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社 労 士 講 座 資 格 の 大 原 年 金 克 服 得 点 アップセミナー 第 2 回 目 ( 年 金 克 服 得 点 アップセミナー 全 3 回 ) 第 1 回 国 民 年 金 法 第 2 回 厚 生 年 金 保 険 法 第 3 回 確 認 テスト 社 労 士 試 験 の 最 大 の 難 関 は 年 金 科 目 です これは1 仕 組 みについて 理 解 が 必 要 であるこ と2 他 の 科 目 に 比 べて 経 過 措 置 が 多 く 情 報 量 が 膨 大 であることにあります ただし 本 試 験 において 問 われていることは 基 本 的 事 項 であり 決 して 難 しい 科 目 では ありません 基 本 的 事 項 を 理 解 しつつ 正 確 に 記 憶 に 留 めることができれば 十 分 に 合 格 点 を 取 ることができます 本 セミナーでは 暗 記 しただけでは 対 応 することができない 年 金 科 目 に 焦 点 を 当 て 年 金 科 目 に 対 する 苦 手 意 識 の 克 服 と 得 点 力 のアップを 図 ります 本 セミナーで 使 用 する 問 題 は 過 去 本 試 験 問 題 に 大 原 のオリジナル 問 題 を 加 え 編 集 したものとなります 問 題 文 中 の マークは オリジナル 問 題 であることを 表 しています

厚 生 年 金 保 険 法 問 題 問 1 次 の 記 述 のうち 正 しいものはどれか A 60 歳 台 前 半 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 被 保 険 者 である 日 が 属 する 月 におい て その 者 の 総 報 酬 月 額 相 当 額 と 基 本 月 額 との 合 計 額 が46 万 円 以 下 のときは 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 は 行 われない B 60 歳 台 前 半 の 老 齢 厚 生 年 金 の 基 本 月 額 が150,000 円 であり その 者 の 総 報 酬 月 額 相 当 額 が360,000 円 の 場 合 の 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 停 止 額 は115,000 円 となる なお この 基 本 月 額 には 加 給 年 金 額 が 加 算 されている 老 齢 厚 生 年 金 の 場 合 加 給 年 金 額 を 含 めたものである C 加 給 年 金 額 の 対 象 となる 配 偶 者 及 び 子 のいない 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 する 被 保 険 者 について その 年 金 額 が120 万 円 総 報 酬 月 額 相 当 額 が28 万 円 であるとき その 者 に 支 給 すべき 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 は 月 額 5 万 円 である D 在 職 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 額 については その 者 の 標 準 報 酬 が 改 定 された 場 合 には 改 定 された 月 の 翌 月 から 新 たな 標 準 報 酬 に 基 づいて 計 算 された 額 に 変 更 される E 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 について ある 月 において 在 職 老 齢 年 金 の 適 用 があり 当 該 月 の 基 本 月 額 が 10 万 円 その 者 の 標 準 報 酬 月 額 が 28 万 円 及 びその 月 以 前 の1 年 間 の 標 準 賞 与 額 の 総 額 を12で 除 して 得 た 額 が 5 万 円 であると きは その 月 の 老 齢 厚 生 年 金 は5 万 円 である 問 2 次 のアからオの 記 述 のうち 正 しいものの 組 み 合 わせは 以 下 AからEまでの うちどれか ア 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 について 被 保 険 者 期 間 のうち 基 金 の 加 入 員 であった 期 間 を 有 する 場 合 在 職 老 齢 年 金 については 当 該 期 間 を 加 入 員 でなかったものとして 計 算 した 老 齢 厚 生 年 金 の 額 に 基 づいて 支 給 停 止 額 を 計 算 する イ 60 歳 台 前 半 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 の 計 算 において 厚 生 年 金 保 険 法 に 規 定 する 支 給 停 止 調 整 開 始 額 及 び 支 給 停 止 調 整 変 更 額 を 計 算 するときの 端 数 処 理 につい ては 500 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを 切 り 捨 て 500 円 以 上 1,000 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを1,000 円 に 切 り 上 げるものとされている ウ 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 にあっては 65 歳 前 に 支 給 される 場 合 であっても 基 本 手 当 との 調 整 は 行 われない -1-

エ 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 雇 用 保 険 法 第 22 条 第 1 項 に 規 定 する 基 本 手 当 を 受 けることができるときは 当 該 給 付 の 調 整 対 象 期 間 中 に 基 本 手 当 の 支 給 を 受 け た 日 とみなされる 日 及 びこれに 準 ずる 日 として 政 令 で 定 める 日 が1 日 もない 月 があった 場 合 には その 月 について 老 齢 厚 生 年 金 が 支 給 される オ 65 歳 未 満 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 ( 平 成 10 年 4 月 1 日 前 に 権 利 を 取 得 した 者 を 除 く )であって 雇 用 保 険 法 の 規 定 による 基 本 手 当 との 調 整 による 年 金 停 止 月 がある 者 について 基 本 手 当 の 受 給 期 間 満 了 後 に5か 月 の 年 金 停 止 月 と 100 日 の 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けたとみなされる 日 数 があるときは この 者 に2 か 月 分 の 老 齢 厚 生 年 金 がさかのぼって 支 給 される A (アとイ) B (アとエ) C (イとウ) D (イとエ) E (エとオ) 問 3 次 の 記 述 のうち 誤 っているものはどれか A 65 歳 未 満 の 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 報 酬 比 例 部 分 の 老 齢 厚 生 年 金 ( 部 分 年 金 ) 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 については 雇 用 保 険 法 に 規 定 される 基 本 手 当 の 調 整 対 象 になるが 65 歳 以 後 に 支 給 される 老 齢 厚 生 年 金 及 び 障 害 厚 生 年 金 については 雇 用 保 険 法 に 規 定 される 基 本 手 当 の 調 整 対 象 にはならない B 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 と 基 本 手 当 との 調 整 について 基 本 手 当 の 求 職 の 申 込 みがあった 月 の 翌 月 から1 当 該 基 本 手 当 の 受 給 資 格 に 係 る 受 給 期 間 が 経 過 し たとき 又 は2 当 該 基 本 手 当 の 受 給 資 格 に 係 る 所 定 給 付 日 数 に 相 当 する 日 数 分 の 基 本 手 当 の 支 給 を 受 け 終 わったときのいずれかに 該 当 するに 至 った 月 までの 各 月 のうち 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みにより 老 齢 厚 生 年 金 の 全 部 又 は 一 部 の 支 給 が 停 止 されている 月 にあっては 基 本 手 当 との 調 整 は 行 われない C 65 歳 未 満 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 ( 平 成 10 年 4 月 1 日 前 にその 権 利 を 取 得 した 者 を 除 く )であって 雇 用 保 険 法 の 規 定 による 基 本 手 当 との 調 整 による 年 金 停 止 月 がある 者 について 基 本 手 当 の 受 給 期 間 が 経 過 した 後 に8か 月 の 年 金 停 止 月 と 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 数 が145 日 及 び 基 本 手 当 の 待 期 期 間 が7 日 ある 場 合 にあっては 事 後 精 算 によって 3か 月 分 の 老 齢 厚 生 年 金 がさかのぼって 支 給 される D 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 にあっては 65 歳 前 に 支 給 される 場 合 であっても 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 は 行 われない E 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 に 係 る 標 準 報 酬 月 額 が 支 給 限 度 額 以 上 で あるときは 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 との 調 整 は 行 われない -2-

問 4 次 の 記 述 のうち 正 しいものはいくつあるか ア 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 との 調 整 が 行 われる 月 において 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 の 標 準 報 酬 月 額 が 15 万 円 及 びその 月 以 前 1 年 間 の 標 準 賞 与 額 の 総 額 を12で 除 して 得 た 額 が 5 万 円 であり 60 歳 到 達 時 の 賃 金 額 (みなし 賃 金 月 額 )が30 万 円 である 場 合 には 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 との 調 整 によって 12,000 円 の 年 金 額 が 支 給 停 止 となる イ 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 した 者 の 標 準 報 酬 月 額 が 60 歳 到 達 時 の 賃 金 額 (みなし 賃 金 月 額 )の61% 未 満 である 場 合 には 標 準 報 酬 月 額 の6 % 相 当 額 の 年 金 額 が 支 給 停 止 され 75% 以 上 又 は 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 限 度 額 を 超 えるときは 支 給 限 度 額 から 標 準 報 酬 月 額 を 控 除 して 得 た 額 に15 分 の 6を 乗 じて 得 た 額 を 支 給 停 止 する ウ 60 歳 台 前 半 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 であって 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 で ある 日 が 属 する 月 について60 歳 台 前 半 の 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 調 整 の 仕 組 みが 適 用 されている 者 について その 者 が 雇 用 保 険 法 の 規 定 による 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 の 支 給 を 受 けることができるときは 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 が 支 給 停 止 される エ 老 齢 厚 生 年 金 は 同 一 の 事 由 に 基 づいて 支 給 される 退 職 共 済 年 金 の 受 給 権 が 生 じた 場 合 には 支 給 停 止 される オ 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 である 妻 が65 歳 未 満 の 場 合 には その 者 の 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 は 遺 族 厚 生 年 金 と 併 給 されない 妻 が65 歳 以 上 のときは 遺 族 厚 生 年 金 と 老 齢 基 礎 年 金 は 併 給 されるが 付 加 年 金 は 併 給 されない A (1つもない) B (1つ) C (2つ) D (3つ) E (4つ) -3-

問 5 次 のアからオの 記 述 のうち 正 しいものの 組 み 合 わせは 以 下 AからEまでの うちどれか ア 受 給 権 者 が65 歳 に 達 しているときの 老 齢 基 礎 年 金 については 原 則 として 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 ( 経 過 的 寡 婦 加 算 を 除 く ) 老 齢 基 礎 年 金 と 障 害 厚 生 年 金 は それぞれ 併 給 できる イ 受 給 権 者 が65 歳 に 達 しているときの 障 害 基 礎 年 金 については 原 則 として 障 害 基 礎 年 金 と 老 齢 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 ( 経 過 的 寡 婦 加 算 を 除 く )は それぞれ 併 給 できる ウ 障 害 厚 生 年 金 は 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 並 びに 当 該 障 害 厚 生 年 金 と 同 一 の 支 給 事 由 に 基 づいて 支 給 される 障 害 基 礎 年 金 と 併 給 できるが 遺 族 基 礎 年 金 とは 併 給 できない エ 受 給 権 者 が65 歳 に 達 しているときの 旧 法 との 調 整 に 関 しては 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 遺 族 年 金 と 新 国 民 年 金 法 の 老 齢 基 礎 年 金 又 は 障 害 基 礎 年 金 新 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 厚 生 年 金 と 旧 国 民 年 金 法 の 障 害 年 金 は それぞれ 併 給 できる オ 老 齢 厚 生 年 金 は 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 並 びに 障 害 基 礎 年 金 と 併 給 でき るが 遺 族 基 礎 年 金 とは 併 給 できない A (アとイ) B (アとウ) C (イとウ) D (イとオ) E (エとオ) -4-

年 金 克 服 得 点 アップセミナー 第 2 回 目 1 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 頻 出 1 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 とは 解 説 ( 法 附 則 11 条 11 条 の3 13 条 の6 H6 法 附 則 21 条 ) 択 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 は 65 歳 未 満 の 就 労 者 ( 被 保 険 者 )が 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 を 受 給 している 場 合 その 者 の 報 酬 と 老 齢 厚 生 年 金 の 合 計 額 が 一 定 額 を 上 回 る とき に その 合 計 額 に 応 じて老 齢 厚 生 年 金 の 全 部 又 は 一 部 を 停 止 する 仕 組 みである 2 適 用 の 対 象 となる 老 齢 厚 生 年 金 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 -5-

3 適 用 の 要 件 択 ( 令 3 条 の6) 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 被 保 険 者 ( 前 月 以 前 の 月 に 属 する 日 から 引 き 続 き 当 該 被 保 険 者 の 資 格 を 有 する 者 に 限 る ) である 日 又 は 被 保 険 者 ( 前 月 以 前 の 月 に 属 する 日 から 引 き 続 き 当 該 被 保 険 者 の 資 格 を 有 する 者 に 限 る )の 資 格 を 喪 失 した 日 が 属 する 月 において 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 を 超 えるとき 現 在 28 万 円 老 齢 厚 生 年 金 の 額 12 ( 標 準 報 酬 月 額 )+(その 月 以 前 の1 年 間 の標 準 賞 与 額 の 総 額 12) 例 平 成 24 年 平 成 25 年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 額 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 単 位 賞 与 50 70 50 ( 万 円 ) 平 成 25 年 6 月 の 総 報 酬 月 額 相 当 額 30 万 円 +(70 万 円 +50 万 円 ) 12=40 万 円 -6-

ホ イント 1. 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みが 適 用 される 期 間 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みは 被 保 険 者 の 資 格 を取 得 した 月 の 翌 月 から 被 保 険 者 の 資 格 を喪 失 した 月 までの 期 間 につき 適 用 され 被 保 険 者 資 格 の同 月 得 喪 があった 月 は 適 用 されない 2. 老 齢 厚 生 年 金 の 額 から 除 かれる 額 ア 加 給 年 金 額 3. 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 員 であった 者 に 支 給 する 老 齢 厚 生 年 金 への 適 用 被 保 険 者 であった 期 間 の 全 部 又 は 一 部 が 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 員 であった 期 間 で ある 者 に 支 給 する 老 齢 厚 生 年 金 については 基 金 に 加 入 しなかった 場 合 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 を 基 礎 として 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みが 適 用 される 加 入 員 でない 者 加 入 員 上 乗 せ 部 分 代 行 部 分 在 老 の 老 齢 厚 生 年 金 在 老 の 適 用 老 齢 厚 生 年 金 適 用 択 択 択 停 止 額 を 揃 える 参 考 支 給 停 止 調 整 開 始 額 の 改 定 ( 令 6 条 の8) 択 支 給 停 止 調 整 開 始 額 は 現 在 28 万 円 である ただし 28 万 円 に 当 該 年 度 における 再 評 価 率 の 改 定 の 基 準 となる 一 定 の 率 ( 原 則 として 名 目 手 取 り 賃 金 変 動 率 等 )を 乗 じて 得 た 額 (10,000 円 未 満 は 四 捨 五 入 )が28 万 円 (この 規 定 による 改 定 の 措 置 が 講 ぜられたときは 直 近 の 当 該 措 置 により 改 定 された 額 )を 超 え 又 は 下 るに 至 った 場 合 においては 当 該 年 度 の4 月 以 後 の 支 給 停 止 調 整 開 始 額 は 当 該 乗 じて 得 た 額 に 改 定 される -7-

4 支 給 停 止 基 準 額 選 22 択 3 に 該 当 するときは その 月 の 分 の 当 該 老 齢 厚 生 年 金 について 以 下 1~ 4の 場 合 に 応 じ 1~4の 額 12 相 当 部 分 の 支 給 が 停 止 される 1 基 本 月 額 が支 給 停 止 調 整 開 始 額 以 下 であり かつ 総 報 酬 月 額 相 当 額 が支 給 停 止 調 整 変 更 額 ( 現 在 46 万 円 ) 以 下 であるとき 総 報 酬 月 額 相 当 額 + 基 本 月 額 - 支 給 停 止 調 整 開 始 額 1/2 参 考 2 基 本 月 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 以 下 であり かつ 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 支 給 停 止 調 整 変 更 額 を 超 えるとき 支 給 停 止 調 整 変 更 額 + 基 本 月 額 - 支 給 停 止 調 整 開 始 額 1/2 + 総 報 酬 月 額 相 当 額 - 支 給 停 止 調 整 変 更 額 3 基 本 月 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 を 超 え かつ 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 支 給 停 止 調 整 変 更 額 以 下 であるとき 総 報 酬 月 額 相 当 額 1/2 4 基 本 月 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 を 超 え かつ 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 支 給 停 止 調 整 変 更 額 を 超 えるとき 支 給 停 止 調 整 変 更 額 1/2 + 総 報 酬 月 額 相 当 額 - 支 給 停 止 調 整 変 更 額 -8-

ホ イント 1. 支 給 停 止 基 準 額 が 老 齢 厚 生 年 金 の 額 以 上 であるとき 支 給 停 止 基 準 額 が 老 齢 厚 生 年 金 の 額 以 上 であるときは 老 齢 厚 生 年 金 の 全 部 の 支 給 が 停 止 される 2. 加 給 年 金 額 の 取 扱 い ア 老 齢 厚 生 年 金 の 額 が一 部 でも 支 給 されるとき 加 給 年 金 額 は全 額 支 給 される イ 老 齢 厚 生 年 金 の 額 が全 額 支 給 停 止 されるとき 加 給 年 金 額 も全 額 支 給 停 止 される 3. 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 改 定 された 場 合 択 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 について その 者 の 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 改 定 された 場 合 は 改 定 が 行 われた 月 から 新 たな 総 報 酬 月 額 相 当 額 に 基 づいて 支 給 停 止 基 準 額 が 再 計 算 され 当 該 改 定 が 行 われた 月 から 年 金 額 が 改 定 される 例 定 時 決 定 によって 標 準 報 酬 月 額 が 変 更 された 場 合 定 時 決 定 により 標 準 報 酬 月 額 変 更 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 標 月 28 万 円 標 月 30 万 円 年 金 額 の 改 定 参 考 支 給 停 止 調 整 変 更 額 の 改 定 択 支 給 停 止 調 整 変 更 額 は 現 在 46 万 円 である ただし 46 万 円 に 各 年 度 の 物 価 変 動 率 にP209 参 照 参 考 イの 率 を 乗 じて 得 た 率 をそれぞれ 乗 じて 得 た 額 (10,000 円 未 満 は 四 捨 五 入 )が 46 万 円 (この 規 定 による 改 定 の 措 置 が 講 ぜられたときは 直 近 の 当 該 措 置 により 改 定 された 額 )を 超 え 又 は 下 るに 至 った 場 合 においては 当 該 年 度 の4 月 以 後 の 支 給 停 止 調 整 変 更 額 は 当 該 乗 じて 得 た 額 に 改 定 される -9-

2 基 本 手 当 との 調 整 頻 出 1 概 要 解 説 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 雇 用 保 険 法 の 規 定 による 求 職 の 申 込 みをし 基 本 手 当 を 受 給 することになったときは たとえ ある 月 において 基 本 手 当 の 受 給 日 数 が1 日 分 であったり 雇 用 保 険 法 の 規 定 による待 期 の 期 間 や 給 付 制 限 期 間 で あるため 基 本 手 当 を 受 給 していなかったとき も その 月 分 の老 齢 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 停 止 されることになる 4 ( 調 整 対 象 期 間 ) しかし 実 際 の 基 本 手 当 の 総 受 給 日 数 が 同 じであるにもかかわらず 老 齢 厚 生 年 金 の 停 止 月 数 が 異 なることは 不 合 理 であるため 基 本 手 当 の 受 給 終 了 後 において 実 際 の 基 本 手 当 の 総 受 給 日 数 に 応 じた 精 算 (さかのぼって 支 給 停 止 を 解 除 )をする ことになっている 6 ( 調 整 対 象 期 間 終 了 後 の 事 後 精 算 ) 厚 年 老 齢 厚 生 年 金 が 全 額 停 止 基 本 手 当 の 受 給 雇 保 給 付 制 限 基 本 手 当 受 給 終 了 後 に 総 受 給 日 数 に 応 じた 精 算 調 整 対 象 期 間 2 調 整 の 対 象 となる 老 齢 厚 生 年 金 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 択 ( 法 附 則 11 条 の5) ホ イント 1. 施 行 日 ( 平 成 10 年 4 月 1 日 ) 前 に 受 給 権 が 発 生 した 老 齢 厚 生 年 金 受 給 権 者 が 平 成 10 年 4 月 1 日 前 にその 権 利 を 取 得 した 老 齢 厚 生 年 金 について は 調 整 の 対 象 とならない (H6 法 附 則 25 条 1 項 ) 2. 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 等 ( 法 附 則 7 条 の4 13 条 の6 第 4 項 ) 択 支 給 の 繰 上 げの 特 例 による 老 齢 厚 生 年 金 (P98 参 照 ) 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 (P129 参 照 )であって 65 歳 前 に 支 給 されるものは 適 用 の 対 象 となる 択 -10-

3 調 整 の 要 件 択 ( 法 附 則 7 条 の4 第 1 項 ) 受 給 権 者 ( 雇 用 保 険 法 に 規 定 する受 給 資 格 を 有 する 者 であって65 歳 未 満 であ るものに 限 る )が求 職 の 申 込 みをしたとき 4 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 が 停 止 される 期 間 ( 調 整 対 象 期 間 ) 択 ( 法 附 則 7 条 の4 第 1 項 1 号 2 号 2 項 1 号 2 号 ) 求 職 の 申 込 みがあった 月 の 翌 月 から 受 給 資 格 に 係 る受 給 期 間 が 経 過 した 月 まで 又 は 受 給 権 者 が 当 該 受 給 資 格 に 係 る 所 定 給 付 日 数 に 相 当 する 日 数 分 の 基 本 手 当 の 支 給 を 受 け 終 わった 月 まで( 延 長 給 付 を 受 ける 者 は 延 長 給 付 を 受 け 終 わった 月 まで) ホ イント 求 職 の 申 込 みがあった 後 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 したとき 求 職 の 申 込 みがあった 後 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 取 得 したときは 当 該 受 給 権 を 取 得 した 月 の 翌 月 から 支 給 が 停 止 される( 法 附 則 7 条 の4 第 5 項 ) 年 金 受 給 権 取 得 後 に 求 職 の 申 込 みがあったとき 調 整 対 象 期 間 年 金 受 給 権 の 取 得 求 職 の 申 込 み 求 職 の 申 込 みがあった 後 に 年 金 受 給 権 を 取 得 したとき 調 整 対 象 期 間 求 職 の 申 込 み 年 金 受 給 権 の 取 得 -11-

5 調 整 対 象 期 間 の 例 外 択 4 調 整 対 象 期 間 について 以 下 1 又 は2のいずれかに 該 当 する 月 があったとき は その 月 の 分 の 老 齢 厚 生 年 金 については 支 給 は 停 止 されない すなわち 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 等 が1 日 もない 月 や 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みにより 老 齢 厚 生 年 金 の 全 部 又 は 一 部 の 支 給 が 停 止 されている 月 に ついては 調 整 対 象 期 間 中 であっても 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 は 行 われない 1 その 月 において 当 該 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 及 びこれに 準 ずる 日 として 政 令 で 定 める 日 がないこと ホ イント 1. 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 とは( 則 34 条 の3) 基 本 手 当 の 失 業 の 認 定 日 において 失 業 していることについての 認 定 を 受 けた 日 のうち 基 本 手 当 の 支 給 に 係 る 日 の 日 数 に 相 当 する 日 数 分 の 当 該 失 業 の 認 定 日 の 直 前 の これに 準 ずる 日 として 政 令 で 定 める 日 を 除 いた各 日 をいう すなわち 失 業 認 定 日 において 実 際 に 失 業 していたと 認 定 された 各 々の 日 全 部 を 失 業 認 定 日 の 直 前 に 連 続 しているものとみなした 日 である ただし 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 が 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が65 歳 に 到 達 した 日 の 属 する 月 の 翌 月 以 降 の 各 月 に 属 するときは 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 とはされない 2. これに 準 ずる 日 として 政 令 で 定 める 日 とは( 令 6 条 の3) 択 待 期 給 付 制 限 の 規 定 により基 本 手 当 が 支 給 されないこととされる 期 間 に 属 す る 日 をいう 2 その 月 の 分 の 老 齢 厚 生 年 金 について 在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みにより その 全 部 又 は 一 部 の支 給 が 停 止 されていること -12-

6 支 給 停 止 の 解 除 ( 調 整 対 象 期 間 終 了 後 の 事 後 精 算 ) 択 ( 法 附 則 7 条 の4 第 3 項 ) 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 1 年 金 停 止 月 の 数 - 2 30 3 1以 上 とみなされる 日 の 数 1 未 満 の 端 数 は 1に 切 上 げ 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 が 停 止 された 月 ( 年 金 停 止 月 )のうち 当 該 1から2を 控 除 して 得 た3の 月 数 分 の直 近 の 各 月 については 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 が 行 われなかったものとみなされる 解 説 事 例 ( 支 給 停 止 解 除 月 数 の 計 算 ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 基 本 手 当 給 付 制 限 30 日 31 日 30 日 9 日 老 齢 厚 生 支 給 停 止 支 給 年 金 停 止 月 数 :7 基 本 手 当 受 給 日 数 :100 17-2100 30=3.33 4 = 33 直 近 の3か 月 について 支 給 停 止 が 解 除 される 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 基 本 手 当 100 日 老 齢 厚 生 支 給 停 止 支 給 支 給 さかのぼって 停 止 解 除 -13-

3 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 1 調 整 の 対 象 となる 老 齢 厚 生 年 金 択 ( 法 附 則 7 条 の5 11 条 の6 13 条 の6 第 5 項 H6 法 附 則 26 条 ) 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 ホ イント 1. 施 行 日 ( 平 成 10 年 4 月 1 日 ) 前 に 受 給 権 が 発 生 した 老 齢 厚 生 年 金 受 給 権 者 が 平 成 10 年 4 月 1 日 前 にその 権 利 を 取 得 した 老 齢 厚 生 年 金 について は 調 整 の 対 象 とならない (H6 法 附 則 26 条 14 項 ) 2. 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 等 ( 法 附 則 7 条 の5 13 条 の6 第 5 項 ) 支 給 の 繰 上 げの 特 例 による 老 齢 厚 生 年 金 (P98 参 照 ) 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 (P129 参 照 )であって 65 歳 前 に 支 給 されるものは 適 用 の 対 象 となる 2 調 整 の 要 件 択 ( 法 附 則 11 条 の6 第 1 項 令 3 条 の6) 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 が 被 保 険 者 ( 前 月 以 前 の 月 に 属 する 日 から 引 き 続 き 当 該 被 保 険 者 の 資 格 を 有 する 者 に 限 る ) である 日 又 は 被 保 険 者 の資 格 を 喪 失 した 日 が 属 する 月 において その 者 が 雇 用 保 険 法 の 規 定 による高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 の 支 給 を 受 けることができるとき ホ イント 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 が 適 用 される 期 間 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 は 被 保 険 者 の 資 格 を取 得 した 月 の 翌 月 から 被 保 険 者 の 資 格 を喪 失 した 月 までの 期 間 につき 適 用 される -14-

3 調 整 額 選 22 択 要 件 ( 法 附 則 11 条 の6 第 1 項 ) その 月 の 分 の 当 該 老 齢 厚 生 年 金 について 以 下 の1~3の 場 合 に 応 じ それ ぞれ 当 該 老 齢 厚 生 年 金 につき在 職 老 齢 年 金 の 仕 組 みによる 支 給 停 止 が 行 われる 場 合 における 支 給 停 止 基 準 額 と 当 該 1~3に 定 める 額 に12を 乗 じて 得 た 額 ( 在 職 支 給 停 止 調 整 額 )との 合 計 額 ( 調 整 後 の 支 給 停 止 基 準 額 )に 相 当 する 部 分 の 支 給 が 停 止 される 1 標 準 報 酬 月 額 が みなし 賃 金 日 額 に30を 乗 じて 得 た 額 の100 分 の61に 相 当 する 額 未 満 であるとき 標 準 報 酬 月 額 に100 分 の6を 乗 じて 得 た 額 < 参 考 > 2 3 1に 該 当 しないとき 標 準 報 酬 月 額 に みなし 賃 金 日 額 に30を 乗 じて 得 た 額 に 対 する 標 準 報 酬 月 額 の 割 合 が 逓 増 する 程 度 に 応 じ100 分 の6から 一 定 の 割 合 で 逓 減 するように 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 率 を 乗 じて 得 た 額 1 又 は2に 定 める 額 に6 分 の15を 乗 じて 得 た 額 に 標 準 報 酬 月 額 を 加 えた 額 が 支 給 限 度 額 (343,396 円 )を 超 えるとき 支 給 限 度 額 から 標 準 報 酬 月 額 を 減 じて 得 た 額 に15 分 の6を 乗 じて 得 た 額 ただし 調 整 後 の 支 給 停 止 基 準 額 が老 齢 厚 生 年 金 の 額 以 上 であるときは 老 齢 厚 生 年 金 の全 部 の 支 給 が 停 止 される 参 考 加 給 年 金 額 の 取 扱 い 加 給 年 金 額 が 加 算 される 場 合 において 調 整 後 の 支 給 停 止 基 準 額 が 老 齢 厚 生 年 金 から 加 給 年 金 額 を 除 いた 額 以 上 であるときは 加 給 年 金 額 を 含 めた 老 齢 厚 生 年 金 の 全 部 の 支 給 が 停 止 される 解 説 理 解 の 視 点 /P118 119 参 照 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 額 ( 支 給 対 象 月 の 賃 金 の15%)に 対 して 老 齢 厚 生 年 金 を 標 準 報 酬 月 額 の6% すなわち4 割 を 停 止 するということを 念 頭 に 標 準 報 酬 月 額 を 雇 用 保 険 の 支 給 対 象 月 の 賃 金 に 置 き 換 えて 読 めば 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 と 老 齢 厚 生 年 金 の 調 整 規 定 を 理 解 しやすくなる -15-

参 考 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 の 額 1.1 支 給 対 象 月 の 賃 金 < みなし 賃 金 日 額 30 61/100 支 給 対 象 月 の 賃 金 15/100 2.2 支 給 対 象 月 の 賃 金 みなし 賃 金 日 額 30 61/100 支 給 対 象 月 の 賃 金 15/100から 一 定 割 合 で 逓 減 する 率 3.3 1 又 は2の 額 + 支 給 対 象 月 の 賃 金 > 支 給 限 度 額 支 給 限 度 額 - 支 給 対 象 月 の 賃 金 4 調 整 が 行 われない 場 合 択 ( 法 附 則 11 条 の6 第 6 項 ) 以 下 1 又 は2のいずれかに 該 当 する 場 合 は 調 整 は 行 われない 1 標 準 報 酬 月 額 がみなし 賃 金 日 額 に30を 乗 じて 得 た 額 の100 分 の75に 相 当 す る 額 以 上 であるとき 2 標 準 報 酬 月 額 が支 給 限 度 額 以 上 であるとき 参 考 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 が 支 給 されない 場 合 1.1 支 給 対 象 月 の 賃 金 が60 歳 時 点 の 賃 金 の75% 以 上 であるとき 2.2 支 給 対 象 月 の 賃 金 が 支 給 限 度 額 以 上 であるとき 5 高 年 齢 再 就 職 給 付 金 の 支 給 を 受 けることができる 場 合 ( 法 附 則 11 条 の6 第 8 項 ) 1 ~ 4 は 高 年 齢 再 就 職 給 付 金 の 支 給 を 受 けることができる 場 合 につい ても 適 用 される この 場 合 みなし 賃 金 日 額 とあるのは 賃 金 日 額 に 読 み 替 えられる -16-

4 併 給 の 調 整 1 原 則 択 頻 出 / 国 年 P182 参 照 2つ 以 上 の 年 金 の 受 給 権 発 生 1 一 旦 支 給 停 止 2 解 除 申 請 により一 方 を 選 択 する ホ イント 既 に 支 給 されている 年 金 たる 保 険 給 付 がある 場 合 ( 法 38 条 3 項 ) 既 に 支 給 されている 年 金 たる 保 険 給 付 がある 場 合 には 2の 解 除 申 請 があったも のとみなされ その 年 金 が引 き 続 き 支 給 される -17-

2 併 給 される 場 合 ( 同 一 の 支 給 事 由 によるもの) 択 ( 法 38 条 1 項 法 附 則 17 条 ) 老 齢 厚 生 退 職 共 済 年 金 年 金 老 齢 基 礎 年 金 付 加 年 金 障 害 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 遺 族 基 礎 年 金 参 考 老 齢 基 礎 年 金 と 老 齢 厚 生 年 金 との 併 給 (P96 97 参 照 ) 昭 和 16 年 4 月 1 日 以 前 生 まれの 者 については 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 と 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 とは 併 給 されず 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 が 支 給 停 止 される 3 併 給 される 場 合 ( 異 なる 支 給 事 由 によるもの1) 択 ( 法 38 条 1 項 法 附 則 17 条 ) 遺 族 厚 生 年 金 老 齢 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 付 加 年 金 障 害 基 礎 年 金 障 害 基 礎 年 金 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 に 限 る に 限 る に 限 る ホ イント 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 との 併 給 の 可 否 老 齢 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 の 併 給 は 受 給 権 者 が65 歳 以 上 である 場 合 に 限 られ るので 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 権 者 が65 歳 に 達 するまでの 間 は 老 齢 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 を 併 給 することはできない -18-

4 併 給 される 場 合 ( 異 なる 支 給 事 由 によるもの2) 択 ( 法 38 条 1 項 法 60 条 64 条 の3 法 附 則 17 条 ) 遺 族 厚 生 年 金 ( 一 部 併 給 ) 遺 族 厚 生 年 金 ( 一 部 併 給 ) 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 障 害 基 礎 年 金 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 に 限 る 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 に 限 る 解 説 老 齢 厚 生 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 を 有 する65 歳 以 上 の 者 については 自 らの 保 険 料 納 付 が 確 実 に 年 金 給 付 に 反 映 される 仕 組 みとするという 観 点 から 自 分 自 身 の 老 齢 厚 生 年 金 は 全 額 支 給 され 遺 族 厚 生 年 金 の 額 と 自 分 自 身 の 老 齢 厚 生 年 金 の 額 とを 比 較 して 老 齢 厚 生 年 金 の 額 が 少 額 である 場 合 は その 差 額 を 遺 族 厚 生 年 金 と して 支 給 することになっている 1 遺 族 厚 生 年 金 - = (P166 参 照 ) 2 老 齢 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 (1-2の 額 ) 併 給 される -19-

5 併 給 される 場 合 ( 旧 法 の 年 金 との 調 整 1) 択 (S60 法 附 則 56 条 2 項 5 項 6 項 ) 旧 厚 生 年 金 保 険 遺 族 年 金 老 齢 基 礎 年 金 遺 族 厚 生 年 金 旧 国 民 年 金 老 齢 年 金 遺 族 厚 生 年 金 旧 厚 生 年 金 保 険 老 齢 年 金 等 1/2 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 に 限 る に 限 る に 限 る 解 説 旧 厚 生 年 金 保 険 の 老 齢 年 金 等 とは 旧 厚 生 年 金 保 険 法 による 老 齢 年 金 のほか 通 算 老 齢 年 金 及 び 特 例 老 齢 年 金 も 含 ま れる 6 併 給 される 場 合 ( 旧 法 の 年 金 との 調 整 2) 択 (S60 法 附 則 56 条 4 項 5 項 ) 老 齢 厚 生 年 金 旧 国 民 年 金 障 害 年 金 遺 族 厚 生 年 金 旧 国 民 年 金 障 害 年 金 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 65 歳 以 上 の 受 給 権 者 に 限 る に 限 る -20-

厚 生 年 金 保 険 法 解 答 解 説 問 1 次 の 記 述 のうち 正 しいものはどれか 正 解 C A 法 附 則 11 条 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 に 用 いる 支 給 停 止 調 整 開 始 額 は 28 万 円 である 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 は その 者 の 総 報 酬 月 額 相 当 額 と 基 本 月 額 との 合 計 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 (28 万 円 )を 超 えるときに 適 用 される B 法 附 則 11 条 基 本 月 額 の 算 定 から 加 給 年 金 額 は 除 かれる なお 本 肢 の 場 合 の 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 停 止 月 額 は 次 の 通 り 計 算 する (150,000 円 +360,000 円 -280,000 円 ) 1/2=115,000 円 C 法 附 則 11 条 本 肢 の 場 合 基 本 月 額 が10 万 円 (120 万 円 12)であり 総 報 酬 月 額 相 当 額 が28 万 円 であることから 基 本 月 額 が 支 給 停 止 調 整 開 始 額 以 下 であり かつ 総 報 酬 月 額 相 当 額 が 支 給 停 止 調 整 変 更 額 以 下 であるとき に 該 当 するため 支 給 停 止 月 額 は{(28 万 円 +10 万 円 )-28 万 円 } 2 分 の1=5 万 円 であり 本 肢 の 通 りとなる D 法 附 則 11 条 在 職 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 額 の 変 更 は 標 準 報 酬 が 改 定 された 月 ( 例 えば 定 時 決 定 に 係 る 標 準 報 酬 月 額 の 場 合 は その 年 の9 月 )から 行 われる E 法 附 則 11 条 65 歳 前 の 在 職 老 齢 年 金 に 用 いる 総 報 酬 月 額 相 当 額 とは 標 準 報 酬 月 額 ( 本 肢 の 場 合 28 万 円 )とその 月 以 前 の1 年 間 の 標 準 賞 与 額 の 総 額 を12で 除 して 得 た 額 ( 本 肢 の 場 合 5 万 円 )を 合 算 して 得 た 額 ( 本 肢 の 場 合 33 万 円 ) をいい 本 肢 の 場 合 にあっては 以 下 のように 計 算 する (330,000 円 +100,000 円 -280,000 円 ) 1/2= 75,000 円 その 月 の 老 齢 厚 生 年 金 は 25,000 円 (100,000 円 -75,000 円 )となる 問 2 次 のアからオの 記 述 のうち 正 しいものの 組 み 合 わせは 以 下 AからEまでの うちどれか 正 解 B(アとエ) ア 法 附 則 11 条 本 肢 の 場 合 老 齢 厚 生 年 金 の 額 に 代 行 部 分 の 額 を 合 算 した 額 を 基 礎 として 支 給 停 止 基 準 額 が 算 定 される -21-

イ 法 附 則 11 条 本 肢 の 場 合 5,000 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 切 り 捨 て 5,000 円 以 上 10,000 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは 切 り 上 げるものとする ウ 法 附 則 7 条 の4 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 であっても 65 歳 前 に 支 給 されるものは 基 本 手 当 との 調 整 対 象 である エ 法 附 則 7 条 の4 つまり 調 整 対 象 期 間 中 に 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 及 びこれ に 準 ずる 日 として 政 令 で 定 める 日 ( 待 期 給 付 制 限 の 規 定 により 基 本 手 当 が 支 給 されないこととされる 期 間 に 属 する 日 をいう )が1 日 でもある 月 について は 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 が 停 止 され 調 整 対 象 期 間 終 了 後 に 事 後 精 算 によって 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 を 解 除 することとなる オ 法 附 則 7 条 の4 本 肢 の 場 合 5-(100 30=3.33 4)= 1か 月 分 の 老 齢 厚 生 年 金 がさかのぼって 支 給 される 問 3 次 の 記 述 のうち 誤 っているものはどれか 正 解 D A 法 附 則 7 条 の4 11 条 の5 B 法 附 則 7 条 の4 C 法 附 則 7 条 の4 調 整 対 象 期 間 終 了 後 の 事 後 精 算 は 1 年 金 停 止 月 の 数 から 2 基 本 手 当 の 支 給 を 受 けた 日 とみなされる 日 の 数 を30で 除 して 得 た 数 (1 未 満 の 端 数 が 生 じたときは これを1に 切 り 上 げるものとする )を 控 除 して 得 た 数 が1 以 上 であるときに 行 われ 年 金 停 止 月 のうち 当 該 控 除 して 得 た 数 に 相 当 する 月 数 分 の 直 近 の 各 月 については 老 齢 厚 生 年 金 の 支 給 停 止 が 行 われなかったも のとみなされる 本 肢 の 場 合 18-2145 30 5(1 未 満 切 り 上 げ)= 3 となり 3 か 月 分 の 老 齢 厚 生 年 金 がさかのぼって 支 給 される D 法 附 則 7 条 の5 繰 上 げ 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 であっても 65 歳 前 に 支 給 されるものは 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 対 象 である E 法 附 則 11 条 の6-22-

問 4 次 の 記 述 のうち 正 しいものはいくつあるか 正 解 A(1つもない) ア 法 附 則 11 条 の6 本 肢 の 場 合 標 準 報 酬 月 額 (150,000 円 )に6/100を 乗 じて 得 た 額 9,000 円 が 支 給 停 止 される イ 法 附 則 11 条 の6 本 肢 後 段 について 標 準 報 酬 月 額 がみなし 賃 金 月 額 の75% 以 上 又 は 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 の 支 給 限 度 額 以 上 のときは 本 肢 の 支 給 停 止 は 行 われない な お 本 肢 前 段 は 正 しい 記 述 である ウ 法 附 則 11 条 の6 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 との 調 整 では 高 年 齢 雇 用 継 続 基 本 給 付 金 が 支 給 停 止 さ れるわけではなく 老 齢 厚 生 年 金 の 額 が 調 整 されることになる エ 法 38 条 老 齢 厚 生 年 金 と 退 職 共 済 年 金 については 併 給 が 認 められる オ 法 38 条 本 肢 の 妻 が65 歳 以 上 の 場 合 遺 族 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 に 加 え 付 加 年 金 も 併 給 される 問 5 次 のアからオの 記 述 のうち 正 しいものの 組 み 合 わせは 以 下 AからEまでの うちどれか 正 解 D(イとオ) ア 法 38 条 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 が 併 給 される 場 合 経 過 的 寡 婦 加 算 は 除 かれない また 老 齢 基 礎 年 金 と 障 害 厚 生 年 金 は 併 給 できない イ 法 38 条 障 害 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 が 併 給 される 場 合 経 過 的 寡 婦 加 算 は 除 かれ る ウ 法 38 条 障 害 厚 生 年 金 は 老 齢 基 礎 年 金 及 び 付 加 年 金 と 併 給 できない エ S60 法 附 則 56 条 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 遺 族 年 金 と 新 国 民 年 金 法 の 障 害 基 礎 年 金 は 併 給 されな い オ 法 38 条 -23-