Android 開 発 ARM CPU BOARD Install Manual Rev 1.0 ダイジェスト 版 ALPHAPROJECT Copyright 2012 ALPHAPROJECT Co.,LTD. All right reserved
ご 使 用 になる 前 に 本 製 品 をお 役 立 て 頂 くために このマニュアルを 十 分 お 読 みいただき 正 しくお 使 い 下 さい 今 後 共 弊 社 製 品 をご 愛 顧 賜 りますよう 宜 しくお 願 いいたします 表 記 コマンドラインの 表 記 本 ドキュメントには コマンドラインで する 操 作 手 順 が 記 載 されております 記 述 について 以 下 に 記 載 します ゲスト OS(Ubuntu)での 操 作 プロンプトは $ で 記 載 します なお 実 際 のプロンプトには カレントディレクトリ 等 が 表 示 されますが 本 ドキュメントでは します 時 には コマンドプロンプトの 前 に を 表 記 します 本 ドキュメント 中 での では 以 下 のように 表 現 し の 最 後 には があります 例 :ゲスト OS(Ubuntu) 上 で cd コマンドを 実 行 する 場 合 の 表 記 $ cd ALPHA PROJECT
目 次 1. 概 要 1 1.1 はじめに... 1 1.2 Linux について... 1 1.3 Android について... 1 1.4 VMware Player について... 1 1.5 Ubuntu について... 2 1.6 GNU と FSF について... 2 1.7 GPL と LGPL について... 2 1.8 Apache License Version2.0 について... 3 1.9 保 証 とサポート... 3 2. 開 発 環 境 4 2.1 ハードウェアについて... 4 2.2 ソフトウェアについて... 4 3. VMware Player 5 3.1 VMware Player について... 5 3.2 インストール 手 順... 6 3.3 仮 想 ディスクの 作 成 手 順...10 4. Ubuntu 14 4.1 Ubuntu について...14 4.2 インストール 手 順...14 4.3 端 末 の 起 動 方 法...24 4.4 ネットワーク 設 定...25 4.5 パッケージインストール 準 備...27 4.6 NFS...28 4.7 TFTP...31 4.8 FTP...33 4.9 VMware Tools...34 ALPHA PROJECT
5. クロス 開 発 環 境 37 5.1 クロス 開 発 環 境 について...37 5.2 インストール 手 順...37 6. 製 品 サポートのご 案 内 49 7. エンジニアリングサービスのご 案 内 50 ALPHA PROJECT
2. 開 発 環 境 VMware Player をインストールする PC が 必 要 になります 以 下 に 必 要 となる PC の 環 境 を 記 載 しますので ご 用 意 ください 2.1 ハードウェアについて 本 開 発 環 境 を 利 用 するには 以 下 のハードウェア 環 境 が 必 要 になります なお HDD 空 き 容 量 やメモリは 最 低 限 必 要 な 容 量 となります そのため 余 裕 がある 場 合 には それ 以 上 の 空 き 容 量 を 確 保 していただくことを 推 奨 します 種 類 PC HDD 空 き 容 量 メモリ LAN ポート DVD ドライブ 環 境 PC/AT 互 換 機 20GByte 以 上 (Windows が 使 用 する 容 量 は 除 きます ) 2GByte 以 上 ( 仮 想 マシンのメモリを 2GByte にすることを 推 奨 します ) 1 ポート ( 外 部 のネットワークに 接 続 できる 環 境 が 必 要 です ) 開 発 キット 付 属 の DVD が 読 み 込 み 可 能 なドライブ Table 2.1-1 ハードウェア 環 境 2.2 ソフトウェアについて 本 開 発 環 境 を 利 用 するには 以 下 のソフトウェア 環 境 が 必 要 になります 種 類 ホスト OS ゲスト OS 環 境 WindowsXP/Vista/7 64bit 版 Ubuntu 10.04LTS (10.04.3) 64bit 版 VMware Player 4.0.1 VMware Tools 8.8.1 Table 2.2-1 ソフトウェア 環 境 VMware Player のゲスト OS に 64bit 版 の OS を 使 用 する 場 合 には CPU に 以 下 のサポートが 必 要 に なります インテル 製 CPU の 場 合 は 仮 想 化 支 援 機 能 VT-x のサポートが 必 要 です AMD 製 CPU の 場 合 は ロングモードでのセグメントリミットのサポートが 必 要 です 上 記 対 応 には BIOS の 設 定 が 必 要 な 場 合 があります なお BIOS の 設 定 に 関 して お 使 いの PC の 説 明 書 等 でご 確 認 ください 4 ALPHAPROJECT
3. VMware Player VMware Player は 仮 想 マシンを 実 行 するソフトウェアです VMware Player を 利 用 することにより Windows 上 で Linux の 開 発 を 行 うことができます 本 製 品 では VMware Player のゲスト OS に Ubuntu を 利 用 しています 3.1 VMware Player について VMware Player は Windows 上 で Linux 環 境 を 構 築 した 仮 想 マシンを 実 行 できるソフトウェアです CPU を 全 てエミュレート するのではなく カーネルモード 命 令 のみをエミュレートすることでコマンド 変 換 におけるオーバーヘッドを 少 なくし 実 ハー ドウェアに 近 い 性 能 を 実 現 しています またネットワーク 機 能 も 実 ハードウェアと 同 等 程 度 の 速 度 で 動 作 します 本 ドキュメントでは VMware Player が 動 作 する WindowsOS をホスト OS VMware Player 上 で 動 作 する LinuxOS(Ubuntu) をゲスト OS と 表 現 します 仮 想 ディスク アプリケーション ユーザモード ゲスト OS(Linux) アプリケーション VMware Player ホスト OS(Windows) カーネルモード Fig 3.1-1 VMware Player 構 成 例 5 ALPHAPROJECT
3.2 インストール 手 順 VMware Player のインストール 手 順 を 説 明 します VMware Player のインストーラは 本 開 発 環 境 には 付 属 していないため VMware Player のダウンロードサイトから 取 得 する 必 要 があります なお 本 ドキュメントで 説 明 するバージョンに 関 しては 2.2 ソフトウェアについて でご 確 認 ください 1 VMware Player のインストールを 実 行 します インストーラ 開 始 画 面 が 表 示 されますので 次 へ(N) > ボタンを 押 して 開 始 します 2 インストール 先 フォルダを 設 定 し 次 へ(N) > ボタンを 押 します 6 ALPHAPROJECT
3.3 仮 想 ディスクの 作 成 手 順 Ubuntu をインストールする 仮 想 ディスクを 作 成 する 必 要 があります 作 成 するには 以 下 の 手 順 で 行 います VMware Player の 初 回 起 動 時 のみ 使 用 許 諾 契 約 の 同 意 に 関 する 画 面 が 表 示 されます よくお 読 みいただき 同 意 できる 場 合 のみ 使 用 許 諾 契 約 の 条 項 に 同 意 します(A) を 選 択 し 先 にお 進 みください 1 VMware Player を 起 動 して 新 規 仮 想 マシンの 作 成 (N) を 選 択 します 10 ALPHAPROJECT
4. Ubuntu 本 章 では Ubuntu のインストールから 主 なサーバー 等 のインストール 手 順 を 説 明 します 4.1 Ubuntu について Ubuntu は Ubuntu コミュニティにより 開 発 されているオペレーティングシステムです 無 償 で 提 供 されているため ライセ ンス 料 を 支 払 うことなくビジネス 等 で 利 用 することができます デスクトップについて 3 年 間 サーバーについては 5 年 間 の 提 供 期 間 がある 長 期 サポート(LTS) 版 も 用 意 されています 本 開 発 環 境 では VMware Player で 作 成 した 仮 想 環 境 に この Ubuntu をインストールして その OS 環 境 で 開 発 します 4.2 インストール 手 順 VMware Player で 作 成 した 仮 想 ディスクに Ubuntu をインストールする 手 順 を 説 明 します インストールには Ubuntu の ISO イメージファイルが 必 要 ですが 本 開 発 環 境 には 付 属 していないため Ubuntu のダウンロー ドサイトから 取 得 する 必 要 があります なお 本 ドキュメントで 説 明 するバージョンに 関 しては 2.2 ソフトウェアについて でご 確 認 ください 1 VMware Player を 起 動 します 14 ALPHAPROJECT
5. クロス 開 発 環 境 XG シリーズの CPU ボードで 動 作 する Linux カーネルやアプリケーションプログラムを 作 成 するには クロス 開 発 環 境 を 構 築 する 必 要 があります 本 章 では XG シリーズ 用 のクロス 開 発 環 境 をインストールする 手 順 を 説 明 します 5.1 クロス 開 発 環 境 について PC/AT 互 換 機 (LinuxOS) CPU ボード ソースコード 4 実 行 1コンパイル クロス 開 発 環 境 ARM 用 クロスコンパイラ ARM 用 クロスアセンブラ ARM 用 リンカ 3 実 行 ファイルの ダウンロード ARM 用 実 行 ファイル 2 実 行 ファイルの 作 成 ARM 用 実 行 ファイル Fig 5.1-1 クロス 開 発 環 境 5.2 インストール 手 順 1 端 末 が 起 動 していない 場 合 は 起 動 します 起 動 方 法 に 関 しては 4.3 端 末 の 起 動 方 法 でご 確 認 ください 2 ホームディレクトリに 作 業 用 ディレクトリとして toolchain を 作 成 して その 作 業 用 ディレクトリに 移 動 します $ cd $ mkdir toolchain $ cd toolchain 37 ALPHAPROJECT
3 使 用 する OS に 従 って 作 業 用 ディレクトリに 付 属 DVD 内 の 以 下 の 3 つのファイルをコピーします 手 順 4~6で 例 として DVD から 直 接 コピーする 方 法 を 記 述 します 他 の 方 法 でコピーする 場 合 には コピー 作 業 完 了 後 に 手 順 7にお 進 みください arm-cross-x86_64.tar.bz2 android-toolchain-eabi-x86_64.tar.bz2 install-toolchain.sh 4 DVD をドライブに 挿 入 します デフォルトでは 自 動 でマウントされますが マウントされない 場 合 は 以 下 のコマンドを 実 行 します $ gvfs-mount -d /dev/sr0 マウントされているかどうかは mount コマンドで 確 認 できます 以 下 のように /dev/sr0 が 表 示 されている 場 合 は すでにマウントされています ( ******* は DVD のボリュームラベルになります ) $ mount : 途 中 : /dev/sr0 on /media/******* type udf (ro,nosuid,nodev,uhelper=udisks,uid=1000, gid=1000,iocharset=utf8,umask=0077) 5 2 つのファイルをコピーします コマンド 途 中 の ******* は DVD のボリュームラベルになります そのため その 部 分 は 挿 入 した DVD に 合 わせて してください $ cp /media/*******/toolchain/arm-cross-x64.tar.bz2. $ cp /media/*******/toolchain/android-toolchain-eabi-x64.tar.bz2. $ cp /media/*******/toolchain/install-toolchain.sh. 6 DVD をアンマウントします $ umount /dev/sr0 7 インストール 用 のスクリプトに 実 行 権 限 を 設 定 します $ chmod a+x install-toolchain.sh 38 ALPHAPROJECT
6. 製 品 サポートのご 案 内 ユーザ 登 録 ユーザ 登 録 は 弊 社 ホームページにて 受 け 付 けております ユーザ 登 録 をしていただきますと ユーザ 専 用 ページにアクセスする ことができます ユーザ 専 用 ページでは 最 新 版 のマニュアルやソフトウェア またアプリケーションノート 等 お 客 様 にお 役 立 ていただける 情 報 を 掲 載 しておりますので 是 非 ご 利 用 ください 弊 社 ホームページアドレス 修 理 の 依 頼 修 理 をご 依 頼 いただく 前 に 本 書 の 冒 頭 の 保 証 の 記 載 事 項 をご 確 認 ください 修 理 をご 依 頼 いただく 場 合 には お 名 前 製 品 名 シリアル 番 号 詳 しい 故 障 状 況 を 弊 社 製 品 サポートへご 連 絡 ください 弊 社 にて 故 障 状 況 を 確 認 のうえ 修 理 の 可 否 修 理 費 用 等 をご 連 絡 いたします なお 故 障 状 況 によっては 修 理 をお 断 りする 場 合 もございますので ご 了 承 ください また 送 料 は 双 方 元 払 い( 送 り 側 負 担 )となります 製 品 サポートの 方 法 製 品 サポートについては FAX もしくは E-MAIL でのみ 受 け 付 けております お 電 話 でのお 問 い 合 わせは 受 け 付 けておりません ので ご 了 承 ください なお お 問 い 合 わせの 際 には 製 品 名 使 用 環 境 使 用 方 法 問 題 点 などを 詳 細 に 記 載 してください また 以 下 の 内 容 に 該 当 するお 問 い 合 わせにつきましては 受 け 付 けておりませんのであらかじめご 了 承 ください 本 製 品 の 回 路 動 作 及 び CPU および 周 辺 デバイスの 使 用 方 法 に 関 するご 質 問 ユーザ 回 路 の 設 計 方 法 やその 動 作 についてのご 質 問 関 連 ツールの 操 作 指 導 その 他 製 品 の 仕 様 範 囲 外 の 質 問 やお 客 様 の 技 術 によって 解 決 されるべき 問 題 ソフトウェアのサポート ソフトウェアに 関 する 技 術 的 な 質 問 は 受 け 付 けておりませんのでご 了 承 ください サポートをご 希 望 されるお 客 様 には 個 別 に 有 償 にて 承 りますので 弊 社 営 業 までご 相 談 ください E-MAIL によるお 問 い 合 わせ 修 理 故 障 に 関 するお 問 い 合 わせ 技 術 的 なお 問 い 合 わせ repair@apnet.co.jp query@apnet.co.jp FAX によるお 問 い 合 わせ 修 理 故 障 に 関 するお 問 い 合 わせ 共 通 技 術 的 なお 問 い 合 わせ 053-401-0035 49 ALPHAPROJECT
7. エンジニアリングサービスのご 案 内 弊 社 製 品 をベースとしたカスタム 品 やシステム 開 発 を 承 っております お 客 様 の 仕 様 に 合 わせて ハードウェア 設 計 ソフトウェア 開 発 OEM 供 給 まで 一 貫 したサービスを 提 供 いたします 詳 しくは 弊 社 営 業 窓 口 までお 問 い 合 わせください 営 業 案 内 窓 口 TEL 053-401-0033( 代 表 ) FAX 053-401-0035 E-MAIL sales@apnet.co.jp 50 ALPHAPROJECT
改 定 履 歴 版 数 日 付 改 定 内 容 Rev1.0 2012/03/23 新 規 作 成
参 考 文 献 VMware Player については 以 下 の URL を 参 考 にしてください VMware 社 ホームページ http://www.vmware.com/jp/ VMware Player 製 品 ホームページ http://www.vmware.com/jp/products/player/ 著 作 権 について 本 文 書 の 著 作 権 は 株 式 会 社 アルファプロジェクト が 保 有 します 本 文 書 の 内 容 を 無 断 で 転 載 することは 一 切 禁 止 します 本 文 書 の 内 容 は 将 来 予 告 なしに 変 更 されることがあります 本 文 書 の 内 容 については 万 全 を 期 して 作 成 いたしましたが 万 一 ご 不 審 な 点 誤 りなどお 気 付 きの 点 がありましたら 弊 社 までご 連 絡 下 さい 本 文 書 の 内 容 に 基 づき アプリケーションを 運 用 した 結 果 万 一 損 害 が 発 生 しても 弊 社 では 一 切 責 任 を 負 いませんのでご 了 承 下 さい 商 標 について VMware VMware Player は 米 国 VMware Inc.の 登 録 商 標 商 標 または 商 品 名 称 です Linux は Linus Torvalds の 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です. Windows の 正 式 名 称 は Microsoft Windows Operating System です Microsoft Windows は 米 国 Microsoft Corporation.の 米 国 およびその 他 の 国 における 商 標 または 登 録 商 標 です Windows 7 Windows Vista Windows XP は 米 国 Microsoft Corporation.の 商 品 名 称 です 本 文 書 では 下 記 のように して 記 載 している 場 合 がございます ご 了 承 下 さい Windows 7 は Windows 7 もしくは Win7 Windows Vista は Windows Vista もしくは WinVista Windows XP は Windows XP もしくは WinXP その 他 の 会 社 名 製 品 名 は 各 社 の 登 録 商 標 または 商 標 です ALPHA PROJECT Co.,LTD. 株 式 会 社 アルファプロジェクト 431-3114 静 岡 県 浜 松 市 東 区 積 志 町 834 E-MAIL : query@apnet.co.jp