学 部 研 究 科 等 の 現 況 調 査 表 研 究 平 成 20 年 6 月 政 策 研 究 大 学 院 大 学
目 次 1. 政 策 研 究 科 1-1
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 1. 政 策 研 究 科 Ⅰ 政 策 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 1-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 1-3 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 1-3 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 1-6 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 1-7 -1-1-
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 Ⅰ 政 策 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 1. 政 策 研 究 科 の 研 究 目 的 は 政 策 研 究 を 通 じ て 我 が 国 及 び 世 界 の 民 主 的 な 統 治 の 発 展 と 高 度 化 に 貢 献 す る こ と で あ る 本 研 究 科 は 学 際 性 実 学 性 国 際 性 中 立 性 と い う 際 だ っ た 特 徴 を 有 す る 政 策 研 究 を 推 進 す る た め 次 の よ う な 特 色 を 備 え て い る 2. 本 学 を 中 核 と し て 国 内 外 の 大 学 や 政 府 機 関 研 究 所 等 と 多 様 で 柔 軟 な 連 携 ネ ッ ト ワ ー ク を 構 築 す る こ と で 社 会 的 政 策 的 ニ ー ズ に 応 じ た 公 共 政 策 研 究 の 開 発 実 践 を 可 能 と し て い る 3. 多 様 な バ ッ ク グ ラ ウ ン ド を 有 す る 優 れ た 政 策 研 究 者 を 幅 広 い 分 野 か ら 確 保 す る と と も に 顕 著 な 実 績 を あ げ た 各 界 の 実 務 経 験 者 を 教 授 陣 と し て 積 極 的 に 登 用 す る こ と で 卓 越 し た 研 究 拠 点 を 創 出 し 公 共 政 策 に 関 す る 研 究 水 準 の 向 上 を 図 っ て い る 4. 社 会 の 政 策 的 要 請 に 柔 軟 に 対 応 す る た め 政 策 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト セ ン タ ー に お い て 時 限 性 の プ ロ ジ ェ ク ト 型 共 同 研 究 を 推 進 し て い る 特 に 重 要 な 政 策 課 題 に つ い て は 学 内 に 研 究 セ ン タ ー を 設 置 し よ り 集 中 的 で 効 果 的 な 調 査 研 究 の 実 施 に あ た っ て い る 5. 一 方 で 政 策 情 報 研 究 セ ン タ ー が 政 策 情 報 の 体 系 的 収 集 発 信 を 担 っ て お り 本 研 究 科 で は 教 育 研 究 情 報 発 信 の 機 能 を 併 せ 持 ち そ れ ら が 有 機 的 な 結 合 を も っ て 相 互 補 強 を 図 る こ と で 政 策 研 究 の 高 度 化 を 実 現 し て い る [ 想 定 す る 関 係 者 と そ の 期 待 ] 各 国 政 府 中 央 銀 行 等 に お い て 政 策 形 成 に 携 わ る 者 か ら の 政 策 の 立 案 及 び 展 開 を 実 施 す る 上 で の 学 術 的 な 理 論 上 の 知 見 実 践 的 な 分 析 方 法 等 に つ い て の 研 究 成 果 へ の 期 待 が 想 定 さ れ る -1-2-
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 活 動 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 1. 個 人 の 研 究 活 動 研 究 活 動 実 績 本 学 で は 全 専 任 教 員 に つ い て 毎 年 度 個 人 業 績 報 告 を 求 め ホ ー ム ペ ー ジ 報 告 書 に お い て 全 活 動 実 績 の 公 開 を 行 っ て い る 平 成 19 年 度 の 業 績 は 教 授 准 教 授 等 ( 主 な 連 携 教 員 を 含 む ) に 関 し て 編 共 著 を 含 め 著 書 が 70 冊 単 著 共 著 を 含 め 論 文 が 217 編 学 会 報 告 が 94 回 と な っ て お り 1 名 当 た り の 年 間 著 書 が 0.9 冊 論 文 が 2.9 編 学 会 発 表 が 1.3 回 と な り 法 人 化 前 の 平 成 15 年 度 と 比 較 す る と 1 名 当 た り の 年 間 著 書 が 2.3 倍 論 文 が 1.5 倍 学 会 発 表 が 1.2 倍 に 増 加 し て い る こ の 中 に は サ ン ト リ ー 学 芸 賞 吉 野 作 造 賞 各 学 会 賞 な ど の 賞 を 受 賞 し た も の も あ る 科 学 研 究 費 補 助 金 平 成 19 年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 に つ い て は 27 件 の 応 募 ( 新 規 課 題 )に 対 し て 16 件 が 採 択 さ れ 採 択 率 が 59%と な っ た 小 規 模 大 学 院 の た め 採 択 絶 対 数 は 多 い と は い え な い が 採 択 率 と し て は 文 部 科 学 省 に よ り 公 表 さ れ た 平 成 19 年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 採 択 率 上 位 機 関 一 覧 の ト ッ プ を 上 回 る も の で あ る 後 述 す る( 3.) 科 学 研 究 費 補 助 金 申 請 を 促 す 取 組 な ど に よ り 法 人 化 以 前 の 平 成 15 年 度 と 比 較 す る と 応 募 数 で 1.6 倍 採 択 数 で 2.7 倍 採 択 率 で 1.7 倍 と 増 加 し 継 続 課 題 を 含 む 交 付 件 数 全 体 で は 14 件 か ら 35 件 へ と 急 増 (2.5 倍 )し て い る 特 に 萌 芽 的 研 究 及 び 若 手 研 究 の 応 募 件 数 採 択 件 数 が 平 成 15 年 度 と 比 較 し て そ れ ぞ れ 約 2.5 倍 5 倍 に 増 加 し た ま た 採 択 分 野 も 多 岐 に わ た り 多 様 な 背 景 を 持 つ 教 員 ( 各 分 野 の 研 究 者 行 政 官 出 身 者 JICA 等 の 実 務 家 出 身 者 な ど ) を 有 す る 本 研 究 科 の 特 徴 を う か が わ せ る 受 託 研 究 受 託 事 業 受 託 研 究 受 託 事 業 に つ い て は 平 成 19 年 度 は 受 入 件 数 17 件 受 入 金 額 255,360 千 円 で あ っ た 平 成 16 年 度 は 受 入 件 数 6 件 受 入 金 額 133,647 円 で あ っ た た め 件 数 で は 2.8 倍 金 額 で は 1.9 倍 に 増 加 し て い る さ ら に 連 携 機 関 ( 各 省 庁 政 策 研 究 所 研 究 機 関 ) と の 共 同 に よ り 受 託 研 究 を 受 け 入 れ て い る ( 主 な 事 例 : 建 築 研 究 所 と の 連 携 に よ る 科 学 技 術 振 興 調 整 費 地 震 防 災 に 関 す る ネ ッ ト ワ ー ク 型 共 同 研 究 科 学 技 術 振 興 機 構 及 び 科 学 技 術 政 策 研 究 所 と の 連 携 に よ る ジ ョ -1-3- 表 1 科 学 研 究 費 採 択 状 況 全 体 15 年 度 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 新 規 課 題 応 募 件 数 ( 件 ) 17 18 26 27 27 採 択 件 数 ( 件 ) 6 8 14 11 16 採 択 率 ( % ) 35.3 44.4 53.8 40.7 59.3 継 続 課 題 ( 件 ) 8 9 11 17 19 交 付 決 定 件 数 ( 件 ) 14 17 25 28 35 表 2 平 成 19 年 度 科 学 研 究 費 採 択 分 野 分 野 件 数 割 合 経 済 系 7 44% 政 治 系 3 19% 工 学 系 (OR) 1 6% 表 3 受 託 研 究 受 託 事 業 受 入 状 況 都 市 計 画 3 19% そ の 他 2 12% 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 受 託 経 費 直 接 経 費 ( 千 円 ) 119,981 177,253 226,921 219,634 間 接 経 費 ( 千 円 ) 15,319 24,798 30,824 35,726 合 計 ( 千 円 ) 135,300 202,051 257,745 255,360 件 数 ( 件 ) 6 12 20 17 金 額 は 当 初 契 約 額
イ ン ト プ ロ グ ラ ム 科 学 技 術 動 向 に 関 す る 評 価 研 究 ) 政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 2. 大 学 共 同 研 究 の 状 況 プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 本 研 究 科 で は 教 員 個 人 の 自 由 な 研 究 活 動 に 加 え 政 策 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト セ ン タ ー に お い て 時 宜 に か な っ た 重 要 な 政 策 課 題 を 精 選 し プ ロ ジ ェ ク ト 型 共 同 研 究 を 推 進 し て き た ( 平 成 19 年 度 10プ ロ ジ ェ ク ト が 活 動 ) 平 成 16 年 度 に 比 較 す る 表 4 政 策 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト セ ン タ ー プ ロ ジ ェ ク ト 実 施 状 況 外 部 資 金 受 入 状 況 H16 H17 H18 H19 プ ロ ジ ェ ク ト ( 件 ) 4 4 7 10 外 部 資 金 44,216 88,852 106,358 77,382 直 接 経 費 ( 千 円 ) 37,299 74,023 88,869 61,729 間 接 経 費 ( 千 円 ) 6,917 14,829 17,489 15,653 外 部 資 金 獲 得 件 数 2 3 4 6 と プ ロ ジ ェ ク ト 件 数 は 2.3 倍 外 部 資 金 獲 得 件 数 は 3 倍 獲 得 金 額 は 1.8 倍 と 大 幅 に 増 加 し て い る ま た 同 セ ン タ ー に お い て は 平 成 19 年 度 よ り 新 た な 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト の 発 掘 や 海 外 と の 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク 拡 大 を 目 的 と し て 国 際 会 議 等 の 開 催 に 対 す る 支 援 事 業 を 実 施 し て お り 平 成 19 年 度 は 2 件 支 援 し 平 成 20 年 度 上 半 期 は 3 件 の 支 援 を 決 定 し た 研 究 セ ン タ ー の 研 究 先 述 の 政 策 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト セ ン タ ー に お け る 活 動 に 加 え 特 定 の 研 究 領 域 に あ っ て は 国 際 開 発 戦 略 研 究 セ ン タ ー 比 較 地 方 自 治 研 究 セ ン タ ー を 設 立 し 研 究 を 行 っ て い る 文 部 科 学 大 臣 の 諮 問 機 関 で あ る 国 際 教 育 協 力 懇 談 会 最 終 報 告 ( 平 成 17 年 4 月 ) で そ の 設 立 を 提 言 さ れ た 国 際 開 発 戦 略 研 究 セ ン タ ー は 国 際 開 発 動 向 研 究 ユ ニ ッ ト 開 発 フ ォ ー ラ ム( 政 策 研 究 ユ ニ ッ ト ) 開 発 戦 略 策 定 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト( 実 証 分 析 ユ ニ ッ ト )の 3 つ のユ ニ ッ ト を 組 織 化 し 研 究 活 動 を 行 っ て い る 比 較 地 方 自 治 研 究 セ ン タ ー は 自 治 制 度 及 び 運 用 実 態 情 報 海 外 紹 介 等 支 援 事 業 を 実 施 し て お り 海 外 に 対 す る わ が 国 の 自 治 制 度 と そ の 運 用 の 実 態 に 関 す る レ ポ ー ト を 英 語 に よ り 作 成 し ホ ー ム ペ ー ジ 及 び 冊 子 で 公 表 し て い る 21 世 紀 COEプ ロ グ ラ ム 21 世 紀 COEプ ロ グ ラ ム ア ジ ア の 開 発 経 験 と 他 地 域 へ の 適 用 可 能 性 ( 平 成 15 年 度 採 択 ) に つ い て は 上 述 の 国 際 開 発 戦 略 研 究 セ ン タ ー が 実 質 的 に 中 心 と な り 国 際 開 発 高 等 教 育 機 構 ( FASID)と の 連 携 し つ つ 高 度 な 教 育 研 究 を 行 い 文 部 科 学 省 に よ る 中 間 評 価 に お い て 高 い 評 価 を 受 け 毎 年 度 の 配 分 額 に つ い て も 増 額 さ れ た 実 績 が あ る 本 プ ロ グ ラ ム に よ る 主 な 著 書 論 文 は 41 件 速 報 性 を 意 識 し Web 形 式 で 公 刊 さ れ た 成 果 は 3 件 開 催 し た 国 際 会 議 等 は 13 件 で あ る こ れ ら の 成 果 を 発 展 さ せ つ つ 政 策 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト セ ン タ ー ( 前 述 )の 安 全 保 障 国 際 問 題 プ ロ ジ ェ ク ト と 融 合 さ せ 平 成 20 年 度 グ ロ ー バ ル COEプ ロ グ ラ ム に 新 た な 課 題 と し て 申 請 す る ま で に 学 内 共 同 研 究 を 発 展 さ せ 採 択 さ れ た 特 色 の あ る 研 究 事 業 政 策 を 研 究 対 象 と す る 本 学 の 特 色 を 活 か し 国 際 的 な 研 究 集 会 等 を 数 多 く 実 施 し た 主 な 事 例 は 以 下 の と お り フ ラ ン ス 大 使 館 と の 間 に 日 仏 の 文 化 政 策 に 関 す る 共 同 研 究 人 材 交 流 を 推 進 す る 旨 の 協 定 を 締 結 し ク ロ ー デ ル 講 座 を 開 設 フ ラ ン ス か ら 研 究 者 を 招 聘 す る な ど 研 究 交 流 を 実 施 し 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム 文 化 創 造 の 21 世 紀 ビ ジ ョ ン 及 び 国 際 フ ォ ー ラ ム 文 化 の ソ フ ト パ ワ ー を 開 催 ( 平 成 17 年 度 ~ 19 年 度 ) 中 国 共 産 党 中 央 党 校 と の 交 流 協 定 に 基 づ く 記 念 講 演 シ ン ポ ジ ウ ム 及 び ワ ー ク シ ョ ッ プ の 開 催 客 員 研 究 員 の 受 入 れ に よ る 研 究 交 流 の 実 施 ( 平 成 17~ 19 年 度 ) 中 国 青 年 政 治 学 院 と の 交 流 協 定 を 締 結 副 院 長 に よ る 講 演 会 の 実 施 ( 平 成 18 年 度 ) ソ ウ ル 大 学 と の 共 催 に よ る 日 韓 議 員 交 流 ワ ー ク シ ョ ッ プ の 開 催 ( 平 成 17~ 19 年 度 ) -1-4-
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ マ ン ス フ ィ ー ル ド 財 団 と の 協 力 に よ る GRIPS-マ ン ス フ ィ ー ル ド 財 団 合 同 セ ミ ナ ー を 実 施 ( 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 ) 知 財 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 ( 平 成 16~ 19 年 度 ) ポ リ シ ー モ デ リ ン グ ワ ー ク シ ョ ッ プ の 開 催 ( 平 成 16~ 19 年 度 ) 比 較 地 方 自 治 研 究 セ ン タ ー シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 ( 平 成 18~ 19 年 度 ) シ ン ポ ジ ウ ム ラ イ フ サ イ エ ン ス 基 礎 研 究 の 創 薬 医 療 に お け る イ ン パ ク ト の 開 催 ( 平 成 19 年 度 ) 元 タ イ 王 国 首 相 ア ナ ン パ ン ヤ ラ チ ュ ン 氏 特 別 講 演 会 の 開 催 ( 平 成 19 年 度 ) 高 等 教 育 政 策 の 計 画 実 施 評 価 に 関 す る 国 際 会 議 の 開 催 ( 平 成 19 年 度 ) GRIPS-Hitotsubashi Workshop on Catch-Up: Technical Development and IPRの 開 催 ( 平 成 19 年 度 ) カ ナ ダ の 外 交 安 全 保 障 政 策 セ ミ ナ ー の 開 催 ( 平 成 19 年 度 ) 研 究 を 基 盤 と し た 社 会 貢 献 活 動 本 学 教 員 は 公 共 政 策 研 究 を 志 向 す る と こ ろ か ら 政 府 の 審 議 会 や 調 査 研 究 会 な ど の 委 員 に 委 嘱 さ れ る ケ ー ス が 多 く そ れ ぞ れ の 研 究 成 果 を 公 的 な 政 策 形 成 の 場 で 生 か し て い る と い え る 平 成 19 年 度 は 准 教 授 以 上 の 本 務 教 員 57 人 の う ち 31 人 (54%)が 何 ら か の 政 府 審 議 会 委 員 地 方 自 治 体 審 議 会 公 益 団 体 委 員 等 に 委 嘱 さ れ て い る 3. 研 究 支 援 イ ン セ ン テ ィ ブ 付 与 の シ ス テ ム 平 成 17 年 度 に お い て 全 教 員 の 個 人 研 究 費 を 減 額 し そ こ で 確 保 し た 留 保 分 財 源 を 科 学 研 究 費 補 助 金 に 申 請 採 択 さ れ た 研 究 者 に 追 加 配 分 す る 新 た な 仕 組 み を 構 築 し た ま た 科 学 研 究 費 補 助 金 申 請 に 関 す る 説 明 会 を 開 催 ( 外 国 人 研 究 者 を 対 象 に 英 語 で も 開 催 )し た こ の 結 果 外 部 資 金 獲 得 の イ ン セ ン テ ィ ブ が 高 ま り 外 部 資 金 情 報 の 組 織 的 提 供 等 と 相 ま っ て 研 究 活 動 の さ ら な る 活 性 化 に つ な が り 科 学 研 究 費 補 助 金 は 応 募 件 数 採 択 件 数 交 付 決 定 件 数 と も に 大 幅 増 を 実 現 し た ( 表 1 科 学 研 究 費 採 択 状 況 参 照 ) ま た 本 学 退 職 教 員 で 研 究 上 の 業 績 が 極 め て 高 い と 認 め ら れ た 研 究 者 や 本 学 と 共 同 で 教 育 研 究 を 実 施 す る 各 省 政 策 研 究 所 や 独 法 研 究 所 の 研 究 者 が リ サ ー チ フ ェ ロ ー や 連 携 教 員 と し て 科 学 研 究 費 補 助 金 に 申 請 で き る よ う 制 度 を 整 え 実 際 の 資 金 獲 得 に つ な が っ た 加 え て 政 策 情 報 研 究 セ ン タ ー に お い て は 研 究 成 果 の 公 表 の た め リ サ ー チ レ ポ ー ト の 発 行 を 行 っ て き た 平 成 19 年 度 に お い て リ サ ー チ レ ポ ー ト か ら デ ィ ス カ ッ シ ョ ン ペ ー パ ー に 改 称 し 政 策 情 報 研 究 セ ン タ ー 運 営 調 査 会 で の 編 集 発 行 責 任 体 制 を 整 備 し た こ れ ま で に リ サ ー チ レ ポ ー ト と デ ィ ス カ ッ シ ョ ン ペ ー パ ー を あ わ せ 34 件 を 発 行 し た な お 高 度 専 門 的 知 識 や 技 能 を 必 要 と す る 職 務 に 従 事 す る た め 専 門 職 の 制 度 を 設 け 研 究 支 援 部 門 に お け る 専 門 支 援 ス タ ッ フ を 配 置 し た 観 点 大 学 共 同 利 用 機 関 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 においては 共 同 利 用 共 同 研 究 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 該 当 な し (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 を 大 き く 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 科 学 研 究 費 補 助 金 は 応 募 件 数 採 択 件 数 交 付 決 定 件 数 と も に 平 成 15 年 度 よ り そ れ ぞ れ 50% 以 上 の 伸 び を 実 現 し た こ と 萌 芽 的 研 究 及 び 若 手 研 究 の 応 募 件 数 採 択 件 数 が 平 成 15 年 度 と 比 較 し て そ れ ぞ れ 約 2.5 倍 5 倍 に 増 加 し た こ と 21 世 紀 COEプ ロ グ ラ ム ア ジ ア の 開 発 経 験 と 他 地 域 へ の 適 用 可 能 性 に つ い て 中 間 評 価 で 高 い 評 価 を 得 て お り 平 成 20 年 度 の グ ロ ー バ ル COEプ ロ グ ラ ム に 新 -1-5-
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ た な 課 題 と し て 申 請 す る ま で に 学 内 共 同 研 究 を 発 展 さ せ 採 択 さ れ た こ と な ど の た め 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 成 果 の 状 況 ( 大 学 共 同 利 用 機 関 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 す る 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 においては 共 同 利 用 共 同 研 究 の 成 果 の 状 況 を 含 めること ) ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 優 れ た 研 究 業 績 と し て 46 件 が リ ス ト ア ッ プ さ れ て い る が そ れ ら の す べ て は そ れ ぞ れ の 学 問 分 野 に お い て 権 威 あ る 国 際 的 な 学 術 専 門 誌 学 会 誌 に お い て レ フ ェ リ ー に よ る 査 読 審 査 の 上 掲 載 さ れ た 論 文 ( 29 件 ) 一 流 の 出 版 社 か ら 出 版 さ れ て い る 著 書 ( 17 件 )か ら な っ て い る こ の う ち 学 会 等 か ら の 賞 を 受 賞 し て い る も の も の 10 件 ( 21.7% )( 紫 綬 褒 章 サ ン ト リ ー 学 芸 賞 読 売 吉 野 作 造 賞 応 用 数 理 学 会 論 文 賞 日 本 不 動 産 学 会 著 作 賞 都 市 住 宅 学 会 賞 大 平 正 芳 記 念 賞 日 経 経 済 図 書 文 化 賞 ア メ リ カ 農 業 経 済 学 会 最 優 秀 論 文 賞 ) 研 究 成 果 が 法 制 度 改 正 や 首 相 の 対 外 政 策 に 採 用 さ れ た も の 関 係 他 機 関 で の シ ス テ ム 採 用 に な っ た も の 3 件 マ ス コ ミ 等 で 高 名 な 学 者 か ら の 書 評 で 評 価 さ れ た も の 5 件 ダ ウ ン ロ ー ド ラ ン キ ン グ で 上 位 を 獲 得 し て い る も の 3 件 そ の 他 招 待 論 文 と し て 特 別 に 掲 載 さ れ た も の 外 国 政 府 機 関 か ら の 共 同 研 究 に 請 わ れ た も の 国 際 機 関 の レ ポ ー ト に 引 用 さ れ た も の な ど 学 界 を 中 心 に 社 会 か ら 高 い 評 価 を 多 様 な 形 で 得 て い る 業 績 ば か り で あ る そ の 学 問 領 域 も 一 研 究 科 と し て は 社 会 安 全 シ ス テ ム 科 学 系 法 学 系 政 治 学 系 経 済 学 系 な ど と 極 め て 多 岐 に わ た っ て い る こ と ま た い ず れ も 現 実 の 公 共 政 策 課 題 に 即 し た 政 策 志 向 の 研 究 で あ り な お か つ 実 証 性 の 高 い 研 究 に な っ て い る こ と さ ら に 英 語 論 文 が 多 い こ と な ど ( 約 7 割 ) 国 際 的 な 発 信 性 が 著 し い こ と な ど に も 本 学 の 研 究 成 果 の 特 徴 が 現 れ て い る (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 を 大 き く 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 大 学 独 自 の 研 究 支 援 方 策 を 活 用 し な が ら 大 学 院 全 体 と し て 極 め て 活 発 な 研 究 活 動 が 展 開 さ れ て い る そ れ は 個 人 レ ベ ル で の 研 究 が 著 書 数 論 文 数 学 会 発 表 等 に お い て 顕 著 な 増 加 を 見 せ て い る こ と 科 研 費 採 択 状 況 の 進 展 受 託 研 究 大 学 レ ベ ル で の プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 の 拡 充 な ど に よ り 明 ら か で あ る ま た 研 究 成 果 に 関 し て も 国 際 的 な 権 威 あ る 学 術 誌 学 会 誌 な ど へ の 掲 載 一 流 の 出 版 社 に よ る 著 作 が 多 い こ と さ ら に そ の 中 に は 種 々 の 重 要 な 賞 を 受 け た 優 れ た 著 作 論 文 が 多 い こ と な ど か ら 一 般 水 準 を 大 き く 上 回 っ た 研 究 成 果 が 挙 げ ら れ て い る と 考 え ら れ る -1-6-
政 策 研 究 大 学 院 大 学 政 策 研 究 科 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 1 事 例 1 科 学 研 究 費 に よ る 研 究 の 拡 充 ( 分 析 項 目 1 ) ( 質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 科 学 研 究 費 の 採 択 は 平 成 15 年 度 が 応 募 数 17 件 採 択 数 6 件 採 択 率 35.3% で あ っ た と こ ろ 平 成 19 年 度 で は 応 募 数 27 件 で 1.6 倍 採 択 数 16 件 で 2.7 倍 採 択 率 は 59.3% で 1.7 倍 と 増 加 し て い る 交 付 件 数 全 体 で は 14 件 か ら 35 件 へ と 急 増 ( 2.5 倍 )し て い る 特 に 萌 芽 的 研 究 お よ び 若 手 研 究 で の 応 募 件 数 採 択 件 数 は 平 成 15 年 度 と 比 較 し て そ れ ぞ れ 2.5 倍 5 倍 に 増 加 し て い る 2 事 例 2 COE 獲 得 の 継 続 ( 分 析 項 目 1 ) ( 質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 21 世 紀 COEプ ロ グ ラ ム に お い て 本 学 の ア ジ ア の 開 発 経 験 と 他 地 域 へ の 適 用 可 能 性 が 採 択 さ れ( 平 成 1 5 年 度 ) 中 間 評 価 に お い て も 高 い 評 価 を 受 け た と こ ろ で あ る が 今 回 の グ ロ ー バ ル COEプ ロ グ ラ ム に お い て も 本 学 と し て 引 き 続 き 21 世 紀 COEプ ロ グ ラ ム の 発 展 型 と し て の 東 ア ジ ア の 開 発 戦 略 と 国 家 建 設 の 適 用 可 能 性 が 採 択 さ れ た と こ ろ で あ る そ の 審 査 結 果 の 講 評 の 中 で も ア ジ ア の 開 発 経 験 と 他 地 域 へ の 適 用 可 能 性 の 研 究 成 果 に つ い て は 高 く 評 価 さ れ て い る -1-7-