公 営 住 宅 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 公 営 住 宅 法 施 行 令 例 規 整 備 * 公 営 住 宅 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 例 規 整 備 平 成 22 年 12 月 21 日 登 録 同 年 12 月 28 日 更 新 ( 主 な 変 更 箇 所 はアミカケとしています ) 公 布 年 月 日 番 号 平 成 22 年 12 月 15 日 政 令 第 240 号 施 行 年 月 日 平 成 23 年 1 月 1 日 < 概 要 > 平 成 22 年 12 月 15 日 に 公 営 住 宅 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 平 成 2 2 年 政 令 第 240 号 以 下 一 部 改 正 令 といいます )が 公 布 されました 今 回 の 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 昭 和 26 年 政 令 第 240 号 )の 改 正 は 高 校 の 実 質 無 償 化 等 に 伴 い 所 得 税 に 係 る 控 除 の 見 直 しが 行 われ 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 )の 改 正 が 行 われることを 受 けて 行 われるものです 公 営 住 宅 法 施 行 令 においては 公 営 住 宅 への 入 居 資 格 や 家 賃 算 定 等 に 係 る 収 入 について 定 義 がなされており 所 得 税 法 の 規 定 が 引 用 されています 同 法 の 改 正 により 当 該 収 入 の 内 容 についても 影 響 が 生 じることから 公 営 住 宅 法 施 行 令 について 次 のような 改 正 を 行 うこととされました (1) 所 得 税 法 の 改 正 により 扶 養 控 除 の 上 乗 せ 控 除 の 対 象 となる 特 定 扶 養 親 族 から 除 かれることとなる 年 齢 16 歳 以 上 19 歳 未 満 の 扶 養 親 族 を 公 営 住 宅 制 度 上 引 き 続 き 上 乗 せ 控 除 の 対 象 とすること (2) 年 齢 16 歳 以 上 23 歳 未 満 の 扶 養 親 族 に 係 る 上 乗 せ 控 除 額 を 所 得 税 法 の 特 定 扶 養 親 族 に 係 る 上 乗 せ 控 除 額 と 同 額 になるよう 20 万 円 か ら25 万 円 に 引 き 上 げること 扶 養 控 除 の 額 は 扶 養 親 族 1 人 につき38 万 円 ですが 特 定 扶 養 親 族 については こ れに25 万 円 上 乗 せされた63 万 円 が 控 除 額 となります 公 営 住 宅 法 施 行 令 新 旧 対 照 表 新 旧 ( 用 語 の 定 義 ) ( 用 語 の 定 義 ) 第 一 条 この 政 令 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 当 該 各 号 に 定 めるところによる 第 一 条 この 政 令 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 当 該 各 号 に 定 めるところによる 1
一 二 ( 略 ) 一 二 ( 略 ) 三 収 入 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 一 年 三 収 入 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 一 年 間 における 所 得 税 法 ( 昭 和 四 十 年 法 律 間 における 所 得 税 法 ( 昭 和 四 十 年 法 律 第 三 十 三 号 ) 第 二 編 第 二 章 第 一 節 から 第 三 十 三 号 ) 第 二 編 第 二 章 第 一 節 から 第 三 節 までの 例 に 準 じて 算 出 した 所 得 第 三 節 までの 例 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 ( 給 与 所 得 者 が 就 職 後 一 年 を 経 過 金 額 ( 給 与 所 得 者 が 就 職 後 一 年 を 経 過 しない 場 合 等 その 額 をその 者 の 継 続 的 しない 場 合 等 その 額 をその 者 の 継 続 的 収 入 とすることが 著 しく 不 適 当 である 収 入 とすることが 著 しく 不 適 当 である 場 合 においては 事 業 主 体 が 国 土 交 通 場 合 においては 事 業 主 体 が 国 土 交 通 大 臣 の 定 めるところにより 認 定 した 額 大 臣 の 定 めるところにより 認 定 した 額 とし 以 下 所 得 金 額 という )の 合 とし 以 下 所 得 金 額 という )の 合 計 から 次 に 掲 げる 額 を 控 除 した 額 を 十 計 から 次 に 掲 げる 額 を 控 除 した 額 を 十 二 で 除 した 額 をいう 二 で 除 した 額 をいう イ ( 略 ) イ ( 略 ) ロ 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 二 条 ロ 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 二 条 第 一 項 第 三 十 三 号 の 二 に 規 定 する 老 第 一 項 第 三 十 三 号 の 二 に 規 定 する 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 人 控 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 養 親 族 が 同 項 第 三 十 四 号 の 四 に 規 定 養 親 族 が 同 項 第 三 十 四 号 の 三 に 規 定 する 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には する 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には その 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 その 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 養 親 族 一 人 につき 十 万 円 養 親 族 一 人 につき 十 万 円 ハ 扶 養 親 族 が 十 六 歳 以 上 二 十 三 歳 未 ハ 扶 養 親 族 が 所 得 税 法 第 二 条 第 一 項 満 の 者 である 場 合 には その 扶 養 親 第 三 十 四 号 の 二 に 規 定 する 特 定 扶 養 族 一 人 につき 二 十 五 万 円 親 族 である 場 合 には その 特 定 扶 養 親 族 一 人 につき 二 十 万 円 ニ ホ ( 略 ) ニ ホ ( 略 ) 附 則 ( 平 成 二 十 二 年 政 令 第 二 百 四 十 号 ) ( 施 行 期 日 ) 1 この 政 令 は 平 成 二 十 三 年 一 月 一 日 か ら 施 行 する ( 経 過 措 置 ) 2 この 政 令 の 施 行 の 際 現 に 公 営 住 宅 に 入 居 している 者 の 家 賃 の 算 定 の 基 礎 となる 2
収 入 の 計 算 については 平 成 二 十 三 年 三 月 三 十 一 日 までの 間 は この 政 令 による 改 正 後 の 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 次 項 におい て 新 令 という ) 第 一 条 第 三 号 の 規 定 にかかわらず なお 従 前 の 例 による 3 この 政 令 の 施 行 の 日 前 に 公 営 住 宅 の 入 居 者 の 公 募 が 開 始 され かつ 同 日 以 後 に 入 居 者 の 決 定 がされることとなる 場 合 における 当 該 公 募 に 応 じて 入 居 の 申 込 み をした 者 に 係 る 公 営 住 宅 法 第 二 十 三 条 第 二 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 新 令 第 七 条 第 五 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 について は 新 令 第 一 条 第 三 号 の 規 定 にかかわら ず なお 従 前 の 例 による 同 法 第 二 十 二 条 第 一 項 に 規 定 する 事 由 がある 場 合 にお いて 同 日 前 に 公 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みが され かつ 同 日 以 後 に 入 居 者 の 決 定 が されることとなるときにおける 当 該 公 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みをした 者 に 係 る 同 法 第 二 十 三 条 第 二 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 新 令 第 七 条 第 五 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 についても 同 様 とする 第 1 条 第 3 号 ロの 改 正 については 所 得 税 法 において 老 人 扶 養 親 族 を 定 義 してい る 号 が 繰 り 下 げられたことに 伴 う 形 式 的 な 改 正 です 参 考 所 得 税 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 22 年 法 律 第 6 号 ) 新 旧 対 照 表 ( 平 成 23 年 1 月 1 日 施 行 ) 新 旧 ( 定 義 ) ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 次 の 各 号 に 掲 第 二 条 この 法 律 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めると げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めると ころによる ころによる 一 ~ 三 十 四 ( 略 ) 一 ~ 三 十 四 ( 略 ) 三 十 四 の 二 控 除 対 象 扶 養 親 族 扶 養 親 族 のうち 年 齢 十 六 歳 以 上 の 者 をいう 3
三 十 四 の 三 特 定 扶 養 親 族 控 除 対 象 扶 三 十 四 の 二 特 定 扶 養 親 族 扶 養 親 族 の 養 親 族 のうち 年 齢 十 九 歳 以 上 二 十 三 うち 年 齢 十 六 歳 以 上 二 十 三 歳 未 満 の 歳 未 満 の 者 をいう 者 をいう 三 十 四 の 四 老 人 扶 養 親 族 控 除 対 象 扶 三 十 四 の 三 老 人 扶 養 親 族 扶 養 親 族 の 養 親 族 のうち 年 齢 七 十 歳 以 上 の 者 を うち 年 齢 七 十 歳 以 上 の 者 をいう いう 三 十 五 ~ 四 十 八 ( 略 ) 三 十 五 ~ 四 十 八 ( 略 ) 2 ( 略 ) 2 ( 略 ) ( 扶 養 控 除 ) ( 扶 養 控 除 ) 第 八 十 四 条 居 住 者 が 控 除 対 象 扶 養 親 族 を 第 八 十 四 条 居 住 者 が 扶 養 親 族 を 有 する 場 有 する 場 合 には その 居 住 者 のその 年 分 合 には その 居 住 者 のその 年 分 の 総 所 得 の 総 所 得 金 額 退 職 所 得 金 額 又 は 山 林 所 金 額 退 職 所 得 金 額 又 は 山 林 所 得 金 額 か 得 金 額 から その 控 除 対 象 扶 養 親 族 一 人 ら その 扶 養 親 族 一 人 につき 三 十 八 万 円 につき 三 十 八 万 円 (その 者 が 特 定 扶 養 親 (その 者 が 特 定 扶 養 親 族 である 場 合 には 族 である 場 合 には 六 十 三 万 円 とし その 六 十 三 万 円 とし その 者 が 老 人 扶 養 親 族 者 が 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には 四 十 八 である 場 合 には 四 十 八 万 円 とする )を 控 万 円 とする )を 控 除 する 除 する 2 二 以 上 の 居 住 者 の 扶 養 親 族 に 該 当 する 者 がある 場 合 には その 者 は 政 令 で 定 めるところにより これらの 居 住 者 のう ちいずれか 一 の 居 住 者 の 扶 養 親 族 にのみ 該 当 するものとみなす 2 前 項 の 規 定 による 控 除 は 扶 養 控 除 と 3 第 1 項 の 規 定 による 控 除 は 扶 養 控 除 いう という 4
< 例 規 整 備 > 1 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 と 同 内 容 の 規 定 を 例 規 において 定 めている 場 合 の 整 備 について 公 営 住 宅 条 例 における 収 入 の 定 義 規 定 について 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 収 入 をいう のように 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 を 引 用 する 形 ではなく 次 の 例 のように 同 号 と 同 内 容 の 具 体 的 な 規 定 として いる 場 合 は 同 令 の 改 正 に 準 じた 改 正 が 必 要 となります 該 当 例 規 名 市 市 営 住 宅 条 例 該 当 条 文 改 正 条 文 ( 定 義 ) ( 定 義 ) 第 2 条 この 条 例 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めると ころによる 第 2 条 この 条 例 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めると ころによる (1) (2) ( 略 ) (1) (2) ( 略 ) (3) 収 入 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 1 年 間 における 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 ) 第 2 編 第 2 章 第 1 節 から 第 3 節 までの 例 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 ( 給 与 所 得 者 が 就 職 後 1 年 を 経 過 しない 場 合 等 その 額 をその 者 の 継 続 的 収 入 とすることが 著 しく 不 適 当 である 場 合 においては 市 長 が 国 土 交 通 大 臣 の 定 めるところにより 認 定 した 額 と し 以 下 所 得 金 額 という )の 合 計 から 次 に 掲 げる 額 を 控 除 した 額 を12 で 除 した 金 額 をいう (3) 収 入 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 1 年 間 における 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 ) 第 2 編 第 2 章 第 1 節 から 第 3 節 までの 例 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 ( 給 与 所 得 者 が 就 職 後 1 年 を 経 過 しない 場 合 等 その 額 をその 者 の 継 続 的 収 入 とすることが 著 しく 不 適 当 である 場 合 においては 市 長 が 国 土 交 通 大 臣 の 定 めるところにより 認 定 した 額 と し 以 下 所 得 金 額 という )の 合 計 から 次 に 掲 げる 額 を 控 除 した 額 を12 で 除 した 金 額 をいう ア ( 略 ) ア ( 略 ) イ 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 第 33 号 の2に 規 定 する 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 養 親 族 が 同 項 第 34 号 の3に 規 定 する 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には その 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 養 親 イ 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 第 33 号 の2に 規 定 する 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 養 親 族 が 同 項 第 34 号 の4に 規 定 する 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には その 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 養 親 5
族 1 人 につき10 万 円 族 1 人 につき10 万 円 ウ 扶 養 親 族 が 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 ウ 扶 養 親 族 が16 歳 以 上 23 歳 未 満 第 34 号 の2に 規 定 する 特 定 扶 養 親 の 者 である 場 合 には その 扶 養 親 族 族 である 場 合 には その 特 定 扶 養 親 1 人 につき25 万 円 族 1 人 につき20 万 円 エ オ ( 略 ) エ オ ( 略 ) (4) (5) ( 略 ) (4) (5) ( 略 ) 附 則 ( 平 成 22 年 条 例 第 号 ) これは 今 回 の 一 部 改 正 条 例 の 附 則 です ( 施 行 期 日 ) 1 この 条 例 は 平 成 23 年 1 月 1 日 から 施 行 する ( 経 過 措 置 ) 2 この 条 例 の 施 行 の 際 現 に 市 営 住 宅 に 入 居 している 者 の 家 賃 の 算 定 の 基 礎 となる 収 入 の 計 算 については 平 成 23 年 3 月 31 日 までの 間 は この 条 例 による 改 正 後 の 市 市 営 住 宅 条 例 ( 次 項 において 市 営 住 宅 条 例 という ) 第 2 条 第 3 号 の 規 定 にかかわらず なお 従 前 の 例 によ る 3 この 条 例 の 施 行 の 日 前 に 市 営 住 宅 の 入 居 者 の 公 募 が 開 始 され かつ 同 日 以 後 に 入 居 者 の 決 定 がされることとなる 場 合 における 当 該 公 募 に 応 じて 入 居 の 申 込 み をした 者 に 係 る 市 営 住 宅 条 例 第 5 条 入 居 者 の 資 格 第 2 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 市 営 住 宅 条 例 第 8 条 入 居 者 の 選 考 第 1 項 第 5 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 については この 条 例 による 改 正 後 の 市 営 住 宅 条 例 第 2 条 第 3 号 の 規 定 にかかわ らず なお 従 前 の 例 による 市 営 住 宅 条 例 第 4 条 公 募 の 例 外 に 掲 げる 事 由 が ある 場 合 において 同 日 前 に 市 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みがされ かつ 同 日 以 後 に 入 6
居 者 の 決 定 がされることとなるときにお ける 当 該 市 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みをした 者 に 係 る 市 営 住 宅 条 例 第 5 条 入 居 者 の 資 格 第 2 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 市 営 住 宅 条 例 第 8 条 入 居 者 の 選 考 第 1 項 第 5 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 につい ても 同 様 とする 解 説 1 上 記 の 例 は 収 入 の 定 義 規 定 について 公 営 住 宅 法 施 行 令 と 同 様 の 改 正 を 行 うも のです 第 2 条 第 3 号 イの 改 正 は 所 得 税 法 において 老 人 扶 養 親 族 を 定 義 してい る 号 が 繰 り 下 げられたことに 伴 う 形 式 的 な 改 正 です 2 一 部 改 正 令 では 経 過 措 置 規 定 が 置 かれており 同 令 の 施 行 日 から 一 律 に 収 入 の 計 算 方 法 が 切 り 替 わるわけではありません このため 例 規 において 具 体 的 な 規 定 をもって 収 入 の 定 義 ( 計 算 方 法 )を 定 めている 場 合 には 同 令 の 経 過 措 置 規 定 と 同 様 の 経 過 措 置 規 定 が 必 要 となります なお 上 記 の 附 則 第 3 項 の 規 定 については 同 項 の 規 定 を 適 用 することが 現 実 には 想 定 されないという 場 合 には 省 略 しても 差 し 支 えありません 3 上 記 の 経 過 措 置 規 定 中 の は 直 前 に 引 用 している 条 が 何 について 規 定 したも のかを 明 らかにするために 当 該 条 の 見 出 しを 示 したものです 規 定 の 一 部 ではあり ませんので 条 文 を 起 案 する 際 には 御 注 意 ください なお 収 入 の 定 義 規 定 が 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 を 引 用 する 形 であっても 様 式 中 において 収 入 がどのように 計 算 されるのかを 説 明 する ために 同 号 の 規 定 と 同 内 容 の 記 載 が 置 かれている 事 例 があります その 場 合 は 当 該 記 載 箇 所 について 改 正 が 必 要 となりますので 御 注 意 ください 該 当 例 規 名 市 営 住 宅 条 例 施 行 規 則 該 当 条 文 改 正 条 文 様 式 第 1 号 ( 第 3 条 関 係 ) 様 式 第 1 号 ( 第 3 条 関 係 ) 市 営 住 宅 入 居 申 込 書 市 営 住 宅 入 居 申 込 書 中 略 中 略 4 収 入 は 次 の 算 定 方 法 によって 算 出 し ます 4 収 入 は 次 の 算 定 方 法 によって 算 出 し ます 収 入 月 額 とは 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 1 年 間 における 所 得 税 法 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 の 合 計 から 次 に 掲 げる 額 を 収 入 月 額 とは 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 1 年 間 における 所 得 税 法 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 の 合 計 から 次 に 掲 げる 額 を 7
控 除 した 額 を12で 除 した 額 をいう 控 除 した 額 を12で 除 した 額 をいう (ア) ( 略 ) (ア) ( 略 ) (イ) 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 2 条 (イ) 控 除 対 象 配 偶 者 が 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 第 33 号 の2に 規 定 する 老 人 控 第 1 項 第 33 号 の2に 規 定 する 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 養 親 族 除 対 象 配 偶 者 である 場 合 又 は 扶 養 親 族 が 同 項 第 34 号 の3に 規 定 する 老 人 扶 が 同 項 第 34 号 の4に 規 定 する 老 人 扶 養 親 族 である 場 合 には その 老 人 控 除 養 親 族 である 場 合 には その 老 人 控 除 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 養 親 族 1 人 につ 対 象 配 偶 者 又 は 老 人 扶 養 親 族 1 人 につ き10 万 円 き10 万 円 (ウ) 扶 養 親 族 が 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 (ウ) 扶 養 親 族 が16 歳 以 上 23 歳 未 満 第 34 号 の2に 規 定 する 特 定 扶 養 親 族 の 者 である 場 合 には その 扶 養 親 族 1 である 場 合 には その 特 定 扶 養 親 族 1 人 につき25 万 円 人 につき20 万 円 (エ) (オ) ( 略 ) (エ) (オ) ( 略 ) < 収 入 計 算 表 >( 市 処 理 欄 ) < 収 入 計 算 表 >( 市 処 理 欄 ) 所 得 額 所 得 額 所 得 合 計 円 所 得 合 計 円 控 除 額 同 居 別 居 扶 養 親 族 380,000 円 控 除 額 同 居 別 居 扶 養 親 族 380,000 円 老 人 扶 養 親 族 100,000 円 老 人 扶 養 親 族 100,000 円 特 定 扶 養 親 族 200,000 円 特 定 扶 養 親 族 250,000 円 障 害 者 270,000 円 障 害 者 270,000 円 特 別 障 害 者 400,000 円 特 別 障 害 者 400,000 円 寡 婦 ( 夫 ) 寡 婦 ( 夫 ) 控 除 額 合 計 円 控 除 額 合 計 円 附 則 ( 平 成 22 年 規 則 第 号 ) これは 今 回 の 一 部 改 正 規 則 の 附 則 です ( 施 行 期 日 ) 1 この 規 則 は 平 成 23 年 1 月 1 日 から 施 行 する ( 経 過 措 置 ) 2 この 規 則 による 改 正 後 の 様 式 第 1 号 の 規 定 は この 規 則 の 施 行 の 日 以 後 に 市 営 住 宅 の 入 居 者 の 公 募 が 開 始 される 場 8
合 又 は 条 例 第 4 条 公 募 の 例 外 に 掲 げ る 事 由 がある 場 合 において 同 日 以 後 に 入 居 の 申 込 みが 開 始 される 場 合 の 申 込 手 続 について 適 用 し 同 日 前 に 公 募 が 開 始 さ れる 場 合 及 び 条 例 第 4 条 に 掲 げる 事 由 が ある 場 合 において 同 日 前 に 入 居 の 申 込 み が 開 始 される 場 合 の 申 込 手 続 について は なお 従 前 の 例 による 解 説 1 収 入 計 算 表 中 の 特 定 扶 養 親 族 の 名 称 については 対 象 となる 扶 養 親 族 の 範 囲 が 所 得 税 法 における 特 定 扶 養 親 族 の 範 囲 とは 異 なることになりますが 必 ずし も 同 法 との 用 語 の 整 合 性 を 保 つ 必 要 はないと 考 えます 2 一 部 改 正 令 の 施 行 日 以 後 であっても 一 部 改 正 令 附 則 第 3 項 の 規 定 が 適 用 される 場 合 には 従 前 の 基 準 により 収 入 の 計 算 が 行 われます 上 記 の 経 過 措 置 規 定 は そのよ うな 場 合 には 改 正 前 の 様 式 を 使 用 することを 定 めたものです 3 上 記 の 経 過 措 置 規 定 中 の は 直 前 に 引 用 している 条 が 何 について 規 定 したも のかを 明 らかにするために 当 該 条 の 見 出 しを 示 したものです 規 定 の 一 部 ではあり ませんので 条 文 を 起 案 する 際 には 御 注 意 ください 2 収 入 の 定 義 規 定 を 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 収 入 をいう と いう 規 定 としている 場 合 における 経 過 措 置 規 定 の 要 否 について 収 入 の 定 義 規 定 を 次 のような 規 定 としている 場 合 は 当 該 規 定 の 改 正 が 不 要 であることは 異 論 のないところですが 公 営 住 宅 条 例 に 経 過 措 置 規 定 を 定 める 必 要 があるか 否 かについて 検 討 する 必 要 があると 思 われます 市 営 住 宅 条 例 ( 定 義 ) 第 2 条 この 条 例 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めるところ による (1) (2) ( 略 ) (3) 収 入 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 昭 和 26 年 政 令 第 240 号 以 下 令 という ) 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 収 入 をいう (4) (5) ( 略 ) 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 は 平 成 23 年 1 月 1 日 以 後 は 旧 特 定 扶 養 親 族 の 控 除 額 が25 万 円 に 増 額 された 内 容 となりますが このことに 関 しては 一 部 改 正 令 附 則 第 2 項 及 び 第 3 項 において 経 過 措 置 規 定 が 置 かれてい 9
ます この 場 合 同 日 以 後 に 一 部 改 正 令 附 則 第 2 項 及 び 第 3 項 の 対 象 となる 者 について 収 入 の 計 算 をする 場 合 公 営 住 宅 条 例 の 収 入 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 収 入 をいう という 規 定 に 対 して 例 規 上 何 らの 手 当 て をすることなく これらの 項 に 規 定 する 従 前 の 例 による 計 算 が 可 能 か という 議 論 が 生 じるものと 思 われます 従 前 の 例 による 計 算 は 不 可 とする 場 合 の 論 拠 としては 現 行 の 公 営 住 宅 条 例 の 規 定 には 文 理 上 一 部 改 正 令 附 則 第 2 項 及 び 第 3 項 の 規 定 により 収 入 の 計 算 を 行 う 根 拠 はどこにもなく 収 入 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 す る 収 入 をいう という 規 定 しかない 以 上 例 外 なく 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 ( 平 成 23 年 1 月 1 日 以 後 は 旧 特 定 扶 養 親 族 の 控 除 額 が25 万 円 に 増 額 された 内 容 )により 計 算 するほかないとするものが 考 えられます 一 方 従 前 の 例 による 計 算 は 可 能 とする 場 合 の 論 拠 としては 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 に 対 して 政 令 が 経 過 措 置 を 置 いているのであるから 収 入 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 収 入 をいう という 規 定 で あっても そこには 一 部 改 正 令 附 則 第 2 項 及 び 第 3 項 の 規 定 が 含 まれるとする 解 釈 により 運 用 することが 合 理 的 であるとするものが 考 えられます いずれの 考 えが 適 当 かということについては 一 概 にはいえませんので 各 団 体 において 御 検 討 ください 平 成 19 年 の 公 営 住 宅 法 施 行 令 の 改 正 ( 平 成 19 年 政 令 第 391 号 )の 際 も 同 様 の 議 論 があ り 公 営 住 宅 条 例 における 経 過 措 置 規 定 の 要 否 の 判 断 について 団 体 によって 対 応 が 分 かれま した なお 公 営 住 宅 条 例 に 経 過 措 置 規 定 を 置 く 場 合 の 規 定 例 としては 次 のよう なものが 考 えられます 経 過 措 置 規 定 例 ( 公 営 住 宅 条 例 の 制 定 附 則 に 規 定 する ) ( 収 入 の 計 算 に 係 る 経 過 措 置 ) 平 成 23 年 1 月 1 日 において 現 に 市 営 住 宅 に 入 居 している 者 の 家 賃 の 算 定 の 基 礎 と なる 収 入 の 計 算 については 同 年 3 月 31 日 までの 間 は 第 2 条 定 義 第 3 号 の 規 定 にかかわらず 公 営 住 宅 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 平 成 22 年 政 令 第 240 号 以 下 平 成 22 年 一 部 改 正 令 という )による 改 正 前 の 令 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 の 例 による 平 成 23 年 1 月 1 日 前 に 市 営 住 宅 の 入 居 者 の 公 募 が 開 始 され かつ 同 日 以 後 に 入 居 者 の 決 定 がされることとなる 場 合 における 当 該 公 募 に 応 じて 入 居 の 申 込 みをした 者 に 係 る 第 5 条 入 居 者 の 資 格 第 2 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 第 8 条 入 居 者 の 選 考 第 1 項 第 5 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 については 第 2 条 定 義 第 3 号 の 規 定 に 10
かかわらず 平 成 22 年 一 部 改 正 令 による 改 正 前 の 令 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 の 例 による 第 4 条 公 募 の 例 外 に 掲 げる 事 由 がある 場 合 において 同 日 前 に 市 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みがされ かつ 同 日 以 後 に 入 居 者 の 決 定 がされることと なるときにおける 当 該 市 営 住 宅 の 入 居 の 申 込 みをした 者 に 係 る 第 5 条 入 居 者 の 資 格 第 2 号 に 規 定 する 収 入 の 条 件 及 び 第 8 条 入 居 者 の 選 考 第 1 項 第 5 号 に 規 定 する 収 入 の 計 算 についても 同 様 とする 注 上 記 の 経 過 措 置 規 定 中 の は 直 前 に 引 用 している 条 が 何 について 規 定 したものかを 明 らかにするために 当 該 条 の 見 出 しを 示 したものです 規 定 の 一 部 ではありませんので 条 文 を 起 案 する 際 には 御 注 意 ください 3 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 条 例 における 所 得 の 定 義 規 定 について 平 成 22 年 12 月 28 日 登 録 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 供 給 の 促 進 に 関 する 法 律 施 行 規 則 等 の 一 部 を 改 正 する 省 令 例 規 整 備 をご 覧 ください 11