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Transcription:

私 の 独 り 言 ワインを 楽 しむ 大 阪 大 学 名 誉 教 授 長 谷 川 晃 要 旨 : 今 回 は 少 し 趣 を 変 えてワインの 話 をしたい いろんな 酒 のうちでワインほど 値 幅 の 大 きいものはな い 安 いものは 数 百 円 から 高 いものは 数 十 万 円 のモ ノまである この 為 ワインに 関 する 書 物 は 極 めて 多 いし ソムリエのように 料 理 に 適 したワインを 勧 める ことだけで 仕 事 になる 私 のワイン 学 は 老 子 の 言 う 知 者 不 博 に 見 合 って 頭 でっかちのワイン 論 ではなく 実 地 にいろんなワイネリーに 行 って 味 わい 学 んだも のをもとにしているので 百 科 事 典 的 なものでなく 独 断 と 偏 見 に 満 ちたものであることを 断 っておきた い とは 言 っても ワインを 楽 しむ 為 の 基 本 はちゃん と 押 さえてあるので 読 者 の 参 考 になると 確 信 する はじめに いろんな 酒 類 の 中 でワインだけが 酔 いを 楽 しむ 為 に 作 られたものではない と 言 われている ワインは 人 類 の 最 も 古 い 文 献 に 現 れるので 大 変 長 い 歴 史 を 持 つ ワインが 生 まれたメソポタミア 地 域 は 川 から 離 れると 極 めて 深 い 井 戸 を 掘 らない 限 り 水 が 手 に 入 り 難 い 地 域 で 地 中 深 く 根 を 張 って 水 分 を 汲 み 上 げて 実 を 結 ぶブドウが 水 の 代 わりをしてくれたと 言 われてい る.このぶどうの 水 分 を 保 存 出 来 る 形 にしたのがワイ ンである もっともワインにしたぶどうの 水 分 はアル コール 化 しているので 飲 めば 酔 いが 回 るが 今 でも ワインを 水 代 わりにしている 所 は 多 い 実 際 ワインにするぶどうの 根 は 5 メートル 以 上 深 く 張 っていて ボルドーなどに 行 くと 根 の 張 っている 土 壌 の 断 面 を 見 せているシャトーが 多 い この 結 果 土 壌 の 質 がワインの 善 し 悪 しに 大 きな 影 響 を 与 える フ ランスではその 土 壌 の 中 に 石 灰 層 が 存 在 していること が 独 特 の 酸 味 を 生 む 特 に 最 高 のワインを 産 するフ ランスのブルゴーニュ 地 方 の 黄 金 丘 陵 (Côte-d'Or) と 呼 ばれる 地 域 は 独 特 の 土 質 を 持 っていて 行 ってみ るとよく 似 た 丘 陵 地 帯 は 付 近 にいくつもあるのに 黄 金 丘 陵 だけがブルゴーニュ(または 英 国 名 でバーガン ディとも 呼 ばれる)ワインに 適 していると 言 われ こ の 付 近 ではここ 以 外 ではワインは 全 く 作 られていな い 良 いワインを 生 むもう 一 つの 条 件 は 気 候 である ぶ どうの 種 類 にもよるが ブルゴーニュのワインのよう にデリケートなぶどうは 湿 度 気 温 朝 晩 の 気 温 の 差 日 照 などの 複 雑 なコンビネーションがないと 良 い ワインとならない 土 質 それにこうした 気 候 環 境 のコ ンビネーションを 表 すのにフランスではテロワール (terrior)という 独 特 の 言 葉 を 使 う 良 いテロワール のない 所 には 良 いワインは 生 まれない この 為 ワイン には 作 られた 年 が 重 要 視 される 当 り 年 のことをビン テージ(vintage)と 言 うのは 周 知 の 通 りである カ リフォルニアのように 毎 年 気 候 が 一 定 で 変 化 の 少 ない 場 所 でのワインはあまりビンテージを 気 にしなくても 良 いが それでもシャルドネ(Chardonnay)やピノ ノワール(Pinot Noir)のような 気 候 だけでなく 朝 晩 の 気 温 の 変 化 に 対 してデリケートなワインにはビン テージがある ワインの 味 の 基 本 を 決 めるのがぶどうの 種 類 であ る おいしいブドウが 良 いワインを 生 み 出 すとは 限 ら ない 良 いワインを 生 み 出 すブドウの 種 類 はそれほど 多 くないので 覚 えておくと 便 利 である アメリカを 含 む 所 謂 新 世 界 ワインのボトルには ワイネリーの 名 前 とぶどうの 種 類 が 明 記 してあるので こうしたワイン を 買 う 場 合 にはブドウの 種 類 を 知 っておくことが 大 事 だ 代 表 的 な 例 を 下 記 しておく 赤 ワイン カベルネ(Cabernet Sauvignon):フルボディーと 呼 ばれる 重 いワインで ステーキなどの 肉 料 理 に 合 う 有 名 なボルドーのシャトーマルゴーはカベルネを 使 っ ている メルロー(Merlot):カベルネより 少 し 軽 いが 比 較 的 重 い 赤 ボルドーの Saint Emilion の 丘 で 作 られる ワインは 殆 どメルローを 使 っている 33

ピノノワール(Pinot Noir): 軽 いがコクのある 赤 良 いフレーバーを 持 つ ブルゴーニュ 地 方 の 赤 ワイン はロマネコンテやシャンベルタンなど 全 てピノノワー ルを 使 う ジンファンデル(Zinfandel): イタリアから 来 たワイ ンと 思 っている 人 が 多 いが 実 はクロアチア 出 身 のワ イン 今 ではカリフォルニアワインとして 有 名 飲 み 易 く 当 たり 障 りが 少 ない 赤 ガメイ(Gamay): フランスのボジョレ 地 方 で 作 られる ボジョレヌーボーのブドウ ワインでは 唯 一 新 酒 が 好 まれる 白 ワイン シャルドネ(Chardonnay): 白 のフルボディーの 代 表 ブルゴーニュの 最 高 白 ワイン ル モンラッシュ(Le Montrachet)やドンペリ(Dom Pérignon)などのシャ ンペンにはこのぶどうが 使 われる リースリング(Riesling): フランスのアルザス 地 方 の 白 ワインはこのブドウを 使 う ドイツの 甘 口 のワイン もリースリングを 使 っている ワインの 種 類 は 他 にも 多 数 あるが ここではワイン の 百 科 事 典 を 紹 介 するのが 目 的 でないので ブドウの 種 類 に 関 してはこれくらいにして 次 に 進 もう ワインを 楽 しむ 為 のもう 一 つの 重 要 な 知 識 は ワイ ンの 産 地 である ブドウの 種 類 が 同 じでも 産 地 によっ て 出 来 るワインの 味 は 大 きく 違 う その 理 由 の 一 つは 土 質 もう 一 つは 気 候 である 実 際 ワインの 味 も 値 段 もぶどうの 種 類 ではなく 産 地 で 決 まる フランス の 有 名 なワインも 不 作 の 折 にブドウの 種 をカリフォ ルニアから 持 ち 帰 ったものを 使 っていると 言 われてい るので ワインは 産 地 の 方 がブドウの 種 類 より 重 要 な ファクターになると 言 っていい 皆 さんがエノテカ(ギリシャ 語 でワインショップの 意 味 )に 行 ってワインを 見 たときに 先 ず 気 にしなけ ればならないのはワインの 産 地 である ところが 産 地 が 分 かっても ワインのラベルの 記 述 の 仕 方 が 産 地 に よって 異 なるので ボトルに 書 いてある 内 容 を 理 解 す るには 産 地 での 記 述 方 法 の 基 本 を 知 らねばならないと 言 う 厄 介 な 問 題 が 起 こる 従 ってここでは 産 地 ごとにボトルラベルの 記 述 の 仕 方 がどのように 違 うかを 説 明 しながら 話 を 進 めよう 1.フランスワイン ここではフランスワインを 紹 介 するだけでなく ボ トルを 見 て 中 身 を 知 る 方 法 についても 書 くことにす る フランスワインはブルゴーニュまたはバーガン ディとボルドーが 最 も 有 名 なので 先 ずこの 両 者 につい ての 説 明 から 始 めよう 1. 1 ブルゴーニュワイン フランスワインを 見 たときにすぐ 分 かるのはボトル の 違 いである 肩 のいかっているボトルとなで 肩 のボ トルがある 肩 いかりのボトルはボルドー なで 肩 は それ 以 外 と 思 って 間 違 いない ブルゴーニュはなで 肩 の 代 表 である ブルゴーニュのワインの 代 表 格 は 所 謂 黄 金 丘 陵 のもので Côte-d'Or の 文 字 がボトルの 何 処 か についている ブルゴーニュのワインの 殆 どは 赤 は Pinot Noir, 白 は Chardonnay のブドウを 使 っているので ブド ウの 種 類 を 気 にすることはないし ボトルにも 殆 ど 明 記 していない 従 って Côte-d'Or のワイン(Côte de Nuits と Côte de Beaune)のラベルには ぶどうの 種 類 は 書 いてお らず ドメーヌと 言 われるワインを 熟 成 瓶 詰 めにす る 会 社 の 名 前 とブドウ 畑 の 名 前 が 書 いてある 例 外 は 有 名 なロマネコンテだが これはサントリーが 買 収 し て 値 をつり 上 げたため 地 元 では 大 変 評 判 の 悪 いワイ ンで 唯 一 ドメーヌ 名 と 畑 が 同 じワインである 畑 の 名 前 とドメーヌ 名 を 見 たときに 大 事 なのは 畑 の 名 前 で ある 実 際 現 地 に 行 ってみると 有 名 な 畑 は 畑 のオー ナーのシャトーの 周 りに 広 がっており 入 り 口 に 畑 の 名 前 が 書 いてある 大 きな 畑 は 高 速 道 路 の 出 口 の 標 識 にも 使 われている Côte-d'Or のワインを 見 つけたと きには 従 って いくつかの 畑 の 名 前 を 知 っておき 出 来 ればビンテージの 表 を 参 考 にする 私 の 好 みの 畑 を 順 に 紹 介 すると リシュブール(Richebourg):これはロマネコンテに 隣 接 した 畑 で 面 積 はロマネコンテより 少 し 大 きいの で 値 段 はその 分 安 いが 最 も 高 価 なブルゴーニュワイ ンの 一 つ 味 はロマネコンテと 全 く 変 わらないと 思 う エシェゾー(Echezeaux):これもロマネコンテの 近 くの 畑 でできる 素 晴 らしいワイン 34

ひ と い き Echezeaux のラベル ボトルのシリーズ 番 号 Grand Cru, AOC, ボトルをした Remoissenet 父 子 の 会 社 名 ブドウの 産 地 である 黄 金 丘 陵 CÔTE D OR 等 が 記 入 されている ヴォーヌ ロマネ(Vosne-Romanée):これもこの 近 くの 畑 で 作 られている 最 高 級 のワイン おいしい シャンベルタン(Chambertin):ナポレオンが 戦 場 に 持 って 行 ったと 言 い 伝 えられている シャンべルタン 以 外 に 何 たらシャンべルタンと 言 う 名 前 のワインもあ るが 唯 のシャンベルタンまたは 下 記 のラベルのシャ ルムシャンべルタンが 最 上 級 と 言 うワインも 幾 つかあるが これらは 値 も 安 いし 味 も 落 ちる 今 は 去 る 良 き 時 代 に NTT 西 日 本 が 阪 大 の 電 気 系 の 教 授 を 招 いて 今 はない 大 阪 のつるやで 懇 親 会 をやってくれていた 頃 酒 とビールではつまら ないから 日 本 料 理 に 合 う 白 ワインでも 持 って 来 てく れないか と 要 求 したことがある NTT 西 日 本 の 社 長 は 僕 は 分 からないから 先 生 が 良 いのを 女 将 に 言 いつけてくれ と 言 うものだから ル モンラッシュ と 紙 に 書 いて 女 将 に 渡 した しばらくして 彼 女 戻 っ て 来 て 先 生 このワインは NTT さんには 高 すぎます と 私 に 耳 打 ちしたことを 覚 えている 結 局 は 持 って 来 てくれたが 良 い 時 代 であった 私 に 直 接 ブルゴーニュワインを 教 授 してくれたのは Le Montrachet のラベル Grand Cru, AOC, ドメーヌ 名 以 外 にボトルのシリーズ 番 号 003855 が 見 える Charmes-Chambertin の ラ ベ ル こ の ラ ベ ル に も Grand Cru, AOC, ドメーヌ 名 が 見 られる ヌイサンジョルジュ(Nuits-Saint-Georges): 上 記 の ワインに 比 べ 畑 が 広 い 分 値 が 落 ちるし 味 も 落 ち るが 手 軽 に 飲 むのには 良 い モンラッシュ(Montrachet): 最 上 級 の 白 ワイン Le Montrachet 則 ちザ モンラッシュ というのが 最 高 のもので シャンベルタンと 同 様 何 たらモンラッシュ ブルゴーニュ 大 学 の 友 人 とその 従 兄 弟 で 上 記 ドメーヌ オーナーの Remoissenet さんである 何 度 か 地 下 の 広 大 なワイン 貯 蔵 庫 に 案 内 してもらい 熟 成 中 のワイ ンを 樽 からスポイドで 汲 み 取 って 試 飲 させてもらった ことがある この 中 で ボーヌロマネが 一 番 美 味 しかっ たことを 記 憶 している また そこで 無 造 作 にマグボ トル(2 リットル 入 りのボトル)のル モンラッシュ の 丁 度 良 い 温 度 に 冷 えたものを 空 けてくれた 味 は 忘 れ られない ブルゴーニュ 地 方 で 黄 金 丘 陵 から 少 し 離 れた 村 で 比 較 的 有 名 はワインにはシャブリ(Chablis)とボジョ レ(Beaujolais)がる シャブリはシャルドネの 白 ボジョレはガメイ 種 の 赤 で このワインに 限 っては 新 酒 ボジョレヌーボーが 良 い 35

1. 2 ボルドーワイン フランスワインと 言 えばボルドー(Bordeaux)の ことをさす 場 合 が 多 い ボルドーの 町 はフランス 南 西 部 のドーバー 海 峡 沿 いの 港 町 で ブルゴーニュ 地 方 と はいろんな 意 味 で 全 く 違 う 地 域 である ブルゴーニュ は 丘 陵 地 帯 だが ボルドーはサンタテ ミリオン 以 外 平 らな 平 地 だし ぶどうの 種 類 もキャベルネとメル ロー またはこれらのブレンドが 殆 どで 白 は 少 なく ソーテルヌ(sauternes)のめっちゃ 甘 いワインか 辛 口 では 比 較 的 淡 白 なソーヴィニヨンブロン(sauvignon blanc)がある ボトルの 形 は 肩 のいかったもので ラベルの 付 け 方 も メ ド ッ ク(Haut Medoc) や サ ン テ ミ リ オ ン (Saint-Emilion) グラーヴ(Graves) それにポムロー ル(Pomerol)といった 村 の 名 前 とワインを 作 ったシャ トーの 名 前 それにワインの 格 付 け Crus が 書 いてあ る ボトルを 見 るとついシャトーの 名 前 格 付 け 年 代 に 目 を 奪 われ それらが 先 入 観 となって 本 当 の 味 に 目 を 向 けなくなるのがワインを 味 わう 場 合 の 問 題 点 だ 或 は こうした 知 識 が 先 行 してしまうのは 男 性 の 弱 点 で 女 性 特 に 私 の 家 内 などレベルには 全 くこだ わらず 実 際 味 わってみて これ 美 味 しい これま ずい で 終 わりである また この 評 価 が 往 々にして 正 しい 前 回 に 引 用 した 老 子 の 博 者 不 知 の 良 い 例 である ワインをいただく 場 合 特 にボルドー 酒 はコ ルクを 抜 いてから 1 日 くらい 置 いてからの 方 が 味 がま ろやかになり 香 りが 良 くなる 急 ぐ 場 合 にはディカ ンテにいれるか カリフォルニアのワイネリーでよく 売 っている 泡 立 てじょうごを 通 してグラスに 注 ぐと 良 い ワインはコルクを 空 けたときに 目 覚 める ボトル を 空 けてからの 時 間 の 方 がワインの 格 付 けより 大 事 か もしれない こんなことを 発 見 したのも 家 内 である 格 付 けの 好 きな 日 本 人 用 にメドック 地 方 のボルドー の 最 高 格 付 け Crus Hors Classe のシャトーを 紹 介 し ておこう これらはシャトーマルゴー(Château Margaux) シャトーラトゥール(Château Latour) シャトーロー トシルト(Château Rothschild)だ シャトーマルゴーは 失 楽 園 の 心 中 場 面 に 出 て 来 るの でご 存 知 かもしれない ボルドーワインの 格 付 けは 上 から 順 に Crus Hors Classe, Crus Exceptionnels, Grands Crus, Crus Superieurs, Bons Crus 等 があるが これ ら 以 外 によく 見 るのが Crus Bourgeois である この クラスは 玉 石 混 合 で 比 較 的 安 いが たまに 良 いワイン に 出 会 う こんな 場 合 にラベルにシャトーでビン 詰 め にした(Mis en bouteille au Chateau)と 明 記 してあ り 地 域 の 品 質 保 証 (AOC) と し て Appellation Controlle)とあれば 安 心 して 良 い ちなみに 先 述 の ブルゴーニュのワインではボトルに 見 られる 格 付 けよ り 畑 の 名 前 そのものが 格 付 けの 代 わりをしているこ とを 追 記 しておく 1. 3 その 他 のフランスワイン ブルゴーニュ ボルドー 以 外 のフランスワインで 知 っておくと 良 いワインを 列 記 しておく 白 のアルザスワイン(Vin d Alsace):ストラスブー ル の 町 の 近 辺 の ア ル ザ ス 地 方 の ワ イ ン で 軽 い Riesling や Pinot Gris 等 の 品 種 を 使 う ドイツに 近 い こともあり ドイツワインの 辛 口 に 似 ている シャンパン(Champagne): 主 にシャルドネ 種 を 使 っ たシャンパーニュ 地 方 の 発 泡 酒 で 他 の 場 所 で 作 った 発 泡 酒 は Sparkling Wine と 区 別 され ここの 発 泡 酒 だけは 登 録 された 地 名 であるシャンパンと 呼 んで 良 い ことになっている シャンパンのワイネリー エペル ネ(Epernay)に 行 くには 車 が 便 利 だが 電 車 だとラ ンス(Reims)の 町 まで 新 幹 線 で 行 くといい ランス の 街 中 にもシャンパンを 作 っているワイネリーがいく つかある 口 の 悪 いロマズネさんは あんな 北 の 方 ではシャルドネ 酒 の 良 いものが 出 来 るはずはないから 砂 糖 や 炭 酸 を 入 れて 味 を 誤 魔 化 してるんだよ と 言 っ てた 発 泡 酒 の 善 し 悪 しは 注 いだ 時 の 泡 の 小 さいこと それにわざとかき 回 して 泡 をなくしたときのシャルド ネ 酒 としてのコクがあるかどうかで 分 かる シャンパ ンで 日 本 人 の 好 きなのはドンペリ(Dom Pérignon) だが 特 上 は Saloon Blanc de Blancs である ローヌワイン(Côte du Rhône):フランス 南 東 部 の 町 リヨンからアビニオン 辺 りまでの 地 域 でローヌ 川 沿 いのワイン 主 にシラー 酒 (Syrah)の 赤 味 はそこ そこだが 値 段 も 安 く 普 段 飲 むには 結 構 良 い その 他 にお 城 の 多 いロアール 川 側 沿 いのワインも 軽 くて 良 い 36

ひ と い き 2.イタリアワイン イタリアのワインはフローレンスの 郊 外 のトスカー ナ 地 方 のワインが 良 いし 有 名 である 日 本 でもよく 知 られているキアンティ(Chianti)はトスカーナの ほぼ 中 央 にある 村 だ その 村 から 少 し 南 に 行 くとモン テプルチアーノ(Montepulciano) その 少 し 西 にモ ンタルチーノ(Montalcino)があり どちらも 有 名 な ワインの 産 地 だ モンテプルチアーノは 古 くから 知 ら れているポピュラーなワインの 産 地 で 行 ってみると いくつもワイネリーが 点 在 していて 試 飲 もできる そ の 隣 のモンタルチーノは 小 さな 村 だが イタリアワイ ンの 赤 で 私 が 最 高 のワインだと 考 えているブレーネ ロ モンタルチーノ(Brunello di Montalcino)のワ インが 作 られている このワインも 値 段 が 3 千 円 から 1 万 円 以 上 とばらつきがあるが 私 の 経 験 ではやはり 値 段 の 高 いものの 方 が 良 いようだ ブルネロと 略 して 言 うこともあるが 特 に 美 味 しかったボトルのラベル を 記 しておく ブルネロのブドウを 現 地 で 見 て 来 たが ボルドーのカベルネなどに 比 べ 遥 かに 立 派 で 青 く ブ ドウで 食 べても 大 変 美 味 しかった しかし 一 般 に 美 味 しいブドウから 良 いワインが 出 来 るとは 限 らず 山 梨 の 一 個 何 百 円 もするブドウで 作 られたワインなどブ ドウジュースの 味 がして 飲 めたものではない イタリアワインは 歴 史 が 古 いこともあり 殆 ど 全 土 でワインが 作 られている シシリー 島 のワインはギリ シャワインの 影 響 があり 美 味 しいというより まさ に 水 代 わりの 感 じだ 北 のイタリアアルプスの 南 側 地 域 のワインも 有 名 で 赤 でトップクラスのバローロ (Barolo) 白 で 有 名 でかつ 値 段 も 手 頃 なソアベ(Soave) などがある いわけではないが まあまあの 代 物 スペインは 子 供 まで 水 代 わりにワインを 飲 むので 手 軽 で 安 いものが 多 い リオハ(Rioja)の 赤 にカバ (Cava)のスパークリングワインなど 手 頃 で 飲 み 易 い ポルトガルには 有 名 なポルト(Porto)がある リ スボンの 北 のポルト 川 沿 いのブドウで 作 られ 河 口 のボ ルトの 町 で 熟 成 される 日 本 でも 赤 玉 ポートワインな ど 似 せたものがあるが 本 場 のポルトとは 似 ても 似 つ かない ワインとしては 結 構 高 価 で 特 に 20 年 30 年 ものなど 素 晴 らしい 面 白 いのは 日 本 酒 の 古 酒 が 年 代 と 共 に 色 が 濃 くなるのとは 反 対 に 年 代 物 になるに 従 って 色 が 薄 くなる 反 面 甘 みが 増 す 熟 成 している 酒 蔵 は 観 光 客 に 開 放 されていて 年 代 ごとのポルトを 見 味 わうことが 出 来 る スイスワインは 現 地 で 飲 むと 結 構 美 味 しく 特 にレ マン 湖 の 北 岸 の 斜 面 にはワイン 畑 が 広 がっていて 良 いワインが 出 来 るようだ スイス 人 は 日 本 人 が 酒 と ビールを 一 緒 に 飲 むのに 似 ていて ワインとビールを 一 緒 に 飲 む 3.その 他 の 欧 州 ワイン ヨーロッパのワインにはドイツ スペイン ポルト ガル スイス ギリシャ グルジョア 等 があるが 当 稿 の 目 的 はワイン 百 科 事 典 でなくワインに 関 する 私 見 を 披 露 するものであるので 詳 しいことはネットなど で 調 べてもらうことにして これらの 国 々のワインに 関 する 印 象 を 記 しておく ドイツの 赤 は 数 少 なく マ イン 川 上 流 のフランケン(Franken)くらいのもの 白 は 多 いが 基 本 的 にはモーゼル(Mosel)ワインのよ うに 甘 いものが 多 い ボルドーの 白 のように 甘 ったる イタリアの 最 高 級 赤 ワイン ブルネロ モンタルチーノ 37

ギリシャワインはまずい まずい 上 に 或 はまずい からか 松 やにを 入 れて 独 特 な 味 にしてある 歴 史 が 一 番 古 いので もっと 良 いワインが 出 来 ても 良 さそう だが 土 地 が 乾 燥 しすぎているのだろうか グルジアワイン(Georgia Wine)は 旧 ソ 連 で 最 も 良 いワインとされていて なかなかのモノ 白 も 赤 もある コーカサス 山 脈 の 南 側 の 麓 に 2000 年 ほど 前 からのワイン 畑 が 存 在 し 農 家 で 地 中 のカメに 入 れた ワインを 作 っている グルジアは 英 語 名 Georgia ロ シア 名 はグルジンスキー 4 世 紀 頃 に 時 のグルジア 王 がキリスト 教 に 入 信 して 以 来 この 名 前 の 国 名 とな る この 地 域 ではアルメニアと 共 にカトリック 国 グ ルジアでのパーティに 呼 ばれると テーブル 一 杯 に 広 げられたアペタイザーから 始 まり 何 度 も 料 理 が 運 ば れて 来 て 深 夜 過 ぎまでの 飲 み 食 い 羊 の 角 で 作 った コップにワインをなみなみと 入 れ(ボトル 一 本 は 入 る) これを 一 気 飲 みして グルジアは 良 い 国 だと 褒 めたたえないと ブー と 言 われる 4.カリフォルニアワイン 新 大 陸 ワインの 中 で 最 高 のワインは カリフォルニ アワインだ 実 際 ソノマの 良 いワイネリーのシャルド ネやピノノワールを 所 謂 ワイン 通 に 目 隠 ししてモン ラッシュやシャンベルタンと 比 べて 試 飲 させると 多 く の 場 合 間 違 える カリフォルニアワインのボトルには ブドウの 種 類 ワイネリーの 名 前 と 地 域 製 造 年 など が 記 してある また カベルネ メルローそれにカリ フォルニアワインで 美 味 しいジンファンデルなどはい かり 肩 のボトル ピノノアールやシャルドネなどはな で 肩 のボトルを 使 っている 場 合 が 多 い カリフォルニ アワインの 中 でも 最 高 のワインが 作 られているのがナ パとソノマの 渓 谷 Napa Valley, Sonoma Valley だ サンフランシスコ 湾 の 北 側 の 平 行 した 丘 陵 地 帯 で 内 陸 側 がナパ 海 側 がソノマで どちらもサンフランシス コから 車 で 1 時 間 足 らずである カリフォルニア 州 は アメリカ 西 海 岸 に 南 北 に 延 びる 日 本 とほぼ 同 じ 面 積 の 州 だが 気 候 は 地 中 海 性 で 海 岸 沿 いは 1 年 中 殆 ど 15 から 20 くらい 冬 場 以 外 は 年 中 晴 天 と 極 めて ワインの 生 産 に 適 している これは 夏 でも 南 に 向 かっ て 海 岸 沿 いに 流 れる 寒 流 のおかげで 従 って 内 陸 に 入 ると 急 に 温 度 の 変 化 が 大 きくなり 夏 場 は 乾 燥 して いるが 極 めて 暑 い 実 際 ソノマとナパでは 東 西 に 30km 程 しか 離 れてないのに 夏 の 気 温 は 10 程 違 う この 為 ナパではボルドー 酒 と 同 様 カベルネとメル ロー ソノマではブルゴーニュに 似 てピノノワールが メインとなる この 辺 りのワイン 作 りの 歴 史 は 長 く スペイン 統 治 時 代 からで 気 候 が 安 定 しているため フランスのワインが 悪 天 候 で 全 滅 したときなど ブド ウの 種 をフランスに 逆 輸 出 したと 言 われている ナパでの 一 番 大 きなワイネリーは Robert Mondavi である 有 名 な Opus One はモンダーヴィとロートシ ルドの 合 作 で 両 者 のカベルネとメルローのブレンドで ある 値 段 も 数 万 円 する モンダーヴィは Mondavi という 名 のラベルのあるワインとセカンドの Woodbridge などがあるが Mondavi ラベルのモノ 以 外 はもう 一 つで 勧 められない ワインの 種 類 は 何 と 言 ってもカベ ルネ それにメルローが 良 い ブドウからワインを 作 るときにはワインの 皮 のとこ ろが 大 事 なので 収 穫 したブドウを 洗 わずにそのまま 絞 る 従 って 殺 虫 剤 などが 残 っていてもワインに 入 って 来 ることになる このことが 心 配 でワイネリーを 訪 ね るごとに お 宅 ではこの 問 題 をどうしている と 尋 ね 回 ったことがある Mondavi での 答 えは 恐 らくカ リフォルニアワインでは 共 通 しているのだろうが 収 穫 前 の 数 ヶ 月 は 殺 虫 剤 は 使 用 しない とか 同 じこと をイタリアのワイネリーで 尋 ねたら sulfur chloride はギリシャ 時 代 から 使 っている 殺 虫 剤 で 未 だ 何 の 問 題 も 起 こってない という 返 事 が 返 って 来 た ナパにはモンダーヴィ 以 外 に 多 くの 大 きなワイネ リーがあるが もう 少 し 北 の Clear Lake 辺 りまで 行 くと さらに 気 温 が 高 く 丘 陵 地 帯 で 朝 晩 の 気 温 差 が 大 きく よりコクのあるカベルネが 作 られている ソノマのワインは 朝 晩 霧 が 出 て 夏 でも 気 温 が 低 くな るため よりデリケートなワインが 作 られる 丘 陵 地 帯 であるため 丘 のどの 辺 りかで 霧 の 出 方 も 違 うので それに 合 わせてブドウの 種 類 も 変 えて 栽 培 しており この 点 も 十 分 考 慮 してワインを 製 造 しているワイネ リーは 良 いワインを 生 んでいる ナパと 違 い ブドウ をよそから 買 って 来 てワインにしているワイネリーが 多 いのもソノマの 特 徴 である この 意 味 でもナパとソ ノマの 違 いはボルドーとブルゴーニュの 違 いに 似 てい る ソノマのワイネリーには 小 さいワイネリーに 素 晴 38

ひ と い き らしいものが 多 い 中 でも 筆 者 が 贔 屓 にしている シェーレ( Scherrer Winery www.scherrerwinery. com)などはオープンハウスを 年 に 春 夏 の 数 日 しかせ ず その 折 に 訪 ねないと 試 飲 も 出 来 ないし 酒 屋 にも 売 ってない 是 非 ここのワインを 試 してみたいという 方 は 上 記 のサイトに 入 り Judi というオーナーにメー ルを 出 して Hasegawa の 紹 介 だと 言 って 訪 ねていた だきたい 場 所 は Sebastopol で 漫 画 ピーナツの 作 者 のシュルツ 氏 が 住 んでいた 町 である このワイネリー の Pinot Noir, Chardonnay, それに Zinfandel は 実 に 素 晴 らしい ソノマワインで 比 較 的 酒 屋 やスーパーで 手 に 入 り 易 いワインに Kenwood と Kendall Jackson などがあ る 前 者 は 大 きくなってから 味 が 落 ちたが 昔 はブル ゴーニュのワインに 負 けない 良 いものを 作 っていた 後 者 は 逆 に 最 近 良 いワインを 作 るようになっている 5.その 他 の 国 のワイン カリフォルニア 以 外 にアメリカでワインが 作 られて いるのは ワシントン 州 オレゴン 州 それに 東 部 の ニューヨーク 州 などがある その 他 の 国 で 日 本 でもよく 見 かけるのはチリーと オーストラリアだが 両 者 共 時 折 美 味 しいワインに 出 会 うことがある 実 際 訪 ねていったワイネリーで 結 構 いけると 思 ったのはニュージーランド 北 島 のものだ が オーストラリアのワインに 比 べ 値 段 が 高 いのに 驚 いた 日 本 のワインは 飲 めたものではない ビールやウイ スキーは 結 構 国 際 水 準 のものが 作 られているのに ワ インとチーズだけは ワインともチーズとも 言 えない 代 物 しかお 目 にかかったことはない おわりに 今 回 は 気 の 向 くままのワインの 話 を 書 いた 大 変 気 ままな 内 容 になったが 一 部 は 参 考 になったことと 思 う ブルゴーニュやボルドーの 高 級 ワインを 日 本 で 買 うのは 保 存 の 状 態 が 分 からないので 危 険 である 直 接 ワイネリーとコンタクトして 航 空 便 で 送 ってもらうの が 良 い 年 代 の 浅 いものを 買 って 来 て 自 宅 で 熟 成 させ るには 地 下 室 が 必 要 である ワイン 用 の 冷 蔵 庫 を 買 う なら 振 動 のしない 設 計 になっているものでないと 具 合 悪 い 日 本 で 普 段 飲 むのならディスカウントストア でせいぜい 3 千 円 程 度 までのフランスかイタリアワイ ンがいい カリフォルニアワインは 数 少 ないし 現 地 の 値 段 に 対 し 高 すぎる ( 通 信 昭 和 32 年 卒 34 年 修 士 ) スイス フリブールの 町 の 遠 景 ドイツ 語 とフランス 語 の 境 界 にある 白 木 孝 氏 ( 機 械 35) 39