CHAPTER 16 この 章 では Catalyst 6500 シリーズ スイッチで Power over Ethernet(PoE)サポートを 設 定 する 方 法 について 説 明 します ヒント Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの 詳 細 ( 設 定 例 およびトラブルシューティング 情 報 を 含 む)については 次 のページに 示 されるドキュメントを 参 照 してください http://www.cisco.com/en/us/products/hw/switches/ps708/tsd_products_support_series_home.html この 章 で 説 明 する 内 容 は 次 のとおりです PoE について (P.16-1) PoE サポートの 設 定 (P.16-4) ( 注 ) PoE をサポートするスイッチング モジュールの 詳 細 については 次 の URL で Release Notes for Cisco IOS Release 12.2SX を 参 照 してください http://www.cisco.com/en/us/docs/switches/lan/catalyst6500/ios/12.2sx/release/notes/ol_14271.html PoE について ここでは PoE について 説 明 します デバイスの 役 割 (P.16-2) PoE の 概 要 (P.16-2) CPD-Based PoE 管 理 (P.16-3) インライン パワー IEEE 電 力 分 類 の 無 効 化 (P.16-3) PoE+ の LLDP インライン 電 力 ネゴシエーション(IEEE 802.3at) (P.16-4) 16-1
PoE について 第 16 章 デバイスの 役 割 給 電 側 機 器 (PSE):ツイストペア イーサネット 接 続 を 介 して 電 力 を 供 給 するデバイス Power over Ethernet(PoE)ドーターカードを 搭 載 したスイッチング モジュールを 使 用 するスイッチは PSE ロールで 機 能 します 受 電 デバイス(PD):PSE により 電 力 が 供 給 されるデバイス(IP Phone IP カメラ ワイヤレス アクセス ポイントなど) ( 注 ) すべての PoE 対 応 デバイスがスイッチから 電 力 供 給 されるわけではありません PoE 対 応 デバイスの ローカル 電 源 には 次 の 2 種 類 があります デバイスに 接 続 されている 電 源 装 置 デバイスへのイーサネット 接 続 を 通 じてパッチ パネルを 経 由 する 電 源 装 置 ローカルに 電 力 供 給 されている PoE 対 応 デバイスがスイッチング モジュール ポート 上 にある 場 合 ス イッチング モジュール 自 体 はデバイスの 存 在 を 検 出 できません デバイスが CDP をサポートしている 場 合 スーパーバイザ エンジンはデバイスとの CDP メッセージングを 通 じて ローカルに 電 力 供 給 さ れている PoE 対 応 デバイスを 検 出 できます ローカルに 電 源 供 給 されている PoE 対 応 デバイスがロー カル 電 源 を 失 うと インライン パワー モードが auto に 設 定 されている 場 合 スイッチング モジュー ルは IP Phone を 検 出 し 電 力 を 供 給 できます PoE の 概 要 Cisco PoE ドーターカードは 次 に 示 す 1 つ 以 上 の PoE 実 装 をサポートします Cisco Feature Navigator で PoE Plus(PoE+ PoEP)サポート として 表 示 される IEEE 802.3at 標 準 WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュールの PoE ドーターカードでのみサポートされて います Release 12.2(33)SXJ2 以 降 のリリースでは 次 の 機 能 が IEEE 802.3at 準 拠 クラス 4 PD でサ ポートされています PSE ではクラス 4:30.00 W(PD では 12.95 ~ 25.50 W) 任 意 で PoE+ 用 の LLDP インライン 電 力 ネゴシエーション Release 12.2(33)SXJ2 よりも 前 のリリースでは PSE で 最 大 16.8 W( 最 大 45 ポートの epoe) IEEE 802.3af 標 準 WS-F6K-48-AF PoE ドーターカードおよび WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュール の PoE ドーターカードでサポートされています Release 12.2(33) SXH2 以 降 のリリースでは PSE で 最 大 16.80 W Release 12.2(33)SXH2 よりも 前 のリリースでは PSE で 最 大 15.40 W IEEE 802.3af PoE 標 準 は PD を 検 出 し ただちにその PD の 所 要 電 力 を PSE でのポートの 電 力 範 囲 ごとに 次 のように 分 類 する 方 式 を 定 義 しています クラス 0: 最 大 15.4 W(PD では 0.44 ~ 12.95 W デフォルトの 分 類 ) クラス 1: 最 大 4 W(PD では 0.44 ~ 3.84 W) クラス 2: 最 大 7 W(PD では 3.84 ~ 6.49 W) 16-2
第 16 章 PoE について クラス 3: 最 大 15.4 W(PD では 6.49 ~ 12.95 W) シスコの 先 行 標 準 インライン パワー:PSE では 10 W PoE ドーターカードが 搭 載 されていると スイッチング モジュールは PoE ドーターカードでサポー トされている PoE 実 装 に 準 拠 した PoE 対 応 デバイスを 自 動 的 に 検 出 し プロビジョニングできます スイッチング モジュールは 手 動 設 定 以 外 では 他 の PoE 実 装 をサポートするデバイスに 電 力 を 供 給 で きません スイッチ ポートに 直 接 接 続 されている PD だけが スイッチから 電 力 を 供 給 されます スイッチ ポー トに 接 続 された PD から 2 台 めの PD がデイジーチェーン 接 続 されている 場 合 2 台 めの PD は ス イッチから 電 力 を 供 給 されません 各 PD には シャーシの 電 源 バジェットから 割 り 当 てられる 電 力 が 必 要 です それぞれの PD には 固 有 の 所 要 電 力 があるため システムの 電 力 管 理 ソフトウェアがポート 単 位 で 必 要 な 電 力 をインテリジェン トに 割 り 当 てることができれば より 多 くのデバイスをサポートできます 次 に 基 づいたレベルで 電 力 を 割 り 当 てるようにポートを 設 定 できます PD が 検 出 されたときに 自 動 モードが 設 定 されている 場 合 : デバイスから 検 出 された 情 報 デフォルトのレベル 設 定 されている 最 大 レベル PD がポートに 存 在 するかどうかにかかわらず スタティック モードが 設 定 されている 場 合 : デフォルトのレベル 設 定 されているレベル CPD-Based PoE 管 理 スイッチング モジュール ポートが 電 力 供 給 されていない PD を 検 出 すると デフォルトの 電 力 割 り 当 て 量 がそのポートに 供 給 されます PD との CDP メッセージ 交 換 によって 正 確 な 電 力 量 を 判 別 すると スーパーバイザ エンジンは 搭 載 されている PoE ドーターカードのハードウェア 制 限 まで 割 り 当 て 電 力 を 加 減 します 注 意 ポートに PD ケーブルを 差 し 込 み 電 源 をオンにすると スーパーバイザ エンジンは 回 線 上 でリン クが 起 動 するまで 4 秒 間 待 機 します この 4 秒 の 間 に IP Phone のケーブルを 取 り 外 し ネット ワーク デバイスを 接 続 すると そのネットワーク デバイスが 損 傷 することがあります ネットワー ク デバイスを 取 り 外 し 別 のネットワーク デバイスを 接 続 する 場 合 は 10 秒 以 上 待 機 してから 行 うようにしてください インライン パワー IEEE 電 力 分 類 の 無 効 化 IEEE 802.3af 標 準 には 電 力 割 り 当 ての 調 整 のプロビジョニングは 含 まれていません CDP をサポー トする 802.3af 準 拠 の PD は CDP を 使 用 して IEEE 802.3af 電 力 分 類 を 無 効 にすることができます WS-F6K-48-AF PoE ドーターカードまたは WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュール 上 の PoE ドーターカードにより Release 12.2(33)SXH 以 降 のリリースでは 次 のインライン パワー IEEE 802.3af 電 力 分 類 の 無 効 化 機 能 をサポートしています 電 力 消 費 の 測 定 :ポートにより 受 電 デバイスに 供 給 される 正 確 な 電 力 を 測 定 する 機 能 電 力 ポリシング:ポートの 電 力 消 費 量 をモニタする 機 能 16-3
PoE サポートの 設 定 第 16 章 電 力 測 定 とポリシングを 使 用 すると IEEE 電 力 分 類 範 囲 内 の 最 低 電 力 レベルを 必 要 とするデバイスの IEEE 802.3af 電 力 分 類 を 安 全 に 無 効 にできます PoE モニタリングおよびポリシングは ポートの 電 力 消 費 を 管 理 上 の 最 大 値 ( 設 定 された 最 大 値 また はポートのデフォルト 値 )と 比 較 します モニタ 対 象 ポートの 電 力 消 費 が 管 理 上 の 最 大 値 を 超 えると 次 の 処 理 が 行 われます syslog メッセージが 発 行 されます モニタ 対 象 ポートはシャットダウンされ errdisable になります 割 り 当 てられた 電 力 は 解 放 されます PoE+ の LLDP インライン 電 力 ネゴシエーション(IEEE 802.3at) WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュールの PoE ドーターカードにより Release 12.2(33)SXJ2 以 降 のリリースでは 電 力 使 用 量 を 減 らすことができる 追 加 のネゴシエーションをサポートする IEEE 802.3at 準 拠 LLDP 電 力 ネゴシエーションをサポートします ( 注 ) デフォルトでは イネーブルです 使 用 される LLDP TLV は DTE Power-via-MDI TLV です 複 数 のプロトコル(CDP および LLDP 802.3at)を 使 用 して 電 力 ネゴシエーションを 実 行 する PD がスイッチに 接 続 されている 場 合 スイッチは 電 力 ネゴシエーション TLV を 含 む 最 初 のプロトコ ル パケット(CDP または LLDP)にロックされます いずれか 1 つの 電 力 ネゴシエーション プロ トコルを 毎 回 使 用 する 必 要 がある 場 合 は スイッチ インターフェイスの 他 の 電 力 ネゴシエーショ ン プロトコルを 管 理 上 ディセーブルにする 必 要 があります その 他 のリンク 層 検 出 プロトコル(LLDP) 設 定 手 順 については 次 のマニュアルを 参 照 してくだ さい http://www.cisco.com/en/us/docs/ios/cether/configuration/guide/ce_lldp-med.html PoE サポートの 設 定 PoE ステータスの 表 示 (P.16-5) ポート 単 位 の PoE サポートの 設 定 (P.16-5) PoE 電 力 プライオリティの 設 定 (P.16-7) PoE モニタリングおよびポリシングの 設 定 (P.16-8) LLDP 電 力 ネゴシエーションのディセーブル 化 (IEEE 802.3at) (P.16-8) ( 注 ) スイッチは レイヤ 2 スイッチ ポートでの PoE のみをサポートします 16-4
第 16 章 PoE サポートの 設 定 PoE ステータスの 表 示 次 に スイッチでの PoE ステータスを 表 示 する 例 を 示 します Router# show power auxiliary system auxiliary power mode = on system auxiliary power redundancy operationally = redundant system primary connector power limit = 7266.00 Watts (173.00 Amps @ 42V) system auxiliary connector power limit = 10500.00 Watts (250.00 Amps @ 42V) system primary power used = 1407.00 Watts (33.50 Amps @ 42V) system auxiliary power used = 22.68 Watts ( 0.54 Amps @ 42V) Inline Inline-Pwr Inline-Pwr VDB Pwr-Limit Used-Thru-Pri Used-Thru-Aux Aux-Pwr Slot Card-Type Watts A @42V Watts A @42V Watts A @42V Capable ---- ------------------ ------- ------ ------- ------ ------- ------ ------- 2 WS-F6K-48-AT 1600.20 38.10 23.10 0.55 11.34 0.27 Yes 4 WS-F6K-48-AT 1600.20 38.10 23.10 0.55 11.34 0.27 Yes ---- ------------------ ------- ------ ------- ------ ------- ------ ------- Totals: 46.20 1.10 22.68 0.54 ポート 単 位 の PoE サポートの 設 定 ポート 単 位 の PoE サポートを 設 定 するには 次 の 作 業 を 行 います コマンド ステップ 1 Router(config-if)# power inline {auto static never}[max milliwatts] ステップ 2 Router# show power inline {type slot/port module slot}[detail] 目 的 ポート 単 位 の PoE サポートを 設 定 し 任 意 でポートの 最 大 インライン パワー レベル(ミリ W)を 指 定 します 設 定 を 確 認 します power inline コマンドでインライン パワー サポートを 設 定 する 場 合 次 の 点 に 注 意 してください PD と PoE 自 動 割 り 当 ての 自 動 検 出 を 設 定 するには auto キーワードを 入 力 します PD の 自 動 検 出 を 設 定 するが 固 定 PoE 割 り 当 てを 維 持 する 場 合 は static キーワードを 入 力 しま す ポートに 割 り 当 てる 最 大 電 力 を 指 定 するには auto または static キーワードを 入 力 してから max キーワードを 入 力 し パワー レベル(ミリ W)を 指 定 します auto キーワードが 入 力 され CDP がポートでイネーブルになると CDP をサポートする PD は 別 の 電 力 レベルをネゴシエートできます PD の 自 動 検 出 をディセーブルにするには never キーワードを 入 力 します 16-5
PoE サポートの 設 定 第 16 章 WS-F6K-GE48-AF WS-F6K-48-AF または WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュールの PoE ドーターカードの 場 合 : Cisco IOS Release 12.2(33)SXH2 以 降 のリリースでは max キーワードを 使 用 した 設 定 可 能 な 最 大 電 力 範 囲 は 4000 ~ 16800 ミリ W です 以 前 のリリースでは 設 定 可 能 な 最 大 電 力 範 囲 は 4000 ~ 15400 ミリ W です すべてのリリースでは 最 大 電 力 レベルが 設 定 されていな い 場 合 デフォルトの 最 大 電 力 は 15400 ミリ W です ( 注 ) インライン パワー カードで 15400 ミリ W を 超 える 電 力 を 使 用 して 多 くのインライン パ ワー ポートをサポートするには 電 力 バジェットを 確 定 するために static キーワードを 使 用 することを 推 奨 します Cisco IOS Release 12.2(33)SXH2 以 降 のリリースでは auto キーワードが 入 力 され CDP が ポートでイネーブルになると 最 大 電 力 レベルが 16800 ミリ W より 低 く 設 定 されていなけれ ば CDP をサポートするインライン パワー デバイスは 最 大 16800 ミリ W の 電 力 レベルまで ネゴシエーションすることができます 以 前 のリリースでは 電 力 レベルが 15400 ミリ W ま たは 設 定 された 最 大 電 力 レベルより 低 く 設 定 されていれば インライン パワー デバイスは 電 力 レベルを 最 大 15400 ミリ W の 電 力 レベルまたは 設 定 された 最 大 電 力 レベルまでネゴシエー ションすることができます 次 に ポート GigabitEthernet 2/10 のインライン パワーをディセーブルにする 例 を 示 します Router# configure terminal Router(config)# interface gigabitethernet 2/10 Router(config-if)# power inline never 次 に ポート GigabitEthernet 2/10 のインライン パワーをイネーブルにする 例 を 示 します Router# configure terminal Router(config)# interface gigabitethernet 2/10 Router(config-if)# power inline auto 次 に Release 12.2(33)SXJ2 以 降 のリリースについて ポート GigabitEthernet 2/10 でのインライン パ ワー 設 定 を 確 認 する 例 を 示 します Router# show power inline gigabitethernet 2/10 Interface Admin Priority Oper Power(Watts) Device Class (enabled ) From PS To PD ---------------- ---------- ---------- ------- ------- ------------------- ----- Gi2/10 auto low on 14.5 13.1 Cisco IP Phone 9971 4 Interface AdminPowerMax Police ActConsumption (Watts) --------- ------------- ------ -------------- Gi2/10 30.0 on 6.7 次 に Release 12.2(33)SXJ2 よりも 前 のリリースについて ポート GigabitEthernet 2/10 でのインライ ン パワー 設 定 を 確 認 する 例 を 示 します Router# show power inline gigabitethernet 2/10 Interface Admin Oper Power Device (Watts) ---------- ----- ---------- ------- ------------------- Fa5/1 auto on 6.3 cisco phone device Router# 16-6
第 16 章 PoE サポートの 設 定 PoE 電 力 プライオリティの 設 定 Release 12.2(33) SXJ2 以 降 のリリースでは PoE を 提 供 するポートのプライオリティを 設 定 して 電 力 不 足 が 発 生 したときにスイッチが 応 答 する 方 法 を 設 定 できます このプライオリティによって 電 力 が 不 足 したときにポートから 削 除 される PoE の 順 序 が 決 まります つまり 低 いプライオリティ 次 に 高 いプライオリティ そしてクリティカル プライオリティ ポートに 関 してはできる 限 り 電 力 が 維 持 されます ここでは PoE 電 力 プライオリティの 設 定 方 法 について 説 明 します PoE 電 力 プライオリティのグローバル イネーブル ステートの 設 定 (P.16-7) PoE ポートの 電 力 プライオリティの 設 定 (P.16-7) PoE 電 力 プライオリティのグローバル イネーブル ステートの 設 定 PoE 電 力 プライオリティをグローバルにディセーブルにするには 次 の 作 業 を 行 います コマンド ステップ 1 Router(config)# no power inline priority enable PoE 電 力 プライオリティをグローバルにディセーブルに します(デフォルトはイネーブル) 目 的 ステップ 2 Router# show power inline 設 定 を 確 認 します 次 に PoE 電 力 プライオリティをグローバルにディセーブルにする 例 を 示 します Router(config)# no power inline priority enable すべての show power inline コマンドのカラム 見 出 しに PoE 電 力 プライオリティのグローバル ス テートが 表 示 されます(この 例 では disabled ) Router# show power inline Interface Admin Priority Oper Power(Watts) Device Class (disabled) From PS To PD ---------------- ---------- ---------- ------- ------- ------------------- -----... PoE ポートの 電 力 プライオリティの 設 定 PoE ポートの 電 力 プライオリティを 設 定 するには 次 の 作 業 を 行 います ステップ 1 コマンド Router(config-if)# power inline auto priority {critical high low} 目 的 PoE ポートの 電 力 プライオリティをイネーブルにします ( 電 力 プライオリティがグローバルにイネーブルの 場 合 デフォルトは 低 プライオリティ) 電 力 不 足 が 発 生 した 場 合 PoE は 次 の 順 序 でポートから 削 除 されます 低 プライオリティ ポート 高 プライオリティ ポート クリティカル プライオリティ ポートの PoE はできる 限 り 維 持 されます ステップ 2 Router# show power inline type slot/port [detail] 設 定 を 確 認 します 16-7
PoE サポートの 設 定 第 16 章 次 に ポート GigabitEthernet 2/10 の PoE ポート 電 力 プライオリティを 高 に 設 定 する 例 を 示 します Router# configure terminal Router(config)# interface gigabitethernet 2/10 Router(config-if)# power inline auto priority high 次 に ポート GigabitEthernet 2/10 の PoE ポート 電 力 プライオリティ 設 定 を 確 認 する 例 を 示 します Router# show power inline gigabitethernet 2/10 detail include Priority Priority: high PoE モニタリングおよびポリシングの 設 定 WS-F6K-48-AF PoE ドーターカードまたは WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュールの PoE ドーターカードによって PoE モニタリングおよびポリシングを 設 定 するには 次 の 作 業 を 行 います コマンド ステップ 1 Router(config-if)# power inline police PoE モニタリングおよびポリシングをイネーブルにしま す ステップ 2 Router# show power inline {type slot/port module slot}[detail] 設 定 を 確 認 します 目 的 次 に ポート GigabitEthernet 1/9 でモニタリングおよびポリシングをイネーブルにする 例 を 示 します Router# configure terminal Router(config)# interface gigabitethernet 2/10 Router(config-if)# power inline police 次 に ポート GigabitEthernet 2/10 で 電 力 モニタリングとポリシング 設 定 を 確 認 する 例 を 示 します Router# show power inline gigabitethernet 2/10 detail include Police Police: on Router# Router# show power inline gigabitethernet 2/10 Interface Admin Oper Power (Watts) Device Class From PS To Device -------- ----- ---- ------- --------- ------- ----- Gi2/10 auto on 17.3 15.4 Ieee PD 3 Interface AdminPowerMax (Watts) Police ActualConsumption --------- --------------------- ------ ----------------- Gi2/10 15.4 on 5.7 Router# LLDP 電 力 ネゴシエーションのディセーブル 化 (IEEE 802.3at) WS-X6148E-GE-45AT スイッチング モジュールおよび Release 12.2(33)SXJ2 以 降 のリリースでは LLDP 電 力 ネゴシエーションはデフォルトでイネーブルです LLDP 電 力 ネゴシエーションをディセー ブルにするには 次 の 作 業 を 行 います コマンド Router(config-if)# no lldp tlv-select power-management 目 的 LLDP 電 力 ネゴシエーションをディセーブル にします(デフォルトはイネーブル) 16-8
第 16 章 PoE サポートの 設 定 次 に LLDP 電 力 ネゴシエーションがイネーブルの 場 合 にインターフェイス GigabitEthernet 3/1 での LLDP 電 力 ネゴシエーション 設 定 を 表 示 する 例 を 示 します Router# show power inline gigabitethernet 2/10 detail begin LLDP LLDP Power Classification -- Sent to PD -- -- Rcvd from PD -- Power Type : type 2 PSE type 2 PD Power Source : primary PSE Power Priority : low high Requested Power (watts): 11.2 11.2 Allocated Power (watts): 11.2 11.2 Power class : 4 4 LLDP Legacy MDI TLV -- Rcvd from PD -- MDI power support : 0 pse power pair : 0 MDI power class : 0 次 に インターフェイス GigabitEthernet 2/10 で LLDP 電 力 ネゴシエーションをディセーブルにする 例 を 示 します Router# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. Router(config)# interface gigabitethernet 2/10 Router(config-if)# no lldp tlv-select power-management ヒント Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの 詳 細 ( 設 定 例 およびトラブルシューティング 情 報 を 含 む)については 次 のページに 示 されるドキュメントを 参 照 してください http://www.cisco.com/en/us/products/hw/switches/ps708/tsd_products_support_series_home.html 16-9
PoE サポートの 設 定 第 16 章 16-10