社労士合格 弾丸合格セミナー



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[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

Microsoft Word 日本年金機構職員退職手当規程(規程第36号)

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

役員退職手当規程

240709

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

Microsoft Word - P211-P221ウラ白出力用

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

国民年金

役員退職金支給規程

神戸市重度障害者特別給付金支給要綱

防府市知的障害者生活協力員紹介事業実施要綱

( 支 給 制 限 ) 第 4 条 市 長 は 前 条 の 規 定 にかかわらず 給 対 象 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するとき は 給 金 を 支 給 しないものとする (1) 年 額 405,696 円 以 上 の 公 的 年 金 等 を 受 給 しているとき (2) 生 活

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

 

(6) 31 年 以 上 の 期 間 については 1 年 につき100 分 の120 2 前 項 に 規 定 する 者 のうち 負 傷 若 しくは 病 気 ( 以 下 傷 病 という 傷 病 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 128 号 ) 第 81 条

職員退職手当規程

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した


育児・介護休業等に関する規則

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

第 3 章 給 付 45 第 1 節 裁 定 等 46 1 給 付 の 種 類 46 2 裁 定 46 3 年 金 の 支 給 期 間 と 支 払 期 月 47 第 2 節 老 齢 基 礎 年 金 49 1 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 49 2 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

PowerPoint プレゼンテーション

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

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東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

5 満 60 歳 以 上 の 祖 父 母 二 親 等 の 直 系 血 族 である 実 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 又 は 養 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 をいう 6 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 弟

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

FP知年金_-D-_[本文].indb

第14章 国民年金

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

日本年金機構編 年金相談マニュアル-08 勧奨編(平成24年5月改訂-第06版) 【308頁】サンプル

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

P 適 用 事 業 所 厚 生 年 金 保 険 法 第 1 回 講 義 資 料 法 人 経 営 強 制 適 用 個 人 経 営 ( 強 制 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 強 制 適 用 5 人 未 満 任 意 適 用 ( 任 意 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 任 意 適 用

厚 生 年 金 制 度 及 び 年 金 払 い 退 職 給 付 について 日 本 郵 政 共 済 組 合

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

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退職手当とは

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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

公平委員会設置条例

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6-2第1種退職年金

【労働保険事務組合事務処理規約】

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

無年金外国人高齢者福祉手当要綱

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(2) 本 人 本 人 の 配 偶 者 及 び 扶 養 義 務 者 の 前 年 (1 月 から3 月 までの 間 に 申 請 する ときは 前 々 年 )の 所 得 を 確 認 できる 書 類 (3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 めた 書 類 2 市 長 は 前 項 の 申 請 書 に 添

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◆併給の調整◆

児童扶養手当(大阪府)

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年金制度のあらまし

Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域

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年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

スライド 1

職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

スライド 1

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申


(3) 勤 続 期 間 が 10 年 以 上 であって 定 年 により 退 職 したとき (4) 勤 続 期 間 が 15 年 以 上 であって 職 務 上 特 に 功 労 があった 者 が 退 職 したとき (5) 前 各 号 に 準 ずる 理 由 により 増 額 する 必 要 があると 理 事

定款

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社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

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H25要綱本文

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

当 が 支 払 われない 場 合 において 前 項 第 2 号 に 該 当 するときは 機 構 は 当 該 遺 族 に 対 し 第 2 項 に 規 定 する 事 情 を 勘 案 して 当 該 退 職 手 当 の 全 部 又 は 一 部 を 支 給 しないこととする 措 置 を 行 うことができる 5

か 行 繰 上 げ/ 繰 上 げ 支 給 の 国 民 年 金 受 取 額 は 少 なくなるが 年 金 を 早 く 受 け 取 ること 早 期 ( 減 額 ) 支 払 い 65 歳 から 受 け 取 る 年 金 を 前 倒 しで 減 額 して 受 ける 年 金 繰 上 げ 請 求 早 期 に 受 け

Transcription:

第 37 回 目 国 民 年 金 法 法 改 正 傾 向 と 対 策 それでは 第 37 回 目 の 講 義 国 民 年 金 法 法 改 正 の 解 説 を 進 めていきます 平 成 26 年 度 から 消 費 税 が 5%から 8%に 上 がり その 増 加 分 を 社 会 保 障 関 係 の 維 持 に 充 てる ことが 可 能 になったこともあり 多 くの 箇 所 で 改 正 があります 1 総 じて 受 給 権 者 の 有 利 な 改 正 になっているので 出 題 者 も 出 しやすいのではないかと 思 い ます どうしても 法 改 正 というと 神 経 質 になってしまいますが 例 えば 遺 族 の 範 囲 が 従 来 の 子 のある 妻 又 は 子 から 配 偶 者 又 は 子 に 大 きく 改 正 されています 遺 族 に 関 しては 複 数 の 条 文 で 遺 族 の 範 囲 が 絡 んできますが 単 に 子 のある 妻 の 箇 所 が 配 偶 者 に 変 更 になっただけです 条 文 を 掘 り 下 げて 確 認 していくと 正 直 難 解 な 条 文 もあり 時 間 ばかりかかってしまいます 法 改 正 に 関 しては 他 の 科 目 も 同 じですが まずは 改 正 の 概 略 ( 改 正 前 改 正 後 や 背 景 ) 数 字 の 暗 記 新 設 の 法 律 の 場 合 は 用 語 の 定 義 条 文 はキーワードを 意 識 した 学 習 ( 選 択 式 対 策 として) を 押 さえてください 法 改 正 に 関 しての 過 去 の 傾 向 としては 初 年 度 は 深 く 掘 り 下 げた 問 題 は 出 題 されません どちらかというと 様 子 を 見 ながら 出 題 しているような 状 況 です むしろ 昨 年 の 法 改 正 を 突 っ 込 んでくる 傾 向 にあります いずれにしても 浅 く 広 く 学 習 しながらポイントを 押 さえていくことが 重 要 です

社 労 士 ルパン 先 生 と 総 務 部 にいる 社 労 士 を 目 指 すフジ 子 さんとの 会 話 先 生 こんにちは フジ 子 さん 休 憩 時 間 なのに 熱 心 だね はい 少 しでも 時 間 があれば 勉 強 したいので ところで 先 生 年 金 の 法 改 正 が たくさんあって 大 変 です そうだね 消 費 税 の 増 税 分 を 社 会 保 障 に 振 り 向 けるということなので 目 に 見 える 形 で 年 金 が 改 正 されたね こまごまあって 何 とかしてほしいです 今 回 の 改 正 で 見 ると 受 給 権 者 に 有 利 に 改 正 された 点 が 目 立 ちますね そりゃ 消 費 税 を 上 げておきながら 給 付 が 押 さえられたら 国 民 が 黙 っていませんか らね ところで 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 は 新 しい 用 語 が 出 てきたりで 嫌 になり ます 今 回 の 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 に 関 しては ねんきん 定 期 便 により 発 覚 したよう なところもあり 何 とか 受 給 権 者 に 不 利 益 を 生 じないように 考 えていますね 本 来 通 常 夫 が 退 職 して 第 2 号 被 保 険 者 から 第 1 号 になった 場 合 第 3 号 被 保 険 者 である 妻 自 身 が 第 1 号 被 保 険 者 への 種 別 変 更 届 けをするところを 忘 れてしまったため に 生 じた 問 題 だから 行 政 だけの 問 題 でもないんだけど 受 給 権 者 には 相 当 遠 慮 した 対 策 になっています そうですね いずれにしても 試 験 対 策 上 は 取 りあえず 浅 く 広 く そして 少 しずつ 重 要 なポイン トを 深 くという 流 れで 学 習 することをお 勧 めします 年 金 だけではないですからね わかりました 2 それでは まず 暗 記 すべき 数 字 から 確 認 していきます 毎 月 支 払 う 保 険 料 額 に 乗 じる 保 険 料 改 定 率 と 老 齢 基 礎 年 金 等 の 年 金 額 に 乗 じる 改 定 率 は 全 く 別 のものということを 意 識 して 押 さえてく ださい (1) 保 険 料 毎 月 支 払 う 保 険 料 年 度 法 定 額 保 険 料 改 定 率 保 険 料 額 注 1 平 成 25 年 度 15,820 円 0.951 15,040 円 注 2 平 成 26 年 度 16,100 円 (15,820 円 +280 円 ) 0.947 15,250 円 注 3 平 成 27 年 度 16,380 円 (16,100 円 +280 円 ) 0.952 15,590 円 平 成 28 年 度 16,660 円 (16,380 円 +280 円 ) 未 確 定 平 成 29 年 度 16,900 円 未 確 定 ( 赤 字 は 暗 記 数 字 です)

[ 注 1 15,040 円 ] 15,820 円 0.951 15,044 円 15,040 円 3 [ 注 2 15,250 円 ] 16,100 円 0.947 15,246 円 15,250 円 [ 注 3 15,590 円 ] 16,380 円 0.952 15,593 円 15,590 円 上 記 の 端 数 処 理 ( 法 87 条 3 項 ) 保 険 料 の 額 は 法 定 額 に 保 険 料 改 定 率 を 乗 じて 得 た 額 (その 額 に5 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 切 り 捨 て 5 円 以 上 10 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 10 円 に 切 り 上 げるものとする )とする (2) 年 金 額 ( 平 成 26 年 度 ) 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 額 本 来 の 年 金 額 780,200 円 改 定 率 (0.985) 平 成 16 年 改 正 当 時 の 780,900 円 に 改 定 率 注 1 を 乗 じて 得 た 額 [ 注 1 改 定 率 ] 平 成 25 年 度 の 改 定 率 0.982 平 成 26 年 度 の 改 定 率 0.982 1.003( 名 目 手 取 り 変 動 率 ) 0.985 新 規 裁 定 者 の 改 定 率 は 毎 年 度 名 目 手 取 り 賃 金 変 動 率 を 基 準 として 改 定 し 当 該 年 度 の 4 月 以 降 の 年 金 たる 給 付 に 適 用 物 価 スライド 特 例 措 置 ( 平 成 26 年 度 ) 804,200 円 物 価 スライド(0.961)=772,800 円

覚 える 数 字 のまとめ 内 容 ( 保 険 料 ) 平 成 26 年 度 の 保 険 料 改 定 率 ( 保 険 料 ) 平 成 27 年 度 の 保 険 料 改 定 率 ( 年 金 額 ) 平 成 26 年 度 の 年 金 額 の 改 定 率 ( 年 金 額 ) 平 成 26 年 度 の 物 価 スライド 特 例 措 置 0.947 0.952 0.985 0.961 社 労 士 合 格 弾 丸 合 格 セミナー 4 (3) 脱 退 一 時 金 脱 退 一 時 金 の 額 は 保 険 料 の 改 定 により 毎 年 自 動 的 に 改 定 されます 対 象 月 数 支 給 額 6 月 以 上 12 月 未 満 45,750 円 12 月 以 上 18 月 未 満 91,500 円 18 月 以 上 24 月 未 満 137,250 円 24 月 以 上 30 月 未 満 183,000 円 30 月 以 上 36 月 未 満 228,750 円 36 月 以 上 274,500 円 金 額 に 関 しては 平 成 26 年 度 の 保 険 料 額 (15,250 円 ) 3=45,750 円 残 りは 45,750 円 を 加 算 していけば 支 給 額 になります 91,500 円 =45,750 円 +45,750 円

支 給 の 繰 下 げ( 法 28 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 [ 背 景 ] 65 歳 から 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 と 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 の 開 始 を 66 歳 以 降 ( 最 大 70 歳 ま で)に 遅 らせることで 増 額 させる 制 度 が 繰 り 下 げ 支 給 の 制 度 になります 注 ただし 増 額 1 できるのは 70 歳 までで それ 以 降 遅 らせても 増 額 されることはありません 5 65 歳 時 に 送 付 される 裁 定 請 求 のハガキを 提 出 しなければ 自 動 的 に 繰 り 下 げになるわけで すが その 後 年 金 の 支 給 を 開 始 したい 場 合 は 改 めて 請 求 の 手 続 きが 必 要 になります ( 改 正 前 ) 請 求 の 手 続 きを 忘 れてしまい 例 えば 72 歳 に 到 達 して 請 求 を 行 った 場 合 経 過 した 2 年 分 については 遡 っての 支 給 はありませんでした (2 年 分 は 損 ) 請 求 手 続 きが 遅 れて 70 歳 以 降 になった 場 合 70 歳 時 点 に 遡 って 請 求 手 続 き(70 歳 に 達 した 翌 月 分 から 年 金 支 給 )をしたものとみなす ことになりました つまり 72 歳 で 請 求 した 場 合 は 2 年 間 分 が 支 給 されるということです ( 具 体 的 には 初 回 の 支 給 日 に 加 算 されます ) [ 注 1 増 額 ] 増 額 幅 は 1 年 以 上 (12 ケ 月 )~ 最 大 5 年 (60 ケ 月 ) 1 か 月 0.7% 単 位 で 増 額 108.4%(66 歳 受 給 開 始 )~142%(70 歳 受 給 開 始 )) ( 横 断 ) 厚 生 年 金 保 険 法 44 条 の 3 繰 下 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 共 通 ( 改 正 前 ) 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 繰 り 下 げ 70 歳 の 達 した 翌 月 以 後 に 申 出 があった 場 合 年 金 の 支 給 は 申 出 があった 翌 月 から 開 始 ( 具 体 例 では 72 歳 で 申 出 をした 翌 月 から 支 給 開 始 ) 65 歳 66 歳 70 歳 72 歳 で 申 出 請 求 しない 例 えば 65 歳 から 5 年 間 繰 り 下 げた 場 合 で 72 歳 で 申 出 を 行 った 場 合 上 記 2 年 間 の 部 分 は 受 給 できなかった ( 無 駄 になる )

70 歳 の 達 した 翌 月 以 後 に 申 出 があった 場 合 70 歳 に 達 した 日 に 申 出 があったものとみなす 6 65 歳 66 歳 70 歳 72 歳 で 申 出 請 求 しない 改 正 後 は の 部 分 も 遡 って 支 給 されることに (2 年 間 分 が 受 給 できます ) ただし 平 成 26 年 4 月 1 日 より 前 に 70 歳 に 到 達 している 場 合 で 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 に 遅 れて 請 求 した 場 合 平 成 26 年 5 月 分 からしか 年 金 が 支 給 されません その 他 のポイントとしては 年 金 の 受 給 権 の 時 効 は 5 年 間 なので 仮 に 80 歳 で 気 が 付 い ても 5 年 前 しか 遡 れません ( 条 文 法 28 条 老 齢 基 礎 年 金 の 繰 り 下 げ 支 給 ) 1 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 有 する 者 であって 66 歳 に 達 する 前 に 当 該 老 齢 基 礎 年 金 を 請 求 していなかったものは 厚 生 労 働 大 臣 に 当 該 老 齢 基 礎 年 金 の 支 給 繰 下 げの 申 出 をすることが できる ただし その 者 が 65 歳 に 達 したときに 他 の 年 金 たる 給 付 ( 他 の 年 金 給 付 ( 付 加 年 金 を 除 く ) 又 は 被 用 者 年 金 各 法 による 年 金 たる 給 付 ( 老 齢 又 は 退 職 を 支 給 事 由 とするものを 除 く ) の 受 給 権 者 であったとき 又 は 65 歳 に 達 した 日 から 66 歳 に 達 した 日 までの 間 において 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となったときは この 限 りでない 266 歳 に 達 した 日 後 に 下 記 に 掲 げる 者 が 前 項 の 申 出 をしたときは 当 該 各 号 に 定 める 日 に おいて 同 項 申 出 があったものとみなす 170 歳 に 達 する 日 前 に 他 の 年 金 たる 給 付 の 受 給 権 者 となった 者 他 の 年 金 たる 給 付 を 支 給 すべき 事 由 が 生 じた 日 270 歳 に 達 した 日 後 にある 者 (1を 除 く) 70 歳 に 達 した 日

保 険 料 納 付 要 件 の 特 例 の 延 長 ( 昭 60 法 附 則 20 条 ) 平 成 25 年 6 月 26 日 施 行 ( 改 正 前 ) 初 診 日 が 平 成 28 年 4 月 1 日 初 診 日 が 平 成 38 年 4 月 1 日 7 障 害 厚 生 年 金 の 特 例 の 延 長 も 同 じ 遺 族 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 の 特 例 の 延 長 も 同 じ( 初 診 日 死 亡 日 ) 障 害 年 金 の 額 改 定 請 求 に 係 わる 待 期 期 間 の 一 部 緩 和 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 者 は 障 害 の 程 度 が 増 進 した 場 合 障 害 年 金 の 額 の 改 定 請 求 を 行 うことが 可 能 です ただし 改 定 請 求 の 濫 用 防 止 のために 改 定 請 求 を 行 う 場 合 従 前 の 支 給 決 定 があってから 1 年 の 待 期 期 間 が 経 過 しないと 改 定 請 求 をすることができ ませんでした 障 害 の 程 度 が 増 進 したことが 明 らかに 確 認 できる 場 合 この 1 年 の 待 期 期 間 を 待 たずに 額 の 改 定 請 求 が 可 能 に ( 改 正 前 ) 改 定 請 求 1 年 間 は 請 求 不 可 請 求 可 能

改 定 請 求 1 年 間 8 請 求 不 可 請 求 可 能 ( 条 文 法 34 条 3 項 ) 前 項 の 請 求 は 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 者 の 障 害 の 程 度 が 増 進 したことが 明 らかである 場 合 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 を 除 き 当 該 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 日 又 は 第 1 項 の 規 定 による 厚 生 労 働 大 臣 の 診 査 を 受 けた 日 から 起 算 して1 年 を 経 過 した 日 後 でなけれ ば 行 うことができない ( 条 文 の 難 しい 言 い 回 しですが 障 害 の 程 度 が 増 進 ( 中 略 ) 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 場 合 を 除 き とは この 以 外 は 従 来 通 り 1 年 経 過 後 でなければ 請 求 出 来 ないということです ) 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 対 象 の 拡 大 ( 法 37 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 改 正 前 ) 子 のある 妻 又 は 子 が 遺 族 の 範 囲 で 母 子 家 庭 や 一 定 の 要 件 の 子 に 対 しての 支 給 父 子 家 庭 にも 拡 大 されました 他 の 条 項 も 改 正 がありますが 単 純 に 従 来 の 子 のある 妻 又 は 子 配 偶 者 又 は 子 つまり 妻 が 配 偶 者 に 変 わっただけです ( 条 文 法 37 条 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 ) 遺 族 基 礎 年 金 は 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 場 合 に その 者 の 配 偶 者 又 は 子 に 支 給 する

国 民 年 金 の 保 険 料 免 除 期 間 に 係 わる 保 険 料 の 取 扱 いの 改 善 ( 法 89 条 1 項 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 9 (1) 保 険 料 を 前 納 した 後 に 免 除 に 該 当 した 場 合 ( 背 景 ) 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 したら 法 定 免 除 に 該 当 し 保 険 料 が 免 除 されます しかし 下 記 のように 既 に 保 険 料 の 前 納 を 済 ませた 後 で 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 発 生 し た 場 合 還 付 出 来 ずに 不 利 益 が 生 じていました つまり 前 納 分 として 処 理 され 前 納 の 期 間 が 過 ぎた 後 にようやく 免 除 期 間 ということです ( 前 納 分 なので 年 金 の 額 には 反 映 されます ) 障 害 基 礎 年 金 受 給 権 発 生 納 付 済 み 前 納 前 納 ( 還 付 不 可 ) 免 除 期 間 前 納 保 険 料 を 前 納 した 後 に 法 定 免 除 に 該 当 した 場 合 法 定 免 除 に 属 する 月 以 降 は 保 険 料 納 付 済 み 期 間 にするか 還 付 するかの 選 択 が 可 能 に 障 害 基 礎 年 金 受 給 権 発 生 納 付 済 み 前 納 免 除 期 間 免 除 期 間 還 付 もしくは 保 険 料 納 付 ( 条 文 89 条 1 項 ) 被 保 険 者 ( 第 90 条 の2 第 1 項 から 第 3 項 までの 規 定 の 適 用 を 受 ける 被 保 険 者 を 除 く )が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するに 至 ったときは その 該 当 するに 至 った 日 の 属 する 月 の 前 月 からこれに 該 当 しなくなる 日 の 属 する 月 までの 期 間 に 係 る 保 険 料 は 既 に 納 付 されたもの 及 び 第 93 条 第 1 項 の 規 定 により 前 納 されたものを 除 き 納 付 することを 要 しない 及 び 第 93 条 第 1 項 の 規 定 により 前 納 されたもの の 部 分 が 削 除 されています

(2) 遡 及 して 法 定 免 除 となった 場 合 ( 過 去 に 遡 って 障 害 基 礎 年 金 を 受 給 した 場 合 等 ) ( 改 正 前 ) その 期 間 分 として 免 除 該 当 後 に 納 付 されていた 保 険 料 は 必 ず 還 付 になっていた 本 人 が 特 に 希 望 する 場 合 にはその 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 として 取 り 扱 うことも 可 能 に 10 (3) 法 定 免 除 該 当 の 場 合 の 保 険 料 納 付 又 は 前 納 が 可 能 に( 法 89 条 第 2 項 )( 新 設 ) ( 背 景 ) 例 えば 障 害 の 状 態 が 軽 減 し 障 害 基 礎 年 金 の 受 給 権 が 消 滅 した 場 合 には 法 定 免 除 期 間 ( 国 庫 負 担 分 のみ 老 齢 基 礎 年 金 の 額 に 反 映 )の 影 響 で 注 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 1 が 満 額 受 給 できる 可 能 性 がなくなります [ 注 1 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 ] 障 害 基 礎 年 金 は 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 (780,900 円 改 定 率 )が 支 給 されます (1 級 の 場 合 は 780,900 円 改 定 率 125/100) ( 条 文 法 89 条 第 2 項 ) 法 定 免 除 の 規 定 により 納 付 することを 要 しないものとされた 保 険 料 について 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 から 当 該 保 険 料 に 係 る 期 間 の 各 月 につき 保 険 料 を 納 付 する 旨 の 申 出 があったときは 当 該 申 出 のあった 期 間 に 係 る 保 険 料 に 限 り 同 項 の 規 定 は 適 用 しない ( 改 正 前 ) 法 定 免 除 に 該 当 保 険 料 が 免 除 という 選 択 肢 のみ 法 定 免 除 に 該 当 選 択 可 能 に 保 険 料 免 除 保 険 料 を 納 付 又 は 前 納 将 来 の 老 齢 基 礎 年 金 の 満 額 を 受 給 できるように 改 正

保 険 料 免 除 の 遡 及 適 用 ( 厚 生 労 働 省 告 示 91 号 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 保 険 料 免 除 期 間 の 保 険 料 を 遡 及 して 支 払 う 期 間 が 短 いため 将 来 受 給 する 老 齢 基 礎 年 金 の 額 が 減 ってしまう 可 能 性 があった 11 ( 改 正 前 ) 申 請 免 除 等 注 1 を 遡 及 して 申 請 できる 期 間 直 近 の 7 月 まで( 学 生 納 付 特 例 は 直 近 の 4 月 ) [ 注 1 申 請 免 除 等 ] 保 険 料 4 分 の 3 免 除 保 険 料 半 額 免 除 保 険 料 4 分 の 1 免 除 学 生 納 付 特 例 若 年 者 納 付 猶 予 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 2 年 2 月 前 の 月 から 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 翌 月 6 月 までの 期 間 の 内 必 要 と 認 める 期 間 つまり 改 正 前 は 短 い 期 間 でしか 遡 及 適 用 できなかったが 改 正 後 は 保 険 料 の 徴 収 が 時 効 により 消 滅 していなければ 最 長 2 年 2 月 まで 遡 及 適 用 になりました ( 条 文 平 成 26.3.31 厚 労 告 191 号 ) 申 請 のあった 日 の 属 する 月 の 2 年 2 月 ( 保 険 料 の 納 期 限 に 係 る 月 であって 当 該 納 期 限 か ら 2 年 を 経 過 したものを 除 く) 前 の 月 から 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 翌 年 6 月 ( 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 月 から 1 月 から 6 月 までである 場 合 にあっては 当 該 申 請 のあった 日 の 属 する 年 の 6 月 )までの 期 間 のうち 必 要 と 認 める 期 間 ( 改 正 前 ) 26 年 7 月 26 年 12 月 に 申 請 遡 り 可 能 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 する 期 間

24 年 11 月 26 年 7 月 26 年 12 月 に 申 請 12 20 か 月 + 6 か 月 =26 か 月 (2 年 2 月 ) 厚 生 労 働 大 臣 が 指 定 する 期 間 上 記 の 改 正 に 伴 い 所 得 要 件 の 期 間 が 前 年 の 所 得 当 該 保 険 料 を 納 付 することを 要 しないものとすべき 月 の 属 する 年 の 前 年 の 所 得 に 改 正 ( 条 文 法 90 条 1 項 第 1 3 4 号 ) 当 該 保 険 料 を 納 付 することを 要 しないものとすべき 月 の 属 する 年 の 前 年 の 所 得 (1 月 から 6 月 までの 月 分 の 保 険 料 については 前 々 年 の 所 得 とする )がその 者 の 扶 養 親 族 等 の 有 無 及 び 数 に 応 じて 政 令 で 定 める 額 以 下 であるとき 未 支 給 年 金 の 請 求 者 の 拡 大 ( 法 19 条 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 未 支 給 年 金 の 請 求 範 囲 が ( 改 正 前 ) 生 計 を 同 じくする2 親 等 以 内 の 親 族 生 計 を 同 じくする3 親 等 以 内 の 親 族 具 体 的 には 甥 姪 子 の 配 偶 者 おじ おばに 拡 大 (いとこは 4 親 等 のため 含 まれない ) ( 条 文 法 19 条 ) 年 金 給 付 の 受 給 権 者 が 死 亡 した 場 合 において その 死 亡 した 者 に 支 給 すべき 年 金 給 付 でま だその 者 に 支 給 しなかったものがあるときは その 者 の 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 又 はこれらの 者 以 外 の 3 親 等 内 の 親 族 であって その 者 の 死 亡 の 当 時 その 者 と 生 計 を 同 じくしていたものは 自 己 の 名 で その 未 支 給 の 年 金 の 支 給 を 請 求 することができる

国 民 年 金 任 意 加 入 被 保 険 者 の 保 険 料 未 納 期 間 の 合 算 対 象 期 間 への 算 入 ( 法 附 則 7 条 1 項 ) (26 年 4 月 1 日 施 行 ) ( 背 景 ) 任 意 加 入 の 手 続 きをしたが 結 果 的 に 保 険 料 を 納 付 しないままだと 未 納 期 間 になっていた 無 年 金 者 の 救 済 という 観 点 から 新 設 13 ( 改 正 前 ) 任 意 加 入 の 手 続 きを 行 っても 保 険 料 を 納 付 期 限 までに 納 付 しなければ 未 納 期 間 となりま す 合 算 対 象 期 間 として 資 格 期 間 の 25 年 に 算 入 することが 平 成 26 年 4 月 から 可 能 に 対 象 となる 任 意 加 入 未 納 期 間 1 昭 和 61 年 4 月 1 日 前 の 国 民 年 金 の 任 意 加 入 被 保 険 者 で 保 険 料 を 納 付 しなかった 期 間 220 歳 以 上 の 学 生 で 任 意 加 入 をしたが 保 険 料 の 納 付 を 行 わなかった 期 間 ( 昭 和 36 年 4 月 1 日 から 平 成 3 年 3 月 31 日 までの 期 間 3 昭 和 61 年 4 月 1 日 以 後 の 海 外 居 住 者 で 任 意 加 入 をしたが 保 険 料 を 納 付 しなかった 期 間 注 付 加 保 険 料 1 の 納 付 期 間 延 長 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 今 までは 付 加 保 険 料 を 納 付 期 限 ( 翌 月 末 日 )までに 納 付 しなかった 場 合 加 入 辞 退 とみなされ その 後 の 納 付 は 不 可 という 厳 しい 条 件 過 去 2 年 分 までは 納 付 が 可 能 つまり 国 民 年 金 保 険 料 と 同 様 に 時 効 は 2 年 間 に 改 正 [ 注 1 付 加 保 険 料 ] 国 民 年 金 の 保 険 料 にプラスして 付 加 保 険 料 (1 ケ 月 400 円 )を 納 付 することにより 老 齢 基 礎 年 金 に 加 えて1か 月 納 付 につき 200 円 の 付 加 年 金 を 受 け 取 ることが 可 能

( 条 文 法 87 条 の 2,4 項 ) 第 1 項 の 規 定 により 保 険 料 ( 付 加 保 険 料 )を 納 付 する 者 となったものが 同 項 の 規 定 によ る 保 険 料 を 納 期 限 までに 納 付 しなかったときは その 納 期 限 の 日 に 国 民 年 金 基 金 の 加 入 員 となつたときは その 加 入 員 となった 日 に 前 項 の 申 出 をしたものとみなす 14 同 項 の 規 定 による 保 険 料 を 納 期 限 までに 納 付 しなかったときは その 納 期 限 の 日 に が 削 除 された

第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 問 題 ( 法 附 則 9 条 4 の 2~9 条 4 の 6) 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) サラリーマンである 第 2 号 被 保 険 者 に 扶 養 されている 配 偶 者 (20 歳 以 上 60 歳 未 満 の 者 ) は 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 となります 例 えば 夫 が 退 職 などで 第 3 号 被 保 険 者 の 資 格 を 喪 失 した 場 合 第 1 号 被 保 険 者 となり その 届 出 は 本 人 が 行 うように 義 務 付 けられています ところが その 届 出 が 行 われなかったため 第 3 号 被 保 険 者 のままの 年 金 記 録 である 者 が 相 当 数 あることが 判 明 したのが 第 3 号 不 整 合 記 録 問 題 ということになります 15 夫 サラリーマン 第 2 号 被 保 険 者 無 職 第 1 号 被 保 険 者 サラリーマン 第 2 号 被 保 険 者 妻 ( 本 来 の 姿 ) サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 種 別 変 更 の 届 け 出 無 職 第 1 号 被 保 険 者 サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 妻 ( 第 3 号 被 保 険 者 の 不 整 合 期 間 ) サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 届 け 出 漏 れ 第 3 号 被 保 険 者 のまま 記 録 サラリーマンの 被 扶 養 配 偶 者 第 3 号 被 保 険 者 不 整 合 期 間 年 金 の 記 録 上 は 年 金 を 納 付 した 形 になっているが 実 際 は 年 金 を 納 めていない 第 1 号 被 保 険 者 保 険 料 滞 納 期 間 現 状 第 3 号 被 保 険 者 保 険 料 納 付 済 期 間 年 金 記 録 上

( 対 策 ) 本 来 ならば 記 録 を 訂 正 し 年 金 額 を 再 計 算 して 年 金 の 額 を 減 額 するところを この 期 間 を 不 整 合 期 間 注 1 として 下 記 の 手 順 で 対 応 します 16 [ 注 1 不 整 合 期 間 ] 昭 和 61 年 4 月 から 平 成 25 年 6 月 までの 間 にある 第 3 号 被 保 険 者 期 間 のうち 第 1 号 被 保 険 者 期 間 として 記 録 の 訂 正 がなされた 期 間 対 策 1 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 ( 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ) 不 整 合 期 間 のうち 時 効 により 保 険 料 を 納 付 できない 期 間 ( 時 効 は 2 年 間 ) 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 として 学 生 納 付 特 例 と 同 様 の 扱 いに つまり 合 算 対 象 期 間 ( 年 金 額 には 反 映 されないが 受 給 資 格 期 間 には 算 入 される 期 間 )と して 取 扱 うこととする 規 定 を 設 け 無 年 金 となることを 防 止 時 効 のため 本 来 ならば 未 納 となる 不 整 合 期 間 を 合 算 対 象 期 間 として 扱 う ( 対 策 1の 条 文 法 附 則 9 条 の 4 の 2 1 項 ) 1 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 は 第 3 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 ( 昭 和 61 年 4 月 から 平 成 25 年 6 月 までの 間 にある 保 険 料 納 付 済 期 間 のうち 第 1 号 被 保 険 者 としての 被 保 険 者 期 間 として 記 録 した 事 項 の 訂 正 がなされた 期 間 ( 不 整 合 期 間 )で あって 当 該 訂 正 がなされたときにおいて 保 険 料 を 徴 収 する 権 利 が 時 効 によって 消 滅 してい るもの( 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 )について 厚 生 労 働 大 臣 に 届 出 をすることができる 2 届 出 が 行 われたときは 当 該 届 出 に 係 る 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 ( 特 定 期 間 )について は 当 該 届 出 が 行 われた 日 以 後 学 生 納 付 特 例 の 規 定 により 納 付 することを 要 しないものと された 保 険 料 に 係 る 期 間 とみなす

対 策 2 特 定 保 険 料 の 納 付 ( 法 9 条 の 4 の 3) 2( 平 成 27 年 4 月 1 日 施 行 ) 過 去 10 年 間 の 不 整 合 の 期 間 の 特 例 追 納 を 可 能 とし 年 金 額 を 回 復 する 機 会 を 提 供 ( 平 成 27 年 4 月 から3 年 間 の 時 限 措 置 ) 17 対 策 2の 条 文 注 平 成 27 年 4 月 1 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 1 ( 特 定 保 険 料 納 付 期 限 日 )までの 間 において 被 保 険 者 又 は 被 保 険 者 であった 者 ( 特 定 期 間 を 有 する 者 に 限 る )は 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 を 受 け 特 定 期 間 のうち 保 険 料 納 付 済 期 間 以 外 の 期 間 であって その 者 が 50 歳 以 上 60 歳 未 満 であった 期 間 (その 者 が 60 歳 未 満 である 場 合 承 認 の 日 の 属 する 月 前 10 年 以 内 の 期 間 )の 各 月 につき 特 定 保 険 料 を 納 付 ( 特 定 追 納 )することができる さらに 50 歳 から 60 歳 の 10 年 に 限 り 後 納 制 度 と 同 様 の 救 済 的 納 付 を 可 能 にしています [ 平 成 27 年 4 月 1 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 30 年 3 月 31 日 までの 間 対 策 3 特 定 受 給 者 の 老 齢 基 礎 年 金 等 の 特 例 ( 附 則 第 9 条 の4の4) 平 成 25 年 7 月 1 日 において 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 となった 期 間 が 第 3 号 被 保 険 者 期 間 であ るものとして 老 齢 基 礎 年 金 等 を 受 給 している 者 ( 以 下 特 定 受 給 者 という )については 平 成 30 年 3 月 までの 間 当 該 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなすものとする こと つまり 既 に 老 齢 基 礎 年 金 等 の 受 給 者 は 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみな します 相 当 受 給 権 者 には 緩 い 規 定 です 対 策 4 平 成 30 年 4 月 以 後 の 特 定 受 給 者 の 老 齢 基 礎 年 金 の 額 ( 附 則 第 9 条 の4の5) 特 定 受 給 者 に 支 給 する 平 成 30 年 4 月 以 後 の 月 分 の 老 齢 基 礎 年 金 の 額 については 訂 正 後 年 金 額 が 減 額 下 限 額 ( 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなして 国 民 年 金 法 第 27 条 の 規 定 等 に 基 づき 計 算 される 老 齢 基 礎 年 金 の 額 の 100 分 の 90 に 相 当 する 額 をいう )に 満 たないと きは 減 額 下 限 額 とするものとすること 特 例 追 納 をした 特 定 受 給 者 平 成 30 年 4 月 から 年 金 額 を 改 定 つまり 特 例 納 分 が 年 金 額 に 反 映

特 例 追 納 をしない 特 定 受 給 者 平 成 30 年 4 月 より 年 金 額 が 減 額 ただし 対 策 4のように 訂 正 後 年 金 額 < 訂 正 前 年 金 額 90/100 訂 正 前 年 金 額 90/100( 減 額 下 限 額 ) 18 対 策 5 不 整 合 期 間 を 有 する 者 の 障 害 基 礎 年 金 等 に 係 る 特 例 ( 附 則 第 9 条 の4の6) 平 成 25 年 7 月 1 日 において 不 整 合 期 間 であった 期 間 が 第 3 号 被 保 険 者 期 間 であるものと して 障 害 基 礎 年 金 又 は 遺 族 基 礎 年 金 等 を 受 給 している 者 について 当 該 不 整 合 期 間 を 保 険 料 納 付 済 期 間 とみなすものとします 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 についての 届 出 氏 名 性 別 生 年 月 日 住 所 基 礎 年 金 番 号 時 効 消 滅 不 整 合 期 間 等 を 記 載 した 届 書 に 国 民 年 金 手 帳 等 を 添 えて 日 本 年 金 機 構 に 提 出 することにより 行 います 資 料 の 提 供 等 共 済 組 合 等 又 は 健 康 保 険 組 合 に 対 する 資 料 の 提 供 請 求 平 成 25 年 7 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 過 去 の 不 整 合 記 録 を 是 正 する 観 点 から 厚 生 労 働 大 臣 は 共 済 組 合 等 及 び 健 康 保 険 組 合 に 対 して その 組 合 員 等 の 氏 名 住 所 等 の 事 項 の 閲 覧 資 料 の 提 供 が 可 能 に ( 条 文 法 108 条 1 項 ) 厚 生 労 働 大 臣 は 被 保 険 者 の 資 格 に 関 し 必 要 があると 認 めるときは 官 公 署 共 済 組 合 等 又 は 健 康 保 険 組 合 に 対 し 被 保 険 者 又 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 若 しくは 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 の 短 期 給 付 に 関 する 規 定 の 適 用 を 受 ける 組 合 員 私 立 学 校 教 職 員 共 済 法 の 短 期 給 付 に 関 する 規 定 の 適 用 を 受 ける 加 入 者 若 しくは 健 康 保 険 若 しくは 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 の 氏 名 及 び 住 所 その 他 の 事 項 につき 必 要 な 書 類 の 閲 覧 又 は 資 料 の 提 供 を 求 めることができる ( 条 文 法 108 条 の 2 の 2 新 設 ) 共 済 組 合 等 は 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し その 組 合 員 又 は 加 入 者 が 第 2 号 被 保 険 者 でなくなったこ とに 関 して 必 要 な 情 報 の 提 供 を 行 うものとする

所 在 不 明 高 齢 者 に 係 る 届 出 義 務 化 ( 法 105 条 の 3 項 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 ( 背 景 ) 従 来 年 金 受 給 者 が 所 在 不 明 になった 場 合 同 居 の 世 帯 員 等 にその 届 け 出 る 義 務 なく 所 在 不 明 であるにもかかわらず 年 金 が 支 給 されていた 19 年 金 受 給 者 の 所 在 が 明 らかでない 場 合 同 居 の 親 族 等 に 対 して 所 在 不 明 である 旨 の 届 け 出 が 義 務 化 所 在 不 明 が 明 らかになった 場 合 年 金 の 支 給 が 一 時 差 し 止 めに ( 条 文 法 105 条 の 3 項 ) 受 給 権 者 又 は 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 は 厚 生 労 働 省 令 の 定 めるところにより 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 厚 生 労 働 省 令 の 定 める 事 項 を 届 け 出 かつ 厚 生 労 働 省 令 の 定 める 書 類 その 他 の 物 件 を 提 出 しなければならない 又 は 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 が 追 加 されました 則 23 条 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 その 他 その 世 帯 に 属 する 者 は 受 給 権 者 の 所 在 が 1 か 月 以 上 明 らかでない 場 合 速 やかに 届 出 まとめ 平 成 26 年 度 の 法 改 正 は 年 金 関 係 は 目 白 押 しです まずは 全 体 像 を 把 握 するのが 大 切 です 次 回 は 厚 生 年 金 保 険 法 です