閣 議 及 び 閣 僚 懇 談 会 議 事 録 開 催 日 時 : 平 成 26 年 9 月 30 日 ( 火 ) 10:05~10:15 開 催 場 所 : 総 理 大 臣 官 邸 閣 議 室 出 席 者 : 安 倍 晋 三 内 閣 総 理 大 臣 麻 生 太 郎 国 務 大 臣 ( 副 総 理, 財 務 大 臣, 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 高 市 早 苗 国 務 大 臣 ( 総 務 大 臣 ) 松 島 みどり 国 務 大 臣 ( 法 務 大 臣 ) 岸 田 文 雄 国 務 大 臣 ( 外 務 大 臣 ) 下 村 博 文 国 務 大 臣 ( 文 部 科 学 大 臣 ) 塩 崎 恭 久 国 務 大 臣 ( 厚 生 労 働 大 臣 ) 西 川 公 也 国 務 大 臣 ( 農 林 水 産 大 臣 ) 小 渕 優 子 国 務 大 臣 ( 経 済 産 業 大 臣, 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 太 田 昭 宏 国 務 大 臣 ( 国 土 交 通 大 臣 ) 望 月 義 夫 国 務 大 臣 ( 環 境 大 臣, 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 江 渡 聡 徳 国 務 大 臣 ( 防 衛 大 臣 ) 菅 義 偉 国 務 大 臣 ( 内 閣 官 房 長 官 ) 竹 下 亘 国 務 大 臣 ( 復 興 大 臣 ) 山 谷 えり 子 国 務 大 臣 ( 国 家 公 安 委 員 会 委 員 長, 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 山 口 俊 一 国 務 大 臣 ( 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 有 村 治 子 国 務 大 臣 ( 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 甘 利 明 国 務 大 臣 ( 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 石 破 茂 国 務 大 臣 ( 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 ) 陪 席 者 : 加 藤 勝 信 内 閣 官 房 副 長 官 世 耕 弘 成 内 閣 官 房 副 長 官 杉 田 和 博 内 閣 官 房 副 長 官 横 畠 裕 介 内 閣 法 制 局 長 官 閣 議 案 件 : 別 添 案 件 表 のとおり 一 般 案 件 4 件 国 会 提 出 案 件 1 件 政 令 2 件 人 事 4 件 配 布 2 件 いずれも, 案 件 表 のとおり, 決 定 等 となった 1
議 事 内 容 : 菅 国 務 大 臣 :ただ 今 から, 閣 議 を 開 催 いたします まず, 閣 議 案 件 について, 世 耕 副 長 官 から 御 説 明 申 し 上 げます 世 耕 内 閣 官 房 副 長 官 : 一 般 案 件 等 について, 申 し 上 げます まず, 都 市 再 生 本 部 の 副 本 部 長 の 特 定 について 等 の 一 部 改 正 について, 御 決 定 をお 願 いいたします 本 件 は, 内 閣 に 置 かれた 本 部 の 副 本 部 長 のうち 地 域 活 性 化 担 当 大 臣 を 地 方 創 生 担 当 大 臣 に 改 めるなど, 本 部 の 構 成 について, 所 要 の 整 備 を 行 うものでありま す 次 に, 予 備 費 の 使 用 について, 御 決 定 をお 願 いいたします 本 件 は, 典 子 女 王 殿 下 に 対 して, 皇 族 の 身 分 を 離 れる 際 に 支 出 する 一 時 金 額 による 皇 族 費 に 必 要 な 経 費 として, 約 8 千 万 円 を 一 般 会 計 予 備 費 から 使 用 するものであります 次 に, 公 共 工 事 の 品 質 確 保 の 促 進 に 関 する 施 策 を 総 合 的 に 推 進 するための 基 本 的 な 方 針 の 一 部 変 更 及 び 公 共 工 事 の 入 札 及 び 契 約 の 適 正 化 を 図 るための 措 置 に 関 する 指 針 の 一 部 変 更 について, 御 決 定 をお 願 いいたします 本 件 は, 品 質 確 保 促 進 法 及 び 入 札 契 約 適 正 化 法 の 一 部 改 正 を 踏 まえ, 予 定 価 格 の 適 正 な 設 定 の 追 加 等 及 びダンピング 対 策 の 強 化 等 の 変 更 を 行 うものであります 次 に, 平 成 26 年 御 嶽 山 噴 火 非 常 災 害 現 地 対 策 本 部 の 設 置 を 国 会 に 報 告 するこ と について, 御 決 定 をお 願 いいたします 本 件 は, 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づき 同 本 部 を 設 置 した 旨 国 会 に 報 告 するものであります 次 に, 政 令 2 件 について, 御 決 定 をお 願 いいたします まず, 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 施 行 令 及 び 地 方 公 務 員 共 済 組 合 等 が 行 う 地 方 公 務 員 等 の 財 産 形 成 事 業 に 関 する 政 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 は, 被 用 者 年 金 制 度 の 一 元 化 等 を 図 るための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 改 正 法 の 一 部 の 施 行 に 伴 い, 指 定 都 市 職 員 共 済 組 合 の 全 国 市 町 村 職 員 共 済 組 合 連 合 会 への 加 入 に 伴 う 所 要 の 規 定 の 整 備 を 行 うものであります 次 に, 通 貨 の 単 位 及 び 貨 幣 の 発 行 等 に 関 する 法 律 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 は, 新 幹 線 鉄 道 開 業 50 周 年 を 記 念 するため 発 行 する100 円 貨 幣 の 素 材 等 を 定 め るものであります 次 に, 人 事 案 件 について, 申 し 上 げます まず, 元 内 閣 官 房 副 長 官 補 櫻 井 修 一, 前 中 南 米 局 長 山 田 彰 及 びジヤトコ 株 式 会 社 執 行 役 員 待 遇 田 中 径 子 を 特 命 全 権 大 使 に, 在 ロシア 日 本 国 大 使 館 公 使 倉 井 高 志 を 特 命 全 権 公 使 にそれぞれ 任 命 し,ベルギ ー 国 駐 箚 大 使 坂 場 三 男,フィリピン 国 駐 箚 大 使 卜 部 敏 直,チリ 国 駐 箚 大 使 村 上 秀 德 及 び 東 ティモール 国 駐 箚 大 使 花 田 吉 隆 を 願 いに 依 り 免 ずることについて, 御 決 定 を お 願 いいたします おって, 任 命 の 上 は, 櫻 井 はヨルダン 国 に, 山 田 はメキシコ 国 に, 田 中 はウルグアイ 国 に, 倉 井 は 在 ロシア 日 本 国 大 使 館 に,それぞれ 駐 箚 又 は 在 勤 を 命 じようとするものであります また,ヨルダン 国 駐 箚 大 使 小 菅 淳 一 にハンガ リー 国 駐 箚 を 命 ずることを 承 認 することについて, 御 決 定 をお 願 いいたします 次 に, 青 木 勉 外 477 名 の 叙 位 又 は 叙 勲 について, 御 決 定 をお 願 いいたします 次 に, 配 布 といたしまして, 労 働 力 調 査 報 告 及 び 家 計 調 査 報 告 があ ります 本 件 につきましては, 後 程, 総 務 大 臣 及 び 関 連 して 厚 生 労 働 大 臣 から 御 発 2
言 があります 菅 国 務 大 臣 : 次 に, 大 臣 発 言 がございます まず, 総 務 大 臣 高 市 国 務 大 臣 : 本 日, 労 働 力 調 査 及 び 家 計 調 査 の 結 果 を 公 表 いたしました その 主 なポイントは, 次 のとおりです 8 月 の 就 業 者 数 は6,363 万 人 となり,1 年 前 に 比 べ53 万 人 の 増 加 となりま した 完 全 失 業 者 数 は231 万 人 となり,1 年 前 に 比 べ40 万 人 の 減 少 となりました 完 全 失 業 率 ( 季 節 調 整 値 )は3.5%と, 前 月 に 比 べ0.3ポイントの 低 下 となりま した 全 国 2 人 以 上 世 帯 の8 月 の 消 費 支 出 は,1 年 前 に 比 べ 実 質 4.7% 減 少 し,5か 月 連 続 の 減 少 となりましたが, 減 少 幅 は 前 月 ( 同 5.9% 減 少 )に 比 べ 縮 小 してい ます 菅 国 務 大 臣 : 次 に, 厚 生 労 働 大 臣 から2 件 御 発 言 がございます 塩 崎 国 務 大 臣 : 平 成 26 年 8 月 の 有 効 求 人 倍 率 は, 季 節 調 整 値 で1.10 倍 と, 前 月 と 同 水 準 になりました 有 効 求 人 は 前 月 に 比 べ0.2%の 減 少, 有 効 求 職 者 は0. 2%の 増 加 となりました 求 人 求 職 の 動 向 や, 総 務 大 臣 から 報 告 のありました 労 働 力 調 査 結 果 をみますと, 現 在 の 雇 用 情 勢 は, 一 部 に 厳 しさが 見 られるものの, 着 実 に 改 善 が 進 んでおります ただし, 消 費 税 率 引 上 げに 伴 う 駆 け 込 み 需 要 の 反 動 の 長 期 化 や 海 外 景 気 の 雇 用 への 影 響 について 注 意 が 必 要 と 考 えます 雇 用 情 勢 の 地 域 差 などの 課 題 に 対 応 した 雇 用 対 策 の 推 進 や, 正 社 員 実 現 加 速 プ ロジェクト による 正 社 員 就 職 の 促 進 などにより, 雇 用 情 勢 の 一 層 の 改 善 が 進 むよ う 取 り 組 んでいきます 閣 僚 の 皆 様 には, 御 理 解 と 御 協 力 をお 願 いいたします 次 に, 赤 い 羽 根 共 同 募 金 運 動 に 対 する 協 力 についてであります 赤 い 羽 根 共 同 募 金 運 動 は, 今 年 で68 回 を 迎 え,10 月 1 日 から 全 国 的 に 展 開 されます 共 同 募 金 運 動 は, 戦 後 間 もなく, 福 祉 施 設 の 経 営 を 支 援 することを 目 的 として 始 められ,その 後, 赤 い 羽 根 共 同 募 金 として, 国 民 の 皆 様 の 善 意 と 助 け 合 いの 精 神 により, 育 まれてきました その 貴 重 な 財 産 は, 民 間 社 会 福 祉 事 業 の 発 展 に 大 き な 役 割 を 果 たしています 国 民 の 誰 もが, 生 きがいをもって 安 心 して 暮 らせる 社 会 を 構 築 するために, 今 年 も, 国 民 の 皆 様 のより 一 層 の 御 支 援 と 御 協 力 をお 願 いし,その 成 果 を 挙 げたいと 思 います 各 大 臣 には, 共 同 募 金 の 趣 旨 を 御 理 解 の 上, 積 極 的 に 御 協 力 いただきますようお 願 いします 菅 国 務 大 臣 :これをもちまして, 閣 議 を 終 了 いたします 引 き 続 き, 閣 僚 懇 談 会 を 開 催 いたします 山 谷 大 臣 から 御 発 言 がございます 山 谷 国 務 大 臣 : 平 成 26 年 御 嶽 山 噴 火 に 係 る 対 応 状 況 等 について 申 し 上 げます 3
9 月 27 日 に 発 生 した 御 嶽 山 の 噴 火 により, 多 くの 登 山 者 に 被 害 が 生 じています お 亡 くなりになられた 方 々の 御 冥 福 をお 祈 りし, 被 災 された 方 々に 対 して 心 からお 見 舞 い 申 し 上 げます 現 地 では, 警 察, 消 防 及 び 自 衛 隊 の 部 隊 により, 懸 命 の 救 助 活 動 が 行 われていま すが, 依 然 として, 山 頂 部 で 心 肺 停 止 の 方 がおられるほか, 安 否 確 認 のできていな い 方 がおられます 山 岳 地 域 という 厳 しい 条 件 の 下, 火 山 活 動 等 による 二 次 災 害 に 注 意 しながら, 対 応 を 加 速 化 させる 必 要 があります 政 府 としては, 発 災 直 後 から 関 係 省 庁 災 害 対 策 会 議 等 を 開 催 し 対 応 してきており, 9 月 28 日 には, 西 村 内 閣 府 副 大 臣 を 団 長 とする 政 府 調 査 団 を 派 遣 いたしました さらに, 同 日 17 時 には, 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づき, 私 を 本 部 長 とする 非 常 災 害 対 策 本 部 を 設 置 するとともに, 長 野 県 に 松 本 内 閣 府 大 臣 政 務 官 を 本 部 長 とする 現 地 対 策 本 部 を 設 置 し, 対 応 に 当 たっております 関 係 省 庁 における,これまでの 対 応 に 感 謝 申 し 上 げます 引 き 続 き, 被 災 者 の 安 否 確 認, 救 助 に 全 力 を 尽 くすとともに, 火 山 活 動 の 監 視 強 化 など, 更 なる 被 害 の 拡 大 防 止 に, 政 府 一 体 となって, 万 全 を 期 していただくようお 願 いします 菅 国 務 大 臣 :ほかに 御 発 言 はございますか 無 いようですので, 以 上 をもちまして, 閣 僚 懇 談 会 を 終 了 いたします 4
閣 議 案 件 平 成 26 年 9 月 30 日 別 添 ( 火 ) 一 般 案 件 都 市 再 生 本 部 の 副 本 部 長 の 特 定 について 等 の 一 部 改 正 について( 決 定 ) ( 内 閣 官 房 ) 平 成 26 年 度 一 般 会 計 予 備 費 使 用 について ( 決 定 ) ( 財 務 省 ) 公 共 工 事 の 品 質 確 保 の 促 進 に 関 する 施 策 を 総 合 的 に 推 進 するための 基 本 的 な 方 針 の 一 部 変 更 につい て( 決 定 ) ( 国 土 交 通 省 ) 公 共 工 事 の 入 札 及 び 契 約 の 適 正 化 を 図 るための 措 置 に 関 する 指 針 の 一 部 変 更 について( 決 定 ) ( 国 土 交 通 総 務 財 務 省 ) 国 会 提 出 案 件 平 成 26 年 (2014 年 ) 御 嶽 山 噴 火 非 常 災 害 現 地 対 策 本 部 の 設 置 を 国 会 に 報 告 することについて ( 決 定 ) ( 内 閣 府 本 府 ) 政 令 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 施 行 令 及 び 地 方 公 務 員 共 済 組 合 等 が 行 う 地 方 公 務 員 等 の 財 産 形 成 事 業 に 関 する 政 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 決 定 ) ( 総 務 省 ) 通 貨 の 単 位 及 び 貨 幣 の 発 行 等 に 関 する 法 律 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 決 定 ) ( 財 務 省 ) 人 事 櫻 井 修 一 外 3 名 を 特 命 全 権 大 使 等 に 任 命 すること について( 決 定 ) 特 命 全 権 大 使 坂 場 三 男 外 3 名 を 願 に 依 り 免 ずるこ とについて( 決 定 ) 各 府 省 幹 部 職 員 の 任 免 につき, 内 閣 の 承 認 を 得 る ことについて( 決 定 ) 5
元 陸 将 青 木 勉 外 477 名 の 叙 位 又 は 叙 勲 につい て( 決 定 ) 配 布 労 働 力 調 査 報 告 ( 総 務 省 ) 家 計 調 査 報 告 ( 同 上 ) 署 名 あり 署 名 なし 6