確 定 申 告 で 損 をしないための!! 損 をしない シリーズ 第 一 弾 専 門 的 知 識 により 税 金 の 額 は 変 わります! ズバリ 私 が 皆 様 の 質 問 に お 答 えします 南 九 州 税 理 士 会 イメージキャラクター 税 理 士 皆 尾 たすく
目 次 届 出 で 損 をしないための!! P. P. 2 ~ P. 5 1 所 得 税 の 青 色 承 認 申 請 書 2 所 得 税 の 減 価 償 却 資 産 の 償 却 方 法 の 届 出 書 P. 2 P. 5 収 入 の 計 上 時 期 で 損 をしないための!! P. P. 6 ~ P. 7 1 不 動 産 所 得 の 収 入 計 上 時 期 P. 6 経 費 で 損 をしないための!! P. P. 8 ~ P. 10 1 不 動 産 所 得 にかかる 必 要 経 費 の 注 意 点 P. 8 所 得 控 除 で 損 をしないための!! P. P.11 ~ P.12 1 所 得 控 除 とは 2 お 得 な 所 得 控 除 P.11 P.11 平 成 21 年 度 税 制 改 正 の 概 要 住 宅 土 地 税 制 P. P.13 ~ P.14 1 住 宅 税 制 2 土 地 税 制 P.13 P.14 話 題 の 追 加 経 済 対 策! 住 宅 の 購 入 等 に 限 り 贈 与 税 の 非 課 税 枠 610 万 円 P. P.14 1
届 出 で 損 をしないための!! 届 出 ( 申 請 書 届 出 書 )を 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 していますか? 1 1 所 得 税 の 青 色 承 認 申 請 書 2 青 色 専 従 者 に 関 する 届 出 書 変 更 届 出 書 2 所 得 税 の 減 価 償 却 資 産 の 償 却 方 法 の 届 出 書 1 所 得 税 の 青 色 承 認 申 請 書 1. 青 色 申 告 制 度 って 何? 確 定 申 告 書 白 色 不 動 産 所 得 事 業 所 得 山 林 所 得 確 定 申 告 書 青 色 特 典 特 典 特 典 我 が 国 の 所 得 税 は 納 税 者 が 自 ら1 年 間 に 生 じた 所 得 金 額 を 正 しく 計 算 し 申 告 する 申 告 納 税 制 度 を 採 っています 不 動 産 所 得 事 業 所 得 山 林 所 得 のある 人 で 一 定 水 準 の 記 帳 に 基 づいて 正 しい 申 告 をする 人 に ついては 所 得 金 額 の 計 算 などについて 有 利 な 取 り 扱 いが 受 けられる 青 色 申 告 の 制 度 があります 2. 青 色 申 告 の 承 認 申 請 手 続 に 期 限 はあるの? 新 規 青 色 申 告 承 認 申 請 書 提 出 3/15 までに 所 轄 の 新 たに 青 色 申 告 の 申 請 をする 人 は その 年 の 3 月 15 日 までに その 年 の 1 月 16 日 以 後 に 新 たに 開 業 した 人 は 開 業 の 日 から2か 月 以 内 に 申 請 すればよいことになっています 税 務 署 長 に 2
3. 青 色 申 告 者 の 帳 簿 書 類 の 要 件 って 何? 原 則 原 則 7 年 間 保 存 正 規 の 簿 記 帳 簿 書 類 青 色 申 告 の 記 帳 は 正 規 の 簿 記 によることが 原 則 ( 一 般 的 には 複 式 簿 記 )ですが 現 金 出 納 帳 経 費 帳 固 定 資 産 台 帳 のような 帳 簿 を 備 え 付 けて 簡 易 な 記 帳 をするだけでもよいことになっています これらの 帳 簿 及 び 書 類 などは 原 則 として 7 年 間 保 存 することとされていますが 書 類 によっては 5 年 間 でよいものもあります 4. 事 業 的 規 模 って 何? 事 業 的 規 模 不 動 産 所 得 は その 貸 付 内 容 に 応 じて 事 業 的 規 模 であるかないかによって 下 表 の 様 に 青 色 申 告 の 特 典 や 必 要 経 費 などの 取 り 扱 いに 違 いがあります 原 則 1 社 会 通 念 上 事 業 と 称 するに 至 る 程 度 の 規 模 原 則 2 おおむね5 棟 以 上 おおむね10 室 以 上 独 立 家 屋 の 貸 付 け 貸 間 アパート 等 取 り 扱 いが 異 なるもの 事 業 的 規 模 である 場 合 事 業 的 規 模 でない 場 合 青 色 申 告 特 別 控 除 最 高 65 万 円 控 除 最 高 10 万 円 控 除 青 色 専 従 者 給 与 の 特 典 適 用 あり 適 用 なし 資 産 損 失 の 取 り 扱 い (アパート 除 却 等 ) 貸 倒 損 失 ( 賃 貸 料 等 の 回 収 不 能 ) 全 額 を 必 要 経 費 に 算 入 回 収 不 能 となった 年 の 必 要 経 費 不 動 産 所 得 の 金 額 を 限 度 収 入 を 計 上 した 年 分 まで 遡 ってやり 直 し 3
5. 青 色 申 告 にするメリット メリットは?( 不 動 産 所 得 不 動 産 所 得 が 事 業 的 規 模 の 場 合 ) 1 最 高 65 万 円 の 控 除 ( 青 色 申 告 特 別 控 除 ) 不 動 産 所 得 又 は 事 業 所 得 のある 青 色 申 告 者 正 規 の 簿 記 の 原 則 一 般 的 には 複 式 簿 記 により 記 帳 貸 借 対 照 表 を 損 益 計 算 書 とともに 確 定 申 告 書 に 添 付 確 定 申 告 期 限 内 に 提 出 原 則 不 動 産 事 業 所 得 を 通 じて 最 高 65 万 円 を 控 除 する ことができます 上 記 以 外 の 青 色 申 告 者 は 不 動 産 事 業 山 林 所 得 を 通 じて 最 高 10 万 円 を 控 除 することができます 2 専 従 者 給 与 の 特 典 ( 青 色 専 従 者 給 与 に 関 する 届 出 変 更 届 出 書 ) 支 払 った 給 与 は 生 計 を 一 にしている 配 偶 者 やその 他 親 族 必 要 経 費 とすること 年 齢 15 歳 以 上 ができます 事 業 に 専 ら 従 事 している 人 事 前 に 提 出 した 届 出 書 に 記 載 した 金 額 の 範 囲 内 専 従 者 の 労 務 の 対 価 として 適 正 な 金 額 専 従 者 給 与 が 扶 養 の 範 囲 内 の 金 額 だったとして も 控 除 対 象 配 偶 者 や 扶 養 親 族 になれません 3 赤 字 を 3 年 間 繰 り 越 せる 純 損 失 の 特 典 事 業 所 得 などが 損 失 ( 赤 字 )になったときには その 純 損 失 額 を 翌 年 以 後 3 年 間 にわたって 各 年 分 の 所 得 金 額 から 差 し 引 くことができます また 前 年 も 青 色 申 告 をしている 場 合 は 前 年 の 所 得 金 額 から 差 し 引 き 前 年 分 の 所 得 税 を 返 してもらうこともできます 損 失 が 生 じた 年 分 の 確 定 申 告 書 を 確 定 申 告 期 限 内 に 提 出 しなければなりません 繰 戻 し 今 年 繰 越 し 前 年 翌 年 2 年 目 3 年 目 etc 4
2 所 得 税 の 減 価 償 却 資 産 の 償 却 方 法 の 届 出 書 ( 償 却 方 法 の 変 更 承 認 申 請 書 ) 1. 償 却 方 法 の 選 定 手 続 に 期 限 はあるの? 償 却 方 法 は 減 価 償 却 資 産 の 種 類 ごとに 選 定 します この 場 合 償 却 方 法 の 選 定 の 届 出 が 必 要 です ( 償 却 方 法 ) 新 規 変 更 定 額 法 翌 年 その 年 ( 旧 定 額 法 ) 定 率 法 ( 旧 定 率 法 ) 償 却 方 法 届 出 書 提 出 3/15 までに 所 轄 の 税 務 署 長 に 償 却 方 法 変 更 承 認 申 請 書 提 出 3/15 までに 所 轄 の 税 務 署 長 に この 届 出 がない 場 合 には 法 定 の 償 却 方 法 で 計 算 することになります ( 一 般 的 には 旧 定 額 法 定 額 法 ) 2. 有 利 な 償 却 方 法 とは? 例 給 排 水 衛 生 設 備 15,000,000 円 法 定 耐 用 年 数 15 年 の 一 年 間 の 減 価 償 却 費 (1) 定 額 法 の 減 価 償 却 費 15,000,000 円 0.067( 定 額 法 の 償 却 率 ) 12/12 =1,005,000 円 償 却 方 法 定 額 法 定 率 法 (2) 定 率 法 の 減 価 償 却 費 15,000,000 円 0.167( 定 率 法 の 償 却 率 ) 12/12 =2,505,000 円 計 算 減 価 償 却 費 計 算 減 価 償 却 費 (3) 償 却 方 法 による 減 価 償 却 費 の 差 額 (2)-( )-(1)= )=1,500,000 円 定 率 法 が 有 利 どちらが 有 利? 届 出 ( 申 請 書 届 出 書 ) に は 提 出 期 限 が あ り ま す の で 注 意 が 必 要 で す よ! 5
収 入 の 計 上 で 損 をしないための!! 収 入 の 計 上 時 期 に よ っ て は 税 金 を 多 く 納 め な け れ ば な ら な い 場 合 が で て き ま す よ! 1 不 動 産 所 得 の 収 入 計 上 時 期 不 動 産 所 得 の 収 入 金 額 は 賃 貸 借 契 約 などによってその 年 の 1 月 1 日 から 12 月 31 日 までの 間 に 収 入 すべき 金 額 として 確 定 した 家 賃 地 代 賃 貸 料 などの 金 額 です 1. 地 代 家 賃 共 益 費 などはいつの 収 入 とするの? 原 則 家 賃 は 日 払 い 支 払 日 決 まって いない 請 求 の 日 支 払 い を 受 け た 日 地 代 家 賃 等 は 原 則 1 月 分 ~12 月 分 で 確 定 申 告 をするの は 間 違 いですよ!! 地 代 家 賃 賃 貸 料 引 渡 しのあった 日 契 約 の 効 力 発 生 の 日 不 動 産 所 得 の 敷 金 の 全 部 又 は 一 部 を 名 義 書 換 料 頭 金 収 入 敷 引 き という 形 で 返 還 しないと 賃 貸 契 約 書 に 記 載 している 場 合 は そ 敷 金 保 証 金 返 還 しない 分 ( 返 還 しないと 確 定 した 都 度 ) の 契 約 時 に 収 入 に 計 上 し なければなりませんよ! 6
2. 前 払 家 賃 はいつの 収 入? アパート 建 築 資 金 を 管 理 会 社 から 賃 料 の 前 払 いと して 調 達 した 場 合 その 金 額 はその 年 の 家 賃 収 入 と して 計 上 することとなっています それでは その 年 の 不 動 産 所 得 は 多 くなり 税 金 をたくさん 納 めなけ ればならない 場 合 が 出 てきます こういった 制 度 を 利 用 する 際 には 十 分 な 注 意 が 必 要 です とはいっても 資 金 を 調 達 するには 賃 料 前 払 い 制 度 を 利 用 するしかないという 方 もいると 思 います そこで 大 切 なのが 帳 簿 をつけることなのです 賃 貸 料 賃 貸 料 アパート 経 営 者 委 託 不 動 産 管 理 会 社 賃 貸 料 一 括 借 り 上 げ 賃 貸 料 賃 貸 料 賃 貸 料 入 居 者 募 集 管 理 全 般 など 原 則 初 年 度 に 前 払 い 対 象 期 間 4 年 で 前 払 い 賃 料 を 受 け 取 る 場 合 家 賃 収 入 :500 万 円 / 年 前 払 い 賃 料 :300 万 円 前 払 い 賃 料 300 万 円 家 賃 入 金 額 500 万 円 + 100 万 円 家 賃 入 金 額 400 万 円 前 払 い 賃 料 収 入 100 万 円 家 賃 入 金 額 400 万 円 100 万 円 家 賃 入 金 額 400 万 円 初 年 度 2 年 目 3 年 目 4 年 目 初 年 度 の 収 入 として 申 告 しなくてはなら ない 申 告 家 賃 800 万 円 申 告 家 賃 400 万 円 申 告 家 賃 400 万 円 申 告 家 賃 400 万 円 継 続 的 な 帳 簿 記 録 確 定 申 告 書 へ 明 細 書 を 添 付 例 外 初 年 度 に 前 払 い 対 象 期 間 4 年 で 前 払 い 賃 料 を 受 け 取 る 場 合 家 賃 収 入 :500 万 円 / 年 前 払 い 賃 料 :300 万 円 前 受 収 益 300 万 円 家 賃 入 金 額 500 万 円 初 年 度 100 万 円 対 象 期 間 で 均 等 分 割 100 万 円 100 万 円 + + + 家 賃 入 金 額 家 賃 入 金 額 家 賃 入 金 額 400 万 円 400 万 円 400 万 円 2 年 目 3 年 目 4 年 目 申 告 家 賃 500 万 円 申 告 家 賃 500 万 円 申 告 家 賃 500 万 円 申 告 家 賃 500 万 円 前 受 収 益 300 万 円 200 万 円 100 万 円 0 円 7
経 費 で 損 をしないための!! 不 動 産 所 得 に か か る 必 要 経 費 に つ い て 知 っ て お か な け れ ば 損 を す る こ と が あ り ま す よ! 1 不 動 産 所 得 にかかる 必 要 経 費 の 注 意 点 1. 減 価 償 却 費 って 何? 事 業 などの 業 務 用 のために 用 いられる 建 物 建 物 付 属 設 備 構 築 物 等 などの 資 産 は 一 般 的 には 時 の 経 過 によってその 価 値 が 減 っていきます このような 資 産 を 減 価 償 却 資 産 といいま す 減 価 償 却 資 産 の 取 得 に 要 した 金 額 は 取 得 したときに 全 額 必 要 経 費 になるのではなく その 資 産 の 使 用 可 能 期 間 ( 耐 用 年 数 )の 全 期 間 にわたり 分 割 して 必 要 経 費 としていくものです アパート 建 築 費 用 100,000,000 円 ( 建 物 部 分 60,000,000 円 建 物 付 属 設 備 部 分 30,000,000 円 構 築 物 部 分 10,000,000 円 ) 償 却 方 法 / 耐 用 年 数 定 額 法 / 建 物 22 年 建 物 付 属 設 備 構 築 物 15 年 1 2 資 産 計 上 アパート? 建 物 100,000,000 円 減 価 償 却 費 4,600,000 円 減 価 償 却 建 物 60,000,000 円 建 物 付 属 設 備 30,000,000 円 構 築 物 10,000,000 円 必 要 経 費 減 価 償 却 費 5,440,000 円 塀? 給 排 水 設 備? 差 額 840,000 円 初 年 度 の 建 築 費 用 は 減 価 償 却 資 産 への 計 上 の 仕 方 によって 必 要 経 費 に 計 上 する 額 が 変 わってくるので 初 年 度 の 確 定 申 告 はしっかりした 対 応 が 大 切 ですよ! 8
2. 修 繕 費 っていくらでも 経 費 になるの? 貸 付 けや 事 業 の 用 に 使 用 している 建 物 建 物 付 属 設 備 構 築 物 等 の 資 産 の 修 繕 費 で 通 常 の 維 持 管 理 や 修 理 のため 支 出 されるものは 必 要 経 費 になります 一 般 に 修 繕 費 といわれるものでも 資 産 の 使 用 可 能 期 間 を 延 長 させたり 資 産 の 価 額 を 増 加 さ せたりする 部 分 の 支 出 は 所 得 税 法 上 資 本 的 支 出 になります 事 業 所 得 や 不 動 産 所 得 の 計 算 上 この 資 本 的 支 出 とされた 金 額 は 減 価 償 却 の 方 法 により 各 年 分 の 必 要 経 費 に 算 入 します 固 定 資 産 の 修 理 改 良 等 のために 支 出 した 金 額 明 らかに 資 本 的 支 出 である 金 額 資 本 的 支 出 であるか 修 繕 費 であるかが 明 らかでない 明 らかに 修 繕 費 と される 金 額 右 記 以 外 (1) 支 出 額 が 20 万 円 未 満 (2)3 年 以 内 の 周 期 で 修 繕 右 記 以 外 (1) 支 出 額 が 60 万 円 未 満 (2) 支 出 額 がその 資 産 の 前 年 末 の 取 得 価 格 の 10% 以 下 右 記 以 外 継 続 して 下 記 のうち いずれか 少 ない 額 を 修 繕 費 として 費 用 に 計 上 している 部 分 の 額 (1) 支 出 額 の 30% (2) 前 年 末 の 取 得 価 格 の 10% 資 本 的 支 出 修 繕 費 資 経 建 物 等 産 費 修 繕 費 資 本 的 支 出 建 物 の 避 難 階 段 の 取 付 等 畳 をフローリングにリフォーム グレードアップのタイルの 張 替 え 修 繕 費 建 物 の 塗 装 の 塗 り 直 し( 元 通 り) 建 物 の 損 壊 分 の 補 修 ( 元 通 り) 畳 の 張 替 え 鍵 交 換 9
3.その 他 必 要 経 費 になるものは? 損 害 保 険 料 ( 火 災 保 険 料 など) 一 括 支 払 いの 場 合 は 期 間 あん 分 が 必 要 となります 農 協 の 建 更 共 済 などの 貯 蓄 部 分 は 必 要 経 費 になりません 租 税 公 課 ( 固 定 資 産 税 印 紙 税 事 業 税 など) 罰 金 などは 必 要 経 費 になりません 借 入 金 利 息 ( 建 築 資 金 の 借 入 利 息 など) 建 築 中 に 支 払 うものは 取 得 価 額 に 含 めます 管 理 費 ( 不 動 産 管 理 会 社 や 業 務 を 委 託 した 業 者 などに 支 払 う 費 用 ) 信 用 保 証 料 信 用 保 証 料 とは 銀 行 等 から 融 資 を 受 ける 際 に 信 用 保 証 協 会 から 保 証 をうけて 借 入 期 間 にわたって 保 証 を 約 する 代 価 ですから 返 済 期 間 に 対 応 する 手 数 料 としての 性 質 を 有 す るものです これを 一 括 して 支 払 った 場 合 は 前 払 費 用 として 返 済 期 間 に 均 等 配 分 して 取 り 扱 うこととされます 借 入 金 の 利 子 等 借 入 金 の 利 子 等 は 原 則 として その 減 価 償 却 資 産 の 使 用 開 始 までの 期 間 に 係 るものを 取 得 価 額 に 算 入 することとなりますが 既 に 業 務 を 営 んでいる 場 合 には その 業 務 の 起 因 と なる 資 産 の 使 用 開 始 までの 期 間 に 係 る 部 分 を 必 要 経 費 に 算 入 し 取 得 価 額 に 含 めないこと ができます 建 築 初 年 度 の 注 意 する 必 要 経 費 公 共 下 水 道 に 係 る 受 益 者 負 担 金 繰 延 資 産 として 資 産 計 上 し 6 年 で 償 却 されることとなっています 税 理 士 に 支 払 う 確 定 申 告 料 など 他 にも 必 要 経 費 にでき るものがあります アパート 経 営 にかかわる 支 払 いをした 時 は 請 求 書 と 領 収 書 を 取 っておくか 通 帳 から 振 込 や 引 落 で 支 払 いをして 通 帳 に 記 帳 すると 確 定 申 告 のときに 必 要 経 費 として 申 告 できる 場 合 があります! 10
所 得 控 除 で 損 をしないための!! 所 得 控 除 といわれても どんなものがあるかわから ないといった 方 も 多 いのではないですか? すべてを 覚 えておくのは 大 変 なので 知 っておくと お 得 な 所 得 控 除 をいくつかご 紹 介 します! 1 所 得 控 除 とは 所 得 税 法 では 所 得 税 額 を 計 算 するときに 各 納 税 者 の 個 人 的 事 情 を 加 味 しようとするために 所 得 控 除 の 制 度 を 設 けています ~ 所 得 控 除 の 種 類 ~ 雑 損 控 除 医 療 費 控 除 社 会 保 険 料 控 除 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 寄 附 金 控 除 障 害 者 控 除 寡 婦 ( 寡 夫 ) 控 除 (この 控 除 は 女 性 の 場 合 と 男 性 の 場 合 とで 要 件 に 差 があります ) 勤 労 学 生 控 除 配 偶 者 控 除 配 偶 者 特 別 控 除 扶 養 控 除 基 礎 控 除 1. 医 療 費 控 除 って 何? 2 お 得 な 所 得 控 除 1 月 1 日 ~12 月 31 日 対 象 となる 要 件 自 分 生 計 を 一 家 族 ( 配 偶 者 など) のために 支 払 った 医 療 費 確 定 申 告 の 時 領 収 書 が 必 要 です 医 療 費 控 除 の 対 象 となる 金 額 は 次 の 式 で 計 算 した 金 額 ( 最 高 で 200 万 円 )です ( 実 際 に 支 払 った 医 療 費 の 合 計 額 -1の 金 額 )-2の 金 額 1 保 険 金 などで 補 てんされる 金 額 その 給 付 の 目 的 となった 医 療 費 の 金 額 を 限 度 として 差 し 引 きます 2 10 万 円 その 年 の 総 所 得 金 額 等 が 200 万 円 未 満 の 人 は 総 所 得 金 額 等 5%の 金 額 11
2. 国 民 年 金 基 金 ( 社 会 保 険 料 控 除 )って 何? 国 民 年 金 基 金 国 民 年 金 差 額 を う め る 厚 生 年 金 保 険 老 齢 厚 生 年 金 国 民 年 金 控 除 できる 金 額 は その 年 に 実 際 に 支 払 った 額 又 は 給 与 や 公 的 年 金 から 差 し 引 かれた 金 額 の 全 額 です ( 老 齢 基 礎 年 金 ) ( 老 齢 基 礎 年 金 ) 社 会 保 険 料 控 除 の 対 象 となるものは サラリーマン 等 他 にもあります ( 参 考 厚 生 労 働 省 HP) 3. 小 規 模 企 業 共 済 って 何? 小 規 模 企 業 の 個 人 事 業 主 または 会 社 等 の 役 員 が 事 業 を 廃 止 した 場 合 や 役 員 を 退 職 した 場 合 など 第 一 線 を 退 いたときに それまで 積 み 立 ててこられた 掛 金 に 応 じた 共 済 金 を 受 け 取 る 共 済 制 度 です 簡 単 に 言 いますと 経 営 者 の 方 ご 自 身 の 退 職 金 制 度 です アパート 経 営 者 の 方 は 基 本 的 に 退 職 すること がないかと 思 いますが 節 税 や 修 繕 積 立 金 後 継 者 の 方 への 相 続 税 の 納 税 準 備 金 だと 考 えると 良 いと 思 います 国 民 年 金 基 金 と 同 様 に その 年 に 支 払 った 金 額 の 全 額 が 控 除 できます ( 参 考 中 小 企 業 基 盤 整 備 機 構 HP) 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 の 対 象 となるものは 他 にもあります それぞれ 確 定 申 告 のときに 控 除 証 明 書 又 は 領 収 書 が 必 要 です 大 切 に 保 管 しておいて 下 さいね! 12
平 成 21 年 度 税 制 改 正 の 概 要 住 宅 土 地 税 制 住 宅 ローン 減 税 については 過 去 最 大 級 の 大 幅 拡 充 と 延 長 となってい ます 国 は 平 成 23 年 以 降 の 消 費 税 率 アップのために 景 気 の 回 復 させ たいのです それが 顕 著 に 表 れているのが 住 宅 土 地 税 制 です 1 住 宅 税 制 1. 住 宅 ローン 減 税 最 大 控 除 額 で 160 万 円 から 500 万 円 へ 一 般 の 住 宅 居 住 年 控 除 対 象 となる 年 末 残 高 の 限 度 額 控 除 期 間 控 除 率 最 大 控 除 額 2009 年 2010 年 5000 万 円 500 万 円 2011 年 4000 万 円 10 年 間 1.0% 400 万 円 2012 年 3000 万 円 300 万 円 2013 年 2000 万 円 200 万 円 長 期 優 良 住 宅 居 住 年 控 除 対 象 となる 年 末 残 高 の 限 度 額 控 除 期 間 控 除 率 最 大 控 除 額 2009 年 2010 年 5000 万 円 1.2% 600 万 円 2011 年 10 年 間 2012 年 4000 万 円 400 万 円 1.0% 2013 年 3000 万 円 300 万 円 ( 注 ) 住 民 税 住 宅 ローン 減 税 で 所 得 税 額 を 控 除 して 残 額 があるものについては 翌 年 度 分 の 個 人 住 民 税 からそ の 残 額 相 当 額 (97,500 円 を 限 度 )が 減 額 されます 2. 自 己 資 金 でも 行 える 税 額 控 除 制 度 を 創 設 自 己 資 金 で 長 期 優 良 住 宅 の 新 築 等 をする 場 合 や 省 エネ 及 びバリアフリー 改 修 を 行 う 場 合 の 税 額 控 除 制 度 が 創 設 されました 13
2 土 地 税 制 1. 取 得 土 地 に 1,000 万 円 の 特 別 控 除 制 度 を 創 設 平 成 21 年 22 年 に 取 得 する 土 地 を5 年 超 所 有 して 譲 渡 する 際 の 譲 渡 益 について 1,000 万 円 の 特 別 控 除 制 度 が 創 設 されました 2. 先 行 取 得 土 地 の 場 合 の 課 税 の 特 例 を 創 設 事 業 者 が 平 成 21 年 22 年 に 土 地 を 先 行 取 得 して その 後 10 年 間 に 他 の 土 地 を 売 却 した 場 合 そ の 譲 渡 益 課 税 を 繰 り 延 べることを 可 能 とする 制 度 を 創 設 されました 平 成 21 年 先 行 取 得 土 地 譲 渡 益 の 80%を 限 度 として 圧 縮 記 帳 平 成 22 年 先 行 取 得 土 地 譲 渡 益 の 60%を 限 度 として 圧 縮 記 帳 3. 登 録 免 許 税 の 軽 減 税 率 の 適 用 延 長 土 地 の 売 買 等 に 係 る 登 録 免 許 税 の 軽 減 措 置 の 現 行 税 率 を2 年 間 据 え 置 きとされました 話 題 の 追 加 経 済 対 策! 住 宅 の 購 入 等 に 限 り 贈 与 税 の 非 課 税 枠 610 万 円 1. 住 宅 借 入 金 等 に 限 り 贈 与 税 の 非 課 税 枠 を 年 110 万 円 とは 別 枠 で 500 万 円 拡 大 2. 環 境 対 応 車 (エコカー エコカー)の 購 入 促 進 に 最 大 25 万 円 を 補 助 3. 地 デジ 対 応 テレビ 購 入 額 の 13% 最 大 3 万 9000 円 相 当 を ポイント ポイント で 補 助 14
羽 生 会 計 事 務 所 にご 相 談 下 さい!! 今 年 アパートを 建 てられる 予 定 の 方 確 定 申 告 に 不 安 をお 持 ちの 方 所 得 税 の 節 税 を 図 りたい 方 所 得 税 の 青 色 承 認 申 請 書 を 提 出 されていない 方 帳 簿 作 成 に 不 安 をお 持 ちの 方 現 在 ご 自 身 等 で 確 定 申 告 をされている 方 現 在 の 確 定 申 告 に 不 安 をお 持 ちの 方 現 在 白 色 申 告 でされている 方 所 得 税 の 節 税 を 図 りたい 方 近 々 アパートの 修 繕 を 検 討 されている 方 帳 簿 作 成 に 不 安 をお 持 ちの 方 青 色 申 告 特 別 控 除 の 65 万 円 を 適 用 したい 方 青 色 専 従 者 給 与 を 検 討 されている 方 相 続 に 不 安 をお 持 ちの 方 現 在 アパート 経 営 をおこなっているが 高 齢 である 方 アパート 建 築 の 借 入 金 が 多 額 である 方 アパート 経 営 の 先 々に 不 安 をお 持 ちの 方 上 記 の 事 項 に マークがつく 方 は 是 非 一 度 お 電 話 下 さい TEL 0977 27 27 5670 当 事 務 所 不 動 産 担 当 者 まで 874 874-0918 別 府 市 汐 見 町 7 番 24 号 FAX 0977 27 27 5680