シール だより 結核予防会総務部庶務課 事業部資金課 事業資金寄付をいただいた方々 株式会社上田嘉一朗商店 うえだ ひろこ おくはら きさぶろう 代表取締役社長 上田 裕子 様 奥原 喜三郎 様 昭和38年に私の妻は結核で新山手病院において右肺右中 戦後 目白の徳川邸で 子供の町チャリティーバザール 下葉切除と左肺部分切除し それ以来毎年のように後遺症 が開催され 参加させていただいたのがご縁で 徳川正子 から呼吸が困難となり入院を繰り返しました 様と知り合い お近づき頂きました関係で 秩父宮妃殿下 その後 手術の際の輸血によりC型肝炎ウィルスに感染し て潜伏期間を経て肝臓がんを併発しました 平成に入り肝臓がんの摘出をしましたが それ以来 結核 と肝臓がんとの治療のため新山手病院に1年のうち半年以 が総裁をおつとめになられた結核予防会を知り今日に至っ ております 亡き母 上田美枝の意志を受け継ぎ 少しでもお役に立て ればと思い協力をさせて頂いております 上は入院しておりました 平成3年以降は新山手病院にほとんど入院の状況になり ついに平成16年2月6日に息を引き取りました このようなことで私の妻は生涯の大部分を新山手病院に 複十字シール運動にご協力いただいた方々 お世話になりまして 大変感謝申し上げております にしおか 西岡 みよの様 このたび寄付をさせていただくきっかけとなったのは いまむら しょうこう 今村 昌耕 様 57年つれそった夫が亡くなったことにあります 亡くなる 数年前より お互い命を失った後どうするか という話では 一言で言えば 結核予防会の所属があったらばこそ 志し 子や孫には迷惑をかけたくないという気持ちと 葬式に参 た結核を長く続けられた事への感謝です 少し詳しくは 列してくださった方からのお気持ちは単にお礼をするだけ 結核が国民病であった学生時代からから志し 結核予防会 で終わるのではなく 何か世の中に役立ててもらう方がい で勉強 臨床 対策の実践を53年間今年の3月まで続け いのではないかと話しておりました 全生涯の活動を終えることが出来た感謝であります こと 一昨年 夫が胃からの出血により入院し 毎日のように さらに長期の理由は31年前から高度まん延地域の山谷の結 病院へ見舞いに通うなか 結婚し子供ができた頃を思い出 核との関わりあいを続け 都の委託を受け 渋谷診療所の仕 しました 戦後 夫が結核を発病し入院したため 神戸に 事として取り組んだことであります 今日 当時の考えが間 ある病院に通いました その頃 今の結核治療方法が確立 違っていなかったことも実証されたかと思っております した頃と聞きます この時の治療法により 夫も80歳まで 死後の遺言にするのも一法と思いましたが 考えているこ 働き続けられ 金婚式を迎えることができ 次は米寿まで とを生前にすませておきたかったので 少しお恥ずかしい 元気でいようと希望をもつことが出来ました 気持ちもありますが 活動を終えた今実行させていただい そのこともあり 生前亡き夫と話していたことをかなえ た次第です るのは 貴会に寄付させていただき 今後の結核治療など に役立てていただくのが最善ではないかと考えたのです 先日夫の一周忌を終えることができ あとは孫たちの花嫁姿 を見られることを楽しみに 元気でいたいと思っております 28 9 2005 複十字 No.305