第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 我 が 国 では 中 長 期 的 な 経 済 社 会 構 造 の 変 化 が 起 こっており 中 小 企 小 規 模 事 者 の 経 営 環 境 はますます 厳 しいものとなっている また 中 小 企 の 数 は 長 期 にわたり 減

中 小 企 小 規 模 事 者 が 直 面 する 経 済 社 会 構 造 の 変 化 第 2 部

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 我 が 国 では 中 長 期 的 な 経 済 社 会 構 造 の 変 化 が 起 こっており 中 小 企 小 規 模 事 者 の 経 営 環 境 はますます 厳 しいものとなっている また 中 小 企 の 数 は 長 期 にわたり 減 少 傾 向 にある 経 営 者 の 高 齢 化 も 進 行 しており 円 滑 な 事 承 継 や 起 創 などの 新 陳 代 謝 が 図 られなければ 中 小 企 の 数 はますます 減 少 していき 地 域 経 済 の 衰 退 に 拍 車 をかける 恐 れがある 本 章 では 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 海 外 との 競 争 激 化 情 報 技 術 の 発 達 就 構 造 の 変 化 等 我 が 国 の 経 済 社 会 構 造 の 変 化 について 概 観 する 第 1 節 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 社 会 の 到 来 1. 人 口 指 標 の 国 際 比 較 第 2-1-1 図 1 1 合 計 特 殊 出 生 率 とは 一 人 の 女 性 が 一 生 のうちに 産 む 平 均 的 な 子 供 の 人 数 を 示 したものをいう 15 歳 から 49 歳 の 各 年 齢 において 当 該 年 齢 の 女 性 が 1 年 間 に 産 んだ 女 性 の 数 を 当 該 年 齢 の 女 性 の 人 数 で 除 して 算 出 される 年 齢 別 出 生 率 を 合 計 したもの 各 国 の 合 計 特 殊 出 生 率 については United Nations World Population Prospects, The 212 Revision より 引 用 54 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-1 図 主 要 国 の 人 口 推 移 ( 実 績 予 測 ) ( 千 万 人 ) ( 千 万 人 ) 14 6 12 5 1 4 第 1 節 8 6 4 3 2 2 フランス( 左 軸 ) ドイツ( 左 軸 ) 日 本 ( 左 軸 ) 英 国 ( 左 軸 ) 米 国 ( 右 軸 ) 1 195 196 197 198 199 2 21 22 23 24 25 26 27 28 29 21 資 料 :United Nations World Population Prospects, The 212 Revision ( 注 )1.21 年 以 前 は 実 績 215 年 以 降 は 予 測 値 ( 定 常 予 測 ) 2. 定 常 予 測 :25~21 年 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 今 後 も 維 持 されると 仮 定 した 際 の 予 測 第 2-1-2 図 2 3 2 3 ここでいう 高 齢 比 率 とは 65 歳 以 上 人 口 の 総 人 口 に 占 める 割 合 のことをいう 世 界 保 健 機 構 (WTO)や 国 際 連 合 (UN) 等 では 高 齢 比 率 7%を 超 えることを 高 齢 化 社 会 高 齢 比 率 14% 超 えることを 高 齢 社 会 高 齢 比 率 21%を 超 えることを 超 高 齢 社 会 と 呼 んでいる 我 が 国 では 高 齢 化 社 会 から 高 齢 社 会 へ 25 年 で 到 達 したこと(ドイツでは 44 年 イタリアでは 5 年 ) 高 齢 社 会 から 超 高 齢 社 会 に 至 っては 世 界 に 先 駆 けて 12 年 で 突 入 したことから 世 界 の 注 目 を 浴 びている 中 小 企 白 書 214 55

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-2 図 主 要 国 の 高 齢 比 率 推 移 ( 実 績 予 測 ) (%) 5 フランス ドイツ 日 本 英 国 米 国 45 4 35 3 25 2 15 1 5 195 196 197 198 199 2 21 22 23 24 25 26 27 28 29 21 資 料 :United Nations World Population Prospects, The 212 Revision ( 注 )1.21 年 以 前 は 実 績 215 年 以 降 は 予 測 値 ( 定 常 予 測 ) 2. 定 常 予 測 :25~21 年 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 今 後 も 維 持 されると 仮 定 した 際 の 予 測 2. 我 が 国 における 人 口 問 題 第 2-1-3 図 4 第 2-1-4 図 5 4 5 人 口 置 換 水 準 とは 人 口 が 増 加 も 減 少 もしない 均 衡 した 状 態 となる 合 計 特 殊 出 生 率 のことをいう 人 口 増 減 は 自 然 増 減 ( 出 生 数 - 死 亡 数 )と 社 会 増 減 ( 入 国 者 数 - 出 国 者 数 )の 合 計 で 表 される 総 務 省 平 成 17 年 国 勢 調 査 に 基 づき 人 口 を 推 計 していた 総 務 省 人 口 推 計 によると 28 年 以 降 人 口 が 減 少 したと 推 計 されていたが 21 年 に 発 表 された 総 務 省 平 成 22 年 国 勢 調 査 に 基 づき 人 口 推 計 の 結 果 を 遡 及 推 計 し 直 したところ 25 年 から 21 年 にかけての 総 人 口 は 25 年 に 減 少 した 後 再 び 増 加 し 27 年 から 21 年 かけては 横 ばいで 推 移 したと 推 計 されている 211 年 には 26 万 人 の 減 少 となっていることから 211 年 が 人 口 減 少 の 開 始 年 といえる 56 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-3 図 出 生 数 死 亡 数 自 然 増 減 数 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 自 然 増 減 数 ( 左 軸 ) 出 生 数 ( 左 軸 ) 死 亡 数 ( 左 軸 ) 合 計 特 殊 出 生 率 ( 右 軸 ) ( 千 人 ) 3, 2,5 1966 年 ひのえうま 25 年 初 の 人 口 自 然 減 5. 4.5 4. 第 1 節 2, 3.5 1,5 3. 2.5 1, 2. 5 1.5 1..5 5 47 52 57 62 67 72 77 82 87 92 97 2 7. 12 資 料 : 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 ( 注 )1. 破 線 は 人 口 置 換 水 準 線 (2.7) 2. 自 然 増 減 数 = 出 生 数 - 死 亡 数 第 2-1-4 図 平 均 寿 命 の 推 移 9 85 8 75 7 65 6 55 5 45 4 47 男 性 女 性 52 57 62 67 72 77 82 87 92 97 2 7 12 資 料 : 厚 生 労 働 省 完 全 生 命 表 簡 易 生 命 表 ( 注 ) 平 均 寿 命 とは 歳 における 平 均 余 命 のことをいう 第 2-1-5 図 中 小 企 白 書 214 57

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-5 図 15-49 歳 女 性 人 口 合 計 特 殊 出 生 率 出 生 数 の 推 移 ( 百 万 人 )( 百 万 人 ) 3.5 35 3. 3 15-49 歳 女 性 人 口 ( 左 軸 ( 右 )) 出 生 数 ( 左 軸 ( 左 )) 合 計 特 殊 出 生 率 ( 右 軸 ) 予 測 5. 4.5 4. 2.5 25 3.5 2. 2 3. 2.5 1.5 1..5 15 1 5 1966 年 ひのえうま 1.58 212 年 1.41 2. 1.5 1..5. 195 1955 196 1965 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215 22 225 23 235 24 245 25 255 26 資 料 : 総 務 省 国 勢 調 査 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 出 生 中 位 死 亡 中 位 ) ( 注 ) 15-49 歳 女 性 人 口 及 び 出 生 数 は 21 年 までは 実 績 211 年 以 降 は 予 測 合 計 特 殊 出 生 率 は 212 年 までは 実 績 213 年 以 降 は 予 測 第 2-1-6 図 第 2-1-6 図 58 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-6 図 年 齢 別 出 生 率 と 年 齢 別 女 性 人 口 ( 万 人 ) 14 12 21 年 女 性 人 口 ( 左 軸 ) 24 年 女 性 人 口 ( 左 軸 ) 出 生 数 に 関 係 する 年 齢 層 年 齢 別 出 生 率 (21 年 )( 右 軸 ).12.1 第 1 節 1.8 8.6 6 4.4 2.2 5 1 15 2 25 3 35 4 45 5 55 6 65 7 75 8 85 9 95 ( 歳 ). 資 料 : 総 務 省 平 成 22 年 国 勢 調 査 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 出 生 中 位 死 亡 中 位 ) 人 口 問 題 研 究 ( 注 )1. 女 性 人 口 については 99 歳 以 降 も 存 在 するが ここでは 99 歳 までを 表 示 2. 年 齢 別 出 生 率 = 当 該 年 齢 の 女 性 が 21 年 に 産 んだ 子 供 の 数 / 当 該 年 齢 の 女 性 の 数 第 2-1-7 図 中 小 企 白 書 214 59

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-7 図 総 人 口 の 推 移 と 年 齢 階 級 別 構 成 割 合 年 少 人 口 ( 14 歳 )( 左 軸 ) 高 齢 者 人 口 (65 歳 以 上 )( 左 軸 ) 生 産 年 齢 人 口 (15 64 歳 )( 左 軸 ) 総 人 口 ( 右 軸 ) (%) 予 測 ( 千 万 人 ) 1 14 9 8 7 6 5 4 3 2 1 12 1 8 6 4 2 195 196 197 198 199 2 21 22 23 24 25 26 資 料 : 総 務 省 国 勢 調 査 ( 年 齢 不 詳 の 人 口 を 各 歳 別 にあん 分 して 含 めた ) 総 務 省 人 口 推 計 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 将 来 推 計 人 口 ( 出 生 中 位 死 亡 中 位 ) ( 注 ) 各 年 1 月 1 日 現 在 第 2-1-8 図 6 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-8 図 人 口 増 加 率 ( 前 年 同 期 比 )の 将 来 推 計 及 び 年 齢 階 級 別 寄 与 度 (%) 1..5 年 少 人 口 ( 14 歳 ) 生 産 年 齢 人 口 (15 64 歳 ) 高 齢 者 人 口 (65 歳 以 上 ) 総 人 口 第 1 節..5 1. 1.5 11 16 21 26 31 36 41 43 46 51 56 資 料 : 総 務 省 国 勢 調 査 ( 年 齢 不 詳 の 人 口 を 各 歳 別 にあん 分 して 含 めた ) 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 将 来 推 計 人 口 ( 出 生 中 位 死 亡 中 位 ) ( 注 ) 各 年 1 月 1 日 現 在 中 小 企 白 書 214 61

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2 節 国 際 化 の 進 展 1. 国 際 競 争 の 激 化 第 2-1-9 図 第 2-1-9 図 地 域 別 の 中 間 層 富 裕 層 の 人 口 ( 億 人 ) 7 6 先 進 国 中 国 ASEAN 南 西 アジア 中 東 ロシア CIS 中 南 米 アフリカ 6.8 5 4 3 2 1 2.1 5. 5. 2.8 7.9 3.4 7.7 1.7 5.7 5.4 3.1 2.4 1.2 4.1 9.7 11. 5.8 3.4 2.6 13. 4.8 11.2 11.2 アジア 1 15 2 資 料 : 経 済 産 省 通 商 白 書 213 に 基 づき 中 小 企 庁 作 成 ( 注 )1.Euromonitor International 213 UN World Population Prospects, The 21 Revision から 作 成 2. 世 帯 可 処 分 所 得 別 の 家 計 人 口 各 所 得 層 の 家 計 比 率 人 口 で 算 出 3.215 年 22 年 の 各 所 得 階 層 の 家 計 比 率 は Euromonitor 推 計 62 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-1 図 第 2 節 第 2-1-1 図 地 域 別 実 質 GDP の 推 移 ( 米 ドル 換 算 ) ( 万 US ドル) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 日 本 中 国 インド NIEs ASEAN 5 米 国 中 南 米 EU その 他 9 1 アジア 市 場 は 拡 大 18 資 料 :IMF World Economic Outlook, October 213 ( 注 )NIEs: 韓 国 香 港 台 湾 シンガポール ASEAN5:インドネシア タイ フィリピン マレーシア ベトナム 中 小 企 白 書 214 63

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-11 図 6 第 2-1-11 図 日 本 の 貿 易 収 支 の 推 移 ( 兆 円 ) 9 8 貿 易 収 支 輸 出 ( 左 軸 ) 輸 入 ( 左 軸 ) 7 6 5 4 3 2 1 1 2 85 86 87 88 89 9 91 92 93 94 95 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 資 料 : 財 務 省 国 際 収 支 状 況 ( 注 ) IMF 国 際 収 支 マニュアル 第 5 版 に 準 拠 した 統 計 を 使 用 している 第 2-1-12 図 6 自 国 通 貨 が 切 り 下 がった 場 合 ( 本 文 中 では 円 安 ) 短 期 的 には 輸 出 数 量 の 調 整 が 行 われず 貿 易 収 支 が 悪 化 し その 後 輸 出 数 量 が 増 加 するこ とにより 貿 易 収 支 が 改 善 する 現 象 が 起 こる この 現 象 のことを J カーブ 効 果 という 64 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-12 図 日 本 の 対 外 直 接 投 資 の 推 移 ( 兆 円 ) 25 2 15 1 5 5 1 15 2 流 入 ( 左 軸 ) 流 出 ( 左 軸 ) ネット( 左 軸 ) 実 質 実 効 為 替 レート( 右 軸 ) 14 13 12 11 1 9 8 7 第 2 節 25 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 6 資 料 : 財 務 省 国 際 収 支 統 計 ( 注 )1.ここでいう 流 入 とは 海 外 から 国 内 への 引 揚 げのことをいう 2.ここでいう 流 出 とは 海 外 への 投 資 のことをいう 3. 実 質 実 効 為 替 レートは 21 年 =1 としたときの 値 算 出 に 関 しては 各 月 1 日 のデータを 年 平 均 している 4.213 年 の 数 値 は 暫 定 値 5. IMF 国 際 収 支 マニュアル 第 5 版 に 準 拠 した 統 計 を 使 用 している 第 2-1-13 図 7 7 小 泉 内 閣 総 理 大 臣 が 23 年 1 月 の 第 156 回 通 常 国 会 の 施 政 方 針 演 説 で 対 日 投 資 を 5 年 間 で 倍 増 させる と 発 言 したことを 受 けて 対 日 直 接 投 資 相 談 窓 口 INVEST JAPAN を 設 置 し 対 日 直 接 投 資 促 進 に 取 り 組 んだ 中 小 企 白 書 214 65

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-13 図 日 本 の 対 内 直 接 投 資 の 推 移 ( 兆 円 ) 1 8 6 4 2 2 4 6 8 流 入 ( 左 軸 ) 流 出 ( 左 軸 ) ネット( 左 軸 ) 実 質 実 効 為 替 レート( 右 軸 ) 14 13 12 11 1 9 8 7 1 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 6 資 料 : 財 務 省 国 際 収 支 統 計 ( 注 )1.ここでいう 流 入 とは 海 外 からから 国 内 への 投 資 のことをいう 2.ここでいう 流 出 とは 国 内 からの 引 揚 げのことをいう 3. 実 質 実 効 為 替 レートは 21 年 =1 としたときの 値 算 出 に 関 しては 各 月 1 日 のデータを 年 平 均 している 4.213 年 の 数 値 は 暫 定 値 5. IMF 国 際 収 支 マニュアル 第 5 版 に 準 拠 した 統 計 を 使 用 している 第 2-1-14 図 66 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-14 図 大 企 の 海 外 設 備 投 資 比 率 (%) 5 47.5 45 4 4.2 第 2 節 35 3 25 2 17.7 2.2 23.9 23.6 25.6 28.9 3.1 25.8 3.5 15 1 5 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 資 料 :( 株 ) 日 本 政 策 投 資 銀 行 設 備 投 資 計 画 調 査 213 年 6 月 ( 注 )1. 海 外 設 備 投 資 比 率 = 連 結 海 外 設 備 投 資 額 単 体 国 内 設 備 投 資 額 2. 調 査 対 象 は 資 本 金 1 億 円 以 上 の 大 企 第 2-1-15 図 8 9 8 9 非 製 造 の 設 備 投 資 額 の 推 移 は 付 注 2-1-1 を 参 照 規 模 別 の 国 内 外 の 設 備 投 資 額 の 推 移 は 付 注 2-1-2 及 び 付 注 2-1-3 を 参 照 中 小 企 白 書 214 67

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-15 図 国 内 外 の 設 備 投 資 の 推 移 ( 製 造 ) ( 海 外 の 設 備 投 資 兆 円 ).9 213 年 7 9 月 期 リーマン ショック.85 28 年 9 月.8.75 28 年 1 3 月 期.7 29 年 1 3 月 期 212 年 1 3 月 期.65.6.55 東 日 本 大 震 災 211 年 3 月.5.45.4 21 年 1 3 月 期.35 22 年 1 3 月 期.3 23 年 1 3 月 期.25.2 2. 2.5 3. 3.5 4. 4.5 5. ( 国 内 の 設 備 投 資 兆 円 ) 資 料 : 財 務 省 法 人 企 統 計 季 報 経 済 産 省 海 外 現 地 法 人 四 半 期 調 査 ( 注 ) 設 備 投 資 額 は 後 方 4 期 移 動 平 均 にて 算 出 第 2-1-16 図 68 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-16 図 国 内 外 の 設 備 投 資 の 推 移 ( 輸 送 用 機 械 ) ( 海 外 の 設 備 投 資 兆 円 ).6.55 213 年 7 9 月 期.5.45 リーマン ショック 28 年 9 月 第 2 節.4.35 東 日 本 大 震 災 211 年 3 月.3.25.2.15 21 年 4 6 月 期 22 年 1 3 月 期.1.3.4.5.6.7.8.9 1. ( 国 内 の 設 備 投 資 兆 円 ) 資 料 : 財 務 省 法 人 企 統 計 季 報 経 済 産 省 海 外 現 地 法 人 四 半 期 調 査 ( 注 ) 設 備 投 資 額 は 後 方 4 期 移 動 平 均 にて 算 出 第 2-1-17 図 第 2-1-17 図 国 内 外 の 設 備 投 資 の 推 移 ( 電 気 機 械 ) ( 海 外 の 設 備 投 資 兆 円 ).15 リーマン ショック 28 年 9 月.13.11 東 日 本 大 震 災 211 年 3 月.9 213 年 7 9 月 期 24 年 1 3 月 期 22 年 1 3 月 期.7 21 年 1 3 月 期 23 年 1 3 月 期.5..1.2.3.4.5.6.7.8.9 ( 国 内 の 設 備 投 資 兆 円 ) 資 料 : 財 務 省 法 人 企 統 計 季 報 経 済 産 省 海 外 現 地 法 人 四 半 期 調 査 ( 注 ) 設 備 投 資 額 は 後 方 4 期 移 動 平 均 にて 算 出 中 小 企 白 書 214 69

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 2. 観 光 が 国 内 経 済 に 与 える 影 響 第 2-1-18 図 1 11 第 2-1-18 図 観 光 消 費 がもたらす 経 済 波 及 効 果 (211 年 ) 観 光 消 費 額 22.4 兆 円 生 産 波 及 効 果 46.4 兆 円 産 出 額 の 5.2% うち 付 加 価 値 誘 発 効 果 (23.7 兆 円 名 目 GDP の 5.%) 雇 用 誘 発 効 果 397 万 人 就 者 総 数 の 6.2% 資 料 : 観 光 庁 旅 行 観 光 産 の 経 済 効 果 に 関 する 調 査 研 究 1 11 付 加 価 値 誘 発 効 果 とは 生 産 物 の 販 売 額 から 中 間 投 入 額 を 差 し 引 いた 額 ( 付 加 価 値 額 )が 消 費 を 行 うことにより 直 接 的 又 は 間 接 的 に 誘 発 され る 効 果 のことをいう 雇 用 誘 発 効 果 とは 就 者 数 が 消 費 を 行 うことにより 直 接 的 又 は 間 接 的 に 誘 発 される 効 果 のことをいう 7 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-19 図 12 第 2 節 第 2-1-19 図 訪 日 外 客 数 の 推 移 ( 万 人 ) 1,2 1, 213 年 : 過 去 最 高 の 訪 日 外 客 数 1,36 28 年 :リーマン ショック 861 8 6 23 年 :ビジット ジャパン キャンペーン 679 622 4 521 211 年 : 東 日 本 大 震 災 2 64 67 7 73 76 79 82 85 88 91 94 97 3 6 9 12 資 料 : 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) ( 注 )1.213 年 の 数 値 は JNTO が 独 自 に 算 出 した 推 計 値 に 基 づく 2. 訪 日 外 客 とは 国 籍 に 基 づく 法 務 省 集 計 による 外 国 人 正 規 入 国 者 数 から 日 本 を 主 たる 居 住 国 とする 永 住 者 等 の 外 国 人 を 除 き これに 外 国 人 一 時 上 陸 客 等 を 加 えた 入 国 外 国 人 旅 行 者 のことである 駐 在 員 やその 家 族 留 学 生 の 入 国 者 再 入 国 者 は 訪 日 外 客 に 含 まれる 12 訪 日 外 客 とは 国 籍 に 基 づく 法 務 省 集 計 による 外 国 人 正 規 入 国 者 数 から 日 本 を 主 たる 居 住 国 とする 永 住 者 等 の 外 国 人 を 除 き これに 外 国 人 一 時 上 陸 客 等 を 加 えた 入 国 外 国 人 旅 行 者 のことである 駐 在 員 やその 家 族 留 学 生 の 入 国 者 再 入 国 者 は 訪 日 外 客 に 含 まれる 中 小 企 白 書 214 71

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-2 図 13 14 第 2-1-2 図 国 別 訪 日 外 客 数 212 年 ( 人 ) 213 年 ( 人 ) 伸 び 率 (%) 韓 国 2,42,775 2,456,1 2.2 中 国 1,425,1 1,314,5 7.8 台 湾 1,465,753 2,21,8 5.8 香 港 481,665 745,8 54.8 タ イ 26,64 453,6 74. シンガポール 142,21 189,2 33.1 マレーシア 13,183 176,5 35.6 インドネシア 11,46 136,8 34.8 フィリピン 85,37 18,3 27.4 ベトナム 55,156 84,4 53. インド 68,914 75, 8.8 豪 州 26,44 244,6 18.5 米 国 716,79 799,2 11.5 カナダ 135,355 152,8 12.9 英 国 173,994 191,9 1.3 フランス 13,412 154,9 18.8 ドイツ 18,898 121,8 11.8 ロシア 5,176 6,5 2.6 その 他 577,273 687,2 19. 総 数 8,358,15 1,363,9 24. 資 料 : 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) ( 注 )1.213 年 の 数 値 は JNTO が 独 自 に 算 出 した 推 計 値 に 基 づく 2. 訪 日 外 客 とは 国 籍 に 基 づく 法 務 省 集 計 による 外 国 人 正 規 入 国 者 数 から 日 本 を 主 たる 居 住 国 とする 永 住 者 等 の 外 国 人 を 除 き これに 外 国 人 一 時 上 陸 客 等 を 加 えた 入 国 外 国 人 旅 行 者 のことである 駐 在 員 やその 家 族 留 学 生 の 入 国 者 再 入 国 者 は 訪 日 外 客 に 含 まれる 13 14 ここでいう 東 南 アジア 6 か 国 とは タイ シンガポール マレーシア インドネシア フィリピン ベトナムのことをいう アジアの 中 間 層 富 裕 層 の 増 加 については 第 2-1-9 図 を 参 照 72 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-21 図 15 16 第 2-1-18 図 第 2 節 第 2-1-21 図 都 道 府 別 訪 問 率 ( 複 数 回 答 ) (%) 6 (n=28,875) 5 51.3 4 3 24. 2 17.3 12.7 1 東 京 都 大 阪 府 京 都 府 神 奈 川 9.8 9.4 9.4 7.8 5.7 5.6 3.8 3.4 3.4 3.2 3.1 3.1 3. 2.4 2.3 2. 1.9 1.2 1.2 1.2 1. 1..9.8.7.6.6.5.5.5.5.4.3.3.3.3.3.3.2.2.2.1.1 千 葉 愛 知 福 岡 北 海 道 兵 庫 山 梨 大 分 奈 良 熊 本 静 岡 広 島 沖 縄 長 野 長 崎 岐 阜 埼 玉 栃 木 石 川 茨 城 宮 城 和 歌 山 富 山 三 重 群 馬 新 潟 鹿 児 島 岡 山 福 島 滋 賀 佐 賀 青 森 山 口 岩 手 秋 田 宮 崎 香 川 愛 媛 山 形 徳 島 福 井 鳥 取 島 根 高 知 資 料 : 観 光 庁 平 成 24 年 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 ( 注 ) 国 籍 別 訪 日 外 客 数 を 加 重 して 算 出 15 16 新 千 歳 空 港 仙 台 空 港 新 潟 空 港 羽 田 空 港 成 田 空 港 中 部 国 際 空 港 関 西 国 際 空 港 広 島 空 港 福 岡 空 港 那 覇 空 港 博 多 港 の 11 空 海 港 にて 訪 日 外 国 人 に 聞 き 取 り 調 査 を 実 施 しているもの 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 における 訪 日 外 国 人 には ビジネス 客 も 含 んでいるため 東 京 都 や 大 阪 府 で 訪 問 率 が 高 くなっている 中 小 企 白 書 214 73

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-22 図 17 第 2-1-22 図 外 国 人 訪 問 者 数 ( 上 位 1 カ 国 及 び 韓 国 (23 位 ) 日 本 (33 位 )) ( 万 人 ) 9, 8, 8,32 7, 6,697 6, 5,773 5,77 5, 4,636 4, 3,57 3, 3,41 2,928 2,574 2,53 2, 1, 1,114 836 フ ラ ン ス 米 国 中 国 ス ペ イ ン イ タ リ ア ト ル コ ド イ ツ 英 国 ロ シ ア マ レ ー シ ア 韓 国 日 本 資 料 :JNTO 世 界 各 国 地 域 への 外 国 人 訪 問 者 数 (212 年 ) より 中 小 企 庁 作 成 ( 注 )1.212 年 の 数 値 (213 年 6 月 時 点 の 暫 定 値 ) 2. 日 本 を 除 き 原 則 として 1 泊 以 上 した 訪 問 者 数 第 2-1-23 図 第 2-1-24 図 17 212 年 3 月 3 日 に 閣 議 決 定 された 観 光 立 国 推 進 基 本 計 画 において 基 本 的 な 目 標 として 掲 げられた 74 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-23 図 訪 日 外 国 人 が 滞 在 中 に 行 ったこと( 複 数 回 答 ) (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 95. 日 本 食 を 食 べ る こ と 76.8 シ ョ ッ ピ ン グ 64.2 繁 華 街 の 街 歩 き 58.5 自 然 景 勝 地 観 光 51.9 旅 館 に 宿 泊 37.7 温 泉 入 浴 23.6 23.4 伝 日 統 本 文 の 化 歴 体 史 験 ビ ジ ネ ス 23. 22.1 日 本 の 生 活 文 化 体 験 美 術 館 博 物 館 (n=13,925) 17.4 親 族 知 人 訪 問 第 2 節 資 料 : 観 光 庁 平 成 24 年 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 ( 注 ) 回 答 割 合 の 高 い 上 位 1 項 目 を 表 示 している 第 2-1-24 図 訪 日 外 国 人 が 次 回 訪 日 した 際 に 行 いたいこと( 複 数 回 答 ) (%) 6 (n=1,654) 5 49.5 47.3 4 4.4 4.1 3 2 32.3 31.7 3.8 29.7 26.4 24.1 23.9 1 日 本 食 を 食 べ る こ と 温 泉 入 浴 シ ョ ッ ピ ン グ 自 然 景 勝 地 観 光 ( 四 花 季 見 の 紅 体 葉 感 雪 な ど ) 旅 館 に 宿 泊 繁 華 街 の 街 歩 き 伝 日 統 本 文 の 化 歴 体 史 験 日 本 の 生 活 文 化 体 験 イ ベ ン ト 美 術 館 博 物 館 資 料 : 観 光 庁 平 成 24 年 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 ( 注 ) 回 答 割 合 の 高 い 上 位 1 項 目 を 表 示 している 中 小 企 白 書 214 75

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 18 19 知 床 半 島 でのエコツーリズム 富 山 立 山 町 の 農 村 体 験 18 19 エコツーリズム とは 環 境 大 臣 を 議 長 とした エコツーリズム 推 進 会 議 (23-24 年 ) において 自 然 環 境 や 歴 史 文 化 を 対 象 にし それ らを 体 験 し 学 ぶとともに 対 象 となる 地 域 の 自 然 環 境 や 歴 史 文 化 の 保 全 に 責 任 を 持 つ 観 光 の 在 り 方 と 定 義 されている また エコツーリズ ム 推 進 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 15 号 )は 自 然 環 境 の 保 全 観 光 振 興 地 域 振 興 環 境 教 育 の 場 としての 活 用 を 基 本 理 念 としている グリーン ツーリズム とは 農 林 水 産 省 によると 農 山 漁 村 地 域 において 自 然 文 化 人 々との 交 流 を 楽 しむ 滞 在 型 の 余 暇 活 動 と 定 義 され ている 76 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 コラム 2-1-1. 国 内 での 富 裕 層 ビジネスの 動 き 第 2 節 213 年 3 月 京 都 東 山 の 建 仁 寺 にて 世 界 的 に 有 名 な 富 裕 層 向 け 旅 行 商 談 会 ILTM (International Luxury Travel Market)Japan が 我 が 国 で 初 開 催 された ILTM は 富 裕 層 向 け 旅 行 のバイヤー 2 とセラー 21 が 一 堂 に 会 する 商 談 会 で カンヌと 上 海 で 毎 年 開 催 されている カンヌでは 我 が 国 の 旅 行 商 談 会 JATA 旅 博 の 倍 近 い 1,4 社 もの 富 裕 層 向 け 旅 行 関 連 会 社 が 集 まるため 京 都 市 でも その 誘 致 に 向 けた 取 組 をしてきた 京 都 市 の 建 物 は 高 さ 制 限 があり 収 容 客 数 も 限 られるため 国 内 需 要 の 落 ち 込 みを 埋 めるため 外 国 人 観 光 客 の 客 単 価 の 向 上 を 目 指 した そこで 最 も 客 単 価 の 高 い 富 裕 層 ビジネスに 舵 を 切 った 22 年 の 東 京 オリンピックの 開 催 決 定 に 加 え 214 年 3 月 には 第 2 回 の ILTM が 開 催 されており 今 後 京 都 の 富 裕 層 向 けビジネスは ますます 高 まり 京 都 建 仁 寺 での 商 談 会 後 のセレモニー を 見 せるだろう ( 写 真 は 門 川 大 作 京 都 市 長 ) 2 21 ここでいう バイヤー とは 海 外 の 旅 行 会 社 等 をいう ここでいう セラー とは 高 級 ホテルや 旅 行 催 行 会 社 等 をいう 中 小 企 白 書 214 77

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 コラム 2-1-2. 国 際 会 議 の 重 要 性 企 会 議 国 際 会 議 展 示 会 等 の MICE(Meeting Incentive Convention Exhibition) は 一 般 の 観 光 誘 客 と 比 べてより 大 きな 経 済 波 及 効 果 が 期 待 されることから 近 年 成 長 分 野 として 改 めて 注 目 を 集 めている 具 体 的 には MICE 開 催 地 において 世 界 各 国 からの 企 や 研 究 者 が 一 同 に 会 することにより 国 内 外 の 関 係 者 のネットワークが 構 築 され 新 たなビジネスチャンスやイノベーションの 創 出 が 期 待 できる また 会 議 主 催 者 や 参 加 者 による 宿 泊 飲 食 観 光 等 の 幅 広 い 分 野 での 消 費 支 出 を 通 じて 開 催 地 周 辺 の 小 規 模 事 者 に 対 しても 直 接 的 な 経 済 波 及 効 果 が 見 込 まれる さらに MICE の 開 催 により 国 内 外 からの 集 客 の 受 入 れ 体 制 やビジネス 研 究 環 境 が 整 備 され 国 や 都 市 の 国 際 競 争 力 やブランド 力 の 向 上 にもつながっている 世 界 における 国 際 会 議 の 開 催 動 向 をみると アジアや 南 米 などの 経 済 成 長 の 著 しい 新 興 国 を 中 心 に 開 催 件 数 が 急 増 するなど 各 国 における 誘 致 競 争 が 激 化 する 中 我 が 国 の MICE 分 野 での 優 位 性 が 失 われつつあ る こうした 状 況 を 踏 まえ 日 本 再 興 戦 略 (213 年 6 月 閣 議 決 定 )において 海 外 から 国 内 に 対 し 多 くの 人 材 や 優 れた 知 見 投 資 を 呼 び 込 み 23 年 にはアジア No. 1 の 国 際 会 議 開 催 国 として 不 動 の 地 位 を 築 くことが 重 要 施 策 として 位 置 付 けられて いる 観 光 庁 は MICE の 誘 致 ポテンシャルの 高 い 東 京 都 京 都 市 福 岡 市 横 浜 市 神 戸 市 を グロー バル MICE 戦 略 都 市 に 指 定 し 海 外 顧 客 や 競 合 都 市 に 関 する 調 査 や 海 外 の 専 門 家 派 遣 プロモーショ ン 域 内 関 係 者 の 連 携 体 制 の 構 築 など 国 と 都 市 の 協 働 による 支 援 事 に 取 り 組 んでいる 大 阪 で 開 催 された 国 際 会 議 (c)jnto 78 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 3 節 情 報 化 の 進 展 1. 情 報 化 の 進 展 に 伴 う 消 費 者 行 動 物 流 構 造 の 変 化 第 2-1-25 図 第 3 節 第 2-1-25 図 情 報 通 信 端 末 の 世 帯 保 有 率 の 推 移 (%) 1 9 8 7 6 5 4 3 67.7 37.7 パソコン スマートフォン 携 帯 電 話 または PHS タブレット 型 端 末 94.4 95. 95.6 96.3 92.2 87.6 9. 91.3 93.2 94.5 94.5 78.5 78.2 85. 85.9 87.2 83.4 8.5 8.8 78.2 77.5 77.4 75.8 71.7 58. 49.5 5.5 29.3 2 1 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 9.7 7.2 8.5 15.3 12 資 料 : 総 務 省 平 成 24 年 通 信 利 用 動 向 調 査 第 2-1-26 図 第 2-1-25 図 中 小 企 白 書 214 79

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-26 図 年 齢 階 級 別 インターネット 普 及 率 28 年 212 年 (%) 1 9 8 7 6 5 79 75 69 69 96 97 96 97 96 95 95 92 85 82 63 72 63 49 4 38 3 28 26 2 1 15 全 体 6-12 13-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-64 65-69 7-79 8- ( 歳 ) 資 料 : 総 務 省 平 成 24 年 通 信 利 用 動 向 調 査 第 2-1-27 図 22 第 2-1-25 図 第 2-1-26 図 23 24 22 23 24 EC とは 電 子 商 取 引 を 表 す e コマース の 略 語 で インターネットなどのネットワークを 利 用 して 契 約 や 決 済 などを 行 う 取 引 形 態 のこと をいう アプリ とは アプリケーションの 略 で スマートフォンなどの OS 上 で 動 くソフトのこと 213 年 9 月 3 日 のアマゾン ジャパン( 株 )のプレスリリース 資 料 より 引 用 8 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-27 図 対 個 人 向 け EC 市 場 規 模 の 推 移 ( 兆 円 ) 1 9 8 7 6 5 4 EC 市 場 規 模 ( 左 軸 ) EC 化 率 ( 右 軸 ) 6.7 6.1 2.1 1.8 7.8 2.5 8.5 2.8 9.5 3.1 3.5 3. 2.5 2. 1.5 第 3 節 3 1. 2 1.5 8 9 1 11 12. 資 料 : 経 済 産 省 平 成 24 年 度 我 が 国 情 報 経 済 社 会 における 基 盤 整 備 ( 電 子 商 取 引 における 基 盤 整 備 ) ( 注 )1. EC 化 率 とは 全 ての 商 取 引 金 額 に 占 める 電 子 商 取 引 金 額 の 割 合 のことをいう 2.EC 市 場 規 模 及 び EC 化 率 は 小 売 サービス における 数 値 2. 情 報 技 術 の 普 及 による 中 小 企 小 規 模 事 者 の 経 営 環 境 の 変 化 第 2-1-28 図 中 小 企 白 書 214 81

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-28 図 規 模 別 の IT の 普 及 に 伴 う 市 場 や 経 営 環 境 の 変 化 の 内 容 ( 複 数 回 答 ) (%) 7 小 規 模 事 者 (n=821) 中 規 模 企 (n=1,288) 大 企 (n=291) 6 59.1 5 45.6 4 3 2 1 3.7 33.9 36.1 33.3 22.8 32.5 36.8 21.1 21. 26.8 21. 17.9 12.5 12.3 1. 8.4 9. 9.5 8.6 9.4 6.9 7.1 5.8 6.4 3.4 28.6 2. 12. 要 求 務 増 ス 大 ピ ー ド の 競 同 争 激 他 化 社 と の 対 個 応 別 の の 要 顧 求 客 増 ニ 大 ー ズ へ の 販 売 機 会 市 場 の 拡 大 標 準 化 モ ジ ュ ー ル 化 の 進 展 低 海 価 外 格 生 化 産 の 等 進 に 展 よ る デ ジ タ ル デ バ イ ド の 拡 大 新 規 参 入 者 の 増 加 市 系 場 列 の 取 オ 引 ー の プ 縮 ン 小 化 等 進 展 特 段 の 変 化 は な い 資 料 : 中 小 企 庁 委 託 IT の 活 用 に 関 するアンケート 調 査 (212 年 11 月 三 菱 UFJ リサーチ&コンサルティング( 株 )) 第 2-1-29 図 第 2-1-27 図 82 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-29 図 規 模 別 利 用 形 態 別 の IT の 導 入 の 状 況 (27 年 212 年 ) 85.3 73. 39.6 自 社 ホームページの 開 設 46.3 8.4 95.6 第 4 節 27.8 16.5 9.9 自 社 サイトでの 製 品 販 売 予 約 受 付 等 12.8 17.6 31. 小 規 模 事 者 (n=673) 中 規 模 企 (n=1,99) 大 企 (n=713) 5.8 7.4 9.5 ネットショップ ネッ トオークションへの 出 店 出 品 7.6 8.6 21.9 小 規 模 事 者 (n=826) 中 規 模 企 (n=1,33) 大 企 (n=294) 1 (%) 8 6 4 2 2 4 6 27 年 212 年 8 1 (%) 資 料 : 中 小 企 庁 委 託 IT の 活 用 に 関 するアンケート 調 査 資 料 : 中 小 企 庁 委 託 IT の 活 用 に 関 するアンケート 調 査 (27 年 11 月 三 菱 UFJ リサーチ&コンサルティング( 株 )) (212 年 7 月 三 菱 UFJ リサーチ&コンサルティング( 株 )) ( 注 )1. 各 利 用 形 態 の IT の 導 入 の 状 況 について 実 施 している と 回 答 した 企 の 割 合 を 示 している 2. 各 項 目 によって 回 答 企 数 ( 回 答 比 率 算 出 時 の 母 数 )は 異 なる 第 4 節 就 構 造 雇 用 環 境 の 変 化 1. 就 構 造 の 変 化 第 2-1-3 図 中 小 企 白 書 214 83

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-3 図 製 造 とサービス の 平 均 給 与 と 給 与 所 得 者 数 の 推 移 ( 平 均 給 与 万 円 ) 6 5 212 年 445 万 円 製 造 22 年 比 2 万 円 増 加 22 年 212 年 ( 平 均 給 与 万 円 ) 6 5 サービス 22 年 212 年 4 135 万 円 の 差 4 212 年 31 万 円 22 年 比 46 万 円 減 少 3 3 2 212 年 1,44 万 人 22 年 比 265 万 人 減 少 2 212 年 1,817 万 人 22 年 比 285 万 人 増 加 1 1 1, 2, ( 給 与 所 得 者 数 万 人 ) 1, 2, ( 給 与 所 得 者 数 万 人 ) 資 料 : 国 税 庁 民 間 給 与 等 実 態 調 査 ( 注 )1. 給 与 所 得 者 とは 役 員 正 規 職 員 非 正 規 職 員 の 合 計 をいい 1 年 未 満 の 勤 続 者 数 も 含 む 2. 給 与 支 給 総 額 とは 給 料 手 当 及 び 賞 与 の 合 計 額 ( 給 与 所 得 控 除 前 の 収 入 金 額 )をいう 3. 1 年 未 満 の 勤 続 者 とは 年 の 途 中 に 就 職 したもののうち 12 月 31 日 時 点 で 就 しているものをいう 第 2-1-31 図 25 25 全 期 間 の 産 別 雇 用 者 報 酬 と 雇 用 者 数 の 推 移 については 付 注 2-1-4 を 参 照 84 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 第 2-1-31 図 景 気 拡 張 期 における 産 別 一 人 当 たり 雇 用 者 報 酬 と 雇 用 者 数 の 推 移 ( 一 人 当 たり 雇 用 者 報 酬 万 円 ) 55 22 7 年 5 29 12 年 45 1987 7 年 4 バブル 景 気 35 製 造 建 設 卸 売 小 売 サービス 29 12 年 1987 7 年 バブル 景 気 22 7 年 22 7 年 1987 7 年 バブル 景 気 29 12 年 22 7 年 第 4 節 3 25 2 15 1975 79 年 安 定 成 長 公 共 投 資 景 気 1987 7 年 バブル 景 気 1975 79 年 安 定 成 長 公 共 投 資 景 気 1975 79 年 安 定 成 長 公 共 投 資 景 気 29 12 年 1975 79 年 安 定 成 長 公 共 投 資 景 気 1 2 4 6 8 1, 1,2 1,4 1,6 1,8 ( 雇 用 者 数 万 人 ) 資 料 : 内 閣 府 国 民 経 済 計 算 ( 注 ) 1975-79 年 は 199 年 基 準 (63SNA) 1987-9 年 は 2 年 基 準 (93SNA) 22-7 年 及 び 29-12 年 は 25 年 基 準 (93SNA) 第 2-1- 32 図 26 26 製 造 及 び 建 設 からサービス への 雇 用 者 数 の 移 動 については 第 2-1-31 図 を 参 照 中 小 企 白 書 214 85

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-32 図 サービス の 雇 用 者 数 内 訳 ( 万 人 ) 8 7 6 22 年 213 年 74 5 4 3 2 153 158 31 32 178 186 273 247 44 33 356 1 専 学 門 術 研 技 究 術, サ ー ビ ス 宿 泊, 飲 食 サ ー ビ ス 娯 生 楽 活 関 連 サ ー ビ ス, 教 育, 学 習 支 援 医 療, 福 祉 76 55 複 合 サ ー ビ ス 事 ( サ 他 ー に ビ 分 ス 類 さ れ な い も の ) 資 料 : 総 務 省 労 働 力 調 査 第 2-1-33 図 第 2-1-33 図 産 別 の 平 均 給 与 (212 年 ) ( 万 円 ) 8 7 6 5 4 3 2 全 産 の 平 均 48 万 円 235 298 333 356 374 378 39 421 431 472 49 572 61 718 1 飲 宿 食 泊 サ ー, ビ ス 農 林 水 産 鉱 サ ー ビ ス 卸 売 小 売 物 不 品 動 賃 産 貸, 医 療, 福 祉 複 合 サ ー ビ ス 事 運 輸, 郵 便 建 設 製 造 教 技 学 育 術 術, サ 研 学 ー 究 習 ビ, 支 ス 専 援 門 情 報 通 信 金 融, 保 険 熱 電 供 気 給 ガ 水 ス 道 資 料 : 国 税 庁 民 間 給 与 実 態 統 計 調 査 ( 注 )1. 平 均 給 与 = 1 年 を 通 じて 勤 務 した 者 の 給 与 支 給 総 額 1 年 を 通 じて 勤 務 した 給 与 所 得 者 数 2. 給 与 所 得 者 とは 役 員 正 規 職 員 非 正 規 職 員 の 合 計 をいう 3. 給 与 支 給 総 額 とは 給 料 手 当 及 び 賞 与 の 合 計 額 ( 給 与 所 得 控 除 前 の 収 入 金 額 )をいう 86 中 小 企 白 書 214

214 White Paper on Small and Medium Enterprises in Japan 第 2 部 2. 企 の 雇 用 環 境 の 変 化 第 2-1-34 図 第 2-1-35 図 第 4 節 第 2-1-34 図 従 者 規 模 別 の 新 規 求 人 数 の 推 移 ( 万 人 ) 7 1 29 人 3 99 人 1 499 人 5 人 以 上 6 5 4 3 2 1 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 資 料 : 厚 生 労 働 省 職 安 定 務 統 計 中 小 企 白 書 214 87

第 1 章 我 が 国 の 中 長 期 的 な 構 造 変 化 第 2-1-35 図 従 者 規 模 別 の 雇 用 者 数 の 推 移 ( 万 人 ) 2, 1 29 人 3 99 人 1 499 人 5 人 以 上 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 資 料 : 総 務 省 労 働 力 調 査 ( 注 )1. 非 農 林 雇 用 者 数 について 作 成 2. 211 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 の 影 響 により 岩 手 宮 城 及 び 福 島 において 調 査 実 施 が 一 時 困 難 となったため 211 年 の 数 値 は 補 完 的 に 推 計 した 値 (21 年 国 勢 調 査 基 準 ) 88 中 小 企 白 書 214