第 37 回 目 国 民 年 金 法 法 改 正 傾 向 と 対 策 それでは 第 37 回 目 の 講 義 国 民 年 金 法 法 改 正 の 解 説 を 進 めていきます 平 成 26 年 度 から 消 費 税 が 5%から 8%に 上 がり その 増 加 分 を 社 会 保 障 関 係 の 維 持 に 充 てる ことが 可 能 になったこともあり 多 くの 箇 所 で 改 正 があります 1 総 じて 受 給 権 者 の 有 利 な 改 正 になっているので 出 題 者 も 出 しやすいのではないかと 思 い ます どうしても 法 改 正 というと 神 経 質 になってしまいますが 例 えば 遺 族 の 範 囲 が 従 来 の 子 のある 妻 又 は 子 から 配 偶 者 又 は 子 に 大 きく 改 正 されています 遺 族 に 関 しては 複 数 の 条 文 で 遺 族 の 範 囲 が 絡 んできますが 単 に 子 のある 妻 の 箇 所 が 配 偶 者 に 変 更 になっただけです 条 文 を 掘 り 下 げて 確 認 していくと 正 直 難 解 な 条 文 もあり 時 間 ばかりかかってしまいます 法 改 正 に 関 しては 他 の 科 目 も 同 じですが まずは 改 正 の 概 略 ( 改 正 前 改 正 後 や 背 景 ) 数 字 の 暗 記 新 設 の 法 律 の 場 合 は 用 語 の 定 義 条 文 はキーワードを 意 識 した 学 習 ( 選 択 式 対 策 として) を 押 さえてください 法 改 正 に 関 しての 過 去 の 傾 向 としては 初 年 度 は 深 く 掘 り 下 げた 問 題 は 出 題 されません どちらかというと 様 子 を 見 ながら 出 題 しているような 状 況 です むしろ 昨 年 の 法 改 正 を 突 っ 込 んでくる 傾 向 にあります いずれにしても 浅 く 広 く 学 習 しながらポイントを 押 さえていくことが 重 要 です
社 労 士 ルパン 先 生 と 総 務 部 にいる 社 労 士 を 目 指 すフジ 子 さんとの 会 話 先 生 こんにちは フジ 子 さん 休 憩 時 間 なのに 熱 心 だね はい 少 しでも 時 間 があれば 勉 強 したいので ところで 先 生 年 金 の 法 改 正 が たくさんあって 大 変 です そうだね 消 費 税 の 増 税 分 を 社 会 保 障 に 振 り 向 けるということなので 目 に 見 える 形 で 年 金 が 改 正 されたね こまごまあって 何 とかしてほしいです 今 回 の 改 正 で 見 ると 受 給 権 者 に 有 利 に 改 正 された 点 が 目 立 ちますね そりゃ 消 費 税 を 上 げておきながら 給 付 が 押 さえられたら 国 民 が 黙 っていませんか らね ところで 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 は 新 しい 用 語 が 出 てきたりで 嫌 になり ます 今 回 の 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 に 関 しては ねんきん 定 期 便 により 発 覚 したよう なところもあり 何 とか 受 給 権 者 に 不 利 益 を 生 じないように 考 えていますね 本 来 通 常 夫 が 退 職 して 第 2 号 被 保 険 者 から 第 1 号 になった 場 合 第 3 号 被 保 険 者 である 妻 自 身 が 第 1 号 被 保 険 者 への 種 別 変 更 届 けをするところを 忘 れてしまったため に 生 じた 問 題 だから 行 政 だけの 問 題 でもないんだけど 受 給 権 者 には 相 当 遠 慮 した 対 策 になっています そうですね いずれにしても 試 験 対 策 上 は 取 りあえず 浅 く 広 く そして 少 しずつ 重 要 なポイン トを 深 くという 流 れで 学 習 することをお 勧 めします 年 金 だけではないですからね わかりました 2 それでは まず 暗 記 すべき 数 字 から 確 認 していきます 毎 月 支 払 う 保 険 料 額 に 乗 じる 保 険 料 改 定 率 と 老 齢 基 礎 年 金 等 の 年 金 額 に 乗 じる 改 定 率 は 全 く 別 のものということを 意 識 して 押 さえてく ださい (1) 保 険 料 毎 月 支 払 う 保 険 料 年 度 法 定 額 保 険 料 改 定 率 保 険 料 額 注 1 平 成 25 年 度 15,820 円 0.951 15,040 円 注 2 平 成 26 年 度 16,100 円 (15,820 円 +280 円 ) 0.947 15,250 円 注 3 平 成 27 年 度 16,380 円 (16,100 円 +280 円 ) 0.952 15,590 円 平 成 28 年 度 16,660 円 (16,380 円 +280 円 ) 未 確 定 平 成 29 年 度 16,900 円 未 確 定 ( 赤 字 は 暗 記 数 字 です)
[ 注 1 15,040 円 ] 15,820 円 0.951 15,044 円 15,040 円 3 [ 注 2 15,250 円 ] 16,100 円 0.947 15,246 円 15,250 円 [ 注 3 15,590 円 ] 16,380 円 0.952 15,593 円 15,590 円 上 記 の 端 数 処 理 ( 法 87 条 3 項 ) 保 険 料 の 額 は 法 定 額 に 保 険 料 改 定 率 を 乗 じて 得 た 額 (その 額 に5 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 切 り 捨 て 5 円 以 上 10 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 10 円 に 切 り 上 げるものとする )とする (2) 年 金 額 ( 平 成 26 年 度 ) 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 額 本 来 の 年 金 額 780,200 円 改 定 率 (0.985) 平 成 16 年 改 正 当 時 の 780,900 円 に 改 定 率 注 1 を 乗 じて 得 た 額 [ 注 1 改 定 率 ] 平 成 25 年 度 の 改 定 率 0.982 平 成 26 年 度 の 改 定 率 0.982 1.003( 名 目 手 取 り 変 動 率 ) 0.985 新 規 裁 定 者 の 改 定 率 は 毎 年 度 名 目 手 取 り 賃 金 変 動 率 を 基 準 として 改 定 し 当 該 年 度 の 4 月 以 降 の 年 金 たる 給 付 に 適 用 物 価 スライド 特 例 措 置 ( 平 成 26 年 度 ) 804,200 円 物 価 スライド(0.961)=772,800 円
覚 える 数 字 のまとめ 内 容 ( 保 険 料 ) 平 成 26 年 度 の 保 険 料 改 定 率 ( 保 険 料 ) 平 成 27 年 度 の 保 険 料 改 定 率 ( 年 金 額 ) 平 成 26 年 度 の 年 金 額 の 改 定 率 ( 年 金 額 ) 平 成 26 年 度 の 物 価 スライド 特 例 措 置 0.947 0.952 0.985 0.961 社 労 士 合 格 弾 丸 合 格 セミナー 4 (3) 脱 退 一 時 金 脱 退 一 時 金 の 額 は 保 険 料 の 改 定 により 毎 年 自 動 的 に 改 定 されます 対 象 月 数 支 給 額 6 月 以 上 12 月 未 満 45,750 円 12 月 以 上 18 月 未 満 91,500 円 18 月 以 上 24 月 未 満 137,250 円 24 月 以 上 30 月 未 満 183,000 円 30 月 以 上 36 月 未 満 228,750 円 36 月 以 上 274,500 円 金 額 に 関 しては 平 成 26 年 度 の 保 険 料 額 (15,250 円 ) 3=45,750 円 残 りは 45,750 円 を 加 算 していけば 支 給 額 になります 91,500 円 =45,750 円 +45,750 円
支 給 の 繰 下 げ( 法 28 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 [ 背 景 ] 65 歳 から 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 と 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 の 開 始 を 66 歳 以 降 ( 最 大 70 歳 ま で)に 遅 らせることで 増 額 させる 制 度 が 繰 り 下 げ 支 給 の 制 度 になります 注 ただし 増 額 1 できるのは 70 歳 までで それ 以 降 遅 らせても 増 額 されることはありません 5 65 歳 時 に 送 付 される 裁 定 請 求 のハガキを 提 出 しなければ 自 動 的 に 繰 り 下 げになるわけで すが その 後 年 金 の 支 給 を 開 始 したい 場 合 は 改 めて 請 求 の 手 続 きが 必 要 になります ( 改 正 前 ) 請 求 の 手 続 きを 忘 れてしまい 例 えば 72 歳 に 到 達 して 請 求 を 行 った 場 合 経 過 した 2 年 分 については 遡 っての 支 給 はありませんでした (2 年 分 は 損 ) 請 求 手 続 きが 遅 れて 70 歳 以 降 になった 場 合 70 歳 時 点 に 遡 って 請 求 手 続 き(70 歳 に 達 した 翌 月 分 から 年 金 支 給 )をしたものとみなす ことになりました つまり 72 歳 で 請 求 した 場 合 は 2 年 間 分 が 支 給 されるということです ( 具 体 的 には 初 回 の 支 給 日 に 加 算 されます ) [ 注 1 増 額 ] 増 額 幅 は 1 年 以 上 (12 ケ 月 )~ 最 大 5 年 (60 ケ 月 ) 1 か 月 0.7% 単 位 で 増 額 108.4%(66 歳 受 給 開 始 )~142%(70 歳 受 給 開 始 )) ( 横 断 ) 厚 生 年 金 保 険 法 44 条 の 3 繰 下 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 共 通 ( 改 正 前 ) 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 繰 り 下 げ 70 歳 の 達 した 翌 月 以 後 に 申 出 があった 場 合 年 金 の 支 給 は 申 出 があった 翌 月 から 開 始 ( 具 体 例 では 72 歳 で 申 出 をした 翌 月 から 支 給 開 始 ) 65 歳 66 歳 70 歳 72 歳 で 申 出 請 求 しない 例 えば 65 歳 から 5 年 間 繰 り 下 げた 場 合 で 72 歳 で 申 出 を 行 った 場 合 上 記 2 年 間 の 部 分 は 受 給 できなかった ( 無 駄 になる )
70 歳 の 達 した 翌 月 以 後 に 申 出 があった 場 合 70 歳 に 達 した 日 に 申 出 があったものとみなす 6 65 歳 66 歳 70 歳 72 歳 で 申 出 請 求 しない 改 正 後 は の 部 分 も 遡 って 支 給 されることに (2 年 間 分 が 受 給 できます ) ただし 平 成 26 年 4 月 1 日 より 前 に 70 歳 に 到 達 している 場 合 で 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 に 遅 れて 請 求 した 場 合 平 成 26 年 5 月 分 からしか 年 金 が 支 給 されません その 他 のポイントとしては 年 金 の 受 給 権 の 時 効 は 5 年 間 なので 仮 に 80 歳 で 気 が 付 い ても 5 年 前 しか 遡 れません ( 条 文 法 28 条 老 齢 基 礎 年 金 の 繰 り 下 げ 支 給 ) 1 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 する 者 であって 66 歳 に 達 する 前 に 当 該 老 齢 基 礎 年 金 を 請 求 していなかったものは 厚 生 労 働 大 臣 に 当 該 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 繰 下 げの 申 出 をすることが できる ただし その 者 が 65 歳 に 達 したときに 他 の 年 金 たる 給 付 ( 他 の 年 金 給 付 ( 付 加 年 金 を 除 く ) 又 は 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 ( 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 事 由 とするものを 除 く ) の 受 給 権 者 であったとき 又 は 65 歳 に 達 した 日 から 66 歳 に 達 した 日 までの 間 において 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となったときは この 限 りでない 266 歳 に 達 した 日 後 に 下 記 に 掲 げる 者 が 前 項 の 申 出 をしたときは 当 該 各 号 に 定 める 日 に おいて 同 項 申 出 があったものとみなす 170 歳 に 達 する 日 前 に 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 者 他 の 年 金 たる 給 付 を 支 給 すべき 事 由 が 生 じた 日 270 歳 に 達 した 日 後 にある 者 (1を 除 く) 70 歳 に 達 した 日
保 険 料 納 付 要 件 の 特 例 の 延 長 ( 昭 60 法 附 則 20 条 ) 平 成 25 年 6 月 26 日 施 行 ( 改 正 前 ) 初 診 日 が 平 成 28 年 4 月 1 日 初 診 日 が 平 成 38 年 4 月 1 日 7 障 害 厚 生 年 金 の 特 例 の 延 長 も 同 じ 遺 族 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 の 特 例 の 延 長 も 同 じ( 初 診 日 死 亡 日 ) 障 害 年 金 の 額 改 定 請 求 に 係 わる 待 期 期 間 の 一 部 緩 和 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 者 は 障 害 の 程 度 が 増 進 した 場 合 障 害 年 金 の 額 の 改 定 請 求 を 行 うことが 可 能 です ただし 改 定 請 求 の 濫 用 防 止 のために 改 定 請 求 を 行 う 場 合 従 前 の 支 給 決 定 があってから 1 年 の 待 期 期 間 が 経 過 しないと 改 定 請 求 をすることができ ませんでした 障 害 の 程 度 が 増 進 したことが 明 らかに 確 認 できる 場 合 この 1 年 の 待 期 期 間 を 待 たずに 額 の 改 定 請 求 が 可 能 に ( 改 正 前 ) 改 定 請 求 1 年 間 は 請 求 不 可 請 求 可 能
改 定 請 求 1 年 間 8 請 求 不 可 請 求 可 能 ( 条 文 法 34 条 3 項 ) 前 項 の 請 求 は 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 者 の 障 害 の 程 度 が 増 進 したことが 明 らかである 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 を 除 き 当 該 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 日 又 は 第 1 項 の 規 定 による 厚 生 労 働 大 臣 の 診 査 を 受 けた 日 から 起 算 して1 年 を 経 過 した 日 後 でなけれ ば 行 うことができない ( 条 文 の 難 しい 言 い 回 しですが 障 害 の 程 度 が 増 進 ( 中 略 ) 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 を 除 き とは この 以 外 は 従 来 通 り 1 年 経 過 後 でなければ 請 求 出 来 ないということです ) 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 対 象 の 拡 大 ( 法 37 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 改 正 前 ) 子 のある 妻 又 は 子 が 遺 族 の 範 囲 で 母 子 家 庭 や 一 定 の 要 件 の 子 に 対 しての 支 給 父 子 家 庭 にも 拡 大 されました 他 の 条 項 も 改 正 がありますが 単 純 に 従 来 の 子 のある 妻 又 は 子 配 偶 者 又 は 子 つまり 妻 が 配 偶 者 に 変 わっただけです ( 条 文 法 37 条 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 ) 遺 族 基 礎 年 金 は 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 場 合 に その 者 の 配 偶 者 又 は 子 に 支 給 する
国 民 年 金 の 保 険 料 免 除 期 間 に 係 わる 保 険 料 の 取 扱 いの 改 善 ( 法 89 条 1 項 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 9 (1) 保 険 料 を 前 納 した 後 に 免 除 に 該 当 した 場 合 ( 背 景 ) 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 したら 法 定 免 除 に 該 当 し 保 険 料 が 免 除 されます しかし 下 記 のように 既 に 保 険 料 の 前 納 を 済 ませた 後 で 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 し た 場 合 還 付 出 来 ずに 不 利 益 が 生 じていました つまり 前 納 分 として 処 理 され 前 納 の 期 間 が 過 ぎた 後 にようやく 免 除 期 間 ということです ( 前 納 分 なので 年 金 の 額 には 反 映 されます ) 障 害 基 礎 年 金 受 給 権 発 生 納 付 済 み 前 納 前 納 ( 還 付 不 可 ) 免 除 期 間 前 納 保 険 料 を 前 納 した 後 に 法 定 免 除 に 該 当 した 場 合 法 定 免 除 に 属 する 月 以 降 は 保 険 料 納 付 済 み 期 間 にするか 還 付 するかの 選 択 が 可 能 に 障 害 基 礎 年 金 受 給 権 発 生 納 付 済 み 前 納 免 除 期 間 免 除 期 間 還 付 もしくは 保 険 料 納 付 ( 条 文 89 条 1 項 ) 被 保 険 者 ( 第 90 条 の2 第 1 項 から 第 3 項 までの 規 定 の 適 用 を 受 ける 被 保 険 者 を 除 く )が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するに 至 ったときは その 該 当 するに 至 った 日 の 属 する 月 の 前 月 からこれに 該 当 しなくなる 日 の 属 する 月 までの 期 間 に 係 る 保 険 料 は 既 に 納 付 されたもの 及 び 第 93 条 第 1 項 の 規 定 により 前 納 されたものを 除 き 納 付 することを 要 しない 及 び 第 93 条 第 1 項 の 規 定 により 前 納 されたもの の 部 分 が 削 除 されています
(2) 遡 及 して 法 定 免 除 となった 場 合 ( 過 去 に 遡 って 障 害 基 礎 年 金 を 受 給 した 場 合 等 ) ( 改 正 前 ) その 期 間 分 として 免 除 該 当 後 に 納 付 されていた 保 険 料 は 必 ず 還 付 になっていた 本 人 が 特 に 希 望 する 場 合 にはその 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 として 取 り 扱 うことも 可 能 に 10 (3) 法 定 免 除 該 当 の 場 合 の 保 険 料 納 付 又 は 前 納 が 可 能 に( 法 89 条 第 2 項 )( 新 設 ) ( 背 景 ) 例 えば 障 害 の 状 態 が 軽 減 し 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 消 滅 した 場 合 には 法 定 免 除 期 間 ( 国 庫 負 担 分 のみ 老 齢 基 礎 年 金 の 額 に 反 映 )の 影 響 で 注 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 1 が 満 額 受 給 できる 可 能 性 がなくなります [ 注 1 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 ] 障 害 基 礎 年 金 は 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 (780,900 円 改 定 率 )が 支 給 されます (1 級 の 場 合 は 780,900 円 改 定 率 125/100) ( 条 文 法 89 条 第 2 項 ) 法 定 免 除 の 規 定 により 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 について 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 から 当 該 保 険 料 に 係 る 期 間 の 各 月 につき 保 険 料 を 納 付 する 旨 の 申 出 があったときは 当 該 申 出 のあった 期 間 に 係 る 保 険 料 に 限 り 同 項 の 規 定 は 適 用 しない ( 改 正 前 ) 法 定 免 除 に 該 当 保 険 料 が 免 除 という 選 択 肢 のみ 法 定 免 除 に 該 当 選 択 可 能 に 保 険 料 免 除 保 険 料 を 納 付 又 は 前 納 将 来 の 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 を 受 給 できるように 改 正
保 険 料 免 除 の 遡 及 適 用 ( 厚 生 労 働 省 告 示 91 号 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 保 険 料 免 除 期 間 の 保 険 料 を 遡 及 して 支 払 う 期 間 が 短 いため 将 来 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 の 額 が 減 ってしまう 可 能 性 があった 11 ( 改 正 前 ) 申 請 免 除 等 注 1 を 遡 及 して 申 請 できる 期 間 直 近 の 7 月 まで( 学 生 納 付 特 例 は 直 近 の 4 月 ) [ 注 1 申 請 免 除 等 ] 保 険 料 4 分 の 3 免 除 保 険 料 半 額 免 除 保 険 料 4 分 の 1 免 除 学 生 納 付 特 例 若 年 者 納 付 猶 予 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 2 年 2 月 前 の 月 から 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 翌 月 6 月 までの 期 間 の 内 必 要 と 認 める 期 間 つまり 改 正 前 は 短 い 期 間 でしか 遡 及 適 用 できなかったが 改 正 後 は 保 険 料 の 徴 収 が 時 効 により 消 滅 していなければ 最 長 2 年 2 月 まで 遡 及 適 用 になりました ( 条 文 平 成 26.3.31 厚 労 告 191 号 ) 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 2 年 2 月 ( 保 険 料 の 納 期 限 に 係 る 月 であって 当 該 納 期 限 か ら 2 年 を 経 過 したものを 除 く) 前 の 月 から 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 翌 年 6 月 ( 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 月 から 1 月 から 6 月 までである 場 合 にあっては 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 6 月 )までの 期 間 のうち 必 要 と 認 める 期 間 ( 改 正 前 ) 26 年 7 月 26 年 12 月 に 申 請 遡 り 可 能 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 する 期 間
24 年 11 月 26 年 7 月 26 年 12 月 に 申 請 12 20 か 月 + 6 か 月 =26 か 月 (2 年 2 月 ) 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 する 期 間 上 記 の 改 正 に 伴 い 所 得 要 件 の 期 間 が 前 年 の 所 得 当 該 保 険 料 を 納 付 することを 要 しないものとすべき 月 の 属 する 年 の 前 年 の 所 得 に 改 正 ( 条 文 法 90 条 1 項 第 1 3 4 号 ) 当 該 保 険 料 を 納 付 することを 要 しないものとすべき 月 の 属 する 年 の 前 年 の 所 得 (1 月 から 6 月 までの 月 分 の 保 険 料 については 前 々 年 の 所 得 とする )がその 者 の 扶 養 親 族 等 の 有 無 及 び 数 に 応 じて 政 令 で 定 める 額 以 下 であるとき 未 支 給 年 金 の 請 求 者 の 拡 大 ( 法 19 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 未 支 給 年 金 の 請 求 範 囲 が ( 改 正 前 ) 生 計 を 同 じくする2 親 等 以 内 の 親 族 生 計 を 同 じくする3 親 等 以 内 の 親 族 具 体 的 には 甥 姪 子 の 配 偶 者 おじ おばに 拡 大 (いとこは 4 親 等 のため 含 まれない ) ( 条 文 法 19 条 ) 年 金 給 付 の 受 給 権 者 が 死 亡 した 場 合 において その 死 亡 した 者 に 支 給 すべき 年 金 給 付 でま だその 者 に 支 給 しなかったものがあるときは その 者 の 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 又 はこれらの 者 以 外 の 3 親 等 内 の 親 族 であって その 者 の 死 亡 の 当 時 その 者 と 生 計 を 同 じくしていたものは 自 己 の 名 で その 未 支 給 の 年 金 の 支 給 を 請 求 することができる
国 民 年 金 任 意 加 入 被 保 険 者 の 保 険 料 未 納 期 間 の 合 算 対 象 期 間 への 算 入 ( 法 附 則 7 条 1 項 ) (26 年 4 月 1 日 施 行 ) ( 背 景 ) 任 意 加 入 の 手 続 きをしたが 結 果 的 に 保 険 料 を 納 付 しないままだと 未 納 期 間 になっていた 無 年 金 者 の 救 済 という 観 点 から 新 設 13 ( 改 正 前 ) 任 意 加 入 の 手 続 きを 行 っても 保 険 料 を 納 付 期 限 までに 納 付 しなければ 未 納 期 間 となりま す 合 算 対 象 期 間 として 資 格 期 間 の 25 年 に 算 入 することが 平 成 26 年 4 月 から 可 能 に 対 象 となる 任 意 加 入 未 納 期 間 1 昭 和 61 年 4 月 1 日 前 の 国 民 年 金 の 任 意 加 入 被 保 険 者 で 保 険 料 を 納 付 しなかった 期 間 220 歳 以 上 の 学 生 で 任 意 加 入 をしたが 保 険 料 の 納 付 を 行 わなかった 期 間 ( 昭 和 36 年 4 月 1 日 から 平 成 3 年 3 月 31 日 までの 期 間 3 昭 和 61 年 4 月 1 日 以 後 の 海 外 居 住 者 で 任 意 加 入 をしたが 保 険 料 を 納 付 しなかった 期 間 注 付 加 保 険 料 1 の 納 付 期 間 延 長 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 今 までは 付 加 保 険 料 を 納 付 期 限 ( 翌 月 末 日 )までに 納 付 しなかった 場 合 加 入 辞 退 とみなされ その 後 の 納 付 は 不 可 という 厳 しい 条 件 過 去 2 年 分 までは 納 付 が 可 能 つまり 国 民 年 金 保 険 料 と 同 様 に 時 効 は 2 年 間 に 改 正 [ 注 1 付 加 保 険 料 ] 国 民 年 金 の 保 険 料 にプラスして 付 加 保 険 料 (1 ケ 月 400 円 )を 納 付 することにより 老 齢 基 礎 年 金 に 加 えて1か 月 納 付 につき 200 円 の 付 加 年 金 を 受 け 取 ることが 可 能
( 条 文 法 87 条 の 2,4 項 ) 第 1 項 の 規 定 により 保 険 料 ( 付 加 保 険 料 )を 納 付 する 者 となったものが 同 項 の 規 定 によ る 保 険 料 を 納 期 限 までに 納 付 しなかったときは その 納 期 限 の 日 に 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となつたときは その 加 入 員 となった 日 に 前 項 の 申 出 をしたものとみなす 14 同 項 の 規 定 による 保 険 料 を 納 期 限 までに 納 付 しなかったときは その 納 期 限 の 日 に が 削 除 された
第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 問 題 ( 法 附 則 9 条 4 の 2~9 条 4 の 6) 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) サラリーマンである 第 2 号 被 保 険 者 に 扶 養 されている 配 偶 者 (20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 ) は 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 となります 例 えば 夫 が 退 職 などで 第 3 号 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 した 場 合 第 1 号 被 保 険 者 となり その 届 出 は 本 人 が 行 うように 義 務 付 けられています ところが その 届 出 が 行 われなかったため 第 3 号 被 保 険 者 のままの 年 金 記 録 である 者 が 相 当 数 あることが 判 明 したのが 第 3 号 不 整 合 記 録 問 題 ということになります 15 夫 サラリーマン 第 2 号 被 保 険 者 無 職 第 1 号 被 保 険 者 サラリーマン 第 2 号 被 保 険 者 妻 ( 本 来 の 姿 ) サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 種 別 変 更 の 届 け 出 無 職 第 1 号 被 保 険 者 サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 妻 ( 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 ) サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 届 け 出 漏 れ 第 3 号 被 保 険 者 のまま 記 録 サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 不 整 合 期 間 年 金 の 記 録 上 は 年 金 を 納 付 した 形 になっているが 実 際 は 年 金 を 納 めていない 第 1 号 被 保 険 者 保 険 料 滞 納 期 間 現 状 第 3 号 被 保 険 者 保 険 料 納 付 済 期 間 年 金 記 録 上
( 対 策 ) 本 来 ならば 記 録 を 訂 正 し 年 金 額 を 再 計 算 して 年 金 の 額 を 減 額 するところを この 期 間 を 不 整 合 期 間 注 1 として 下 記 の 手 順 で 対 応 します 16 [ 注 1 不 整 合 期 間 ] 昭 和 61 年 4 月 から 平 成 25 年 6 月 までの 間 にある 第 3 号 被 保 険 者 期 間 のうち 第 1 号 被 保 険 者 期 間 として 記 録 の 訂 正 がなされた 期 間 対 策 1 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 ( 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ) 不 整 合 期 間 のうち 時 効 により 保 険 料 を 納 付 できない 期 間 ( 時 効 は 2 年 間 ) 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 として 学 生 納 付 特 例 と 同 様 の 扱 いに つまり 合 算 対 象 期 間 ( 年 金 額 には 反 映 されないが 受 給 資 格 期 間 には 算 入 される 期 間 )と して 取 扱 うこととする 規 定 を 設 け 無 年 金 となることを 防 止 時 効 のため 本 来 ならば 未 納 となる 不 整 合 期 間 を 合 算 対 象 期 間 として 扱 う ( 対 策 1の 条 文 法 附 則 9 条 の 4 の 2 1 項 ) 1 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 は 第 3 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 ( 昭 和 61 年 4 月 から 平 成 25 年 6 月 までの 間 にある 保 険 料 納 付 済 期 間 のうち 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 として 記 録 した 事 項 の 訂 正 がなされた 期 間 ( 不 整 合 期 間 )で あって 当 該 訂 正 がなされたときにおいて 保 険 料 を 徴 収 する 権 利 が 時 効 によって 消 滅 してい るもの( 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 )について 厚 生 労 働 大 臣 に 届 出 をすることができる 2 届 出 が 行 われたときは 当 該 届 出 に 係 る 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 ( 特 定 期 間 )について は 当 該 届 出 が 行 われた 日 以 後 学 生 納 付 特 例 の 規 定 により 納 付 することを 要 しないものと された 保 険 料 に 係 る 期 間 とみなす
対 策 2 特 定 保 険 料 の 納 付 ( 法 9 条 の 4 の 3) 2( 平 成 27 年 4 月 1 日 施 行 ) 過 去 10 年 間 の 不 整 合 の 期 間 の 特 例 追 納 を 可 能 とし 年 金 額 を 回 復 する 機 会 を 提 供 ( 平 成 27 年 4 月 から3 年 間 の 時 限 措 置 ) 17 対 策 2の 条 文 注 平 成 27 年 4 月 1 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 1 ( 特 定 保 険 料 納 付 期 限 日 )までの 間 において 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 ( 特 定 期 間 を 有 する 者 に 限 る )は 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 を 受 け 特 定 期 間 のうち 保 険 料 納 付 済 期 間 以 外 の 期 間 であって その 者 が 50 歳 以 上 60 歳 未 満 であった 期 間 (その 者 が 60 歳 未 満 である 場 合 承 認 の 日 の 属 する 月 前 10 年 以 内 の 期 間 )の 各 月 につき 特 定 保 険 料 を 納 付 ( 特 定 追 納 )することができる さらに 50 歳 から 60 歳 の 10 年 に 限 り 後 納 制 度 と 同 様 の 救 済 的 納 付 を 可 能 にしています [ 平 成 27 年 4 月 1 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 30 年 3 月 31 日 までの 間 対 策 3 特 定 受 給 者 の 老 齢 基 礎 年 金 等 の 特 例 ( 附 則 第 9 条 の4の4) 平 成 25 年 7 月 1 日 において 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 となった 期 間 が 第 3 号 被 保 険 者 期 間 であ るものとして 老 齢 基 礎 年 金 等 を 受 給 している 者 ( 以 下 特 定 受 給 者 という )については 平 成 30 年 3 月 までの 間 当 該 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなすものとする こと つまり 既 に 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 者 は 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみな します 相 当 受 給 権 者 には 緩 い 規 定 です 対 策 4 平 成 30 年 4 月 以 後 の 特 定 受 給 者 の 老 齢 基 礎 年 金 の 額 ( 附 則 第 9 条 の4の5) 特 定 受 給 者 に 支 給 する 平 成 30 年 4 月 以 後 の 月 分 の 老 齢 基 礎 年 金 の 額 については 訂 正 後 年 金 額 が 減 額 下 限 額 ( 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなして 国 民 年 金 法 第 27 条 の 規 定 等 に 基 づき 計 算 される 老 齢 基 礎 年 金 の 額 の 100 分 の 90 に 相 当 する 額 をいう )に 満 たないと きは 減 額 下 限 額 とするものとすること 特 例 追 納 をした 特 定 受 給 者 平 成 30 年 4 月 から 年 金 額 を 改 定 つまり 特 例 納 分 が 年 金 額 に 反 映
特 例 追 納 をしない 特 定 受 給 者 平 成 30 年 4 月 より 年 金 額 が 減 額 ただし 対 策 4のように 訂 正 後 年 金 額 < 訂 正 前 年 金 額 90/100 訂 正 前 年 金 額 90/100( 減 額 下 限 額 ) 18 対 策 5 不 整 合 期 間 を 有 する 者 の 障 害 基 礎 年 金 等 に 係 る 特 例 ( 附 則 第 9 条 の4の6) 平 成 25 年 7 月 1 日 において 不 整 合 期 間 であった 期 間 が 第 3 号 被 保 険 者 期 間 であるものと して 障 害 基 礎 年 金 又 は 遺 族 基 礎 年 金 等 を 受 給 している 者 について 当 該 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなすものとします 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 についての 届 出 氏 名 性 別 生 年 月 日 住 所 基 礎 年 金 番 号 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 等 を 記 載 した 届 書 に 国 民 年 金 手 帳 等 を 添 えて 日 本 年 金 機 構 に 提 出 することにより 行 います 資 料 の 提 供 等 共 済 組 合 等 又 は 健 康 保 険 組 合 に 対 する 資 料 の 提 供 請 求 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 過 去 の 不 整 合 記 録 を 是 正 する 観 点 から 厚 生 労 働 大 臣 は 共 済 組 合 等 及 び 健 康 保 険 組 合 に 対 して その 組 合 員 等 の 氏 名 住 所 等 の 事 項 の 閲 覧 資 料 の 提 供 が 可 能 に ( 条 文 法 108 条 1 項 ) 厚 生 労 働 大 臣 は 被 保 険 者 の 資 格 に 関 し 必 要 があると 認 めるときは 官 公 署 共 済 組 合 等 又 は 健 康 保 険 組 合 に 対 し 被 保 険 者 又 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 若 しくは 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 の 短 期 給 付 に 関 する 規 定 の 適 用 を 受 ける 組 合 員 私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 の 短 期 給 付 に 関 する 規 定 の 適 用 を 受 ける 加 入 者 若 しくは 健 康 保 険 若 しくは 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 の 氏 名 及 び 住 所 その 他 の 事 項 につき 必 要 な 書 類 の 閲 覧 又 は 資 料 の 提 供 を 求 めることができる ( 条 文 法 108 条 の 2 の 2 新 設 ) 共 済 組 合 等 は 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し その 組 合 員 又 は 加 入 者 が 第 2 号 被 保 険 者 でなくなったこ とに 関 して 必 要 な 情 報 の 提 供 を 行 うものとする
所 在 不 明 高 齢 者 に 係 る 届 出 義 務 化 ( 法 105 条 の 3 項 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 従 来 年 金 受 給 者 が 所 在 不 明 になった 場 合 同 居 の 世 帯 員 等 にその 届 け 出 る 義 務 なく 所 在 不 明 であるにもかかわらず 年 金 が 支 給 されていた 19 年 金 受 給 者 の 所 在 が 明 らかでない 場 合 同 居 の 親 族 等 に 対 して 所 在 不 明 である 旨 の 届 け 出 が 義 務 化 所 在 不 明 が 明 らかになった 場 合 年 金 の 支 給 が 一 時 差 し 止 めに ( 条 文 法 105 条 の 3 項 ) 受 給 権 者 又 は 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 は 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 厚 生 労 働 省 令 の 定 める 事 項 を 届 け 出 かつ 厚 生 労 働 省 令 の 定 める 書 類 その 他 の 物 件 を 提 出 しなければならない 又 は 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 が 追 加 されました 則 23 条 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 は 受 給 権 者 の 所 在 が 1 か 月 以 上 明 らかでない 場 合 速 やかに 届 出 まとめ 平 成 26 年 度 の 法 改 正 は 年 金 関 係 は 目 白 押 しです まずは 全 体 像 を 把 握 するのが 大 切 です 次 回 は 厚 生 年 金 保 険 法 です