河川環境管理財団ニュース NO. 1 1H14.1.20 伝統工法導入ガイドライン検討会 を開催 川と海のクリーン大作戦 を実施 平成12年には河川審議会から 川における伝統技術の 活用はいかにあるべきか が答申され その中で 生活 文化を含めた河川伝統工法を継承し発展させることが重要 であるという提言がなされ この答申の中で 伝統工法を 継承し発展させる上で 河川工学的側面 環境保全との関 連 治水計画での位置付け 維持管理の特性などの幅広い 河川や海に廃棄 置き去りにされているゴミは どこで 観点から再評価が課題であると認識されました も大きな問題となっています そこで 平成13年11月28日に 第1回伝統工法導入ガイ 中部地方整備局管内では これまで木曽三川 木曽川 ドライン検討会 委員長 北海道大学 藤田睦博教授 が 長良川 揖斐川 を対象に クリーン大作戦 を実施して 開催され 平成12年度に国土交通省各地方整備局の協力 きましたが 本年度は 庄内川 鈴鹿川 雲出川 櫛田川 を得て行った全国的な事例調査の結果をもとに 幅広い観 及び宮川にも広げて実施しました 点からの議論をおこない評価体系の設定を行いました 当財団は このイベントに より多くの人の参加を呼び 今後 アンケート対象河川に対して 既往最大外力や かけるため 住民や企業等を対象としたキャラバンやパネ 景観 植生などのより詳しい状況を検討するとともに 主 ル展等の開催を受託し 50箇所以上で啓発活動を実施しま 要河川への現地調査を行い 導入事例に関する情報の充実 した 実行日の11月25日は 天候にも恵まれ 約35,000人 を図り 学識者及び河川管理者から構成される本検討会を の参加を得ることができました とおして実用性の高い導入ガイドライン案の作成を行う予 定です 今後は 全国での一斉清掃の事例分析や参加者や自治体 担当 北海道事務所 に対するアンケート等を実施し このイベントを地域との 連携 協働による河川管理に向けての布石となることをも 多摩川シンポジウム 第5回 多摩川を歩く 是政 府中編 多摩川サミットを契機に多摩川流域協議会が発足し いい 川 いいまちづくり を市民に呼びかけようと始まった 多摩 川シンポジウム が 抽選で選ばれた68名の参加者を迎えて 平成13年11月10日 第5回 多摩川を歩く として開催 されました 多摩川の中流域 是政 府中 地区を地域史研究家2名と京 ねらいつつ その仕組みづくりを提案していくこととして います 中学生を対象 とした 水環境シン ポジウム を開催 浜工事事務所の案内で 古代から現代に至る多摩川との関連施 河川管理者が流域の人達と連携し 河川環境をより多く 府中市郷土の森博物館 大国魂神社 設や スーパー堤防 の人々に知って頂くために様々な活動を行っています 等を見学しました 普段と違った雨の中の多摩川に 参加さ れた方々は感激を新たにしたようでした 午後から府中駅前の 府中グリーンプラザ に会場を移し その一環として中学生を対象として水環境シンポジウム 千歳川と親しむ会 を千歳市の 千歳サケのふるさと館 と河川環境管理財団の共催で開催しました 多摩川についての意見交換会を開催し 多摩川の自然の保全 これは中学校等で行われようとしている総合学習のテーマ 河川敷の利用 河川の維持 多摩川の未来像等活発な意見の交 換会を行いました 担当 名古屋事務所 に千歳川に関するものがあれば その成果の発表の場を提 担当 東京事務所 供し その活動を通じて川について考える中学校のネット ワークの構築を目指したもので 対象を千歳市内の中学校 とし参加を呼びかけました 会場となった千歳サケのふるさと館には開催当日11月10 日は学校が休みの土曜日にもかかわらず約50名の中学生 と 他に中学校の関係者 父母など約30名計約80名の 参加がありました シンポジウムの内容は まず北大の先生により基調講演 千歳川と水環境 があり その後中学生の発表が行われま した 発表の内容は 川の生物 川の歴史 川の環境につ いてなど多岐にわたり その熱心な発表に会場の聴衆から盛ん 元河川敷に作られた 府中市郷土の森 にて な拍手が送られていました -3 - 担当 北海道事務所