実 体 験 を 踏 まえた 腰 痛 について 長 命 より 長 寿 を 目 指 して 1
目 次 1 腰 痛 発 生 から 手 術 現 在 までの 経 過 2 腰 部 椎 間 板 ヘルニア 及 び 腰 部 脊 柱 管 狭 窄 症 3 腰 痛 は2 本 足 人 類 の 宿 命 か? 4 長 命 でなく 長 寿 を 全 うするためには? 2
1 腰 痛 発 生 から 手 術 現 在 までの 経 過 H18 年 9 月 右 足 痛 み 痺 れ 発 生 ( 右 第 5 神 経 ) 中 国 鍼 マッサージ 治 療 ( 西 安 : 安 先 生 ) 10 月 完 治 H18 年 11 月 左 足 痛 み 痺 れ 発 生 ( 左 第 5 神 経 ) H19 年 1 月 初 め 自 己 判 断 杖 使 用 開 始 慶 応 病 院 整 形 外 科 ( 中 村 雅 也 先 生 現 准 教 授 ) 診 察 開 始 西 安 X 線 MRI CT 検 査 実 施 3
仙 骨 硬 膜 外 ブロック 注 射 (ステロイド) 薬 投 与 (ロキソニン) H19 年 2 月 10 日 慶 応 病 院 第 一 次 入 院 神 経 根 ブロック 注 射 (ステロイド) 劇 的 効 果 発 現 H19 年 2 月 17 日 慶 応 病 院 退 院 4
H19 年 2 月 22 日 慶 応 病 院 緊 急 第 二 次 入 院 神 経 根 ブロック 注 射 効 果 なし 一 日 3 本 限 度 痛 止 麻 酔 注 射 (モルヒネ) 一 日 1800カロリー 食 事 制 限 ( 体 重 93KG 83KG) H19 年 3 月 2 日 腰 部 手 術 AM9 時 からAM12 時 30 分 ( 実 執 刀 2 時 間 ) 3 月 5 日 病 院 内 リハビリ 開 始 5
H19 年 3 月 17 日 慶 応 病 院 退 院 入 院 後 禁 煙 継 続 ( 喫 煙 中 80 本 / 日 ) H19 年 3 月 22 日 姫 路 大 塩 自 宅 移 動 家 庭 生 活 社 会 生 活 リハビリ H19 年 4 月 9 日 大 阪 本 社 出 社 開 始 H19 年 4 月 16 日 東 京 本 社 出 社 開 始 6
H20 年 9 月 中 旬 再 発 神 経 根 ブロック 注 射 ( 体 重 100KG) H21 年 6 月 中 旬 再 発 神 経 根 ブロック 注 射 ( 体 重 100KG) 本 格 的 に 減 量 開 始 (9 月 末 体 重 85KG) 酒 脱 (2ヶ 月 その 後 芋 焼 酎 ) 食 事 減 量 ( 揚 げ 物 / 間 夜 食 廃 止 ) グラボノイド 服 用 劇 的 に 痛 み 激 減 も 痺 れ 継 続 ( 但 し 運 動 神 経 回 復 ) 7
H23 年 7 月 4 年 4ヶ 月 振 りゴルフ 再 開 現 時 点 ゴルフ 本 格 参 戦 (H24 年 14 回 プレー) 体 力 増 強 ( 腹 筋 ウォーキング ダンベル 体 操 ゴルフ 素 振 り 等 ) 現 況 体 重 87KG-88KG 絶 対 維 持 8
椎 間 板 ヘルニアには 下 位 腰 椎 (L4/5 L5/ S1)が 最 多 で 次 に 下 位 頸 椎 に 多 く 胸 椎 には 少 ない 腰 椎 間 板 ヘルニアの 場 合 片 側 の 下 肢 痛 が 多 いが 巨 大 又 は 中 程 度 であっても 真 後 へ 突 出 したヘルニアの 場 合 両 側 で 症 状 が 出 現 する 検 査 :X 線 /MRI/CT/ミエログラフィー/デ イスコグラフィー 治 療 保 存 療 法 : 鎮 痛 剤 温 熱 神 経 ブロック 療 法 ( 神 経 根 硬 膜 外 等 ) 治 療 外 科 療 法 : 外 科 手 術 ( 内 視 鏡 / 顕 微 鏡 ) レーザー 治 療 他 10
腰 部 脊 柱 管 狭 窄 症 脊 椎 にある 脊 柱 間 という 神 経 を 囲 んでいる 管 が 狭 窄 する 整 形 外 科 疾 患 通 常 加 齢 に 伴 っ て 発 生 する 脊 髄 変 性 症 で 広 く 見 られる 症 状 で あるが ときには 脊 椎 椎 間 板 ヘルニア 骨 粗 しょう 症 や 腫 瘍 によって 引 き 起 こされる 場 合 も ある 症 状 の 特 徴 : 間 欠 性 跛 行 ( 歩 行 しているとだん だん 足 が 痺 れたり 痛 くなり 休 むと 回 復 する のが 特 徴 ) 会 陰 (えいん) 部 の 感 覚 異 常 が 生 じることもある 狭 窄 症 11
検 査 :X 線 MRI CT 他 治 療 保 存 療 法 : 薬 物 ( 血 行 改 善 薬 / 消 炎 鎮 痛 剤 ) 温 熱 療 法 装 具 療 法 神 経 ブロック 療 法 治 療 外 科 療 法 : 外 科 手 術 内 視 鏡 手 術 生 活 上 の 注 意 : 反 った 姿 勢 をとると 神 経 と 血 管 を 圧 迫 し 症 状 が 強 くなるため 出 来 るだけ 避 ける 事 を 心 がけする 必 要 がある 12
3 腰 痛 は2 本 足 人 類 の 宿 命 か? 一 般 的 に 4 本 足 から2 本 足 に 人 類 が 進 化 した 時 点 で 脊 椎 間 への 負 担 から 宿 命 的 に 腰 痛 が 起 き 易 くなったと 思 い 勝 ちである が 最 近 メソポタミア 文 明 発 祥 地 で 発 見 さ れた 人 骨 から 初 めて 腰 骨 の 異 常 が 発 見 さ れた その 事 より この 地 でコムギ 栽 培 が 初 めて 行 なわれた 事 からコムギを 石 臼 で すり 潰 す 作 業 が 原 因 と 判 断 された つまり この 作 業 が 背 筋 への 長 時 間 ストレスを 掛 けた 事 が 原 因 とされた メソホ タミア 13
一 方 足 腰 を 長 時 間 使 用 する 長 距 離 陸 上 選 手 と 一 般 人 との 腰 の 椎 間 板 腰 骨 の 比 較 をす ると 陸 上 選 手 の 方 がはるか 腰 骨 の 状 態 が 良 く 又 椎 間 板 も 若 々しい 状 態 であった これ は 陸 上 選 手 が 正 しい 姿 勢 を 維 持 し 走 り そ の 結 果 椎 間 板 にも 適 正 な 刺 激 が 伝 わり 絶 えず 髄 核 の 新 陳 代 謝 が 行 なわれる 事 正 し い 姿 勢 を 維 持 する 事 が 骨 に 変 形 を 起 こさせ ない 事 と 推 測 された (NHK 特 番 より) 尚 最 近 は 腰 痛 にストレス 遺 伝 性 等 の 影 響 が 研 究 されており 更 なる 医 学 の 発 展 が 期 待 される 14
4 長 命 でなく 長 寿 を 全 うするためには 従 来 腰 部 手 術 以 来 やや 腰 を 庇 いすぎ 運 動 を 控 え 気 味 でしたが 両 親 の 寝 たきりの 末 期 の 状 態 を 身 近 に 見 続 けた 結 果 兎 に 角 人 間 も 歩 けなくなると 野 生 の 動 物 と 同 じく 死 ぬ( 寝 たきりも 含 め) 親 類 の 医 者 の 病 院 に 両 親 を 預 け 介 護 した 事 から いろい ろな 長 命 医 術 方 法 を 知 ったが 実 に 生 きる 意 味 がなく 長 寿 を 全 うする 事 を 身 近 に 強 く 意 識 する 様 になった 15
しからば 長 寿 を 全 うする 事 は 何 か? 上 述 し た 如 く 人 間 も 動 物 であるからいかに 長 く 元 気 に 二 本 足 で 歩 き 行 動 する 力 を 維 持 出 来 る かに 尽 きると 判 断 し 約 2 年 程 前 から 意 識 して 減 量 腰 部 手 術 した 者 の 筋 力 アップを 心 がけ 実 行 している 食 事 現 在 は 自 分 自 身 の20 歳 前 後 の 体 重 に 戻 す 事 目 標 にし 後 期 高 齢 者 になればそこから2-3KG 減 量 しベスト 体 重 を 目 標 とする 食 事 は 昼 食 重 く 夕 食 軽 く 揚 げ 物 炭 水 化 物 は 減 らす 16
飲 酒 は カロリーより 醸 造 酒 より 蒸 留 酒 を 飲 む いずれにしても 酒 類 は カロリー 高 いので 節 度 ある 飲 酒 が 体 重 維 持 には 必 須 現 行 実 施 運 動 起 床 した 後 ベットで 足 腹 筋 230 回 / 日 柔 軟 体 操 5パターン 各 30 回 / 日 ダンベル 体 操 ( 足 束 帯 :1kg/ 両 足 手 :2.4 kg/ 両 手 )6パターン 各 30 回 / 日 ウォーキング 約 30 分 / 日 兎 に 角 上 記 運 動 を 自 宅 で 毎 日 継 続 に 留 意 17
現 状 体 調 実 態 (タニタ 体 重 計 ) 年 齢 :62 歳 8ヶ 月 身 長 :183.5CM 体 重 :87.8KG 体 脂 肪 率 :23.2%(+ 標 準 ) 筋 肉 量 :64KG( 標 準 ) 内 臓 脂 肪 :15.0レベル( 過 剰 ) 骨 量 :3.5KG( 標 準 ) 体 水 分 率 :53.5%( 適 正 ) BMI:26.1( 肥 満 度 1) 18
体 内 年 齢 :37 歳 ( 抜 群 ) 推 定 骨 量 :3.5KG( 標 準 ) 基 礎 代 謝 量 : 約 1892KCL/ 日 ( 抜 群 ) ( 総 評 ) H 体 重 100KG( 体 脂 肪 30% 以 上 )で 腰 部 椎 間 板 ヘル ニアを 再 発 したころと 比 較 すると かなり 全 体 的 体 調 数 値 は 良 くなってきましたが まだまだ 体 重 が 重 く 体 力 的 には 特 に 背 筋 力 を 付 ける 必 要 があると 判 断 し ており 引 き 続 き 体 を 整 備 鍛 え 直 し 長 寿 を 全 うしたい 思 っております 19
皆 様 御 静 聴 頂 き 深 謝 致 します 詰 まらない 話 しを 致 しましたが 皆 様 が 少 しでも 参 考 にして 頂 き 長 寿 を 全 うし 元 気 に 過 ごされます 事 祈 念 致 します 20
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渋 谷 西 安 について 四 進 ( 望 診 聞 診 問 診 切 診 ) 推 掌 鍼 灸 吸 い 玉 中 国 整 体 鍼 灸 治 療 センター 西 安 東 京 都 渋 谷 区 渋 谷 2-8-7 青 山 宮 野 ビル406 TEL:03-3498-8381 月 曜 祝 日 休 み 完 全 予 約 制 受 付 時 間 : 午 前 10 時 ~ 午 後 6 時 ( 日 曜 2 時 まで) 初 診 料 :2000 円 治 療 費 :8000 円 青 山 学 院 のそばです 22
中 村 雅 也 (なかむらまさや) 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 整 形 外 科 学 准 教 授 l GCOE 研 究 テーマ( 役 割 分 担 )と 研 究 計 画 実 現 可 能 な 再 生 医 療 の 実 践 ( 脊 髄 再 生 医 療 の 実 現 ) 再 生 とは 生 体 の 失 われた 細 胞 組 織 が 幹 細 胞 の 増 殖 分 化 や 分 化 した 細 胞 の 分 化 転 換 に よって 補 われることと 定 義 される 現 在 発 生 過 程 を 一 部 再 現 させることにより 臓 器 再 生 を 目 指 そうという 新 しい 学 問 潮 流 が 生 まれつつあり まさにこれに 立 脚 した 治 療 哲 学 である 再 生 医 学 が21 世 紀 の 医 学 の 進 むべき 一 つの 方 向 であると 期 待 されている これまで 不 可 能 と 考 えら れてきた 脊 髄 再 生 も 近 年 の 幹 細 胞 学 を 中 心 とした 再 生 医 学 の 進 歩 により 夢 物 語 ではなくなり つつある われわれは 脊 髄 損 傷 に 対 する 再 生 医 療 を 実 現 するために 1) 肝 細 胞 増 殖 因 子 の 応 用 2) 神 経 幹 細 胞 移 植 3) 軸 索 伸 展 阻 害 因 子 の 抑 制 4) 脊 髄 の 新 たな 評 価 法 の 確 立 などの 基 礎 研 究 及 び 橋 渡 し 研 究 を 行 ってきた これらの 着 実 な 進 歩 により 脊 髄 再 生 医 療 の 実 現 に 向 けて 一 歩 ずつ 前 進 している 今 後 日 本 が 世 界 に 発 信 できる 脊 髄 の 再 生 医 療 を 実 現 するため にも さらなる 研 究 を 行 い 安 全 性 と 有 効 性 を 担 保 したうえで 臨 床 研 究 に 進 めていくことが 何 よ りも 重 要 と 考 えている 学 歴 職 歴 昭 和 62 年 3 月 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 卒 業 昭 和 62 年 5 月 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 研 修 医 平 成 1 年 5 月 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 助 手 ( 専 修 医 )( 整 形 外 科 学 ) 平 成 5 年 7 月 慶 應 義 塾 大 学 助 手 ( 医 学 部 整 形 外 科 学 ) 平 成 10 年 1 月 Georgetown University, Dept. of Neuroscience, research fellow back 平 成 16 年 4 月 慶 應 義 塾 大 学 専 任 講 師 ( 医 学 部 整 形 外 科 学 )( 現 准 教 授 ) 平 成 19 年 4 月 京 都 大 学 再 生 医 科 学 研 究 所 非 常 勤 講 師 23
腰 部 椎 間 板 ヘルニア back 24
脊 柱 管 狭 窄 症 ( 腰 部 脊 柱 管 狭 窄 症 )とは どのような 病 気 なのでしょう 脊 柱 管 ( 図 1)には 脊 髄 馬 尾 (ばび 神 経 の 束 )という 神 経 が 通 っていてます 腰 部 脊 柱 管 狭 窄 症 とは 図 2 のように 腰 部 の 脊 柱 管 が 何 らかの 原 因 で 狭 くなり 脊 柱 管 の 中 を 通 っている 神 経 が 圧 迫 されることによって 腰 痛 や 痺 れをおこす 病 気 です 若 年 から 高 齢 まで あらゆる 年 代 で 発 症 する 可 能 性 があ りますが 50 60 歳 代 ~70 歳 代 までの 方 々に 多 く 発 症 する 傾 向 にあります 25
脊 柱 管 狭 窄 症 back 26
メソポタミア 文 明 メソポタミア(ギリシャ 語 : Μεσοποταμία ラテン 文 字 転 写 : Mesopotamia ギリシャ 語 で 複 数 の 河 の 間 の 意 )は チグリス 川 とユーフラテス 川 の 間 の 沖 積 平 野 であり 現 在 のイラクの 一 部 にあ たる 古 代 メソポタミア 文 明 は メソポタミアに 生 まれた 複 数 の 文 明 を 総 称 する 呼 び 名 で 世 界 最 古 の 文 明 であるとされてきた 文 明 初 期 の 中 心 となった のは 民 族 系 統 が 不 明 のシュメール 人 である 27
小 麦 の 世 界 最 初 の 栽 培 世 界 [ 編 集 ] 中 央 アジアのコーカサス 地 方 から 西 アジアのイラン 周 辺 が 原 産 地 と 考 えられている 1 粒 系 コムギの 栽 培 は1 万 5 千 年 前 頃 に 始 まった その 後 1 粒 系 コムギはクサビコム ギAegilops speltoidesと 交 雑 し2 粒 コムギになり さらに 紀 元 前 5500 年 頃 に2 粒 系 コムギは 野 生 種 のタルホコムギAe. squarrosaと 交 雑 し 普 通 コムギT. aestivumが 生 まれたと いわれる 普 通 コムギの 栽 培 はメソポタミア 地 方 で 始 まり 紀 元 前 3000 年 ごろにはヨーロッパやアフリカに 伝 えられた テ ル アブ フレイラなどから 採 掘 された 古 代 の 野 生 種 ムギ はもともと 成 熟 すると 麦 穂 が 風 などにより 容 易 に 飛 び 散 る 性 質 を 持 っており 当 初 のコムギも 収 穫 には 非 常 に 手 間 のかかる 作 物 であったと 考 えられている このため そ の 貴 重 さと 保 蔵 のしやすさから back 28