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弁護士報酬規定(抜粋)


【労働保険事務組合事務処理規約】

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

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Transcription:

旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 合 格 講 座 01 旅 行 業 法

はじめに 本 書 の 目 的 本 書 の 目 的 は 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 試 験 の 科 目 である 旅 行 業 法 について 必 要 な 知 識 を 簡 潔 に 提 供 することです 旅 行 業 法 の 特 徴 は 国 ( 観 光 庁 )が 旅 行 業 者 を 規 制 し 旅 行 者 を 保 護 し 旅 行 業 を 発 展 させるために 多 くの 方 策 を 講 じていることです 法 律 以 外 にも 省 令 があり やや 複 雑 な 定 め 方 をしていますが 本 書 は 法 律 の 趣 旨 と 出 題 傾 向 を 読 みやすい 文 章 で 紹 介 すること で 大 きな 流 れを 掴 んで 頂 くことを 目 的 としています 本 講 座 の 構 成 本 講 座 は 以 下 のような 構 成 になっています 講 座 01 旅 行 業 法 02 約 款 Ⅰ Ⅱ 03 国 内 旅 行 実 務 : 運 賃 料 金 04 国 内 旅 行 実 務 : 国 内 観 光 地 理 05 海 外 旅 行 実 務 : 国 際 航 空 運 賃 06 海 外 旅 行 実 務 : 旅 行 実 務 07 海 外 旅 行 実 務 : 出 入 国 関 係 法 令 手 続 実 務 08 海 外 旅 行 実 務 : 海 外 観 光 地 理 09 海 外 旅 行 実 務 : 語 学 本 書 は 講 座 01 旅 行 業 法 のテキストであり DVD 講 座 と 併 用 して 学 習 するように なっています また 講 座 02の 約 款 Ⅱ 講 座 04 講 座 08 09については 内 容 が 自 習 用 として 作 成 してあり DVD 講 座 を 設 けていません 3

はじめに 本 書 の 特 色 使 い 方 ❶ 合 格 に 必 要 な 項 目 を 簡 潔 に 記 述 しました 本 試 験 の 出 題 に 合 わせ 必 要 な 事 項 のみ 記 述 しました 記 述 がブロックごとに 分 か れ ムダな 事 項 がないため 一 気 に 読 み 通 せて 短 時 間 で 必 要 な 知 識 が 習 得 できます ❷ 各 分 野 の 最 後 に 該 当 する 過 去 問 を 掲 載 しました 本 文 の 後 に どの 分 野 がどのように 問 われているかを 紹 介 することによって どの 程 度 の 内 容 を 暗 記 しておけばよいかが 分 かるようにしました ❸ 試 験 に 出 題 されるか 否 かの 重 要 度 を 各 事 項 のはじめに 明 示 しました 試 験 にあまり 出 ないところを 一 生 懸 命 やっても 無 意 味 です そこで どこに 力 を 入 れて 学 習 すべきかを 各 事 項 のはじめに A 超 重 要 重 要 必 須 ゾーン の3 段 階 で 示 しました B ゾーン C ゾーン ❹ テキスト 内 の 内 容 にも 重 要 度 を 示 し 確 認 のためのチェックボックスを 設 けました 黄 色 枠 で5つ 星 マークが 記 してある 箇 所 は 最 重 要 事 項 です テキストの 本 文 中 や 事 項 の 最 後 にポイントとしてまとめてある 場 合 があります テキストの 本 文 中 の 必 須 学 習 項 目 は 黄 色 以 外 の 色 枠 で 囲 み 1 4つの 星 マークで 重 要 度 を 示 しています 4 4

労 働 基 準 法 の 適 用 対 象 必 須 学 習 項 目 に 関 する 参 考 項 目 については 同 色 で 下 記 のように 表 示 しています ⑴ 適 用 範 囲 ( 法 112 条 法 116 条 別 表 第 1ほか) C ゾーン 原 則 労 働 者 を 使 用 する 事 業 は その 種 類 規 模 に 関 係 なく 労 働 基 準 法 の 適 用 を 受 けます 労 働 基 準 法 別 表 第 1 労 働 基 準 法 は 事 業 の 種 類 に 関 係 なく 適 用 されますが 労 働 時 間 など 一 部 の 規 定 について は 事 業 の 種 類 によって 特 例 が 設 けられています そこで 労 働 基 準 法 は 別 表 第 1 にお いて 一 定 の 業 種 の 区 分 を 列 挙 したうえで 特 例 の 箇 所 でそれを 引 用 するという 形 をとって います 工 業 的 業 種 非 工 業 的 業 種 1 号 製 造 業 2 号 鉱 業 6 号 農 林 業 7 号 畜 産 養 蚕 水 産 業 11 号 郵 便 通 信 業 12 号 教 育 研 究 業 テキスト 右 ページ 3 上 号 部 建 には 設 業 学 習 8 日 号 の 商 業 記 録 欄 を 設 けました 13 号 保 健 衛 生 学 業 習 進 捗 状 況 などの 確 4 号 運 輸 交 通 業 9 号 金 融 広 告 業 14 号 接 客 娯 楽 業 認 に 役 立 ててください 5 号 貨 物 取 扱 業 10 号 映 画 演 劇 業 15 号 焼 却 清 掃 業 属 地 主 義 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 労 働 基 準 法 は 日 本 国 内 にある 事 業 にのみ 適 用 されるので 国 外 にある 支 店 等 であって 事 業 としての 実 態 を 備 えるものについては 適 用 されません また 日 本 国 内 で 行 われる 事 業 であれば 事 業 主 が 外 国 人 であっても 適 用 されます テキストの 各 ページの 下 に メモ 欄 を 設 けました 講 義 を 聞 きながら またテキ ストを 読 みながら 必 要 なことはどんどんメモ 欄 に 書 き 込 み 自 分 だけのオリジナ ルテキストに 仕 上 げていきましょう 本 書 を 利 用 することにより 一 人 でも 多 くの 方 が 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 試 験 に 合 格 される ことを 心 より 願 っています 14 フォーサイト 教 材 作 成 室 5

もくじ I 旅 行 業 法 の 目 的... 8 II 旅 行 業 法 の 定 義...12 III 登 録...20 IV 営 業 保 証 金...30 V 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者...40 VI 旅 行 業 務 取 扱 料 金 旅 行 業 約 款...44 VII 取 引 条 件 の 説 明 書 面 の 交 付...50 VIII 外 務 員...58 IX 広 告...62 X 標 識...68 XI 旅 程 管 理...72 XII 禁 止 行 為...76

XIII 受 託 契 約...78 XIV 旅 行 業 者 代 理 業 者...82 XV 旅 行 業 協 会...86 XVI 事 業 の 廃 止 業 務 改 善 命 令 登 録 の 取 消 等........................................ 96 XVII 罰 則... 100 索 引... 102

I 旅 行 業 法 の 目 的 旅 行 業 法 の 目 的 A ゾーン 多 くの 法 律 では 第 1 条 の 条 文 は( 目 的 )というタイ トルがついていて 何 のためにこの 法 律 が 制 定 さ れているのか ということを 示 しています 旅 行 業 法 でも 同 様 です この 法 律 が 試 験 科 目 である 以 上 第 1 条 の 内 容 を 把 握 しておくことが 必 要 です まず 条 文 を 読 んでみましょう 参 照 条 文 目 的 旅 行 業 務 に 関 する 取 引 の 公 正 の 維 持 旅 行 の 安 全 の 確 保 旅 行 者 の 利 便 の 増 進 3つの 目 的 旅 行 業 法 は 以 下 の3つの 目 的 を 実 現 するために 制 定 されました ❶ 旅 行 業 務 に 関 する 取 引 の 公 正 の 維 持 ❷ 旅 行 の 安 全 の 確 保 ❸ 旅 行 者 の 利 便 の 増 進 しかし 制 定 するだけで 実 現 するわけではありません そこで この 目 的 を 達 成 するた めに 手 段 も 制 定 しています 8

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 3つの 手 段 手 段 ( 施 策 )は 目 的 の 前 に 規 定 されています ❶ 登 録 制 度 を 実 施 ❷ 業 務 の 適 正 な 運 営 を 確 保 ❸ 組 織 する 団 体 の 適 正 な 活 動 を 促 進 手 段 の 具 体 的 内 容 手 段 ( 施 策 )は 目 的 の 前 に 規 定 されています ❶ 登 録 制 度 を 実 施 旅 行 業 は 誰 にでも 行 えるわけではなく 登 録 した 者 だけしか 行 えない ❷ 業 務 の 適 正 な 運 営 を 確 保 取 引 条 件 を 説 明 したり 適 切 な 広 告 をしたり 業 務 が 適 正 に 行 われるようにする ❸ 組 織 する 団 体 の 適 正 な 活 動 を 促 進 旅 行 業 者 などで 組 織 する 旅 行 業 協 会 の 活 動 を 促 進 する 9

I 旅 行 業 法 の 目 的 本 試 験 の 出 題 例 問 1 次 のア~エの 記 述 から 法 第 1 条 ( 目 的 )に 定 められているものをすべて 選 ん でいるものはどれか ア 旅 行 業 等 を 営 む 者 の 業 務 の 適 正 な 運 営 の 確 保 イ 旅 行 者 の 利 便 の 増 進 ウ 旅 行 業 等 を 営 む 者 による 国 際 親 善 の 促 進 エ 旅 行 の 安 全 の 確 保 a.ア イ エ b.ア ウ c.ア ウ エ d.イ エ 問 2 法 第 1 条 ( 目 的 )の 条 文 の の 中 に 入 る 語 句 の 組 み 合 わせで 正 しいものは どれか この 法 律 は 旅 行 業 等 を 営 む 者 について 登 録 制 度 を 実 施 し あわせて 旅 行 業 等 を 営 む 者 の 1 を 確 保 するとともに その 組 織 する 団 体 の 適 正 な 活 動 を 促 進 することにより 旅 行 業 務 に 関 する 取 引 の 2 旅 行 の 3 及 び 旅 行 者 の 4 を 図 ることを 目 的 とする ア.1 業 務 の 適 正 な 運 営 2 活 性 化 3 円 滑 な 実 施 4 利 便 の 増 進 イ.1 業 務 の 適 正 な 運 営 2 公 正 の 維 持 3 安 全 の 確 保 4 利 便 の 増 進 ウ.1 適 正 な 利 潤 2 公 正 の 維 持 3 安 全 の 確 保 4 保 護 エ.1 適 正 な 利 潤 2 活 性 化 3 円 滑 な 実 施 4 保 護 正 解 1 2 10

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 11

II 旅 行 業 法 の 定 義 旅 行 業 法 の 定 義 A ゾーン 用 語 の 意 味 がはっきりしていなければ 法 律 を 制 定 しても 意 味 がありません 多 くの 法 律 や 約 款 では 最 初 に 用 語 を 定 義 するのです ここでは 旅 行 業 旅 行 業 者 代 理 業 企 画 旅 行 手 配 旅 行 の 用 語 の 意 味 を 確 認 します 特 に 旅 行 業 の 定 義 は 具 体 例 をいくつか 覚 えておくことが 必 要 です 問 題 の 所 在 Aさんは 自 分 の 会 社 の 社 員 旅 行 に 幹 事 になって 知 人 が 経 営 している 旅 館 を 利 用 したところ 後 日 その 旅 館 からお 礼 を いただきました Bさんはタクシーの 運 転 手 で いつも 有 名 温 泉 の 最 寄 り 駅 の 前 でお 客 さんを 待 っています たまにお 客 さんから 旅 館 に 行 く 前 に きれいな 景 色 を 見 たい といわれるので 桜 や 紅 葉 のきれいな 展 望 台 を 案 内 してから 旅 館 に 行 くようにし ています これらの 行 為 が 旅 行 業 に 該 当 すれば AさんとBさんは 旅 行 業 の 登 録 を 受 けていなけれ ばなりません 旅 行 業 法 は 無 登 録 営 業 には 罰 金 刑 を 科 するとしています 12

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 旅 行 業 の3 要 件 1 報 酬 を 得 ている 2 一 定 の 行 為 を 行 っている 3 事 業 としている 旅 行 業 この3つの 要 件 をすべて 満 たしていないと 旅 行 業 に 該 当 しません 1 報 酬 を 得 るとは 報 酬 を 得 るとは 旅 行 者 や 運 送 宿 泊 機 関 等 から 報 酬 (お 金 )を 得 ることをいいます 旅 行 サービス 提 供 者 逆 に 無 報 酬 ならば 旅 行 業 としての 行 為 を 行 っていても 旅 行 業 に 該 当 しません 13

II 旅 行 業 法 の 定 義 2 一 定 の 行 為 とは 一 定 の 行 為 とは ❶ 企 画 旅 行 を 実 施 する ❷ 手 配 旅 行 を 実 施 する ❸ 企 画 手 配 旅 行 に 付 随 して 運 送 宿 泊 以 外 のサービス 提 供 機 関 (レストラン 遊 園 地 等 )と 契 約 をしておく ❹ 企 画 手 配 旅 行 に 付 随 して 旅 行 者 の 便 宜 となるサービス( 旅 券 の 代 行 申 請 等 )を 提 供 すること ❺ 旅 行 に 関 する 相 談 に 応 ずること などをいいます 企 画 旅 行 旅 行 業 者 が 計 画 を 作 成 し 自 己 の 計 算 において 契 約 しておくこと ❶ 募 集 の 為 あらかじめ 募 集 型 企 画 旅 行 ❷ 依 頼 を 受 け 受 注 型 企 画 旅 行 手 配 旅 行 ❶ ❷ 代 理 して 契 約 を 締 結 し 媒 介 をし 又 は 取 次 ぎ 14

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / つまり 一 定 の 行 為 とは 旅 行 者 と 旅 行 サービス 提 供 者 との 間 に 立 ち 運 送 宿 泊 又 はそれ 以 外 のサービスを 旅 行 者 が 確 実 に 受 けられるように 手 配 をする 行 為 等 をいいます 旅 行 業 者 両 者 を 結 びつける 旅 行 者 旅 行 サービス 提 供 者 ( 運 送 宿 泊 機 関 ) 参 照 条 文 定 義 専 ら 運 送 サービスを 提 供 する 者 のため 旅 行 者 に 対 する 運 送 サービスの 提 供 について 代 理 して 契 約 を 締 結 する 行 為 を 行 うものを 除 く 15

II 旅 行 業 法 の 定 義 3 事 業 としているとは 事 業 としているとは 看 板 を 出 す 等 して 旅 行 業 を 自 分 の 生 計 をたてるための 仕 事 とし て 営 業 していることをいいます つまり たまたま Aさんが 自 分 の 会 社 の 社 員 旅 行 を 知 人 の 旅 館 に 紹 介 し 旅 館 から お 礼 をもらっただけでは その 行 為 を 事 業 として 行 っているとはいえません 3つの 要 件 が 全 て 揃 わなければ 旅 行 業 には 該 当 しません 旅 行 業 に 該 当 しないもの 旅 行 業 者 と 似 たような 行 為 を 行 っているが 旅 行 業 の 登 録 が 不 要 なものがあります 以 下 のものは 旅 行 業 に 該 当 しません ❶ 運 送 機 関 の 乗 車 券 のみを 代 理 販 売 する 行 為 例 航 空 券 等 を 販 売 するコンビニエンスストア フェリーの 回 数 券 を 販 売 する 商 店 ❷ 運 送 宿 泊 以 外 のサービスについて 販 売 する 行 為 例 コンサートのチケットを 販 売 しているプレイガイド ❸ 宿 泊 施 設 が 自 らの 施 設 を 自 ら 案 内 する 行 為 例 ホテルが HP を 使 って 宿 泊 プランを 紹 介 し 旅 行 者 を 募 る ❹ バス 会 社 が 自 社 のバスを 利 用 し 実 施 する 日 帰 り 旅 行 注 意 ❺ 手 配 代 行 者 ( 旅 行 会 社 の 委 託 を 受 けて 旅 行 の 現 地 手 配 を 行 う 会 社 のことで ツアー オペレーターとも 呼 ばれる 旅 行 者 と 契 約 関 係 がないので 旅 行 業 に あたらない ) ❻ 添 乗 員 派 遣 会 社 ❸ ❹ は 直 接 サービスを 提 供 しているので 代 理 や 媒 介 にあたらず 旅 行 業 ではない サービス 提 供 業 者 旅 行 者 16

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 旅 行 業 者 代 理 業 者 旅 行 業 者 代 理 業 者 とは 所 属 旅 行 業 者 を 代 理 し 所 属 旅 行 業 者 の 仕 事 を 行 うものをいい ます( 個 人 における 代 理 人 と 同 じ) 行 える 業 務 は 所 属 旅 行 業 者 の 行 える 業 務 に 限 られます 注 意 17

II 旅 行 業 法 の 定 義 本 試 験 の 出 題 例 問 1 報 酬 を 得 て 次 の 行 為 を 事 業 として 行 う 場 合 旅 行 業 又 は 旅 行 業 者 代 理 業 の 登 録 を 必 要 としないものはどれか a. 埠 頭 にあるガソリンスタンドが フェリー 会 社 を 代 理 してフェリー 乗 船 券 のみを 販 売 する 行 為 b. 観 光 案 内 所 が 宿 泊 施 設 を 旅 行 者 に 紹 介 して 予 約 し 旅 行 者 から 手 数 料 を 収 受 する 行 為 c. 結 婚 式 場 が 挙 式 と 海 外 への 新 婚 旅 行 をセットにして 代 金 を 定 め 契 約 を 締 結 する 行 為 d. スーパーマーケットが 他 人 の 経 営 するホテルを 利 用 して 宿 泊 を 伴 う 旅 行 を 募 集 して 実 施 する 行 為 正 解 18

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 問 2 法 第 2 条 に 定 められている 企 画 旅 行 契 約 に 関 する 次 の 記 述 において ア~エに 当 てはまる 語 句 として 正 しい 組 み 合 わせを 選 びなさい 運 送 等 サービスの 内 容 並 びに 旅 行 者 が 支 払 うべき ア に 関 する 事 項 を 定 めた 旅 行 に 関 する 計 画 を 旅 行 者 の イ のためにあらか じめ 又 は 旅 行 者 からの ウ により 作 成 するとともに 当 該 計 画 に 定 める 運 送 等 サービスを 旅 行 者 に 確 実 に 提 供 するために 必 要 と 見 込 まれる 運 送 等 サービスの 提 供 に 係 る 契 約 を エ において 運 送 等 サービ スを 提 供 する 者 との 間 で 締 結 し この 契 約 を 基 に 旅 行 業 を 営 む 者 が 旅 行 者 と 締 結 する 契 約 は 企 画 旅 行 契 約 である ア イ ウ エ a. 対 価 募 集 依 頼 自 己 の 計 算 b. 旅 行 代 金 手 配 企 画 自 己 の 責 任 c. 旅 行 代 金 募 集 相 談 自 己 の 計 算 d. 対 価 手 配 委 託 自 己 の 利 益 正 解 19

III 登 録 登 録 手 続 きの 流 れ A ゾーン 旅 行 業 を 営 むには あらかじめ 登 録 が 必 要 です 旅 行 業 もいくつかの 種 別 があり ま た 登 録 の 手 続 きにも 多 くの 規 則 があります ここでは 新 規 に 旅 行 業 の 登 録 を 受 け 事 業 を 継 続 していくうえでの 手 続 きの 流 れを 見 ていきます 問 題 の 所 在 Aさんは 今 年 海 外 旅 行 に 行 く 予 定 を 立 て 以 前 から 国 内 ツアーの 企 画 でよい 評 判 を 聞 くB 旅 行 業 者 に 海 外 ツアーのパンフレットをもらいに 行 きました しかし B 旅 行 業 者 は 海 外 のツアーは 取 り 扱 えないことが 分 かりました なぜでしょう? それは 旅 行 業 者 には 取 り 扱 うことができる 業 務 の 範 囲 が 旅 行 業 者 の 種 類 により 決 められているからです 20

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 旅 行 業 者 の 取 扱 える 業 務 の 範 囲 旅 行 業 者 には 取 り 扱 う 業 務 の 範 囲 が 旅 行 業 者 の 種 類 により 決 められています 以 下 が 旅 行 業 者 の 種 別 (4つ)と 旅 行 業 者 代 理 業 者 の 取 り 扱 うことのできる 業 務 の 範 囲 です 募 集 型 企 画 旅 行 受 注 型 企 画 旅 行 手 配 旅 行 受 託 販 売 海 外 国 内 海 外 国 内 海 外 国 内 海 外 国 内 第 1 種 旅 行 業 者 第 2 種 旅 行 業 者 第 3 種 旅 行 業 者 地 域 限 定 旅 行 業 者 旅 行 業 者 代 理 業 者 所 属 旅 行 業 者 の 代 理 のみ 1 拠 点 区 域 2 3 21

III 登 録 登 録 の 申 請 旅 行 業 を 営 もうとする 者 が 業 務 を 開 始 する 為 には 以 下 の 申 請 事 項 を 記 載 した 申 請 書 の 提 出 が 必 要 になります 登 録 申 請 事 項 ❶ 氏 名 名 称 住 所 法 人 の 場 合 は 代 表 者 の 氏 名 ❷ 主 たる 営 業 所 その 他 の 営 業 所 の 名 称 所 在 地 ❸ 事 業 の 経 営 上 使 用 する 商 号 が あるときはその 商 号 ❹ 業 務 範 囲 の 別 ❺ 旅 行 業 者 であって 代 理 業 者 を 持 つ 場 合 その 代 理 業 者 の 氏 名 名 称 所 在 地 ❻ 代 理 業 者 の 場 合 は 所 属 旅 行 業 者 の 氏 名 名 称 所 在 地 旅 行 業 等 の 登 録 行 政 庁 旅 行 業 者 等 は 種 類 ごとに 管 轄 する 機 関 があります 管 轄 する 機 関 を 総 称 して 登 録 行 政 庁 と 呼 びます 以 下 が 旅 行 業 者 のそれぞれの 登 録 行 政 庁 です 種 類 第 1 種 旅 行 業 者 第 2 種 旅 行 業 者 第 3 種 旅 行 業 者 地 域 限 定 旅 行 業 者 旅 行 業 者 代 理 業 者 登 録 行 政 庁 観 光 庁 長 官 主 たる 営 業 所 を 管 轄 する 都 道 府 県 知 事 主 たる 営 業 所 を 管 轄 する 都 道 府 県 知 事 主 たる 営 業 所 を 管 轄 する 都 道 府 県 知 事 主 たる 営 業 所 を 管 轄 する 都 道 府 県 知 事 22

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 登 録 の 拒 否 ( 登 録 申 請 を 拒 否 される 場 合 ) 例 A 社 は 新 規 に 旅 行 部 門 を 立 ち 上 げ 旅 行 業 の 登 録 申 請 を 行 ったが 役 員 が 4 年 前 に 独 占 禁 止 法 に 違 反 して 懲 役 刑 に 処 されていたことが 判 明 し 登 録 が 拒 否 された このように 旅 行 業 者 は 登 録 の 申 請 において 登 録 を 拒 否 される 場 合 があります 拒 否 される 事 由 ❶ 旅 行 業 の 登 録 を 取 り 消 され その 日 から5 年 経 過 していない 者 ❷ 禁 錮 以 上 の 刑 又 は 旅 行 業 法 に 違 反 して 罰 金 刑 を 受 け 刑 の 執 行 を 終 え 又 は 受 けるこ とがなくなって5 年 経 過 していない 者 ❸ 申 請 前 5 年 以 内 に 旅 行 業 法 に 関 し 不 正 な 行 為 をした 者 ❹ ( 未 婚 の) 未 成 年 者 であって その 法 定 代 理 人 ( 例 : 親 )が❶~❸ 及 び❻のいずれか に 該 当 するもの ❺ 成 年 被 後 見 人 もしくは 被 保 佐 人 又 は 破 産 者 で 復 権 を 得 ないもの ❻ 法 人 であって その 役 員 のうちに❶~❸ 又 は❺いずれかに 該 当 する 者 があるもの ❼ 営 業 所 ごとに 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 を 確 実 に 選 任 すると 認 められない 者 ❽ 旅 行 業 を 営 もうとする 者 であって 一 定 の 財 産 的 基 礎 を 有 しないもの ❾ 旅 行 業 者 代 理 業 を 営 もうとする 者 で その 代 理 する 旅 行 業 者 が2 社 以 上 であるもの 刑 罰 懲 役 禁 錮 罰 金 科 料 財 産 的 基 礎 ( 基 準 資 産 額 ) 財 産 的 な 基 礎 ( 基 準 資 産 額 ) 1 3,000 2 700 3 300 100 23

III 登 録 旅 行 業 の 登 録 の 有 効 期 間 例 A 旅 行 業 者 は2013 年 4 月 1 日 に 旅 行 業 の 登 録 を 受 けました この 場 合 有 効 期 間 はいつまで? 旅 行 業 の 登 録 の 有 効 期 間 は 登 録 の 日 から 起 算 して5 年 間 5 年 2013/4/1 2018/3/31 登 録 満 了 注 意 5 1 1 有 効 期 間 の 更 新 例 A 旅 行 業 者 の 有 効 期 間 の 満 了 日 が 近 づいてきました さらに 事 業 を 継 続 する 場 合 どんな 手 続 きが 必 要? 有 効 期 間 の5 年 が 経 過 し さらに 事 業 を 継 続 する 場 合 には 有 効 期 間 の 更 新 が 必 要 更 新 をする 場 合 は 有 効 期 間 満 了 の2か 月 前 までに 申 請 を 行 います 更 新 登 録 がされた 場 合 の 有 効 期 間 は 従 前 の 登 録 満 了 日 の 翌 日 から 起 算 します 2013 4/1 2018 1/31 2018 3/31 4/1 更 新 申 請 (2カ 月 前 ) 登 録 有 効 期 間 5 年 間 満 了 翌 日 24

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 更 新 登 録 の 申 請 をしたが 満 了 日 までに 可 否 の 通 知 が 来 ない 場 合 可 否 の 通 知 があるまで 従 前 の 登 録 は 有 効 その 後 更 新 が 認 められたとき 新 たな 有 効 期 間 は 従 前 の 登 録 の 有 効 期 間 の 満 了 日 の 翌 日 から 起 算 します 例 4 15 1 15 4 5 登 録 事 項 変 更 の 届 出 旅 行 業 者 のAさんの 所 在 地 が 変 更 になりました 以 下 の 登 録 申 請 事 項 のうち❶~❸ ❺の 事 由 に 変 更 が 生 じた 場 合 は 変 更 になった 日 から30 日 以 内 に 登 録 事 項 の 変 更 の 届 け 出 を 行 います 7/1 7/30 変 更 30 日 以 内 に 登 録 事 項 変 更 の 届 け 出 を 行 う 登 録 申 請 事 項 ❶ 氏 名 名 称 住 所 法 人 の 場 合 は 代 表 者 の 氏 名 ❷ 営 業 所 の 名 称 所 在 地 ❸ 商 号 ❹ 業 務 範 囲 ❺ 旅 行 業 者 であって 代 理 業 者 を 持 つ 場 合 その 氏 名 名 称 所 在 地 ❻ 代 理 業 者 の 場 合 は 所 属 旅 行 業 者 の 氏 名 名 称 所 在 地 30 日 25

III 登 録 変 更 登 録 A 旅 行 業 者 が 第 3 種 旅 行 業 から 第 2 種 に 業 務 範 囲 を 変 更 することになりました このように 申 請 事 項 のうち 業 務 範 囲 が 変 わる 場 合 の 届 出 を 変 更 登 録 といいます 変 更 登 録 業 務 範 囲 が 変 わる 登 録 番 号 が 変 わる 登 録 事 項 の 変 更 名 称 所 在 地 代 理 業 者 等 が 変 わる 登 録 番 号 は 変 わらない 変 更 による 新 規 登 録 旅 行 業 者 代 理 業 者 の 所 属 旅 行 業 者 が 変 更 になった この 場 合 代 理 業 者 は 新 たな 旅 行 業 者 と 仕 事 をするため 新 規 登 録 をすることになります つまり 旅 行 業 者 代 理 業 者 は 所 属 旅 行 業 者 を 代 理 して 所 属 旅 行 業 者 の 仕 事 をする 為 所 属 旅 行 業 者 が 変 われば 新 たに 新 規 登 録 をしなければなりません 26

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 本 試 験 の 出 題 例 問 1 登 録 業 務 範 囲 に 関 する 次 の 記 述 のうち 誤 っているものはどれか a. 第 1 種 旅 行 業 者 は 旅 行 業 務 のすべてを 取 り 扱 うことができる b. 旅 行 業 者 代 理 業 者 については 登 録 業 務 範 囲 の 規 定 がない c. 第 3 種 旅 行 業 者 を 所 属 旅 行 業 者 とする 旅 行 業 者 代 理 業 者 は いかなる 場 合 でも 本 邦 外 の 旅 行 業 務 を 取 り 扱 うことはできない d. 第 2 種 旅 行 業 者 は その 営 業 所 に 総 合 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 を 選 任 していて も 本 邦 外 の 企 画 旅 行 ( 参 加 する 旅 行 者 の 募 集 をすることにより 実 施 する ものに 限 る )を 実 施 することはできない 正 解 3 問 2 次 のア~エの 記 述 から 旅 行 業 等 の 登 録 の 拒 否 事 由 に 該 当 するものをすべて 選 んでいるものはどれか ア 法 人 であって その 役 員 のうちに 申 請 前 5 年 以 内 に 旅 行 業 務 に 関 し 不 正 な 行 為 をした 者 があるもの イ 旅 行 業 者 代 理 業 を 営 もうとする 者 であって その 基 準 資 産 額 が300 万 円 に 満 たないもの ウ 第 2 種 旅 行 業 を 営 もうとする 者 であって その 基 準 資 産 額 が700 万 円 に 満 た ないもの エ 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 を 確 実 に 選 任 すると 認 められない 者 a.ア イ エ b.ア ウ c.ア ウ エ d.ア エ 27

III 登 録 正 解. 問 3 旅 行 業 等 の 登 録 に 関 する 次 の 記 述 のうち 誤 っているものはどれか a. 旅 行 業 者 代 理 業 の 新 規 登 録 の 申 請 をしようとする 者 は その 者 の 主 たる 営 業 所 の 所 在 地 を 管 轄 する 都 道 府 県 知 事 に 登 録 申 請 書 を 提 出 しなければなら ない b. 登 録 の 有 効 期 間 の 満 了 日 が 平 成 23 年 10 月 1 日 である 旅 行 業 者 の 更 新 登 録 の 通 知 が 平 成 23 年 11 月 1 日 になされた 場 合 その 新 たな 登 録 の 有 効 期 間 満 了 日 は 平 成 28 年 10 月 1 日 である c. 旅 行 業 の 登 録 を 受 けようとする 者 は 国 土 交 通 省 令 で 定 める 業 務 の 範 囲 の 別 について 記 載 した 申 請 書 を 登 録 行 政 庁 に 提 出 しなければならない d. 更 新 登 録 の 申 請 をしようとする 旅 行 業 者 代 理 業 者 は 有 効 期 間 の 満 了 の 日 の2か 月 前 までに 更 新 登 録 申 請 書 を 提 出 しなければならない 正 解 28

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / コラム 完 璧 主 義 もいいけれど 新 29

IV 営 業 保 証 金 営 業 保 証 金 制 度 A ゾーン 旅 行 業 者 の 業 務 上 の 特 徴 の 一 つに 営 業 保 証 金 の 制 度 があります これは 会 社 の 倒 産 などのように 旅 行 者 に 損 害 が 発 生 する 場 合 に 備 えて 弁 償 の 資 金 のためにあらかじ め 一 定 のお 金 を 国 に 預 けておかなければ 事 業 を 行 ってはならないとし 旅 行 者 を 保 護 す る 制 度 です 問 題 の 所 在 Aさんは 旅 行 業 者 Bの 海 外 ツアーに 申 し 込 んでいましたが 出 発 の 直 前 にBは 多 額 の 負 債 を 出 し 倒 産 してしまいました 旅 行 代 金 は 全 額 支 払 ってあります 倒 産 すればツアーが 実 施 できず 旅 行 代 金 も 返 済 できません Aさんを 保 護 しなけ れば 旅 行 業 の 信 用 は 失 墜 し 業 界 の 発 展 は 望 めません このような 場 合 に 備 えて 事 業 を 始 める 前 にあらかじめ 一 定 の 金 額 を 国 が 預 かっていれ ば 旅 行 者 は 安 心 して 取 引 に 応 じてくれます この 制 度 を 営 業 保 証 金 制 度 といいます ( 同 じ 趣 旨 の 制 度 として 弁 済 業 務 保 証 金 制 度 があります 後 出 の 旅 行 業 協 会 の 業 務 で す ) 30

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 営 業 保 証 金 の 流 れ 図 ( 概 略 ) 登 録 行 政 庁 供 託 所 ❷ 供 託 書 ❺ 還 付 ❸ 写 しを 添 付 して 届 け 出 ❶ 供 託 旅 行 業 者 ❹ 旅 行 契 約 を 結 んだが 債 務 不 履 行 (= 損 害 発 生 ) 旅 行 者 ❶ 登 録 を 受 けた 旅 行 業 者 は 事 業 を 開 始 する 前 に 一 定 の 財 産 を 営 業 保 証 金 として 国 の 機 関 ( 供 託 所 )に 預 けなければなりません ❷ 次 に 供 託 書 の 写 しを 添 付 して 登 録 行 政 庁 に 届 け 出 なければなりません ❸ その 後 旅 行 業 者 と 旅 行 者 が 取 引 をして 旅 行 者 に 債 務 の 不 履 行 等 の 損 害 ( 旅 行 代 金 を 受 け 取 っておきながら 旅 行 が 実 施 できないなど)が 発 生 したとき ❹ 旅 行 者 は 旅 行 業 者 が 供 託 した 営 業 保 証 金 から 損 害 につき 弁 済 ( 還 付 )を 受 けるこ とができます 供 託 所 31

IV 営 業 保 証 金 営 業 保 証 金 の 供 託 と 届 出 供 託 の 届 出 方 法 や 期 間 には 定 めがあります 営 業 保 証 金 は ❶ 登 録 の 通 知 後 14 日 以 内 に 供 託 し 届 出 をします ❷ 供 託 届 出 を 怠 ると 7 日 以 上 の 期 間 を 定 めて 登 録 行 政 庁 から 催 告 を 受 けます ❸ 旅 行 業 者 は 届 出 をした 後 でなければ 事 業 を 開 始 してはなりません 4/1 4/15 4/22 14 日 以 内 7 日 以 上 の 期 間 内 登 録 通 知 ❶ 営 業 保 証 金 の 供 託 届 出 怠 ると ❷ 登 録 行 政 庁 から 催 告 を 受 ける そして 催 告 にもかかわらず 供 託 届 出 を 行 わない 場 合 は 登 録 取 消 を 受 ける 場 合 が あります 旅 行 業 者 代 理 業 者 の 供 託 業 務 の 開 始 時 期 例 B 旅 行 業 者 代 理 業 者 は A 旅 行 業 者 を 所 属 旅 行 業 者 として 仕 事 をすること になりました いつから 仕 事 を 開 始 できるでしょう? また 代 理 業 者 として 営 業 保 証 金 等 は 必 要 でしょうか? この 場 合 旅 行 業 者 代 理 業 者 は 営 業 保 証 金 を 供 託 する 義 務 はありません また 旅 行 業 者 代 理 業 者 の 事 業 の 開 始 時 期 は 所 属 旅 行 業 者 が 営 業 保 証 金 を 供 託 し そ の 旨 届 け 出 た 時 に 開 始 できます つまり 旅 行 業 者 代 理 業 者 は 所 属 旅 行 業 者 があって 初 め て 仕 事 ができるわけですから 事 業 の 開 始 も 所 属 旅 行 業 者 が 開 始 できる 時 からというわけ です 32

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 営 業 保 証 金 ( 供 託 金 )の 算 定 基 準 営 業 保 証 金 の 供 託 額 は 以 下 によって 決 まります ❶ 業 務 範 囲 ( 第 1 種 第 2 種 第 3 種 )ごとの ❷ 前 事 業 年 度 の 旅 行 業 務 に 関 する 旅 行 者 との 取 引 額 前 事 業 年 度 における 旅 行 業 務 に 関 する 取 引 の 額 第 1 種 旅 行 業 者 第 2 種 旅 行 業 者 営 業 保 証 金 の 額 第 3 種 旅 行 業 者 地 域 限 定 旅 行 業 者 5,000 万 円 未 満 7,000 万 円 1,100 万 円 300 万 円 100 万 円 5,000 万 円 以 上 2 億 円 未 満 7,000 万 円 1,100 万 円 300 万 円 300 万 円 財 産 的 基 礎 ( 基 準 資 産 額 )と 営 業 保 証 金 の 最 低 額 第 1 種 旅 行 業 者 3,000 7,000 第 2 種 旅 行 業 者 700 1,100 第 3 種 旅 行 業 者 300 300 地 域 限 定 旅 行 業 者 100 100 旅 行 業 者 代 理 業 者 33

IV 営 業 保 証 金 供 託 できる 種 類 及 び 供 託 先 現 金 の 他 国 債 地 方 債 等 国 土 交 通 省 令 で 定 める 有 価 証 券 等 によって 供 託 でき 主 たる 営 業 所 ( 本 社 )の 最 寄 りの 供 託 所 に 供 託 します 最 寄 りの 供 託 所 A 最 も 近 い 供 託 所 B 現 金 有 価 証 券 等 で 供 託 する 主 たる 営 業 所 取 引 額 の 報 告 旅 行 業 者 は 毎 事 業 年 度 終 了 後 100 日 以 内 に 旅 行 業 務 に 関 する 旅 行 者 との 取 引 額 を 登 録 行 政 庁 へ 報 告 します 代 理 業 者 の 報 告 代 理 業 者 には 報 告 義 務 がなく 所 属 旅 行 業 者 が 代 理 業 者 の 分 も 含 め 報 告 します 34

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 営 業 保 証 金 の 追 加 供 託 取 戻 し 一 度 供 託 した 営 業 保 証 金 であっても さらに 多 額 の 供 託 が 必 要 な 場 合 と 現 在 供 託 して いる 額 が 本 来 必 要 な 額 を 超 過 する 場 合 があります そのように 営 業 保 証 金 の 額 が 増 減 する 場 合 追 加 供 託 又 は 取 戻 しを 行 います 以 下 が 営 業 保 証 金 の 増 減 するケースです ❶ 旅 行 者 との 取 引 額 が 増 減 した 場 合 ❷ 省 令 改 正 の 場 合 ❸ 変 更 登 録 の 場 合 ❶ 旅 行 業 務 に 関 する 旅 行 者 との 取 引 額 が 増 減 する 場 合 増 えた 場 合 事 業 年 度 終 了 後 100 日 以 内 に 追 加 供 託 旅 行 業 務 に 関 する 旅 行 者 との 取 引 額 減 った 場 合 直 ちに 取 り 戻 しができる 例 旅 行 業 務 に 関 する 旅 行 者 との 取 引 額 が 増 加 した 事 業 年 度 終 了 100 日 以 内 追 加 供 託 ❷ 省 令 改 正 による 場 合 増 えた 場 合 省 令 施 行 後 3カ 月 以 内 に 追 加 供 託 省 令 改 正 減 った 場 合 直 ちに 取 り 戻 しができる 例 省 令 改 正 での 供 託 金 増 加 省 令 施 行 4/1 3カ 月 以 内 7/1 追 加 供 託 35

IV 営 業 保 証 金 ❸ 変 更 登 録 による 場 合 変 更 登 録 増 えた 場 合 ( 第 2 種 から 第 1 種 に 業 務 範 囲 が 変 わる) 1,100 万 円 から7,000 万 円 の 差 額 5,900 万 円 を 追 加 供 託 減 った 場 合 直 ちに 取 り 戻 しはできず 6カ 月 を 下 らない 期 間 の 公 告 が 必 要 になる 例 増 えた 場 合 ( 第 2 種 から 第 1 種 に 業 務 範 囲 が 変 わる= 変 更 登 録 ) 1,100 万 円 から7,000 万 円 の 差 額 5,900 万 円 を 追 加 供 託 第 2 種 旅 行 業 から 追 加 供 託 5,900 万 円 第 1 種 旅 行 業 としての 業 務 を 開 始 するまでに 営 業 保 証 金 の 取 り 戻 し 2 ❶ 直 ち ❷ 6カ 月 公 告 6 1 2 営 業 保 証 金 の 還 付 ❶ 還 付 を 受 ける 権 利 があるのは 旅 行 者 のみです ❷ サービス 提 供 者 は 還 付 を 受 ける 権 利 を 有 しません 旅 行 者 保 護 が 目 的 ❸ 還 付 を 受 けるには 登 録 行 政 庁 に 申 し 立 てなければなりません 36

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 還 付 があった 場 合 の 不 足 額 の 供 託 旅 行 業 者 が 供 託 していた 営 業 保 証 金 が 旅 行 者 への 還 付 により 不 足 になった この 場 合 登 録 行 政 庁 から( 供 託 するよう) 通 知 を 受 けた 日 から 14 日 以 内 に 供 託 しなければなりません つまり 旅 行 業 者 には 不 足 となった 営 業 保 証 金 を 追 加 供 託 する 義 務 があります 通 知 登 録 行 政 庁 供 託 所 ❹ 14 日 以 内 に 追 加 供 託 し 登 録 行 政 庁 に 届 出 ❸ 還 付 通 知 ❷ 還 付 旅 行 業 者 ❶ 債 務 不 履 行 旅 行 者 損 害 ❹の 届 出 がない 場 合 旅 行 業 者 の 登 録 は 失 効 します 37

IV 営 業 保 証 金 本 試 験 の 出 題 例 問 営 業 保 証 金 に 関 する 次 のア~エの 記 述 から 正 しいものをすべて 選 んでいるもの はどれか ア 旅 行 業 者 は 毎 事 業 年 度 終 了 後 において その 供 託 している 営 業 保 証 金 の 額 が 規 定 する 額 に 不 足 することになるときは その 不 足 額 を 毎 事 業 年 度 終 了 の 日 の 翌 日 から100 日 以 内 に 追 加 して 供 託 し その 旨 を 登 録 行 政 庁 に 届 け 出 な ければならない イ 旅 行 業 者 は 営 業 保 証 金 を 供 託 し 供 託 所 から 供 託 物 受 け 入 れの 記 載 のある 供 託 書 を 受 領 すれば 直 ちに その 事 業 を 開 始 することができる ウ 営 業 保 証 金 の 額 は 前 事 業 年 度 に 旅 行 業 者 の 収 受 した 旅 行 業 務 の 取 扱 いの 料 金 の 額 によって 決 定 する エ 旅 行 業 者 と 旅 行 業 務 に 関 し 取 引 をした 者 のうち その 取 引 によって 生 じた 債 権 に 関 し 当 該 旅 行 業 者 が 供 託 している 営 業 保 証 金 について その 債 権 の 弁 済 を 受 ける 権 利 を 有 する 者 は 旅 行 者 に 限 定 される a.ア イ b.ア ウ エ c.ア エ d.イ ウ 正 解 38

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 39

V 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 制 度 A ゾーン 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 とは 旅 行 業 者 及 び 旅 行 業 者 代 理 業 者 に 営 業 所 ごとに 必 ず1 名 以 上 選 任 され 一 定 の 業 務 について 管 理 監 督 する 立 場 にある 者 をいいます 旅 行 業 者 は 旅 行 業 務 を 適 正 に 運 営 しなければならず 特 に 旅 行 者 と の 契 約 は 公 正 でなければなりません 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 は これを 旅 行 業 者 が 確 実 に 実 施 できるように 責 任 を 持 つ 者 です 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 選 任 ❶ 必 ず1 名 以 上 営 業 所 の 従 業 員 が1 名 である 場 合 は 必 ずその 者 が 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 でなければなりません ❷ 兼 任 は 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 は 他 の 営 業 所 の 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 を 兼 任 することはできません ❸ 欠 けた 場 合 は 営 業 所 において 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 が 欠 けることとなった 時 は 旅 行 業 務 に 関 する 契 約 を 締 結 してはなりません( 全 ての 旅 行 業 務 を 全 く 行 う 事 ができなくなるわけではありません) ❹ 選 任 される 管 理 者 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 は その 営 業 所 の 取 扱 う 業 務 により 国 内 管 理 者 又 は 総 合 管 理 者 が 選 任 されます 本 邦 内 ( 国 内 )の 業 務 のみ 取 扱 う 営 業 所 国 内 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 又 は 総 合 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 本 邦 外 本 邦 内 ( 海 外 国 内 )の 業 務 を 取 扱 う 営 業 所 総 合 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 40

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 注 意 1 国 内 のみ 総 合 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 国 内 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 3. 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 になるための 資 格 ❶ 登 録 の 拒 否 事 由 (❶~❺)に 該 当 していない 者 p. 23 ❷ 営 業 所 ごとの 業 務 範 囲 に 基 づく 管 理 者 試 験 に 合 格 した 者 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 知 識 の 向 上 旅 行 業 者 等 は 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 について 旅 行 業 協 会 が 実 施 する 研 修 を 受 けさせる こと 等 により 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 職 務 に 関 し 必 要 な 知 識 及 び 能 力 の 向 上 を 図 るよう 努 めなければなりません 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 職 務 ( 管 理 監 督 すべき 職 務 ) ❶ 旅 行 に 関 する 計 画 の 作 成 に 関 する 事 項 ❷ 法 第 12 条 の 規 定 による 料 金 の 掲 示 に 関 する 事 項 ❸ 法 第 12 条 の2 第 3 項 の 規 定 による 旅 行 業 約 款 の 掲 示 及 び 備 え 置 きに 関 する 事 項 ❹ 法 第 12 条 の4の 規 定 による 取 引 条 件 の 説 明 に 関 する 事 項 ❺ 法 第 12 条 の5の 規 定 による 書 面 の 交 付 に 関 する 事 項 ❻ 法 第 12 条 の7 及 び 法 第 12 条 の8の 規 定 による 広 告 に 関 する 事 項 ❼ 法 第 12 条 の10の 規 定 による 企 画 旅 行 の 円 滑 な 実 施 のための 措 置 に 関 する 事 項 ❽ 旅 行 に 関 する 苦 情 の 処 理 に 関 する 事 項 ❾ 契 約 締 結 の 年 月 日 契 約 の 相 手 方 その 他 の 旅 行 者 又 は 旅 行 に 関 するサービスを 提 供 する 者 と 締 結 した 契 約 の 内 容 に 係 る 重 要 な 事 項 についての 明 確 な 記 録 又 は 関 係 書 類 の 保 管 に 関 する 事 項 ❿ 前 各 号 に 掲 げるもののほか 取 引 の 公 正 旅 行 の 安 全 及 び 旅 行 者 の 利 便 を 確 保 する ため 必 要 な 事 項 として 観 光 庁 長 官 が 定 める 事 項 41

V 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 証 の 提 示 旅 行 業 者 等 は 国 土 交 通 省 令 で 定 める 様 式 の 証 明 書 ( 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 証 )を 作 成 し ます しかし 管 理 者 は 常 に 提 示 する 必 要 はなく 旅 行 者 から 請 求 があった 場 合 に 提 示 します xx xx xx xx xx 42

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 本 試 験 の 出 題 例 問 1 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 職 務 に 関 する 記 述 のうち 管 理 及 び 監 督 しなければなら ない 事 務 として 定 められていないものはどれか a. 企 画 旅 行 の 円 滑 な 実 施 のための 措 置 に 関 する 事 項 b. 旅 行 業 務 の 取 扱 いの 料 金 の 掲 示 に 関 する 事 項 c. 旅 行 に 関 する 個 人 情 報 の 利 用 に 関 する 事 項 d. 旅 行 に 関 する 苦 情 の 処 理 に 関 する 事 項 正 解 問 2 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 選 任 に 関 する 次 の 記 述 のうち 誤 っているものはどれか a. 旅 行 業 者 等 は その 営 業 所 の 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 として 選 任 した 者 のすべ てが 法 第 6 条 第 1 項 第 1 号 から 第 5 号 までのいずれかに 該 当 することに なったときは 新 たに 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 を 選 任 するまでの 間 は その 営 業 所 において 旅 行 業 務 に 関 し 旅 行 者 と 契 約 を 締 結 してはならない b. 本 邦 内 の 旅 行 のみについて 旅 行 業 務 を 取 り 扱 う 営 業 所 にあっては 国 内 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 試 験 に 合 格 し 法 第 6 条 第 1 項 第 1 号 から 第 5 号 までの いずれにも 該 当 しない 者 を 選 任 することができる c. 旅 行 業 者 代 理 業 者 の 営 業 所 において 選 任 される 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 は そ の 所 属 旅 行 業 者 の 営 業 所 の 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 が 兼 務 することができる d. 旅 行 業 者 等 は 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 について 旅 行 業 協 会 が 実 施 する 研 修 を 受 けさせること 等 により 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 職 務 に 関 し 必 要 な 知 識 及 び 能 力 の 向 上 を 図 るよう 努 めなければならない 正 解 43

VI 旅 行 業 務 取 扱 料 金 旅 行 業 約 款 旅 行 業 者 が 定 める 料 金 と 規 則 A ゾーン 旅 行 業 法 12 条 以 下 では 旅 行 業 務 取 扱 管 理 者 の 管 理 監 督 する 職 務 が 列 挙 されてい ます その 中 でも 旅 行 業 務 取 扱 料 金 と 旅 行 業 約 款 は 旅 行 業 者 が 独 自 に 定 めることができ 旅 行 者 に 示 す 必 要 がある 点 で 共 通 しています これらの 取 扱 いの 方 法 を 比 較 して 整 理 しておく 必 要 があります 旅 行 業 務 取 扱 料 金 旅 行 業 務 取 扱 料 金 とは 旅 行 業 者 が 旅 行 者 から 収 受 する 手 数 料 ( 報 酬 )をいいます 例 宿 泊 予 約 をした 場 合 の 手 配 料 金 契 約 変 更 解 除 による 変 更 取 消 手 続 料 金 旅 券 の 申 請 等 渡 航 手 続 代 行 料 金 旅 行 に 関 する 相 談 相 談 料 金 旅 行 業 務 取 扱 料 金 の 取 扱 上 の 重 要 点 ❶ 旅 行 業 務 取 扱 料 金 は 事 業 の 開 始 前 に 定 め 営 業 所 に 必 ず 掲 示 ❷ 届 出 事 項 認 可 事 項 ではなく 国 土 交 通 省 令 の 基 準 に 従 い 定 めればよいです ❸ 代 理 業 者 は 自 ら 定 めることができません 所 属 旅 行 業 者 のものを 使 用 します 旅 行 業 務 取 扱 料 金 の 基 準 契 約 の 種 類 内 容 に 応 じ 定 率 定 額 その 他 の 方 法 で 旅 行 者 にとって 明 確 であればよいです 44

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 定 率 定 額 10 100 旅 行 業 務 取 扱 料 金 海 外 旅 行 の 例 手 配 料 金 企 画 料 金 運 送 機 関 と 宿 泊 機 関 等 の 手 配 が 複 合 した 場 合 内 容 料 金 8 人 以 上 の 団 体 手 配 旅 行 の 場 合 運 送 機 関, 宿 泊 機 関 の 手 配 個 人 ( 上 記 以 外 の 場 合 ) 旅 行 費 用 総 額 の15% 一 件 につき5,000 円 一 件 につき3,000 円 8 人 以 上 の 団 体 手 配 旅 行 の 場 合 旅 行 費 用 総 額 の3% 個 人 ( 上 記 以 外 の 場 合 ) 添 乗 員 サービス 料 金 ( 宿 泊, 交 通 費 などの 旅 行 実 費 を 除 く ) 変 更 手 続 料 金 取 消 手 続 料 金 連 絡 通 信 費 運 送 機 関 と 宿 泊 機 関 等 と の 手 配 が 複 合 した 手 配 旅 行 の 場 合 8 人 以 上 の 団 体 手 配 旅 行 の 場 合 個 人 ( 上 記 以 外 の 場 合 ) 乗 車 船 券 の 切 り 替 え, 再 発 行 運 送 機 関 と 宿 泊 機 関 との 手 配 が 複 合 した 場 合 宿 泊 手 配 の 変 更 8 人 以 上 の 団 体 手 配 旅 行 の 場 合 未 使 用 乗 車 船 券 の 清 算 手 配 宿 泊 手 配 の 取 消 し 個 人 ( 上 記 以 外 の 場 合 ) お 客 様 の 依 頼 により 緊 急 に 現 地 手 配 等 の 為 の 通 信 連 絡 を 行 った 場 合 一 件 につき4,000 円 一 人 一 日 20,000 円 変 更 にかかる 部 分 の 変 更 前 の 旅 行 代 金 の10% 一 件 につき5,000 円 一 件 につき1,000 円 一 件 につき1,000 円 取 消 しに 係 る 部 分 の 旅 行 代 金 の10% 一 件 につき5,000 円 一 件 につき1,000 円 一 件 につき1,000 円 一 件 につき1,000 円 ( 電 話 料 電 報 料 は 別 ) 45

VI 旅 行 業 務 取 扱 料 金 旅 行 業 約 款 旅 行 業 約 款 旅 行 業 約 款 とは 旅 行 者 と 旅 行 業 者 との 契 約 条 項 をいいます 旅 行 業 約 款 の 取 扱 上 の 重 要 点 ❶ 約 款 は 掲 示 又 は 備 え 置 き ❷ 登 録 行 政 庁 の 認 可 事 項 ❸ 代 理 業 者 は 自 ら 定 めることができません 所 属 旅 行 業 者 のものを 使 用 します 認 可 と 軽 微 な 変 更 自 社 で 作 成 した 旅 行 業 約 款 は 登 録 行 政 庁 の 認 可 を 受 けなければなりません 認 可 を 受 けたものを 変 更 する 場 合 も 同 様 です ただし 以 下 のもの( 軽 微 な 変 更 )は 変 更 があっても 認 可 を 受 けなおす 必 要 がありません 保 証 社 員 の 場 合 旅 行 業 協 会 及 び 名 称 所 在 地 弁 済 業 務 保 証 金 からの 弁 済 限 度 額 保 証 社 員 でない 場 合 供 託 所 の 名 称 所 在 地 登 録 行 政 庁 の 認 可 基 準 旅 行 者 の 正 当 な 利 益 を 害 するおそれのないもの 取 引 にかかる 金 銭 の 収 受 及 び 払 戻 しに 関 する 事 項 旅 行 業 者 の 責 任 に 関 する 事 項 が 定 められていること 46

1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 標 準 旅 行 業 約 款 各 業 者 が 自 ら 作 成 し 登 録 行 政 庁 が 内 容 を 審 査 して 認 可 することは お 互 いに 煩 雑 でも あります そこで 国 が 模 範 的 な 約 款 を 作 成 して 各 業 者 がこれを 使 用 すれば 認 可 を 受 けた ものとみなされるという 制 度 も 作 りました それが 標 準 旅 行 業 約 款 の 制 度 です 観 光 庁 長 官 及 び 消 費 者 庁 長 官 が 定 め 公 示 した 約 款 を 自 社 の 約 款 と 定 めた 場 合 その 約 款 は 認 可 を 受 けたものと 見 なされます また 現 に 定 めている 約 款 を 標 準 旅 行 業 約 款 と 同 じものに 変 更 する 場 合 も 同 じく 認 可 不 要 です 47