はしがき 本 報 告 書 は 社 会 学 科 の フ ィ ー ル ド ワ ー ク I お よ び フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅱ を 履 修 し た 学 生 の 1 年 間 に わ た る 研 究 の 成 果 を あ ら わ し た も の で あ る 本 学 社 会 学 科 の カ リ キ ュ



Similar documents
の と す る (1) 防 犯 カ メ ラ を 購 入 し 設 置 ( 新 設 又 は 増 設 に 限 る ) す る こ と (2) 設 置 す る 防 犯 カ メ ラ は 新 設 又 は 既 設 の 録 画 機 と 接 続 す る こ と た だ し 録 画 機 能 付 防 犯 カ メ ラ は

東京都立産業技術高等専門学校

(Microsoft Word - \203A \225\345\217W\227v\227\314 .doc)

・モニター広告運営事業仕様書

0605調査用紙(公民)

Taro-学校だより学力調査号.jtd

雇用保険被保険者資格取得届(様式)編

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

別紙3

第1回

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

ら 情 報 せ 先 先 ホムペジ

西関東書式

サッカーの話をしよう 旅するワールドカップ 立ち読み版

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

<92508F838F578C A2E786C73>

保 険. 甚 害 準 意 義 次 福 祉 士 従 喫 緊 意 義 認 優 先 急 性 期 経 験 豊 富 ベ 沿 岸 確 幅 広 躍 レ 量 住 民 啓 発 I T 母 葵 木 村 幸 博 代 外 来 特 フ 常 勤 非 常 勤 勢 車 片 道 圏 暮 ぼ 生 働 東 起 全 国 園 ~ 聞 東 レ

イ ン チ ー ザ ヴ ィ チ ェ ン ツ ァ ヴ ィ ッ ロ ル バ ( ト レ ビ ゾ 近 郊 ) ヴ ィ ン チ ヴ ェ ル バ ニ ア ヴ ェ ロ ー ナ エ リ チ ェ カ タ ー ニ ャ ( 3 月 ~ 1 0 月 ) ( 1 1 月 ~ 2 月 ) 5 0 ユ ー ロ 以 上 介 護

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

2. 居 住 用 財 産 を 売 却 し た 場 合 の 特 例 譲 渡 資 産 は 居 住 用 財 産 で す か? 住 宅 取 得 特 別 控 除 の 適 用 を 受 け て い ま せ ん か? 所 有 期 間 が 1 0 年 を 超 え て い ま す か? 居 住 期 間 は 3 0 年

Ⅰ. は じ め に 27 年 か ら の 不 況 の 影 響 で 不 動 産 競 売 物 件 が 増 加 し て い る 29 年 9 月 は 全 国 で 8 件 を 超 え た ( 前 年 同 月 は 約 6 件 ) ま た 不 動 産 競 売 の 情 報 が イ ン タ ー ネ ッ ト で 公

号 領 命 地 震 長 損 害 医 療 医 療 領 機 構 配 偶 容 引 落 止 借 延 長 象 居 延 長 取 居 開 始 見 直 準 化 仮 係 毎 仮 算 仮 降 止 転 継 津 署 土 祝 開 設 テ ク ス ピ ア 阪 [ 南 海 線 津 駅 下 ]! 復 興 及 び 贈 地 及 び 復

untitled

J A K カ イ ロ プ ラ ク テ ィ ッ ク 協 同 組 合 規 約 ( 目 的 ) 第 1 条 組 合 員 の 権 利 義 務 等 は 定 款 に よ っ て 定 め ら れ て い る が 定 款 の 第 6 条 の 規 定 に よ り 定 款 に 記 載 さ れ な い 必 要 事 項

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

Microsݯft Word - 91 forܠ2009November.docx

130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

03《G》資料1-2当初予算【H28】280207

一般資料選定基準


[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

Microsoft Word - H27概要版

資料提供招請(登録版)

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

158 高 校 講 座 習 モ 現 ラ 習 モ 距 離 置 示 終 向 据 示 唆 与 取 ょ 第 7576 回 第 :

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

表紙(第1巻)

< F2D A C5817A C495B6817A>

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

<4D F736F F D A6D92E894C5817A30318F5A91EE838D815B839392CA926D95B62E646F6378>

などは 別 の 事 業 所 とせず その 高 等 学 校 に 含 めて 調 査 した 5 調 査 事 項 単 独 事 業 所 調 査 票 全 産 業 共 通 事 項 ( 単 独 事 業 所 ) ア 名 称 及 び 電 話 番 号 イ 所 在 地 ウ 経 営 組 織 ( 協 同 組 合 においては 協

第三十六号の二様式(第五条関係)(A4)

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

( 注 ) 1 ラ ス パ イ レ ス 指 数 と は 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 同 一 の 基 準 で 比 較 す る た め 国 の 職 員 数 ( 構 成 ) を 用 い て 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 に よ る 影 響 を 補 正

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

Taro-29職員退職手当支給規程

Taro-条文.jtd

                         庁議案件No

奨学事業戦略部個人情報ファイル簿

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

がん専門病院における薬剤師養成のあり方に関する調査研究

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

更 新 申 請 全 般 Q1 宅 建 業 免 許 の 更 新 は ど の よ う に す れ ば よ い の で し ょ う か? A1 申 請 書 類 を 作 成 し 必 要 書 類 を そ ろ え 埼 玉 県 庁 第 二 庁 舎 1 階 建 築 安 全 課 宅 建 業 免 許 担 当 の 窓 口

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 4 年 6 月 1 1 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 東 京 医 療 セ ン タ ー 院 長 松 本 純 夫 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 1 3

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

はじめに.indd

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

jouhoukyouikubukai

(2) 都 市 計 画 区 域 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 1 都 市 計 画 区 域 の 変 遷 2 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 旧 石 巻 市 ( 単 位 :ha) ( 単 位 :ha) 変 更 都 市 計 画 区 域 行

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

インターネット取引に関する調査結果(平成13年3月末)について

施 設 長 に 一 時 保 育 事 業 利 用 登 録 書 を 事 前 に 提 出 しなければならない ただし 緊 急 やむを 得 ない 場 合 は 利 用 当 日 の 登 録 手 続 きでも 差 支 えない 2 登 録 できる 保 育 所 は1か 所 とする ( 申 込 及 び 承 諾 ) 第 9

Taro-01 議案概要.jtd

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

(6) Qualification for participating in the tendering procedu

人 同 意 第 49 回 宇 和 島 定 例 決 結 果 一 覧 表 番 号 件 名 決 結 果 報 告 第 1 号 専 決 処 分 した 件 報 告 即 日 受 理 専 決 第 1 号 道 おける 故 和 解 即 日 受 理 専 決 第 2 号 車 両 接 触 故 和 解 即 日 受 理 案 第

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

神の錬金術プレビュー版

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

Taro-別紙1 パブコメ質問意見とその回答

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

Microsoft Word - 養生学研究投稿規定(改)

3 会 場 使 用 費 の 支 払 い 大 会 当 日, 会 場 使 用 費 を 各 学 校 ご と に ま と め て 大 会 本 部 に 納 め る 4 各 地 区 主 任 に よ る 手 続 き 各 地 区 主 任 は, 参 加 校 分 の 大 会 申 込 書 地 区 大 会 結 果 を 代

1 検 討 経 過 及 び 目 的 について 平 成 2 4 年 12 月 に 調 布 市 立 小 学 校 で 発 生 し た 食 物 レ ル ギ ー 死 亡 事 故 を 踏 まえ, 調 布 市 で は, 食 物 レ ル ギ ー 事 故 の 再 発 防 止 に 向 け て 調 布 市 食 物 レルギ

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

スライド 1

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

準 工 業 工 業 環 境 の 悪 化 をもたらすおそれのない 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 計 画 書 ( 平 成 19 年 11 月 13 日 第 583 号 ) 種 類 面 積 建 築 物 の 容 積 率 建 築 物 の 建 ぺい 率

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

2016年夏のボーナス見通し

入 札 公 告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 28 年 1 月 5 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 山 口 宇 部 医 療 セ ン タ ー 院 長 上 岡 博 調 達 機 関 番 号 597 所 在 地 番 号 35

(\202g22\214\366\225\\.xls)

Transcription:

平 成 19 年 度 フィールドワーク 調 査 報 告 書 第 5 号 淑 徳 大 学 総 合 福 祉 学 部 社 会 学 科

はしがき 本 報 告 書 は 社 会 学 科 の フ ィ ー ル ド ワ ー ク I お よ び フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅱ を 履 修 し た 学 生 の 1 年 間 に わ た る 研 究 の 成 果 を あ ら わ し た も の で あ る 本 学 社 会 学 科 の カ リ キ ュ ラ ム の 1 つ の 大 き な 特 徴 は 社 会 学 の 研 究 方 法 と し て の 社 会 調 査 に つ い て 学 生 が 体 系 的 に 学 習 す る こ と を 可 能 と す る 点 に あ る 1 2 年 次 に 必 修 科 目 と し て 統 計 学 お よ び 質 的 量 的 調 査 の 方 法 に つ い て 計 6 科 目 を 学 び 3 年 次 に は フ ィ ー ル ド ワ ー ク I Ⅱ の ほ か 応 用 統 計 解 析 を 選 択 科 目 と し て 履 修 す る こ と が で き る 前 後 期 合 わ せ て 通 年 で 取 り 組 む フ ィ ー ル ド ワ ー ク I II は 選 択 科 目 で は あ る が 社 会 調 査 法 と 統 計 解 析 に つ い て 1 2 年 次 に 学 習 し て き た 事 柄 の 集 大 成 と し て 個 別 の 研 究 テ ー マ の 設 定 か ら テ ー マ に 係 る 理 論 仮 説 の 検 討 調 査 の 方 法 的 枠 組 み と 分 析 方 法 の 検 討 調 査 対 象 の 選 定 と 調 査 票 の 作 成 実 査 デ ー タ の 集 計 結 果 の 解 析 に い た る 一 連 の 過 程 に 学 生 が 主 体 と な っ て 取 り 組 む も の で あ る 平 成 19 年 度 の 担 当 教 員 は 桝 潟 俊 子 時 井 聰 の 2 名 教 育 助 手 補 と し て 本 多 敏 明 庄 司 壮 の 2 名 が そ の 任 に あ た っ た 履 修 学 生 は 24 名 で あ っ た 23 名 が 社 会 調 査 士 資 格 認 定 機 構 の 社 会 調 査 士 資 格 ( 取 得 見 込 み )の 認 定 を 得 て い る が こ の フ ィ ー ル ド ワ ー ク I フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅱ の 単 位 修 得 を も っ て 資 格 取 得 に 必 要 な 全 体 を 充 足 し た こ と に な る 今 年 度 の テ ー マ は 食 と 健 康 を め ぐ る 諸 問 題 の 社 会 学 的 考 察 で あ る こ ん に ち 食 と 健 康 に 関 す る 関 心 は 非 常 な 高 ま り を み せ て い る し か し そ れ ら の 関 心 が ど の よ う な 生 活 や 社 会 経 済 状 況 の も と に 高 ま っ て い る の か に つ い て の 総 合 的 な 議 論 は い ま だ 充 分 に な さ れ て い る と は い え な い そ こ で そ の よ う な 総 合 的 な 議 論 に 資 す る べ く 食 と 健 康 を め ぐ る 諸 問 題 に お け る 意 識 と 行 動 を 把 握 す る 調 査 を 企 画 し た 1 章 に み る よ う に 食 に 関 す る 意 識 と 行 動 と 健 康 に 関 す る 意 識 と 行 動 の 二 つ の 側 面 か ら ア プ ロ ー チ し 2 章 に み る よ う に 調 査 目 的 に 鑑 み て 千 葉 市 に 居 住 す る 20 代 ~ 60 代 の 女 性 を 対 象 と す る こ と と し た 量 的 調 査 と し て は 調 査 票 を 用 い た 郵 送 調 査 を 千 葉 市 に お い て 実 施 し 質 的 調 査 と し て は 千 葉 市 に 居 住 す る 20 代 か ら 60 代 の 女 性 に た い し て 面 接 調 査 を 実 施 し た 質 的 調 査 は 量 的 調 査 の 実 査 中 に 学 生 た ち そ れ ぞ れ の 研 究 テ ー マ に 即 し て 実 施 し 統 計 的 デ ー タ の 分 析 を 深 め る た め の デ ー タ 収 集 を 企 図 し た 今 年 度 は 24 名 も の 学 生 が フ ィ ー ル ド ワ ー ク I Ⅱ を 履 修 し た が 学 生 た ち の 取 り 組 み が 熱 心 だ っ た こ と は 特 筆 に 値 す る た だ デ ー タ の 集 計 結 果 の 解 析 に は 十 全 に 取 り 組 む 時 間 が な く 郵 送 調 査 の デ ー タ を 分 析 し つ く し て い な い 点 は 心 残 り で あ る し か し 実 証 の 手 順 を 踏 む こ と に よ り 新 し い 知 見 を 得 る こ と が で き た の は 成 果 と い え る と 思 う 調 査 の 実 施 に あ た っ て は 多 く の 方 々 の 助 力 を 得 た こ と に 感 謝 し た い 特 に 郵 送 調 査 に 回 答 い た だ い た 千 葉 市 民 の 方 々 事 例 調 査 に 協 力 い た だ い た 方 々 調 査 票 プ リ テ ス ト に 協 力 い た だ い た 方 々 に 感 謝 申 し 上 げ る ま た サ ン プ リ ン グ や 千 葉 市 の 地 域 研 究 に あ た っ て は 千 葉 市 各 区 役 所 の 市 民 課 や 企 画 広 報 室 を は じ め 関 係 各 課 に お 世 話 に な っ た こ と に 感 謝 申 し 上 げ る な お 本 学 部 の 学 部 名 称 に 関 し て 一 言 付 し た い 本 学 部 は 平 成 17 年 度 か ら 学 部 名 称 を 社 会 学 部 か ら 総 合 福 祉 学 部 へ と 変 更 し た そ れ に 伴 い 調 査 票 や 本 報 告 書 の 発 行 者 は 総 合 福 祉 学 部 社 会 学 科 と し て い る 平 成 20 年 3 月 総 合 福 祉 学 部 教 授 桝 潟 俊 子 時 井 聰 i

目 次 は し が き 桝 潟 俊 子 時 井 聰 1 章 問 題 意 識 と 研 究 テ ー マ 1 1. 食 に 関 す る 問 題 意 識 と 研 究 テ ー マ 1 佐 藤 恵 美 三 澤 千 尋 長 澤 伸 哉 笹 野 井 絵 梨 橋 本 紀 子 桑 原 智 希 長 谷 川 恭 平 鈴 木 将 司 中 村 美 由 貴 下 保 智 之 宮 部 優 吉 田 知 代 2. 健 康 に 関 す る 問 題 意 識 と 研 究 テ ー マ 3 奥 田 桃 子 田 篠 由 志 池 田 奈 月 三 橋 彩 美 後 藤 康 之 上 杉 ち あ き 田 中 路 大 岡 本 愛 長 良 梢 山 上 尚 登 原 栄 理 2 章 調 査 研 究 の 概 要 5 1. 調 査 の 目 的 と 調 査 票 の 概 要 本 多 敏 明 庄 司 壮 5 2. 調 査 の 概 要 本 多 敏 明 庄 司 壮 6 3. 調 査 対 象 と 調 査 の 方 法 本 多 敏 明 庄 司 壮 7 4. 調 査 対 象 の 基 本 属 性 長 澤 伸 哉 宮 部 優 山 上 尚 登 8 3 章 千 葉 市 の 概 要 13 1. 千 葉 市 の 歴 史 岡 本 愛 三 橋 彩 美 田 中 綾 加 13 2. 千 葉 市 政 の 変 遷 奥 田 桃 子 笹 野 井 絵 梨 長 谷 川 恭 平 16 3. 千 葉 市 の 人 口 19 3. 1 人 口 構 造 の 変 化 桑 原 智 希 後 藤 康 之 下 保 智 之 19 3. 2 人 口 の 流 入 流 出 上 杉 ち あ き 中 村 美 由 貴 長 良 梢 26 4. 千 葉 市 の 産 業 構 造 田 篠 由 志 鈴 木 将 司 田 中 路 大 27 5. 千 葉 市 の 食 農 行 政 佐 藤 恵 美 三 澤 千 尋 吉 田 知 代 31 6. 千 葉 市 の 健 康 行 政 原 栄 理 池 田 奈 月 橋 本 紀 子 35 iii

4 章 食 の 簡 便 化 と 食 の 安 全 へ の 意 識 40 1. 家 族 関 係 の 希 薄 化 女 性 の 就 労 と 食 の 簡 便 化 笹 野 井 絵 梨 40 2. 健 康 と 環 境 へ の 意 識 と 食 の 簡 便 化 三 澤 千 尋 45 3. 年 齢 と 健 康 的 な 食 事 橋 本 紀 子 50 4. 健 康 行 動 健 康 意 識 と 朝 食 の 摂 取 佐 藤 恵 美 55 5. 家 族 観 と 食 卓 を 囲 む 頻 度 長 澤 伸 哉 60 6. 家 族 の コ ミ ュ ニ ケ - シ ョ ン 度 と 食 事 の 仕 方 宮 部 優 65 7. 偏 食 に 影 響 を 及 ぼ し て い る 要 因 吉 田 知 代 70 8. 配 偶 関 係 ラ イ フ ス テ ー ジ と 食 の 安 全 性 を 意 識 し た 行 動 鈴 木 将 司 75 9. 食 事 の 提 供 頻 度 食 品 購 入 態 度 と の 安 全 性 へ の 意 識 長 谷 川 恭 平 80 10. 食 品 の と り 方 と 食 の 安 全 性 を 意 識 し た 行 動 下 保 智 之 85 11. 健 康 番 組 の 視 聴 と 食 の 安 全 性 を 意 識 し た 行 動 桑 原 智 希 90 12. 食 文 化 の 継 承 と 食 の 安 全 意 識 中 村 美 由 貴 95 5 章 健 康 意 識 と 健 康 行 動 100 1. 健 康 関 心 と 運 動 長 良 梢 100 2. 健 康 と 運 動 の 関 連 田 篠 由 志 105 3. 健 康 意 識 と 健 康 な 生 活 を 送 る た め の 行 動 池 田 奈 月 110 4. 年 齢 健 康 作 り の 積 極 性 健 康 向 上 心 健 康 不 安 4 つ の 関 係 後 藤 康 之 115 5. 情 報 番 組 と 日 常 行 動 の 関 連 岡 本 愛 120 6. 健 康 行 動 と 食 生 活 の 関 連 三 橋 彩 美 125 7. 女 性 の 年 齢 と 健 康 重 視 点 の 関 係 奥 田 桃 子 130 8. 年 齢 配 偶 者 関 係 子 ど も の 有 無 と ダ イ エ ッ ト 上 杉 ち あ き 135 9. 年 齢 就 労 形 態 と ス ト レ ス の 原 因 と 関 連 に つ い て 山 上 尚 登 140 10. 健 康 意 識 と 医 療 サ ー ビ ス の 利 用 原 栄 理 145 11. 女 性 の ア ル コ ー ル 依 存 症 に 関 す る 質 的 研 究 田 中 路 大 150 あ と が き 本 多 敏 明 庄 司 壮 155 資 料 事 例 調 査 ( 4 章 1 ~ 4 章 12 5 章 1 ~ 5 章 11) 159 調 査 票 185 単 純 集 計 表 217 iv

1 章 問 題 意 識 と 研 究 テ ーマ 1. 食 に 関 す る 問 題 意 識 と 研 究 テ ー マ A52012 佐 藤 恵 美 A52022 三 澤 千 尋 A52043 長 澤 伸 哉 A52061 笹 野 井 絵 梨 A52070 橋 本 紀 子 A52083 桑 原 智 希 A52095 長 谷 川 恭 平 A52113 鈴 木 将 司 A52118 中 村 美 由 貴 A52130 下 保 智 之 A52170 宮 部 優 A52172 吉 田 知 代 近 年 食 の 安 全 性 に 対 す る 人 々 の 意 識 は 強 ま っ て い る が そ の 反 面 食 の 簡 便 化 が 進 み 様 々 な 問 題 点 が 指 摘 さ れ て い る 今 回 の 調 査 で は 食 に 対 す る 人 々 の 意 識 と そ の 変 化 食 や 人 々 を 取 り 巻 く 環 境 に つ い て 調 べ た 今 日 で は 食 品 添 加 物 残 留 農 薬 中 国 産 な ど の 輸 入 食 品 食 材 遺 伝 子 組 み 換 え 食 品 な ど さ ま ざ ま な 食 品 食 材 の 安 全 性 に 対 す る 問 題 が 注 目 さ れ て い る こ れ ら の 報 道 は 消 費 者 の 購 買 行 動 に 影 響 を 与 え る だ ろ う ま た 女 性 雇 用 者 が 増 加 す る に あ た っ て 共 働 き の 家 庭 も 増 え て い る 家 族 の 意 識 や 機 能 も 変 化 し て い る と い わ れ る 中 家 族 に と っ て の 食 事 の あ り 方 も 変 化 し て い る の で は な い だ ろ う か 就 労 形 態 や 家 族 意 識 の 変 化 な ど も 購 買 行 動 と 関 わ っ て く る の で は な い か と 考 え た ま た 日 本 の 現 状 で は 女 性 の 多 く が 家 事 を 担 う 形 に な っ て い る 一 番 身 近 な 家 庭 環 境 と 食 の 安 全 性 に は ど の よ う な 関 係 が あ る の か そ こ で ラ イ フ ス テ ー ジ と 食 の 安 全 性 に 関 わ る 購 買 行 動 を テ ー マ と し た つ ま り 既 婚 か 未 婚 か も し く は 子 ど も が 居 る か 居 な い か な ど に よ っ て 食 の 安 全 意 識 に 違 い が あ る の で は な い か と 考 え た 上 述 の よ う に 近 年 食 品 の 安 全 性 に 関 す る 問 題 が 取 り 上 げ ら れ 騒 が れ る よ う に な っ た こ れ を 煽 る か の よ う に 健 康 情 報 番 組 で は 特 集 を 組 み 危 険 意 識 を 高 め さ せ る よ う な 放 送 を し て い る こ う い っ た 過 剰 な 放 送 は 便 利 な も の も 危 険 な も の と し て 消 費 者 に 意 識 さ せ て し ま い 添 加 物 や 輸 入 野 菜 へ の 不 信 感 や 不 安 感 を 強 め て い る の で は な い か そ こ で 健 康 情 報 番 組 の 視 聴 者 は 番 組 を 視 聴 す る こ と に よ っ て 安 全 行 動 を 取 る の か と い う こ と に つ い て 調 査 考 察 を 行 っ た そ の よ う な 状 況 下 で 手 作 り 料 理 を 食 べ て い る 人 や 健 康 に 気 を 遣 っ て い る 人 は 低 農 薬 無 農 薬 野 菜 の 購 入 な ど 食 の 安 全 に つ い て ど の 程 度 意 識 し て い る の か ま た 食 の 安 全 意 識 は 年 齢 層 に よ っ て 差 が あ る の か に つ い て 興 味 関 心 を 持 っ た 次 に 食 と 関 連 さ せ て 夕 食 で の 手 作 り 料 理 の 摂 取 頻 度 健 康 に 気 を 使 っ て い る 人 の 割 合 と 食 の 安 全 意 識 と の 関 連 性 は ど の 程 度 あ る の か 同 時 に 塩 分 と 糖 分 の 摂 取 と 食 の 安 全 意 識 は ど の く ら い の 関 連 が あ る の か 分 析 し た フ ァ ー ス ト フ ー ド レ ト ル ト 食 品 お 惣 菜 な ど の 簡 便 食 は 栄 養 バ ラ ン ス の 偏 り や 食 材 の 生 産 地 が 特 定 で き な い 場 合 も あ る ま た 輸 入 食 品 を 多 く 用 い て お り 残 留 農 薬 も 懸 念 さ れ る 更 に 包 装 や 容 器 の ご み は 多 く 出 る こ の よ う に 健 康 環 境 問 題 を 孕 む 簡 便 食 だ が 人 々 は そ れ に 依 存 し 利 用 し て い る の が 現 状 で あ る そ の こ と か ら 健 康 や 環 境 問 題 へ の 軽 視 が 食 の 簡 便 化 に 拍 車 を か け て い る の で は な い か と 考 え 身 体 的 健 康 環 境 へ の 意 識 と 食 の 簡 便 化 と の 関 連 を 研 究 テ ー マ と し た ま た 朝 食 と い え ば 1 日 の 食 事 の 中 で も 健 康 的 な 生 活 に は 必 要 な も の で あ る と 認 識 さ れ て お り 人 々 か ら 重 要 視 さ れ て い る よ う に 感 じ る し か し そ の よ う な 認 識 が あ っ て も 朝 食 を と ら な い と い う 事 態 は 存 在 し 厚 生 省 ( 現 在 の 厚 生 労 働 省 )に よ る 平 成 10 年 度 版 国 民 栄 養 の 状 況 に よ る と 20 歳 代 の 女 性 の 約 15% が 朝 食 を と っ て い な い と 報 告 さ れ て い る ま た 健 康 ブ ー ム と い わ れ 人 々 の 健 康 意 識 も 高 く な っ て き て い る 今 日 朝 食 摂 取 と 健 康 意 識 に は 何 か し ら の 関 係 が あ る の で は な い か と 考 え 健 康 意 識 が 高 い 人 ほ ど 朝 食 を し っ か り 食 べ て い る と い う 仮 説 を 立 て た 近 年 で は 中 食 や 外 食 利 用 頻 度 の 増 加 に よ っ て 調 理 の 手 間 を 省 い た こ と と 同 時 に 食 材 1

の 鮮 度 や 産 地 を 自 分 自 身 の 目 で 見 て 吟 味 す る 過 程 も 省 い て し ま っ た こ の こ と を 現 代 の 食 の 軽 視 と 捉 え そ の 食 の 軽 視 は 家 族 関 係 や 多 く の 女 性 が 働 く よ う に な っ た こ と と の 関 連 性 は あ る の か ま た 食 の 軽 視 と い う 問 題 を 受 け て 現 在 農 林 水 産 省 で も 推 進 し て い る 食 育 活 動 に 着 目 し た 主 に 伝 統 郷 土 料 理 食 事 に 関 す る マ ナ ー そ し て 地 産 池 消 と い っ た 問 題 に つ い て 分 析 し た 現 代 の 日 本 は 飽 食 の 時 代 で あ る そ の よ う な 食 べ 物 を 選 り 好 み で き る 環 境 は 自 ら の 嗜 好 に 偏 り す ぎ て し ま う こ と で 偏 食 を 引 き 起 こ し て し ま う の で は な い だ ろ う か 実 際 現 代 で は 親 が 子 供 の 食 事 管 理 を 怠 り 食 事 以 外 に も 菓 子 類 な ど を 与 え る こ と で 生 活 習 慣 病 な ど の 病 気 を 引 き 起 こ す 社 会 問 題 に も な っ て い る 偏 食 は 食 事 を す る 人 の み の 問 題 で は な く そ の 食 事 環 境 や 家 族 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン も 関 連 し て い る の で は な い か と い う 視 点 か ら 偏 食 と 家 族 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に つ い て 調 べ た 家 庭 の 食 卓 は た だ 栄 養 を 摂 取 す る と い う こ と だ け で は な く 家 族 が コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と る 場 で も あ り 礼 儀 作 法 を 教 え る 場 で も あ る し か し 現 在 は 家 族 構 成 の 変 化 生 活 時 間 の 違 い な ど か ら 家 族 が 揃 っ て 食 事 を す る こ と が で き な い 傾 向 が 強 ま っ て き て い る そ れ に よ り 一 人 一 人 が 異 な っ た メ ニ ュ ー を 食 べ る 個 食 一 人 で 食 事 を す る 孤 食 と い っ た 現 象 も 起 こ っ て い る こ の よ う な 状 態 で は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 と し て の 食 卓 は 役 割 を 果 た す こ と は で き な く な る こ の こ と か ら 家 族 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 量 と 食 事 に 対 す る 意 識 や 行 動 に は 関 連 が あ る と 考 え て 調 査 を 行 っ た ま た 食 卓 を 囲 む 頻 度 の 減 少 は 何 が 原 因 な の か そ の 原 因 を 家 族 観 を 中 心 に 分 析 し た < 引 用 参 考 文 献 URL> 安 部 司 2005 食 品 の 裏 側 東 洋 経 済 新 報 社 岩 村 暢 子 2003 変 わ る 家 族 変 わ る 食 卓 勁 草 書 房 厚 生 労 働 省 http://www.mhlw.go.jp ( 2008/02/07) 2

2. 健 康 に 関 す る 問 題 意 識 と 研 究 テ ー マ A52006 奥 田 桃 子 A52016 田 篠 由 志 A52052 池 田 奈 月 A52072 三 橋 彩 美 A52084 後 藤 康 之 A52104 上 杉 ち あ き A52116 田 中 路 大 A52129 岡 本 愛 A52166 長 良 梢 A52171 山 上 尚 登 A42082 原 栄 理 近 年 健 康 ブ ー ム と 言 わ れ る よ う に 人 々 の 健 康 へ の 関 心 は ま す ま す 高 ま っ て き て い る テ レ ビ で は 健 康 番 組 に 限 ら ず 毎 日 の よ う に ど こ か で 健 康 に 関 す る 情 報 を 放 送 し て い る 健 康 に よ い ダ イ エ ッ ト に 効 果 的 な ど と 紹 介 さ れ た 物 は 放 送 直 後 に 売 り 切 れ に な る こ と も 珍 し い こ と で は な い 雑 誌 ラ ジ オ 新 聞 書 籍 イ ン タ ー ネ ッ ト な ど の メ デ ィ ア は も ち ろ ん 健 康 ダ イ エ ッ ト ス ト レ ス 美 容 書 籍 血 糖 値 な ど を キ ー ワ ー ド に 何 ら か の 成 分 を 強 化 付 加 し て ヒ ッ ト し た 食 品 や 食 料 も あ る 2007 年 に 社 会 現 象 を 巻 き 起 こ し た 1 ビ リ ー ズ ブ ー ト キ ャ ン プ が 注 目 さ れ た よ う に 運 動 に 関 す る 意 識 も 高 ま っ て い る こ の よ う に 健 康 は 市 場 と し て も 盛 況 を み せ て い る の で あ る 一 方 で 日 本 人 の 3 分 の 2 近 く が 生 活 習 慣 病 を 原 因 と し た 病 気 で 亡 く な っ て い る と も 言 わ れ て い る 生 活 習 慣 病 は 脳 卒 中 や が ん 心 臓 病 糖 尿 病 高 血 圧 な ど 運 動 不 足 や 栄 養 が 偏 っ た 食 生 活 喫 煙 や 過 度 な 飲 酒 等 の よ く な い 生 活 習 慣 が 積 み 重 な っ て 引 き 起 こ さ れ る 病 気 で あ り 近 年 注 目 度 の 高 い 2 メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム も 生 活 習 慣 病 に よ る も の で あ る そ の よ う な 社 会 の 中 で 人 々 は 健 康 に 対 し て ど の よ う な 意 識 を 持 ち 行 動 を し て い る の だ ろ う か 私 た ち は 健 康 に 関 す る 運 動 睡 眠 飲 酒 な ど 各 自 の 関 心 の あ る 分 野 と そ の 背 景 に つ い て 調 査 考 察 を 行 っ た ま ず 運 動 と 健 康 と の 関 係 に 着 目 し た 平 成 18 年 度 体 力 運 動 能 力 調 査 結 果 よ り 20 ~ 79 歳 に お い て 運 動 ス ポ ー ツ を 実 施 ( 週 1 日 以 上 )し て い る 人 に つ い て は 8 年 前 ( 平 成 10 年 度 ) と 比 較 す る と 50 歳 頃 か ら 加 齢 に 伴 い そ の 割 合 は 向 上 を 示 す と と も に ほ と ん ど の 年 代 に お い て 8 年 前 よ り 現 在 の 方 が 高 い 割 合 を 示 し て い る 運 動 へ の 関 心 は 年 々 高 ま り 多 く の 人 が 運 動 を し て い る こ と に な る 健 康 の た め に 運 動 を す る に は そ れ な り の 意 思 や き っ か け が 必 要 で あ る 健 康 意 識 が ど の よ う に 運 動 を す る 行 動 へ 結 び つ く か ま た ど の く ら い の 人 が 運 動 へ の 関 心 を 持 ち 運 動 を し て い る の か こ の 2 つ の テ ー マ を 検 証 す る さ ら に 運 動 を 含 め た 生 活 行 動 と 食 生 活 に も 関 連 が あ る の で は な い か と 考 え 健 康 的 な 生 活 行 動 を し て い る 人 は 食 生 活 に 気 を 遣 っ て い る の か も 明 ら か に し て い く 次 に 情 報 と 健 康 と の 関 係 に 着 目 し た 情 報 が あ ふ れ て い る 情 報 化 社 会 の 今 本 当 に 信 じ ら れ る も の を 自 ら 判 断 す る 時 代 で も あ る ダ イ エ ッ ト や 健 康 に 良 い 食 品 な ど と 紹 介 し て い る 情 報 番 組 を 見 て 実 際 に 行 動 す る 人 も い る だ ろ う 何 を も っ て 情 報 番 組 を 信 用 す る の か そ れ に よ っ て そ の 行 動 に 違 い も あ る の で は な い か と 考 え た 情 報 番 組 と 日 常 行 動 の 関 連 を 明 ら か に す る こ と が テ ー マ の 1 つ で あ る ま た モ デ ル や 女 優 な ど の 影 響 か ら 女 性 は 痩 せ て い て ス タ イ ル の 良 い 方 が 綺 麗 で あ る と い う 考 え が 当 た り 前 に な っ て き て い る と 感 じ る そ の た め 現 代 の 若 い 女 性 は 見 た 目 を 重 視 し た ダ イ エ ッ ト を し て い る の で は な い か と 考 え た 配 偶 者 の 有 無 や 子 ど も の 有 無 年 齢 な ど に よ っ て ダ イ エ ッ ト の 仕 方 や 目 的 は 違 っ て く る の か も 検 証 す る 次 に 生 活 環 境 と 健 康 に つ い て 着 目 し た 私 たちをとりまく 環 境 は きわめて 複 雑 となり 多 様 化 し てきている 上 記 で 述 べ て き た よ う に 現 代 人 は 健 康 で な け れ ば な ら な い と い っ た 流 れ が 強 ま っ て き て い る 健 康 ブ ー ム を 問 う と い う 本 で は 現 代 で は 健 康 そ の も の が 目 標 に な り テ レ ビ や 健 康 雑 誌 で は そ の 目 標 目 的 を 簡 単 に か な え て く れ そ う な 情 報 を 流 し 1 ア メ リ カ 発 の エ ク サ サ イ ズ D V D 2 内 臓 脂 肪 の 蓄 積 により 糖 代 謝 異 常 ( 耐 糖 能 耐 糖 能 異 常 糖 尿 病 ) 脂 質 代 謝 異 常 ( 高 中 性 脂 肪 血 症 低 HDL コレステロール 血 症 ) 高 血 圧 などの 動 脈 硬 化 の 危 険 因 子 が 一 個 人 に 集 積 している 状 態 3

私 た ち は 振 り 回 さ れ て し ま っ て い る と あ る 現 代 人 は 忙 し く な り す ぎ て 努 力 し な が ら 健 康 に な っ て い く こ と に つ き あ え な く な っ て い る の で は な い か と 考 え る そ こ で 健 康 意 識 が 高 い 人 は ど の 分 野 に お い て 行 動 で き て い な い か な ぜ 健 康 意 識 は あ る の に 行 動 に 移 せ て い な い の か 健 康 意 識 は 年 代 層 ラ イ フ ス タ イ ル に よ っ て 重 視 す る 点 は ど の よ う に 変 わ っ て い く の か 健 康 維 持 の た め に 重 要 だ と 判 断 さ れ に く い 項 目 は 何 な の か を テ ー マ と し て 検 証 す る ま た 米 国 心 臓 協 会 が 変 化 に 対 す る 体 の 反 応 で あ る と 定 義 を し て い る ス ト レ ス と い う 問 題 を 人 々 が 抱 え る こ と に よ っ て 現 代 は ス ト レ ス で 悩 み や す い ス ト レ ス 社 会 と い え る に ち が い な い 人 々 が ど の よ う な 問 題 に 対 し て 悩 ん で い る の か ま た ど の よ う な 人 々 が ス ト レ ス を 抱 え や す い の か ス ト レ ス を 含 む 生 活 環 境 と ア ル コ ー ル 依 存 症 に 関 連 性 が あ る の か に つ い て も 検 証 を 行 っ た 次 に 医 療 と 健 康 に つ い て 着 目 し た 近 年 緊 急 で は な い 病 気 で あ る に も 関 わ ら ず 救 急 車 を 安 易 に 利 用 す る 者 が 増 え 急 患 へ の 救 急 車 の 利 用 が 妨 げ ら れ て し ま っ て い る こ と が 問 題 と な っ て い る 人 々 は ど の よ う な 意 識 や 状 況 に お い て 救 急 車 な ど の 医 療 サ ー ビ ス を 利 用 す る 判 断 を 行 う の か ま た ど の よ う な 人 々 と 医 療 サ ー ビ ス に 対 す る 意 識 と 行 動 が 関 係 す る の か こ の 疑 問 に つ い て 健 康 へ の 関 心 医 師 へ の 信 頼 急 患 発 生 時 の 対 応 と 調 査 対 象 者 の 状 態 意 識 行 動 の 関 連 を テ ー マ と し 調 査 分 析 す る ま た 上 記 以 外 に も 年 齢 と 健 康 に つ い て も 着 目 し た 年 齢 の 上 昇 に よ っ て 身 体 の 機 能 は 低 下 し て い く こ れ は 一 人 た り と も 逃 れ ら れ な い 現 実 で あ り 必 然 で あ る 身 体 の 機 能 が 低 下 し て く る と ど う し て も 自 ら の 身 体 の 健 康 に 不 安 が 出 て く る こ れ に よ り 健 康 で い た い と 思 う よ う に な り 健 康 に 対 す る 関 心 も 出 て く る の で は な い だ ろ う か 年 齢 健 康 関 心 の 高 低 健 康 で い た い と い う 気 持 ち 自 己 の 健 康 に 対 す る 不 安 こ の 4 つ の 事 柄 に 関 係 が あ る の か ど う か を 実 証 し て い く 以 上 の よ う な 健 康 に 関 す る 問 題 調 査 を 明 ら か に す る た め に 各 自 仮 説 設 定 と 調 査 に 取 り 組 ん だ 参 考 文 献 飯 島 裕 一 編 2001 健 康 ブ ー ム を 問 う 岩 波 新 書 文 部 科 学 省 http://www.mext.go.jp/ ( 2008/02/07) 4

2 章 調 査 研 究 の 概 要 1. 調 査 の 目 的 と 調 査 票 の 概 要 本 報 告 は 淑 徳 大 学 総 合 福 祉 学 部 社 会 学 科 平 成 19 年 度 フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅰ お よ び フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅱ の 授 業 の 一 環 と し て 千 葉 県 千 葉 市 在 住 の 20 歳 代 ~ 60 歳 代 の 女 性 の 対 象 に 実 施 し た 現 代 生 活 に お け る 食 と 健 康 に つ い て の ア ン ケ ー ト に 基 づ く 調 査 研 究 報 告 で あ る 1. 1 調 査 の 目 的 こ の 調 査 は 人 び と の 生 活 に お い て 基 本 と な る 食 と 健 康 に ま つ わ る 様 々 な 事 象 に 関 し て 1 章 で 述 べ た 問 題 意 識 を 明 ら か に す る た め に 行 っ た 1. 2 調 査 票 の 概 要 調 査 を 行 う に あ た っ て 以 下 の 質 問 項 目 を 設 定 し 調 査 票 を 作 成 し た( 巻 末 調 査 票 参 照 ) 居 住 地 区 に 関 す る 項 目 ( Q1) 年 齢 に 関 す る 項 目 ( Q2) 健 康 意 識 行 動 に 関 す る 項 目 ( Q3) 健 康 に 重 要 な こ と に 関 す る 項 目 ( Q4) 健 康 的 な 生 活 に 重 要 な 行 動 に つ い て の 考 え に 関 す る 項 目 ( Q5) 健 康 に と っ て 重 要 な 行 動 の 実 践 に 関 す る 項 目 ( Q6) 健 康 に と っ て 重 要 な 行 動 を 実 践 し な い 理 由 に 関 す る 項 目 ( Q6-1) 階 段 を 使 う か ど う か に 関 す る 項 目 ( Q7) 経 験 の あ る 運 動 に 関 す る 項 目 ( Q8) ダ イ エ ッ ト 経 験 に 関 す る 項 目 ( Q9) ダ イ エ ッ ト の 目 的 に 関 す る 項 目 ( Q9-1) ダ イ エ ッ ト が 失 敗 し た 理 由 に 関 す る 項 目 ( Q9-2) 生 活 状 況 に 関 す る 項 目 ( Q10) 生 活 に お け る 重 点 に 関 す る 項 目 ( Q11) 健 康 情 報 の 情 報 源 に 関 す る 項 目 ( Q12) 視 聴 し て い る 健 康 情 報 テ レ ビ 番 組 に 関 す る 項 目 ( Q13) 健 康 情 報 テ レ ビ 番 組 を 信 用 す る 理 由 に 関 す る 項 目 ( Q13-1) 健 康 行 動 に 関 す る 項 目 ( Q14) 平 均 睡 眠 時 間 に 関 す る 項 目 ( Q15) 普 段 の 睡 眠 状 態 に 関 す る 項 目 ( Q16) 悩 み の 種 類 に 関 す る 項 目 ( Q17) 主 た る ス ト レ ス の 原 因 に 関 す る 項 目 ( Q18) 飲 酒 機 会 状 況 に 関 す る 項 目 ( Q19) 飲 酒 行 動 結 果 に 関 す る 項 目 ( Q20) 飲 酒 の 場 所 に 関 す る 項 目 ( Q21) 医 師 に 対 す る 信 頼 に 関 す る 項 目 ( Q22) 急 患 へ の 対 処 に 関 す る 項 目 ( Q23) 交 流 の 範 囲 に 関 す る 項 目 ( Q24) 家 族 関 係 に 対 す る 考 え 方 に 関 す る 項 目 ( Q25) 同 居 家 族 と の 日 常 生 活 行 動 に 関 す る 項 目 ( Q26) 夕 食 の 摂 り 方 に 関 す る 項 目 ( Q27) 普 段 の 生 活 に 関 す る 項 目 ( Q28) 食 生 活 に 関 す る 項 目 ( Q29) 5

食 事 の 優 先 順 位 に 関 す る 項 目 ( Q30) 食 品 の 価 格 に 関 す る 項 目 ( Q31) 一 人 当 た り の 夕 飯 予 算 に 関 す る 項 目 ( Q32) 手 作 り の 夕 食 の 頻 度 に 関 す る 項 目 ( Q33) 朝 食 を 食 べ る 頻 度 に 関 す る 項 目 ( Q34) 朝 食 内 容 に 関 す る 項 目 ( Q34-1) 嫌 い な 食 べ 物 を 食 べ る 程 度 に 関 す る 項 目 ( Q35) 嫌 い な 食 べ 物 を 食 べ る 理 由 に 関 す る 項 目 ( Q35-1) 食 品 食 材 購 入 の さ い の 配 慮 に 関 す る 項 目 ( Q36) 食 品 の 利 用 頻 度 に 関 す る 項 目 ( Q37) 食 事 の マ ナ ー に 関 す る 項 目 ( Q38) 食 事 の 準 備 の 頻 度 に 関 す る 項 目 ( Q39) 料 理 に か け る 手 間 に 関 す る 項 目 ( Q40) 献 立 の 立 て 方 に 関 す る 項 目 ( Q41) 千 葉 伝 統 郷 土 料 理 の 調 理 経 験 に 関 す る 項 目 ( Q42) 配 偶 関 係 に 関 す る 項 目 ( F1) 子 ど も の 有 無 に 関 す る 項 目 ( F2) 子 ど も の 人 数 に 関 す る 項 目 ( F2) 子 ど も と の 同 居 に 関 す る 項 目 ( F3) 末 子 成 長 段 階 に 関 す る 項 目 ( F3-1) 就 労 形 態 に 関 す る 項 目 ( F4) 職 務 内 容 に 関 す る 項 目 ( F5) 一 週 間 の 平 均 労 働 時 間 に 関 す る 項 目 ( F6a.) 一 週 間 の 平 均 労 働 日 数 に 関 す る 項 目 ( F6b.) 世 帯 構 成 に 関 す る 項 目 ( F7) 居 住 年 数 に 関 す る 項 目 ( F8) 世 帯 収 入 に 関 す る 項 目 ( F9) 2. 調 査 の 概 要 2. 1 調 査 の 名 称 現 代 生 活 に お け る 食 と 健 康 に つ い て の ア ン ケ ー ト 2. 2 調 査 の 主 体 淑 徳 大 学 総 合 福 祉 学 部 社 会 学 科 2007 年 度 フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅰ フ ィ ー ル ド ワ ー ク Ⅱ 履 修 生 奥 田 桃 子 田 篠 由 志 池 田 奈 月 田 中 綾 加 三 橋 彩 美 後 藤 康 之 上 杉 ち あ き 田 中 路 大 岡 本 愛 長 良 梢 山 上 尚 登 佐 藤 恵 美 三 澤 千 尋 長 澤 伸 哉 笹 野 井 絵 梨 橋 本 紀 子 桑 原 智 希 長 谷 川 恭 平 鈴 木 将 司 中 村 美 由 貴 下 保 智 之 宮 部 優 吉 田 知 代 原 栄 理 調 査 責 任 者 淑 徳 大 学 教 授 桝 潟 俊 子 淑 徳 大 学 教 授 時 井 聰 教 育 助 手 補 淑 徳 大 学 大 学 院 本 多 敏 明 淑 徳 大 学 大 学 院 庄 司 壮 6

3. 調 査 対 象 と 調 査 の 方 法 3. 1 調 査 対 象 ( 1) 母 集 団 千 葉 市 6 区 ( 中 央 区 花 見 川 区 稲 毛 区 若 葉 区 緑 区 美 浜 区 ) 在 住 の 20 代 ~ 60 代 の 女 性 千 葉 市 6 区 を 選 定 し た の は 千 葉 市 が 多 様 な 特 色 を 表 す と 考 え ら れ る た め で あ る そ の な か で 20 代 ~ 60 代 の 女 性 を 選 定 し た の は 健 康 や ダ イ エ ッ ト に 対 す る 関 心 が 比 較 的 高 く さ ら に は 献 立 を 立 て る こ と が 多 い こ と か ら 食 へ の 関 心 も 高 い と 考 え ら れ る た め で あ る 平 成 19 年 8 月 1 日 現 在 に お い て 千 葉 市 の 住 民 基 本 台 帳 に 記 載 さ れ て い る 人 口 の 総 数 は 929,277 人 で あ っ た 20 代 ~ 60 代 の 女 性 は 321,602 人 で あ っ た ( 2) 対 象 者 千 葉 市 在 住 の 20 代 ~ 60 代 の 女 性 の な か か ら 無 作 為 に 抽 出 し た 1300 名 ( 3) 選 定 方 法 以 下 の 手 順 に し た が っ て 確 率 比 例 抽 出 法 に よ っ て 抽 出 を し た 確 率 比 例 抽 出 法 は 第 1 段 階 で は 第 1 次 抽 出 単 位 は そ の 大 き さ に 比 例 し た 確 率 で ラ ン ダ ム に 抽 出 さ れ 第 2 段 階 で は 抽 出 さ れ た 第 1 次 抽 出 単 位 に そ の 大 き さ に 関 係 な く 同 数 の 標 本 が 割 り 当 て ら れ る 方 法 で あ る 1 1 地 点 ( 町 丁 )ご と に 20 名 を 抽 出 し 合 計 1300 名 を 抽 出 す る た め に 第 一 次 抽 出 単 位 と し て 65 地 点 を 選 定 す る こ と に す る ( 1300( 人 ) 20( 人 ) = 65( 地 点 )) 2 2008 年 8 月 1 日 現 在 千 葉 市 の 全 481 町 丁 の う ち 20 代 ~ 60 代 の 女 性 の 人 数 が 50 名 以 下 の 町 丁 を ひ と つ に ま と め 第 一 次 抽 出 単 位 の 町 丁 数 を 456 町 丁 と し た 3 母 集 団 の 人 数 ( 321,602 人 ) を 抽 出 す る 地 点 数 ( 65) で 割 り 第 一 次 抽 出 単 位 の 抽 出 間 隔 を 決 め る そ の 結 果 抽 出 単 位 は 4947.72( 人 ) と な る 4 ラ ン ダ ム に 決 定 し た 4 ケ タ の 番 号 を ス タ ー ト 番 号 と し て そ こ か ら 4947 間 隔 で 該 当 し た 地 点 を 抽 出 す る こ の 作 業 を 繰 り 返 し て 65 地 点 を 抽 出 す る 例 え ば ス タ ー ト 番 号 が 1234 で あ っ た 場 合 に は 1234( 第 一 地 点 ) 1234+ 4947= 6181( 第 二 地 点 ) 6181+ 4947= 11128( 第 三 地 点 ) 317430( 第 六 十 五 地 点 ) と な る 5 抽 出 し た 65 地 点 か ら 各 地 点 ご と に 20 名 ず つ を 抽 出 し て 1300 名 を 抽 出 す る ( 65 ( 地 点 ) 20( 人 ) = 1300( 人 )) 3. 2 調 査 の 方 法 ( 1) 統 計 的 ( 量 的 ) 調 査 [ 標 本 調 査 ] 郵 送 調 査 法 ( 調 査 票 を 対 象 者 に 郵 送 し 対 象 者 自 身 が 調 査 票 に 記 入 し 返 送 す る 調 査 方 法 ) 調 査 時 期 平 成 19 年 10 月 10 日 ( 水 ) ~ 10 月 31 日 ( 水 ) 回 収 結 果 有 効 回 収 数 ( 率 ) 341 票 ( 26.2% ) ( 2) 記 述 的 ( 質 的 ) 調 査 [ 事 例 調 査 ] 自 由 面 接 法 ( 調 査 員 が 対 象 者 に 直 接 面 会 し 質 問 だ け は あ ら か じ め 設 定 す る が 質 問 に 対 す る 対 象 者 の 解 答 は 対 象 者 の 自 由 な 発 話 に 任 せ る 調 査 方 法 ) 調 査 時 期 平 成 19 年 11 月 7

4. 調 査 対 象 の 基 本 属 性 A52043 長 澤 伸 哉 A52170 宮 部 優 A52171 山 上 尚 登 Q1 対 象 者 の 住 ん で い る 居 住 区 に つ い て 表 1 居 住 区 単 位 % 居 住 区 中 央 区 美 浜 区 緑 区 稲 毛 区 花 見 川 区 若 葉 区 計 ( 人 数 ) 23.7 15.7 14.0 16.0 14.2 16.3 100.0(337) 中 央 区 が 23.8% (80 人 )と 一 番 多 く を 占 め た 美 浜 区 は 15.7% (53 人 ) 緑 区 は 14.0% (47 人 ) 稲 毛 区 は 16.0% (54 人 ) 花 見 川 区 は 14.2% (48 人 )そ し て 若 葉 区 は 16.3% (55 人 )で あ っ た Q2 対 象 者 の 年 齢 層 に つ い て 表 2 年 齢 単 位 % 年 齢 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 計 ( 人 数 ) 9.2 17.5 17.2 30.0 26.1 100.0(337) 20 代 が 9.2% (31 人 ) 30 代 が 17.5% (59 人 ) 40 代 が 17.2% (58 人 ) 50 代 が 30.0% (101 人 )そ し て 60 代 が 26.1% (88 人 )で あ っ た ま た 50 代 が 一 番 多 く を 占 め た そ の 中 で も 57 歳 が 全 体 の 4.8% (16 人 )で 一 番 多 か っ た F1 対 象 者 の 配 偶 関 係 に つ い て 表 3 配 偶 関 係 単 位 % 配 偶 関 係 未 婚 既 婚 離 婚 死 別 計 ( 人 数 ) 13.7 79.3 4.3 2.7 100.0(329) 未 婚 が 13.7% (45 人 ) 既 婚 が 79.3% (261 人 ) 離 婚 が 4.3% (14 人 )そ し て 死 別 が 2.7% で あ っ た ま た 既 婚 者 が 一 番 多 か っ た F2 対 象 者 の 子 供 の 有 無 に つ い て 表 4 子 供 の 有 無 単 位 % 子 供 いる いない 計 ( 人 数 ) 75.0 25.0 100.0(328) 子 供 が い る 人 が 75.0% (246 人 )で 子 供 が い な い 人 は 25.0% (82 人 )で あ っ た F2_chi 対 象 者 の 子 供 の 数 に つ い て 表 5 子 供 の 数 単 位 % 子 供 1 人 2 人 3 人 4 人 以 上 計 ( 人 数 ) 21.2 58.8 17.6 2.5 100.0(245) 子 供 が い る 人 の 中 で 子 供 の 数 が 1 人 は 21.2% (52 人 ) 2 人 は 58.8% (144 人 ) 3 人 は 17.6% (43 人 )そ し て 4 人 以 上 は 2.5% (5 人 )で あ っ た ま た 最 も 多 か っ た の が 子 供 の 数 が 7 人 で あ っ た 8

F3 対 象 者 の 子 供 と の 同 居 に つ い て 表 6 子 供 との 同 居 単 位 % 同 居 している していない 計 ( 人 数 ) 69.8 30.3 100.0(238) 子 供 が い る 人 の 中 で 子 供 と 同 居 し て い る 人 が 69.8% (166 人 )で 同 居 し て い な い 人 が 30.3% (72 人 )で あ っ た F3_1 対 象 者 の 末 子 成 長 段 階 に つ い て 表 7 末 子 成 長 段 階 単 位 % 成 長 段 階 小 学 生 小 学 生 中 学 生 高 校 生 中 卒 計 ( 人 数 ) 未 満 高 卒 以 上 17.6 15.2 12.1 4.9 50.3 100.0(165) 子 供 が い る 人 の 中 で 末 子 の 成 長 段 階 が 小 学 生 未 満 は 17.6% (29 人 ) 小 学 生 は 15.2% (25 人 ) 中 学 生 は 12.1% (20 人 ) 高 校 生 は 4.9% (8 人 )そ し て 中 卒 高 卒 以 上 は 50.3% (83 人 )で あ っ た ま た 末 子 の 成 長 段 階 に お い て 中 卒 高 卒 以 上 が 50.3% で 半 数 を 占 め 一 番 多 か っ た 資 料 : 千 葉 市 の 女 性 の 配 偶 関 係 に つ い て 千 葉 市 の 未 婚 率 は 22.1%で 全 国 の 22.6%を 下 回 っ て い る ま た 有 配 偶 率 は 67.8%と な っ て お り 全 国 の 65.8%を 上 回 っ て い る 表 1 配 偶 関 係 全 国 (%) 千 葉 市 (%) 未 婚 9609633 22.6 456378 22.1 有 配 偶 28034573 65.8 1397948 67.8 死 別 1944792 4.6 85322 4.1 離 別 2579040 6.1 103235 5.0 不 明 406067 1.0 20318 1.0 計 42574105 100.0 2063201 100.0 年 齢 別 に 見 る と 千 葉 市 の ほ う が 全 国 に 比 べ て 未 婚 率 が 低 く 有 配 偶 率 が 高 い 傾 向 が 見 ら れ る が 大 き な 差 は な い 表 2 全 国 年 齢 別 20 代 (%) 30 代 (%) 40 代 (%) 50 代 (%) 60 代 (%) 未 婚 5598093 72.9 2337869 25.5 800715 10.2 540216 5.6 332740 4.0 有 配 偶 1932728 25.2 6160209 67.3 6218567 79.0 7675332 80.0 6047737 73.1 死 別 3669 0.0 29062 0.3 115182 1.5 495633 5.2 1301246 15.7 離 別 137263 1.8 536097 5.9 632630 8.0 773784 8.1 499266 6.0 不 明 5521 0.1 91349 1.0 106393 1.4 106089 1.1 96715 1.2 計 7677274 100.0 9154586 100.0 7873487 100.0 9591054 100.0 8277704 100.0 表 3 千 葉 市 年 齢 別 20 代 (%) 30 代 (%) 40 代 (%) 50 代 (%) 60 代 (%) 未 婚 42940 74.9 19271 25.4 5562 9.8 3339 4.8 1988 3.2 有 配 偶 13664 23.8 51893 68.3 45258 80.1 55985 81.2 47274 75.6 死 別 22 0.0 226 0.3 636 1.1 3130 4.5 8368 13.4 離 別 664 1.2 3512 4.6 3796 6.7 5071 7.4 3608 5.8 不 明 46 0.1 1029 1.4 1242 2.2 1385 2.0 1253 2.0 計 57336 100.0 75931 100.0 56494 100.0 68910 100.0 62491 100.0 出 典 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 <http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/kekka.htm>(2007.2.18) 9

F4 対 象 者 が 働 い て い る か に つ い て 表 8 働 いているか 単 位 % 仕 事 している していない 計 ( 人 数 ) 58.7 41.3 100.0(329) 仕 事 を し て い る 人 が 58.7% (193 人 )で 仕 事 を し て い な い 人 が 41.3% (136 人 )で あ っ た F4 対 象 者 の 職 務 形 態 に つ い て 表 9 就 労 形 態 単 位 % パート 公 務 員 自 営 就 労 形 態 正 社 員 派 遣 社 員 その 他 計 ( 人 数 ) アルバイ 団 体 職 員 農 林 業 21.0 50.8 6.7 6.7 8.2 6.7 100.0(195) 働 い て い る 人 に お い て 就 労 形 態 が 正 社 員 は 21.0% (41 人 ) パ ー ト (ア ル バ イ ト を 含 む ) は 50.8% (99 人 ) 派 遣 社 員 は 6.7% (13 人 ) 公 務 員 団 体 職 員 は 6.7% (13 人 ) 商 店 な ど の 自 営 農 業 は 8.2% (16 人 )そ し て そ の 他 は 6.7% (13 人 )で あ っ た ま た パ ー ト (ア ル バ イ ト を 含 む )が 50.8% で 半 数 を 占 め 一 番 多 か っ た F5 対 象 者 の 職 務 内 容 に つ い て 表 10 職 務 内 容 商 工 自 営 管 理 職 職 務 内 容 専 門 職 技 術 職 事 務 職 農 業 会 社 団 体 役 員 4.7 1.0 19.2 5.2 25.4 単 位 % 販 売 生 産 工 程 サービス 職 作 業 員 自 由 業 その 他 計 ( 人 数 ) 32.1 3.1 3.1 6.2 100.0(193) 働 い て い る 人 に お い て 職 務 内 容 が 商 工 自 営 農 業 は 4.7% (9 人 ) 管 理 職 会 社 団 体 役 員 は 1.0% (2 人 ) 専 門 職 は 19.2% (37 人 ) 技 術 職 は 19.2% (10 人 ) 事 務 職 25.4% (49 人 ) 販 売 サ ー ビ ス 職 は 32.1% (62 人 ) 生 産 工 程 作 業 員 は 3.1% (6 人 ) 自 由 業 は 3.1% (6 人 )そ し て そ の 他 は 6.2% (12 人 )で あ っ た ま た 販 売 サ ー ビ ス 職 が 32.1% で 一 番 多 く を 占 め た F6_a 対 象 者 の 一 週 間 平 均 労 働 時 間 に つ い て 表 11 一 週 間 平 均 労 働 時 間 単 位 % 10 時 間 10 時 間 以 20 時 間 以 30 時 間 以 40 時 間 以 50 時 間 以 60 時 間 労 働 時 間 上 20 時 間 上 30 時 間 上 40 時 間 上 50 時 間 上 60 時 間 計 ( 人 数 ) 未 満 以 上 未 満 未 満 未 満 未 満 未 満 14.1 16.2 22.2 14.1 21.1 8.7 3.8 100.0(185) 働 い て い る 人 に お い て 一 週 間 平 均 労 働 時 間 が 10 時 間 未 満 は 14.1% (26 人 ) 10 時 間 以 上 20 時 間 未 満 は 16.2% (30 人 ) 20 時 間 以 上 30 時 間 未 満 は 22.2% (41 人 ) 30 時 間 以 上 40 時 間 未 満 は 14.1% (26 人 ) 40 時 間 以 上 50 時 間 未 満 は 21.1% (39 人 ) 50 時 間 以 上 60 時 間 未 満 は 8.7% (16 人 )そ し て 60 時 間 以 上 は 3.8% (7 人 )で あ っ た ま た 20 時 間 以 上 30 時 間 未 満 が 22.2% で 一 番 多 く を 占 め た 10

F6_b 対 象 者 の 一 週 間 平 均 労 働 日 数 に つ い て 表 12 一 週 間 平 均 労 働 日 数 単 位 % 2 日 以 上 3 日 以 上 4 日 以 上 5 日 以 上 労 働 日 数 2 日 未 満 6 日 以 上 計 ( 人 数 ) 3 日 未 満 4 日 未 満 5 日 未 満 6 日 未 満 1.6 9.2 9.7 17.8 49.2 12.4 100.0(185) 働 い て い る 人 に お い て 一 週 間 平 均 労 働 日 数 が 2 日 未 満 は 1.6% (3 人 ) 2 日 以 上 3 日 未 満 は 9.2% (17 人 ) 3 日 以 上 4 日 未 満 は 9.7% (18 人 ) 4 日 以 上 5 日 未 満 17.8% (33 人 ) 5 日 以 上 6 日 未 満 は 49.2% (91 人 )そ し て 6 日 以 上 は 12.4% (23 人 )で あ っ た ま た 5 日 以 上 6 日 未 満 が 49.2% で 一 番 多 か っ た 資 料 : 千 葉 市 の 女 性 の 就 労 状 況 に つ い て 特 徴 と し て 性 別 に 関 わ ら ず 千 葉 市 の 産 業 は 全 国 に 比 べ 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 よ り も 第 3 次 産 業 の 方 が 盛 ん で あ る ま た そ れ と 並 ん で 第 1 次 産 業 と 第 2 次 産 業 の 女 性 の 割 合 は 低 い 特 に 千 葉 市 の 第 2 次 産 業 に お い て 女 性 の 割 合 は 9.78% で 同 市 の 男 性 の 25.34% に 比 べ て も 低 く 全 国 の 第 2 次 産 業 に お い て の 16.58% と い う 女 性 の 割 合 と 比 べ て も 低 い 千 葉 市 の 女 性 は 第 3 次 産 業 従 事 者 が 主 体 で あ る こ と が わ か っ た 表 4 就 労 状 況 千 葉 市 女 性 全 国 女 性 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 総 数 34,994 39,637 34,956 38,515 16,762 4,907,048 5,326,950 5,397,638 5,919,826 2,701,513 第 1 次 産 業 計 農 業 30 73 168 332 451 22,983 55,028 120,999 244,855 366,202 林 業 1 2 428 730 996 1,893 2,053 漁 業 1 2 1 1,678 5,026 9,007 14,705 14,542 第 2 次 産 業 計 鉱 業 2 2 2 3 420 787 903 1,211 529 建 設 業 670 1,293 1,004 1,332 745 95,392 179,083 168,928 214,565 101,409 製 造 業 1,958 2,974 2,145 2,888 1,358 543,883 739,125 746,843 950,948 370,373 第 3 次 産 業 計 電 気 ガス 水 事 業 61 116 73 59 6 7,063 11,799 8,061 6,345 996 情 報 通 信 業 1,583 1,699 759 533 156 152,349 146,512 73,684 40,988 8,314 運 輸 業 787 1,325 984 1,078 292 92,447 134,988 128,405 125,345 34,988 卸 売 小 売 業 8,201 8,329 8,234 9,559 3,395 1,081,180 1,077,837 1,166,261 1,343,089 521,380 金 融 保 険 業 1,657 2,266 2,196 1,526 301 176,333 213,035 217,955 150,401 32,796 不 動 産 業 360 470 526 779 559 35,072 47,956 52,630 78,458 60,501 飲 食 店 宿 泊 業 2,677 2,425 2,106 2,997 1,558 361,231 303,694 307,928 483,343 275,615 医 療 福 祉 5,593 5,787 5,446 5,493 2,021 1,000,356 939,555 1,015,137 856,411 238,636 教 育 学 習 支 援 2,292 2,421 3,312 2,886 838 297,735 327,832 413,565 329,427 80,679 複 合 サービス 事 業 120 216 264 400 148 40,820 56,447 62,527 59,503 13,214 サービス 業 6,851 7,819 5,960 6,749 3,892 791,838 849,622 718,004 824,011 483,848 公 務 603 1,012 750 810 329 91,044 138,054 111,240 114,134 44,508 分 類 不 能 の 産 業 1,548 1,408 1,026 1,088 713 114,796 99,840 74,565 80,194 50,930 出 典 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 <http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2005/kekka.htm>(2007.2.18) F7_1~ F7_7(F7NEW) 対 象 者 の 家 族 構 成 に つ い て 表 13 家 族 構 成 単 位 % 家 族 構 成 一 人 暮 らし 夫 婦 のみ 2~3 世 代 世 帯 3 世 代 以 上 世 帯 その 他 計 ( 人 数 ) 4.5 29.4 54.6 9.2 2.4 100.0(337) 一 人 暮 ら し が 4.5% (15 人 ) 夫 婦 の み が 29.4% (99 人 ) 2 世 代 世 帯 が 54.6% (184 人 ) 3 世 代 以 上 世 帯 が 9.2% (31 人 )そ し て そ の 他 が 2.4% (8 人 )で あ っ た ま た 2~ 3 世 代 世 帯 が 54.6% で 一 番 多 か っ た 11

F8_1 対 象 者 が い つ か ら 千 葉 市 に 住 ん で い る か に つ い て 表 14 いつから 住 んでいるか 単 位 % 生 まれた 移 り 住 ん いつから 計 ( 人 数 ) ときから できた 21.5 78.5 100.0(340) 生 ま れ た と き か ら が 21.5% (73 人 )で 移 り 住 ん で き た が 78.5% (267 人 )で あ っ た F8_2 千 葉 市 に 移 住 し て き た 人 の 居 住 期 間 に つ い て 表 15 移 住 者 の 居 住 期 間 5 年 以 上 10 年 以 上 15 年 以 上 20 年 以 上 居 住 期 間 5 年 未 満 10 年 未 満 15 年 未 満 20 年 未 満 25 年 未 満 11.4 10.2 10.6 9.1 12.9 単 位 % 25 年 以 上 30 年 以 上 35 年 以 上 30 年 未 満 35 年 未 満 40 年 未 満 40 年 以 上 計 ( 人 数 ) 12.9 14.0 9.1 9.9 100.0(264) 5 年 未 満 が 11.4% (30 人 ) 5 年 以 上 10 年 未 満 が 10.2% (27 人 ) 10 年 以 上 15 年 未 満 が 10.6% (28 人 ) 15 年 以 上 20 年 未 満 が 9.1% (24 人 ) 20 年 以 上 25 年 未 満 が 12.9% (34 人 ) 25 年 以 上 30 年 未 満 が 12.9% (34 人 ) 30 年 以 上 35 年 未 満 が 14.0% (37 人 ) 35 年 以 上 40 年 未 満 が 9.1% (24 人 )そ し て 40 年 以 上 が 9.9(26 人 )で あ っ た ま た 30 年 以 上 35 年 未 満 が 14.0% で 一 番 多 く を 占 め た F9 対 象 者 の 過 去 一 年 間 の 世 帯 収 入 に つ い て 表 16 過 去 一 年 間 の 世 帯 収 入 世 帯 収 入 収 入 なし 100 万 円 100~200 200~300 300~400 400~500 500~600 600~700 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 0.0 1.9 3.1 7.6 11.6 13.2 6.6 8.2 単 位 % 700~800 800~900 900~1000 1000~ 1200~ 1500~ 1800~ 2000 万 円 計 ( 人 数 ) 万 円 未 満 万 円 未 満 万 円 未 満 1200 万 円 1500 万 円 1800 万 円 2000 万 円 以 上 12.6 6.9 5.0 9.8 6.0 2.2 3.1 2.2 100.0(318) 収 入 な し が 0.0% (0 人 ) 100 万 円 未 満 が 1.9% (6 人 ) 100~ 200 万 円 未 満 が 3.1% (10 人 ) 200~ 300 万 円 未 満 7.6% (24 人 ) 300~ 400 万 円 未 満 が 11.6% (37 人 ) 400~ 500 万 円 未 満 が 13.2% (42 人 ) 500~ 600 万 円 未 満 が 6.6% (21 人 ) 600~ 700 万 円 未 満 が 8.2% (26 人 ) 700~ 800 万 円 未 満 が 12.6% (40 人 ) 800~ 900 万 円 未 満 が 6.9% (22 人 ) 900~ 1000 万 円 未 満 が 5.0% (16 人 ) 1000~ 1200 万 円 未 満 が 9.8% (31 人 ) 1200~ 1500 万 円 未 満 が 6.0% (19 人 ) 1500~ 1800 万 円 未 満 が 2.2% (7 人 ) 1800~ 2000 万 円 未 満 が 3.1% (10 人 )そ し て 2000 万 円 以 上 が 2.2% (7 人 )で あ っ た ま た 400~ 500 万 円 未 満 が 13.2% で 一 番 多 く を 占 め た 12

3 章 千 葉 市 の 概 要 1. 千 葉 市 の 歴 史 A52129 岡 本 愛 A52072 三 橋 彩 美 A 52066 田 中 綾 加 千 葉 市 は 東 経 140 度 7 分 北 緯 35 度 36 分 に 位 置 し 千 葉 県 の ほ ぼ 中 央 部 に あ た り 首 都 東 京 ま で 約 40km の 地 点 に 存 在 す る ま た 県 内 幹 線 道 路 及 び J R 私 鉄 な ど の 鉄 道 の 起 点 と し て さ ら に 情 報 通 信 網 の 起 終 点 と し て 県 都 に ふ さ わ し い 要 衝 の 地 に あ る ま た 臨 海 部 お よ び 各 河 川 下 流 域 に 広 が る 平 地 と 周 辺 部 の 台 地 谷 津 か ら 構 成 さ れ て お り 郊 外 や 臨 海 部 を 中 心 に 大 規 模 な 住 宅 団 地 が 多 く あ る 一 方 若 葉 区 や 緑 区 な ど の 周 辺 部 に は 自 然 が 多 く 残 さ れ て い る 千 葉 と い う 地 名 の 由 来 は 多 く の 葉 が 繁 茂 す る の 意 で か つ て 葛 の 葉 が お い し げ る 原 野 だ っ た か ら と も 繁 栄 を 願 っ て の 地 名 だ と も 言 わ れ て い る 都 市 と し て は 大 治 元 ( 1126) 年 千 葉 常 重 が 猪 鼻 台 に 居 館 を 築 い た こ と に 始 ま っ た 近 代 都 市 と し て は 明 治 6( 1873) 年 木 更 津 印 旛 の 2 県 が 廃 合 さ れ 千 葉 県 と な り 県 庁 を 両 県 の 境 と な る 千 葉 群 千 葉 町 ( 現 千 葉 市 中 央 区 本 千 葉 町 ) に 置 か れ た こ と に よ り 県 内 の 政 治 経 済 文 化 の 中 心 地 ま た 交 通 の 要 衝 と し て 発 展 し た そ し て 明 治 22( 1889) 年 4 月 1 日 千 葉 町 寒 川 村 登 戸 村 千 葉 寺 村 黒 砂 村 が 合 併 町 制 施 行 に よ り 千 葉 町 と な っ た そ の 後 大 正 10( 1921) 年 1 月 1 日 市 制 施 行 に よ り 千 葉 町 か ら 千 葉 市 と な っ た こ れ は 全 国 で 66 番 目 の 県 内 初 の 市 制 施 行 で あ っ た こ れ に よ り 全 府 県 ( 北 海 道 沖 縄 を 除 く ) に 市 が 揃 う 形 と な っ た 当 時 の 市 域 は 約 15km 2 人 口 3 万 3 千 人 で あ り 師 範 学 校 医 学 校 な ど 多 く の 学 校 や 病 院 が 設 置 さ れ ま た 鉄 道 聯 隊 陸 軍 歩 兵 学 校 な ど の 軍 事 施 設 も あ り 医 療 の 街 軍 隊 の 街 と し て 栄 え 着 実 な 発 展 を 続 け て き た が 昭 和 20( 1945) 年 6 月 10 日 と 7 月 7 日 の 2 度 の 空 襲 に よ り 中 心 市 街 地 の 約 7 割 を 焼 失 し 尊 い 人 命 と 多 く の 貴 重 な 都 市 施 設 を 失 っ た し か し な が ら 市 民 は 力 強 く 復 興 に 立 ち 上 が り 宮 内 三 郎 市 長 ( 名 誉 市 民 第 一 号 ) の 元 で 戦 災 復 興 事 業 に 着 手 す る と と も に 近 代 的 工 業 都 市 を 目 指 し 臨 海 部 へ の 主 要 産 業 の 誘 致 や 千 葉 港 の 整 備 を 進 め る な ど 消 費 都 市 か ら 生 産 都 市 へ の 転 換 を 図 っ た そ し て 臨 海 部 の 開 発 大 規 模 住 宅 団 地 の 建 設 内 陸 工 業 団 地 の 造 成 さ ら に は 近 隣 町 村 と の 合 併 や 埋 立 に よ り 市 域 を 拡 大 す る と と も に 快 適 な 生 活 環 境 づ く り バ ラ ン ス の と れ た 都 市 づ く り を 進 め 平 成 4( 1992) 年 4 月 1 日 に は 全 国 12 番 目 の 政 令 指 定 都 市 に 移 行 し た そ の 間 昭 和 59( 1984) 年 10 月 20 日 に こ の 千 葉 市 に 住 む こ と を 誇 り と し 自 然 と の 調 和 を 求 め つ つ こ の 緑 と 水 辺 を 千 葉 市 の 個 性 に ま で 高 め 豊 か な 緑 と き れ い な 水 辺 の 都 市 づ く り を 市 民 の 総 力 を あ げ て 進 め る こ と を 誓 っ た こ れ を 緑 と 水 辺 の 都 市 宣 言 と し た そ し て 宣 言 文 を 永 く 後 世 に 残 す べ く 記 念 碑 を 市 役 所 正 面 玄 関 前 に 建 立 し た 平 成 元 ( 1989) 年 2 月 28 日 に は 核 兵 器 な ど に よ る 戦 争 へ の 脅 威 を な く し 市 民 共 通 の 願 い で あ る 世 界 の 恒 久 平 和 を 願 い 平 和 都 市 宣 言 を 行 っ た 平 成 4( 1992) 年 に は 千 葉 市 長 が 初 め て 加 わ り 七 都 県 市 首 脳 会 議 が 行 わ れ た こ の 会 議 は 首 都 圏 の 広 域 的 あ る い は 共 通 の 行 政 課 題 に 積 極 的 に 対 応 す る た め 東 京 都 埼 玉 県 千 葉 県 神 奈 川 県 の 知 事 及 び 横 浜 市 川 崎 市 の 市 長 を 構 成 員 と し て 昭 和 54( 1979) 年 7 月 に 六 都 県 市 首 脳 会 議 が 設 置 さ れ た も の で あ る こ れ ま で 検 討 さ れ た 主 要 協 議 事 項 は (1) 環 境 問 題 (2) 廃 棄 物 処 理 問 題 (3) 首 都 機 能 の あ り 方 (4) 地 方 分 権 問 題 (5) 地 震 防 災 対 策 で あ っ た ま た 5 月 に は 空 き 缶 等 の 散 乱 の 防 止 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 め る こ と に よ り 美 し い 街 づ く り を 推 進 し も っ と 快 適 な 都 市 環 境 を 確 保 す る こ と を 目 的 と す る ポ イ 捨 て 防 止 条 例 が 施 行 さ れ た 後 に 平 成 16( 2004) 年 6 月 1 日 か ら 路 上 喫 煙 等 の 防 止 に 関 す る 条 例 も 施 行 さ れ た 路 上 等 で の 喫 煙 が 特 に 危 険 で あ る J R 千 葉 駅 東 口 地 区 J R 稲 毛 駅 周 辺 地 区 幕 張 新 都 心 地 区 ( J R 海 浜 幕 張 駅 周 辺 地 区 ) を 路 上 喫 煙 等 禁 止 地 区 と し て 指 定 し 禁 止 地 区 内 の 路 上 等 で の 喫 煙 に 対 し て は 罰 則 が 適 用 さ れ る こ と と な っ た こ の 条 例 は 路 上 喫 煙 等 の 防 止 に 関 し 市 市 民 及 び 事 業 者 の 責 務 を 明 ら か に す る と と も に 歩 行 者 等 の 身 体 及 び 財 産 の 安 全 を 確 13

保 し 市 民 の 安 全 な 生 活 環 境 の 向 上 に 資 す る こ と を 目 的 と し て 制 定 さ れ た ま た 政 令 指 定 都 市 移 行 の 政 令 が 公 布 さ れ た 10 月 18 日 を 市 民 の 日 と し て 制 定 し 平 成 8 年 度 か ら 毎 年 各 種 記 念 行 事 を 開 催 し て い る 平 成 12( 2000) 年 3 月 に は 地 域 に 根 ざ し た 真 の 国 際 都 市 を 基 本 理 念 と し 市 民 主 体 の 国 際 化 の 推 進 パ ー ト ナ ー シ ッ プ に 基 づ く ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 世 界 に 開 か れ た 都 市 の 創 造 を 基 本 目 標 と す る 市 国 際 化 推 進 基 本 計 画 ( グ ロ ー バ ル リ ン ク ち ば 21)が 策 定 さ れ た 同 年 3 月 市 情 報 化 基 本 計 画 が 策 定 さ れ 誰 も が い き い き と 暮 ら し 学 び 遊 ぶ 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 都 市 の 実 現 を 目 指 し 計 画 さ れ た さ ら に 21 世 紀 を 展 望 し た 市 政 の 基 本 理 念 や 基 本 目 標 を 掲 げ た 基 本 構 想 と 平 成 27( 2015) 年 を 目 標 年 次 と す る 中 長 期 的 な 都 市 づ く り の 基 本 的 方 向 性 を 示 す ち ば ビ ジ ョ ン 21 で 構 成 さ れ て い る 千 葉 市 新 総 合 ビ ジ ョ ン も 策 定 さ れ た 基 本 構 想 に お い て は 人 間 尊 重 市 民 生 活 優 先 を 市 政 の 基 本 理 念 と し て 掲 げ る と と も に そ の 基 本 目 標 を 人 と ま ち い き い き と 幸 せ に 輝 く 都 市 と し た ち ば ビ ジ ョ ン 21 で は 緑 や 自 然 健 康 福 祉 な ど 市 民 生 活 に お け る 心 の ゆ と り や う る お い な ど 質 的 な 充 実 を や す ら ぎ を は ぐ く み と 都 市 基 盤 の 充 実 や 文 化 教 育 な ど 将 来 へ の 展 望 を 未 来 を 支 え る と 表 現 し 平 成 27( 2015) 年 ま で の 都 市 づ く り の 目 標 を や す ら ぎ を は ぐ く み 未 来 を 支 え る 都 市 づ く り と し て い る 平 成 15( 2003) 年 2 月 隣 接 す る 四 街 道 市 の 住 民 の 発 議 に よ り 法 定 合 併 協 議 会 が 設 置 さ れ 合 併 方 式 を 千 葉 市 へ の 編 入 と し 行 政 区 名 を 四 街 道 区 と す る 方 針 が 決 ま っ た が 四 街 道 市 議 会 内 で 合 併 へ の 賛 否 が 拮 抗 し 賛 成 派 反 対 派 双 方 に よ る 発 議 に よ り 平 成 16( 2004) 年 5 月 16 日 に 行 わ れ た 合 併 の 是 非 を 問 う 住 民 投 票 の 結 果 反 対 意 見 が 賛 成 を 上 回 っ た 為 に 合 併 は 白 紙 と な っ た 現 在 で は 東 京 湾 を 望 む 幕 張 地 区 ( 美 浜 区 ) に 全 国 的 に 有 名 な イ ベ ン ト や 会 議 な ど が 開 催 さ れ る 幕 張 メ ッ セ や 千 葉 ロ ッ テ マ リ ー ン ズ の 本 拠 地 で あ る 千 葉 マ リ ン ス タ ジ ア ム な ど が あ り 花 の 都 ち ば を 都 市 イ メ ー ジ と し て 確 立 す べ く 事 業 を 展 開 し て い る そ し て 世 界 に 開 か れ た 国 際 情 報 都 市 と し て 著 し い 発 展 を 続 け て い る 14

< 年 表 > 大 正 10(1136) 年 1 月 市 制 施 行 に よ り 千 葉 市 誕 生 49(1974) 年 5 月 荒 木 和 成 市 長 再 選 神 田 清 治 氏 が 市 長 臨 時 代 理 に 就 任 5 月 人 ロ が 60 万 人 突 破 7 月 京 成 電 気 軌 道 の 船 橋 ~ 千 葉 間 が 52(1977) 年 7 月 松 井 旭 市 長 初 当 選 開 業 し 押 上 ま で 開 通 11 月 人 口 が 70 万 人 突 破 13(1139) 年 8 月 久 保 三 郎 市 長 就 任 56(1981) 年 6 月 松 井 旭 市 長 再 選 59(1984) 年 10 月 緑 と 水 辺 の 都 市 宣 言 を 行 う 昭 和 3(1927) 年 8 月 神 谷 良 平 市 長 就 任 60(1985) 年 6 月 松 井 旭 市 長 三 選 7(1931) 年 11 月 財 部 実 秀 市 長 就 任 61(1986) 年 6 月 千 葉 ポ ー ト タ ワ ー オ ー プ ン 8(1932) 年 9 月 加 納 金 助 市 長 就 任 62(1987) 年 4 月 人 口 が 80 万 人 突 破 9(1933) 年 12 月 永 井 準 一 郎 市 長 就 任 63(1988) 年 3 月 千 葉 都 市 モ ノ レ ー ル 開 業 10(1934) 年 7 月 御 茶 の 水 ~ 千 葉 間 に 省 線 電 車 開 通 ( ス ポ ー ツ セ ン タ ー ~ 千 城 台 間 ) 12(1936) 年 2 月 検 見 川 町 蘇 我 町 都 賀 村 都 村 を 編 入 ( 合 併 ) 平 成 元 (1989) 年 2 月 平 和 都 市 を 宣 言 15(1939) 年 12 月 297ha( 約 90 万 坪 )の 埋 め 立 て を 6 月 松 井 旭 市 長 四 選 開 始 ( 川 崎 製 鉄 の 敷 地 ) 10 月 日 本 コ ン ベ ン シ ョ ン セ ン タ ー 19(1944) 年 2 月 千 城 村 を 編 入 ( 合 併 ) ( 幕 張 メ ッ セ ) オ ー プ ン 20(1945) 年 6 月 市 街 地 第 1 回 目 の 空 襲 2(1990) 年 3 月 千 葉 マ リ ン ス タ ジ ア ム オ ー プ ン 7 月 市 街 地 第 2 回 目 の 空 襲 で 4(1992) 年 4 月 全 国 12 番 目 の 政 令 指 定 都 市 と し て 中 心 部 231ha( 約 70 万 坪 )が 焼 失 ス タ ー ト 各 区 役 所 が 業 務 開 始 21(1946) 年 6 月 加 納 金 助 市 長 就 任 5 月 七 都 県 市 首 脳 会 議 25(1950) 年 5 月 宮 内 三 朗 市 長 初 当 選 ( 首 都 圏 サ ミ ッ ト ) に 初 参 加 29(1954) 年 5 月 宮 内 三 朗 市 長 再 選 5(1993) 年 4 月 千 葉 市 の 木 花 鳥 を 制 定 7 月 犢 橋 村 を 編 入 ( 合 併 ) 6 月 松 井 旭 市 長 五 選 7 月 幕 張 町 を 編 入 ( 合 併 ) 9 月 人 口 が 85 万 人 突 破 30(1955) 年 2 月 生 浜 町 椎 名 村 9(1997) 年 6 月 松 井 旭 市 長 六 選 誉 田 村 を 編 入 ( 合 併 ) 10(1998) 年 5 月 ポ イ 捨 て 防 止 条 例 施 行 33(1958) 年 5 月 宮 内 三 朗 市 長 三 選 12(2000) 年 3 月 市 国 際 化 推 進 基 本 計 画 36(1961) 年 4 月 内 陸 工 業 地 帯 の 開 発 に 着 手 ( グ ロ ー バ ル リ ン ク ち ば 21) 策 定 37(1962) 年 5 月 宮 内 三 朗 市 長 四 選 3 月 市 情 報 化 基 本 計 画 策 定 38(1963) 年 4 月 泉 町 を 編 入 ( 合 併 ) 3 月 千 葉 市 新 総 合 ビ ジ ョ ン を 策 定 9 月 京 葉 臨 海 鉄 道 が 開 業 4 月 介 護 保 険 制 度 ス タ ー ト 39(1964) 年 4 月 人 口 が 30 万 人 突 破 13(2001) 年 4 月 区 の シ ン ボ ル マ ー ク を 制 定 41(1966) 年 5 月 宮 内 三 郎 市 長 五 選 6 月 鶴 岡 啓 一 市 長 初 当 選 43(1968) 年 6 月 人 口 が 40 万 人 突 破 14(2002) 年 4 月 人 口 が 90 万 人 突 破 44(1969) 年 7 月 土 気 町 を 編 入 ( 合 併 ) 16(2004) 年 6 月 千 葉 市 路 上 喫 煙 等 の 防 止 に 45(1970) 年 5 月 荒 木 和 成 市 長 初 当 選 関 す る 条 例 を 施 行 46(1971) 年 4 月 人 口 50 万 人 突 破 17(2005) 年 6 月 千 葉 市 長 選 挙 で 鶴 岡 啓 一 氏 が 再 選 10 月 フ ク ダ 電 子 ア リ ー ナ が オ ー プ ン 15

2. 千 葉 市 政 の 変 遷 A52006 奥 田 桃 子 A52061 笹 野 井 絵 梨 A52095 長 谷 川 恭 平 2. 1 千 葉 市 基 本 構 想 千 葉 市 で は 平 成 11( 1999) 年 12 月 よ り 市 民 民 間 団 体 企 業 行 政 が 手 を 携 え て 新 し い 世 紀 を 生 き そ し て 暮 ら す 市 民 一 人 ひ と り が 生 き が い と 幸 せ を 感 じ 愛 着 と 誇 り の 持 て る 郷 土 千 葉 市 を 築 き 次 の 世 代 に 引 き 継 い で い く た め 千 葉 市 基 本 構 想 を 定 め 21 世 紀 を 展 望 し た 市 政 運 営 の 指 針 と し て い る 千 葉 市 民 の 合 意 を 得 て 定 め る 基 本 構 想 は 千 葉 市 の 望 ま し い 姿 を 実 現 し て い く た め に 必 要 な 施 策 を 総 合 的 計 画 的 に 推 進 す る た め の 礎 と な る 2. 2 2 1 世 紀 に お け る 市 政 の 基 本 理 念 人 間 尊 重 市 民 生 活 優 先 千 葉 市 の 都 市 づ く り に あ た っ て は 人 間 尊 重 市 民 生 活 優 先 を 基 本 理 念 と し て 世 界 の 発 展 に 貢 献 し 次 代 に 誇 れ る ち ば を 築 い て い く 2. 3 基 本 目 標 人 と ま ち い き い き と 幸 せ に 輝 く 都 市 市 民 生 活 の ゆ と り と 活 力 の 向 上 や 様 々 な 地 域 資 源 を 活 か し た ま ち づ く り を 進 め 多 彩 な 魅 力 が 輝 く 都 市 の 形 成 を 目 指 し て 千 葉 市 の 都 市 づ く り の 基 本 的 な 目 標 を 人 と ま ち い き い き と 幸 せ に 輝 く 都 市 と し て 掲 げ る 2. 4 望 ま し い 都 市 の 姿 ( 1) 自 然 を 身 近 に 感 じ る ま ち 千 葉 市 ( 2) 健 や か に 安 心 し て 暮 ら せ る ま ち 千 葉 市 ( 3) 安 全 で 快 適 な ま ち 千 葉 市 ( 4) 豊 か な 創 造 力 を は ぐ く む ま ち 千 葉 市 ( 5) は つ ら つ と し た 活 力 の あ る ま ち 千 葉 市 ( 6) 共 に 築 い て い く ま ち 千 葉 市 2. 5 千 葉 市 総 合 計 画 千 葉 市 で は 平 成 13( 2001) 年 を 初 年 度 と し 平 成 27( 2015) 年 を 目 標 年 度 と す る 15 年 間 の 中 長 期 的 指 針 や す ら ぎ を は ぐ く み 未 来 を 支 え る 都 市 づ く り ち ば ビ ジ ョ ン 21 の 目 標 を 掲 げ た こ れ に い た る ま で の 千 葉 市 で は 大 正 10( 1921) 年 1 月 1 日 に 誕 生 高 度 経 済 成 長 を 遂 げ る 中 大 都 市 近 県 の ベ ッ ト タ ウ ン と し て 千 葉 市 総 合 計 画 が 策 定 さ れ 長 期 的 な 視 点 に 立 っ た 計 画 行 政 が ス タ ー ト し た そ の 後 昭 和 48( 1973) 年 に 太 陽 の 輝 く 都 市 づ く り を 掲 げ 子 育 て 支 援 施 策 や 都 市 機 能 の 向 上 に 昭 和 52( 1977) 年 に は 人 間 尊 重 市 民 生 活 優 先 を 市 政 運 営 の 基 本 理 念 に 掲 げ 公 民 館 や 地 区 コ ミ ュ ニ テ ィ ー セ ン タ ー な ど の 身 近 な 施 設 の 充 実 や 海 浜 ニ ュ ー タ ウ ン の 整 備 な ど に 取 り 組 み 昭 和 59( 1984) 年 緑 と 水 辺 の 都 市 宣 言 を 行 い 豊 か な 自 然 を 千 葉 市 の 個 性 に ま で 高 め 次 代 に 引 き 継 ぐ た め に 緑 と 水 辺 の 都 市 づ く り を 目 標 と し て き た 平 成 3( 1991) 年 に は 昭 和 53( 1978) 年 よ り 政 令 指 定 都 市 調 査 室 を 設 置 し 政 令 指 定 都 市 の 準 備 を 進 め て き た 結 果 と し て 平 成 3 ( 1991) 年 10 月 15 日 本 市 の 政 令 市 行 移 が 閣 議 決 定 さ れ 大 都 市 と し て 新 た な 歩 み を 始 め 現 代 に 至 る 16

2. 6 各 区 の あ ら ま し ( 1) 中 央 区 中 央 区 は 千 葉 市 の 南 西 部 よ り に 位 置 し 大 正 10( 1921) 年 1 月 1 日 の 市 制 施 行 以 来 県 都 の 政 治 経 済 文 化 の 中 心 地 と し て 発 展 し て き た な か で も 千 葉 市 都 心 地 区 は 県 庁 市 役 所 を 始 め 国 県 市 の 各 種 公 的 機 関 が 集 中 し て い る 区 郊 外 の 東 部 地 区 に は 青 葉 の 森 公 園 や 都 市 緑 化 植 物 園 等 の 公 園 施 設 が 多 く 見 ら れ る ま た 女 性 行 政 福 祉 行 政 の 拠 点 と な る 千 葉 市 ハ ー モ ニ ー プ ラ ザ や 医 療 技 術 の 高 度 化 多 様 化 等 に 対 応 す る た め 開 院 さ れ た 私 立 青 葉 病 院 等 緑 地 の 保 全 を 図 り な が ら の 開 発 が 進 め ら れ て い る 臨 海 部 で は 大 規 模 工 業 製 鉄 所 等 が 立 地 し 東 京 湾 岸 に 沿 っ て 京 葉 工 業 地 区 を 形 成 し て い る ま た JR 蘇 我 駅 周 辺 で は 現 在 臨 海 部 の 工 業 用 地 か ら な る 地 域 を 蘇 我 特 定 地 域 と し て 球 技 場 が オ ー プ ン す る な ど 再 整 備 が 進 め ら れ て い る 政 令 指 定 都 市 移 行 後 美 術 館 や 生 涯 学 習 セ ン タ ー 消 防 合 同 庁 舎 モ ノ レ ー ル な ど 多 く の 施 設 が で き て い る 中 央 区 は 県 都 の 中 心 区 と し て 都 市 機 能 の 充 実 強 化 と 居 住 環 境 教 育 文 化 の 整 備 充 実 に 主 眼 が 置 か れ て い る ( 2) 花 見 川 区 花 見 川 区 は 千 葉 市 の 北 西 部 に 位 置 し 6 区 の 中 で 人 口 が 最 も 多 い 区 で あ る 区 を 縦 断 す る よ う に 流 れ る 花 見 川 は 釣 り や サ イ ク リ ン グ コ ー ス に 利 用 す る 人 も 多 く 区 の シ ン ボ ル と な っ て い る 流 域 の 自 然 を 活 か し た 花 見 公 園 や 農 作 業 の 体 験 学 習 な ど も 行 っ て い る ふ る さ と 農 園 等 が あ り 農 地 で は 野 菜 を 中 心 と し た 都 市 型 農 業 が 営 ま れ 千 葉 市 の 農 業 生 産 の 重 要 な 役 割 を 担 っ て い る 内 陸 部 に は 製 造 業 を 中 心 と し た 工 場 が 進 出 し 工 業 団 地 を 形 成 し て い る ほ か 南 部 に は JR 総 武 線 や 京 葉 線 が 通 り JR 新 検 見 川 幕 張 駅 周 辺 に は 商 業 施 設 の 集 積 が 見 ら れ る ま た JR 幕 張 本 郷 駅 周 辺 は 幕 張 新 都 心 の 玄 関 口 と し て 発 展 を 続 け て い る 花 見 川 区 で は 地 理 的 条 件 を 活 か し た 都 市 と 自 然 の 調 和 が 目 指 さ れ て い る ( 3) 稲 毛 区 稲 毛 区 は 千 葉 市 の 北 西 部 の 位 置 し 北 部 の 工 業 団 地 を 除 く と ほ ぼ 住 宅 系 の 用 途 地 域 で あ り 他 の 区 と 比 べ る と 人 口 密 度 が 高 く な っ て い る 交 通 の 利 便 性 が 高 く 都 心 へ の 通 勤 者 も 多 く 見 ら れ る JR 稲 毛 駅 周 辺 で は 商 業 機 能 が 集 積 し て い る ほ か 稲 毛 図 書 館 等 の 文 教 施 設 の 整 備 も 進 み 区 の 中 心 と し て さ ら な る 発 展 が 期 待 さ れ て い る 東 部 に は 千 葉 総 合 ス ポ ー ツ セ ン タ ー 等 が あ り ス ポ ー ツ レ ク リ エ ー シ ョ ン 活 動 の 拠 点 と な っ て い る ま た 江 戸 時 代 の 駒 形 大 仏 等 文 化 財 や 史 跡 も 多 く 点 在 し て い る ( 4) 若 葉 区 若 葉 区 は 千 葉 市 の 北 東 部 に 位 置 し 6 区 の 中 で 最 大 の 面 積 を 有 す る 区 で あ る 面 積 の 大 半 は 農 地 緑 地 で あ り 自 然 を 活 か し た 公 園 施 設 や 乳 牛 育 成 牧 場 等 が あ る 区 の 西 部 の 加 曾 利 大 宮 地 区 で は 周 辺 を 流 れ る 川 の 水 辺 を 活 か し た 都 川 親 水 公 園 の 整 備 が 計 画 さ れ て い る 東 部 一 帯 で は 野 菜 花 等 の 栽 培 酪 農 等 を 中 心 と し た 農 業 が 営 ま れ 県 内 有 数 の 農 業 地 区 と な っ て お り 農 業 研 究 施 設 も 多 く 設 置 さ れ て い る 加 曾 利 貝 塚 や 徳 川 家 康 が 鷹 狩 り の 際 に 宿 泊 し た と い わ れ る 御 茶 屋 御 殿 跡 等 の 文 化 財 も 多 く こ れ ら の 史 跡 を 歴 史 広 場 施 設 と し て 整 備 す る 計 画 も あ り 歴 史 と 文 化 に 親 し め る ま ち づ く り が 進 め ら れ て い る ま た 都 市 部 と 農 村 部 の 交 流 や 地 域 活 性 化 を 図 る た め の 拠 点 施 設 や 道 路 の 整 備 も 進 め 17

ら れ て い る ( 5) 緑 区 緑 区 は 千 葉 市 の 南 東 部 に 位 置 し 若 葉 区 に 次 ぐ 面 積 を 有 す る 区 で あ る 名 前 の 通 り 自 然 環 境 に 恵 ま れ た 区 で あ り 自 然 を 活 か し た 公 園 が 多 く あ る 恵 ま れ た 自 然 環 境 の も と 多 く の 山 林 農 地 田 畑 を 有 し て お り 酪 農 養 豚 野 菜 等 の 栽 培 が 行 わ れ て い る 一 方 で JR 外 房 線 沿 線 の 鎌 取 誉 田 土 気 地 区 で は 土 地 区 画 整 理 事 業 が 実 施 さ れ 年 々 宅 地 が 進 ん で い る ま た 平 成 13( 2001) 年 よ り 常 設 の 区 民 懇 話 会 を 設 置 し 区 民 と 行 政 の 協 働 が 図 ら れ て い る ( 6) 美 浜 区 千 葉 市 の 北 西 に 位 置 し 区 域 の 全 て が 埋 め 立 て 地 に よ る 造 成 地 で あ り 計 画 的 に ま ち づ く り が 進 め ら れ た 結 果 都 市 機 能 の 充 実 し た 区 と な っ た こ の 都 市 機 能 の 中 枢 を 成 す の が 幕 張 新 都 心 で あ り 幕 張 メ ッ セ を 中 心 と し た 高 層 ビ ル や ホ テ ル 郡 が 林 立 し て い る 一 方 住 宅 地 の 整 備 も 進 め ら れ て い る 稲 毛 海 浜 公 園 球 戯 場 を は じ め 千 葉 マ リ ン ス タ ジ ア ム 稲 毛 ヨ ッ ト ハ ー バ ー 花 の 美 術 館 等 の レ ク リ エ ー シ ョ ン 施 設 も 充 実 し て い る 区 の 中 央 部 に は 区 役 所 や 消 防 署 郵 便 局 等 が 集 ま り 行 政 の 中 心 と な っ て い る 美 浜 区 で は 区 の 特 徴 で あ る 水 際 線 と 幕 張 メ ッ セ を 中 心 と し た 国 際 的 業 務 機 能 を 中 心 と し た 整 備 の 充 実 強 化 が 進 め ら れ て い る 千 葉 市 の 各 区 引 用 参 考 文 献 千 葉 市 総 務 局 市 長 公 室 広 報 課 2001 写 真 集 千 葉 市 の あ ゆ み 千 葉 市 1993 政 令 指 定 都 市 へ の あ ゆ み 千 葉 市 区 政 概 要 平 成 19 年 度 版 千 葉 市 商 店 街 連 合 会 ホ ー ム ペ ー ジ ( http://www.chiba-shopstreet.com/) 18

3. 千 葉 市 の 人 口 3. 1 人 口 構 造 の 変 化 A 52083 桑 原 智 希 A 52084 後 藤 康 之 A 52130 下 保 智 之 総 務 省 の デ ー タ を 用 い て 昭 和 55( 1980) 年 か ら 平 成 17( 2005) 年 ま で の 5 年 ご と に 分 け 千 葉 市 の 人 口 構 造 の 変 化 を み た 千 葉 市 の 男 性 の 人 口 構 造 の 変 化 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 65 歳 以 上 15 歳 以 上 65 歳 未 満 15 歳 未 満 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 男 性 の 場 合 グ ラ フ を 見 る と 少 子 化 が 進 み 高 齢 化 が 進 行 し て い る こ と が わ か る 15 歳 未 満 の 人 口 構 造 の 変 化 の 場 合 平 成 12 年 ま で 15 歳 未 満 の 値 が 減 少 し 少 子 化 が 進 ん で い た が 平 成 17 年 で は 少 し 増 え 増 加 に 転 じ て い る 逆 に 65 歳 以 上 の 人 口 は 平 成 7 年 以 降 5 年 間 で 約 4% も 増 加 し 加 速 的 に 進 ん で い る こ と が わ か る 千 葉 市 の 女 性 の 人 口 構 造 の 変 化 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 65 歳 以 上 15 歳 以 上 65 歳 未 満 15 歳 未 満 女 性 の 場 合 も 同 様 の こ と が い え 少 子 化 が 進 み 高 齢 化 が 進 行 し て い る ま た 15 歳 未 満 人 口 の 割 合 は 平 成 12( 2000) 年 を 底 に 僅 か な が ら 上 昇 に 転 じ て い る 65 歳 以 上 の 人 口 が 占 め る 割 合 は ど の 年 も 男 性 よ り 高 く よ り 深 刻 に な っ て い る こ と が わ か る 19

中 央 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 1 中 央 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 2 中 央 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 中 央 区 は 千 葉 市 の 中 枢 を 担 う 区 だ け あ っ て 人 口 も 6 区 中 最 大 で あ る( 2008 年 1 月 1 日 現 在 ) 年 齢 別 に 見 て も ど の 年 齢 層 も 多 い 千 葉 市 全 体 の 特 徴 と 同 様 に 平 成 5( 1993) 年 平 成 19( 2007) 年 と も に 団 塊 の 世 代 と そ の 子 供 の 年 齢 層 に 多 く 分 布 し て い る こ と と 高 齢 者 の 人 数 が 増 え 若 年 の 人 口 が 減 っ て い る 20

花 見 川 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 3 花 見 川 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 4 花 見 川 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 花 見 川 区 は 千 葉 市 で 最 も 北 に 位 置 し 東 京 に も 近 く JR 総 武 線 や 京 成 バ ス な ど 交 通 の 便 も 良 い た め か 生 産 年 齢 人 口 が 平 成 5( 1993) 年 平 成 19( 2007) 年 と も に 多 い し か し そ の 一 方 で 65 歳 以 上 の 増 加 も 多 い 花 見 川 区 は さ つ き が 丘 な ど の 住 宅 街 も 多 く あ る が 花 見 川 流 域 に は 田 畑 等 も 多 く 分 布 し て お り 昔 の 町 並 み も 残 っ て い る そ れ が 高 齢 者 の 心 を 引 き 付 け て い る の で あ ろ う か 21

稲 毛 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 5 稲 毛 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 6 稲 毛 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 稲 毛 区 は 千 葉 大 学 敬 愛 大 学 な ど の 高 等 教 育 機 関 が 集 中 し て い る せ い か 平 成 5( 1993) 年 に は 20~ 24 歳 の 年 齢 層 に 最 も 多 く 分 布 し て お り 少 子 高 齢 化 の 進 ん だ 近 年 ( 平 成 19 年 ) に お い て も 比 較 的 若 年 の 人 口 は 多 め で あ る ち な み に 稲 毛 区 は 2008 年 1 月 1 日 現 在 6 区 の 中 で は 最 高 の 人 口 密 度 と な っ て い る 22

若 葉 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 7 若 葉 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 8 若 葉 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 若 葉 区 は 千 葉 市 で も 最 大 の 面 積 を 誇 っ て お り 千 城 台 小 倉 台 み つ わ 台 な ど の 住 宅 地 も 開 発 さ れ て い る が 若 葉 区 の 東 は 田 園 地 帯 で 人 口 も 少 な め な の で 面 積 に 占 め る 人 口 密 度 は 少 な い 23

緑 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 9 緑 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 10 緑 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 緑 区 は 平 成 4( 1992) 年 に 出 来 た 最 も 新 し い 区 で 人 口 は 6 区 中 最 少 で あ る が 近 年 は あ す み が 丘 や お ゆ み 野 な ど の 住 宅 地 の 開 発 も 少 し ず つ 進 ん で き て お り こ の 15 年 間 ( 平 成 5 年 ~ 平 成 19 年 )で 最 も 人 口 増 加 し た の は こ の 緑 区 で あ る 他 の 区 の グ ラ フ と 見 比 べ て も 全 年 齢 層 が 増 加 し て い る の は 緑 区 の み で あ る 24

美 浜 区 人 口 ピ ラ ミ ッ ド 表 11 美 浜 区 人 口 ( 平 成 5 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 表 12 美 浜 区 人 口 ( 平 成 19 年 ) 65~69 60~64 55~59 50~54 45~49 40~44 女 男 35~39 30~34 25~29 20~24 (10,000) (8,000) (6,000) (4,000) (2,000) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 美 浜 区 は 稲 毛 区 に 次 い で 2 番 目 の 人 口 密 度 を 誇 っ て い る の だ が こ の ほ と ん ど は 就 業 人 口 で あ り 定 住 者 は 少 な い よ っ て 美 浜 区 の 人 口 も 平 成 5( 1993) 年 平 成 19( 2007) 年 と も に 仕 事 盛 り の 30~ 50 歳 代 に 多 く 分 布 し て い る の が 分 か る 最 近 は 幕 張 新 都 心 計 画 な ど の 影 響 に よ っ て 定 住 者 も 増 え て い る 25

3. 2 人 口 の 流 入 流 出 A52104 上 杉 ち あ き A52118 中 村 美 由 貴 A52166 長 良 梢 千 葉 市 は 臨 海 部 の 開 発 や 大 規 模 ニ ュ ー タ ウ ン の 造 成 な ど か ら 人 口 が 急 増 し た こ と に よ り 昭 和 46(1971) 年 に は 人 口 が 50 万 人 を 突 破 し た そ し て 平 成 4 (1992) 年 4 月 1 日 に は 全 国 12 番 目 の 政 令 指 定 都 市 に 移 行 し 6 つ の 行 政 区 が 設 置 さ れ た 表 1 は 平 成 4 (1992) 年 か ら 平 成 19(2007) 年 ま で の 区 別 前 年 比 人 口 増 減 内 訳 合 計 を 表 に ま と め た も の で 表 2 は そ れ を グ ラ フ に し た も の で あ る 表 1 区 別 前 年 比 人 口 増 減 内 訳 合 計 平 成 4(1992) 年 ~ 平 成 19(2007) 年 平 成 4 年 (1992) 平 成 5 年 (1993) 平 成 6 年 (1994) 平 成 7 年 (1995) 平 成 8 年 (1996) 平 成 9 年 (1997) 平 成 10 年 (1998) 平 成 11 年 (1999) 中 央 区 - 628 82 62-757 -683 1,518 2,083 花 見 川 区 - 1,761-116 -759-442 -391 1,751 261 稲 毛 区 - 605-252 -520-1,239 52-138 -340 若 葉 区 - 1,566 398 292 203 341 637 439 緑 区 - 5,306 4,364 5,316 5,044 3,918 3,585 3,362 美 浜 区 - -1,635-1,743-1,184 715 1,217 350 2,686 注 ) 平 成 4(1992) 年 を 起 点 と す る 平 成 12 年 平 成 13 年 平 成 14 年 平 成 15 年 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 (2000) (2001) (2002) (2003) (2004) (2005) (2006) (2007) 中 央 区 1,679 3,355 2,513 2,129 1,709 4,058 1,963 3,499 花 見 川 区 1,150 727 1,442 247-33 -667 122-920 稲 毛 区 -941 32-110 148 894 1,518 497 1,489 若 葉 区 531-87 268-162 -864-686 272-171 緑 区 2,995 2,649 2,763 1,924 1,992 1,294 1,804 2,143 美 浜 区 2,032 2,049 1,854 3,325 1,851 1,278 1,056 1,052 資 料 : 千 葉 市 の 統 計 情 報 表 2 区 別 前 年 比 人 口 増 減 内 訳 合 計 平 成 4(1992) 年 ~ 平 成 19(2007) 年 ( 人 ) 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0-1000 -2000-3000 平 成 4 年 平 成 5 年 平 成 6 年 平 成 7 年 平 成 8 年 平 成 9 年 平 成 10 年 平 成 11 年 平 成 12 年 平 成 13 年 平 成 14 年 平 成 15 年 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 中 央 区 花 見 川 区 稲 毛 区 若 葉 区 緑 区 美 浜 区 (1992) (1993) (1994) (1995) (1996) (1997) (1998) (1999) (2000) (2001) (2002) (2003) (2004) (2005) (2006) (2007) ( 年 ) 美 浜 区 打 瀬 に 17 の 集 合 住 宅 が 集 ま る 幕 張 ベ イ タ ウ ン が 作 ら れ 平 成 7(1996) 年 に 入 居 開 始 し た ま た 中 央 区 に は 昭 和 63(1988) 年 3 月 に 千 葉 都 市 モ ノ レ ー ル が 開 業 し 平 成 3(1991) 年 6 月 に J R 千 葉 駅 に 停 車 す る よ う に な っ た こ の よ う な 変 化 が あ り 結 果 と し て 千 葉 市 全 体 の 人 口 は 増 え 続 け て い る 26

4. 千 葉 市 の 産 業 構 造 A 52016 田 篠 由 志 A 52113 鈴 木 将 司 A 52116 田 中 路 大 4. 1 概 況 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 の 平 成 12( 2000) 年 千 葉 市 産 業 連 関 表 に よ れ ば 千 葉 市 の 産 業 別 構 成 比 は サ ー ビ ス 業 が 27.7% と 最 も 高 く 次 い で 製 造 業 が 21.2% 商 業 が 12.7% と な っ て お り こ の 上 位 3 業 者 が 全 体 の 過 半 数 以 上 を 占 め て い る ま た 第 3 次 産 業 が 70.4% を 占 め て お り 千 葉 県 の 産 業 構 造 は 第 3 次 産 業 を 中 心 と し た 都 市 型 の 産 業 構 造 が 形 成 さ れ て い る ( 表 1 参 照 ) こ れ は 平 成 2 ( 1990) 年 の 千 葉 市 産 業 連 関 表 と 比 較 す る と 第 3 次 産 業 は 54.8% で あ り 15.6% も 上 昇 し て い る こ と か ら も わ か る ち な み に こ の 年 最 も 高 か っ た 第 2 次 産 業 の 製 造 業 が 6.3% 減 建 設 が 9% 減 で あ り 第 3 次 産 業 の サ ー ビ ス 業 が 8.9% 増 で 最 も 高 く な っ て い る こ と か ら 今 後 は さ ら に 第 3 次 産 業 に 特 化 し て く る と 考 え ら れ る 全 国 の 数 字 と 比 較 し て も 製 造 業 は 大 幅 に 下 回 っ て い る が 逆 に サ ー ビ ス 業 を 中 心 と す る 第 3 次 産 業 は 全 体 を 通 し て 見 て も 上 回 っ て い る 以 上 の こ と か ら 千 葉 市 の 産 業 の 特 徴 と し て は 第 3 次 産 業 が 高 い 水 準 に あ る こ と で あ る と い え る だ ろ う 表 1 生 産 額 の 構 成 比 ( 単 位 : 百 万 円 %) 千 葉 市 全 国 部 門 名 市 内 生 産 額 構 成 比 国 内 生 産 額 構 成 比 農 林 水 産 業 16,409 0.3 14,369,689 1.5 鉱 業 1,045 0 1,378,652 0.1 製 造 業 1,223,640 21.2 308,161,226 32.1 建 設 466,692 8.1 77,310,529 8.1 電 力 ガス 水 道 291,580 5.1 27,004,370 2.8 商 業 735,535 12.7 96,947,625 10.1 金 融 保 険 217,905 3.8 38,149,484 4 不 動 産 461,733 8 65,852,662 6.9 運 輸 323,930 5.6 47,906,891 5 通 信 放 送 153,803 2.7 22,139,486 2.3 公 務 ( 他 に 不 分 類 の 物 ) 256,299 4.4 36,225,894 3.8 サービス 業 1,597,768 27.7 219,227,621 22.9 分 類 不 能 産 業 24,528 0.4 4,212,331 0.4 合 計 5,770,867 100 958,886,460 100 出 所 : 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 12 年 (2000 年 ) 千 葉 市 産 業 連 関 表 ( 概 要 ) 4. 2 商 業 平 成 14( 2002) 年 6 月 1 日 現 在 に お け る 本 市 の 卸 売 小 売 業 の 事 業 所 数 は 8,015 従 業 者 数 79,601 人 年 間 商 品 販 売 額 3 兆 6,630 億 円 で あ る 前 回 調 査 ( 平 成 11 年 )と 比 較 す る と 事 業 所 数 は 625( 7.2% ) の 減 従 業 者 数 は 1,729 人 ( 2.1% ) の 減 年 間 商 品 販 売 額 も 4,139 億 円 ( 10.2% ) の 減 少 と な っ て お り 従 業 者 数 は 前 回 い っ た ん 増 加 し た も の の 今 回 は 減 少 へ 事 業 所 数 年 間 商 品 販 売 額 は 前 回 に 引 き 続 き 減 少 と な っ た 卸 売 業 小 売 業 別 に み る と 卸 売 業 は 事 業 所 数 1,922( 対 前 回 比 13.6% ) 従 業 者 数 24,442 人 ( 同 11.0% ) 年 間 商 品 販 売 額 2 兆 6,273 億 円 ( 同 13.0% ) と な っ て お り 小 売 業 は 事 業 所 数 6,093( 同 5.0% ) 従 業 者 数 55,159 人 ( 同 2.4% ) 年 間 商 品 販 売 額 1 兆 357 億 円 ( 同 2.1% ) と な っ て い る ま た 前 回 か ら の 増 減 率 を み る と 事 業 所 数 従 業 者 数 及 び 年 間 商 品 販 売 額 の 減 少 率 は 小 売 業 よ り 卸 売 業 の 方 が 大 き く な っ て い る こ と が 特 徴 で あ る 27

表 2 商 業 ( 卸 売 業 小 売 業 )の 推 移 年 間 商 品 対 前 回 従 業 者 数 対 前 回 販 売 額 対 前 回 区 分 事 業 所 数 増 減 数 増 減 率 (%) ( 人 ) 増 減 数 増 減 率 (%) ( 百 万 円 ) 増 減 数 増 減 率 (%) 平 成 3 年 9,623 334 3.6 81,028 13,695 20.3 4,618,134 1,245,226 36.9 6 9,437-186 -1.9 84,064 3,036 3.7 4,545,364-72,770-1.6 9 8,863-574 -6.1 78,800-5,264-6.3 4,577,432 32,068 0.7 11 8,640 81,330 4,076,908 14 8,015-625 -7.2 79,601-1,729-2.1 3,663,044-413,864-10.2 卸 売 業 1,922-302 -13.6 24,442-3,032-11 2,627,346-391,862-13 小 売 業 6,093-323 -5 55,159 1,303 2.4 1,035,699-22,002-2.1 出 所 : 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 14 年 商 業 統 計 調 査 結 果 4. 3 工 業 平 成 17( 2005) 年 の 事 業 所 数 は 535 事 業 所 従 業 者 数 19,439 人 製 造 品 出 荷 額 等 1 兆 505 億 7,594 万 円 付 加 価 値 額 3,932 億 2,649 万 円 で あ る 前 年 と 比 較 す る と 事 業 所 数 で 6 事 業 所 ( 対 前 年 増 減 率 1.1% )の 増 加 従 業 者 数 で 328 人 ( 同 1.7% ) の 減 少 製 造 品 出 荷 額 等 が 563 億 272 万 円 ( 同 5.7% ) 付 加 価 値 額 が 314 億 6,162 万 円 ( 同 8.7% ) の 増 加 と な っ て い る の が わ か る 過 去 の 推 移 を み る と 事 業 所 数 は 増 加 に 転 じ 従 業 者 数 は 再 び 減 少 製 造 品 出 荷 額 等 及 び 付 加 価 値 額 は 3 年 連 続 増 加 し て い る 表 3 事 業 所 数 及 び 従 業 者 数 の 推 移 ( 従 業 者 4 人 以 事 業 所 数 従 業 者 数 実 数 対 前 年 対 前 年 実 数 対 前 年 対 前 年 区 分 ( 事 業 所 ) 増 減 数 増 減 率 ( 人 ) 増 減 数 増 減 率 平 成 7 年 807-19 -2.30% 29,249-1,019-3.40% 8 年 770-37 -4.60% 27,359-1,890-6.50% 9 年 736-34 -4.40% 25,757-1,602-5.90% 10 年 753 17 2.30% 24,213-1,544-6.00% 11 年 683-70 -9.30% 22,898-1,315-5.40% 12 年 668-15 -2.20% 22,029-869 -3.80% 13 年 623-45 -6.70% 21,274-755 -3.40% 14 年 560-63 -10.%1 19,780-1,494-7.00% 15 年 567 7 1.30% 19,739-41 -0.20% 16 年 529-38 -6.70% 19,767 28 0.10% 出 所 : 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 16 年 工 業 統 計 調 査 結 果 表 4 製 造 品 出 荷 額 等 及 び 付 加 価 値 額 の 推 移 ( 従 業 者 4 人 以 上 の 事 製 造 品 出 荷 額 等 付 加 価 値 額 実 数 対 前 年 対 前 年 実 数 対 前 年 対 前 年 区 分 ( 万 円 ) 増 減 数 増 減 率 ( 万 円 ) 増 減 数 増 減 率 平 成 7 年 107,274,543-4,825,996-4.30% 34,966,169-5,004,776-12.50% 8 年 107,074,215-200,328-0.20% 33,701,330-1,264,839-3.60% 9 年 108,883,175 1,808,960 1.70% 34,164,289 462,959 1.40% 10 年 100,553,545-8,329,630-7.70% 33,073,275-1,091,014-3.20% 11 年 89,833,816-10,719,729-10.70% 29,329,259-3,744,016-11.30% 12 年 93,930,352 4,096,536 4.60% 33,445,168 4,115,909 14.00% 13 年 86,425,610-7,504,742-8.00% 31,342,216-2,102,952-6.30% 14 年 82,694,273-3,731,337-4.30% 28,538,052-2,804,164-8.90% 15 年 87,428,114 4,733,841 5.70% 31,134,964 2,596,912 9.10% 16 年 99,427,322 11,999,208 13.70% 36,176,487 5,041,523 16.20% 出 所 : 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 16 年 工 業 統 計 調 査 結 果 28

4. 4 千 葉 市 農 業 の 概 要 本 市 農 業 は 市 街 地 の 後 背 部 に 広 大 な 優 良 農 地 を 有 し 水 田 を 中 心 と し た 土 地 基 盤 整 備 を 始 め 施 設 機 械 の 近 代 化 な ど 生 産 基 盤 の 強 化 を 図 り 立 地 条 件 を 活 か し て 市 民 へ 新 鮮 な 農 畜 産 物 を 提 供 し て い る 平 成 16( 2004) 年 の 農 業 産 出 額 は 1,095 千 万 円 と 県 内 8 位 に 位 置 し て お り 野 菜 を は じ め 米 花 き 畜 産 な ど 多 様 な 農 業 生 産 が 行 わ れ て い る 内 訳 で は 野 菜 果 樹 花 き 等 の 園 芸 部 門 が 産 出 額 の 50% 以 上 を 占 め 本 市 農 業 の 中 心 を 担 っ て い る ま た 農 業 生 産 基 盤 で あ る 農 地 は 本 来 の 生 産 機 能 の 他 に 防 災 機 能 治 水 機 能 環 境 保 全 自 然 景 観 の 保 持 や レ ク リ エ ー シ ョ ン の 場 の 提 供 な ど 都 市 の 緑 の 空 間 と し て も 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る し か し な が ら 農 業 を 取 り 巻 く 情 勢 は 厳 し く 本 市 に お い て も 都 市 化 の 進 展 に よ る 農 地 の 減 少 や 高 齢 化 等 に よ る 担 い 手 不 足 な ど 様 々 な 課 題 を 抱 え て い る こ の よ う な 中 で 農 業 の 持 つ 多 面 的 機 能 へ の 市 民 の 期 待 が 高 ま っ て お り 本 市 農 業 は 良 質 な 食 料 の 供 給 に 努 め る と と も に 情 勢 の 変 化 に 対 応 し た 新 た な 農 業 の 展 開 を 図 っ て い く こ と が 求 め ら れ る 4. 5 サ ー ビ ス 業 千 葉 市 内 の 産 業 構 造 の 中 で 大 き な ウ ェ イ ト を 占 め る よ う に な っ た サ ー ビ ス 業 で あ る が そ の 内 訳 を み て み る と そ の 他 に 分 類 さ れ る も の を 除 き 事 業 所 数 が 最 も 多 い の が 美 容 業 と な っ て お り 次 い で 理 容 業 洗 濯 業 自 動 車 整 備 業 医 療 業 と な っ て い る 従 業 員 数 の 分 布 で は 情 報 サ ー ビ ス 調 査 業 娯 楽 業 旅 館 そ の 他 宿 泊 所 の 順 に 多 く な っ て い る ま た 事 業 規 模 を み て み る と サ ー ビ ス 業 全 体 で は 年 間 の 売 上 規 模 が 300 万 ~ 1,000 万 円 未 満 の 事 業 所 が 約 70% と 多 く な っ て い る が 比 較 的 売 上 規 模 の 大 き い 業 種 は 駐 車 場 業 物 品 賃 貸 業 教 育 学 術 研 究 機 関 娯 楽 業 機 会 家 具 等 修 理 業 情 報 サ ー ビ ス 調 査 業 と な っ て い る ( 1) 景 況 最 近 1 年 間 の 景 況 ( 売 上 利 益 率 ) は 半 数 の 企 業 が 悪 化 し て い る が 1 割 強 の 企 業 で は 良 好 で あ る 景 況 の よ い 企 業 や 事 業 特 性 と し て は 分 野 で は 医 療 福 祉 関 連 分 野 自 社 の 強 み 特 徴 は サ ー ビ ス 内 容 の 充 実 顧 客 ニ ー ズ へ の き め 細 や か な 対 応 行 政 サ ー ビ ス を 上 手 に 活 用 し て い る と い っ た 特 性 が あ げ ら れ る ( 2) 今 後 の 経 営 と 事 業 の 方 向 性 新 た な 事 業 所 の 開 設 等 事 業 拡 大 を 意 向 計 画 す る 事 業 者 は 非 常 に 少 な い そ の 中 で 医 療 福 祉 分 野 は 拡 大 の 計 画 を も つ 事 業 者 が 3 割 を 超 え て お り 分 野 の 差 が 浮 き 彫 り に な っ て い る サ ー ビ ス 業 基 本 調 査 結 果 に よ る と 全 国 的 に 就 業 者 数 が 特 に 増 加 し て い る の は 保 健 衛 生 や 医 療 社 会 保 険 社 会 福 祉 分 野 で あ り 本 市 の 成 長 分 野 の 傾 向 は 全 国 動 向 と 同 様 の 結 果 を 示 し て い る 多 く の 事 業 者 は 今 後 経 営 基 盤 を 固 め る た め の 取 組 み に 集 中 す る と 見 ら れ る そ の た め の 戦 略 と し て コ ア 事 業 の 転 換 が 必 要 と な る 事 業 者 も 多 い し か し な が ら 厳 し い 経 営 環 境 の 中 リ ス ク の 大 き い 事 業 転 換 に 踏 み き れ ず ジ レ ン マ を 抱 え る 事 業 者 が 多 い と 推 測 さ れ る 29

30 表 5 サ ー ビ ス 業 分 野 別 事 業 所 7% 8% 11% 1% 3% 5% 4% 3% 1% 2% 25% 1% 5% 1% 5% 2% 1% 3% 0% 4% 4% 4% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 洗 濯 業 理 容 業 美 容 業 駐 車 場 業 そ の 他 の 生 活 関 連 サ ー ビ ス 業 旅 館 そ の 他 の 宿 泊 所 娯 楽 業 ( 映 画 ビ デ オ 製 作 業 を 除 く ) 自 動 車 整 備 業 機 会 家 具 等 修 理 業 ( 別 掲 を 除 く ) 物 品 賃 貸 映 画 ビ デ オ 製 作 業 放 送 業 広 告 業 情 報 サ ー ビ ス 調 査 業 専 門 サ ー ビ ス 業 ( 他 に 分 類 さ れ な い も の ) 協 同 組 合 ( 他 に 分 類 さ れ な い も の ) そ の 他 の 事 業 サ ー ビ ス 業 廃 棄 物 処 理 業 医 療 業 ( 病 院 を 除 く ) 保 健 衛 生 社 会 保 険 社 会 福 祉 教 育 ( 学 校 を 除 く ) 学 術 研 究 機 関 宗 教 政 治 経 済 文 化 団 体 そ の 他 の サ - ビ ス 業 出 所 : 総 務 庁 サ ー ビ ス 業 基 本 調 査 参 考 資 料 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 12 年 (2000 年 ) 千 葉 市 産 業 連 関 表 ( 概 要 ) 2006 http://www.city.chiba.jp/kikakuchosei/tokei/contents/keizai/12io/ren.html 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 14 年 商 業 統 計 調 査 結 果 2002 http://www.city.chiba.jp/kikakuchosei/tokei/contents/kekka/14syogyo/14syo_top.html 千 葉 市 企 画 調 整 局 統 計 課 平 成 16 年 工 業 統 計 調 査 結 果 2004 http://www.city.chiba.jp/kikakuchosei/tokei/contents/kekka/16kougyou/ 千 葉 市 役 所 経 済 農 政 局 農 政 部 農 政 課 千 葉 市 農 業 の 概 要 2007 http://www.city.chiba.jp/keizainosei/nosei/nosei/nougyou-gaiyou.html 財 団 法 人 千 葉 市 産 業 振 興 財 団 千 葉 市 内 サ ー ビ ス 業 実 態 調 査 報 告 書 2003 http://www.chibashi-sangyo.or.jp/contents/report/download/report_01.pdf

5. 千 葉 市 の 食 農 行 政 A52012 佐 藤 恵 美 A52022 三 澤 千 尋 A52172 吉 田 知 代 5. 1 食 と 農 の 現 状 世 界 の 総 人 口 が 増 え 食 料 消 費 の 増 大 が 見 込 ま れ て い る に も 関 わ ら ず 必 要 な 食 料 の 40% し か 自 給 し て い な い わ が 国 は 大 き な 不 安 を 抱 え て い る 安 定 的 で 安 全 な 食 糧 の 確 保 の た め に は 国 内 自 給 率 を 高 め る こ と が 重 要 な 課 題 で あ る 千 葉 県 は 農 業 産 出 額 で 日 本 第 2 位 の 農 業 県 で あ り 千 葉 市 は 県 内 第 8 位 に 位 置 し 首 都 圏 と い う 巨 大 な 消 費 地 を 身 近 に 持 つ 生 産 地 と し て 優 位 性 を 持 っ て い る ま た 千 葉 市 は 県 中 央 に 位 置 し 商 業 工 業 な ど の 県 の 産 業 の 中 核 に あ る 中 で 野 菜 を 中 心 に 酪 農 米 ら っ か せ い の 生 産 が 盛 ん で あ る 農 業 産 出 額 で は 野 菜 が 全 体 の 43%を 占 め 次 に 乳 用 牛 15% 米 8% そ の 他 35% と 続 く 形 に な っ て い る ( 表 1 参 照 ) 野 菜 で 最 も 多 い 収 穫 は に ん じ ん の 5,870t 次 に ほ う れ ん そ う 2,760t ね ぎ 2,581t と 続 き こ れ ら は 作 付 面 積 出 荷 量 産 出 額 の い ず れ も 全 国 1 位 と な っ て い る 表 1 合 計 農 業 粗 生 産 額 とその 内 訳 1,121 千 万 円 耕 種 計 783 千 万 円 畜 産 計 338 千 万 円 米 91 千 万 円 肉 用 牛 5 千 万 円 麦 類 1 千 万 円 乳 用 牛 164 千 万 円 雑 穀 0 千 万 円 うち 生 乳 148 千 万 円 豆 類 72 千 万 円 豚 17 千 万 円 いも 類 30 千 万 円 鶏 x 千 万 円 野 菜 481 千 万 円 うち 鶏 卵 x 千 万 円 果 実 花 き 工 芸 農 作 物 16 千 万 円 85 千 万 円 1 千 万 円 うちブロイラ ー x 千 万 円 その 他 畜 産 物 ( 養 蚕 を 含 む) x 千 万 円 種 苗 苗 木 類 そ の 他 7 千 万 円 加 工 農 産 物 - 千 万 円 出 典 : 農 林 水 産 省 平 成 17 年 生 産 農 業 所 得 統 計 ( 注 ) 表 中 に 使 用 し た 符 号 - 事 実 の な い も の 0 単 位 に 満 た な い も の 事 実 不 詳 又 は 調 査 を 欠 く も の x 秘 密 保 護 上 統 計 数 値 を 公 表 し な い も の な お こ れ ら の 統 計 値 の 一 部 に は 各 調 査 結 果 を 基 に 情 報 収 集 に よ り 加 工 し た も の の ほ か 他 機 関 に お け る 取 り ま と め 値 等 を 基 に 作 成 し た も の が 含 ま れ て い ま す 31