必 要 な 限 度 で 保 有 個 人 情 報 を 内 部 で 利 用 する 場 合 であって 当 該 保 有 個 人 情 報 を 利 用 する ことについて 相 当 な 理 由 のあるとき(ただし 本 人 又 は 第 三 者 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 するおそれがあると 認 められるときは この 限 りで ない 以 下 同 じ ) 仙 台 市 個 人 情 報 保 護 条 例 当 該 実 施 機 関 内 で 利 用 する 場 合 ( 又 は 他 の 実 施 機 関 に 提 供 する 場 合 ) において 当 該 個 人 情 報 を 利 用 し 又 は 提 供 することに 相 当 の 理 由 が あり かつ 本 人 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 するおそれがないと 認 めら れるとき 2. 他 の 行 政 機 関 地 方 公 共 団 体 等 ( 国 等 )への 提 供 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 仙 台 市 個 人 情 報 保 護 条 例 他 の 行 政 機 関 独 立 行 政 法 人 等 地 方 公 共 団 体 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 に 保 有 個 人 情 報 を 提 供 する 場 合 において 保 有 個 人 情 報 の 提 供 を 受 ける 者 が 法 令 の 定 める 事 務 又 は 業 務 の 遂 行 に 必 要 な 限 度 で 提 供 に 係 る 個 人 情 報 を 利 用 し かつ 当 該 個 人 情 報 を 利 用 するこ とについて 相 当 な 理 由 のあるとき 国 等 ( 国 他 の 地 方 公 共 団 体 又 はこれらに 準 ずる 団 体 )にその 所 掌 す る 事 務 の 遂 行 に 不 可 欠 な 個 人 情 報 を 提 供 する 場 合 において 当 該 事 務 の 性 質 上 当 該 個 人 情 報 を 提 供 することにやむを 得 ない 理 由 があると 認 められるとき 3. 行 政 機 関 等 以 外 の 者 への 提 供 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 前 三 号 に 掲 げる 場 合 のほか 専 ら 統 計 の 作 成 又 は 学 術 研 究 の 目 的 のために 保 有 個 人 情 報 を 提 供 するとき 本 人 以 外 の 者 に 提 供 するこ とが 明 らかに 本 人 の 利 益 になるとき その 他 保 有 個 人 情 報 を 提 供 す ることについて 特 別 の 理 由 のあるとき 仙 台 市 個 人 情 報 保 護 条 例 出 版 報 道 等 により 公 にされているとき 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 を 保 護 するため 緊 急 かつやむを 得 ないと 認 められるとき 専 ら 統 計 の 作 成 又 は 学 術 研 究 のために 利 用 し 又 は 提 供 する 場 合 に おいて 本 人 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 するおそれがないと 認 められる とき 前 各 号 に 掲 げる 場 合 のほか 実 施 機 関 が 提 供 を 受 けるものの 個 人 情 報 を 利 用 する 目 的 本 人 の 権 利 利 益 の 侵 害 の 有 無 及 びその 程 度 そ の 他 の 事 情 を 考 慮 して そのものが 当 該 個 人 情 報 を 利 用 することに 公 益 上 特 に 必 要 があり かつ やむを 得 ない 理 由 があると 認 めるとき( 経 常 的 提 供 の 場 合 審 議 会 の 意 見 を 聴 く 義 務 あり) 法 令 に 定 めのある 場 合 や 本 人 の 同 意 がある 場 合 については 両 方 とも 利 用 目 的 以 外 の 利 用 提 供 が 可 能 となっている

個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 基 本 方 針 ( 抄 ) 平 成 16 年 4 月 2 日 閣 議 決 定 平 成 21 年 9 月 1 日 最 終 改 正 -20-1(2)2 いわゆる 過 剰 反 応 を 踏 まえた 取 組 昨 今 プライバシー 意 識 の 高 まりや 個 人 情 報 を 取 り 扱 う 上 での 戸 惑 い 等 の 様 々な 要 因 から 社 会 的 な 必 要 性 がある にもかかわらず 法 の 定 め 以 上 に 個 人 情 報 の 提 供 を 控 えたり 運 用 上 作 成 可 能 な 名 簿 の 作 成 を 取 り 止 めたりするなど いわゆる 過 剰 反 応 が 生 じている 国 民 生 活 審 議 会 は 個 人 情 報 保 護 に 関 する 取 りまとめ( 意 見 ) ( 平 成 19 年 6 月 29 日 )において 法 の 具 体 的 な 内 容 の 広 報 啓 発 等 いわゆる 過 剰 反 応 対 策 に 万 全 を 期 することを 求 め 政 府 も 個 人 情 報 保 護 関 係 省 庁 連 絡 会 議 を 開 催 し 今 後 の 対 策 を 決 定 ( 個 人 情 報 保 護 施 策 の 今 後 の 推 進 について ( 平 成 19 年 6 月 29 日 決 定 ))し 実 施 している 国 は 事 業 者 及 び 国 民 に 対 する 広 報 啓 発 に 積 極 的 に 取 り 組 むものとする また 各 地 方 公 共 団 体 において は 住 民 等 へ 周 知 するための 積 極 的 な 広 報 活 動 に 取 り 組 むことが 求 められる また いわゆる 過 剰 反 応 が 生 じる 背 景 には 個 人 情 報 によって 識 別 される 特 定 の 個 人 ( 以 下 本 人 という )が 自 ら の 個 人 情 報 の 取 扱 いに 不 安 を 感 じていることも 一 因 としてあると 考 えられることから 法 の 適 切 な 運 用 等 により 個 人 情 報 の 適 切 な 取 扱 いを 図 っていく 必 要 がある 2(1) 各 行 政 機 関 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 の 推 進 国 の 行 政 機 関 における 個 人 情 報 の 提 供 については 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 上 必 要 性 が 認 められる 場 合 は 個 人 情 報 の 公 表 等 は 可 能 となっており 情 報 提 供 の 意 義 を 踏 まえた 上 で 同 法 の 適 切 な 運 用 を 図 るものとする 3(1) 地 方 公 共 団 体 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 の 推 進 条 例 の 制 定 又 は 見 直 しに 当 たっては 法 及 び 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 等 の 内 容 を 踏 まえるとともに 特 に いわゆ るマニュアル 処 理 に 係 る 個 人 情 報 を 保 護 対 象 とすること 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 を 参 考 としつつ 事 務 の 特 性 に 配 慮 した 対 象 機 関 のあり 方 自 己 情 報 の 開 示 訂 正 利 用 停 止 等 の 本 人 関 与 の 仕 組 みの 充 実 適 切 な 苦 情 処 理 や 不 服 申 立 て 制 度 等 の 救 済 措 置 の 整 備 外 部 委 託 に 係 る 個 人 情 報 の 保 護 措 置 の 整 備 個 人 情 報 の 漏 えい 等 に 対 する 罰 則 の 検 討 いわゆる オンライン 禁 止 規 定 の 見 直 し 等 の 事 項 について 留 意 することが 求 められる また いわゆる 過 剰 反 応 が 一 部 に 見 られることを 踏 まえ 地 方 公 共 団 体 においても 法 の 趣 旨 にのっとり 条 例 の 適 切 な 解 釈 運 用 を 行 うことが 求 められる