人 第 189 回 国 会 質 問 第 233 号 参 議 院 議 員 石 橋 通 宏 議 員 我 が 国 における 難 民 認 定 の 状 況 に 関 す る 質 問 主 意 書 (215 年 8 月 1 日 ) 答 弁 書 第 233 号 参 議 院 議 員 石 橋 通 宏 君 提 出 我 が 国 における 難 民 認 定 の 状 況 に 関 する 質 問 に 対 する 答 弁 書 (215 年 8 月 18 日 ) 214 年 における 我 が 国 の 難 民 庇 護 の 状 況 は 難 民 認 定 申 請 者 数 5 人 に 対 し 認 定 された 者 が11 人 と 報 告 されている 同 年 韓 国 では 申 請 者 数 2896 人 中 認 定 された 者 が 94 人 であった また ドイツは1 万 1 人 英 国 は95 人 フランスは9 人 米 国 は2 万 1 人 をそれぞれ 難 民 として 認 定 しており 我 が 国 の 認 定 数 及 び 認 定 率 の 低 さが 突 出 している 申 請 数 条 約 難 民 補 完 的 保 護 3 25 2 15 1 5 3, 25, 2, 15, 1, 5, - 申 請 数 の 多 い 上 位 1カ 国 そこで 以 下 質 問 する 一 難 民 認 定 実 務 の 実 績 について 1 25 年 から215 年 までの 難 民 認 定 申 請 件 数 難 民 認 定 件 数 及 び 認 定 率 を 示 さ れたい 一 の1について 平 成 17 年 以 降 に 難 民 認 定 申 請 ( 出 入 国 管 理 及 び 難 民 認 定 法 ( 昭 和 26 年 政 令 第 3 19 号 以 下 入 管 法 という ) 第 61 条 の2 第 1 項 の 規 定 による 難 民 の 認 定 の 申 請 をいう 以 下 同 じ )をした 者 の 数 は 平 成 17 年 が384 人 平 成 18 年 が95 4 人 平 成 19 年 が816 人 平 成 2 年 が1599 人 平 成 21 年 が1388 人 平 成 22 年 が122 人 平 成 23 年 が1867 人 平 成 24 年 が2545 人 平 成 25 年 が326 人 平 成 26 年 が5 人 平 成 27 年 が 統 計 を 有 している3 月 末 日 時 点 で1422 人 である 平 成 17 年 以 降 に 難 民 の 認 定 を 受 けた 者 の 数 は 平 成 17 年 が46 人 平 成 18 年 が34 人 平 成 19 年 が41 人 平 成 2 年 が57 人 平 成 21 年 3 人 平 成 22 年 が39 人 平 成 23 年 が21 人 平 成 24 年 が18 人 平 成 25 年 が6 人 平 成 2 1
人 6 年 が11 人 平 成 27 年 が 統 計 を 有 している3 月 末 日 時 点 で2 人 である 申 請 数 と 認 定 数 認 定 率 の 推 移 6 5 4 3 2 1 25 26 27 28 29 21 211 212 213 214 215 年 3 月 申 請 数 ( 人 ) 384 954 816 1599 1388 122 1867 2545 326 5 1422 認 定 数 ( 人 ) 46 34 41 57 3 39 21 18 6 11 2 認 定 率 (%) 9.1 5.4 5.4 4.5 1.4 2.7.6.2.2.1 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 お 尋 ねの 認 定 率 が 何 を 指 すのか 必 ずしも 明 らかではないが 難 民 の 認 定 を 受 け た 者 の 数 を 処 理 した 難 民 認 定 申 請 の 数 と 処 理 した 異 議 申 立 て( 入 管 法 第 61 条 の2の 9 第 1 項 の 規 定 による 異 議 申 立 てをいう 以 下 同 じ )の 数 とを 合 算 した 数 で 除 した 率 は 平 成 17 年 が 約 9.1パーセント 平 成 18 年 が 約 5.4パーセント 平 成 1 9 年 が 約 5.4パーセント 平 成 2 年 が 約 4.5パーセント 平 成 21 年 が 約 1. 4パーセント 平 成 22 年 が 約 2.パーセント 平 成 23 年 が 約.7パーセン ト 平 成 24 年 が 約.6パーセント 平 成 25 年 が 約.2パーセント 平 成 26 年 が 約.2パーセント 平 成 27 年 が 統 計 を 有 している3 月 末 日 時 点 で 約.1パ ーセントである 2 本 年 3 月 時 点 で 難 民 認 定 申 請 中 の 人 数 異 議 申 立 て 継 続 中 の 人 数 同 日 時 点 での 収 容 者 の 数 及 びそれぞれの 申 請 念 ごとの 内 訳 国 籍 の 内 訳 を 示 されたい また そのうち 213 年 1 月 以 前 の 難 民 認 定 申 請 者 については いまだに 申 請 が 継 続 している 理 由 を 明 らかにされたい 一 の2について 平 成 27 年 3 月 末 日 時 点 で 難 民 認 定 申 請 中 の 者 の 数 は3926 人 であり このうち 同 日 時 点 で 入 国 管 理 局 の 収 容 施 設 に 収 容 されていた 者 の 数 は152 人 である 同 日 時 点 で 難 民 認 定 申 請 中 の 者 の 難 民 認 定 申 請 をした 年 別 の 内 訳 は 平 成 25 年 が155 人 平 成 26 年 が248 人 平 成 27 年 が1363 人 である 同 日 時 点 で 難 民 認 定 申 請 中 の 者 の 国 籍 は アフガニスタン アメリカ アルジェリア アルゼンチン ア ンゴラ イエメン イラク イラン インド インドネシア ウガンダ ウクライ ナ ウズベキスタン エジプト エチオピア エリトリア ガーナ カナダ カメル ーン ガンビア カンボジア ギニア キューバ ケニア コートジボワール コロ 2
ンビア コンゴ 民 主 共 和 国 シエラレオネ シリア シンガポール ジンバブエ ス ーダン スリランカ スロバキア セネガル タイ タンザニア チュニジア トル コ トンガ ナイジェリア ネパール ハイチ パキスタン パレスチナ バングラ デシュ フィリピン ブラジル ベトナム ベナン ペルー マラウイ マリ ミャ ンマー メキシコ モロッコ モンゴル ラオス リトアニア リベリア ルワン ダ レバノン ロシア 韓 国 中 国 南 アフリカ 共 和 国 及 び 無 国 籍 である 年 末 時 点 での 未 済 数 ( 一 次 手 続 ) 45 4 35 3 25 2 15 1 5 215 年 申 請 214 年 申 請 213 年 申 請 合 計 また 平 成 27 年 3 月 末 日 時 点 で 異 議 申 立 て 中 の 者 の 数 は5988 人 であり この うち 同 日 時 点 で 入 国 管 理 局 の 収 容 施 設 に 収 容 されていた 者 の 数 は224 人 である 同 日 時 点 で 異 議 申 立 て 中 の 者 の 異 議 申 立 てをした 年 別 の 内 訳 は 平 成 17 年 が1 人 平 成 18 年 が1 人 平 成 2 年 が14 人 平 成 21 年 が37 人 平 成 22 年 が65 人 平 成 23 年 が38 人 平 成 24 年 が1532 人 平 成 25 年 が243 人 平 成 2 6 年 が155 人 平 成 27 年 が23 人 である 同 日 時 点 で 異 議 申 立 て 中 の 者 の 国 籍 は アフガニスタン アメリカ アルゼンチン アンゴラ イラク イラン イン ド インドネシア ウガンダ ウズベキスタン エジプト エチオピア ガーナ カ メルーン ガンビア カンボジア ギニア キプロス キューバ グアテマラ ケニ ア コートジボワール コロンビア コンゴ 民 主 共 和 国 サウジアラビア ザンビ ア シリア ジンバブエ スーダン スペイン スリランカ セネガル ソマリア タイ タンザニア チュニジア チリ トーゴ トルコ ナイジェリア ネパール パキスタン パラグアイ バングラデシュ フィリピン ブラジル ブルキナファ ソ ブルンジ ベトナム ペルー ボリビア マリ マレーシア ミャンマー モー リシャス モザンビーク モロッコ モンゴル ラオス リベリア ルワンダ ロシ ア 韓 国 中 国 南 アフリカ 共 和 国 及 び 無 国 籍 である 3
年 末 時 点 での 未 済 数 ( 異 議 ) 7 6 5 4 3 2 1 215 年 申 請 214 年 申 請 213 年 申 請 212 年 申 請 211 年 申 請 21 年 以 前 の 申 請 合 計 さらに お 尋 ねの 申 請 が 継 続 している 理 由 については 事 実 確 認 に 時 間 が 必 要 な 案 件 であること 難 民 認 定 申 請 者 からの 立 証 資 料 の 提 出 等 に 期 間 を 要 したこと 難 民 認 定 申 請 数 の 急 増 により 難 民 認 定 申 請 に 係 る 事 務 手 続 が 相 当 程 度 輻 輳 していること 等 である 3 214 年 中 に 異 議 申 立 ての 結 果 が 出 た 審 査 件 数 及 び 難 民 認 定 申 請 を 行 ってからの 平 均 審 査 期 間 を 示 されたい このうち 認 定 不 認 定 別 の 平 均 審 査 期 間 についても 明 らか にされたい 一 の3について 平 成 26 年 に 処 理 した 異 議 申 立 ての 数 処 理 期 間 ( 異 議 案 件 ) は1176 件 であり 難 民 認 定 申 請 か 8 69.7 7 ら 異 議 申 立 ての 処 理 までに 要 した 期 間 6 の 平 均 は 約 37か 月 である このう 5 ち 異 議 申 立 てに 理 由 があるとして 難 4 37 民 の 認 定 をしたものの 難 民 認 定 申 請 か 3 ら 難 民 の 認 定 までに 要 した 期 間 の 平 均 5 件 1171 件 2 は 約 69.7か 月 異 議 申 立 てに 理 由 1 がないとして 棄 却 したものの 難 民 認 定 申 請 から 棄 却 までに 要 した 期 間 の 平 均 処 理 期 間 は 約 37か 月 である 難 民 認 定 難 民 不 認 定 4 25 年 から215 年 までの 難 民 認 定 手 続 の 一 次 審 査 で 医 師 臨 床 心 理 士 そ の 他 これに 準 ずるものが 同 席 した 件 数 を 示 されたい 4
一 の4について お 尋 ねのような 形 での 統 計 をとっておらず お 答 えすることは 困 難 である 5 25 年 から215 年 までの 難 民 認 定 手 続 の 一 次 審 査 の 平 均 処 理 期 間 を 示 された い 一 の5について 難 民 認 定 申 請 の 処 理 に 要 した 期 間 の 統 計 をとって 公 表 することとしたのは 平 成 22 年 以 降 に 処 理 した 難 民 認 定 申 請 についてであり これについて 当 該 期 間 の 平 均 を 難 民 認 定 申 請 を 処 理 した 年 別 にお 示 しすると 平 成 22 年 が 約 13.9か 月 平 成 23 年 が 約 7.1か 月 平 成 24 年 が 約 5.8か 月 平 成 25 年 が 約 5.9か 月 平 成 2 6 年 が 約 7.6か 月 平 成 27 年 1 月 から 同 年 3 月 までの 間 が 約 8.1か 月 である 6 25 年 から215 年 までの 認 定 と 不 認 定 の 案 件 それぞれの 一 次 審 査 におけるイ ンタビューの 平 均 回 数 を 示 されたい また 不 認 定 となった 案 件 のうち インタビュー がなされなかった 件 数 を 明 らかにされたい 一 の6について お 尋 ねのような 形 での 統 計 をとっておらず お 答 えすることは 困 難 である 7 25 年 から215 年 までの 難 民 不 認 定 取 消 し 又 は 無 効 訴 訟 の 裁 判 件 数 また 訴 訟 が 提 起 された 件 数 及 び 難 民 認 定 申 請 者 が 勝 訴 した 件 数 を 示 されたい 一 の7について 難 民 不 認 定 処 分 取 消 請 求 訴 訟 及 び 難 民 不 認 定 処 分 無 効 確 認 請 求 訴 訟 について 平 成 17 年 1 月 から 平 成 27 年 7 月 末 日 までの 間 に 提 起 された 件 数 は492 件 であり 当 該 期 間 に 終 局 裁 判 がなされた 件 数 は87 件 そのうち 難 民 不 認 定 処 分 が 取 消 し 又 は 無 効 とされた 件 数 は8 件 これが 確 定 した 件 数 は51 件 である 8 214 年 中 に 仮 滞 在 を 許 可 した 人 数 不 許 可 の 人 数 及 びその 平 均 審 査 期 間 を 示 され たい 一 の8について 平 成 26 年 に 仮 滞 在 の 許 可 を 受 けた 者 の 数 は111 人 仮 滞 在 が 不 許 可 となった 者 ( 以 下 仮 滞 在 不 許 可 外 国 人 という )の 数 は79 人 である また 難 民 認 定 申 請 から 仮 滞 在 の 許 否 の 判 断 までに 要 した 期 間 の 平 均 は 約 4.9か 月 である 9 214 年 中 の 我 が 国 の 国 際 空 港 における 難 民 認 定 申 請 の 件 数 を 示 されたい このう ち 仮 滞 在 を 許 可 した 人 数 不 許 可 の 人 数 及 び 仮 滞 在 不 許 可 の 場 合 の 理 由 別 の 人 数 を 明 5
らかにされたい 一 の9について 平 成 26 年 に 出 入 国 港 である 空 港 で 難 民 認 定 申 請 をした 者 の 数 は117 人 であり このうち 仮 滞 在 の 許 可 を 受 けた 者 の 数 は2 人 仮 滞 在 不 許 可 外 国 人 の 数 は15 人 で ある 仮 滞 在 不 許 可 外 国 人 について その 許 可 をしなかった 理 由 別 の 内 訳 は 入 管 法 第 61 条 の2の4 第 1 項 第 6 号 に 該 当 する 者 が9 人 同 項 第 8 号 に 該 当 する 者 が11 人 同 項 第 9 号 に 該 当 する 者 が88 人 その 他 の 者 が1 人 である 1 21 211 212 213 214 港 湾 での 難 民 申 請 35 74 11 86 117 一 次 庇 護 上 陸 許 可 申 請 21 35 55 許 可 1 5 不 許 可 21 34 5 取 下 げ 仮 滞 在 35 66 84 17 許 可 6 17.1% 19 28.8% 7 8.3% 2 1.9% 不 許 可 29 82.9% 47 71.2% 77 91.7% 15 98.1% ( 逃 亡 のおそれ) (88) 1 214 年 中 に 行 われた 難 民 認 定 申 請 に 際 し 難 民 認 定 申 請 書 が 日 本 語 以 外 の 言 葉 で 書 かれていた 件 数 を 言 語 別 で 示 されたい このうち 入 国 管 理 局 として 翻 訳 サービス を 提 供 した 件 数 を 言 語 別 に 示 されたい 一 の1について お 尋 ねのような 形 での 統 計 をとっておらず お 答 えすることは 困 難 である 二 複 数 回 申 請 者 の 難 民 認 定 状 況 について 21 年 から214 年 の5 年 間 に 難 民 として 認 定 された 人 ( 異 議 申 立 手 続 における 認 定 者 を 含 む)の 中 で 2 回 目 以 降 の 難 民 認 定 申 請 手 続 又 は 異 議 申 立 手 続 において 難 民 認 定 を 受 けた 又 は 在 留 許 可 をもらった 者 の 数 を 明 らかにされたい 二 について 1 第 61 条 の2の4 第 1 項 6 第 61 条 の2の2 第 1 項 第 1 号 又 は 第 2 号 のいずれかに 該 当 することが 明 らかであるとき 8 退 去 強 制 令 書 の 発 付 を 受 けているとき 9 逃 亡 するおそれがあると 疑 うに 足 りる 相 当 の 理 由 があるとき 第 61 条 の2の2 1 本 邦 に 上 陸 した 日 ( 本 邦 にある 間 に 難 民 となる 事 由 が 生 じた 者 にあつては その 事 実 を 知 つた 日 )から6 月 を 経 過 した 後 前 条 第 1 項 の 申 請 を 行 つたものであるとき ただし やむを 得 ない 事 情 がある 場 合 を 除 く 2 本 邦 にある 間 に 難 民 となる 事 由 が 生 じた 場 合 を 除 き その 者 の 生 命 身 体 又 は 身 体 の 自 由 が 難 民 条 約 第 1 条 A (2)に 規 定 する 理 由 によつて 害 されるおそれのあつた 領 域 から 直 接 本 邦 に 入 つたものでないとき 6
人 平 成 22 年 から 平 成 26 年 までの 間 に 難 民 の 認 定 を 受 けた 者 のうち 難 民 の 認 定 を 受 けるまでに2 回 以 上 難 民 認 定 申 請 をした 者 の 数 は14 人 であり これとは 別 に 当 該 期 間 に 難 民 不 認 定 処 分 を 受 けたが 在 留 許 可 を 受 けた 者 のうち 在 留 許 可 を 受 けるま でに2 回 以 上 難 民 認 定 申 請 をした 者 の 数 は292 人 である 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 難 民 認 定 人 道 配 慮 うち 複 数 回 申 請 14 292 うち 初 回 申 請 81 692 三 難 民 審 査 参 与 員 制 度 について 1 25 年 から215 年 3 月 末 までで 難 民 認 定 意 見 を 出 したことのない 難 民 審 査 参 与 員 ( 以 下 参 与 員 という )の 数 を 示 されたい 三 の1について お 尋 ねのような 形 での 統 計 をとっておらず お 答 えすることは 困 難 である 2 参 与 員 が 認 定 という 結 論 を 出 したにもかかわらず 法 務 大 臣 が 不 認 定 とした 逆 転 ケー スの 件 数 その 対 象 者 の 国 籍 と 不 認 定 決 定 の 理 由 を 明 らかにされたい 三 の2について 平 成 17 年 5 月 16 日 以 降 法 務 大 臣 は 異 議 申 立 てに 対 する 決 定 をするに 当 たっ て 一 件 の 異 議 申 立 てについて3 人 の 難 民 審 査 参 与 員 の 意 見 を 聴 くこととされてい る お 尋 ねの 参 与 員 が 認 定 という 結 論 を 出 したにもかかわらず 法 務 大 臣 が 不 認 定 とした 逆 転 ケース が 具 体 的 に 何 を 意 味 するのか 必 ずしも 明 らかではないが 同 日 以 降 異 議 申 立 てに 理 由 がないとして 棄 却 した 事 案 のうち 法 務 大 臣 が 意 見 を 聴 いた3 人 の 難 民 審 査 参 与 員 のうち2 人 以 上 が 異 議 申 立 てに 理 由 があり 難 民 の 認 定 をすべきで ある 旨 の 意 見 を 提 出 したものの 数 は 平 成 25 年 が7 件 平 成 26 年 が5 件 平 成 2 7 年 が1 件 の 計 13 件 であり これらの 異 議 申 立 てを 行 った 者 の 国 籍 は スリラン カ トルコ ミャンマー 及 び 中 国 である また これらの 異 議 申 立 てを 棄 却 した 理 由 は 本 国 政 府 から 自 己 名 義 の 旅 券 の 発 給 を 受 けて 本 国 に 一 時 帰 国 した 事 実 が 認 められ 7
たこと 本 国 政 府 から 反 政 府 活 動 家 として 殊 更 注 視 され 迫 害 される 蓋 然 性 が 高 いと は 認 められないことなどから 難 民 の 地 位 に 関 する 条 約 ( 昭 和 56 年 条 約 第 21 号 以 下 難 民 条 約 という ) 第 1 条 の 規 定 又 は 難 民 の 地 位 に 関 する 議 定 書 ( 昭 和 57 年 条 約 第 1 号 ) 第 1 条 の 規 定 により 難 民 条 約 の 適 用 を 受 ける 難 民 の 要 件 を 満 たすと 認 められなかったことである 18 16 14 12 1 8 6 4 2 15 12 4 17 8 13 14 13 7 3 5 5 1 2 異 議 認 容 多 数 又 は 全 員 が 認 容 意 見 だが 法 務 大 臣 が 棄 却 3 25 年 5 月 16 日 から215 年 3 月 1 日 までに 異 議 申 立 手 続 で 決 定 が 出 された 事 案 について 理 由 あり とされた 事 案 と 理 由 なし とされた 事 案 の 件 数 をそれぞ れ 示 されたい 4 前 記 三 の3のうち 参 与 員 のうち2 名 又 は3 名 全 員 が 認 定 意 見 を 出 したにもかかわら ず 法 務 大 臣 が 理 由 なし とした 事 案 は 年 別 で 何 件 ずつあったか 示 されたい 三 の3 及 び4について お 尋 ねの 期 間 において 異 議 申 立 てに 理 由 があるとして 難 民 の 認 定 をした 事 案 は9 2 件 であり 異 議 申 立 てが 不 適 法 であるとして 却 下 し 又 は 理 由 がないとして 棄 却 し た 事 案 は4891 件 である 後 者 のうち 法 務 大 臣 が 意 見 を 聴 いた3 人 の 難 民 審 査 参 与 員 のうち2 人 以 上 が 異 議 申 立 てに 理 由 があり 難 民 の 認 定 をすべきである 旨 の 意 見 を 提 出 した 事 案 は12 件 である 5 25 年 5 月 16 日 から215 年 3 月 1 日 までの 期 間 に 参 与 員 を 経 験 した 全 1 2 名 について 1 元 外 交 官 2 元 裁 判 官 3 元 検 事 4 元 弁 護 士 ( 日 弁 連 推 薦 ) 5 商 社 等 海 外 勤 務 経 験 者 6 海 外 特 派 員 経 験 者 (ジャーナリスト) 7NGO 国 際 関 係 機 関 の 勤 務 経 験 者 81 5 6 及 び7 以 外 の 地 域 情 勢 や 国 際 問 題 に 明 るい 者 9 国 際 法 の 8
専 門 家 ( 学 者 ) 1 国 際 法 以 外 の 法 律 の 専 門 家 ( 学 者 )という 分 類 で それぞれの 人 数 及 び 各 人 が 何 件 の 認 定 意 見 を 出 したか 明 らかにされたい 三 の5について 入 管 法 は 難 民 審 査 参 与 員 について 人 格 が 高 潔 であって 難 民 不 認 定 処 分 等 に 対 する 異 議 申 立 てに 関 し 公 正 な 判 断 をすることができ かつ 法 律 又 は 国 際 情 勢 に 関 す る 学 識 経 験 を 有 する 者 のうちから 任 命 する 旨 規 定 しており 法 務 大 臣 において 1 事 実 認 定 を 含 む 法 律 実 務 の 経 験 豊 富 な 法 曹 実 務 家 2 地 域 情 勢 や 国 際 問 題 に 明 るい 元 外 交 官 商 社 等 海 外 勤 務 経 験 者 海 外 特 派 員 経 験 者 NGO 国 連 関 係 機 関 勤 務 経 験 者 等 3 国 際 法 外 国 法 行 政 法 等 の 分 野 の 法 律 専 門 家 から 難 民 審 査 参 与 員 を 選 任 して おり お 尋 ねの 期 間 に 難 民 審 査 参 与 員 に 任 命 した19 人 の 内 訳 は それぞれ 1が 39 人 2が38 人 3が32 人 である 当 該 19 人 について お 尋 ねのような 更 に 細 分 化 した 分 類 で 内 訳 をお 示 しすることは 困 難 であり また 各 人 が 何 件 の 認 定 意 見 を 出 したか については 統 計 をとっておらず お 答 えすることは 困 難 であ る 四 保 護 費 の 支 給 状 況 について 21 年 から215 年 のそれぞれ3 月 末 現 在 で 保 護 費 を 受 給 していた 者 の 数 そ の 国 籍 及 び 平 均 受 給 期 間 を 示 されたい 四 について 平 成 22 年 から 平 成 27 年 までのそれぞれ3 月 末 日 時 点 で 難 民 認 定 申 請 をしてい る 者 のうち 生 活 に 困 窮 するものに 対 する 支 援 として 支 給 している 保 護 費 の 支 給 を 受 け た 者 の 数 は 平 成 22 年 が353 人 平 成 23 年 が357 人 平 成 24 年 が318 人 平 成 25 年 が32 人 平 成 26 年 が266 人 平 成 27 年 が16 人 であり 当 該 支 給 を 受 けた 者 の 国 籍 は 平 成 22 年 がアフガニスタン アメリカ アンゴラ イラン インド ウガンダ エチオピア ガーナ カメルーン ギニア グアテマ ラ ケニア コートジボワール コロンビア コンゴ 民 主 共 和 国 ザンビア シエラ レオネ スーダン スリランカ チュニジア トーゴ トルコ ナイジェリア ネパ ール パキスタン バングラデシュ フィリピン ブルンジ ペルー ボリビア ミ ャンマー ヨルダン リベリア ルワンダ ロシア 及 び 中 国 平 成 23 年 がアメリ カ アルメニア アンゴラ イラク イラン インド ウガンダ エチオピア エリ トリア ガーナ カメルーン ギニア ケニア コートジボワール コロンビア コ ンゴ 民 主 共 和 国 ザンビア ジンバブエ スーダン スリランカ タンザニア チュ ニジア トーゴ トルコ ナイジェリア ネパール パキスタン バングラデシュ フィリピン ブルンジ ボリビア マリ ミャンマー モロッコ リベリア ルワン ダ 南 アフリカ 共 和 国 及 び 無 国 籍 平 成 24 年 がアフガニスタン アンゴラ イラ ク イラン インド ウガンダ ウズベキスタン エチオピア ガーナ カメルー 9
ン ケニア コートジボワール コロンビア コンゴ 民 主 共 和 国 ジンバブエ スー ダン スリランカ セネガル チュニジア トーゴ トルコ ナイジェリア ニジェ ール ネパール パキスタン バングラデシュ フィリピン ブルンジ ベナン マ リ ミャンマー リベリア ルワンダ ロシア 韓 国 及 び 無 国 籍 平 成 25 年 がアフ ガニスタン アンゴラ イラン インド インドネシア ウガンダ エジプト エチ オピア ガーナ カメルーン ガンビア ギニア ケニア コートジボワール コン ゴ 民 主 共 和 国 シリア ジンバブエ スーダン スリランカ セネガル チュニジ ア トーゴ トルコ ナイジェリア ネパール パキスタン バングラデシュ フィ ジー フランス ブルンジ マリ ミャンマー モロッコ ルワンダ ロシア 韓 国 中 国 南 アフリカ 共 和 国 及 び 無 国 籍 平 成 26 年 がアフガニスタン アンゴラ イラク イラン インド ウガンダ エジプト エチオピア エリトリア ガーナ カメルーン ケニア コートジボワール コンゴ 民 主 共 和 国 ジンバブエ スーダ ン スリランカ セネガル ソマリア チュニジア トルコ ナイジェリア ネパー ル パキスタン バングラデシュ フィジー フィリピン フランス ベトナム ペ ルー マリ ミャンマー モロッコ リベリア ルワンダ 韓 国 中 国 及 び 無 国 籍 平 成 27 年 がアルジェリア アルゼンチン アンゴラ イエメン イラン インド インドネシア ウガンダ エジプト エチオピア エリトリア ガーナ カメルー ン ギニア キューバ ケニア コンゴ 民 主 共 和 国 シンガポール スーダン スリ ランカ セネガル チュニジア トルコ ナイジェリア ネパール パキスタン バ ングラデシュ フィジー フィリピン ベナン ペルー マリ ミャンマー モロッ コ リベリア 韓 国 及 び 無 国 籍 である また 当 該 支 給 を 受 けた 者 の 平 均 受 給 期 間 は 平 成 22 年 が 約 11か 月 平 成 23 年 が 約 13か 月 平 成 24 年 が 約 14か 月 平 成 25 年 が 約 14か 月 平 成 26 年 が 約 15か 月 平 成 27 年 が 約 14か 月 である 3 月 末 日 時 点 4 35 3 25 2 15 1 5 21 211 212 213 214 215 受 給 者 数 ( 人 ) 平 均 受 給 期 間 (ヶ 月 ) 16 14 12 1 8 6 4 2 1
五 抜 本 的 な 改 革 について 今 世 界 各 地 で 難 民 問 題 が 深 刻 化 する 中 で 難 民 庇 護 の 取 組 は 国 際 社 会 共 通 の 課 題 であ り 我 が 国 にとっても 重 要 な 責 務 である 現 在 の 状 況 を 打 破 し 真 の 難 民 を 確 実 かつ 積 極 的 に 庇 護 するために 現 在 の 制 度 運 用 の 見 直 しを 含 めた 抜 本 的 な 改 革 を 推 進 することが 必 要 だと 考 えるが 政 府 の 見 解 を 明 らかにされたい 五 について 難 民 認 定 制 度 については 法 務 大 臣 の 下 で 開 催 された 第 6 次 出 入 国 管 理 政 策 懇 談 会 及 び 難 民 認 定 制 度 に 関 する 専 門 部 会 の 報 告 書 の 内 容 を 踏 まえ 手 続 全 体 の 公 平 性 透 明 性 の 向 上 を 図 りつつ 真 に 庇 護 されるべき 者 を 迅 速 かつ 確 実 に 認 定 するた めの 手 続 の 運 用 方 法 について 鋭 意 検 討 を 行 っているところである 右 質 問 する [ 了 ] 11