( 以 下,Kiji と 略 します)となり, 本 文 が 日 本 語 ローマ 字 横 書 きとなります そして,Vol.4(1891) からは B5 版 になり, 一 部 日 本 語 で, 学 会 記 事 が 混 在 していますが, 欧 文 の 論 文 誌 となります! この 号 には, 長 岡

日 本 物 理 学 会 誌 投 稿 原 稿 電 子 版 で 読 めるようになる 湯 川 論 文 などの 戦 前 の 論 文 数 物 学 会 誌 のオンライン 化 について 佐 宗 哲 郎 ( 埼 玉 大 学 理 学 部 物 理 学 科 338-8570 さいたま 市 桜 区 下 大 久 保 255 email: saso@phy.saitama-u.ac.jp) 今 年 3 月 と 来 年 1 月 は,それぞれ 朝 永 湯 川 生 誕 100 周 年 にあたりますが, 皆 さんは, 有 名 な 湯 川 秀 樹 博 士 の 中 間 子 論 の 論 文 がどの 雑 誌 に 掲 載 されているかご 存 知 でしょうか? 答 えは, Proceedings of the Physico-Mathematical Society of Japan, Vol.17 (1935) p.48-57 On the Interaction of Elementary Particles. I です 本 稿 では,この 有 名 な 論 文 を 含 む, 戦 前 のわが 国 の 欧 文 誌 のオンライン 化 のご 案 内 と,それらの 雑 誌 の 歴 史 についてご 紹 介 します 1) さて,まず, 上 に 出 てきた the Physico-Mathematical Society of Japan とはなんでしょうか? 現 在 の 日 本 物 理 学 会 は, 戦 前 は 日 本 数 学 物 理 学 会 といいました それが 戦 後 1946 年 1 月 に 日 本 数 学 会 と 日 本 物 理 学 会 となって 現 在 に 至 っています しかし,さらにさかのぼると,1877 年 ( 明 治 10 年 )9 月 に, 湯 島 の 昌 平 館 に 同 好 の 士 が 集 まり, 東 京 数 学 会 社 が 設 立 されたのが 始 まり です 表 1に 示 したように, 明 六 社 と 医 学 会 社 2)が 先 にできていますが, 現 在 まで 存 続 していて, 雑 誌 を 出 し 続 けている 学 会 に 直 接 つながるものとしては, 東 京 数 学 会 社 が 最 古 です なお, 会 社 というのは Society のことだそうです この 会 は 和 算 家 が 中 心 だったのと, 当 時 日 本 ではまだ 物 理 学 が 未 分 化 でしたので 数 学 会 社 となっていますが,ケンブリッジ 大 学 で 数 学 と 物 理 学 を 学 んだ 菊 池 大 麓 なども 参 加 しており, 力 学 に 関 する 記 事 も 含 んでいました 発 足 当 時 の 117 名 の 会 員 については, 和 算 家 のほかに 軍 関 係 者 が 意 外 に 多 いのですが, 海 軍 は 航 海 術, 陸 軍 は 弾 道 計 算 などに 関 心 があったのかもしれません その 後,1884 年 5 月 3 日 の 例 会 で 菊 池 大 麓 により, 数 学 および 物 理 学 ( 星 学 を 含 む)を 講 究 拡 張 するを 以 って 目 的 とすべし 3) との 動 議 が 出 され, 全 会 一 致 で 東 京 数 学 物 理 学 会 に 改 組 拡 充 されました 1918 年 には 長 岡 半 太 郎 の 提 案 で 日 本 数 学 物 理 学 会 と 改 称 され,1945 年 12 月 まで 続 きました よって 日 本 物 理 学 会 では,1877 年 をもっ て 創 始 としており, 今 年 2006 年 は 創 立 129 年 目 ということになります 東 京 数 学 会 社 は, 発 足 の 年 の 11 月 から 和 文 誌 東 京 数 学 会 社 雑 誌 を 創 刊 し( 図 1),1884 年 の 第 67 号 まで 続 きます はじめのうちは, 縦 書 き, 和 綴 じの 小 型 本 ( 現 在 の B6 版 よりやや 小 さい) 4)で, 第 1 号 にはまず 6 項 目 の 会 則 が 記 載 され, 集 会 は 毎 月 第 一 土 曜 日 午 後 一 時 より 湯 島 昌 平 館 においてす 本 号 の 諸 問 題 は 入 社 人 ( 会 員 )より 蒐 集 して,その 解 答 は 必 ず 次 号 に 記 載 すべし などとされています 続 いて 総 代 の 神 田 孝 平 による 設 立 趣 旨 が 書 かれています 曰 く, 蓋 し 数 は 理 の 証 なり 証 明 ならざれば 理 顕 れず 昔 時 武 治 の 世, 士 人 と 称 する 者 専 ら 体 力 を 重 んじ 知 力 を 重 んぜず 儒 者 仏 者, 皆, 空 理 を 務 めて 実 用 を 務 めず 算 数 のことに 至 ってはこれを 卑 しむ 事 特 に 甚 だしく, などと 檄 を 飛 ばしています 本 文 では, 算 数 雑 問 代 数 学 雑 問 幾 何 学 斜 三 角 百 問 ノ 内 代 微 積 雑 問 と 続 き,6 番 目 から 静 力 学 動 力 学 が 来 ます 各 章 に 数 問 ずつ 問 題 が 出 題 されており, 次 号 に 解 答 が 載 るという 形 式 でした 第 1 号 最 後 の 動 力 学 の 問 題 は, 菊 地 大 麓 が 放 物 運 動 弾 道 学 に 関 して 2 問 出 題 しています この 雑 誌 全 号 の 内 容 につい ては, 文 献 5)で 詳 しく 分 析 されています 東 京 数 学 物 理 学 会 と 改 称 した 直 後 の 1885 年 からは,まず B6 版 和 文 縦 書 きで, 東 京 数 学 物 理 学 会 記 事 Vol.1,2 が 発 行 6) されますが,Vol.3 からは Tokyo Sugaku Butsurigaku Kwai Kiji 1

( 以 下,Kiji と 略 します)となり, 本 文 が 日 本 語 ローマ 字 横 書 きとなります そして,Vol.4(1891) からは B5 版 になり, 一 部 日 本 語 で, 学 会 記 事 が 混 在 していますが, 欧 文 の 論 文 誌 となります! この 号 には, 長 岡 半 太 郎 による Ni の 磁 歪 に 関 する 論 文 や, Gauss や Dirichlet や Fourier の 論 文 の 英 訳 が 載 っていたりします ドイツ 語 の 論 文 もあります また, 面 白 いのは, 日 本 語 の 部 分 が, 漢 字 カタカナ 混 じり 文 で, 外 来 語 のところだけ 目 立 つように ひらがな にしてあることで す ( 当 時 はそれが 普 通 だったようです ) ところで 日 本 物 理 学 会 は, 現 在, 英 文 誌 Journal of the Physical Society of Japan(JPSJ)と Progress of Theoretical Physics(PTP)を 出 版 していますが( 後 者 は, 本 会 と 協 力 して, 理 論 物 理 学 刊 行 会 が 編 集 発 行 を 行 なっています), 戦 前 から,それも,1891 年 ( 明 治 24 年 )から, 欧 文 誌 を 発 行 していたことをご 存 知 の 方 はあまり 多 くないと 思 います これは,1893 年 創 刊 の Physical Review 誌 より 早 いのです! ただし, 我 々の 雑 誌 は 複 雑 な 変 遷 をたどります( 表 2, 図 2) Kiji は 1901 年 の Vol.9 まで 続 き ますが,なかなか 定 期 的 に 出 せなかったので, 学 会 の 事 務 連 絡 記 事 や, 講 演 会 の 発 表 の 概 要 ( 講 演 概 要 )を 毎 月 会 員 に 配 布 するために,1901 年 から Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Hokoku ( Houkoku と 略 す)が 出 されるようになります これは 1903 年 から Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Kiji-Gaiyo (Kiji-Gaiyo と 略 す)と 名 前 が 変 わり,1907 年 まで 存 続 し ます これらには,その 後, 英 文 の 論 文 も 載 るようになりました ここには, 長 岡 半 太 郎, 寺 田 寅 彦, 本 多 光 太 郎 らの 論 文 が 多 数 掲 載 されています たとえば, Kiji-Gaiyo Vol.2(1903-1905)に は, 長 岡 の 原 子 模 型 に 関 する 論 文 ( 図 3)や 本 多 の 磁 歪 や 間 欠 泉 に 関 する 論 文, 寺 田 の 音 響 学 に 関 す る 論 文 などが 載 っています Kiji の 方 は,1901 年 以 来 中 断 していたのですが,1907 年 にそれまでの 分 の 学 会 記 事 をまとめ て,Vol.9,No.2 として 出 版 し, 一 区 切 りをつけます 1907 年 に,これら 2 つの 並 存 していた 雑 誌 が 統 合 されて,Kiji-Gaiyo の Vol.4 として Tokyo Sugaku-Buturigakkwai Kizi, Dai 2 Ki, 副 題 Proceedings of the Tokyo Mathematico-Physical Society (2nd Series) となります (ただし, 正 確 にいうと, Kiji-Gaiyo の Vol.2 (1906) No.20 に 副 題 として Proceedings of the Tokyo Physico-Mathematical Society という 名 称 がはじめて 使 われました Physico と Mathematico の 順 番 は, 時 々 入 れ 替 わっていたようです )すなわち, それ 以 前 のものは, 1st Series であったと 見 なすことにしたようです Vol.8(1915-1916)には, Sommerfeld の 量 子 化 条 件 を 一 般 化 した 石 原 純 の 論 文 が 掲 載 されています この 論 文 は,ヨーロ ッパでも 高 く 評 価 されていました 7) 1919 年 からは, Nippon Sugaku-Buturigaku kwai Kizi Dai 3 Ki, 副 題 :Proceedings of the Physico- Mathematical Society of Japan となり( 以 下,PPMSJ と 略 す), 近 代 的 な 英 文 学 術 誌 といえるものが 確 立 します この 雑 誌 の Vol.17(1935) p.48-57 に Hideki Yukawa の On the Interaction of Elementary Particles. I. が 掲 載 されています 湯 川 の 中 間 子 論 の 仕 事 は, 阪 大 時 代 になされたことはよく 知 られていますが, 彼 はそれまでに 一 本 も 論 文 を 書 いておらず,この 論 文 が 最 初 の 論 文 でした ( 実 は 湯 川 は 京 都 大 学 無 給 副 手 のとき に 中 間 子 論 とは 別 の 論 文 の 原 稿 を 書 いていたのですが, 相 対 論 にしか 興 味 のなかった 上 司 の 玉 城 嘉 十 郎 教 授 が 金 庫 にしまったまま 放 置 していたそうです ))このあと 8 1937 年 までに 立 て 続 けに 7 本 の 論 文 を PPMSJ に 載 せています そして,1936 年 のアンダーソンとネッダーマイヤーの 中 2

間 子 の 発 見 によってさらに 勢 いが 増 し,1937-38 年 には, 第 一 論 文 と 同 じタイトルで II,III,IV とシリーズで PPMSJ に 発 表 しています( 坂 田, 武 谷, 小 林 らと 共 著 ) 9) 国 際 的 には 無 名 の 湯 川 が 投 稿 できた 国 内 欧 文 誌 が 存 在 していなければ,ノーベル 賞 につながらなかったかもしれません 現 に,アンダーソンたちの 発 見 のあと, 湯 川 は 雑 誌 Nature に,それが 自 分 の 主 張 した 粒 子 であ るとの 論 文 を 投 稿 して, 掲 載 を 拒 否 されたそうです 8) なお, 湯 川 の 著 作 集 10)によれば, 湯 川 は PPMSJ に 計 14 編 の 論 文 を 載 せています PPMSJ には,そのほかに, 朝 永 振 一 郎, 坂 田 昌 一, 武 谷 三 男 らの 論 文 が 多 数 掲 載 されています PPMSJ は 戦 争 末 期 の 1944 年 の Vol.26 まで 続 きま した 以 上 述 べた 英 文 誌 のほかに, 日 本 数 学 物 理 学 会 は,1927 年 から,いわゆる 会 員 向 けの 学 会 情 報 などを 載 せる 和 文 の 学 会 誌 として, 日 本 数 学 物 理 学 会 誌 を 刊 行 しました これは 量 子 力 学 が 完 成 した 直 後 ですから, 欧 米 で 発 行 される 新 しい 論 文 の 紹 介 記 事 が, 毎 号 のように 多 数 掲 載 されて います 第 1 巻 第 1 号 にはさっそく, 木 内 政 蔵 によりシュレーディンガーの 波 動 力 学 が 紹 介 され ています この 雑 誌 は 1943 年 の 第 17 巻 まで 続 き, 敗 戦 直 後 の 1946 年 に 終 刊 号 を 発 行 して その 幕 を 閉 じました 以 上 述 べたすべての 雑 誌 (まとめて 数 物 学 会 誌 と 呼 んでおきます)が, 一 部 分 未 定 のもの を 除 き, 科 学 技 術 振 興 機 構 (JST)の 科 学 技 術 情 報 発 信 流 通 総 合 システム(J-STAGE: JST が 提 供 する 電 子 ジャーナル システム)の 電 子 アーカイブ 事 業 の 支 援 を 受 けて, 順 次, 電 子 化 オンラ イン 化 される 予 定 です これに 先 行 して, 本 年 3 月 27 日 から, 湯 川 秀 樹, 長 岡 半 太 郎, 石 原 純, 寺 田 寅 彦, 本 多 光 太 郎 などの 論 文 がオンライン 公 開 されました( 表 3) URL は http://www.journalarchive.jst.go.jp/です IPAP のホームページhttp://www.ipap.jp/jpsj/ からもリンクされています 数 物 学 会 誌 の 論 文 に 関 しては, 当 時 は 著 作 権 を 学 会 に 移 転 すると いう 考 えがありませんでしたので, 日 本 物 理 学 会 誌 2005 年 12 月 号 の 会 告 において, 著 作 権 ( 複 写 権, 利 用 権 )の 本 会 への 委 譲 をお 願 いしたところです この 電 子 アーカイブにより, 戦 前 までのわが 国 の 物 理 学 研 究 の 実 像 が 広 く 認 知 され,これまで あまり 知 られていなかった 意 外 な 研 究 の 芽 が 育 っていたことなどが 明 らかになれば,このオンラ イン プロジェクトにかかわった 者 としては 望 外 の 喜 びです 1945 年 の 12 月 15 日 に, 日 本 数 学 物 理 学 会 は 臨 時 総 会 で 解 散 を 決 議 し, 翌 1946 年 4 月 28 日 に 新 たに 日 本 物 理 学 会 が 発 足 しました 会 員 数 は 1253 人 だったそうです 同 年 7 月 に Progress of Theoretical Physics が 湯 川 らによって 創 刊 され,つづいて 1947 年 2 月 24 日 に Journal of the Physical Society of Japan, Vol.1(1946 年 7-12 月 号 分 )が 発 行 されました 6 月 5 日 には 日 本 物 理 学 会 誌 が 創 刊 されました( 表 1,2, 図 2) 現 在, 国 内 学 術 誌 は, 世 界 的 な 学 術 雑 誌 の 変 動 の 荒 波 に 襲 われて 大 変 なときを 迎 えていますが, JPSJ については Physical Review Letter 誌 にわずか 半 年 遅 れただけで 1996 年 1 月 から Letter Section をオンライン 化 しました 2000 年 4 月 には 物 理 系 学 術 誌 刊 行 協 会 (IPAP)を 応 用 物 理 学 会 とともに 立 ち 上 げて, 刊 行 業 務 を 任 せて 電 子 化 を 強 化 し,2004 年 9 月 からは 国 内 誌 で 初 めて 専 任 編 集 長 制 を 導 入 し, 改 革 に 努 めていること 11) はご 存 知 のとおりです JPSJ 創 刊 号 からのオンラ イン 化 も 昨 年 7 月 に 完 了 しました 今 回 の 数 物 学 会 誌 のオンライン 化 で 歴 史 を 感 じていただき, JPSJ,PTP の 現 在 と 未 来 の 活 性 化 につながれば 幸 いです 3

1) 日 本 物 理 学 会 と 日 本 の 物 理 学 の 歴 史 については, 年 表 (1877-1995)~ 歴 史 の 中 の 物 理 学 会 ( 日 本 物 理 学 会 編,1996), 日 本 の 物 理 学 史 ( 上 )( 下 ) ( 東 海 大 学 出 版 会,1978)などに 詳 しい 記 述 があります 前 者 は, 本 会 のホームページでも 部 分 的 に 見 ることが 出 来 ます 筆 者 は 物 理 学 史 の 専 門 家 ではまったくないので,できる 限 り 現 物 に 当 たって 確 認 はしましたが, 不 明 な 点 は,この 両 書 によっています 2) 現 在 の 日 本 医 学 会 は,1902 年 を 創 設 年 としています 3) 原 文 は 漢 字 カタカナ 混 じり 文 ですが, 現 代 語 表 記 し, 多 少 読 みやすく 変 えています 4) 当 時 の 用 語 では 菊 版 といったのだと 思 いますが, 以 下 ではわかりやすく,B6 などと 書 いてい ます 5) 平 岩 洋 子 東 京 数 学 会 社 雑 誌 の 内 容 と 分 析 数 学 史 研 究 54 号 (1972) 6) 当 時 は 巻 壱 などとなっていましたが, 以 下 ではすべて,Vol.1 などと 表 記 しました 7) 西 尾 成 子 石 原 純 と 前 期 量 子 論 : 日 本 物 理 学 会 誌 Vol.60,No.8(2005)651. 8) 松 尾 博 志 電 子 立 国 日 本 を 育 てた 男 ( 文 芸 春 秋 社,1992) 主 に 八 木 秀 次 に 関 する 本 ですが, 湯 川, 朝 永 らのエピソードが 豊 富 に 載 っています 9) Proc. Phys.-Math. Soc. Japan 19 (1937) 319, 20(1938) 319, 20(1938) 720. 10) Hideki Yukawa Scientific Works ( 岩 波 書 店,1979) 11) 日 本 物 理 学 会 誌 59 巻 (2004)9 月 号 小 特 集 日 本 からの 情 報 発 信 に 向 けて 物 理 系 英 文 誌 の 役 割 と 改 革 ; 斯 波 弘 行 : 同 60 巻 (2005)5 月 号 巻 頭 言 JPSJ はあなたのための 雑 誌 です 表 1 日 本 物 理 学 会 関 連 の 歴 史 図 1 東 京 数 学 会 社 雑 誌 第 1 号, 明 治 10 年 11 月 刊 行 毎 月 第 一 土 曜 日 刊 行 となっている 1662 年 英 国 王 立 協 会 設 立 1845 年 ドイツ 物 理 学 会 創 立 1873 年 明 六 社 創 立 1875 年 医 学 会 社 創 立 1877 年 東 京 数 学 会 社 創 立 1878 年 化 学 会 創 立 1884 年 東 京 数 学 会 社 が 改 組 して, 東 京 数 学 物 理 学 会 となる 1899 年 アメリカ 物 理 学 会 創 立 1919 年 東 京 数 学 物 理 学 会 を 日 本 数 学 物 理 学 会 と 改 称 1946 年 日 本 数 学 物 理 学 会 を 解 散 し, 日 本 数 学 会 と 日 本 物 理 学 会 を 創 立 4

表 2 数 物 学 会 関 連 の 雑 誌 の 歴 史 1877 年 東 京 数 学 会 社 雑 誌 創 刊 1885 年 東 京 数 学 物 理 学 会 記 事 巻 1 巻 2 1885-1909 年 Tokyo Sugaku-Butsurigaku Kwai Kiji Vol.3-Vol.9 1901-1902 年 Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Hokoku Vol.1-Vol.2(No.1-6) 1903-1907 年 Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Kiji-Gaiyo Vol.2(No.7-29), Vol.3 1907-1918 年 Tokyo Sugaku-Buturigakkwai Kizi Dai 2 Ki Vol.4-Vol.9 別 名 :Proceedings of the Tokyo Mathematico-Physical Society 1919-1944 年 Nippon Sugaku-Buturigakkwai Kizi Dai 3 Ki Vol.1- Vol.26 別 名 : Proceedings of the Physico-Mathematical Society of Japan 1927-1943 年 日 本 数 学 物 理 学 会 誌 ( 和 文 ) 第 1 巻 - 第 17 巻 1945 年 同 終 刊 号 1946 年 Journal of the Physical Society of Japan( 欧 文 ) 創 刊 (Vol.1 は 1946 年 7-12 月 号 分,ただし 発 行 は 翌 年 1 月 ) 発 行 Progress of Theoretical Physics 創 刊 1947 年 日 本 物 理 学 会 誌 ( 和 文 ) 創 刊 Progress of Theoretical Physics 創 刊 1962 年 Japanese Journal of Applied Physics 創 刊 1996 年 JPSJ Letter Section をオンライン 化 2000 年 物 理 系 学 術 誌 刊 行 協 会 設 立,JPSJ,JJAP の 刊 行 を 委 託 2005 年 JPSJ 創 刊 号 からすべてのオンライン 化 を 完 了 表 3 2006 年 3 月 27 日 からの 主 なオンライン 公 開 予 定 論 文 東 京 數 學 物 理 學 會 記 事 Vol.1(1885) 全 論 文 ( 山 川 健 次 郎, 澤 田 吾 一 らの 論 文 を 含 む) Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Kiji-Gaiyo Vol.2(1903-1905) 全 論 文 ( 長 岡, 本 多, 寺 田 などの 論 文 を 多 数 含 む) Proceedings of the Tokyo Mathematico-Physical Society. 2rd series Vol.8(1915-1916) より, 石 原 純, 高 木 貞 治 の 論 文 Proceedings of the Physico-Mathematical Society of Japan. 3rd series Vol.17(1935) より, 湯 川 秀 樹 の 論 文 5

図 2 数 物 学 会 と 数 物 学 会 誌 の 変 遷 1877~ 1884~ 1919~ 東 京 数 学 会 社 東 京 数 学 物 理 学 会 日 本 数 学 物 理 学 会 1946~ 日 本 数 学 会 日 本 物 理 学 会 1877~ 1885~1909 東 京 数 学 会 社 雑 誌 1948~ JMSJ 東 京 数 学 物 理 学 会 記 事 1919~ 1946~ 報 告 1901~ PPMSJ JPSJ 記 事 概 要 PTP 1903~ 記 事 第 2 期 日 本 数 学 物 理 数 学 1907~ 学 会 誌 日 本 物 理 学 会 誌 1927~ 1947~ 図 3 長 岡 半 太 郎 の 原 子 模 型 に 関 する 第 1 論 文 (Tokyo Sugaku-Butsurigakkwai Kiji-Gaiyo Vol.2(1904) p.92) 6