平 成 23 年 平 成 24 年 改 正 等 に 伴 う 理 論 マスタ-の 改 訂 ( 理 論 マスターに 貼 付 可 能 )
平 成 23 年 改 正 等 2ー4 給 与 所 得 者 の 特 定 支 出 控 除 の 特 例 Ⅲ 申 告 要 件 ( 法 57の23) この 規 定 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 にこの 規 定 の 適 用 を 受 け る 旨 及 び 特 定 支 出 の 額 の 合 計 額 の 記 載 があり かつ 特 定 支 出 に 関 する 明 細 書 等 の 添 付 がある 場 合 に 限 り 適 用 する 3ー5 資 産 に 係 る 控 除 対 象 外 消 費 税 額 等 Ⅳ 手 続 ( 令 182の29) この 規 定 を 適 用 した 場 合 には 確 定 申 告 書 に 必 要 経 費 算 入 額 に 関 する 明 細 書 を 添 付 しなければならない 3ー7 債 権 の 回 収 不 能 ⑵ 保 証 債 務 の 履 行 に 伴 う 求 償 権 の 特 例 ( 法 6423) 1 保 証 債 務 を 履 行 するため 資 産 ( 棚 卸 資 産 等 を 除 く )の 譲 渡 があった 場 合 において その 履 行 に 伴 う 求 償 権 ( 上 記 Ⅰの 事 業 の 遂 行 上 生 じたものを 除 く ) の 全 部 又 は 一 部 が 行 使 不 能 となったときは その 行 使 不 能 となった 金 額 は 上 記 2の 回 収 不 能 額 とみなして 上 記 2の 規 定 を 適 用 する 2 この 規 定 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 に 一 定 の 事 項 の 記 載 があり かつ 一 定 の 書 類 の 添 付 がある 場 合 に 限 り 適 用 する -1-
5ー3 純 損 失 の 繰 越 控 除 Ⅲ 申 告 要 件 ( 法 704) この 規 定 は 純 損 失 の 金 額 が 生 じた 年 分 の 所 得 税 につき 確 定 申 告 書 を 提 出 し かつ それぞれその 後 において 連 続 して 確 定 申 告 書 を 提 出 している 場 合 に 限 り 適 用 する 5ー4 雑 損 失 の 繰 越 控 除 Ⅲ 申 告 要 件 ( 法 712) この 規 定 は 雑 損 失 の 金 額 が 生 じた 年 分 の 所 得 税 につき 確 定 申 告 書 を 提 出 し かつ その 後 において 連 続 して 確 定 申 告 書 を 提 出 している 場 合 に 限 り 適 用 する 6ー1 所 得 控 除 の 内 容 Ⅳ 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 ( 法 75) 居 住 者 が 次 の 掛 金 を 支 払 った 場 合 には その 支 払 った 金 額 を その 者 のそ の 年 分 の 課 税 標 準 から 控 除 する ⑴ 小 規 模 企 業 共 済 法 に 規 定 する 共 済 契 約 の 掛 金 ⑵ 確 定 拠 出 年 金 法 に 規 定 する 年 金 の 掛 金 ⑶ 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 制 度 の 掛 金 -2-
6ー3 医 療 費 控 除 Ⅱ 医 療 費 の 範 囲 ( 法 732 令 207) 医 療 費 控 除 の 対 象 となる 医 療 費 とは 次 に 掲 げるものの 対 価 のうち その 病 状 等 に 応 じて 一 般 的 に 支 出 される 水 準 を 著 しく 超 えない 部 分 の 金 額 とする ⑴ 医 師 又 は 歯 科 医 師 による 診 療 又 は 治 療 ⑵ 治 療 又 は 療 養 に 必 要 な 医 薬 品 の 購 入 ⑶ 病 院 等 へ 収 容 されるための 人 的 役 務 の 提 供 ⑷ あん 摩 マッサージ 指 圧 師 はり 師 きゅう 師 柔 道 整 復 師 による 施 術 ⑸ 保 健 師 等 による 療 養 上 の 世 話 ⑹ 助 産 師 による 分 べんの 介 助 ⑺ その 他 一 定 のもの 7ー1 平 均 課 税 Ⅲ 申 告 要 件 ( 法 904) この 規 定 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 にこの 規 定 の 適 用 を 受 ける 旨 の 記 載 があり かつ その 計 算 に 関 する 明 細 書 の 添 付 がある 場 合 に 限 り 適 用 する 7ー2 変 動 所 得 3 申 告 要 件 この 規 定 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 にこの 規 定 の 適 用 を 受 ける 旨 の 記 載 があり かつ その 計 算 に 関 する 明 細 書 の 添 付 がある 場 合 に 限 り 適 用 する -3-
7ー5 外 国 税 額 控 除 Ⅶ 申 告 要 件 ( 法 9556) 外 国 税 額 控 除 は 確 定 申 告 書 修 正 申 告 書 又 は 更 正 請 求 書 に 控 除 額 及 びそ の 計 算 に 関 する 明 細 を 記 載 した 書 類 及 び 外 国 所 得 税 を 課 されたことを 証 する 書 類 等 の 添 付 がある 場 合 に 限 り 適 用 する 9ー10 青 色 申 告 特 別 控 除 2 申 告 要 件 この 規 定 は 確 定 申 告 書 にこの 規 定 の 適 用 を 受 ける 旨 及 び 控 除 額 の 計 算 に 関 する 事 項 の 記 載 並 びに 帳 簿 書 類 に 基 づき 作 成 された 貸 借 対 照 表 損 益 計 算 書 等 の 添 付 があり かつ その 申 告 書 をその 提 出 期 限 までに 提 出 した 場 合 に 限 り 適 用 する 10ー2 更 正 の 請 求 Ⅰ 原 則 ( 国 通 法 231) 納 税 申 告 書 を 提 出 した 者 は その 申 告 書 に 記 載 した 課 税 標 準 等 若 しくは 税 額 等 の 計 算 が 国 税 に 関 する 法 律 の 規 定 に 従 っていなかったこと 又 はその 計 算 に 誤 りがあったことにより 次 のいずれかの 事 由 に 該 当 する 場 合 には その 申 告 に 係 る 法 定 申 告 期 限 から5 年 以 内 に 限 り 税 務 署 長 に 対 し その 申 告 に 係 る 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 につき 更 正 をすべき 旨 の 請 求 をすることができる ⑴ 納 付 すべき 税 額 が 過 大 であるとき ⑵ 純 損 失 等 の 金 額 が 過 少 であるとき 又 は 純 損 失 等 の 金 額 の 記 載 がなかったと き ⑶ 還 付 金 の 額 が 過 少 であるとき 又 は 還 付 金 の 額 の 記 載 がなかったとき -4-
2 前 年 分 の 修 正 申 告 等 があった 場 合 修 正 申 告 書 を 提 出 し 又 は 更 正 若 しくは 決 定 を 受 けた 者 は その 修 正 申 告 等 に 係 る 年 の 翌 年 分 以 後 の 決 定 を 受 けた 年 分 の 課 税 標 準 等 又 は 税 額 等 につき 上 記 Ⅰの 事 由 が 生 じたときは 修 正 申 告 書 を 提 出 した 日 又 は 更 正 若 しくは 決 定 の 通 知 を 受 けた 日 の 翌 日 から2 月 以 内 に 限 り 税 務 署 長 に 対 し 更 正 の 請 求 をすることができる 10ー3 更 正 又 は 決 定 4 その 他 ( 国 通 法 27 28 70) ⑴ 税 務 署 長 は 国 税 庁 又 は 国 税 局 の 職 員 の 調 査 に 基 づき 更 正 又 は 決 定 を することができる この 場 合 ⑵の 通 知 書 には その 旨 を 附 記 しなければならない ⑵ 更 正 又 は 決 定 は 更 正 通 知 書 又 は 決 定 通 知 書 を 送 達 して 行 う ⑶ 更 正 又 は 決 定 は 法 定 申 告 期 限 から5 年 ( 不 正 行 為 がある 場 合 は7 年 )を 経 過 した 日 以 後 はできない -5-
平 成 24 年 改 正 4ー6 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 譲 渡 所 得 の 課 税 の 特 例 Ⅰ 特 定 の 居 住 用 財 産 の 買 換 え 等 の 特 例 ( 措 法 36の2 36の4) ⑴ 個 人 がその 年 1 月 1 日 における 所 有 期 間 が10 年 を 超 える 居 住 用 財 産 ( 居 住 期 間 が10 年 以 上 であるものに 限 る 以 下 譲 渡 資 産 という )を 譲 渡 ( 譲 渡 対 価 が 1 億 5 千 万 円 超 のものを 除 く )した 場 合 において その 者 の 居 住 の 用 に 供 する 家 屋 又 はその 敷 地 の 用 に 供 する 土 地 等 で 一 定 のもの( 以 下 買 換 資 産 とい う )を 取 得 し 居 住 の 用 に 供 した 又 はその 見 込 みであるときは その 収 入 金 額 のうち 買 換 資 産 の 取 得 に 充 てられた 部 分 については 譲 渡 がなかったも のとする なお 前 年 中 先 行 取 得 翌 年 中 見 込 取 得 が 認 められる ⑵ 買 換 資 産 の 取 得 価 額 は 譲 渡 資 産 の 取 得 費 及 び 譲 渡 費 用 の 額 の 合 計 額 ( 課 税 された 部 分 を 除 く )を 承 継 する -6-
7ー4 住 宅 借 入 金 等 特 別 税 額 控 除 Ⅰ 内 容 ( 措 法 411256) 居 住 者 が 国 内 において 住 宅 の 取 得 等 をして その 取 得 等 の 日 から6 月 以 内 にその 者 の 居 住 の 用 に 供 した 場 合 において 住 宅 借 入 金 等 の 金 額 を 有 すると きは その 居 住 開 始 年 以 後 10 年 間 の 各 年 のうち その 年 分 の 合 計 所 得 金 額 が 3,000 万 円 以 下 である 年 については その 年 分 の 所 得 税 の 額 から 次 の 控 除 額 ( 百 円 未 満 切 捨 )を 控 除 する 控 除 額 その 年 12 月 31 日 における 3,000 万 円 ( 認 定 住 宅 に 係 る 1% 住 宅 借 入 金 等 の 合 計 額 も のは4,000 万 円 ) を 限 度 ⑴ 住 宅 の 取 得 等 1 居 住 用 家 屋 の 新 築 2 居 住 用 家 屋 で 建 築 後 使 用 されたことのないもの 又 は 既 存 住 宅 の 取 得 ( 配 偶 者 等 特 別 の 関 係 がある 者 からの 取 得 等 を 除 く ) 3 補 助 金 控 除 後 の 工 事 費 用 の 額 が100 万 円 を 超 える 居 住 用 家 屋 の 増 改 築 等 ⑵ 住 宅 借 入 金 等 住 宅 借 入 金 等 とは 住 宅 の 取 得 等 に 係 る 金 融 機 関 からの 借 入 金 等 ( 住 宅 の 取 得 等 とともにするその 敷 地 の 用 に 供 される 土 地 等 の 取 得 に 係 るものを 含 む )で 償 還 期 間 が10 年 以 上 の 割 賦 償 還 の 方 法 により 返 済 するものをいう 8ー2 給 与 所 得 の 源 泉 徴 収 Ⅵ 納 期 の 特 例 ( 法 216) 給 与 等 の 支 払 を 受 ける 者 が 常 時 10 人 未 満 である 源 泉 徴 収 義 務 者 は 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 の 承 認 を 受 けた 場 合 には 1 月 から6 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 に ついては7 月 10 日 まで 7 月 から12 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 については 翌 年 1 月 20 日 までに 納 付 することができる -7-
8ー5 源 泉 徴 収 に 係 る 納 期 の 特 例 Ⅱ 納 期 の 特 例 ( 法 216) 給 与 等 の 支 払 を 受 ける 者 が 常 時 10 人 未 満 である 源 泉 徴 収 義 務 者 は 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 の 承 認 を 受 けた 場 合 には 1 月 から6 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 に ついては7 月 10 日 まで 7 月 から12 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 については 翌 年 1 月 20 日 までに 納 付 することができる Ⅳ 納 期 限 の 特 例 ( 措 法 41の6) 削 除 Ⅳ 承 認 の 取 消 し( 法 2173) 税 務 署 長 は 納 期 の 特 例 の 承 認 を 受 けている 者 について 一 定 の 事 実 が 生 じ たときは その 承 認 を 取 り 消 すことができる Ⅴ 要 件 を 欠 いた 場 合 の 届 出 ( 法 218) 納 期 の 特 例 の 承 認 を 受 けている 事 務 所 等 において 給 与 等 の 支 払 を 受 ける 者 が 常 時 10 人 未 満 でなくなった 場 合 には 遅 滞 なく その 旨 の 届 出 書 を 税 務 署 長 に 提 出 しなければならない Ⅵ 取 消 し 等 があった 場 合 の 納 期 限 ( 法 219) 承 認 が 取 消 され 又 は 上 記 Ⅴの 届 出 書 を 提 出 した 場 合 の 納 期 限 は その 取 消 さ れた 又 は 提 出 した 月 の 翌 月 10 日 とする -8-
8ー6 退 職 所 得 の 源 泉 徴 収 Ⅵ 納 期 の 特 例 ( 法 216) 給 与 等 の 支 払 を 受 ける 者 が 常 時 10 人 未 満 である 源 泉 徴 収 義 務 者 は 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 の 承 認 を 受 けた 場 合 には 1 月 から6 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 に ついては7 月 10 日 まで 7 月 から12 月 までの 期 間 の 徴 収 税 額 については 翌 年 1 月 20 日 までに 納 付 することができる -9-