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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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戦 後 ~1923 年 ( 第 一 回 出 国 ブーム) 年 ~1934 年 ( 第 二 回 出 面 ブーム) 年 3 温 州 華 僑 華 人 研 究 所 綴 混 州 華 僑 史 ~ ( 今 日 中 国 出 版 社 1999 年 ) 16~17 頁 i 王 春 光 巴 雪 型

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Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

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Ⅰ 平成14年度の状況

入札公告 機動装備センター

平 成 みず じゅ 1989 生 城 山 校 青 森 山 校 へ 転 校 同 時 へ 渡 ロ 参 加 現 在 青 森 山 高 校 在 1 デュセフ 所 属 1 半 過 ご 平 成 18 度 全 会 男 子 シ 史 少 勝 キ 30 位 ( 平 成 現 在 ) チ 所 属 毎

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なでしこ 通 信 第 59 号 付 録 義 人 村 上 久 米 太 郎 会 員 の 渡 辺 伸 吾 さん( 今 治 市 吉 海 町 )が 自 衛 隊 OB の 機 関 誌 隊 友 に 掲 載 されたご 自 身 の 投 稿 義 人 村 上 久 米 太 郎 の 銅 像 をたずねて を 送 って 下 さいました 警 察 の 大 不 祥 事 が 問 題 になっている 今 ネットで 熱 い 話 題 になっています 陽 光 うららかな 小 春 日 和 来 島 海 峡 の 大 島 沖 に 浮 かぶ 吉 海 町 津 島 に 日 本 人 此 処 にあり で 有 名 な 村 上 久 米 次 郎 の 銅 像 と 碑 を 今 治 市 在 住 の 重 松 惠 三 閣 下 ( 元 陸 将 西 部 東 部 方 面 総 監 歴 任 )ご 夫 妻 と 能 島 水 軍 の 根 拠 地 である 宮 窪 町 の 元 町 長 菅 原 恒 夫 氏 と 一 緒 に 訪 ねまし た 津 島 で 生 まれた 村 上 久 米 太 郎 は 映 画 にもなりましたし 義 人 村 上 久 米 太 郎 の 歌 ( 編 集 部 注 後 述 )は 広 く 歌 われました 時 は 昭 和 9 年 8 月 30 日 満 州 ハルピン 発 新 京 ( 現 長 春 ) 行 夜 行 列 車 が 突 然 匪 賊 に 襲 撃 され 列 車 は 脱 線 転 覆 し 多 数 の 死 傷 者 が 出 ます 匪 賊 はめぼしい 物 品 を 略 奪 し 人 質 とし て 日 本 人 7 人 外 国 人 2 人 を 拉 致 して 姿 を 消 します 軍 及 び 警 察 は 全 力 を 挙 げ 捜 索 します が 3 日 目 になっても 発 見 できません 人 質 は 常 に 銃 を 突 きつけられていたので 捜 索 隊 が 近 くに 来 ても 声 が 出 せず 脱 出 を 企 てて 失 敗 する 度 に 暴 行 を 受 け 食 事 もろくに 与 えられ ず 服 は 破 れ 不 眠 不 休 の 彷 徨 3 昼 夜 もう 体 力 の 限 界 にきていました 人 質 の 1 人 村 上 久 米 太 郎 は 18 年 の 軍 隊 生 活 中 剛 毅 果 断 で 知 られ 当 時 48 歳 満 州 国 吉 林 省 事 務 官 を 務 めていました 絶 望 が 全 員 の 気 力 体 力 を 奪 う 中 彼 だけは 諦 めてい ませんでした ふとエンジンの 軽 快 な 響 きが 聞 こえます 賊 は 銃 を 突 きつけ 声 を 出 すと 殺 すぞと 脅 します その 時 村 上 久 米 太 郎 は 覚 悟 を 決 めました 叫 べば 撃 たれるが もし 声 が 届 かなくても 銃 声 は 聞 こえる 自 分 を 撃 たせれば 皆 は 救 われるかもしれない 彼 は 下 腹 に 力 を 入 れ 銃 を 突 き 付 けていた 賊 を 体 当 たりで 転 がし すっくと 立 つなり 日 本 人 はこ こに 居 るぞ と 絶 叫 しました 次 の 瞬 間 賊 の 拳 銃 が 火 を 噴 き 彼 の 顎 を 砕 き 第 2 弾 が 右 手 首 をえぐります 血 の 溢 れる 口 を 押 さえながら 倒 れた 彼 には 見 えませんでしたが 通 り - 1 -

過 ぎようとしていた 艇 は 叫 び 声 と 銃 声 を 聞 いて 直 ぐに 向 きを 変 えます 駐 満 海 軍 部 の 警 備 艇 です 陸 戦 装 備 の 水 兵 たちが 上 陸 して 身 構 えるのを 見 て 賊 はあわてて 逃 げました 幸 いにも 村 上 は 一 命 をとりとめました 彼 の 勇 敢 な 行 為 によって 人 質 全 員 が 救 われたニ ュースは 全 世 界 を 駆 け 巡 り アメリカ 総 領 事 デンマーク 総 領 事 が 病 床 の 彼 を 見 舞 い 賞 賛 激 励 の 言 葉 を 述 べます 人 質 の 中 のアメリカ 人 は 犠 牲 を 厭 わない 勇 気 と 決 断 に 日 本 人 でなければできない と 褒 め 讃 えました このアメリカ 人 の 1 人 はメトロ ゴールドウィン メイヤー 社 の 社 員 でし た 社 長 のアーサー ローエルは 当 時 の 広 田 外 務 大 臣 に 丁 重 な 謝 辞 を 寄 せます 斯 くのご とき 偉 人 は 日 本 人 にして 初 めて 見 られること と この 行 為 は 天 聴 に 達 し 破 格 にも 紅 綬 褒 章 を 下 賜 されました 彼 は 当 時 予 備 役 陸 軍 歩 兵 曹 長 でしたが 傷 が 癒 えると この 年 の 11 月 陸 軍 歩 兵 少 尉 に 昇 進 します その 後 支 那 事 変 に 従 軍 大 東 亜 戦 争 前 に 歩 兵 大 尉 に 昇 進 し 従 軍 した 後 昭 和 33 年 松 山 で 波 乱 の 生 涯 を 閉 じます 没 後 7 回 忌 を 記 念 して 顕 彰 保 存 会 により 昭 和 39 年 に 銅 像 が 建 立 されました 時 の 県 知 事 久 松 定 武 氏 の 揮 毫 によるもので 桟 橋 から 直 ぐの 集 会 所 横 に 建 っており 偉 業 を 讃 えて います 私 たち 4 人 は 銅 像 に 拝 礼 した 後 彼 が 1 期 生 として 卒 業 された 津 島 小 学 校 跡 地 を 訪 れ 津 島 を 後 にしました 義 人 村 上 ~ 日 本 人 は 此 処 に 在 り~ ( 昭 和 9 年 流 行 歌 ) 1. 4. 何 処 へ 曳 かるる 人 質 ぞ 丈 夫 村 上 久 米 太 郎 首 や 双 手 は 縄 からげ 匪 賊 蹴 破 り 躍 りいで 二 日 二 夜 も 休 みなく 満 腔 義 烈 の 声 こめて 明 けりゃジャンクの 船 の 底 日 本 人 はここにゐる! 2. 5. 救 援 隊 の 呼 ぶ 声 に 叫 ぶないなや 弾 丸 は 慌 てふためく 匪 賊 共 顎 を 貫 き 犠 牲 に 口 に 銃 口 つきつけて 君 を 倒 せどその 声 に 撃 つぞ 叫 ぶな 声 立 つな 内 外 人 は 救 われぬ 3. 6. それ 皇 軍 の 短 艇 が 行 く 呼 べば 撃 たれん 叫 ばずは 天 に 口 無 し すはや 今 歯 を 噛 みならす 一 刹 那 君 傷 つきぬされど 今 義 烈 輝 く 日 本 の 精 神 ならで 誰 が 呼 ぶ この 一 ト 声 を 誰 が 呼 ぶ - 2 -

忘 れ 得 ぬ 義 人 村 上 氏 の 印 象 クリスチャン サイエンス モニター 紙 編 輯 長 大 阪 毎 日 新 聞 1934.11.6-1934.11.8 ( 昭 和 9 年 ) 満 州 で 私 が 最 も 感 動 を 受 けた 経 験 はその 勇 敢 な 犠 牲 的 行 動 によって 匪 賊 の 手 から 七 名 の 日 本 人 と 二 名 の 米 国 人 を 救 ったかの 村 上 久 米 太 郎 氏 に 面 会 することができたことであった 二 三 の 同 行 者 と 共 に 私 は 村 上 氏 がいよいよ 退 院 して 新 京 の 家 族 の 元 へ 帰 った 日 氏 に 面 会 することができた 氏 の 謙 虚 な 口 からあの 残 虐 な 事 件 の 説 明 を 聞 いたのだが 控 え 目 な 言 葉 にも 拘 わらず 話 は 極 めて 壮 烈 なもので われわれはこの 一 人 の 英 雄 の 前 に 座 していることを 意 識 していながら 何 だかそういう 英 雄 的 行 為 とは 別 な 日 本 人 の 偉 大 さを 物 語 られているよう な 気 がしてならなかった 氏 は 満 州 国 皇 帝 から 名 誉 ある 勲 章 を 授 けられた 身 体 の 不 自 由 な のにも 拘 わらず 迎 えてくれた 氏 をわれわれは 永 久 に 忘 れることはないであろう 行 事 の ご 案 内 菅 源 三 郎 船 長 慰 霊 顕 彰 式 典 日 時 : 平 成 27 年 10 月 24 日 ( 土 ) 受 付 :10 時 30 分 開 式 :11 時 会 場 : 菊 間 厳 島 神 社 菅 源 三 郎 船 長 銅 像 前 JR 菊 間 駅 裏 かわら 館 から 左 へ 150 メートル 主 催 : 郷 党 の 偉 人 を 讃 える 会 会 長 小 田 道 人 司 ( 渦 潮 電 機 株 式 会 社 会 長 ) 副 会 長 重 松 惠 三 ( 愛 媛 偕 行 石 鉄 会 会 長 ) 同 じ 思 いの 同 志 相 集 い 郷 党 の 偉 人 の 功 績 を 語 り 継 ぎ 次 なる 世 代 にこの 土 地 が 育 んだ 人 の 偉 大 なるを 伝 え それが 郷 土 を 愛 することに 繋 がればとの 思 いを 込 めて 郷 党 の 偉 人 を 顕 彰 し 語 り 継 ぐ 会 を 結 成 する 運 びとなりました 第 1 回 は 菊 間 に 生 を 享 け 日 本 海 員 道 の 鑑 と 謳 われた 菅 源 三 郎 船 長 の 慰 霊 顕 彰 の 式 典 を 催 します 皆 様! 挙 ってご 参 加 下 さいますよう ご 案 内 申 し 上 げます ( 設 立 趣 意 書 より 抜 粋 ) - 3 -

元 日 本 会 議 愛 媛 県 本 部 会 長 の 故 久 松 定 成 先 生 のご 学 友 に 宇 井 豊 先 生 がおられました 毎 年 久 松 先 生 のご 命 日 に 川 崎 市 からご 来 松 菩 提 寺 の 大 林 寺 でお 墓 参 りをされたあと 久 松 邸 にお 寄 りになっておられ ました その 際 面 河 の 大 成 神 宮 や 西 条 の 特 攻 慰 霊 碑 関 中 佐 のお 墓 などにご 案 内 亡 くなられる 半 年 前 の 昨 年 4 月 には 菅 源 三 郎 船 長 の 銅 像 にまいりました たまたまネット 情 報 は 持 っておりましたもの の 銅 像 付 近 には 説 明 がなく これでは 分 からないねぇ と 言 われたことでした この 度 菊 間 瓦 の 屋 根 のついた 立 派 な 案 内 板 が 設 置 され 10 月 24 日 には 除 幕 式 が 行 われる 由 ありがたいことです (aoi) 神 風 特 別 攻 撃 隊 戦 没 者 慰 霊 追 悼 式 典 日 時 :10 月 25 日 ( 日 ) 受 付 開 始 : 午 前 9 時 開 式 10 時 30 分 会 場 : 西 条 市 楢 本 神 社 前 広 場 ( 小 雨 決 行 ) 主 催 : 神 風 特 攻 敷 島 隊 五 軍 神 愛 媛 特 攻 戦 没 者 奉 賛 会 月 刊 日 本 に 掲 載 された 折 戸 善 彦 さんのご 文 章 の 一 部 を 紹 介 させていただきます 慰 霊 の 心 - 終 戦 の 日 を 迎 えて- ~ 関 行 男 海 軍 中 佐 以 下 五 軍 神 体 当 たり 突 撃 ~ 折 戸 善 彦 ( 退 役 海 上 自 衛 官 ) 特 別 攻 撃 隊 は 大 東 亜 戦 争 末 期 の 昭 和 19 年 ( 1944)の 10 月 25 日 以 降 に 行 われた 戦 法 で 魚 雷 爆 弾 を 抱 いたまま 航 空 機 もろとも 敵 艦 隊 に 体 当 たりしたものである 特 別 攻 撃 隊 最 初 の 指 揮 官 である 関 行 男 大 尉 は 愛 媛 県 西 条 市 生 まれ 旧 制 西 条 中 学 を 経 て 海 軍 兵 学 校 出 身 で この 年 5 月 に 結 婚 したばかりであった 霞 ヶ 浦 航 空 隊 操 縦 教 官 を 経 て ルソン 島 マ バラカット 基 地 に 赴 任 した 折 から 同 地 は 日 米 決 戦 の 天 王 山 と 言 われる 激 戦 地 で 戦 局 挽 回 の 最 後 の 望 みを 一 機 一 艦 撃 沈 の 特 別 攻 撃 隊 に 賭 けたのである 10 月 19 日 上 官 の 指 名 に 決 意 して 攻 撃 隊 を 編 成 各 隊 の 呼 称 は 江 戸 中 期 の 国 学 者 本 居 宣 長 の 敷 島 の 大 和 心 を 人 問 わば 朝 日 に 匂 う 山 桜 花 から 採 用 した 敷 島 隊 大 和 しんぷう 隊 朝 日 隊 山 桜 隊 で 編 成 され ここに 初 めて 神 風 特 別 攻 撃 隊 という 名 前 が 誕 生 した 最 初 に 出 撃 した 敷 島 隊 は 隊 長 関 中 佐 ( 戦 死 後 2 階 級 特 進 24 歳 数 え 年 以 下 同 じ) 二 番 機 中 野 磐 雄 少 尉 (20) 三 番 機 谷 暢 夫 少 尉 (21) 四 番 機 永 峰 肇 兵 曹 長 (19) 五 番 機 - 4 -

かくかく 大 黒 繁 男 兵 曹 長 (21)の 5 人 で 構 成 され 赫 々 たる 戦 果 を 挙 げた 関 中 佐 の 辞 世 の 句 教 え 子 は 散 れ 山 桜 かくの 如 くに 戦 後 西 条 市 楢 本 神 社 宮 司 の 石 川 梅 蔵 氏 ( 元 海 軍 兵 学 校 教 官 )は 幼 少 から 知 っている 関 中 佐 の 慰 霊 碑 を 建 立 しようと 各 方 面 に 懸 命 に 協 力 を 求 めたが 実 現 できなかった とこ ろが 昭 和 49 年 (1974)5 月 7 日 フィリピン 人 のカミカゼ 記 念 協 会 会 長 ダニエル H デ イゾン 氏 (フィリピン 歴 史 会 会 員 )によって マバラカットの 海 軍 航 空 基 地 跡 に 記 念 碑 第 2 次 世 界 大 戦 に 於 いて 日 本 神 風 特 別 攻 撃 隊 が 最 初 に 飛 び 立 った 飛 行 場 が 建 立 された 記 念 碑 の 除 幕 式 には 多 くの 参 列 者 があったにも 拘 わらず 日 本 からの 参 加 者 は 一 人 もいなか ったという 日 本 人 が 忘 れている 神 風 特 攻 隊 の 偉 業 を 外 国 人 が 認 め 顕 彰 したのである 石 川 宮 司 は これに 驚 嘆 し 日 本 国 民 として 恥 ずかしい 思 いをしたという かくしてその 翌 年 3 月 には 神 社 社 頭 に 関 中 佐 の 慰 霊 碑 が 建 立 されたのである 以 後 毎 年 10 月 25 日 楢 本 神 社 におい て 関 中 佐 以 下 五 軍 神 を 後 には 併 せて 愛 媛 県 出 身 の 散 華 された 特 別 攻 撃 隊 93 柱 の 慰 霊 祭 が 営 まれ 現 在 に 至 っている 平 成 13 年 9 月 11 日 アメリカでイスラム 過 激 派 による 同 時 多 発 テロ が 発 生 した この 民 間 人 をターゲットにした 卑 劣 な テロ と 特 別 攻 撃 隊 を 同 列 に 扱 うような 論 調 があるが 大 きな 間 違 いである 米 国 は 東 京 をはじめとする 都 市 大 空 襲 原 子 爆 弾 等 で 民 家 を 襲 撃 目 標 にしたが 日 本 の 特 攻 隊 が 民 間 人 をターゲットにしたことは 全 くない 卑 劣 な テロ とは 全 く 違 う 次 元 のことであり これを 同 一 視 することは 特 攻 隊 員 の 崇 高 なる 自 己 犠 牲 を 侮 辱 することになり 日 本 の 歴 史 を 貶 めることになるのである なお 現 在 の 慰 霊 祭 は 当 地 の 五 軍 神 奉 賛 会 が 中 心 となって 陸 海 の 自 衛 隊 が 協 力 する 形 で 200 名 前 後 の 参 列 があり 慰 霊 飛 行 自 衛 隊 音 楽 隊 演 奏 婦 人 部 合 奏 等 が 奉 納 される ただ 神 社 で 催 行 されるのに 神 官 による 祝 詞 奏 上 や 参 列 者 の 玉 串 奉 奠 もなく 菊 の 献 花 であるの が 真 に 残 念 である - 5 -