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複 合 サービス 事 業 4.2% 飲 食 店, 宿 泊 業 2.9% サービス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 4.9% 教 育, 学 習 支 援 業 2.6% 不 動 産 業 0.1% 金 融 保 険 業 0.5% 運 輸 業 3.0% 情 報 通 信 業 0.1% 医 療, 福 祉 7.9% 卸 売 小 売 業 11.5% 分 類 不 能 の 産 業 0.0% 製 造 業 13.8% 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 0.2% 注 : 本 図 は 就 業 者 数 による 総 数 は 3,893 人 出 典 : 国 勢 調 査 (2005 年 )より 作 成 81 公 務 ( 他 に 分 類 されな いもの) 3.1% 農 業 28.4% 建 設 業 14.8% 林 業 1.8% 漁 業 0.0% 鉱 業 0.0%
7.00 6.00 5.00 4.00 3.00 2.00 1.00 0.00 農 業 :6.5 林 業 :24.4 農 業 林 業 漁 業 鉱 業 建 設 業 製 造 業 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 情 報 通 信 業 運 輸 業 卸 売 小 売 業 金 融 保 険 業 不 動 産 業 飲 食 店. 宿 泊 業 医 療. 福 祉 教 育. 学 習 支 援 業 複 合 サービス 事 業 サービス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 注 : 本 図 は 就 業 者 数 による 出 典 : 国 勢 調 査 (2005 年 )より 作 成 公 務 ( 他 に 分 類 されないもの) 分 類 不 能 の 産 業 82
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河 藤 佳 彦 れている また 約 30 トンは他の製品の原材料になっている 生産物の市場としては盛岡を重視 しており 盛岡で牧場体験も実施している しかし今では それに止まらず 雇用確保や小中学校の交流 体験学習など地域間交流の場にも なっている こうした取組みによって くずまき高原牧場 のブランド化が進んでおり 町外の企 業から くずまき高原牧場 で製造されたクリームチーズを自社製品の原材料に使いたい とい う申し出などもある 写真 1 2 写真 1 くずまき高原牧場牛舎 写真 2 くずまき高原牧場チーズ製造施設 撮影 筆者による 2009 年 3 月 16 日 撮影 筆者による 2009 年 3 月 16 日 (b) 課題と方向性 ⅰ 糞尿処理 牧場は 糞尿処理施設が十分ではない 施設整備に対しては 国からの助成があるが岩手県から はないという 糞尿処理は原則として事業者の責務であるが 堆肥化により資源の再利用が可能と なり経済的効果と環境的効果が得られることから 事業者の努力を前提としたうえで堆肥化施設へ の適切な支援が求められる ⅱ 飼料価格の上昇への対応 既述のように 飼料価格の上昇は深刻な課題である 国は農家の経営に対しては助成するが 公 共事業主体である葛巻畜産公社に対しての助成はないという 酪農家を支援する葛巻畜産公社への 支援も 事業担当者からは期待されている ⅲ 町内酪農家による預託の促進 葛巻畜産公社の役割は 酪農家との機能分担による効率化であるが 両者が共に自立して各々の 役割を果たすことで 生産性向上の効果が生まれる しかし 町内の酪農家であっても 葛巻畜産 公社への子牛の預託制度を活用していない者が多い 預託制度を活用していない酪農家は 預託の ための料金を払うことに抵抗感を持っている場合が多いという 自らの作業にもコストがかかって いることから 機能分担で哺育育成を葛巻畜産公社に任せ 搾乳に専心した方が効果的であり収入 86
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河 藤 佳 彦 ⅱ 山ぶどうの特徴 山ぶどうは 昔から地域の人々によって山から採取され その果汁が大事に飲まれてきた 冬の 貴重なミネラル分の確保に役立ち 薬にもなってきた 山ぶどうは 健康によい成分を含有してい る 例えば 鉄分が豊富で造血作用があることから 出産を終えた女性などに飲まれてきた 経験 的な先人の知恵である 現在でも 山ぶどうの成分については研究が進められており 岩手大学と も共同研究を行っている ポリフェノールも豊富である また 酸味はリンゴ酸である 一般のワ インでは 酸味は酒石酸であることから 結晶化する段階で酸が落ちるが リンゴ酸は結晶化しな いで残っていることから酸味が持続する また リンゴ酸にはクエン酸と同様に乳酸を分解する効 果があるという 疲労回復にも効果のある成分を持っていることから サプリメントのようなもの も検討されている 写真 3 くずまきワイン工場 写真 4 くずまきワイン直売店 撮影 筆者による 2009 年 3 月 16 日 注 当該直売店は くずまきワイン工場に隣接して 設置されている葛巻町の施設 森のウッディ館 にある 撮影 筆者による 2009 年 3 月 16 日 表 1 葛巻食品会社の主な経過 1985 年度 葛巻食品会社 設立 資本金 5,100 千円 その後増資 果実酒類果実酒製造内免許取得 1986 年度 山菜加工場竣工 212 m2 1987 年度 食品部門操業 ジャム 山菜 茸など加工品の製品化 1988 年度 果実酒製造期限付き免許取得 1993 年永久免許取得 1995 年免許条件緩和 白ワイン 製造も可能 1997 年免許条件緩和 ぶどう全般のワイン製造が可能 ワイン部門操業 1989 年度 森の館ウッディの管理委託を受け直売店の設置 2006 年度 岩手県椎茸農業協同組合より事業を譲受 出典 葛巻高原食品加工株式会社 提供資料 2009 年 3 月 16 日取得 より作成 88
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戸 数 頭 数 1,200 10,000 45,000 9,000 t 1,000 40,000 8,000 35,000 7,000 800 30,000 6,000 25,000 600 5,000 戸 数 20,000 4,000 頭 数 400 15,000 3,000 200 2,000 10,000 1,000 5,000 0 0 0 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 出 典 : 葛 巻 町 (http://www.town. kuzumaki. 出 典 : 葛 巻 町 (http://www.town. kuzumaki iwate.jp, 2009.12.6 取 得 ) iwate.jp, 2009.12.6 取 得 ) 出 所 : 農 林 業 センサス 出 所 : 新 岩 手 農 業 協 同 組 合 葛 巻 中 央 支 所 91
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