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51.23ha 98.0ha
飛 来 する 砲 弾 の 被 害 を 防 ぐため 厚 さ 1 寸 の 板 数 十 枚 で 屋 根 が 補 強 された 西 南 戦 争 後 も 熊 本 城 は 陸 軍 によって 管 理 され 改 変 を 受 けた 明 治 18(1885) 年 5 月 には 第 十 一 旅 団 の 本 部 が 千 葉 城 に 置 かれた 同 21(1888) 年 5 月 には 熊 本 鎮 台 は 第 六 師 団 となり 歩 兵 第 十 一 旅 団 は 本 部 を 千 葉 城 から 飯 田 丸 へと 移 す また 歩 兵 十 三 連 隊 が 二 ノ 丸 に 歩 兵 第 二 三 連 隊 が 花 畑 旧 藩 邸 と 監 物 台 に 分 屯 した 騎 兵 第 六 大 隊 は 山 崎 町 に 砲 兵 第 六 連 隊 は 城 内 備 前 屋 敷 に 輜 重 第 六 大 隊 は 古 京 町 に 置 かれた 工 兵 第 六 大 隊 は 千 葉 城 に 置 かれたが 明 治 22(1889) 年 6 月 に 大 江 渡 鹿 村 の 新 兵 営 に 移 転 してい る 明 治 27(1894) 年 には 花 畑 旧 藩 邸 の 新 築 兵 舎 が 完 成 し 歩 兵 第 二 三 連 隊 はすべて 花 畑 に 移 った その 後 師 団 のほとんどの 兵 営 は 大 正 14(1925) 年 頃 までに 城 内 から 移 転 し 終 戦 後 まで 同 じ 位 置 にあったのは 輜 重 第 六 大 隊 のみであった 明 治 22 年 7 月 28 日 熊 本 地 方 でマグニチュード6.3と 推 定 される 強 い 地 震 が 発 生 した 震 源 地 は 金 峰 山 東 麓 付 近 であったことから 金 峰 山 地 震 と 呼 ばれる この 地 震 によって 熊 本 城 内 も 大 きな 被 害 を 受 けた 白 川 新 聞 の 発 行 者 である 水 島 貫 之 は 熊 本 明 治 震 災 日 記 に 被 災 状 況 を 記 している 師 団 営 内 の 石 垣 の 崩 壊 箇 所 は 頬 当 門 より 数 寄 屋 丸 闇 門 入 口 及 び 闇 門 内 の 左 右 の 石 垣 元 飯 田 丸 跡 軍 法 会 議 所 北 同 会 議 所 内 ( 元 櫨 方 ) 及 び 衛 戍 兵 営 弾 薬 庫 内 百 間 石 垣 東 竹 の 丸 石 垣 など 29 箇 所 に 及 んだ なお 闇 門 や 西 出 丸 の 火 薬 庫 飯 田 丸 の 石 垣 等 は 日 本 地 震 学 会 が 調 査 のために 撮 影 した 古 写 真 ( 第 19 図 )が 残 されている 崩 落 した 石 垣 は 軍 によって 復 旧 された 第 19 図 旧 熊 本 城 飯 田 丸 第 六 師 団 弾 薬 庫 上 石 垣 崩 壊 之 景 ( 写 真 ) 画 像 提 供 : 国 立 科 学 博 物 館