第 3 章 給 付 45 第 1 節 裁 定 等 46 1 給 付 の 種 類 46 2 裁 定 46 3 年 金 の 支 給 期 間 と 支 払 期 月 47 第 2 節 老 齢 基 礎 年 金 49 1 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 49 2 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額



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(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

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む )の 規 定 は 同 令 第 二 百 六 十 三 条 第 一 項 に 規 定 する 申 告 書 と 併 せて 提 出 する 復 興 特 別 所 得 税 申 告 書 について 準 用 する 2 法 第 十 七 条 第 一 項 第 三 号 に 規 定 する 政 令 で 定 める 金 額 は 所 得

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(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

( 支 給 制 限 ) 第 4 条 市 長 は 前 条 の 規 定 にかかわらず 給 対 象 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するとき は 給 金 を 支 給 しないものとする (1) 年 額 405,696 円 以 上 の 公 的 年 金 等 を 受 給 しているとき (2) 生 活

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(6) 31 年 以 上 の 期 間 については 1 年 につき100 分 の120 2 前 項 に 規 定 する 者 のうち 負 傷 若 しくは 病 気 ( 以 下 傷 病 という 傷 病 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 128 号 ) 第 81 条

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賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

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(4) 勤 続 20 年 を 超 え 30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき 100 分 の 200 (5) 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき 100 分 の 100 ( 退 職 手 当 の 調 整 額 ) 第 5 条 の3 退 職 手

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となるため 退 職 をし かつ 引 き 続 き 国 家 公 務 員 等 として 在 職 (その 者 が 更 に 引 き 続 き 当 該 国 家 公 務 員 以 外 の 他 の 国 等 の 機 関 に 係 る 国 家 公 務 員 等 として 在 職 した 場 合 を 含 む )した 後 引 き 続 い

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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口


該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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1

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(3) 勤 続 期 間 が 10 年 以 上 であって 定 年 により 退 職 したとき (4) 勤 続 期 間 が 15 年 以 上 であって 職 務 上 特 に 功 労 があった 者 が 退 職 したとき (5) 前 各 号 に 準 ずる 理 由 により 増 額 する 必 要 があると 理 事

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

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第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

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Transcription:

国 民 年 金 法 目 次 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 1 1 目 的 2 2 管 掌 等 2 3 権 限 の 委 任 等 3 4 用 語 の 定 義 4 5 被 保 険 者 7 6 資 格 の 取 得 12 7 資 格 の 喪 失 14 8 被 保 険 者 期 間 の 計 算 と 種 別 の 変 更 16 9 国 民 年 金 原 簿 等 18 第 2 章 費 用 21 1 国 庫 負 担 22 2 基 礎 年 金 拠 出 金 24 3 保 険 料 の 納 付 等 25 4 保 険 料 の 前 納 29 5 保 険 料 の 免 除 30 6 保 険 料 の 追 納 38 7 後 納 保 険 料 の 納 付 40 8 保 険 料 の 徴 収 等 41 (3)

第 3 章 給 付 45 第 1 節 裁 定 等 46 1 給 付 の 種 類 46 2 裁 定 46 3 年 金 の 支 給 期 間 と 支 払 期 月 47 第 2 節 老 齢 基 礎 年 金 49 1 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 49 2 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 59 3 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 65 4 老 齢 基 礎 年 金 の 失 権 70 第 3 節 障 害 基 礎 年 金 71 1 障 害 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 71 2 併 合 認 定 ( 併 給 の 調 整 ) 78 3 障 害 基 礎 年 金 の 年 金 額 と 加 算 額 78 4 障 害 基 礎 年 金 の 年 金 額 の 改 定 80 5 障 害 基 礎 年 金 の 支 給 停 止 82 6 障 害 基 礎 年 金 の 失 権 84 第 4 節 遺 族 基 礎 年 金 86 1 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 86 2 遺 族 の 範 囲 87 3 遺 族 基 礎 年 金 の 年 金 額 と 加 算 額 89 4 遺 族 基 礎 年 金 の 年 金 額 の 改 定 90 5 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 停 止 91 6 遺 族 基 礎 年 金 の 失 権 93 (4)

第 5 節 その 他 の 給 付 94 1 付 加 年 金 94 2 寡 婦 年 金 95 3 死 亡 一 時 金 98 4 脱 退 一 時 金 101 第 4 章 給 付 の 通 則 107 1 国 民 年 金 事 業 の 財 政 108 2 年 金 額 の 改 定 109 3 端 数 処 理 111 4 未 支 給 年 金 112 5 併 給 の 調 整 113 6 時 効 116 第 5 章 国 民 年 金 基 金 等 119 1 国 民 年 金 基 金 120 2 国 民 年 金 基 金 連 合 会 125 (5)

本 テキスト 中 の 法 令 略 令 一 覧 法 国 民 年 金 法 法 附 則 国 民 年 金 法 附 則 (60) 法 附 則 昭 和 60 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 ( 元 ) 法 附 則 平 成 元 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 ( 6 ) 法 附 則 平 成 6 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 (16) 法 附 則 平 成 16 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 (23) 法 附 則 平 成 23 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 (24) 法 附 則 平 成 24 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 (25) 法 附 則 平 成 25 年 改 正 国 民 年 金 法 附 則 令 国 民 年 金 法 施 行 令 改 定 率 改 定 令 国 民 年 金 法 による 改 定 率 の 改 定 等 に 関 する 政 令 則 国 民 年 金 法 施 行 規 則 厚 年 法 厚 生 年 金 保 険 法 厚 年 令 厚 生 年 金 保 険 法 施 行 令 措 置 令 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 の 施 行 に 伴 う 経 過 措 置 に 関 す る 政 令 基 金 令 国 民 年 金 基 金 令 労 基 法 労 働 基 準 法 (6)

第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者

法 1 条 法 2 条 1 目 的 国 民 年 金 制 度 は 日 本 国 憲 法 第 25 条 第 2 項 に 規 定 する 理 念 に 基 き 老 齢 障 害 又 は 死 亡 によって 国 民 生 活 の 安 定 がそこなわれ ることを 国 民 の 共 同 連 帯 によって 防 止 し もって 健 全 な 国 民 生 活 の 維 持 及 び 向 上 に 寄 与 することを 目 的 とする 国 民 年 金 は 上 記 法 第 1 条 の 目 的 を 達 成 するため 国 民 の 老 齢 障 害 又 は 死 亡 に 関 して 必 要 な 給 付 を 行 うものとする 法 3 条 1 項 法 3 条 2 項 法 3 条 3 項 2 管 掌 等 1 管 掌 及 び 事 務 の 実 施 ⑴ 国 民 年 金 事 業 は 政 府 が 管 掌 する ⑵ 国 民 年 金 事 業 の 事 務 の 一 部 は 政 令 の 定 めるところにより 法 律 によって 組 織 された 共 済 組 合 ( 以 下 共 済 組 合 という ) 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 全 国 市 町 村 職 員 共 済 組 合 連 合 会 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 又 は 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 ( 以 下 共 済 組 合 等 という )に 行 わせることができる ⑶ 国 民 年 金 事 業 の 事 務 の 一 部 は 政 令 の 定 めるところにより 市 町 村 長 ( 特 別 区 の 区 長 を 含 む 以 下 同 じ )が 行 うこととす ることができる 令 1 条 の2 例 えば 任 意 加 入 被 保 険 者 の 資 格 取 得 及 び 喪 失 の 申 出 の 受 理 並 びにその 申 出 に 係 る 事 実 についての 審 査 第 1 号 被 保 険 者 であった 期 間 のみを 有 する 者 に 支 給 される 老 齢 基 礎 年 金 寡 婦 年 金 死 亡 一 時 金 など 一 定 の 給 付 を 受 ける 権 利 の 裁 定 請 求 の 受 理 及 びその 請 求 に 係 る 事 実 についての 審 査 など 各 種 届 出 申 請 等 の 受 理 審 査 に 関 する 事 務 を 市 町 村 長 が 担 当 し ている 2 2 日 本 年 金 機 構 日 本 年 金 機 構 ( 以 下 機 構 という )は 従 来 の 社 会 保 険 庁 の 廃 止 に 伴 い 設 立 された 非 公 務 員 型 の 公 法 人 であり 国 民 年 金 制 度 における 厚 生 労 働 大 臣 の 権 限 に 係 る 一 連 の 運 営 業 務 を 行 うことと されている

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 3 権 限 の 委 任 等 1 機 構 への 委 任 等 ⑴ 機 構 への 厚 生 労 働 大 臣 の 権 限 に 係 る 事 務 の 委 任 厚 生 労 働 大 臣 の 権 限 に 係 る 事 務 ( 前 記 2 1⑵ ⑶により 共 済 組 合 等 市 町 村 長 が 行 うこととされたものを 除 く )については その 一 部 を 機 構 に 行 わせるものとされている ⑵ 機 構 への 事 務 の 委 託 厚 生 労 働 大 臣 は 国 民 年 金 制 度 における 事 務 ( 前 記 2 1 ⑵ ⑶により 共 済 組 合 等 市 町 村 長 が 行 うこととされたものを 除 く ) については その 一 部 を 機 構 に 行 わせるものとされている 法 109 条 の 4, 1 項 法 109 条 の10, 1 項 2 地 方 厚 生 局 長 等 への 権 限 の 委 任 ⑴ 地 方 厚 生 局 長 等 への 権 限 の 委 任 国 民 年 金 法 に 規 定 する 厚 生 労 働 大 臣 の 権 限 ( 次 の⑵の 権 限 等 一 部 の 権 限 を 除 く )は 地 方 厚 生 局 長 に 委 任 することができる また これにより 地 方 厚 生 局 長 に 委 任 された 権 限 は 地 方 厚 生 支 局 長 に 委 任 することができる 法 109 条 の 9, 1 項 法 109 条 の 9, 2 項 3

法 142 条 の 2, 1 項 法 142 条 の 2, 2 項 ⑵ 国 民 年 金 基 金 に 係 る 権 限 の 委 任 厚 生 労 働 大 臣 の 権 限 のうち 国 民 年 金 基 金 に 係 るものは 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより その 一 部 を 地 方 厚 生 局 長 に 委 任 す ることができる また これにより 地 方 厚 生 局 長 に 委 任 された 権 限 は 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 地 方 厚 生 支 局 長 に 委 任 することが できる 法 5 条 8 項 4 用 語 の 定 義 1 政 府 及 び 実 施 機 関 国 民 年 金 法 において 政 府 及 び 実 施 機 関 とは 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 者 たる 政 府 及 び 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 をいう 法 5 条 9 項 図 表 1 1 政 府 及 び 実 施 機 関 2 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 国 民 年 金 法 において 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 とは 次 に 掲 げるものをいう ⑴ 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 ⑵ 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 ⑶ 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 日 本 私 立 学 校 振 興 共 済 事 業 団 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 者 たる 政 府 政 府 及 び 実 施 機 関 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 機 関 たる 日 本 私 立 学 校 振 共 済 事 業 4

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 3 保 険 料 納 付 済 期 間 国 民 年 金 法 において 保 険 料 納 付 済 期 間 とは 次 の⑴ ⑶ の 期 間 を 合 算 した 期 間 をいう ⑴ 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 のうち 保 険 料 を 納 付 した 期 間 1 法 第 96 条 ( 督 促 及 び 滞 納 処 分 * )の 規 定 により 徴 収 された 保 険 料 を 含 む 2 法 第 90 条 の2 第 1 項 第 3 項 (4 分 の3 免 除 半 額 免 除 4 分 の1 免 除 ) の 規 定 によりその 一 部 の 額 につき 納 付 することを 要 しないものとさ れた 保 険 料 につきその 残 余 の 額 が 納 付 又 は 徴 収 されたものを 除 く 法 5 条 1 項 *P.41 参 照 例 えば 第 1 号 被 保 険 者 が 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 について 免 除 さ れる 額 以 外 の 残 りの 額 ( 4 分 の 1 の 部 分 )の 保 険 料 を 納 付 した 期 間 は 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 保 険 料 を 納 付 した 期 間 ではあるが 保 険 料 納 付 済 期 間 には 含 まれず 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 とされる ⑵ 第 2 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 ⑶ 第 3 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 4 保 険 料 免 除 期 間 国 民 年 金 法 において 保 険 料 免 除 期 間 とは 保 険 料 全 額 免 除 期 間 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 保 険 料 半 額 免 除 期 間 及 び 保 険 料 4 分 の 1 免 除 期 間 を 合 算 した 期 間 をいう ⑴ 保 険 料 全 額 免 除 期 間 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 であって 法 第 89 条 第 1 項 ( 法 定 免 除 ) 第 90 条 第 1 項 ( 全 額 免 除 ) 第 90 条 の 3 第 1 項 ( 学 生 納 付 特 例 ) (16) 法 附 則 第 19 条 第 1 項 及 び 2 項 ( 若 年 者 納 付 猶 予 ) 又 は(26) 法 附 則 第 14 条 第 1 項 (50 歳 未 満 納 付 猶 予 )の 規 定 により 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 に 係 るもの を 合 算 した 期 間 をいう ⑵ 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 であって 法 第 90 条 の 2 第 1 項 ( 4 分 の 3 免 除 )の 規 定 によりその 4 分 の 3 の 額 につき 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 ( 納 付 することを 要 しな 法 5 条 2 項 * 保 険 料 の 免 除 は 第 2 章 5(P.30 ) で 学 習 する 法 5 条 3 項 (16) 法 附 則 19 条 4 項 (26) 法 附 則 14 条 3 項 法 5 条 4 項 5

法 5 条 5 項 法 5 条 6 項 いものとされた 4 分 の 3 の 額 以 外 の 4 分 の 1 の 額 につき 納 付 され たものに 限 る )に 係 るもの を 合 算 した 期 間 をいう ⑶ 保 険 料 半 額 免 除 期 間 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 であって 法 第 90 条 の 2 第 2 項 ( 半 額 免 除 )の 規 定 によりその 半 額 につき 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 ( 納 付 することを 要 しないものとされ た 半 額 以 外 の 半 額 につき 納 付 されたものに 限 る )に 係 るもの を 合 算 した 期 間 をいう ⑷ 保 険 料 4 分 の 1 免 除 期 間 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 であって 法 第 90 条 の 2 第 3 項 ( 4 分 の 1 免 除 )の 規 定 によりその 4 分 の 1 の 額 につき 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 ( 納 付 することを 要 しな いものとされた 4 分 の 1 の 額 以 外 の 4 分 の 3 の 額 につき 納 付 され たものに 限 る )に 係 るもの を 合 算 した 期 間 をいう * 保 険 料 の 追 納 は 第 ⑴ ⑷いずれも 法 第 94 条 第 4 項 ( 保 険 料 の 追 納 * )の 規 定 により 納 付 2 章 6(P.38 ) で 学 されたものとみなされた 保 険 料 に 係 る 期 間 を 除 く 習 する 図 表 1 2 保 険 料 免 除 期 間 法 定 免 除 保 険 料 免 除 期 間 保 険 料 全 額 免 除 期 間 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 保 険 料 半 額 免 除 期 間 全 額 免 除 学 生 納 付 特 例 若 年 者 納 付 猶 予 50 歳 未 満 納 付 猶 予 保 険 料 4 分 の 1 免 除 期 間 法 5 条 7 項 5 配 偶 者 夫 及 び 妻 国 民 年 金 法 において 配 偶 者 夫 及 び 妻 には 婚 姻 の 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 むものとする 6

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 5 被 保 険 者 国 民 年 金 の 被 保 険 者 は 法 律 上 当 然 に( 強 制 的 に) 被 保 険 者 と なる 強 制 加 入 被 保 険 者 と 強 制 加 入 被 保 険 者 に 該 当 しない 一 定 の 者 からの 任 意 の 申 出 により 被 保 険 者 となる 任 意 加 入 被 保 険 者 に 分 け られる 具 体 的 な 種 類 は 図 表 1 3 の 通 りである 図 表 1 3 被 保 険 者 の 種 類 1 強 制 加 入 被 保 険 者 国 民 年 金 の 強 制 加 入 被 保 険 者 は 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 の 3 種 類 に 分 けられる ⑴ 第 1 号 被 保 険 者 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 であって 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 のいずれにも 該 当 しないもの( 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができる 者 を 除 く ) 法 7 条 1 項 1 号 第 1 号 被 保 険 者 となるためには 国 内 居 住 要 件 と 年 齢 要 件 (20 歳 以 上 60 歳 未 満 )を 満 たすことが 必 要 である ⑵ 第 2 号 被 保 険 者 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 ただし 65 歳 以 上 の 者 にあっては 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 その 他 の 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 事 由 とする 年 金 たる 給 付 であっ て 政 令 で 定 める 給 付 の 受 給 権 を 有 しない 被 保 険 者 に 限 る 法 7 条 1 項 2 号 法 附 則 3 条 厚 年 法 附 則 4 条 の 3, 1 項 厚 年 令 5 条 7

厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 は 国 民 年 金 の 第 2 号 被 保 険 者 とされ 厚 生 年 金 保 険 制 度 と 併 せて 2 つの 年 金 制 度 に 加 入 することになる また 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 については 民 間 被 用 者 等 である 被 保 険 者 であるか 公 務 員 等 である 被 保 険 者 であるかを 区 別 するための 厚 生 年 金 保 険 におけ る 種 別 が 次 の 通 り 設 けられている 第 1 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 2 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 3 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 4 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 下 記 以 外 の 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 国 家 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 たる 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 地 方 公 務 員 共 済 組 合 の 組 合 員 たる 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 私 立 学 校 教 職 員 共 済 制 度 の 加 入 者 たる 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 は 国 内 居 住 要 件 は 問 われない 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 は 20 歳 未 満 又 は60 歳 以 上 であっても 第 2 号 被 保 険 者 となるが 65 歳 以 上 の 老 齢 厚 生 年 金 等 の 受 給 権 者 は 第 2 号 被 保 険 者 から 除 かれ る 法 7 条 1 項 3 号 ⑶ 第 3 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 の 配 偶 者 であって 主 として 第 2 号 被 保 険 者 の 収 入 により 生 計 を 維 持 するもの( 第 2 号 被 保 険 者 である 者 を 除 く 以 下 被 扶 養 配 偶 者 という )のうち20 歳 以 上 60 歳 未 満 のもの 法 7 条 2 項 令 4 条 被 扶 養 配 偶 者 の 認 定 は 健 康 保 険 法 等 における 被 扶 養 者 の 認 定 の 取 扱 いを 勘 案 して 機 構 が 行 う 第 2 号 被 保 険 者 の20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 配 偶 者 であっても 配 偶 者 自 身 が 自 営 業 を 営 んでおり 被 扶 養 配 偶 者 として 認 定 される 基 準 を 超 える 収 入 がある 場 合 は 第 1 号 被 保 険 者 となる また 配 偶 者 自 身 が 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 等 である 場 合 には その 者 は 第 2 号 被 保 険 者 となる 第 1 号 被 保 険 者 の 配 偶 者 は 20 歳 以 上 60 歳 未 満 であっても 第 3 号 被 保 険 者 とならない( 例 えば 自 営 業 を 営 んでいる 者 の 妻 は 専 業 主 婦 で あっても 第 1 号 被 保 険 者 となる ) 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができる 場 合 であっ ても 要 件 を 満 たしていれば 第 3 号 被 保 険 者 となる 8

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 第 3 号 被 保 険 者 となるためには 第 2 号 被 保 険 者 による 生 計 維 持 関 係 と 年 齢 要 件 (20 歳 以 上 60 歳 未 満 )を 満 たす ことが 必 要 である( 国 内 居 住 要 件 は 問 われない ) 図 表 1 4 強 制 加 入 被 保 険 者 の 要 件 被 保 険 者 の 種 類 国 内 居 住 要 件 年 齢 要 件 生 計 維 持 要 件 国 籍 要 件 第 1 号 被 保 険 者 日 本 国 内 20 歳 以 上 60 歳 未 満 第 2 号 被 保 険 者 ( 原 則 ) 第 3 号 被 保 険 者 20 歳 以 上 60 歳 未 満 第 2 号 被 保 険 者 による 生 計 維 持 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 の いずれの 者 も 国 籍 要 件 ( 日 本 国 籍 を 有 する 者 であること) は 問 われない 2 任 意 加 入 被 保 険 者 ⑴ 次 に 掲 げる 者 ( 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 を 除 く ) は 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 被 保 険 者 となることができる この 申 出 により 被 保 険 者 となった 者 を 任 意 加 入 被 保 険 者 という 1 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 であって 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができるも の 2 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する60 歳 以 上 65 歳 未 満 の 者 3 日 本 国 籍 を 有 する 者 その 他 政 令 で 定 める 者 であって 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない20 歳 以 上 65 歳 未 満 のもの 図 表 1 5 任 意 加 入 被 保 険 者 法 附 則 5 条 1 項 9

前 記 1 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 であって 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができるもの は 第 1 号 被 保 険 者 から 除 かれる 者 である この 者 は 第 1 号 被 保 険 者 とはならない が 任 意 加 入 被 保 険 者 となることができる 法 附 則 5 条 2 項 20 歳 未 満 の 者 は 任 意 加 入 被 保 険 者 となることはでき ない 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない 場 合 は 日 本 国 籍 を 有 する ことが 要 件 となる 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 を 受 けている60 歳 以 上 65 歳 未 満 の 者 も 要 件 を 満 たしていれば 任 意 加 入 被 保 険 者 となることができる ⑵ 前 記 ⑴1 又 は2に 該 当 する 者 が 任 意 加 入 の 申 出 を 行 おうとす る 場 合 には 口 座 振 替 納 付 を 希 望 する 旨 の 申 出 又 は 口 座 振 替 納 付 によらない 正 当 な 事 由 がある 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 場 合 に 該 当 する 旨 の 申 出 を 厚 生 労 働 大 臣 に 対 してしなければ ならない 法 92 条 の 2 口 座 振 替 納 付 とは 預 金 又 は 貯 金 の 払 出 しとその 払 い 出 した 金 銭 による 保 険 料 の 納 付 をその 預 金 口 座 又 は 貯 金 口 座 のある 金 融 機 関 に 委 託 して 行 うことをいう 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する 者 が 任 意 加 入 の 申 出 を 行 おうと する 場 合 には 原 則 として 口 座 振 替 納 付 の 申 出 をしな ければならない( 後 記 3の 者 についても 同 様 である ) 法 附 則 5 条 5 項 ⑶ 任 意 加 入 被 保 険 者 は いつでも 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 することができる (6) 法 附 則 11 条 1 項 (16) 法 附 則 23 条 1 項 3 任 意 加 入 被 保 険 者 の 特 例 ⑴ 昭 和 40 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 者 であって 次 のいずれ かに 該 当 するもの( 第 2 号 被 保 険 者 を 除 く ) は 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 被 保 険 者 となることができる ただし その 者 が 老 齢 基 礎 年 金 厚 生 年 金 保 険 法 による 老 齢 厚 生 年 金 その 他 の 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 事 由 とする 年 金 たる 給 付 10

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > であって 政 令 で 定 める 給 付 の 受 給 権 を 有 する 場 合 は この 限 り でない この 申 出 により 被 保 険 者 となった 者 をいわゆる 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 という 1 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 者 2 日 本 国 籍 を 有 する 者 であって 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない 65 歳 以 上 70 歳 未 満 のもの 前 記 2の 任 意 加 入 は 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしていても 年 金 の 増 額 を 目 的 として 任 意 加 入 することができるが 3のいわゆる 特 例 による 任 意 加 入 は 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 することが 目 的 のた め 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 権 を 有 していない 者 に 限 り 任 意 加 入 すること ができる ⑵ 前 記 ⑴1に 該 当 する 者 が 任 意 加 入 の 申 出 を 行 おうとする 場 合 には 口 座 振 替 納 付 を 希 望 する 旨 の 申 出 又 は 口 座 振 替 納 付 によら ない 正 当 な 事 由 がある 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 に 該 当 する 旨 の 申 出 を 厚 生 労 働 大 臣 に 対 してしなければならない ⑶ 前 記 2⑴2 3に 該 当 する 任 意 加 入 被 保 険 者 ( 昭 和 40 年 4 月 1 日 以 前 生 まれの 者 に 限 る )が65 歳 に 達 した 場 合 において 前 記 ⑴のただし 書 にある 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 権 を 有 しないと きは 特 例 による 任 意 加 入 の 申 出 があったものとみなす ⑷ 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 は いつでも 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 することができる (6) 法 附 則 11 条 2 項 (16) 法 附 則 23 条 2 項 (6) 法 附 則 11 条 3 項 (16) 法 附 則 23 条 3 項 (6) 法 附 則 11 条 6 項 (16) 法 附 則 23 条 6 項 11

次 の 表 は 任 意 加 入 被 保 険 者 と 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 の 取 扱 いに ついて 記 載 したものであるが 一 通 り 学 習 が 終 わった 後 にもう 一 度 確 認 してみよう 任 意 加 入 被 保 険 者 特 例 任 意 加 入 被 保 険 者 の 取 扱 い 任 意 加 入 被 保 険 者 特 例 任 意 加 入 被 保 険 者 付 加 保 険 料 納 付 できる 納 付 できない 保 険 料 免 除 適 用 されない 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 繰 上 げ できない 死 亡 一 時 金 の 支 給 要 件 寡 婦 年 金 の 支 給 要 件 脱 退 一 時 金 の 支 給 要 件 任 意 加 入 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 特 例 任 意 加 入 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 とみなされる 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 とみなされる 算 入 されない 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 とみなされる 法 8 条 6 資 格 の 取 得 1 強 制 加 入 被 保 険 者 の 資 格 取 得 の 時 期 強 制 加 入 被 保 険 者 は 次 の 図 表 1 6 に 掲 げる 事 由 のいずれか に 該 当 するに 至 った 日 に それぞれ 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 する 12

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 図 表 1 6 強 制 加 入 被 保 険 者 の 資 格 取 得 時 期 20 歳 に 達 したとき 取 得 時 期 その 日 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 日 本 国 内 に 住 所 を 有 するに 至 ったとき 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができる 者 でなくなっ たとき 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき ( 20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 間 において) 被 扶 養 配 偶 者 となったとき ( 被 扶 養 配 偶 者 が)20 歳 に 達 したとき 注 〇 〇 歳 に 達 した 日 とは 誕 生 日 の 前 日 を 指 す したがって 例 えば 4 月 1 日 が 誕 生 日 の 者 は 3 月 31 日 が20 歳 に 達 した 日 となる 2 任 意 加 入 被 保 険 者 (52の 任 意 加 入 被 保 険 者 )の 資 格 取 得 の 時 期 前 記 52⑴1 2の 者 については 厚 生 労 働 大 臣 に 口 座 振 替 納 付 を 希 望 する 旨 又 は 口 座 振 替 納 付 によらない 正 当 な 事 由 がある 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 に 該 当 する 旨 の 申 出 をした 日 3の 者 については 厚 生 労 働 大 臣 に 任 意 加 入 の 申 出 をした 日 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 する 法 附 則 5 条 3 項 P.92 参 照 3 65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 (53の 任 意 加 入 被 保 険 者 )の 資 格 取 得 の 時 期 前 記 53⑴1の 者 については 厚 生 労 働 大 臣 に 口 座 振 替 納 付 を 希 望 する 旨 又 は 口 座 振 替 納 付 によらない 正 当 な 事 由 がある 場 合 と して 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 に 該 当 する 旨 の 申 出 をした 日 2 の 者 については 厚 生 労 働 大 臣 に 任 意 加 入 の 申 出 をした 日 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 する また 53⑶により 特 例 による 任 意 加 入 の 申 出 があったものとみなされた 者 については 65 歳 に 達 した 日 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 する (6) 法 附 則 11 条 4 項 (16) 法 附 則 23 条 4 項 P.103 参 照 13

法 9 条 7 資 格 の 喪 失 1 強 制 加 入 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 の 時 期 強 制 加 入 被 保 険 者 は 次 の 図 表 1 7 に 掲 げる 事 由 のいずれか 法 附 則 4 条 の 2 に 該 当 するに 至 った 日 の 翌 日 又 は 該 当 するに 至 った 日 に 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 する 図 表 1 7 強 制 加 入 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 時 期 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 第 3 号 被 保 険 者 死 亡 したとき 翌 日 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくなっ たとき 死 亡 したとき 死 亡 したとき 被 扶 養 配 偶 者 でなくなったとき ( 第 1 号 被 保 険 者 又 は 第 2 号 被 保 険 者 に 該 当 するときは 種 別 の 変 更 ) 喪 失 時 期 その 日 60 歳 に 達 したとき 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができる 者 となったと き 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくなった 日 に 更 に 第 2 号 被 保 険 者 又 は 第 3 号 被 保 険 者 となったとき 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 したとき( 第 1 号 被 保 険 者 又 は 第 3 号 被 保 険 者 に 該 当 するときは 種 別 の 変 更 ) 65 歳 に 達 したとき(ただし 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 事 由 とする 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 を 有 する 場 合 に 限 る ) 60 歳 に 達 したとき 例 えば 第 2 号 被 保 険 者 が 会 社 を 退 職 し 第 1 号 被 保 険 者 に 該 当 する 場 合 のように 被 保 険 者 資 格 の 得 喪 を 伴 わず 強 制 被 保 険 者 の 種 別 の 間 で 変 更 が 行 われることを 種 別 の 変 更 という 14 法 附 則 5 条 6 9 項 2 任 意 加 入 被 保 険 者 (52の 任 意 加 入 被 保 険 者 )の 資 格 喪 失 の 時 期 (52の) 任 意 加 入 被 保 険 者 は 次 の 図 表 1 8 に 掲 げる 事 由 のいずれかに 該 当 するに 至 った 日 の 翌 日 又 は 該 当 するに 至 った 日 に それぞれ 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 する

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > 図 表 1 8 (52の) 任 意 加 入 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 時 期 共 通 日 本 国 内 に 住 所 を 有 す る20 歳 以 上 60 歳 未 満 で 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づ く 老 齢 給 付 等 を 受 ける ことができる 任 意 加 入 被 保 険 者 日 本 国 内 に 住 所 を 有 す る60 歳 以 上 65 歳 未 満 の 任 意 加 入 被 保 険 者 日 本 国 籍 を 有 する 者 で あって 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない20 歳 以 上 65 歳 未 満 の 任 意 加 入 被 保 険 者 死 亡 したとき 翌 日 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくな ったとき 保 険 料 を 滞 納 し 督 促 状 の 指 定 期 限 までに その 保 険 料 を 納 付 しないとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくな ったとき 保 険 料 を 滞 納 し 督 促 状 の 指 定 期 限 までに その 保 険 料 を 納 付 しないとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 するに 至 ったとき 日 本 国 籍 を 有 する 者 でなくな ったとき 保 険 料 を 滞 納 し その 後 保 険 料 を 納 付 することなく 2 年 間 が 経 過 したとき 喪 失 時 期 その 日 65 歳 に 達 したとき 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 厚 生 労 働 大 臣 に 対 する 資 格 喪 失 の 申 出 が 受 理 されたとき 老 齢 基 礎 年 金 が 満 額 支 給 され るための 期 間 を 満 たしたとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくなっ た 日 に 更 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 厚 生 年 金 保 険 法 に 基 づく 老 齢 給 付 等 を 受 けることができる 者 でなくなったとき 被 扶 養 配 偶 者 となったとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくなっ た 日 に 更 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 左 欄 に 掲 げる 事 実 があった 日 に 更 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 した とき 被 扶 養 配 偶 者 となったとき ( 60 歳 未 満 であるときに 限 る ) 法 第 27 条 各 号 に 掲 げる 月 数 ( 第 3 章 第 2 節 22の1 8の 月 数 )を 合 算 した 月 数 が480に 達 したとき 将 来 受 給 できる 老 齢 基 礎 年 金 の 額 を 増 やすために 国 民 年 金 に 任 意 加 入 し ている 者 について 保 険 料 納 付 済 期 間 等 の 月 数 を 合 算 した 月 数 が480に 達 したことにより 満 額 の 老 齢 基 礎 年 金 を 受 給 するための 期 間 を 満 たすこ ととなったときは その 月 数 を 超 えて 保 険 料 を 納 める 必 要 はなくなるた め その 者 からの 申 出 の 有 無 にかかわらず その 日 に 任 意 加 入 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 することとされている 15

(6) 法 附 則 11 条 7 9 項 (16) 法 附 則 23 条 7 9 項 3 65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 (53の 任 意 加 入 被 保 険 者 )の 資 格 喪 失 の 時 期 65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 は 次 の 図 表 1 9 に 掲 げる 事 由 のいずれかに 該 当 するに 至 った 日 の 翌 日 又 は 該 当 するに 至 った 日 に それぞれ 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 する 図 表 1 9 65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 時 期 共 通 日 本 国 内 に 住 所 を 有 す る65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 任 意 加 入 被 保 険 者 日 本 国 籍 を 有 する 者 で あって 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 任 意 加 入 被 保 険 者 喪 失 時 期 翌 日 その 日 死 亡 したとき 老 齢 基 礎 年 金 老 齢 厚 生 年 金 その 他 の 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 70 歳 に 達 したとき 事 由 とする 年 金 たる 給 付 であ って 政 令 で 定 める 給 付 の 受 給 権 を 取 得 したとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくな ったとき 保 険 料 を 滞 納 し 督 促 状 の 指 定 期 限 までに その 保 険 料 を 納 付 しないとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 するに 至 ったとき 日 本 国 籍 を 有 しなくなったと き 保 険 料 を 滞 納 し その 後 保 険 料 を 納 付 することなく 2 年 間 が 経 過 したとき 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 厚 生 労 働 大 臣 に 対 する 資 格 喪 失 の 申 出 が 受 理 されたとき 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しなくな った 日 に 更 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 左 欄 に 掲 げる 事 実 があった 日 に 更 に 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したとき 保 険 料 を 滞 納 した 場 合 の 資 格 喪 失 時 期 について 日 本 国 内 に 住 所 を 有 す る 任 意 加 入 被 保 険 者 と 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しない 任 意 加 入 被 保 険 者 とで は 取 扱 いが 異 なる 16 法 11 条 1 項 8 被 保 険 者 期 間 の 計 算 と 種 別 の 変 更 1 被 保 険 者 期 間 の 計 算 ⑴ 被 保 険 者 期 間 を 計 算 する 場 合 には 月 によるものとし 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 した 日 の 属 する 月 からその 資 格 を 喪 失 した 日 の 属 する 月 の 前 月 までをこれに 算 入 する

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > ⑵ 被 保 険 者 がその 資 格 を 取 得 した 日 の 属 する 月 にその 資 格 を 喪 失 した 場 合 には その 月 を 1 箇 月 として 被 保 険 者 期 間 に 算 入 す る ただし その 月 にさらに 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 したときは 後 の 資 格 取 得 についての 期 間 のみを 1 箇 月 の 被 保 険 者 期 間 とし て 算 入 する ⑶ 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 した 後 さらにその 資 格 を 取 得 した 者 については 前 後 の 被 保 険 者 期 間 を 合 算 する 法 11 条 2 項 法 11 条 3 項 図 表 1 10 被 保 険 者 期 間 の 計 算 2 種 別 の 変 更 被 保 険 者 の 種 別 ( 第 1 号 被 保 険 者 第 2 号 被 保 険 者 又 は 第 3 号 被 保 険 者 のいずれであるかの 区 別 )に 変 更 があった 月 は 変 更 後 の 種 別 の 被 保 険 者 であった 月 とみなし 同 一 月 に 2 回 以 上 の 種 別 の 変 更 があったときは その 月 は 最 後 の 種 別 の 被 保 険 者 であった 月 とみなして 被 保 険 者 期 間 を 計 算 する 法 11 条 の 2 図 表 1 11 種 別 の 変 更 17

法 14 条 法 附 則 7 条 の 5, 1 項 9 国 民 年 金 原 簿 等 1 国 民 年 金 原 簿 厚 生 労 働 大 臣 は 国 民 年 金 原 簿 を 備 え これに 被 保 険 者 ( 第 2 号 被 保 険 者 のうち 第 2 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 3 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 又 は 第 4 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 であるものを 除 く 次 の3⑴に おいて 同 じ )の 氏 名 資 格 の 取 得 及 び 喪 失 種 別 の 変 更 保 険 料 の 納 付 状 況 基 礎 年 金 番 号 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 項 を 記 録 するものとする 基 礎 年 金 番 号 とは 政 府 管 掌 年 金 事 業 ( 政 府 が 管 掌 する 国 民 年 金 事 業 及 び 厚 生 年 金 保 険 事 業 をいう )の 運 営 に 関 する 事 務 その 他 当 該 事 業 に 関 連 する 事 務 であって 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものを 遂 行 するために 用 いる 国 民 年 金 手 帳 などの 記 号 及 び 番 号 をいう なお 基 礎 年 金 番 号 は 被 保 険 者 について 一 生 を 通 じて 変 わらない ものである 法 14 条 の 2 2 訂 正 の 請 求 等 ⑴ 訂 正 の 請 求 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 は 国 民 年 金 原 簿 に 記 録 され た 自 己 に 係 る 特 定 国 民 年 金 原 簿 記 録 ( 被 保 険 者 の 資 格 の 取 得 及 び 喪 失 種 別 の 変 更 保 険 料 の 納 付 状 況 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 事 項 の 内 容 をいう 以 下 同 じ )が 事 実 でない 又 は 国 民 年 金 原 簿 に 自 己 に 係 る 特 定 国 民 年 金 原 簿 記 録 が 記 録 されていないと 思 料 するときは 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 国 民 年 金 原 簿 の 訂 正 の 請 求 をすることができる 法 附 則 7 条 の 4, 2 項 カッコ 書 法 附 則 7 条 の 5, 1 項 第 2 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 第 3 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 又 は 第 4 号 厚 生 年 金 被 保 険 者 については 上 記 1 国 民 年 金 原 簿 及 び2⑴ 訂 正 の 請 求 に 関 する 規 定 は 適 用 されない これらの 者 については 被 保 険 者 として 国 民 年 金 原 簿 への 記 録 管 理 を 行 わないこととしているので 訂 正 の 請 求 の 対 象 と せず これらの 者 に 対 しては 国 民 年 金 手 帳 を 交 付 しない 18

< 第 1 章 総 則 及 び 被 保 険 者 > ⑵ 訂 正 請 求 に 対 する 措 置 厚 生 労 働 大 臣 は 訂 正 請 求 に 理 由 があると 認 めるときは 当 該 訂 正 請 求 に 係 る 国 民 年 金 原 簿 の 訂 正 をする 旨 を 決 定 しなければな らない また 厚 生 労 働 大 臣 は 当 該 訂 正 をする 旨 の 決 定 をする 場 合 を 除 き 訂 正 請 求 に 係 る 国 民 年 金 原 簿 の 訂 正 をしない 旨 を 決 定 しなければならない 法 14 条 の 4, 1 項 2 項 3 被 保 険 者 に 対 する 情 報 の 提 供 (ねんきん 定 期 便 ) 厚 生 労 働 大 臣 は 国 民 年 金 制 度 に 対 する 国 民 の 理 解 を 増 進 させ 及 びその 信 頼 を 向 上 させるため 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところに より 被 保 険 者 に 対 し 当 該 被 保 険 者 の 保 険 料 納 付 の 実 績 及 び 将 来 の 給 付 に 関 する 必 要 な 情 報 を 分 かりやすい 形 で 通 知 するものと する 法 14 条 の 5 19

第 1 章 演 習 問 題 次 の 記 述 のうち 正 しいものには 誤 っているものには を 記 入 せよ 1. 日 本 国 内 に 住 所 を 有 さない 者 は 第 1 号 被 保 険 者 となることはない 2.16 歳 の 者 は 第 2 号 被 保 険 者 となることはない 3.18 歳 で 第 2 号 被 保 険 者 と 婚 姻 をして 専 業 主 婦 となった 者 は 第 3 号 被 保 険 者 となる 4. 日 本 国 内 に 住 所 を 有 する60 歳 以 上 65 歳 未 満 の 者 ( 第 2 号 被 保 険 者 を 除 く ) は 原 則 として 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 任 意 加 入 被 保 険 者 となることがで きる 5. 第 1 号 被 保 険 者 が 60 歳 に 達 したときは その 日 に 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 する 6. 被 保 険 者 期 間 を 計 算 する 場 合 には 月 によるものとし 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 した 日 の 属 する 月 から その 資 格 を 喪 失 した 日 の 属 する 月 の 前 月 までをこれ に 算 入 する 解 答 解 説 1. 法 7 条 1 項 1 号 設 問 の 通 り 正 しい なお 強 制 加 入 被 保 険 者 のうち 国 内 居 住 要 件 が 問 われるのは 第 1 号 被 保 険 者 のみである 2. 法 7 条 1 項 2 号 法 附 則 3 条 設 問 のように20 歳 未 満 の 者 であっても 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 である 場 合 は 第 2 号 被 保 険 者 となる 3. 法 7 条 1 項 3 号 20 歳 未 満 の 者 は 第 3 号 被 保 険 者 とならない 4. 法 附 則 5 条 1 項 2 号 設 問 の 通 り 正 しい 5. 法 9 条 3 号 設 問 の 通 り 正 しい 6. 法 11 条 1 項 設 問 の 通 り 正 しい 20

第 2 章 費 用

国 民 年 金 制 度 は 国 民 の 共 同 連 帯 を 基 調 とする 社 会 保 障 制 度 で あり この 事 業 運 営 に 必 要 な 費 用 は 国 庫 負 担 政 府 及 び 実 施 機 関 からの 基 礎 年 金 拠 出 金 第 1 号 被 保 険 者 の 保 険 料 及 び 積 立 金 の 運 用 収 入 等 で 賄 われている 図 表 2 1 国 民 年 金 の 財 源 法 85 条 1 項 1 国 庫 負 担 1 給 付 費 に 対 する 国 庫 負 担 国 庫 は 基 礎 年 金 の 給 付 費 については 次 に 掲 げる 割 合 を 負 担 することとされている 給 付 費 の 種 類 国 庫 負 担 割 合 原 則 ( 下 記 以 外 の 基 礎 年 金 の 給 付 費 ) 2 分 の 1 保 険 料 4 分 の 1 免 除 期 間 に 係 る 老 齢 基 礎 年 金 の 給 付 費 7 分 の 4 保 険 料 半 額 免 除 期 間 に 係 る 老 齢 基 礎 年 金 の 給 付 費 3 分 の 2 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 に 係 る 老 齢 基 礎 年 金 の 給 付 費 5 分 の 4 保 険 料 全 額 免 除 期 間 に 係 る 老 齢 基 礎 年 金 の 給 付 費 1 ( 全 額 ) 20 歳 前 傷 病 による 障 害 基 礎 年 金 の 給 付 費 10 分 の 6 1 それぞれの 保 険 料 免 除 期 間 の 月 数 が 上 限 (480から 保 険 料 納 付 済 期 間 等 の 月 数 を 控 除 して 得 た 月 数 )を 超 える 場 合 には その 超 える 月 数 については 国 庫 負 担 の 対 象 とされない 2 学 生 納 付 特 例 期 間 若 年 者 納 付 猶 予 期 間 及 び50 歳 未 満 納 付 猶 予 期 間 については 給 付 の 対 象 とされない( 年 金 額 に 反 映 されな い)ため 上 記 の 保 険 料 全 額 免 除 期 間 から 除 かれる(つまり 国 庫 負 担 は 行 われない ) 22

< 第 2 章 費 用 > 図 表 2 2 給 付 費 に 対 する 国 庫 負 担 割 合 2 事 務 費 に 対 する 国 庫 負 担 国 庫 は 毎 年 度 予 算 の 範 囲 内 で 国 民 年 金 事 業 の 事 務 の 執 行 に 要 する 費 用 を 負 担 する 法 85 条 2 項 < 事 務 費 の 交 付 > 政 府 は 政 令 の 定 めるところにより 市 町 村 ( 特 別 区 を 含 む 以 下 同 じ ) に 対 し 市 町 村 長 が 国 民 年 金 法 又 は 国 民 年 金 法 に 基 づく 政 令 の 規 定 によ って 行 う 事 務 の 処 理 に 必 要 な 費 用 を 交 付 する 法 86 条 23

法 94 条 の 2, 1 項 法 94 条 の 2, 2 項 法 94 条 の 2, 3 項 *P.1082 参 照 2 基 礎 年 金 拠 出 金 1 基 礎 年 金 拠 出 金 の 負 担 納 付 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 者 たる 政 府 及 び 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 は 毎 年 度 基 礎 年 金 の 給 付 に 要 する 費 用 のうち 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 の 負 担 分 を 基 礎 年 金 拠 出 金 として 負 担 納 付 している ⑴ 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 者 たる 政 府 は 毎 年 度 基 礎 年 金 の 給 付 に 要 する 費 用 に 充 てるため 基 礎 年 金 拠 出 金 を 負 担 する ⑵ 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 は 毎 年 度 基 礎 年 金 の 給 付 に 要 す る 費 用 に 充 てるため 基 礎 年 金 拠 出 金 を 納 付 する ⑶ 財 政 の 現 況 及 び 見 通 し * が 作 成 されるときは 厚 生 労 働 大 臣 は 厚 生 年 金 保 険 の 実 施 者 たる 政 府 が 負 担 し 又 は 実 施 機 関 たる 共 済 組 合 等 が 納 付 すべき 基 礎 年 金 拠 出 金 について その 将 来 にわたる 予 想 額 を 算 定 するものとする 法 94 条 の 3 2 基 礎 年 金 拠 出 金 の 額 基 礎 年 金 拠 出 金 の 額 は 保 険 料 拠 出 金 算 定 対 象 額 に 当 該 年 度 における 被 保 険 者 の 総 数 に 対 する 当 該 年 度 における 当 該 政 府 及 び 実 施 機 関 に 係 る 被 保 険 者 である 第 2 号 被 保 険 者 及 びその 被 扶 養 配 偶 者 である 第 3 号 被 保 険 者 の 合 計 数 の 比 率 に 相 当 するものとして 毎 年 政 令 で 定 めるところにより 算 定 した 率 を 乗 じて 得 た 額 とす る 第 2 号 第 3 号 被 保 険 者 数 基 礎 年 金 拠 出 金 の 額 = 保 険 料 拠 出 金 算 定 対 象 額 ( 基 礎 年 金 の 給 付 費 ) 国 民 年 金 の 被 保 険 者 数 令 11 条 の 3 被 保 険 者 数 の 算 定 に 当 たっては 第 1 号 被 保 険 者 については 保 険 料 納 付 者 ( 保 険 料 納 付 済 期 間 保 険 料 4 分 の 1 免 除 期 間 保 険 料 半 額 免 除 期 間 又 は 保 険 料 4 分 の 3 免 除 期 間 を 有 する 者 ) 第 2 号 被 保 険 者 については20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 第 3 号 被 保 険 者 についてはすべ ての 者 を 基 礎 とすることとされている 24

< 第 2 章 費 用 > 図 表 2 3 基 礎 年 金 拠 出 金 第 1 号 被 保 険 者 保 険 料 国 民 年 金 ( 政 府 ) 基 礎 年 金 拠 出 金 厚 生 年 金 保 険 ( 政 府 共 済 組 合 等 ) 保 険 料 第 2 号 被 保 険 者 ( 第 3 号 被 保 険 者 分 を 含 む) 3 保 険 料 の 納 付 等 1 保 険 料 の 徴 収 ⑴ 政 府 は 国 民 年 金 事 業 に 要 する 費 用 に 充 てるため 保 険 料 を 徴 収 する ⑵ 保 険 料 は 被 保 険 者 期 間 の 計 算 の 基 礎 となる 各 月 につき 徴 収 するものとする 法 87 条 1 項 法 87 条 2 項 2 保 険 料 の 額 国 民 年 金 の 保 険 料 は 平 成 16 年 の 改 正 により 最 終 的 な 保 険 料 負 担 の 水 準 を 法 律 で 定 め その 範 囲 内 で 給 付 水 準 が 自 動 調 整 され る 保 険 料 水 準 固 定 方 式 が 導 入 された これにより 最 終 的 な 保 険 料 水 準 とともにそこに 至 る 各 年 度 の 保 険 料 水 準 も 定 められること になり 平 成 17 年 度 から 各 年 度 ごとに 基 本 額 となる 月 額 が280 円 ずつ( 平 成 29 年 度 のみ240 円 ) 引 き 上 げられ 引 き 上 げられた 額 に 保 険 料 改 定 率 を 乗 じた 額 を 保 険 料 額 とし 毎 年 度 改 定 されるこ とになっている 25

法 87 条 3 項 改 定 率 改 定 令 2 条 法 87 条 4 項 6 項 ⑴ 保 険 料 の 額 保 険 料 の 額 は 次 の 表 の 左 欄 に 掲 げる 月 分 についてそれぞれ 所 定 の 額 に 保 険 料 改 定 率 を 乗 じて 得 た 額 (その 額 に 5 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときには これを 切 り 捨 て 5 円 以 上 10 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを10 円 に 切 り 上 げる )とする 年 度 所 定 の 額 保 険 料 改 定 率 保 険 料 額 平 成 17 年 度 に 属 する 月 の 月 分 13,580 円 1 13,580 円 平 成 18 年 度 に 属 する 月 の 月 分 13,860 円 1 13,860 円 法 87 条 5 項 平 成 28 年 度 に 属 する 月 の 月 分 16,660 円 0.976 16,260 円 平 成 29 年 度 以 後 に 属 する 月 の 月 分 16,900 円 ⑵ 保 険 料 改 定 率 保 険 料 改 定 率 は 毎 年 度 当 該 年 度 の 前 年 度 の 保 険 料 改 定 率 に 名 目 賃 金 変 動 率 を 乗 じて 得 た 率 を 基 準 として 改 定 する 名 目 賃 金 変 動 率 とは 当 該 年 度 から 一 定 期 間 さかのぼった 過 去 における 物 価 指 数 や 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 に 係 る 標 準 報 酬 平 均 額 の 対 比 を 基 準 に 算 定 される 率 をいう 名 目 賃 金 変 動 率 = 当 該 年 度 の 初 日 の 属 する 年 の 2 年 前 の 物 価 変 動 率 当 該 年 度 の 初 日 の 属 する 年 の 4 年 前 の 年 度 の 実 質 賃 金 変 動 率 ( 3 年 前 から 5 年 前 のものの 3 年 平 均 ) 法 87 条 の 2, 1 項 法 附 則 5 条 10 項 * 保 険 料 の 免 除 について は5(P.30 )で 学 習 す る 3 付 加 保 険 料 ⑴ 国 民 年 金 制 度 は 定 額 保 険 料 定 額 給 付 である そこで よ り 高 い 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 及 び65 歳 未 満 の 任 意 加 入 被 保 険 者 は 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て その 申 出 をした 日 の 属 す る 月 以 後 の 各 月 につき 前 記 2の 保 険 料 のほかに 付 加 保 険 料 を 納 付 することができる ただし 第 1 号 被 保 険 者 のうち 次 の 者 は 付 加 保 険 料 を 納 付 することができない 1 保 険 料 の 免 除 * の 規 定 により 前 記 2の 保 険 料 の 全 部 又 は 一 部 の 額 の 納 付 を 要 しないものとされている 者 2 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 26

< 第 2 章 費 用 > 第 1 号 被 保 険 者 のうち 農 業 者 年 金 の 被 保 険 者 については 希 望 の 有 無 に かかわらず 付 加 保 険 料 を 納 付 しなければならない 独 立 行 政 法 人 農 業 者 年 金 基 金 法 17 条 ⑵ 付 加 保 険 料 の 額 =400 円 ( 月 額 ) ⑶ 前 記 2の 保 険 料 を 納 付 した 月 ( 追 納 又 は 後 納 * の 規 定 により 保 険 料 が 納 付 されたものとみなされた 月 を 除 く )についての み 付 加 保 険 料 は 納 付 できる ⑷ 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 となったものは いつでも 厚 生 労 働 大 臣 に 申 し 出 て 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 でなくなることがで きる この 申 出 をした 場 合 には 申 出 をした 日 の 属 する 月 の 前 月 以 後 の 各 月 に 係 る 保 険 料 既 に 納 付 されたもの 及 び 前 納 されたも の( 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となった 日 の 属 する 月 以 後 の 各 月 に 係 るものを 除 く )を 除 く につき 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 でなくなる ⑸ 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 となったものが 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となったときは その 加 入 員 となった 日 に 前 記 ⑷の 申 出 をしたものとみなされる 法 87 条 の 2, 2 項 * 追 納 については6 (P.38 )で 学 習 する * 後 納 については7 (P.40 )で 学 習 する 法 87 条 の 2, 3 項 法 87 条 の 2, 4 項 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となったときは その 加 入 員 となった 日 に 前 記 ⑷の 申 出 をしたものとみなされ 加 入 員 となった 日 の 属 する 月 の 前 月 以 後 の 各 月 に 係 る 付 加 保 険 料 について 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 でなく なる また 既 に 付 加 保 険 料 を 納 付 又 は 前 納 した 者 が 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となったときは 加 入 員 となった 日 の 属 する 月 以 後 の 各 月 に 係 る 付 加 保 険 料 については 既 に 納 付 又 は 前 納 したものも 含 め 付 加 保 険 料 を 納 付 する 者 でなくなる 65 歳 以 上 70 歳 未 満 の 特 例 による 任 意 加 入 被 保 険 者 は 付 加 保 険 料 を 納 付 することができない 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 は 付 加 保 険 料 を 納 付 することができない (6) 法 附 則 11 条 10 項 (16) 法 附 則 23 条 10 項 27

法 88 条 1 項 法 88 条 2 項 3 項 4 保 険 料 の 納 付 義 務 ⑴ 原 則 第 1 号 被 保 険 者 ( 任 意 加 入 被 保 険 者 を 含 む )は 保 険 料 を 納 付 しなければならない ⑵ 連 帯 納 付 義 務 世 帯 主 はその 世 帯 に 属 する 被 保 険 者 の 保 険 料 を 配 偶 者 の 一 方 は 被 保 険 者 たる 他 方 の 保 険 料 を それぞれ 連 帯 し 納 付 する 義 務 を 負 う 法 94 条 の 6 第 2 号 被 保 険 者 及 び 第 3 号 被 保 険 者 については これらの 者 に 係 る 基 礎 年 金 の 費 用 負 担 が 第 2 号 被 保 険 者 に 係 る 政 府 及 び 実 施 機 関 から 基 礎 年 金 拠 出 金 の 負 担 納 付 を 通 して 行 われているため 個 人 として 国 民 年 金 の 保 険 料 を 納 付 することは 要 しない 法 91 条 5 保 険 料 の 納 期 限 毎 月 の 保 険 料 は 翌 月 末 日 までに 納 付 しなければならない 法 92 条 1 項 令 6 条 の13 6 保 険 料 の 通 知 及 び 納 付 ⑴ 厚 生 労 働 大 臣 は 毎 年 度 被 保 険 者 に 対 し 各 年 度 の 各 月 に 係 る 保 険 料 について 保 険 料 の 額 納 期 限 その 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 項 を 通 知 するものとする ⑵ 被 保 険 者 は 保 険 料 を 納 付 しようとするときは 厚 生 労 働 大 臣 が 交 付 する 納 付 書 を 添 付 しなければならない ただし 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 場 合 は この 限 りではない 法 92 条 の 2 *P.10 参 照 7 口 座 振 替 による 納 付 厚 生 労 働 大 臣 は 被 保 険 者 から 保 険 料 について 口 座 振 替 納 付 * を 希 望 する 旨 の 申 出 があった 場 合 には その 納 付 が 確 実 と 認 められ かつ その 申 出 を 承 認 することが 保 険 料 の 徴 収 上 有 利 と 認 められるときに 限 り その 申 出 を 承 認 することができる 28