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OpenCms Ver.8 Commercial Support 日 本 語 版 2011/07/22

目 次 1. OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 2. OpenCmsの 編 集 公 開 機 能 3. OpenCmsのアカウント 管 理 機 能 4. OpenCmsのワークプレース 5. OpenCmsのサーバー 構 成 6. OpenCmsのシステム 要 件 2 ページ 8 ページ 24 ページ 30 ページ 36 ページ 43 ページ 1

1 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 この 章 ではOpenCmsの 代 表 的 な 特 徴 をいくつかピックアップして ご 紹 介 いたします 2

1.1 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 1 OpenCmsとは OpenCmsは ドイツで 開 発 されたオープンソースのCMSで HTMLの 知 識 がなくても 複 雑 なウェブサイトを 構 築 運 用 することができます 2000 年 に 公 開 されて 以 来 世 界 中 で 導 入 され 長 い 実 績 を 持 っており 日 本 でも 大 手 の 新 聞 社 やSIerなど 月 間 1 億 ページビューを 超 えるグローバル 企 業 東 証 1 部 上 場 企 業 を 始 めとした 導 入 実 績 を 着 実 に 積 み 上 げ ております 他 のCMSとの 違 い 日 本 で 有 名 なオープンソースのCMSにMovableTypeやWordPressがございますが これらのCMSとの 決 定 的 な 違 いは OpenCmsは 何 万 ページもある 大 規 模 サイトの 管 理 にも 耐 えられる 設 計 になっている 点 です また 通 常 エンタープライズ 向 けのCMSとなると 有 償 のCMSを 導 入 しなければならず アカウントやサイ トを 追 加 するだけでも 追 加 費 用 が 掛 かるなどありますが オープンソースであるOpenCmsの 場 合 は そのよ うなことはありません OpenCmsは オープンソースでありながら 商 用 のCMSに 匹 敵 する 性 能 を 持 ったCMSです サポート オープンソースだとサポートの 面 で 不 安 を 感 じられるユーザー 様 もいらっしゃいますが 弊 社 ではOpenCms の 内 部 構 造 の 熟 知 に 取 り 組 み 過 去 に 導 入 させていた 頂 いた 多 くのお 客 様 へ 障 害 対 応 やセキュリティ 問 題 への 対 応 バージョンアップなどのサポートをさせて 頂 いております 3

1.2 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 2 高 速 な 動 作 と 効 率 的 なメモリ 消 費 OpenCmsは Javaと 呼 ばれるプログラミング 言 語 で 開 発 されています これは オープンソースのCMSでは 非 常 に 珍 しく 国 内 のCMSのほとんどがPHPで 開 発 されています PHPは 小 規 模 のシステム 構 築 に 向 いており 機 能 が 多 くなると 動 作 が 遅 くなる 特 徴 があります しかしJavaの 場 合 は 高 速 に 動 作 するだけでなく サーバーのメモリ 消 費 も 低 く 抑 えられるため 大 規 模 なサ イトの 管 理 にも 耐 えることが 出 来 ます データベースの 対 応 状 況 他 のCMSでは データベースはMySQLでしか 動 作 しないといった 制 約 がございますが OpenCmsでは 有 償 のデータベースも 含 め ほとんどのデータベースで 動 作 させることができます OpenCms8が 動 作 するデータベースは 以 下 です MySQL 4.1.x, 5.0.x & 5.1.x Postgres7.4.x 以 上 Oracle 9i, 10g & 11g MS SQL Server DB2 v9 AS400 HSQLDB 1.8 Apache Derby Borland Interbase Borland JDataStore Empress Firebird H2 Database Engine Informix Dynamic Server InterSystems Cache Sybase Adaptive Server また OpenCmsでは 画 像 なども 含 め 全 てのコンテンツをDBで 管 理 します その 為 データの 堅 牢 性 は 高 く 障 害 対 策 としても DBのバックアップとリストアを 万 全 にしておくだけで 安 全 性 が 保 たれます 4

1.3 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 3 多 言 語 対 応 OpenCmsは 多 言 語 のサイトの 管 理 をサポートしています また サイト 自 体 の 多 言 語 化 のみならず 管 理 画 面 も10か 国 以 上 の 言 語 が 用 意 されており 各 ユーザー 毎 に 言 語 を 切 り 替 えることが 出 来 るようになっています 静 的 配 信 と 動 的 配 信 また その 混 合 配 信 に 対 応 OpenCmsは 動 的 配 信 にも 静 的 配 信 にも 対 応 しています しかも 動 的 ページと 静 的 ページを 混 在 させて 配 信 することが 可 能 です もし 動 的 配 信 しか 出 来 ないCMS の 場 合 アクセスが 集 中 するとサーバーの 負 荷 が 高 くなり 最 悪 サービスが 停 止 します OpenCmsでは 動 的 にする 必 要 のないページを 静 的 配 信 に 設 定 しておく 事 で そのページのみ 静 的 に 配 信 できます また 一 般 的 に 静 的 配 信 は 静 的 コンテンツの 生 成 に 時 間 がかかるとされていますが これを 解 決 するユ ニークな 仕 組 みをOpenCmsは 持 っています 1. まず ページの 初 回 アクセスでは データベースからデータを 読 み 込 んで 表 示 します ( 動 的 配 信 ) 2. この 時 表 示 したHTMLや 画 像 をファイルとしてサーバー 上 に 保 存 しておきます 3. 2 回 目 以 降 のアクセスでは データベースにアクセスせず そのHTMLを 表 示 させます ( 静 的 配 信 ) この 機 能 により 編 集 する 度 に 長 い 時 間 をかけてHTMLの 生 成 を 待 つ 必 要 がなくなります 勿 論 一 括 で 全 てのHTMLを 生 成 しなおすことも 可 能 です 尚 MovableTypeは 静 的 配 信 をベースに 開 発 されており WordPressは 動 的 配 信 のみとなっております 5

1.4 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 4 高 度 なキャッシュ 機 能 OpenCmsは 高 度 なキャッシュ 機 能 を 保 持 しています キャッシュ 機 能 により 動 的 配 信 のページを 高 速 で 表 示 し サーバーの 負 荷 も 軽 減 させる 事 ができます また ページ 全 体 をキャッシュする 事 も ページ 内 の 特 定 の 部 分 のみキャッシュする 事 もできます さらに サイト 単 位 ページ 単 位 ユーザー 単 位 URL 単 位 リクエストパラメータ 単 位 時 間 単 位 セッション 情 報 単 位 といった 細 かい 単 位 でのキャッシュを 設 定 することが 可 能 です 例 えば 会 員 サイトで さん こんにちは と 表 示 される 個 所 を 単 純 にキャッシュしてしまうと すべての 会 員 ユーザーの 画 面 で 同 じ 名 前 が 表 示 されてしまいますが ユーザー 単 位 でキャッシュする 設 定 にして おけば 各 ユーザー 毎 にキャッシュされ ログインしたユーザーの 名 前 が 正 常 に 表 示 されるようになります また 0 時 でのみ 内 容 が 更 新 されるニュース 欄 があった 場 合 は 0 時 でキャッシュがクリアされるように 時 間 単 位 のキャッシュを 設 定 すれば データベースへの 接 続 は 初 回 の 一 回 で 済 む 上 に 0 時 にはニュー ス 欄 の 内 容 が 更 新 されるようになります アカウント 管 理 とアクセス 権 限 管 理 OpenCmsのアカウント 管 理 は 複 雑 な 構 成 に 耐 えられるように 設 計 されています アクセス 権 限 に 関 しても ページやディレクトリ 単 位 で 細 かく 設 定 することが 可 能 です また アカウントの 数 が 多 い 場 合 CSVによるインポート エクスポート 機 能 を 利 用 する 事 で 一 括 登 録 できるの で 運 用 コストを 抑 えることが 可 能 です 6

1.5 OpenCmsの 主 な 機 能 と 特 徴 5 CSSやJSの 圧 縮 配 信 複 数 画 像 の 結 合 スタイルシートを 記 述 したCSSファイルや JavaScriptを 記 述 したJSファイルなどは 一 つのファイルに 圧 縮 し て 配 信 することができます また 複 数 の 画 像 を1 枚 の 画 像 にして 配 信 する 為 の 機 能 もサポートします これにより ファイルサイズの 縮 小 はもちろん リクエスト 数 を 減 らすことができるので パフォーマンスの 改 善 につながります サイト 訪 問 者 が 圧 縮 したCSSやJSファイルを 受 け 取 れるブラウザかどうかの 判 断 は 自 動 的 に 行 われます SEO 対 策 SEO 対 策 として 重 要 なメタタグの 設 定 が 可 能 です カテゴリ 単 位 だけではなく ページ 単 位 で 設 定 することもできます また OpenCmsで 生 成 されるページは たとえ 動 的 ページであってもURLにパラメータは 付 与 されず 必 ず ~.html で 終 えるURLにする 事 ができます 全 文 検 索 エンジンを 内 蔵 全 文 検 索 エンジンをOpenCms 内 部 に 持 っている 為 HTMLだけでなく PDFやWord Excelなどのバイナリ ファイルも 検 索 することができます さらに 特 定 のディレクトリ 以 下 のインデックスを 作 成 したり PDFファイル のみ 検 索 されるインデックスを 作 成 するなど 細 かな 設 定 が 可 能 です 7

2 OpenCmsの 編 集 公 開 機 能 OpenCmsの 編 集 公 開 機 能 この 章 では CMSの 最 も 重 要 な 機 能 の 一 つである ページ 編 集 と 公 開 の 仕 組 みをご 説 明 いたします 8

2.1 サイトの 二 重 管 理 構 造 について OpenCmsの 大 きな 特 徴 は 1 台 で 編 集 用 のサイトと 配 信 用 のサイトを 二 重 に 管 理 する 点 です 配 信 用 のサイトは 外 部 に 公 開 され 訪 問 者 に 閲 覧 されるサイトです OpenCmsは これと 全 く 同 じサイトを 編 集 用 サイトとして 動 作 させ 管 理 します ページの 編 集 は 編 集 用 サイトにて 行 います 編 集 用 と 配 信 用 のサイトは 完 全 に 分 離 されている 為 編 集 作 業 が 配 信 用 のサイトに 直 接 影 響 を 与 える 事 は 無 く 安 全 です サイト 編 集 者 編 集 用 サイト 配 信 用 サイト サイト 訪 問 者 編 集 サイト 用 データベース 配 信 サイト 用 データベース 9

2.2 コンテンツ 公 開 の 仕 組 み 編 集 して 保 存 したページは 発 行 という 操 作 を 行 うことで 配 信 用 のサイトへ 反 映 されます 承 認 権 限 を 持 ったユーザーだけ 発 行 することが 出 来 るので コンテンツ 登 録 編 集 者 と コンテンツ 承 認 者 を 分 けた 運 用 も 可 能 です コンテンツ 承 認 者 編 集 用 サイト 配 信 用 サイト サイト 訪 問 者 編 集 サイト 用 データベース 反 映 配 信 サイト 用 データベース 10

2.3 編 集 用 サイトの 編 集 ツール 編 集 用 サイトにアクセスすると 本 番 公 開 サイトと 全 く 同 じサイトが 表 示 されます 違 いとして 編 集 用 サイトでは 画 面 の 上 部 にツールバーが 表 示 され ここから 編 集 の 為 の 様 々な 機 能 を 呼 び 出 すことができます また ページ 内 の 編 集 可 能 な 領 域 にもツールバーが 表 示 されます ツールバー ツールバー 11

2.4 編 集 用 サイトの 利 点 このように 実 際 のサイトを 見 ながら 編 集 できるのはOpenCmsの 大 きな 利 点 といえます 登 録 したデータが サイト 上 の 何 処 に どの 様 な 見 栄 えで 表 示 されるのか 公 開 されるまで 全 く 分 からない CMSも 数 多 く 存 在 しますが OpenCmsでは 編 集 用 サイトで 再 現 された 状 態 を 事 前 に 確 認 できます また 登 録 したデータをプレビューで 確 認 できるCMSは 沢 山 ありますが 大 抵 の 場 合 プレビューのリンクは 全 てダミーになっており そのページの 確 認 しかできません しかし OpenCmsでは ページ 間 のリンクが 全 てつながっています 例 えば 登 録 したニュース 情 報 の 詳 細 画 面 をプレビューで 確 認 できるだけでなく トップページへのリンクをク リックして トップページの 新 着 ニュース 一 覧 にどのように 表 示 されているかまで 確 認 できます その 上 編 集 用 サイトは 配 信 用 のサイトと 全 く 同 じ 機 能 を 実 現 しているため 極 端 な 話 サイトがサイト 内 検 索 機 能 を 保 有 しているならば 編 集 サイトでもサイト 内 検 索 を 行 って 先 ほど 登 録 したニュースのページが 検 索 結 果 に 表 示 される 所 まで 確 認 する 事 が 可 能 です さらに タイムワープ 機 能 によって 閲 覧 できる 日 付 を 設 定 することが 出 来 ます 例 えば タイムワープに3 日 後 の 日 付 を 指 定 しておくと 3 日 後 に 公 開 されるページが 表 示 され 3 日 後 に 公 開 期 限 切 れとなるページは 一 覧 からも 表 示 されないサイトを 事 前 にプレビューする 事 が 可 能 です 12

2.5 柔 軟 なテンプレート 機 能 1 OpenCmsの 特 筆 すべき 機 能 として そのテンプレートの 柔 軟 さがあげられます 例 えば 左 にあるスタートページ 欄 を 右 側 の 列 に 移 動 させたいと 思 ったら そのままマウスでドラッグ&ドロップするだけで 移 動 させることができます また テンプレートを 切 り 替 えて 右 列 の 無 い 2 列 だけのページに 変 更 することも 可 能 です 13

2.6 柔 軟 なテンプレート 機 能 2 欄 自 体 を 増 やしたい 場 合 も 操 作 は 非 常 に 簡 単 です ツールバーの 追 加 アイコンから 追 加 したいコンテンツを 選 択 し ドラッグ&ドロップするだけです 下 の 画 面 では ツイッターフィードの 欄 をページの 左 側 に 追 加 しています 14

2.7 ページの 編 集 と 排 他 ロック ページを 編 集 したい 場 合 は 編 集 領 域 に 表 示 されるツールバーの 鉛 筆 アイコンをクリックします すると そのコンテンツに 対 応 した 入 力 フォームがオーバーレイで 表 示 され その 場 で 編 集 できます 一 人 のユーザーが 編 集 中 の 場 合 は 別 のユーザーは 編 集 できないように 排 他 制 御 がかかるので 編 集 中 に 上 書 きされるといった 事 態 は 発 生 しません 尚 コンテンツを 編 集 すると パンくずリストやサイトマップなど 関 連 するページも 自 動 的 に 更 新 されます 15

2.8 公 開 期 間 の 設 定 各 ページごとに 公 開 期 間 を 設 定 することも 可 能 です 公 開 日 や 期 限 日 を 指 定 すると その 期 間 外 では 表 示 されないページにすることができます また 期 限 日 が 近 づくと そのページの 担 当 者 にメールで 通 知 する 機 能 もあります 既 に 公 開 しているページに 対 して 修 正 を 行 った 場 合 その 修 正 を 配 信 サイトに 反 映 するタイミングまでコント ロールすることが 可 能 です その 場 合 は 反 映 する 日 を 発 行 予 定 日 時 にセットします 16

2.9 WYSIWYGエディタとHTMLエディタ 最 近 のほとんどのCMSには WYSIWYG(ウィジウィグ)エディタと 呼 ばれる 機 能 が 備 わっています どのCMSも 同 じものを 使 っている 為 機 能 的 には 変 わりません WYSIWYGエディタでは 以 下 のことが 可 能 です Wordのような 操 作 感 での 編 集 フォントの 色 や 書 式 の 変 更 画 像 の 貼 り 付 け リサイズ 移 動 リンクの 生 成 表 組 の 作 成 絵 文 字 の 入 力 表 組 の 作 成 Wordからそのままの 書 式 で 貼 り 付 け Excelから 表 組 のまま 貼 り 付 け Word 等 が 使 う 不 要 なタグの 除 去 HTMLを 表 示 して 直 接 編 集 OpenCmsでも 同 様 のエディタを 採 用 しており 同 じ 機 能 が 利 用 可 能 ですが OpenCmsでは 更 に 機 能 を 拡 張 し 以 下 のことも 可 能 になっています 英 語 のスペルチェック 多 言 語 の 切 り 替 え 事 前 に 登 録 したHTML 部 品 の 呼 び 出 し ( 例 えば 綺 麗 なデザインの 表 組 のHTMLを 事 前 に 登 録 しておき 呼 び 出 して 本 文 に 張 り 付 ける 等 ) 画 像 のトリミング 単 なるリサイズだけでなく 画 像 のサムネイルも 作 成 編 集 領 域 の 切 り 替 え 17

2.10 入 力 フォームのカスタマイズ 非 常 に 多 機 能 なWYSIWYGエディタですが 実 は 使 いこなすのは 非 常 に 困 難 です エディタの 操 作 性 に 独 特 の 癖 があり 特 定 のブラウザでみるとレイアウトが 崩 れるなど きれいにレイアウトを 組 むには 結 局 HTMLやスタイルシートを 駆 使 することになります WYSIWYGエディタだけ 用 意 して どんなページも 作 成 可 能 です! と 謳 っているCMSがございますが これは 非 常 に 危 険 なアプローチだと 思 われます OpenCmsでは 各 ページのコンテンツに 対 応 した 入 力 フォームを 自 由 に 作 成 することができます OpenCmsは この 為 にXML 技 術 をベースに 開 発 されており データベースのテーブル 定 義 を 変 更 しなくても 設 定 ファイルを 用 意 すれば 様 々な 種 類 の 入 力 フォームを 用 意 することが 可 能 になっています イベント 情 報 の 入 力 フォーム( 例 ) 多 言 語 切 り 替 え タブで 入 力 フォームを 分 類 する 事 で 編 集 内 容 を 分 かり 易 くします イベント 情 報 独 自 の 入 力 項 目 追 加 ユーザーに 分 かり 易 いように 入 力 項 目 の 説 明 を 表 示 します 18

2.11 コンテンツの 更 新 履 歴 OpenCmsでページを 編 集 すると いつ 誰 によって 編 集 され 発 行 されたのはいつかの 履 歴 が 残 ります 履 歴 はHTMLページだけでなく 画 像 やPDF Word 等 のバイナリデータの 履 歴 も 残 されます 履 歴 一 覧 画 面 から 過 去 のバージョンのコンテンツを 確 認 する 事 が 可 能 です 必 要 であれば 過 去 のバージョンに 戻 すこともできます 19

2.12 コンテンツの 差 分 比 較 更 新 履 歴 の 一 覧 画 面 では 異 なる 二 つのバージョンの 差 分 を 抽 出 し 比 較 することが 可 能 です ファイルサイズや 最 終 更 新 日 などのファイルの 属 性 の 変 化 だけでなく どの 入 力 欄 が どのように 変 更 された かも 一 目 でわかります 記 事 本 文 などの 長 い 文 章 も 以 下 のように 色 分 けされて 差 分 を 表 示 する 事 ができます 20

2.13 ファイルアップロード OpenCmsの 優 れた 編 集 機 能 の 一 つであるファイルのアップロードツールをご 紹 介 いたします 大 量 にあるファイルを 1つ1つアップロードするのは 大 変 です しかし OpenCmsでは ブラウザにファイルを ドラッグ&ドロップすれば 複 数 のファイルを 一 度 にアップロードすることができます また 大 量 のファイルをZIPに 圧 縮 してアップロードした 場 合 解 凍 するかどうかを 選 択 できます 解 凍 する にした 場 合 アップロード 後 サーバー 上 でZIPファイルを 解 凍 し 個 々のファイルを 登 録 します この 時 ディレクトリ 階 層 もそのまま 再 現 して 登 録 されます この 機 能 を 使 うと 大 量 のコンテンツでも 非 常 に 高 速 でアップロードすることが 可 能 です その 他 既 に 同 名 のファイルがサーバー 上 にアップされていた 場 合 上 書 きするファイルをチェックボックスで 選 択 できる 機 能 も 備 わっています 21

2.14 コンテンツの 発 行 ( 本 番 サイトへ 反 映 ) 編 集 が 一 通 り 終 了 し 本 番 サイトへ 反 映 したいときは 発 行 ボタンをクリックします すると まだ 発 行 されていない 編 集 済 みページの 一 覧 が 表 示 されます 発 行 するページのチェックボックスをチェックし 右 下 の 発 行 ボタンをクリックして 下 さい 正 常 に 発 行 が 完 了 すると 本 番 公 開 用 のサイトに 変 更 が 反 映 されます 尚 編 集 したページの 影 響 で 発 行 しないといけない 別 のページが 存 在 する 場 合 があります その 場 合 は 下 の 素 晴 らしき 花 の 世 界 ページのように 階 層 構 造 で 表 示 されます 発 行 権 限 はユーザー 単 位 で 付 与 できます よって 編 集 者 と 承 認 者 を 分 けるような 運 用 も 可 能 です 22

2.15 リンク 切 れチェック OpenCmsにはリンク 切 れチェック 機 能 が 備 わっており 発 行 する 前 にリンク 切 れが 見 つかった 場 合 は 警 告 が 表 示 されます 23

3 OpenCmsのアカウント 管 理 機 能 OpenCmsのアカウント 管 理 機 能 この 章 では OpenCmsがどのような 仕 組 みでアカウントを 管 理 しているのかご 説 明 いたします 24

3.1 ユーザーとグループ CMSの 強 力 な アカウント 管 理 機 能 とアクセス 権 限 管 理 機 能 について 説 明 いたします まず OpenCmsのアカウントの 一 人 一 人 は ユーザー という 単 位 で 登 録 されます そして それぞれのユーザーは グループ という 単 位 でまとめることが 可 能 です 一 人 のユーザーは 複 数 のグループに 所 属 することが 可 能 です ( 下 の 図 の 場 合 ユーザーBはグループ1とグループ2の 両 方 に 所 属 しています ) 尚 作 成 できるユーザーやグループの 数 に 制 限 はありません グループ1 グループ2 ユーザーA ユーザーB ユーザーC 25

3.2 アクセス 権 限 OpenCmsは 各 ページに 対 して ユーザーまたはグループ 単 位 でアクセス 権 限 を 設 定 できます 設 定 できるアクセス 権 限 は 読 み 込 み 表 示 直 接 発 行 コントロール 書 き 込 み 責 任 者 の6 つです 例 えば 読 み 込 み 権 限 を 許 可 して 書 き 込 み 権 限 を 拒 否 に 設 定 すると そのユーザーは プレ ビューを 表 示 することはできますが 内 容 の 変 更 が 出 来 なくなります グループ 単 位 でアクセス 権 限 を 設 定 すれば 複 数 のユーザーのアクセス 権 限 を 一 度 にコントロールできるだけ でなく グループにユーザーを 所 属 させたり 外 したりするだけでアクセス 権 限 を 変 更 できるので 上 手 く 使 えば 運 用 コストがかなり 軽 減 されます また アクセス 権 限 の 設 定 は ページ 単 位 だけでなく URLでいう 所 のディレクトリに 対 しても 設 定 可 能 です ディレクトリに 対 して 設 定 した 場 合 は そのディレクトリより 下 の 全 てのページで 権 限 設 定 が 有 効 になります これにより 非 常 に 細 かなアクセス 権 限 管 理 が 可 能 となります 26

3.3 グループの 階 層 構 造 グループ1 グループ3 グループ4 グループ5 また グループは 階 層 構 造 を 持 つことが 可 能 です 一 つのグループは 一 つの 親 のグループを 持 つことができます 右 の 図 では グループ4とグループ5は グループ3を 親 グルー プとしています 親 グループに 所 属 しているユーザーは その 子 グループにも 自 動 的 に 所 属 している 事 になります この 機 能 は アクセス 権 限 管 理 の 表 現 力 も 広 げてくれます より 柔 軟 な 権 限 管 理 が 可 能 になります 27

3.4 ロール OpenCmsのアカウントにはロールという 概 念 も 存 在 します これは ユーザーが 利 用 できる 機 能 をコントロールするためのものです 例 えば アカウントマネージャー を 付 与 されたユーザーは アカウントの 管 理 ができるようになります ロール 自 体 も 依 存 関 係 を 持 っており 例 えば テンプレート 開 発 者 を 付 与 すると ワークプレースユーザー も 自 動 的 に 付 与 されます 28

3.5 組 織 ユニット OpenCmsのアカウント 管 理 には 最 上 位 の 概 念 として 組 織 ユニット が 存 在 します 組 織 ユニットを 使 用 することにより アカウント 管 理 業 務 の 一 部 を 委 譲 することができます 例 えば 本 部 で 全 ての 事 業 所 のアカウントを 管 理 するとなると 大 変 な 作 業 になります 各 事 業 所 ごとにアカウントの 管 理 者 を 任 命 しておき その 事 業 所 内 のアカウント 管 理 はその 担 当 者 に 任 せる 事 ができれば 本 部 のアカウント 管 理 業 務 を 分 担 することができるはずです 組 織 ユニットを 作 成 すれば その 組 織 ユニット 内 でのアカウント 管 理 権 限 を 任 せることが 可 能 です 組 織 ユニットのアカウント 管 理 者 は その 組 織 内 であれば 自 由 にアカウントをコントロールできますが 他 の 組 織 のアカウントを 操 作 することは 一 切 できません 事 業 部 の 数 だけ 組 織 ユニットを 作 成 すれば 安 全 にアカウント 管 理 業 務 を 分 担 することができます また 通 常 別 のアカウントを 同 じユーザーIDで 登 録 することはできませんが OpenCmsの 場 合 組 織 ユニットが 違 えば 同 じユーザーIDを 使 用 することができます (この 場 合 ログイン 時 に ユーザーIDとパスワードのほかに 所 属 組 織 も 選 択 する 事 になります ) この 機 能 は OpenCmsをASPサービスとして 提 供 する 事 も 可 能 にします ルート 組 織 ユニット ユーザー,グループ,ロール 組 織 ユニットA 組 織 ユニットB ユーザー,グループ,ロール ユーザー,グループ,ロール 尚 組 織 ユニット 自 体 も 階 層 構 造 を 持 つことが 可 能 です 組 織 ユニットC ユーザー,グループ,ロール 組 織 ユニットD ユーザー,グループ,ロール 29

4 OpenCmsのワークプレース OpenCmsのワークプレース この 章 では OpenCmsの 根 幹 となるツール 主 にエクスプローラー ビューについてご 説 明 します 30

4.1 エクスプローラー ビュー 次 に OpenCmsの 大 きな 特 徴 の 一 つである エクスプローラー ビューについて 説 明 いたします エクスプローラー ビューを 表 示 すると OpenCmsに 登 録 されているコンテンツが Windowsのエクスプローラーとそっくりな 画 面 で 表 示 されます 31

4.2 エクスプローラー ビューの 操 作 性 エクスプローラー ビューでは OpenCmsに 登 録 されたコンテンツを ファイルやフォルダ 単 位 で 操 作 すること が 出 来 ます 以 下 のように ファイルやフォルダに 対 して 内 容 の 編 集 や コピー ファイル 名 の 変 更 移 動 削 除 などを 行 うことが 可 能 で ファイルを 操 作 する 感 覚 で サイトを 管 理 する 事 ができます ユーザーは サイトのプレビューから 直 観 的 にページを 編 集 する 方 法 と エクスプローラー ビューで ファイルを 操 作 するように 編 集 する 方 法 の 好 きなやり 方 でサイトを 管 理 することが 出 来 ます これは 一 部 の 人 にとっては 非 常 に 分 かり 易 いツールです 例 えば ウェブ 制 作 会 社 のデザイナーは 普 段 FTP 等 でコンテンツの 更 新 作 業 を 行 う 事 が 多 いため このようなインターフェースに 慣 れています FTPと 同 じ 手 順 でコンテンツを 登 録 できると CMSが 導 入 された 事 によって 戸 惑 う 事 も 少 なくなるでしょう 32

4.3 静 的 なコンテンツの 管 理 また このツールの 導 入 によって 静 的 ページの 管 理 も 柔 軟 に 対 応 できるようになります 通 常 CMSを 導 入 すると 定 型 的 なレイアウトに 縛 られ 似 たようなページしか 作 成 できなくなります これはCMSのメリットでもあるのですが しかし キャンペーンや 特 集 ページなど 定 型 的 なレイアウトに 縛 ら れない 自 由 で 斬 新 なデザインのページを 作 成 したい 場 合 があるはずです OpenCmsの 場 合 そういったページでも そのhtmlやcss JavaScript 画 像 を エクスプローラ ビューから 一 式 アップロードすれば Webサーバーにデプロイされます また 公 開 期 間 を 設 定 したり 事 前 プレビュー 時 限 タイマー 公 開 履 歴 管 理 &ロールバック ロックによる 排 他 制 御 全 文 検 索 エンジンへのインデックス 化 など 他 の 動 的 ページと 同 様 にOpenCmsの 機 能 をそのまま 活 用 することが 出 来 ます 33

4.4 FTPの 運 用 を 超 える 運 用 このようにFTPに 近 い 運 用 が 可 能 なエクスプローラー ビューですが 単 なるファイル 管 理 ではない 点 で FTP 以 上 の 機 能 を 持 っています 例 えば 通 常 ファイルをフォルダごと 移 動 させると たくさんのリンク 切 れが 発 生 するはずですが OpenCmsの エクスプローラ ビューの 場 合 フォルダを 移 動 させても リンク 元 ページのリンクが 自 動 的 に 修 正 され リンク 切 れにはなりません ( 1) また 公 開 日 や 期 限 日 など FTPのファイル 管 理 では 設 定 できない 属 性 も 指 定 することができます 他 にも アクセス 権 限 管 理 や 履 歴 管 理 も 利 用 できますし 全 文 検 索 エンジンのインデックスも 自 動 的 に 更 新 さ れます 静 的 なHTMLをアップロードすると OpenCmsのテンプレートを 適 用 し 動 的 なページに 変 換 する 事 も 可 能 です 何 故 このような 機 能 が 利 用 可 能 なのか 実 は エクスプローラー ビューを 見 ると 登 録 されたコンテンツがファイルで 管 理 されているように 錯 覚 します が 実 際 のデータは 全 てデータベースの 中 に 存 在 しており ファイルでは 管 理 されていません エクスプローラー ビューとは データベースの 中 のデータが 公 開 されたサイトではどのように 見 えるかを 仮 想 的 に 再 現 して 表 示 するツールなのです そのような 仕 組 みの 為 ファイルでは 管 理 できない 属 性 や 機 能 を 付 与 する 事 が 可 能 となっています 1 ただし リンク 元 のページが 静 的 なhtmlで 登 録 されている 場 合 は 修 正 されず リンク 切 れとなります 34

4.5 WebDAV 機 能 との 併 用 OpenCmsはWebDAVにも 対 応 しております この 機 能 を 利 用 すると OpenCmsのコンテンツを 共 有 フォルダのように 扱 うことが 可 能 になります ドラッグ&ドロップで OpenCmsへ 登 録 する 事 も 逆 に OpenCmsのファイルをフォルダごと 一 括 で ダウンロードすることも 可 能 です OpenCms 内 の コンテンツ ローカルマシン 上 のファイル 35

5 OpenCmsのサーバー 構 成 OpenCmsのサーバー 構 成 この 章 ではOpenCmsのサーバー 構 成 のいくつかをご 紹 介 します 36

5.1 最 小 構 成 1 台 のサーバーにOpenCmsやデータベースなど 全 てのものをのせる 構 成 です ページの 編 集 を 行 う 人 も サイトを 閲 覧 する 人 も 同 じサーバーにアクセスする 事 になる 為 サーバーが1 台 で 済 む 代 わりに そのサーバーにかかる 負 荷 も 高 くなります サイトへのアクセスが 多 くなく サイトの 更 新 も 頻 繁 でない 場 合 そして サービスの 停 止 が 許 容 できる 場 合 はこの 構 成 で 十 分 です サーバー OpenCms 編 集 配 信 データベース 37

5.2 データベースサーバー 分 離 構 成 OpenCmsのサーバーとデータベースサーバーを 分 ける 構 成 です 処 理 の 分 散 を 図 り パフォーマンスを 向 上 させることと データベースサーバーをイントラネットの 中 に 設 置 し よりセキュアな 環 境 を 構 築 できます サーバー 編 集 OpenCms 編 集 配 信 閲 覧 サーバー データベース 38

5.3 編 集 配 信 サーバー 分 離 構 成 これは 編 集 用 のサーバーと 配 信 用 のサーバーを 分 離 する 方 式 です これにより 負 荷 を 分 散 することが 出 来 る 上 編 集 サーバーがダウンしたとしても 配 信 サイトが 停 止 することはありません また 編 集 用 のサーバーをイントラネット 内 に 置 くことも 可 能 で よりセキュアな 環 境 を 構 築 できます データベースサーバーで 定 期 的 にバックアップを 取 り 編 集 用 サーバーバックアップのコピーを 送 る 運 用 も よく 行 われます 勿 論 編 集 用 サーバーとデータベースサーバーを1 台 にまとめるケースもあります サーバー サーバー サーバー OpenCms 編 集 用 データベース OpenCms 配 信 用 39

5.4 配 信 サーバー 冗 長 化 構 成 配 信 用 のサーバーを 冗 長 化 する 構 成 です サイトへのアクセス 負 荷 を 複 数 台 の 配 信 サーバーで 分 散 出 来 る 上 全 ての 配 信 サーバーが 同 時 にダウンしない 限 り サービスが 停 止 することはありません また プログラムの 置 き 換 え 時 も 一 台 ずつ 止 めて 反 映 を 行 えるので サービスを 止 めずにシステムメンテナ ンスが 可 能 です ただし 配 信 サーバーを 負 荷 分 散 するためのロードバランサーを 導 入 する 必 要 があります 編 集 サーバー OpenCms 編 集 用 サーバー OpenCms 配 信 用 閲 覧 サーバー サーバー データベース OpenCms 配 信 用 40

5.5 データベースサーバー 冗 長 化 構 成 配 信 サーバーを 冗 長 化 しても データベースサーバーが 停 止 すれば 全 てが 止 まってしまいます その 場 合 は データベースサーバーを 冗 長 化 し 1 台 が 停 止 したら 自 動 的 に2 台 目 に 切 り 替 わるようにします 編 集 サーバー OpenCms 編 集 用 サーバー OpenCms 配 信 用 閲 覧 サーバー サーバー サーバー データベース データベース OpenCms 配 信 用 41

5.6 編 集 サーバー 冗 長 化 構 成 編 集 サーバーを 冗 長 化 する 場 合 もあります 例 えば サイトの 更 新 を たくさんのWEB 制 作 会 社 に 委 託 してお り 社 外 から 頻 繁 に 編 集 サーバーにアクセスがある 場 合 は 編 集 サーバーを 強 化 しておく 必 要 があります ただし デフォルトのOpenCmsでは 編 集 サーバーを 冗 長 化 する 事 は 出 来 ません 別 途 有 料 のクラスタ モジュールを 導 入 する 必 要 があり 毎 年 のランニングコストも 発 生 します サーバー OpenCms 編 集 用 サーバー OpenCms 編 集 用 編 集 サーバー データベース サーバー OpenCms 配 信 用 閲 覧 42

6 OpenCmsのシステム 要 件 最 後 に OpenCmsver8のシステム 要 件 を 記 載 させていただきます OS Windows XP, NT, 2000 Linux Solaris J2EEアプリケーションサーバーが 動 作 すれば 上 記 以 外 でも 動 作 する 可 能 性 あり データベース MySQL 4.1.x, 5.0.x & 5.1.x Postgres7.4.x 以 上 Oracle 9i, 10g & 11g MS SQL Server DB2 v9 AS400 HSQLDB 1.8 Apache Derby Borland Interbase Borland JDataStore Empress Firebird H2 Database Engine Informix Dynamic Server InterSystems Cache Sybase Adaptive Server Java 2 SDK アプリケーションサーバー 1.5 以 上 Tomcat 5 以 上 上 記 以 外 でも 動 作 する 可 能 性 あり ハードウェア 利 用 ユーザー 数 やサイト 規 模 により 検 討 が 必 要 ライセンス LGPL 公 式 モジュールでも いくつかのものはGPLが 存 在 します 43