自 然 環 境 野 外 調 査 報 告 上 町 台 地 七 坂 近 辺 生 き 物 調 査 コース No.15 日 時 :2013 年 10 月 13 日 10:00~16:00 晴 れ 調 査 者 : 岩 永 北 川 塩 路 桝 元 コース: 谷 町 線 谷 町 九 丁 目 駅 ~ 高 津 神 社 ~ 真 言 坂 ~ 生 國 魂 神 社 ~ 生 玉 公 園 ~ 生 玉 公 園 地 下 壕 ( 松 屋 町 筋 側 )~ 源 聖 寺 坂 ~ 口 縄 坂 ~ 愛 染 坂 ~ 大 江 神 社 ~ 清 水 坂 ~ 清 水 寺 ~ 天 神 坂 ~ 安 居 神 社 ~ 逢 坂 ~ 天 王 寺 駅 No.013 北 川 ちえこ 桝 元 さんの 影 響 でイヌビワが 気 になり 意 識 して 見 ていましたら 調 査 域 平 均 して 実 生 が 見 つ かりました 市 内 の 公 園 では 実 生 が 大 きくなることは 少 ないのですが ここ 上 町 台 地 は 社 寺 が 多 く 実 生 もそのままのものが 多 く 植 栽 も 含 め 大 きくなった 樹 木 が 自 然 林 風 を 形 成 し て 良 い 感 じでした 天 候 もよく 静 かな 道 筋 は 古 代 大 阪 を 彷 彿 とさせました 2012 年 度 5 月 より 生 き 生 き 地 球 館 観 察 園 調 査 隊 に 合 せ 植 物 昆 虫 等 虫 類 鳥 の 状 況 を 数 字 で 表 示 します 1: 葉 卵 2: 花 幼 虫 幼 鳥 3: 果 実 蛹 4: 実 生 成 虫 成 鳥 0:その 他 植 : 植 栽 メッシュ 番 号 は 歩 いた 順 に 書 いています 樹 木 は 花 又 は 果 実 のあるもののみ 記 録 しました 実 生 は 近 くに 親 木 のないものを 記 録 しました 513574913(491) 谷 町 九 丁 目 駅 近 辺 トウダイグサ 科 エノキグサ 3 バラ 科 シャリンバイ 3( 谷 町 筋 植 栽 樹 ) ブドウ 科 ヤブガラシ 1 モチノキ 科 クロガネモチ 4(150cm) 高 津 神 社 庭 園 アカネ 科 ヘクソカズラ 1 アブラナ 科 イヌガラシ イネ 科 アキメヒシバ 2 コメヒシバ 3 オヒシバ 3 オオバコ 科 オオバコ 1 カタバミ 科 オッタチカタバミ 2 ムラサキカタバミ 1 カヤツリグサ 科 ナキリスゲ 2 メリケンガヤツリ 3 キク 科 アレチノギク 2 ウラジロチチコグサ 1 ヒメムカシ ヨモギ 2 クワ 科 イヌビワ 4,3 ゴマノハグサ 科 キリ 2( 花 芽 ),3 シソ 科 トウバナ 2 タデ 科 ミズヒキ 2( 逸 出?) トウダイグサ 科 エノキグサ 3 ナガエコミカンソウ 3 ナス 科 イヌホオズキ 2,3 ニレ 科 エノキ 4 バラ 科 ノイバラ 1 ヒルガオ 科 アオイゴケ 1 メギ 科 ナンテン 3 アオイゴケ 高 津 神 社 庭 園 シモフリスズメの 幼 虫 ネズミモチを 食 べていた 5
動 物 スズメ 4 ハシブトガラス 0 声 ヒヨドリ 4 ヤマトシ ジミ 4 シモフリスズメ 2(ネズミモチ 食 害 ) 高 津 神 社 境 内 ( 10 月 26 日 とこしえ 秋 祭 りに 使 われる とこしえ 舟 が 製 作 されていた) カタバミ 科 ムラサキカタバミ 1 セリ 科 チドメグサ 1 ヒルガオ 科 アオイゴケ 1 千 日 前 通 り 松 屋 町 筋 交 差 点 ~ 真 言 坂 イネ 科 エノコログサ 3 イラクサ 科 カラムシ 1 カタバミ 科 アカカタバミ 2 ムラサキカタバミ 1 クワ 科 3,4 サクラソウ 科 クルマバザクロソウ 2 スベリヒユ 科 スベリヒユ 2 高 津 神 社 境 内 にて タデ 科 ヒメツルソバ( 植 ) とこしえ 祭 り に 使 う とこしえ 舟 建 造 中 トウダイグサ 科 エノキグサ 1 コニシキソウ 2,3 ナガエコミ 20131013 撮 影 塩 路 和 子 カンソウ 3 生 國 魂 神 社 カタバミ ムラサキカタバミ 1 クワ 科 イヌビワ 4 ユリ 科 タマスダレ 2( 植 ) 513574911(520) 生 國 魂 神 社 アカネ 科 クチナシ 3( 植 ) カエデ 科 イロハモミジ 3( 植 ) クスノキ 科 クスノキ 3( 植 ) クマツヅラ 科 ランタナ 2( 植 ) イロハモミジの 葉 を 食 べるオオケンモンの 幼 虫 ミズキ 科 アメリカハナミズキ 3( 植 ) ムクロジ 科 ムクロジ 3( 植 ) モチノキ 科 クロガネモチ 3( 植 ) 動 物 スズメ 4 ヒヨドリ 4 モンシロチョウ 4 オオケンモン 2 多 数 (モミジを 食 害 ) 生 玉 公 園 アカザ 科 シロザ 1 アカバナ 科 コマツヨイグサ 3 アブラナ 科 マメグンバイナズナ 3 イネ 科 イヌムギ 2 エノコログサ 2 オヒシバ 3 カゼクサ 2 コメヒシバ 2 ニワホコリ 3 メヒシバ 3 メリケンカルカヤ 2 カタバミ 科 オッタチカタバミ 1 カヤツリグサ 科 メリケンガヤツリ 3 キク 科 アレチノギク 2 ウラジロチチコグサ 2 セイタカアワ ダチソウ 2 セイヨウタンポポ 2 チチコグサモドキ 2 ノゲシ 1 ヒメムカシヨモギ 2 ヨモギ 2 ヘビイチゴの 実 6
タデ 科 イヌタデ 2 バラ 科 ヘビイチゴ 3 ヒユ 科 ヒナタイノコズチ 2 ホソアオゲイトウ 2 ヒルガオ 科 アオイゴケ 1 マメ 科 シロツメグサ 1 モクセイ 科 ネズミモチ 3( 植 ) 動 物 コゲラ 0 声 アゲハチョウ 4 ツマグロヒョウモン 4 雌 モンシロチョウ 4 生 國 魂 神 社 と 生 玉 公 園 グランドの 間 にあるカエデの 道 アオギリ 科 アオギリ 4 イネ 科 アキノエノコログサ 2 コメヒシバ 3 チヂミザサ 2( 群 生 ) メリケンカルカヤ 2 カヤツリグサ 科 カヤツリグサ 2 キク 科 ノゲシ 1 ヒメムカシヨモギ 2 キョウチクトウ 科 キョウチクトウ 2( 植 ) クワ 科 イヌビワ 3.4 タデ 科 ミチヤナギ 1 ツユクサ 科 ツユクサ 2 トウダイグサ 科 エノキグサ 2 ナガエコミカンソウ 3 ニレ 科 エノキ 3 ヒユ 科 イノコズチ 2 ブナ 科 ウバメガシ 3( 植 ) マメ 科 アレチヌスビトハギ 2 ヤマゴボウ 科 ヨウシュヤマゴボウ 3 動 物 キジバト 4 ヒヨドリ 4 クマゼミ 0( 脱 け 殻 ) メリケンガヤツリの 穂 が 出 ていた 生 玉 公 園 地 下 壕 ~ 松 屋 町 筋 アカザ 科 シロザ 1 アカバナ 科 メマツヨイグサ 2 イネ 科 アキノエノコログサ3 イヌビエ 2 エノコログサ 3 オ オヌカキビ3 オヒシバ 3 コメヒシバ3 メヒシバ 3 メリケンカ ルカヤ 2 イラクサ カラムシ 2 キク 科 セイタカアワダチソウ 2 スイカズラ 科 サンゴジュ 3( 植 ) タデ 科 オオイヌタデ 2 ツバキ 科 モッコク 3( 植 ) ツユクサ 科 ツユクサ 2 トウダイグサ 科 ナガエコミカンソウ 3 ナス 科 イヌホオズキ 2,3 ニガキ 科 ニワウルシ 4 ニレ 科 エノキ 2 バラ 科 シャリンバイ 3( 植 ) ヒルガオ 科 ヒルガオ 2,3 ヒユ 科 ヒナタイノコズチ 2 ブナ 科 スダジイ 3 マメ 科 クズ 1 ヤマゴボウ 科 ヨウシュヤマゴボウ 3 7 オオイヌタデ: 生 玉 公 園 西 松 屋 町 筋 から 生 玉 公 園 西 側 の 斜 面 緑 :エノキなど 古 い 大 木 が 目 立 つ
動 物 スズメ 4 モンシロチョウ 4 源 聖 寺 坂 ~ 大 安 寺 ( 松 屋 町 筋 と 谷 町 筋 の 間 ) イチョウ 科 イチョウ 3( 植 ) カタバミ 科 オッタチカタバミ 1 ムラサキカタバミ 1 キク 科 ノゲシ 1 クワ 科 クワクサ 3 シソ 科 ホトケノザ 1 スミレ 科 スミレ 1 セリ 科 ヤブジラミ 1 タデ 科 イタドリ 2 ツユクサ 科 マルバツユクサ 1 トウダイグサ 科 エノキグサ 2 コニシキソウ 2,3 ドクダミ 科 ドクダミ 1 フサシダ 科 :カニクサ 1 ユリ 科 ノビル 1 513574813(551) 口 縄 坂 ~ 松 屋 町 筋 ( 口 縄 坂 寺 院 の 石 垣 にはイヌビワと クサギの 実 生 が 沢 山 生 えていた) イネ 科 シマスズメノヒエ 2 カタバミ 科 ムラサキカタバミ 1 クスノキ 科 クスノキ 3( 植 ) クマツヅラ 科 クサギ 4 クロウメモドキ 科 ナツメ 3( 植 ) クワ 科 イヌビワ 3 ニレ 科 エノキ 3 ムクノキ 3 ヒユ 科 ヒナタイノコズチ 2 フサシダ 科 :カニクサ 1 ブドウ 科 ヤブガラシ 2 動 物 スズメ 4 ハシボソガラス 4 ヒメイトカメムシ 4 愛 染 坂 ~ 大 江 神 社 ~ 清 水 坂 上 り 口 手 前 アカネ 科 ヘクソカズラ 1 イネ 科 コメヒシバ 2 ススキ 2 オオバコ 科 オオバコ 2 オシロイバナ 科 オシロイバナ カタバミ 科 カタバミ 1 キク 科 コセンダングサ 2 ヨモギ 1 クマツヅラ 科 クサギ 3 クワ 科 イヌビワ 3 タデ 科 イタドリ 1 イヌタデ 2 ブドウ 科 ヤブガラシ 1 ミソハギ 科 サルスベリ 2( 植 ) メギ 科 ナンテン 3( 植 ) ユリ 科 ニラ 2 動 物 ハシボソガラス 0 声 ヒヨドリ 4 アゲハチョウ 4 キタ キチョウ?4 ツマグロヒョウモン 4 雄 源 聖 寺 坂 の 土 塀 の 向 こうから イタドリが 覆 いかぶさるように フヨウの 花 にヒメイトカメムシがいた 大 江 神 社 の 舞 台 の 西 崖 は うっそうとした 斜 面 緑 8
清 水 坂 ~ 清 水 寺 イネ 科 ニワホコリ 3 オシダ 科 ヤブソテツ sp1 オシロイバナ 科 オシロイバナ 2 カタバミ 科 オッタチカタバミ 1 ムラサキカタバミ 1 キク 科 セイタカアワダチソウ 2 ヒメムカシヨモギ 2 ヨモギ 2 コバノイシカグマ 科 イワヒメワラビ 1 スベリヒユ 科 スベリヒユ 2 セリ 科 チドメグサ 1 タデ 科 イタドリ 1 ナス 科 イヌホオズキ 2,3 バラ 科 シャリンバイ 3( 植 ) ヒガンバナ 科 ヒガンバナ 2 ブドウ 科 ヤブガラシ 1 ヤマゴボウ 科 ヨウシュヤマゴボウ 3 動 物 モズ 0 声 ウスバキトンボ 4 カネタタキ 0 声 マダラ スズ 0 声 天 神 坂 ~ 安 居 神 社 ~ 逢 坂 ( 安 居 神 社 参 道 前 ) イネ 科 アキノエノコログサ 2 エノコログサ 2 チヂミザサ 2 メリケンカルカヤ 2 カタバミ 科 イモカタバミ 2( 植?) カタバミ 1 ムラサキカタ バミ 1 キク 科 ノゲシ 2 キョウチクトウ 科 キョウチクトウ 2( 植 ) ザクロ 科 ザクロ 3( 植 栽 ) シソ 科 チェリーセージ 2( 植 ) ツユクサ 科 ツユクサ 2 タデ 科 イヌタデ 2 ツバキ 科 サザンカ 3 トウダイグサ 科 エノキグサ 2 ナデシコ 科 ウシハコベ 2 ヒユ 科 ヒナタインコズチ 2 ブドウ 科 ヤブガラシ 1 マメ 科 マメ 科 sp3( 植? 園 芸 種 ) モチノキ 科 クロガネモチ 3 ヤマノイモ 科 ヤマノイモ 1 動 物 ハシボソガラス 0 声 ヤマトシジミ 4 ホシホウジャク 4 ミツカドコオロギ 0 声 清 水 寺 の 鐘 の 向 こうに あべのハルカスが 青 空 にそびえたつ 天 神 坂 で 調 査 中 20131013 撮 影 塩 路 和 子 逢 坂 は 自 動 車 道 一 心 寺 北 側 9 安 居 神 社 斜 面 緑 の 崖 の 下 には かんしずめの 井
上 町 台 地 七 坂 生 き 物 調 査 2013 年 10 月 13 日 No.015 塩 路 和 子 今 日 のコースは 大 坂 が なにわ と 呼 ばれたころの 面 影 をどこかに 潜 めているところ すっか り 整 備 されずいぶん 雰 囲 気 が 変 化 しましたが 上 町 台 地 の 下 まで 海 が 迫 っていた 時 代 を 思 い おこさせる 気 配 を 感 じるところです 集 合 場 所 の 谷 九 から 北 へ まず 高 津 神 社 へ この 界 隈 昔 は 梅 の 名 所 だったそうで 高 津 神 社 には 梅 林 がありメジロがたくさん 来 るところですが いまでは 桜 の 時 期 に 花 見 で 賑 わう 神 社 で す 境 内 の 梅 の 橋 たもとのヤナギの 根 元 あたりにアオイゴケがふんわりと 緑 のじゅうたんになっ ています 元 川 だった 橋 の 下 は 埋 められてオヒシバ メヒシバ エノキグサ ノゲシなど 野 草 の 天 国 になっています 境 内 に 大 掛 かりな 足 場 を 組 んで 大 工 さんが 作 業 中 何 事 かと 思 ったら 10 月 26 日 におこなわれる とこしえ 秋 まつり の とこしえの 舟 建 造 中 という 貼 り 紙 がありました どん なお 祭 りなんでしょう 千 日 前 通 り 下 寺 町 歩 道 橋 に 上 がると 周 辺 の 景 観 が 一 望 できます 交 差 点 の 南 東 へ 下 り 七 坂 のいちばん 北 の 坂 真 言 坂 から 生 國 魂 神 社 へ 行 くつもりがここで 坂 間 違 い 一 つ 西 の 坂 を 上 がってしまい 坂 上 で 東 へ あらためて 真 言 坂 を 確 認 して 生 國 魂 神 社 の 鳥 居 をくぐりました 境 内 に 入 るにはちょっと 急 な 石 段 を 上 がります 上 にある 大 きな 燈 籠 の 火 袋 は 障 子 がはめられ その 中 央 に 何 かイラストがあるのが 妙 に 気 になり 確 認 したら 三 つ 巴 と 橘 の 抱 き 合 わせで 神 社 紋 らしいです 神 社 に 入 れば 早 速 イヌビワに 出 会 いました 生 田 花 朝 ( 大 阪 在 住 だった 日 本 画 家 )の 句 碑 もイヌビワに 覆 われて 見 づらくなっています 高 津 神 社 でも 実 生 のイヌビワをいく 本 か 見 ています 生 玉 公 園 を 西 へ 抜 けると 最 近 まで 残 っていた 第 二 次 世 界 大 戦 時 の 防 空 壕 跡 地 の 解 説 板 があります 戦 時 下 の 国 民 の 苦 痛 が 跡 形 もなくなった 気 がします 口 縄 坂 を 上 りきると 織 田 作 之 助 の 文 学 碑 があります 今 年 はオダサク 生 誕 100 年 ということで いろいろな 記 念 催 事 があり 26 日 には 生 國 魂 神 社 で 銅 像 の 除 幕 式 が 行 われるそうです お 寺 の 塀 の 上 に 顔 を 出 しているスイフヨウ( 酔 芙 蓉 )はちょうど 紅 白 になる 時 刻 ( 朝 は 白 色 午 後 は 淡 紅 色 夜 になれば 紅 色 になってしぼむ) 美 しいです 大 江 神 社 には 大 きなゲッケイジュがあったのですが 無 くなっていました 今 回 は 愛 染 さんには 失 礼 いたしましたが 大 阪 の 夏 祭 りは 愛 染 さんから 始 まります 清 水 坂 を 上 がれ ば 清 水 寺 その 鐘 楼 からあべのハルカスが 見 えます 20 年 ほど 前 にイヌビワを 教 えしてもらったお 寺 です 今 日 は 各 所 でイヌビワの 実 生 を 見 ましたが 以 前 はそんなにあちこ ちで 見 る 植 物 ではありませんでした アゲハチョウやウスバ 真 言 坂 上 で 真 言 坂 を 確 認 する 北 川 さん キトンボを 見 ました 20131013 撮 影 塩 路 和 子 天 神 坂 は 安 居 神 社 の 坂 です 名 水 といわれた 湧 水 の 流 れを 再 現 しています 低 いところから 高 所 へ 流 れるよう に 見 える 錯 覚 がおもしろいです 境 内 の 崖 下 に かんしず めの 井 がありますが 今 は 傍 まで 行 くことができません 子 供 のかんを 鎮 めたといいますが 水 を 飲 んでいたのでし ょうか ホシホウジャクを 見 ました 境 内 には 眞 田 幸 村 戦 死 跡 の 碑 があり 参 詣 者 が 多 いようです 安 居 神 社 を 外 へ 出 ると 逢 坂 これで 七 坂 を 踏 破 しました 今 日 はなにわの 街 を 巡 る 大 阪 ウオーク 2013 の 日 で ときおりウォーカーに 出 会 い 話 がはずむときもあり なか なか 和 やかな 調 査 日 でした 10 源 聖 寺 坂 をのぼる 20131013 撮 影 塩 路 和 子
イヌビワとエノキの 台 地 上 町 七 坂 生 き 物 調 査 2013 年 10 月 13 日 No.031 桝 元 慶 子 2011 年 秋 に 地 球 館 パートナーシップクラブで 城 東 区 東 成 区 の41 公 園 で 実 生 苗 調 査 を 行 いました その 結 果 エノキが 圧 倒 的 多 数 を 占 めていて ヒヨドリやゴマダラチョウなど 生 き 物 とのつながりのシンボルになる 在 来 種 であることを 2013 年 春 のみどりの 交 流 広 場 で 発 表 し さらに11 月 の 大 阪 バードフェスティバルでもポスター 展 示 することにしております エノキの 大 木 は 古 くから 残 っている 緑 地 すなわち 神 社 や 大 阪 城 公 園 そして 上 町 台 地 の 斜 面 緑 地 にも たくさん 残 っていて この 日 も 何 本 もの 大 木 を 確 認 しました しかし この 日 着 目 したのは イヌビワ イヌビワはイチジク 属 で 無 花 果 の 文 字 通 り いわゆる 花 びらのある 花 ではなく 花 嚢 が 結 実 します およそ 人 の 手 で 植 えられることのない 植 物 でしょ う 2010 年 1 月 に 上 町 を 調 査 したとき 落 葉 した 枝 に 実 をつけた 造 形 が 忘 れられず ずっと 気 に かけていました 冬 に 実 が 残 っているのは 雄 株 で 果 実 に 見 えても 種 子 はない 一 方 夏 にや や 大 きめの 実 ( 実 というより 花 )をつける 雌 株 には 種 子 ができる イヌビワコバチだけが 花 粉 を 運 ぶ すなわち1 種 対 1 種 の 共 生 関 係 しかもコバチの 雄 は 花 嚢 から 外 に 出 ることはなく (やや こしいので 省 略 ) そして 野 鳥 によって 種 子 散 布 されていることなど イヌビワの 不 思 議 につい て 次 々と 関 心 をもち 始 めました 職 場 ( 上 町 台 地 の 東 縁 )の 駐 車 場 に 実 生 のイヌビワが 出 て 出 勤 のたびに 気 にかけていたのに ついに 今 年 引 っこ 抜 かれましたが また 別 のところから 小 さな 株 が 出 てきました 多 くの 人 々にとっては 取 るに 足 らない 雑 草 なんでしょうが 私 はそうは 思 わない きっと 近 くにたくさん 生 えているはず イヌビワコバチの 雌 も 花 粉 をつまんで この 上 町 台 地 を 飛 んでいるのだと 思 っていました 3 年 ぶりの 調 査 で まだ 葉 を 落 としていないこの 時 期 口 縄 坂 の あのイヌビワは 健 在 か とても 楽 しみにしていました そしてとうとう あのイヌビワに 再 会! 大 きな 株 になっていました しかも ここだけではありません 出 るわ 出 るわ いままで 毎 日 のよ 上 町 で 出 会 ったイヌビワ 口 縄 坂 20100124 うに 通 っていてほとんど 気 にかけなかった 歩 道 橋 の 下 にも 社 寺 の 撮 影 北 川 ちえこ 石 垣 の 隙 間 にも たくさん 発 見 人 の 背 丈 を 超 えて 植 栽 に 負 けない 姿 のものまで 七 坂 のあらゆるところで 見 つけました この 日 は まだ 熟 しているものを 見 つけられず 食 べはしません でした また 実 を 持 ち 帰 って 割 ってみたものの 中 にコバチはいま せんでした ただ 空 気 に 触 れるやいなや 変 色 してしまいました 10 月 20 日 の そめタデ の 建 て 染 めの 日 冬 の 姿 のおもしろさを 絞 りでデザインして 藍 染 めの 手 袋 をつくりました イヌビワをとりまく 虫 と 鳥 のつながりは とても 興 味 深 いです 花 嚢 がうす 赤 く 色 づく 高 津 神 社 割 るとまさに イチジク : 大 きさ 12mm 11 再 会 したイヌビワ 口 縄 坂 20131013
見 上 げると 葉 が 美 しいイヌビワ 高 津 神 社 歩 道 橋 下 の 巨 大 なイヌビワ 下 寺 町 交 差 点 20131013 日 かげの 石 垣 でも 発 芽 高 津 谷 末 社 20131013 石 灯 籠 の 上 のイヌビワ 生 國 魂 神 社 北 門 20131013 ほとんど 土 が 見 えないのに! 愛 染 坂 20131013 石 垣 の 隙 間 から 源 聖 寺 坂 葉 の 形 に 特 徴 があります 生 玉 公 園 ( 西 ) 20131013 黄 葉 が 始 まっていました 大 江 神 社 雄 株 か 雌 株 かはわかりません 大 江 神 社 12 冬 のイヌビワの 姿 をタデアイで 染 めました 20131020 制 作 桝 元 慶 子